JP3747068B2 - スプライン波形発生 - Google Patents
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Description
また、本発明は、表示装置のスクリーン上の第1及び第2方向の位置に依存する2次元スプライン波形を発生させる方法であって、表示装置を、ラインのラスタ走査し、第1及び第2方向をほぼ垂直にした方法に関するものである。
このような波形を用いて、収束エラー又は左右方向の歪みのような表示装置の偏向エラーを修正する。このような波形を、自動集束波形、いわゆる、表示装置上の一様でない明るさを補償するために表示された画像の明るさに影響を及ぼす波形として用いることができる。
画像管スクリーンの全幅又は高さに沿って延在する2次スプライン波形が既知であり、これは、位置アドレスの関数であり、位置アドレスの2次部分関数の区分の連鎖として発生させることができる。入力係数(予め決定された値)は、メモリに記憶され、記憶値と称される。記憶値が利用できる場合、n−2の2次部分関数を、n−2区分の一つにそれぞれ発生させることができる。第1の2次部分関数は、三つの記憶値によって十分決定され、連続する区分の連続する第2の2次部分関数は、結果的に得られる2次波形が値を有するはずであるという必要によって2状態が既に固定されているので、一つのみの記憶値によって決定され、第1の導関数は各点で連続的であり、したがって、二つの連続的な区分の境界でも連続的である。これは、p次のスプライン関数、いわゆる、その第1の(p−1)次の導関数が各点で連続的である関数の規定に従う。2次スプライン波形は、次のようにして発生する。
第1区分において、第1放物線関数を、位置アドレス及び放物線係数(f1(x)=a0+a1.x+a2.x2)としての記憶値の三つを用いることによって決定される所望の位置で計算する。記憶値は、画像管スクリーン上の必要な修正に適合するような放物線区分の形状を得るために調整可能であり、別の区分の各々で、別の放物線を、まだ用いられていない記憶値の一つのみを用いる位置アドレスと、一つの記憶値からの放物線係数及び二つの式の計算とによって決定した所望の点で計算する。二つの式は、二つの連続区分の境界で、値及びこれら区分の放物線関数の第1導関数が等しい必要があるという事実によって決定される。その結果、連続する区分の放物線係数の二つは、先行する区分の係数に依存する。記憶値からの放物線係数の計算は、別の区分ごとに一層複雑になる。2次フプライン波形を既知のように発生させることの不都合な点は、各区分で、コンピュータの相違するプログラム又は相違するハードウェア回路を、記憶値を放物線係数に変換するのに必要とする点である。最終区分の最も複雑な計算は、プログラム又はハードウェア回路の複雑さを決定する。さらに、この複雑な計算は、部分関数係数又は中間結果を記憶することなくリアルタイムで計算を実行するには多量の時間を必要とするおそれがある。別の不都合は、各区分で用いられる一つの余分な係数がこの区分の部分関数の第2導関数を決定することである。発生した2次スプライン波形は、この係数が僅かに誤って決定される場合、意図する波形からずれる。このずれは、他の全ての区分に発生した2次スプライン波形に影響を及ぼす。
本発明の目的は、部分関数係数の大部分を予め決定された値から各区分で同様に計算することである。
本発明の他の目的は、各区分で部分関数係数を記憶することなく予め決定された値を部分関数に変換することである。
このために、本発明の第1の態様は、請求の範囲1に規定したような1次元スプライン波形を発生させる方法を提供する。
本発明の第2の態様は、請求の範囲7に規定したような2次元スプライン波形を発生させる方法を提供する。
本発明の第3の態様は、請求の範囲9に規定したような1次元スプライン波形を発生させるシステムを提供する。
本発明の第4の態様は、請求の範囲10に規定したような1次元スプライン波形を発生させるシステムを具える表示装置を提供する。
本発明の第5の態様は、請求の範囲11に規定したような1次元スプライン波形を発生させる他の方法を提供する。
