JP2001012453A - ローラ案内装置 - Google Patents

ローラ案内装置

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JP2001012453A
JP2001012453A JP11375937A JP37593799A JP2001012453A JP 2001012453 A JP2001012453 A JP 2001012453A JP 11375937 A JP11375937 A JP 11375937A JP 37593799 A JP37593799 A JP 37593799A JP 2001012453 A JP2001012453 A JP 2001012453A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】重荷重用に好適なローラを使用し、しかも自動
調芯性を備え、さらに減衰性の高いローラ案内装置を提
供する。 【解決手段】ローラ4を、中央部から左右両端に向かっ
て徐々に小径となる円弧部4b,4bを備えた形状と
し、ローラ転動面5,6の前記ローラ4の左右円弧部4
b,4bと対応する領域は、前記ローラ4の左右円弧部
4b,4bよりもやや大きい曲率半径を有し前記ローラ
4の左右円弧部4b,4bが接触して差動すべりを生じ
させる円弧面5b,5b;6a,6bとなっていること
を特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は工作機械等の各種
産業機械の直線案内部等に用いられるローラ案内装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年の工作機械においては高速化が進ん
だ結果、摺動抵抗が小さいと切削時の振動等が大きくな
って加工精度に悪影響を与えるという問題が生じてい
る。この対策として、ボールを用いた転がり案内装置の
場合には、接触部の中央と周辺部でのボール径の差に起
因する差動すべりを積極的に利用して減衰性を高めるこ
とがなされている(たとえば特開平7−35136号公
報参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ボール
の場合には、重切削や大型機械等に適用しようとする
と、負荷容量が不足がちとなる。一方、ボールに代えて
ローラを用いることも考えられるが、円筒ローラでは負
荷容量の増大は見込めるものの、ボールのような自動調
芯性が無く、また、ボールのように差動すべりが無いた
めに、減衰性が期待できない。
【0004】本発明は上記した従来技術の問題を解決す
るためになされたもので、その目的とするところは、ボ
ールに比べて高剛性のローラを使用し、しかも自動調芯
性、さらに減衰性も兼ね備えたローラ案内装置を提供す
ることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に係る発明は、ローラ転動面が形成された
長尺状の軌道レールと、該軌道レールのローラ転動面と
対応する位置にローラ転動面が形成された移動体と、前
記軌道レールと移動体との対応するローラ転動面間に転
動自在に介装される多数のローラと、を備え、該ローラ
を、中央部から左右両端に向かって徐々に小径となる円
弧部を備えた形状とし、前記ローラ転動面の前記ローラ
の左右円弧部と対応する領域は、前記ローラの左右円弧
部よりもやや大きい曲率半径を有し前記ローラの左右円
弧部が接触して差動すべりを生じさせる円弧面となって
いることを特徴とする。
【0006】請求項2に係る発明は、前記ローラの中央
部は円筒形状の中央円筒部によって構成されていること
を特徴とする。
【0007】請求項3に係る発明は、ローラ転動面の前
記ローラの中央円筒部に対応する領域が、前記左右円弧
面に連続する円弧面によって構成されていることを特徴
とする。
【0008】請求項4に係る発明は、ローラ転動面の前
記ローラの中央円筒部に対応する領域が平坦な直線部と
なっていることを特徴とする。
【0009】請求項5に係る発明は、前記ローラの中央
部は円弧形状の中央円弧部によって構成されていること
を特徴とする。
【0010】請求項6に係る発明は、前記ローラ転動面
の前記ローラの中央円弧部に対応する領域が、中央円弧
部よりもやや大きい曲率半径を有する中央円弧面となっ
ていることを特徴とする。
【0011】請求項7に係る発明は、前記ローラ転動面
の前記ローラの中央円弧部に対応する領域が、中央円弧
部とほぼ同一の曲率半径を有する中央円弧面となってい
