JP3747899B2 - インターネットファクシミリ装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、電子メールを利用して画像データを送受信する機能を有したインターネットファクシミリ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、公衆交換電話網(PSTN)上でFAXプロトコルを用い画像データを送受信する従来のファクシミリ装置としての機能に加え、インターネットに接続して画像データを添付した電子メールを送受信する機能を有したインターネットファクシミリ装置が用いられるようになってきている。こうしたインターネットファクシミリ装置では、電子メールを利用して通信を行うことができる分、従来のファクシミリ装置に比べ通信コストを大幅に削減することができる。
【0003】
ところで、インターネットファクシミリ装置で電子メールを利用した画像データの送受信を行う場合には、電子メールを利用可能にするための接続設定を予め行っておく必要がある。例えば、一般家庭においてインターネットファクシミリ装置を用いて電子メールの送受信を行えるようにするには、ISP(インターネットサービスプロバイダ)と契約を結んだ上で、そのISPが提供するサーバを利用して電子メールの送受信を行うための接続設定として、各種サーバ名や電子メールアドレス等の入力操作を行う必要がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、こうした接続設定は、インターネットに関する知識の少ないユーザにとっては非常に分かり難いものであるため、ユーザによっては、インターネットファクシミリ装置を購入したにもかかわらず、接続設定が行えないために従来のファクシミリ装置と同様の機能しか利用できないという問題があった。
【0005】
本発明は、こうした問題に鑑みなされたものであり、電子メールを利用可能にするための接続設定を容易に行うことができるようにすることを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段及び発明の効果】
上記目的を達成するためになされた請求項1に記載のインターネットファクシミリ装置は、用紙上の画像を読み取り、該画像を表す画像データを生成する読取生成手段と、公衆交換電話網を介した画像データの送受信処理に加え、電子メールを利用可能にするための接続設定が行われることで電子メールを利用した画像データの送受信処理も行う送受信手段とを備えている。そして特に、本装置では、設定情報判断手段が、送受信手段により受信された画像データの表す画像が、接続設定に用いられる設定情報(例えば、各種サーバ名や電子メールアドレス等)を示したものであるか否かを判断し、設定手段が、設定情報判断手段により設定情報を示したものであると判断された画像が示す設定情報を用いて接続設定を行う。なお、設定情報を示した画像とは、設定情報の内容を何らかの形(例えば、文字、記号、バーコード、図形等)で表現した画像のことである。そしてさらに、登録手段を設け、この登録手段が、設定情報に含まれる電子メールアドレスを他の装置の電子メールアドレスとして登録する。
【0007】
このような請求項1のインターネットファクシミリ装置によれば、電子メールを利用可能にするための接続設定を容易に行うことができる。そして、他の装置の電子メールアドレスを容易に登録することができる。
【0008】
例えば、設定情報を示した画像を表す画像データがISPから送信されてくるようになっていれば、受信した画像データの表す画像が示す設定情報を用いた接続設定を設定手段に行わせることができる。
【0009】
【0010】
【0011】
【0012】
【0013】
【0014】
【0015】
そして、具体的には、請求項2に記載のように、登録手段が、設定情報判断手段によって、読取生成手段により生成された画像データ及び送受信手段により受信された画像データのうちの少なくとも一方について、該画像データの表す画像が設定情報を示したものであると判断され、且つ、当該装置が接続設定を行うべき状態でない場合に、設定情報に含まれる電子メールアドレスを他の装置の電子メールアドレスとして登録するようにするとよい。この構成によれば、設定情報判断手段によって設定情報を示したものであると判断された画像が、他の装置用の設定情報を示したものである可能性が高い場合に、その設定情報に含まれる電子メールアドレスを登録することができる。当該装置が接続設定を行うべき状態でない場合に設定情報を示した画像を表す画像データが生成され或いは受信されたとしても、その画像は当該装置用の設定情報を示したものである可能性が低いと考えられるからである。このため、この構成によれば、当該装置用の設定情報と他の装置用の設定情報とを厳密に判別する必要がない。ここで、当該装置が接続設定を行うべき状態でない場合とは、例えば請求項3に記載のように、接続設定が完了している場合が挙げられる。