本発明は、位置アドレスの(p次スプライン波形又はスプライン波形とも称する)p次の1次元スプライン波形を発生させる。位置アドレスを、表示装置のスクリーン上の垂直位置を表す垂直アドレス又は表示装置のスクリーン上の水平位置を表す水平アドレスとすることができる。用語1次元は、スプライン波形が水平又は垂直アドレスである1変数のみに依存することを表す。p次スプライン波形は、スクリーンの全幅又は高さに沿って延在することができ、位置アドレスのp次の部分関数の区分の連鎖で構成される。位置アドレズを、区分の数を表す区分数及び区分内の位置を表す相対位置で分割する。nの記憶値又は予め決定された値が利用できる場合、n−pのp次の部分関数を、n−p区分の一つでそれぞれ発生させることができる。第1のp次部分関数は、p+1の予め決定された値によって十分決定される。それに続く区分のp次の部分関数は、結果的に得られるp次のスプライン修正波形がある値を有する必要があるという事実によってp状態が既に固定されるので、まだ用いられていない一つの予め決定された値のみによって決定され、1〜p−1次の導関数は、二つの連続的な区分の境界の各点で連続する。本発明は、p次の部分関数が少なくともp+1次の部分関数係数によって十分決定されるという事実を用いる。本発明は、nの予め決定された値を含むアレイからq≧(p+1)の選択値を選択した後qの選択値をp次の部分関数の各々を決定する部分関数係数に変換することに関するものである。この変換は、p次スプライン波形が発生するように実行される。第1区分において、指数1〜qを有するqの連続的な選択値の第1セットを、nの連続する予め決定された値のアレイから選択することができる。それに続く第2区分において、指数2〜q+1を有するqの連続的な選択値の第2セットを、nの連続する予め決定された値のアレイから選択することができる。その結果、qの選択値のセットの指数は、それに続く区分で1増分される。nの予め決定された値からqの選択値のセットの選択を指数1〜rを有するnの予め選択された値の部分r<qの選択で開始するとともに、(1より小さくnより大きい指数である)nの予め決定した値の範囲外で選択されたq−rの選択値を零とすることができる。これら零の値は、これら零の値は、qの選択値のセットのrの選択値に先行する。次の区分において、r+1の選択値は、指数1〜r+1を有する予め決定された値に対応し、q−r−1の選択値のみが零になる。nの予め決定された値のアレイの外での同一の選択が、アレイの端部で可能である。このようにして、各区分で同一量の予め決定された値を用いなくても、選択値の部分関数係数への同一変換を用いることができる。これは、図面の記載でより明瞭になる。
以下、選択値から部分関数値への変換を説明する。
本発明は、重み付け係数をそれぞれ乗算した基本p次スプライン関数の線形的な加算から構成すべきn−p区分に亘って延在するp次スプライン波形を形成することができるという洞察に基づくものであり、これによって、重み付け係数をnの記憶値の一つとする。基本p次スプライン関数は、数個の又は全ての区分に亘って延在することができる。1区分の基本p次スプライン関数の一部を、部分又は基本区分関数と称する。
区分の一つのp次スプライン波形であるp次部分関数を、この区分の重み付けされた基本p次スプライン関数の部分の加算によって得る。p次スプライン関数の部分の各々は、位置アドレスの多項式に相当する部分係数(すなわち乗算係数)の線形結合として書かれる。多項式は0次からp次の範囲となる。部分係数は、基本p次スプライン関数の形状を決定し、部分関数係数の大部分又は全てに対して各区分における記憶値の部分関数係数の同一変換を得るように決定される(数例を、図3〜6で付与する。)。
記憶値から部分関数係数への変換を、基本p次スプライン関数の加算部分からの部分関数係数の計算によって行い、この場合、部分の各々に、記憶値の関連のものを乗算する。換言すれば、区分の一つにおいて、各々に関連の選択値を乗算した基本p次スプライン関数の部分の加算は、この区分のp次部分関数を提供する。p次部分関数を、第1の部分関数係数を乗算した位置アドレスの0次多項式を有し、第2の部分関数係数を乗算した1次多項式を加算し、等々として書くことができる。最終項として、(p+1)次部分関数係数を乗算した位置アドレスのp次多項式を加算する。したがって、部分関数係数の各々は、関連の選択値を乗算した基本p次スプライン関数の加算部分の各々の同一多項式に関連する部分係数の線形的な組合せとなり、これによって、同一区分に発生する部分が加算される。同時に、所定の次数を有する多項式を参照すると、位置アドレスの累乗を用いることができる。その結果、部分関数係数が部分係数(すなわち乗算係数)及び選択値の線形的な組合せによって決定されるので、部分関数係数は、選択値に乗算係数の(p+1)*nスプラインマトリックスを乗算することによって得られる。用語スプラインは、スプライン波形を得るために乗算係数が決定されることを表す。