ることを特徴とする。
【0012】請求項8に係る発明は、前記ローラ転動面
は前記左右円弧面のみによって構成され、前記ローラの
左右円弧部がローラ転動面の左右円弧面に4点接触する
構成となっていることを特徴とする。
【0013】請求項9に係る発明は、上記した上面側お
よび側面側の各ローラはローラ連結体によって保持連結
されていることを特徴とする。
【0014】
【発明の実施の形態】以下に、本発明を図示の実施の形
態に基づいて詳細に説明する。図1乃至図6には、本発
明の実施の形態1に係るローラ案内装置が示されてい
る。図において、1はローラ案内装置全体を示すもの
で、このローラ案内装置1は、ローラ転動面5が形成さ
れた長尺状の軌道レール2と、この軌道レール2のロー
ラ転動面5と対応する位置にローラ転動面6が形成され
た移動体3と、軌道レール2と移動体3との対応するロ
ーラ転動面5,6間に転動自在に介装される多数のロー
ラ4と、を備えている。各ローラ4はローラ連結体20
によって保持連結されている。
【0015】このローラ連結体20は、図3に示すよう
に、ローラ4が保持される収納穴24がスペーサ部25
を介して所定ピッチで設けられた帯状のベルト本体26
と、このベルト本体26の各収納穴24の幅方向端縁に
設けられる端面保持板27と、から構成されている。ま
た、収納穴24の穴縁にローラ4の外周に係合してロー
ラ4の外周面を保持する係合片を設けてもよい。端面保
持板27は各ローラ4のローラ端面に接触して各ローラ
4の軸を移動体3の移動方向に対して直交する方向に安
定して保持するもので、その中央にはローラ4の端面に
設けられたセンタ穴4aに回転摺動自在に係合する係合
凸部28が設けられている。この端面保持板27はロー
ラ軌道溝6の内側壁に案内される。センタ穴4aは断面
三角形状の円錐穴等によって構成される。
【0016】軌道レール2の上面は平面構成で、中央部
を隔てて左右に2条のローラ転動面5,5が設けられて
いる。また、左右の側面には上端付近から下方に向かっ
て軌道レール2の中心側に鋭角的に傾斜する傾斜面9が
設けられ、この傾斜面9にそれぞれ1条ずつ上記樽形ロ
ーラ転動面5が設けられている。軌道レール2には上下
に貫通するボルト孔が設けられている。
【0017】移動体3は、ブロック本体部7とこのブロ
ック本体部7の左右両端部から下方に突出する左右脚部
8とによって形成されるブロック体10と、このブロッ
ク体10の軸方向両端に取り付けられる一対の側蓋11
とから構成されている。ブロック本体部7と左右脚部8
にはそれぞれローラ転動面6と平行に延びるボール戻し
通路12が設けられ、ローラ転動面6とボール戻し通路
12の両端部が側蓋11に設けられたU字形状の方向転
換路13を介して接続されて樽形ローラ4の循環路が構
成されている。荷重を負荷するローラ転動面6は金属面
によって構成されているが、それ以外の部分が樹脂によ
って成形され、金属ブロックと一体成形されている。こ
のローラ転動面6は、断面矩形状の軌道溝の底面に形成
され、その内側壁が端面保持板27を介して樽形ローラ
4の端面を案内する案内壁となっている。
【0018】ここで、上記軌道レール2の上面側のロー
ラ4の接触角α1は90度、側面側の樽形ローラ4の接
触角α2が略30度に設定されている。この接触角は荷
重条件に応じて適宜選択することができる。たとえば、
図8に示す例は、上面側のローラ4の接触角α3を45
度、側面側の樽形ローラ4の接触角α4も45度に設定
した例である。ここで、接触角α1〜α4は、樽形ロー
ラ4の中心軸Oと直交する線である接触角線L1〜L4
と水平軸Hとのなす角である。
【0019】ローラ4は、図6(A)に示すように、円
筒形状の中央円筒部4aから左右両端に向かって徐々に
小径となる円弧部4b,4bを備えた形状となってい
る。ローラ転動面5,6はローラ4の左右円弧部4b,
4bよりもやや大きい曲率半径の単一円弧形状で、ロー
ラ4の左右円弧部4b,4bと対応する領域は、ローラ
4の左右円弧部4b,4bよりもやや大きい曲率半径を
有し左右円弧部4b,4bが接触して差動すべりを生じ
させる凹状の円弧面5b,5b;6b,6bとなってい
る。この実施例では、ローラ転動面5,6の前記ローラ
4の中央円筒部4aと対応する領域が前記左右円弧面5
b,5b;6b,6bと連続する中央円弧面5a,6a
となっている。したがって、軽荷重時にはローラ4の中
央円筒部4aの両端部がローラ転動面5,6に2点接触
し、中央円筒部4aと対応する中央円弧面5a,6aと
の間には少し隙間がある。ローラ4の左右円弧部4b,