【0016】
一方、請求項4に記載のように、登録手段が、設定情報判断手段により設定情報を示したものであると判断された画像が、当該装置用の設定情報を示したものであるか否かを判断可能であり、該画像が当該装置用の設定情報を示したものでないと判断した場合に、その画像が示す設定情報に含まれる電子メールアドレスを他の装置の電子メールアドレスとして登録するようにしてもよい。この構成によれば、当該装置の電子メールアドレスを他の装置の電子メールアドレスとして誤って登録してしまうことを防止することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明が適用された実施形態について、図面を用いて説明する。
まず図1は、実施形態のインターネットファクシミリ装置(以下、単にFAX装置という。)100,200を備えた通信システムの構成を表す説明図である。
【0018】
この通信システムは、公衆交換電話網2を介して画像データを送受信する機能及びモデムを利用して公衆交換電話網2を介してアクセスポイント500,600に接続し、そこからインターネット4を介して画像データを送受信する機能を有したFAX装置100,200と、インターネット4に接続されたメールサーバ300と、メールサーバ300及び公衆交換電話網2に接続された設定情報送信端末400とを備えている。なお、メールサーバ300、設定情報送信端末400及びアクセスポイント500,600は、ISP6の所有物となっている。
【0019】
メールサーバ300は、電子メールの送受信を管理する周知のものであり、図2に示すように、CPU302、RAM304、ROM306、HDD(ハードディスク)308及びネットワークI/F(インターフェイス)310を備えている。
【0020】
また、設定情報送信端末400は、図3に示すように、CPU402、RAM404、ROM406、HDD408、電話回線I/F410及びネットワークI/F412を備えている。そして、この設定情報送信端末400は、ISP6へ加入の申し込みをしてきたFAX装置のユーザに対し、そのFAX装置で電子メールを利用可能にするための接続設定に用いられる設定情報を送信するのに使用される。具体的には、図4に示すように、設定情報を文字及び記号で表現した画像を生成し、この画像を表す画像データを公衆交換電話網2を介してファクシミリデータとしてユーザのFAX装置へ送信する処理を行う。ここで、図4の画像が示す情報の内容は以下の通りである。
【0021】
ID:FAX装置の識別番号
NAME:ユーザ名
ADDRESS:電子メールアドレス
SMTP:SMTPサーバ名
POP:POPサーバ名
PASSWORD:ユーザパスワード
ACCESS:アクセスポイントの電話番号
そして、これらの情報のうち、FAX装置の識別番号以外の情報が、設定情報に相当する。ここで、FAX装置の識別番号とは、これらの設定情報を用いた接続設定の対象となるFAX装置(この場合、ファクシミリデータの送信先のFAX装置)に付されている固有の番号(機体番号)であり、ISP6への加入申し込みの際にユーザがISP6に通知したものである。なお、図4における最初の行の「SETSTART」及び最後の行の「SETEND」は、情報の最初と最後とに付される見出しである。
【0022】
次に、FAX装置100について具体的に説明する。なお、FAX装置200も同一の構成である。
まず、FAX装置100の外部構成について、図5を用いて説明する。
図5に示すように、このFAX装置100には、その本体ケース102の側部に、ハンドセット(H/S)104が取り付けられ、上面の前部に、操作パネル106が設けられている。なお、この操作パネル106には、相手側の電話番号(FAX番号)を入力するための数字キー108や、スタートキー110、選択キー112などの各種操作キー114と、各種機能に関連する情報を表示するための液晶ディスプレイ(LCD)116とが備えられている。