既に説明したように、本発明は、nの決定された値の一つをそれぞれじょうざんした基本p次スプライン関数の線形的な加算からn−p区分に亘って延在するp次スプライン波形を構成することができるという洞察に基づくものである。基本関数がp次スプライン関数である必要があるという事実によって、基本関数からの連続的な部分が、互いに依存する形状を有するようになる。したがって、連続する区分の部分係数は互いに依存する。この依存は、スプラインマトリックスの乗算係数間の特定の関係でそれ自体明らかになる。この関係は、図の説明から明らかになる。p次スプライン関数である基本関数を選択する複数の可能性がある。基本スプライン関数の例を図3及び6に示す。
スプラインマトリックスは、部分関数係数の大部分に対して各区分で同一変換を行うような別の条件を満足する必要がある。p次スプライン関数が既に説明したように各々が互いに1区分シフトした互いのコピーである場合、基本p次スプライン関数の一つを共に連鎖で構成する部分は、相違する基本p次スプライン関数の部分として各区分で繰り返す。したがって、各区分で、連続的な相違する基本p次スプライン関数の同一部分が加算され、重み付け係数又は記憶値のみが相違する。これは、記憶値の部分関数係数への変換プロセスが各区分で同一であることを意味する。部分関数係数は、選択された部分係数を乗算した相違する記憶値の同一の線形的な組合せとなる。このような同一の線形的な組合せは、乗算係数又は部分係数の固定されたマトリックスとして生じる。
選択された記憶値を位置アドレスのp次部分関数の部分関数係数に変換する際に各区分で同一プロセスを用いて、適切にプログラムされたコンピュータで一つのアルゴリズムを用いることができるようにすることが好適である。修正波形を、ハードウェア回路を具える回路によって発生させる場合、各区分で同一ハードウェアを用いることができることが好ましい。
部分関数係数を、独立請求の範囲1,7,9及び10に記憶したように自動的に計算することができる。この場合、位置アドレスによって決定された区分の位置の部分関数の計算は、部分関数係数の各々への位置アドレスの関連の多項式の乗算及び乗算結果の加算によって実行される。
請求の範囲12に記載したように、関連の記憶値をそれぞれ乗算したp次スプライン関数から直接部分関数を計算することもできる。本発明による波形の発生は、発生した修正波形が1より大きい次数を有するので、数個の記憶値のみを必要とする。
本発明によって発生した波形を直接用いて、例えば、スクリーン上の垂直位置のみに依存する左右エラーを修正するに当たり、スクリーン上の位置方向の位置のみに依存する偏向エラーを修正するために画像間の偏向に影響を及ぼすことができる。このような波形は、この波形が一つの変数(水平又は垂直位置アドレス)のみに依存するので、1次元波形と称される。このような1次元波形を用いて、例えば画像管スクリーンのガラスの厚さの変動によって生じる画像管の一様でない明るさを修正することもできる。この場合、1次元波形を用いて、コントラスト制御に影響を及ぼす修正電圧を得ることができる。同様にして、一様でないバックライトが原因のLCDディスプレイの一様でない明るさを修正することができる。さらに、画像管の垂直偏向を行う、すなわち、走査速度変調に依存する位置を得る修正波形である1次元波形を発生させることができる。
収束エラーを修正する必要がある場合のように、偏向エラーがスクリーン上の両方向(水平及び垂直方向)の位置に依存する場合、各ラインで、スクリーン上の水平及び垂直位置に依存する最終的な修正波形を発生させる必要がある。このような波形を、二つの変数(水平位置アドレス及び垂直位置アドレス)に依存する2次元波形と称する。このような2次元修正波形を、式
