JP3750205B2 - リフタースイッチ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両における荷箱に設けられてその荷箱に荷物を積み卸しするリフターのリフタースイッチに関する。
【0002】
【従来の技術】
車両における荷箱の後壁部をリフターの床面として利用する場合、従来は、その後壁部を昇降させるための上下スイッチが荷箱の側壁部に設けられているので、後壁部の後方回動により形成されたリフター床面上に作業者が荷物を乗せて、リフター床面を昇降させるとき、その荷物がロール状の品物等のように不安定で定置しにくく、常に作業者が両手で荷物を支えていなければならないと、上下スイッチの操作が非常に困難となって、荷物の積み卸しに不便を来すという大きな欠点があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、車両の荷箱に設けたリフターを利用する場合、リフター床面上に乗った作業者の手が荷物の支持等によりふさがっているようなときでも、そのリフター床面を容易に作動させうるリフタースイッチを提供しようとするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するため、本発明にかかるリフタースイッチは、車両用荷箱において、同荷箱に装着された荷物積み卸し用リフターの床面に設けられ、上記リフター床面から上方へ突出した踏面をそなえて、上記踏面を押し下げることにより操作されて上記リフター床面を作動させるように構成され、かつ、ばねにより常時上方へ付勢されて、上記踏面を中間位置まで押し下げることによりオンとなり、さらに押し下げることによりオフとなる、上記リフター床面の上昇用または下降用のものとなっている。
【0005】
すなわち、リフタースイッチがリフター床面に設けられて、その操作踏面がリフター床面から上方へ突出しているため、リフター床面上の作業者はリフタースイッチの操作踏面を足により適宜の強さで踏み込んで、中間位置まで押し下げることにより簡単にリフタースイッチを操作し、リフター床面を上昇または下降させることができるので、作業者はリフタースイッチの操作に必ずしも自己の手を使用する必要がなくなる。
また、作業者はリフタースイッチの操作踏面を足によりさらに強く踏み、もしくは、リフタースイッチの操作踏面から足を離すことによりリフタースイッチがオフとなって、リフター床面はそのときの高さに保持されることとなる。
【0006】
【発明の実施の形態】
以下、図面に示す本発明の実施形態例について説明する。
図1〜図5において、断面角形のガイドレール1が車両用荷箱2の左右側壁部3の後端に沿いそれぞれ配置されると共に、側壁部3の後端からそれぞれ垂下しており、各ガイドレール1の前壁4と中間壁5との間には上下の滑車6が配置され、また、各ガイドレール1の中間壁5と後壁7とにそれぞれ上下に延びる溝8が形成されている。
【0007】
一方、各ガイドレール1の中間壁5と後壁7との間には上下に長いプレート10が挿入されており、プレート10の前後面にそれぞれ上下に延びるリブ11、12が形成されていて、前面リブ11がガイドレール中間壁5の溝8に嵌まり込んで、その溝8により上下にガイドされると同時に、後面リブ12がガイドレール後壁7の溝9に嵌まり込んで、その溝9により上下にガイドされている。
【0008】
また、荷箱2における後壁部13の左右下端がそれぞれピン14により後面リブ12の下端に枢着され、さらに、各前面リブ11の上端にワイヤ15が連結されて、このワイヤ15はそれぞれ上下の滑車6に掛けわたされた後、油圧シリンダ16に連結され、油圧シリンダ16は油圧モータ17により後記のように作動する。
【0009】
ガイドレール1の外側面にはコードリール18が固定されていて、ガイドレール1に沿って後壁部13が上下するに従って、コード19がコードリール18に適宜引き込まれ、あるいは、コードリール18から適宜引き出されて、ガイドレール1が取り付けられている車体側と後壁部13とが常時結線されている。
【0010】
また、図1及び図6に示されているように、荷箱側壁部3の後方側面には、後壁部13の上下スイッチ20と足元メインスイッチ21とが設けられたスイッチ盤35が配置され、さらに、後壁部13がピン14を中心として後方へ回動させられ、図1のように水平となってリフター床面22を形成するとき、リフター床面22の左右にそれぞれ同構造の上昇スイッチ23及び下降スイッチ24が設けられている。
【0011】