【0023】
この他、本体の上方後部には、FAX装置100内に供給する用紙を収容するための第一給紙トレイ118が設けられ、その上には用紙を載置するためのものであって利用者による手差しで用紙を供給するための第二給紙トレイ120が設けられている。更に、その上には、読取用の用紙を載置するための原稿用給紙トレイ122が設けられている。一方、本体の前面には、原稿用給紙トレイ122からの用紙が排出される第一排紙トレイ124と、第一給紙トレイ118及び第二給紙トレイ120からの用紙が排出される第二排紙トレイ126とが設けられている。
【0024】
次に、FAX装置100の電気的構成について、図6を用いて説明する。
図6に示すように、FAX装置100は、CPU130、ROM132、RAM134、スキャナ部136、記録部138、操作キー114、LCD116、モデム140、回線制御部142及びハンドセット104を備えており、それぞれはバス146を介して接続されている。
【0025】
スキャナ部136は、原稿用給紙トレイ122から挿入された用紙上の画像を読み取り、その画像を表す画像データを生成する。
また、記録部138は、画像データを用紙に印刷する。
一方、操作キー114は、前述したように操作パネル106上に設けられており、利用者の操作に従って、通信先情報の登録、通信先の指定といった各種処理操作を行うための指令信号をFAX装置100内に入力する。
【0026】
同じく操作パネル106に設けられたLCD116は、利用者に操作手順を案内するメッセージやエラーメッセージ等の各種メッセージ等を表示する。
モデム140は、回線制御部142を介して公衆交換電話網2に接続された外部のFAX装置との間でファクシミリデータの送受信を行う他に、当該装置100において電子メールを利用可能にするための接続設定が完了している状態で、ISP6が設置したアクセスポイント500,600を介してインターネット4に接続し、インターネット4を介した電子メールの送受信処理を行うためのものである。
【0027】
また、回線制御部142は、公衆交換電話網2に対するダイヤル信号の送出や、公衆交換電話網2からの呼出信号に対する応答等の動作を行う。
次に、CPU130が行うデータ受信処理について、図7のフローチャートを用いて説明する。なお、本データ受信処理は、公衆交換電話網2を介してファクシミリデータが受信されたときに開始される。
【0028】
このデータ受信処理が開始されると、まずS110にて、受信したファクシミリデータの表す画像における予め決められた位置(以下、キーワード表示位置という。)の画像をテキストデータに変換する処理を行う。なお、本実施形態において、キーワード表示位置とは、図4に示す画像における一番上の行に当たる位置である。
【0029】
続いて、S120では、S110にて得られたテキストデータが、設定情報判断用キーワードであるか否かを判断する。ここで、設定情報判断用キーワードとは、図4に示す画像における一番上の行の文字列(「SETSTART」の文字及びその両端の記号)のことである。つまり、キーワード表示位置に設定情報判断用キーワードが存在するか否かにより、その画像が設定情報を示したものであるか否かを判断するようになっている。なお、キーワード表示位置の画像がテキストデータに変換できない画像であった場合には、設定情報判断用キーワードでないと判断する。
【0030】
そして、S120で、設定情報判断用キーワードでないと判断した場合には、S130へ移行し、通常のFAX受信処理として、受信したファクシミリデータの表す画像を用紙に印刷するための周知の処理を行った後、本データ受信処理を終了する。
【0031】
一方、S120で、設定情報判断用キーワードであると判断した場合には、S140へ移行し、受信したファクシミリデータの表す画像全てをテキストデータに変換する処理を行い、変換後の情報をRAM134における所定の記憶領域(以下、設定情報記憶領域という。)に一時的に記憶させる。
【0032】
続いて、S150で、後述する接続設定処理を行った後、本データ受信処理を終了する。
次に、図7のS150で実行される接続設定処理について、図8のフローチャートを用いて説明する。
【0033】