Wa(x,y)=a1.f1(x,y)+...+an.fn(x,y)
によって発生させることは既知である。ここで、xを、スクリーン上の水平位置とし、yを、スクリーン上の垂直位置とし、aiを、調整可能な記憶値とし、fi(x,y)を、x及びyの波形関数、例えば、x,y,x2,x.y,x2.y2とする。このような既知の修正波形発生器は、交差項xi.yiのような複雑な波形関数を発生させる必要があり、所望の質の修正を行うように調整するのが非常に困難である。
本発明の他の態様(請求の範囲7参照)では、2次元修正波形を、各ラインで、既に説明した調整可能な記憶値の代わりに、スクリーン上の関数から取り出した計算された係数から発生させることができる。スクリーン上の垂直位置のこの関数は、請求の範囲1に関連した記載したような本発明の第1の態様によって発生した1次元波形である。波形関数は垂直位置のみを必要とするので、最終修正波形は簡単になる。その理由は、計算された係数は、既に垂直位置に依存するからである。同一の値の記憶値を用いる場合、本発明による修正の質は、計算された係数を非常に円滑な(スプライン)関数として発生させるので向上し、その結果、急な遷移は発生しない。
本発明の好適例を請求の範囲2に記憶する。1次元のp次スプライン波形を選択する際に最も自由にするために、各区分で任意の所望のp次部分関数を発生させることができる必要がある。これは、各セグメントで加算された部分が0次成分からp次の位置アドレスまで発生させるように基本p次スプライン関数を選択する必要があることを意味する。したがって、基本p次スプライン関数の各々を、適切な重み付け係数を用いて部分を加算する場合に部分アドレスの0次、1次〜p次成分を発生させる部分から構成する。部分関数は全て、全ての部分関数係数が零でない場合、位置アドレスの全ての次数を具える。この結果、スプラインマトリックスの各行で、乗算係数の少なくとも一つは零でない。当然、p次スプライン関数の各々の部分を、構成がp次スプライン関数であるように選択する必要がある。
請求の範囲3に記載した本発明の一例は、選択値の最小数を用いて部分関数係数を計算するので、選択値から部分関数係数への変換が非常に簡単になる。したがって、基本p次スプライン関数の各々は、p+1の連続的な区分中のみ零でない。その結果、各区分で、p+1の連続的な選択値を乗算したp+1の連続的な基本スプライン関数のp+1の部分のみがそれぞれ加算される。このように得られた部分関数の部分関数係数は、基本スプライン関数の部分を決定する部分係数を乗算したp+1のみ連続する選択値の簡単な線形結合となる。p+1の部分によって、各区分に任意の所望のp次部分関数を発生させることができる。
次の区分において、加算された部分は、同一形状を有するが、先行する区分のp+1の連続的な選択値に対して1シフトしたp+1の連続的な選択値を乗算される。したがって、先行する区分からのpの連続的な選択値は、それに続く区分でも用いられる。これは、既に説明したように、p次スプライン関数である修正波形を得るために、二つの区分の境界で値及び部分関数の(p−1)次導関数を含む全ての導関数が等しい必要があるという事実に基づくものである。これによって、p+1行及びp+1例のみ有するスプラインマトリックスが発生する。簡単な計算装置が用いられるので、変換を迅速に行うことができる。変換が迅速である場合、p次部分関数を記憶された部分関数係数及び位置アドレスの関数として各区分でリアルタイムに計算することができる前に、n−pのp次部分関数の各々の全てのp+1の部分関数係数を計算し及び記憶することなくより複雑な高次スプライン波形を発生させることができるので好適である。また、変換を簡単にして計算装置の要求を最小にすることも有利であり、この場合、計算装置が更に廉価になる。
請求の範囲4記載されたような本発明の一例は、2次スプライン関数を線形関数の代わりに用いる場合、必要な数の記憶値が考察できるという利点を有する。それに対して、部分関数係数の乗算及び位置アドレスの多項式より低い次数を必要とするので、2次スプライン関数の実現は、3次元スプライン関数の実現より容易である。
請求の範囲5による本発明の例は、表示管のスクリーン上にスポット位置を表すアドレスを発生させる非常に簡単かつ廉価なアドレス発生器を提供する。