図7に示されているように、上昇スイッチ23は作動杆25がばね26により上方へ付勢され、ストッパ27により位置決めされることによって、踏面28がリフター床面22の上面から上方へ突出しており、ばね26の付勢力に抗して踏面28が下方の中間位置にまで押し下げられ、図示しないノックピンもしくはノックボールにより作動杆25が位置決めされると、作動杆25外周面の接点29と他方の接点30とが接続して、それまでオフであった上昇スイッチ23がオンとなり、さらに、踏面28が強く押し下げられると、接点29及び接点30が離れて上昇スイッチ23がオフとなり、ストッパ31によって作動杆25の最下端位置が規制されるようになっている。
【0012】
図8は上記各スイッチ20、21、23、24や油圧モータ17等の電気回路を示しており、上下スイッチ20は上昇接点32及び下降接点33をそなえていて、後記のように作用する。
【0013】
上記装置の作用について説明すると、スイッチ盤35の上下スイッチ20はリフター不使用時には中央の停止位置にあり、上下スイッチ20を手動で上昇側へオン操作すれば、上昇接点32が接続されて油圧モータ17は油圧シリンダ16が収縮する方向に作動し、油圧シリンダ16が収縮すると車両両側のワイヤ15を同時に引き込むので、上下の滑車6に掛けわたされたワイヤ15により、左右のプレート10がそれぞれガイドレール1にガイドされて引き上げられ、従って、プレート10の後面リブ12に枢着された荷箱後壁部13も両プレート10と共に引き上げられることとなる。
【0014】
また、上下スイッチ20を手動で下降側へオン操作すれば、下降接点33が接続されて油圧モータ17は油圧シリンダ16が伸長する方向に作動し、油圧シリンダ16が伸長すると車両両側のワイヤ15を同時に引き出すこととなるので、上下の滑車6に掛けわたされたワイヤ15により、左右のプレート10がそれぞれガイドレール1にガイドされて引き下げられ、従って、荷箱後壁部13も両プレート10と共に引き下げられることとなる。
【0015】
他方、荷箱後壁部13がピン14を中心として後方へ回動させられ、図1のように水平となってリフター床面22を構成しているとき、上下スイッチ20を停止位置にしたまま足元メインスイッチ21をオンとすれば、リフター床面22上の作業者が上昇スイッチ23の踏面28を適宜の強さで踏み、作動杆25を押し下げてその接点29と他方の接点30とを接続させ、上昇スイッチ23をオンとすると、油圧モータ17は油圧シリンダ16が収縮する方向に作動し、上下スイッチ20を上昇側へオン操作したときと同様にして荷箱後壁部13が適宜引き上げられる。
【0016】
また、作業者が上昇スイッチ23の踏面28をさらに強く踏み、もしくは、踏面28から足を離すことにより接点29、30の接続を解けば、上昇スイッチ23がオフとなって油圧シリンダ16の作動が停止するので、リフター床面22をそのときの高さに保持することができる。
【0017】
さらに、作業者が下降スイッチ24の踏面28を適宜の強さで踏み、作動杆25を押し下げてその接点29と他方の接点30とを接続させ、下降スイッチ24をオンとすると、油圧モータ17は油圧シリンダ16が収縮する方向に作動し、上下スイッチ20を下降側へオン操作したときと同様にして荷箱後壁部13が適宜引き下げられ、また、作業者が下降スイッチ24の踏面28をさらに強く踏み、もしくは、踏面28から足を離すことにより接点29、30の接続を解けば、下降スイッチ24がオフとなって油圧シリンダ16の作動が停止するので、リフター床面22をそのときの高さに保持することができる。
【0018】
従って、リフター床面22上の作業者は、自己の足により上昇スイッチ23または下降スイッチ24を適宜操作することによって、リフター床面22を任意にかつ容易に昇降させ、または、適宜の高さに保持させることができるので、リフター床面22上で作業者が荷物から手を放せないような場合であっても、比較的容易にリフター床面22を適宜昇降させることができて、荷箱2に対する荷物の積み卸し作業を楽に行うことができるようになる。
【0019】
また、上昇スイッチ23及び下降スイッチ24をそれぞれ個別に設けたので、各スイッチ23、24の操作が簡単となって、リフター床面22を上昇または下降させる際に誤作動が起こりにくくなり、積み卸し作業の安全性を高めることができる。
【0020】
さらに、上昇スイッチ23及び下降スイッチ24はそれぞれ作動杆25の中間位置でオンとなると共に、作動杆25が強く押し下げられるとオフとなって、2段階の作動構造となっているので、例えば、上昇スイッチ23及び下降スイッチ24のいずれか一方の踏面28上に荷物が乗って、その作動杆25が強く押し下げられるようなことが起こっても、そのスイッチはオフのまま維持されるため、この面からもリフター床面22の誤作動を防止できる長所がある。
【0021】