この接続設定処理が開始されると、まずS210にて、当該装置100の動作モードが許可モードに設定されているか否かを判断する。即ち、本FAX装置100では、当該装置100が接続設定を行うべき状態であるか否かに応じて、ユーザによる操作キー114からの入力操作により、接続設定が自動的に行われることを許可する許可モードとそれを許可しない不許可モードとの何れかの動作モードに設定できるようになっており、この動作モードが現在何れに設定されているかを判断するのである。
【0034】
そして、S210で、許可モードになっていないと判断した場合には、S220へ移行し、RAM134の設定情報記憶領域に記憶されている情報のうち、ユーザ名及び電子メールアドレスを、通信先情報としてアドレス帳に登録する処理を行い、本接続設定処理を終了する。
【0035】
一方、S210で、許可モードになっていると判断した場合には、S230へ移行し、RAM134の設定情報記憶領域に記憶されている情報のうち、FAX装置の識別番号が、当該装置100の識別番号と一致するか否かを判断する。つまり、設定情報記憶領域に記憶されている設定情報が、当該装置100用のものであるか否かを判断するようになっている。
【0036】
このS230で、識別番号が一致しないと判断した場合には、S220へ移行し、前述した処理を行う。
一方、S230で、設定情報記憶領域にFAX装置の識別番号が記憶されていない等の理由により、識別番号が一致しているか否かが不明であると判断した場合には、S240へ移行し、当該装置100の接続設定が完了しているか否かを判定する。
【0037】
そして、S240で、接続設定が完了していると判定した場合には、接続設定を行うべき状態でないと判断して、S220へ移行し、前述した処理を行う。
一方、S240で、接続設定が未だ完了していないと判定した場合には、接続設定を行うべき状態であると判断して、S250へ移行する。
【0038】
一方また、S230で、識別番号が一致すると判断した場合にも、S250へ移行する。
S250では、RAM134の設定情報記憶領域に記憶されている設定情報を用いて接続設定を行う。具体的には、設定情報である電子メールアドレスや各種サーバ名等を自動的に設定する処理を行う。
【0039】
続いて、S260で、後述する確認処理を行った後、本接続設定処理を終了する。
次に、図8のS260で実行される確認処理について、図9のフローチャートを用いて説明する。
【0040】
この確認処理が開始されると、まずS310にて、モデム140を介してアクセスポイント500,600に接続し、当該装置100宛ての電子メールの送信処理を行わせる。これにより、当該装置100宛の電子メールが、メールサーバ300に保管される。また、ここで送信される電子メールには、「正常に接続設定が完了しました。この設定を確定する場合には「1」を、この設定を無効とする場合には「2」を押して下さい。」というメッセージと、当該装置100の接続設定に用いられた設定情報とが記されている。
【0041】
続いて、S320では、モデム140を介してアクセスポイント500,600に接続し、当該装置100宛ての電子メール(即ち、S310にて送信した電子メール)の受信処理を行わせる。
そして、S330では、S320にて受信した電子メールの内容を記録部138に印刷させる。これにより、上記メッセージ及び当該装置100用の設定情報が用紙に印刷されることとなる。なお、電子メールの内容をLCD116に表示させるようにしてもよい。
【0042】
続いて、S340では、操作キー114にて「1」又は「2」の何れの数字が入力されるかを判断する。つまり、上記メッセージ及び設定情報を見たユーザにより、接続設定の確定或いは無効の何れが選択されるかを判断するのである。
このS340で、操作キー114にて「1」が入力されたと判断した場合には、S350へ移行し、接続設定を確定して本確認処理を終了する。
【0043】
一方、S340で、操作キー114にて「2」が入力されたと判断した場合には、S360へ移行し、接続設定を無効に(クリア)して本確定処理を終了する。
次に、CPU130が行うスキャン処理について、図10のフローチャートを用いて説明する。なお、本スキャン処理は、操作キー114にて、設定情報を示す画像が印刷された用紙からその画像をスキャナ部136に読み取らせるための設定情報読取操作が行われることにより開始される。
【0044】
このスキャン処理が開始されると、まずS410にて、スキャナ部136に用紙上の画像を読み取らせ、その画像を表す画像データを生成させる。
そして、S420にて、生成した画像データの表す画像におけるキーワード表示位置の画像をテキストデータに変換する処理を行う。