時間に依存する変数の関数として位置依存波形を発生させるのが通常である。このようにして発生させる位置依存波形は、水平又は垂直偏向の振幅及び周波数に依存する。例えば、陰極線管表示装置が、全高さに沿ってスクリーンを走査するのに適した垂直振幅を有するPAL画像を表示すると仮定する。時間に依存する位置依存波形を発生させて、所定の修正、例えば左右方向の修正を行う。この波形は、適切な形状を有し、スクリーンの垂直方向全体の高さに亘る垂直走査周期中延在する。この際、垂直走査の振幅を減少させてスクリーンの高さの一部のみを走査する場合、発生した位置依存波形は、同一垂直走査周期中であるがスクリーンの高さの一部のみの両端間に延在する同一の適正な形状を有する。その結果、位置依存波形の値は、同一修正がスクリーンの小部分で実行されるので、誤った位置で発生する。相違する垂直周波数(例えば、PALの50Hz,NTSCの60Hz及び45Hzの自由走査)で、(ライン周波数が少しも変化しないので)相違するライン総数が現れ、したがって、相違する垂直周波数のラインがスクリーン上の相違する位置に現れるので、相違する位置依存波形を発生させる。したがって、位置アドレスを垂直スポット位置に関連させて、垂直偏向の周波数及び振幅に依存しない位置依存波形を得るようにする必要がある。同様な理由が、スクリーン上の水平位置に依存する位置波形に適用される。
本発明は、スクリーン上のスポット位置が線形的な時間関数であるという洞察に基づく位置情報信号(アドレスとも称する。)発生器を提供する。偏向電流が、画像管スクリーン上の線形走査を行うような形状を有する場合、スポット位置は線形的な時間関数となる。さらに、所定の偏向電流が画像管スクリーン上の所定の位置に対応するという事実を利用する。線形走査の場合では、スクリーン上のスポット位置が線形的な時間関数であるので、アドレス発生器は、線形的な時間関数のアドレスを発生させる必要がある。アドレスを表す線形的な時間関数を、スポット位置を表す線形的な時間関数に結合することができる場合、アドレス発生器は、スクリーン上のスポット位置を表すアドレスを発生させる。したがって、二つの予め決定された(所望の)アドレスを、画像管スクリーン上の二つの位置に属する偏向電流の二つの選択されたレベルで発生させる場合、アドレス発生器は、スポット位置に関連したアドレスを発生させる。所定の瞬時のアドレスの実際の値は、スクリーン上の選択された位置で発生する必要がある予め選択されたアドレスの選択に依存する。アドレスが線形的な時間関数である必要があるので、アドレスは、時間を乗算した増分値を加算した初期位置表示値(初期値とも称する。)として書かれる。初期値及び増分値は、偏向電流が二つの選択値にそれぞれ到達する二つの測定瞬時及び既に説明した予め決定されたアドレスから決定される。
アナログ−デジタルコンバータ(ADCとも称する。)を用いることによって各ラインに対してラスタ走査した表示スクリーン上の垂直スポット位置を表すライン位置表示信号を得ることが既知である。ADCは、ラインが発生する瞬時で垂直偏向電流の値を測定する。表示スクリーン上のスポットの垂直位置及びライン位置は、このラインの垂直偏向電流の値によって決定される。したがって、ADCは、スクリーン上のスポットの垂直位置の測定であるライン位置表示信号を発生させる。繰り返し数、すなわち、垂直偏向電流の振幅が変動する場合、垂直スポット位置が垂直偏向電流によって決定されるので、ADCは、ラインが発生する瞬時に実際の垂直スポット位置を発生させる。ADCは、約600ラインを表示する表示システムに対して約13ビットの解像度を有する必要がある。低解像度が用いられる場合、スクリーン上に縞模様が見えるようになる。この縞模様は、ラインの位置の不正確さが原因で隣接するライン間の相違する距離によって発生した明るさの変調である。このような高解像度ADCは高価なものである。
請求の範囲6に記載したような本発明によるアドレス発生器の一例は、二つのコンパレータ、二つのラッチ及びカウンタを用いることによって、簡単な方法で偏向電流の二つの選択したレベルが発生する二つの瞬時を測定する。コンパレータの各々は、選択レベルの対応するものに到達したか否かを検出する。この瞬時に発生するカウンタの計数値は、ラッチの対応するものに記憶される。