4bは、心が異なる同一の曲率半径の円弧か、またはロ
ーラ転動面5,6の曲率半径よりもやや小さい同心の円
弧によって構成される。
【0020】この実施の形態によれば、ボールに比較し
てローラ転動面との接触面積が大きくなり、荷重を支持
する負荷容量が大きくなる。また、軽荷重作用時にはロ
ーラ4の中央円筒部4aの両端部がローラ転動面5,6
にそれぞれ2点接触して軽快に転動移行し、切削時等の
重荷重作用時にはローラ4の左右円弧部4b,4bがロ
ーラ転動面5,6の左右円弧面5b,5b;6b,6b
に接触して差動すべりが生じ減衰性が高まる。ローラ4
のすべり摩擦力は、対応する樽形ローラ転動面5,6の
接触面圧に比例するが、ローラ4の左右円弧部4b,4
bはその両端においても面圧が高くすべり摩擦抵抗が大
きい。
【0021】また、ローラ4の中央円筒部4aは作りや
すく、測定も楽である。すなわち、移動体3上面の高さ
を所定の寸法公差の範囲に設定する場合、一般には軌道
レール2を基準にし、移動体3およびローラ4を実際に
測定して等級をつけ、これらを組み合わせて所定の寸法
精度の高さに設定している。ローラ4の中央部が円弧状
の場合には、その外径を正確に測定することが困難であ
るが、この実施例のように中央円筒部4aを形成してお
けば測定が簡単にできる。また、循環路形成位置のず
れ、移動体3の軌道レール2への取り付け面の平行度の
誤差、大荷重や熱変形によるねじれや変形が生じても、
ローラ4の左右円弧部4b,4bと円弧状のローラ転動
面5,6間の自動調整作用に基づき、ローラ4が片当た
りすることなく、ローラ転動面5,6に対してバランス
よく接触し円滑に転動する。
【0022】上記したローラ転動面5,6の左右円弧面
5b,5b;6b,6bの曲率半径Rは、ローラ4の左
右円弧部4b,4bの曲率半径をR0としたとき、R≧
R0×1.02程度に設定することが好ましい。逆に、
ローラ転動面5,6の左右円弧面5b,5b;6b,6
bの曲率半径Rを基準にすると、樽形ローラ4の曲率半
径R0はローラ転動面5,6の曲率半径Rのほぼ0.9
5〜0.99の範囲に設定することが好ましい。
【0023】次に本発明の他の実施の形態について説明
する。以下の説明では、実施の形態1と異なる点のみに
ついて説明するものとし、同一の構成部分については同
一の符号を付してその説明は省略する。図6(B)は実
施の形態2に係る樽形ローラの接触構造を示している。
この例では、ローラ転動面5,6の前記ローラ4の中央
円筒部4aに対応する領域が、平坦な中央直線部5c,
6cとなっている。この実施の形態によれば、ローラ転
動面5,6の直線部5c,6cにローラ4の中央円筒部
4aが線接触するので、接触面積が大きく荷重負荷容量
が大きい。そして、軽荷重作用時にはローラ4の中央円
筒部4aがローラ転動面5,6の中央直線部5c,6c
に接触して軽快に転動移行し、切削時等の重荷重作用時
にはローラ4の左右円弧部4b,4bがローラ転動面
5,6の左右円弧部5b,5b;6b,6bに接触し差
動すべりが作用して減衰性が高まる。
【0024】図6(C)は本発明の実施の形態3に係る
ローラの接触構造を示している。この例では、ローラ4
の中央部が左右の円弧部4b,4bに連続する円弧状に
成形された樽形状となっており、ローラ転動面5,6の
中央部も左右円弧面5b,5b;6b、6bと連続する
単一の円弧形状となっている。この実施の形態3の場
合、軽荷重の接触点はローラ転動面5,6の左右の円弧
面の底部であり、高荷重を受けると、接触面はローラ転
動面5,6中央円弧部から左右円弧面5b,5b;6
b,6bに広がり、差動すべりが生じて減衰性が高ま
る。
【0025】図6(D)は本発明の実施の形態4に係る
樽形ローラの接触構造を示している。この例では、ロー
ラ4の中央部は円弧状の中央円弧部であり、ローラ転動
面の前記中央円弧部に対応する領域が、左右の円弧面よ
り曲率半径が小さくローラの中央円弧部とほぼ同一の曲
率半径を有する中央円弧面となっている。このようにす
れば、図6(C)と異なり作用荷重が小さいときでも中
央円弧部4cが全面接触しているので僅かに差動すべり
が発生し、小さい荷重でも減衰効果がある。したがっ
て、作用荷重が小さい場合でも適度の減衰性が必要な場
合に有効である。たとえば、工作機械において、振動を
限りなく小さくしたい場合に有効である。また、作用荷
重が大きいときには、左右円弧部4b,4bも全面接触
となって差動すべりが大きくなり、その結果、大きな減
衰特性が得られる。
【0026】図7は、本発明の実施の形態5に係るロー