【0045】
続いて、S430では、S420にて得られたテキストデータが、設定情報判断用キーワードであるか否かを判断する。つまり、キーワード表示位置に設定情報判断用キーワードが存在するか否かにより、その画像が設定情報を示したものであるか否かの確認を行うようになっている。なお、キーワード表示位置の画像がテキストデータに変換できない画像であった場合には、設定情報判断用キーワードでないと判断する。
【0046】
そして、S430で、設定情報判断用キーワードでないと判断した場合には、そのまま本スキャン処理を終了する。
一方、S430で、設定情報判断用キーワードであると判断した場合には、S440へ移行し、スキャナ部136に生成させた画像データの表す画像全てをテキストデータに変換する処理を行い、変換後の情報をRAM134の設定情報記憶領域に一時的に記憶させる。
【0047】
続いて、S450で、前述した接続設定処理を行った後、本スキャン処理を終了する。
次に、CPU130が行う変換処理について、図11のフローチャートを用いて説明する。なお、本変換処理は、当該装置100において接続設定が完了している状態で、操作キー114にて設定情報送信操作或いは設定情報印刷操作の何れかが行われることで開始される。ここで、設定情報送信操作とは、当該装置100の接続設定に用いられた設定情報(即ち、当該装置100用の設定情報)を、指定したFAX装置へ送信させるための操作である。また、設定情報印刷操作とは、当該装置100用の設定情報を印刷させるための操作である。
【0048】
この変換処理が開始されると、まずS510にて、当該装置100用の設定情報を示す画像を表す画像データを生成する。なお、当該装置100用の設定情報を示す画像とは、図4に示す画像と同じ形式のものであり、この場合、FAX装置の識別番号は、当該装置100の識別番号である。
【0049】
続いて、S520では、操作キー114にて行われた操作が、設定情報送信操作であるか否かを判断する。
そして、S520で、設定情報送信操作であると判断した場合には、S530へ移行し、モデム140及び回線制御部142に、S510にて生成した画像データを、設定情報送信操作にて指定されたFAX装置へファクシミリデータとして送信させた後、本変換処理を終了する。
【0050】
一方、S520で、設定情報送信操作でないと判断した場合(即ち、設定情報印刷操作であると判断した場合)には、S540へ移行し、記録部138に、S510にて生成した画像データの表す画像を用紙に印刷させた後、本変換処理を終了する。
【0051】
次に、本実施形態の通信システムの作用について説明する。
FAX装置100を新たに購入したユーザが、ISP6へ加入の申し込みをすると、ISP6は、設定情報送信端末400を用いて、ユーザの所有するFAX装置100用の設定情報を示した画像(図4)を表す画像データを生成し、この画像データをファクシミリデータの形で公衆交換電話網2を介してFAX装置100へ送信する。これにより、FAX装置100では、そのファクシミリデータが受信され、画像データの表す画像が設定情報を示したものであると判断されて(S110,S120:YES)、その画像の示す設定情報を用いた接続設定が自動的に行われる(S140,S250)。そして更に、電子メールの送受信処理が正常に行われるか否かが自動的に確認され(S310,S320)、正常に行われるとユーザによる入力操作を促すメッセージ及び設定情報が用紙に印刷され(S330)、ユーザによる入力操作によって接続設定が確定する(S340,S350)。こうして接続設定が完了した後は、FAX装置100の動作モードを不許可モードに設定しておくことで、設定情報が自動的に変更されてしまうことを防ぐことができる。
【0052】
ところで、FAX装置100において接続設定が完了した状態では、電子メールを利用した画像データの送受信が可能となり、この場合、通信先の指定はアドレス帳に登録されている電子メールアドレスを選択するだけの簡単な操作で行うことができるが、アドレス帳に電子メールアドレスが登録されていなければ、電子メールアドレスの入力操作が必要となるため、インターネットに関する知識が少ないユーザにとっては操作が困難となる。そこで、こうした場合には、FAX装置100のユーザは、FAX装置100の動作モードを不許可モードに設定した上で、通信相手であるFAX装置200のユーザに、そのFAX装置200用の設定情報をFAX装置100へ送信するための設定情報送信操作を行わせるとよい。