これら及び他の態様を、添付図面を参照して説明する。
図面中、
図1は、本発明による2次元修正波形発生器のブロック図を示す。
図2は、本発明による1次元波形発生器のブロック図を示す。
図3は、本発明による選択された基本関数のセットの一例を示す。
図4は、選択された基本関数及び予め決定された値に基づいて発生した1次元2次スプライン波形を示す。
図5は、予め決定された値から部分関数を計算する本発明の一例による回路を示す。
図6は、本発明による選択された基本関数のセットの他の例を示す。
図7は、本発明の一例によるアドレス発生器を示す。
図8は、偏向回路に関連する偏向情報の波形を示す。
図9は、アドレスを表す波形を示す。
図10は、相違する振幅を有する二つの垂直偏向電流を表す二つのグラフを示す。
図11は、垂直偏向電流、スクリーン上の垂直位置及び図10に図示した二つの垂直偏向電流に対する位置表示信号との間の関係を説明する図である。
図12は、相違する持続時間の走査周期を有する二つの垂直偏向電流を表す二つのグラフを示す。
図13は、垂直偏向電流、スクリーン上の垂直位置及び図10に図示した二つの垂直偏向電流に対する位置表示信号との間の関係を説明する図である。
図1は、本発明による2次元修正波形発生器のブロック図である。この2次元修正波形発生器は、水平位置アドレスPh及び垂直位置アドレスPvを発生させるために位置情報Iを受信する位置アドレス決定回路4を具える。位置情報Iは、表示装置の表示スクリーン上の位置、例えば、電子ビームが偏向電界の影響の下で陰極線管CRTのスクリーンに当たる位置に関する位置に関するものである。2次元修正波形発生器は、水平位置アドレスPh及びラインごとにデジタル訂正波形Wdを発生させるための計算された係数giを受信する波形発生器200も具える。各1次元波形発生器100は、垂直位置情報Pvと、スクリーン上の垂直位置に依存する計算された係数giをラインごとに発生させる記憶された値aijとを受信する。このようにして、デジタル訂正波形Wdは、垂直位置情報Pvに依存する対応する計算された係数giをそれぞれ乗算した水平位置アドレスPhの関数の線形結合となる。したがって、デジタル修正波形Wdは、スクリーン上の水平位置及び垂直位置に依存する。
デジタル修正波形Wdは、デジタル−アナログコンバータ5及び増幅器6を通じて、修正波形Waとして、電子ビームの偏向に影響を及ぼす修正コイルLcに供給される。水平偏向コイルLh及び垂直偏向コイルLvを流れる主偏向電流を、偏向回路7によって水平同期情報H及び垂直同期情報Vから発生させる。修正コイルLcを流れる修正電流を、例えば、インジェクション変成器(injection transformer)を通じて、主偏向コイルLh又はLvに結合することもできる。この場合、個別の修正コイルLcを省略することができる。
波形発生器の動作を、(CRTとも称する)陰極線管投射テレビジョンへの適用に基づく例示を参照して説明する。投影テレビジョンは、3原色のうちの一つをそれぞれ出射する三つのCRTを具える。これらCRTを、スクリーン上にカラー画像を構成できるためにできるだけ重なりあった画像をそれぞれ有する角度の下で配置する。予め歪みのなる幾何図形的配置を有するなことなくCRTの各々が同一の幾何図形を出射する場合、これら図形は、スクリーンに対するCRTの角度が互いに相違するためにスクリーン上に互いに重なりあわない。その結果、CRTの偏向幾何図形を予め歪ませて、スクリーン上に重なりあった又は変換された画像を得るようにする必要がある。二つの修正波形Waを発生させて、中央に配置されるとともに緑を表すCRTによって発生した画像の水平及び垂直方向の幾何図形を修正することができる。赤及び青を表すCRT上の画像を、水平及び垂直収束コイルLcを通じて適切な電流を発生させることによって、予め歪ませる必要がある。したがって、これら電流の基準信号として用いられる四つの2次元修正波形Wdを発生させる必要がある。ラスタ走査されたCRTの収束修正に対して、通常、既に説明した全ての修正波形Wdをラインごとに発生させ、これら修正波形は、スクリーン上の水平位置及び垂直位置並びに調整可能な予め決定された(記憶された)値aiに依存する。