なお、上記実施形態例では、車両における荷箱の後壁部をリフターの床面として利用しているが、車両における荷箱の側壁部をリフターの床面として利用する場合にも、上記実施形態例と同等の装置を荷箱側壁部に適宜施すことにより、上記実施形態例と同様な作用効果を奏することができるようになるのはいうまでもなく、また、上記各実施形態例における上昇スイッチ及びまたは下降スイッチをリフター床面の適当な個所に複数設けて、油圧モータに対しそれぞれ並列に結線するように構成すれば、それらのスイッチ操作によるリフター床面の昇降制御を一層簡便に行うことができるようになるものである。
【0022】
【発明の効果】
本発明にかかるリフタースイッチにあっては、リフタースイッチがリフター床面に設けられて、その操作踏面がリフター床面から上方へ突出しているため、リフター床面上の作業者はリフタースイッチの操作踏面を足により適宜の強さで踏み込んで、中間位置まで押し下げることにより簡単にリフタースイッチを操作し、リフター床面を作動させることができるので、作業者はリフタースイッチの操作に必ずしも自己の手を使用する必要がなくなって、荷物の積み卸し作業を楽に行うことができるようになる。
また、リフタースイッチの操作踏面がさらに強く押し下げられることによりリフタースイッチはオフとなるため、リフタースイッチの操作踏面に重い荷物が載置されたような場合には、リフタースイッチのオフによりリフター床面はそのときの高さに保持されることとなるので、リフター床面の誤作動を防止できる長所がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態例における概略斜視図。
【図2】上記実施形態例における要部の展開配置図。
【図3】上記実施形態例における要部の分解斜視図。
【図4】図1のIV−IV矢視断面拡大図。
【図5】上記実施形態例における要部の側面拡大図。
【図6】図1のVI部拡大図。
【図7】上記実施形態例の要部縦断面拡大図。
【図8】上記実施形態例の電気回路図。
【符号の説明】
1 ガイドレール
2 荷箱
3 側壁部
6 滑車
10 プレート
13 後壁部
15 ワイヤ
16 油圧シリンダ
17 油圧モータ
19 コード
20 上下スイッチ
21 足元メインスイッチ
22 リフター床面
23 上昇スイッチ
24 下降スイッチ
25 作動杆
28 踏面
29、30 接点
Claims (1)
- 車両用荷箱において、同荷箱に装着された荷物積み卸し用リフターの床面に設けられ、上記リフター床面から上方へ突出した踏面をそなえて、上記踏面を押し下げることにより操作されて上記リフター床面を作動させるように構成され、かつ、ばねにより常時上方へ付勢されて、上記踏面を中間位置まで押し下げることによりオンとなり、さらに押し下げることによりオフとなる、上記リフター床面の上昇用または下降用リフタースイッチ。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP20904296A JP3750205B2 (ja) | 1996-07-19 | 1996-07-19 | リフタースイッチ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP20904296A JP3750205B2 (ja) | 1996-07-19 | 1996-07-19 | リフタースイッチ |
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JPH1035351A JPH1035351A (ja) | 1998-02-10 |
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Family
ID=16566304
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20904296A Expired - Fee Related JP3750205B2 (ja) | 1996-07-19 | 1996-07-19 | リフタースイッチ |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3750205B2 (ja) |
-
1996
- 1996-07-19 JP JP20904296A patent/JP3750205B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JPH1035351A (ja) | 1998-02-10 |
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