【0053】
即ち、FAX装置200にてユーザが設定情報送信操作を行うと、このFAX装置200用の設定情報を示す画像を表す画像データが生成され(S510)、その画像データがFAX装置100へファクシミリデータとして送信される(S520:YES,S530)。これにより、FAX装置100では、そのファクシミリデータが受信され、その画像データの表す画像が設定情報を示したものであると判断されるが(S110,S120:YES)、当該装置100の動作モードが許可モードになっていないため(S210:NO)、画像の示す設定情報のうち、ユーザ名及び電子メールアドレスが、通信先情報としてアドレス帳に登録される(S220)。なお、この場合には、FAX装置100の動作モードが不許可モードに設定されていなかったとしても、FAX装置の識別番号が一致しないと判断されて同様の動作が行われる(S230:NO)。また、仮に識別番号が一致しているか否かが不明であると判断されたとしても、接続設定が完了していると判断されるため同様の動作が行われる(S240:YES)。
【0054】
一方、FAX装置100にてユーザが設定情報印刷操作を行うと、このFAX装置100用の設定情報を示す画像を表す画像データが生成され(S510)、その画像データの表す画像が用紙に印刷される(S520,S540)。このため、FAX装置100に設定されている設定情報が何らかの原因により消去された等の理由により、新たに接続設定を行う必要が生じた場合には、設定情報を表す画像が印刷された用紙からその画像を読み取らせるための設定情報読取操作を行うことで(S410)、用紙上の画像が示す設定情報を用いた接続設定を行わせることができる(S420,S430:YES,S440,S250)。
【0055】
なお、本実施形態のFAX装置100では、スキャナ部136が、読取生成手段に相当し、モデム140と、回線制御部142とが、送受信手段に相当している。また、図7におけるS110及びS120の処理と、図10におけるS420及びS430の処理とが、設定情報判断手段に相当し、図8におけるS230及びS250の処理が、設定手段に相当し、S220及びS230の処理が、登録手段に相当している。また更に、図9におけるS320の処理が、確認手段に相当し、記録部138と、図11におけるS510及びS540の処理とが、設定情報印刷手段に相当している。
【0056】
以上のように、本実施形態のFAX装置100によれば、ISP6からのファクシミリデータが受信されることにより自動的に接続設定が行われるため、インターネットに関する知識の無いユーザであっても接続設定を容易に行うことができる。特に、接続設定が行われた後には、電子メールの送受信が正常に行われるか否かの確認が自動的に行われた上で、ユーザの入力操作により接続設定を確定するようになっているため、接続設定が確実に行われたことをユーザに知らせることができる。
【0057】
また、FAX装置の識別番号が一致しなければ接続設定が行われないため、誤った設定情報を用いて接続設定が行われてしまうことを防ぐことができる。また更に、FAX装置の識別番号が一致しているか否かが不明であっても、接続設定が完了していれば接続設定が行われないため、誤った設定情報を用いて接続設定が新たに行われてしまうことを防ぐことができる。加えて、接続設定が未だ行われていない状態であっても、当該装置100用の設定情報を示した画像を表すファクシミリデータが受信される予定が無ければ、動作モードを不許可モードに設定しておくことで、誤った設定情報を用いた接続設定を確実に防止することができる。
【0058】
一方、接続設定に用いられた設定情報を示した画像を用紙に印刷し、その用紙を用いて接続設定を行うことができるため、例えば、FAX装置100を修理に出したために設定情報が消去されてしまった場合等に便利である。なお、変換処理(図11)のS510にて生成する画像データの表す画像が示す設定情報に、FAX装置の識別番号を含めないようにしてもよい。このようにすれば、その画像が印刷された用紙からその画像を読み取らせるための設定情報読取操作を行った際に、接続設定処理(図8)のS230にて識別番号が一致しているか否かが不明であると判断されるため、FAX装置100用の設定情報を示した画像が印刷された用紙を用いて他のFAX装置の接続設定を行うことが可能となり、例えば、FAX装置を買い換えた場合や、複数のFAX装置において同じ設定情報を用いて接続設定を行いたい場合等に便利である。