このような投影テレビジョンに発生する偏向エラーを7セットの五つの記憶された値aiを用いることによって十分正確に修正することができることがわかっている。7セットの五つの記憶された値aiから、各ラインに7係数のセットを発生させる。ラインごとに、7セットのうちの係数giの各々を、五つの記憶された値aiの各セットから計算する。この計算を、図2に図示した1次元波形発生器によって実行する。1次元波形発生器は、垂直位置アドレスPv及び記憶された値aijの五つのセットに依存する波形Cwを発生させる。この波形Cwは、各ラインに、7係数giのうちの一つを表す値を有する。このようにして、7係数giは、五つの記憶された値aiの7セットのみからラインごとに補間される。波形発生器200は、ラインごとに、このラインを利用できる7係数giから修正波形Wdを計算する。
図2は、本発明による1次元波形発生器の基本ブロック図である。1次元波形発生器は、位置アドレスPのp番目のスプライン波形Cwを発生させる。この波形Cwを、画像管CRTの偏向に影響を及ぼすために直接用いて、例えばスクリーン上の垂直位置のみに依存する東西方向のエラーを修正するために、1方向のスクリーン上の位置に依存する偏向エラーを修正することができる。1方向波形発生器は、図1に図示した2次元波形発生器に用いられるような計算された係数giを表す波形Cwも発生させる。また、2次元修正波形発生器の波形発生器200は、係数(計算された係数gi)を、一方向アドレス(水平位置アドレスPh)のみに依存する波形(デジタル修正波形Wd)に変換し、したがって、この波形発生器200を、本発明による1次元波形発生器として形成することもできる。
1次元波形発生器は、位置アドレスPを発生させるために電子ビームを偏向電界の影響の下で陰極線管CRTのスクリーン上に当てる位置に関連する位置情報Iを受信する位置アドレス決定回路40を具える。位置アドレスPを、水平又は垂直位置アドレスとすることができる。p番目のスプライン関数である波形Cwを、パワー零からpまでの範囲の位置アドレスPの項を有する多項式で表すことができる。関連の係数を位置アドレスPの各パワーに乗算する。係数を選択して、例えば、偏向歪みを修正するために、又は、自動集束電圧すなわち修正信号を得て画像管スクリーン上に表示された画像の明るさの一様性を向上させるために、スプライン波形は適切な形状を得る。p番目のスプライン波形Cwを、位置アドレスPのパワーの代わりに多項式の線形的な組合せから構成するために表すこともできる。
本発明は、画像管スクリーンの全幅又は高さに沿って延在するp番目のスプライン波形Cwを位置アドレスPのp次の部分関数Sfiの区分の連鎖として発生させることができるという洞察を用いる。図4は、三つの区分S1,S2,S3の三つの部分関数Sfiを示す。p番目の部分関数Sfiの各々は、最高次数pの多項式の線形的な組合せを具える。各多項式に、関連の部分関数の係数biを乗算する。p次のスプライン波形Cwの形状は、区分の各々で用いられる部分関数の係数biによって決定される。多項式の代わりに、位置アドレスPのパワーを用いることができる。本発明を、制限された量の予め決定された値aiの区分Siの各々の部分関数への変換に関連させる。この場合、予め決定された値aiを、メモリ1に記憶させる。記憶された値aiを、修正波形の使用に最も適合した形状を有する修正波形Cwを得るように決定する。予め決定された値aiを、データ入力部Dを通じてメモリ1に記憶させる。最適に記憶された値aiを、スクリーン上に表示された画像を見るオペレータによって決定することができる。n番目に記憶された値aiが利用できる場合、n−p区分の一つにそれぞれ、n−p次の部分関数Sfiを発生させることができる。
区分Siごとに、変換回路2(図2)は、記憶された値aiを部分関数の係数biに変換する。計算回路3は、部分関数の係数bi及び位置アドレスPから部分関数Sfiを計算する。
明瞭のために、1次元波形発生器の動作を、五つの予め決定されたすなわち記憶された値aiを用いる状況に対して例示して説明し、この場合、発生した1次元スプライン波形Cwは2次スプライン波形となり、その結果、n=5及びp=2となる。