ラの接触構造が示されている。 この実施の形態では、
ローラ4の左右円弧部4b,4bがローラ転動面5,6
の左右円弧面5b,5b;6b,6bに4点接触する構
成となっている。この実施の形態では、ローラ転動面
5,6が曲率中心の異なる2つの円弧面5b,5b;6
b,6bによって構成され、前記ローラ4の左右円弧部
4b,4bの曲率半径を、前記ローラ転動面5,6の左
右2つの円弧面5b,5b;6b,6bの曲率よりも僅
かに大きく設定したものである。
【0027】この実施の形態でも、ローラ転動面5,6
の左右各円弧面5b,5b;6b,6bの曲率半径R
は、樽形ローラ4の左右円弧部4b,4bの曲率半径を
R0としたとき、R≧R0×1.02程度に設定するこ
とが好ましい。また、ローラ転動面5,6の左右各円弧
面5b,6bの曲率半径Rを基準にすると、ローラ4の
左右円弧部4b,4bの曲率半径R0はローラ転動面
5,6の左右円弧面5b,5b;6b,6bの曲率半径
Rのほぼ0.95〜0.99の範囲に設定することが好
ましい。ローラ4の各ローラ転動面5,6との接触部
は、中央部を隔てて左右の円弧部4b,4bの2カ所に
あるので、負荷容量は1カ所の接触部に比べて大きい。
また、軽荷重の接触点は樽形ローラ転動面5,6の左右
円弧面5b,5b;6b,6bのそれぞれ中央部であ
り、高荷重を受けると、接触面はローラ転動面5,6の
2つの円弧面5b,5b;6b,6bの各中央部から左
右に広がるので、負荷能力が増大すると共に、差動すべ
りにより減衰性が高まる。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に係る発
明によれば、転動体として樽形ローラを使用したのでボ
ールに比較して接触長さが長くなることにより、荷重を
支持する負荷容量が大きくなると共に、調心性をも合わ
せもつ。また、転動時に樽形ローラの左右円弧部がロー
ラ転動面の左右円弧面に接触して差動すべりが生じ、そ
のすべり摩擦抵抗によって減衰性が高まる。
【0029】また、請求項2に係る発明によれば、ロー
ラの中央部を円筒形状としたことにより、作りやすく、
また、測定も楽にできる。さらに、軽荷重作用時には中
央円筒部が接触しているので、差動すべりが生じること
なく軽快に移動し、切削時等の重荷重作用時にローラの
左右円弧部がローラ転動面の左右円弧面に接触し、差動
すべりが生じて減衰性が高まる。
【0030】特に、請求項3に記載のように、ローラ転
動面の前記中央円筒部が接触する部分を平坦な直線部と
しておけば、接触面積が大きく荷重負荷容量が増大す
る。
【0031】一方、請求項4に記載のように、ローラ転
動面の前記中央円筒部に対応する領域を円弧状の中央円
弧面としておけば、軽荷重作用時にローラの中央円筒部
の左右両端部が点接触状態となり、ローラがより一層軽
快に移動する。
【0032】また、請求項5に記載のように、ローラの
中央部を中央円弧部としておけば調心性が高められる。
【0033】特に、請求項6に記載のように、ローラ転
動面のローラの中央円弧部に対応する領域を中央円弧部
よりやや大きい曲率半径を有する中央円弧面としておけ
ば、より調心性を高めることができる。
【0034】また、請求項7に記載のように、ローラ転
動面の前記ローラの中央円弧部に対応する領域を中央円
弧部とほぼ同一の曲率半径を有する中央円弧面としてお
けば負荷容量が増大すると共に、減衰効果を高めること
ができる。
【0035】さらに、請求項8に記載のように、ローラ
転動面が前記左右円弧面のみによって構成され、ローラ
の左右円弧部がローラ転動面の左右円弧面に4点接触す
る構成となっていれば、ローラの各ローラ転動面との接
触部は、中央部を隔てて左右円弧面の2カ所にあるの
で、負荷容量は1カ所の接触部に比べて大きくなる。ま
た、軽荷重の接触点はローラ転動面の左右円弧面の底部
であり、高荷重を受けると、接触面はローラ転動面の2
つの円弧の各底部から左右に広がるので、負荷能力が増
大する。
【0036】請求項9に係る発明は、軌道レールの上面
側および側面側の各樽形ローラはローラ連結体によって
保持連結されていることにより、転動時にローラの中心
軸を移動レールの移動方向に対して直交する方向に正確
に案内することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1(A)はこの発明の実施の形態1に係る
ローラ案内装置の正面縦断面図、同図(B)は同図
(A)の軌道レール上面側の樽形ローラ列における循環
路の断面図である。
【図2】 図2(A)は図1の装置の概略斜視図、同図