【0059】
一方また、接続設定に用いられない設定情報については、その設定情報に含まれるユーザ名及び電子メールアドレスがアドレス帳に自動的に登録されるため、電子メールアドレスの登録操作についても容易に行うことができる。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は、種々の形態を採り得ることは言うまでもない。
【0060】
例えば、上記実施形態のFAX装置100では、変換処理(図11)のS510の処理にて、当該装置100用の設定情報を示す画像を表す画像データを生成するようにしているが、これに限ったものではなく、任意のFAX装置用の設定情報を示す画像を表す画像データを生成するようにしてもよい。ここで、任意のFAX装置用の設定情報は、例えば、操作キー114から入力するようにすればよい。このように任意のFAX装置用の設定情報を示す画像を表す画像データを生成する構成であれば、ISP6の設定情報送信端末400に代えて用いることができる。なお、この場合のS510の処理が、情報画像生成手段に相当する。
【0061】
また、当該装置100用の設定情報を示す画像を表す画像データを生成し、指定のFAX装置へ送信する場合には、設定情報にユーザパスワードを含めないようにしてもよい。即ち、当該装置100用の設定情報を他のFAX装置へ送信する場合とは、送信先のFAX装置にて、当該装置100の通信先情報としてユーザ名及び電子メールアドレスをアドレス帳に登録させる場合であることから、ユーザパスワードは不要であり、特に、ユーザパスワードは他人に知られると悪用される可能性が高いからである。そのため、当該装置100用の設定情報としては、ユーザ名及び電子メールアドレスのみを送信するようにしてもよい。
【0062】
また更に、上記実施形態のFAX装置100では、他のFAX装置のアドレス帳に登録させるための設定情報を示した画像を、接続設定を行わせるための設定情報を示した画像と同じ形式で生成するようにしているが、これに限ったものではなく、異なる形式で生成するようにしてもよい。このようにすれば、画像の示す設定情報が、アドレス帳に登録させるためのものであるか、それとも、接続設定を行わせるためのものであるかを、容易に判断することができる。
【0063】
また、上記実施形態のFAX装置100では、画像データの表す画像が設定情報を示したものであるか否かを判断するのに、キーワード表示位置の画像をテキストデータに変換し、それが設定情報判断用キーワードであるか否かを判断するようにしているが、これに限ったものではない。例えば、画像データの表す画像における特定の位置に、目印となる図形やバーコード等が存在するか否かにより、その画像が設定情報を表すものであるか否かを判断するようにしてもよい。また、画像データの表す画像全てを常にテキストデータに変換し、その内容に基づき判断するようにしてもよい。一方、画像データの表す画像の内容に関係なく、当該装置100の動作モードが設定情報を受け付けるための特定のモードに設定されている間に受信或いは生成された画像データについては、設定情報を示した画像を表すものであると判断するようにしてもよい。
【0064】
また更に、上記実施形態の通信システムでは、FAX装置100にて接続設定が行われた後、当該装置宛の電子メールの送受信処理を行うようにしているが、これに限ったものではなく、例えば、ISP6がFAX装置100宛の電子メールを予めメールサーバ300に保管しておき、FAX装置100がその電子メールの受信処理のみを行うようにしてもよい。
【0065】
また、上記実施形態のFAX装置100に、ネットワークI/Fを更に備え、アクセスポイント500,600を介することなく、直接インターネット4に接続する構成としても良い。その場合、図4において、アクセスポイント500,600の電話番号でなく、直接インターネット4に接続するため必要となる、Gatewayアドレス、サブネットマスク、DNSアドレス等が設定情報として用意される。
【0066】
一方、上記実施形態の通信システムでは、設定情報を文字や記号を用いて表現するようにしているが、これに限ったものではなく、例えば、バーコードや図形等で表現するようにしてもよい。このようにすれば、セキュリティ性を向上させることができるという面で有利である。
【0067】
一方また、上記実施形態の通信システムでは、ISPから接続設定が未だ行われていないFAX装置へ設定情報を送信する例について説明したが、これに限ったものではなく、例えば、設定情報の変更が必要となったFAX装置へ設定情報を送信するようにしても勿論よい。そして、この場合には、ISPが設定情報を示した画像を表す画像データを電子メールを利用して送信し、FAX装置がその画像データを受信して接続設定を行うようにすることができる。具体的には、FAX装置が、電子メールで画像データを受信した場合に、その画像データを対象として前述したデータ受信処理(図7)と同様の処理を行うようにすればよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施形態の通信システムの構成を表す説明図である。
【図2】 メールサーバの構成を表すブロック図である。
【図3】 設定情報送信端末の構成を表すブロック図である。
【図4】 設定情報を示した画像を説明するための説明図である。
【図5】 FAX装置の外観図である。
【図6】 FAX装置の電気的構成を表すブロック図である。
【図7】 データ受信処理のフローチャートである。
【図8】 接続設定処理のフローチャートである。
【図9】 確認処理のフローチャートである。
【図10】 スキャン処理のフローチャートである。
【図11】 変換処理のフローチャートである。
【符号の説明】
2…公衆交換電話網、4…インターネット、6…ISP、100,200…インターネットファクシミリ装置、102…本体ケース、104…ハンドセット、106…操作パネル、114…操作キー、116…LCD、118…第一給紙トレイ、120…第二給紙トレイ、122…原稿用給紙トレイ、124…第一排紙トレイ、126…第二排紙トレイ、130…CPU、132…ROM、134…RAM、136…スキャナ部、138…記録部、140…モデム、142…回線制御部、146…バス、300…メールサーバ、400…設定情報送信端末
Claims (4)
- 用紙上の画像を読み取り、該画像を表す画像データを生成する読取生成手段と、
公衆交換電話網を介した画像データの送受信処理に加え、電子メールを利用可能にするための接続設定が行われることで電子メールを利用した画像データの送受信処理も行う送受信手段と、
を備えたインターネットファクシミリ装置において、
前記読取生成手段により生成された画像データ及び前記送受信手段により受信された画像データのうちの少なくとも一方について、該画像データの表す画像が、前記接続設定に用いられる設定情報を示したものであるか否かを判断する設定情報判断手段と、
前記設定情報判断手段により前記設定情報を示したものであると判断された画像が示す設定情報を用いて前記接続設定を行う設定手段とを備え、
さらに、前記設定情報は、電子メールアドレスを含んでおり、
前記設定情報に含まれる電子メールアドレスを他の装置の電子メールアドレスとして登録する登録手段を備えたこと、
を特徴とするインターネットファクシミリ装置。 - 請求項1に記載のインターネットファクシミリ装置において、
前記登録手段は、前記設定情報判断手段によって、前記読取生成手段により生成された画像データ及び前記送受信手段により受信された画像データのうちの少なくとも一方について、該画像データの表す画像が前記設定情報を示したものであると判断され、且つ、当該装置が前記接続設定を行うべき状態でない場合に、前記設定情報に含まれる電子メールアドレスを他の装置の電子メールアドレスとして登録すること、
を特徴とするインターネットファクシミリ装置。 - 請求項2に記載のインターネットファクシミリ装置において、
前記装置が前記接続設定を行うべき状態でない場合とは、前記接続設定が完了している場合であること、
を特徴とするインターネットファクシミリ装置。 - 請求項1ないし請求項3の何れか1項に記載のインターネットファクシミリ装置において、
前記登録手段は、前記設定情報判断手段により前記設定情報を示したものであると判断された画像が、当該装置用の設定情報を示したものであるか否かを判断可能であり、該画像が当該装置用の設定情報を示したものでないと判断した場合に、その画像が示す設定情報に含まれる電子メールアドレスを他の装置の電子メールアドレスとして登録すること、
を特徴とするインターネットファクシミリ装置。
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