(B)は同図(A)の装置の平面図、同図(C)は同図
(A)の装置の側面図である。
【図3】 図3(A)は図1の装置に組み込まれるロー
ラ連結体の側面図、同図(B)はローラの一部破断上面
図、同図(C)は同図(A)のローラのローラ連結体と
の係合状態を示す説明図、同図(D)は同図(A)の端
末部を示す図である。
【図4】 図4は図1の装置の移動体のブロックを示す
もので、同図(A)は上面図、同図(B)は正面図、同
図(C)は同図(B)のC−C線断面図である。
【図5】 図5は図1の装置の側蓋を示すもので、同図
(A)は裏面図、同図(B)は同図(A)のB−B線断
面図、同図(C)は同図(A)のC−C線断面図、同図
(D)は正面図、同図(E)は同図(D)の一部破断側
面図である。
【図6】 図6(A)は図1の装置のローラとローラ転
動面との接触状態を示す断面図、同図(B)は本発明の
実施の形態2に係るローラの接触状態を示す断面図、同
図(C)は本発明の実施の形態3に係るローラの接触状
態を示す断面図、同図(D)は本発明の実施の形態4に
係るローラの接触状態を示す断面図、同図である。
【図7】 図7は本発明の実施の形態5に係るローラの
接触状態を示す断面図である。
【図8】 図8は図1の装置のローラの接触角の変形例
を示す図である。
【符号の説明】
1 ローラ案内装置 2 軌道レール 3 移動体 4 ローラ 4a 中央円筒部 4b 円弧部 4c 中央円弧部 5 ローラ転動面 6 ローラ転動面 5a,6a 中央直線部 5b,6b 円弧面 7 ブロック本体部 8 脚部 9 傾斜面 10 ブロック体 11 側蓋 12 ボール戻し通路 13 方向転換路 20 ローラ連結体

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】上面と左右側面にローラ転動面が形成され
    た長尺状の軌道レールと、 該軌道レールの上面と対向するブロック本体部と、該ブ
    ロック本体部の幅方向両端部から下方に突出する左右一
    対の脚部と、を備え、上記軌道レールのローラ転動面と
    対応する位置にローラ転動面が形成された移動体と、 前記軌道レールと移動体との対応するローラ転動面間に
    転動自在に介装される多数のローラと、を備え、 該ローラを、中央部から左右両端に向かって徐々に小径
    となる円弧部を備えた形状とし、 前記ローラ転動面の前記ローラの左右円弧部と対応する
    領域は、前記ローラの左右円弧部よりもやや大きい曲率
    半径を有し前記ローラの左右円弧部が接触して差動すべ
    りを生じさせる円弧面となっていることを特徴とするロ
    ーラ案内装置。
  2. 【請求項2】前記ローラの中央部は円筒形状の中央円筒
    部によって構成されていることを特徴とする請求項1に
    記載のローラ案内装置。
  3. 【請求項3】ローラ転動面の前記ローラの中央円筒部に
    対応する領域が、前記左右円弧面に連続する円弧面によ
    って構成されている請求項2に記載の直線ローラ案内装
    置。
  4. 【請求項4】ローラ転動面の前記ローラの中央円筒部に
    対応する領域が平坦な直線部となっていることを特徴と
    する請求項2に記載の直線ローラ案内装置。
  5. 【請求項5】前記ローラの中央部は円弧形状の中央円弧
    部によって構成されていることを特徴とする請求項1に
    記載のローラ案内装置。
  6. 【請求項6】前記ローラ転動面の前記ローラの中央円弧
    部に対応する領域が、中央円弧部よりもやや大きい曲率
    半径を有する中央円弧面となっていることを特徴とする
    請求項5に記載の直線ローラ案内装置。
  7. 【請求項7】前記ローラ転動面の前記ローラの中央円弧
    部に対応する領域が、中央円弧部とほぼ同一の曲率半径
    を有する中央円弧面となっていることを特徴とする請求
    項5に記載の直線ローラ案内装置。
  8. 【請求項8】前記ローラ転動面は前記左右円弧面のみに
    よって構成され、前記ローラの左右円弧部がローラ転動
    面の左右円弧面に4点接触する構成となっていることを
    特徴とする請求項1に記載の直線ローラ案内装置。
  9. 【請求項9】軌道レールの上面側および側面側の各ロー
    ラはローラ連結体によって保持連結されていることを特
    徴とする請求項1乃至7のいずれかの項に記載の直線ロ
    ーラ案内装置。
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