1次元2次スプライン波形Cwを、パラボラ区分である部分関数Sfiの連鎖で構成した関数として規定することができる。パラボラ区分Sfiは、2次スプライン波形Cwを得るために二つの条件を満足する必要がある。これらパラボラ区分は、連続的であり、かつ、区分Siの境界の位置アドレスPに対して連続的に微分可能である必要がある。したがって、2次スプライン波形Cwに飛び越え又は鋭い曲がりが存在しない。区分Siの数は、記憶された値aiの数未満の2である。第1区分S1において、任意のパラボラ区分Sf1を、記憶された値aiの三つを用いて発生させることができる。別の区分Sjの各々について、二つの制限がこの別のパラボラ区分Sfjと先行するパラボラ区分Sfiとの間の境界の別のパラボラ区分Sfjに課されるので、一つの記憶された値aiのみが、他のパラボラ区分Sfjを規定するのに必要とされる。その結果、三つの区分S1,S2,S3を、五つの記憶された値a1,a2,a3,a4,a5を用いることによって得ることができる。区分の各々の幅を等しく選択したと仮定する。本発明は、区分Siの各々で、五つの記憶された値aiのパラボラ係数(又は部分関数係数)biの変換を指定する。この変換は、各区分において大部分すなわち全ての部分関数の係数biに対して同一であり、中間結果、すなわち、記憶された値ai以外の他の任意の値を記憶する必要がない。さらに、高速かつ簡単な変換を実現して、パラボラ区分Sfiをリアルタイムで計算することができる。
本発明は、各々に記憶された値aiのうちの一つを乗算した2次スプライン関数の基本関数Fbiの線形的な追加から2次スプライン波形Cwを構成することができるという洞察に基づくものである。この場合、五つの基本関数Fbiが規定され、基本関数Fbiの一例を図3に示す。
基本関数Fbiを、基本区分の関数すなわち基本区分の一部piから構成し、各部分piは、1区分Si全体に亘って延在する。図3は、三つの区分S1,S2,S3に発生する部分piのみを示す。これら部分を、パワー零から2までの範囲の位置アドレスPの項を有する多項式によって規定することができる。位置アドレスPの各パワーに、関連の関数の係数cijを乗算する。関数の係数cijを、2次スプライン関数の基本関数Fbiを得るように選択する。基本関数Fbiの一部piを規定して、位置アドレスPのべきの代わりに多項式の線形的な組合せから構成することもできる。
(2次スプライン波形Cwとともに構成する部分関数である)放物線区分Sfiの各々を、区分Siの重み付けされた基本関数Fbiの一部piの加算によって得るために形成することができる。この場合、記憶値aiから放物線の係数biへの変換を、区分Siの基本関数Fbiの加算部piからの放物線の係数biを計算するプロセスとして行うことができ、部分piの各々を、関連の記憶値aiに乗算する。換言すれば、記憶値aiをそれぞれ乗算した基本関数Fbiの部分piの加算によって、放物線の関数(放物線区分Sfi)を提供し、これを、第1放物線係数b1を乗算した位置アドレスPの0次成分、第2放物線係数b2を乗算した位置アドレスPの1次成分及び第3放物線係数b3を乗算した位置アドレスPの2次成分の加算として書くことができる。放物線係数biの各々は、基本関数Fbiの加算部piに関連する記憶値aiによって重み付けられた関数の係数cijの線形的な組合せとなる。放物線関数を以上のように書くことは本発明に必須ではなく、放物線関数を、例えば、位置アドレスPの0次成分、1次成分、及び二つの相違する1次成分の乗算の加算(例えば、b0+b1.P+b2.P(P−1))として多項式で書くこともできる。
基本関数Fbiを、1区分Siに亘ってシフトした互いのコピーとする(図3)。その結果、基本関数Fbiの一つを共にに構成する部分piは、相違する基本関数Fbiの部分piとして区分Siごとに反復する。したがって、区分Siごとに常に、相違する基本関数Fbiの同一部分piが加算され、重み付け係数すなわち記憶値aiが相違するのみである。これは、記憶値aiを放物線係数(すなわち部分関数の係数)biに変換するプロセスが区分Siごとに同一である。放物線係数biは、区分Siごとに相違する記憶値の同一線形結合となる。1セグメントシフトした基本関数の例を、図3及び図6に示す。
図3は、三つの利用できるセグメントS1,S2,S3の五つの基本関数Fb1〜Fb5までの部分を示す。相対アドレスdは、区分Siの各々で0から1に及ぶ。基本関数の各々の第1部分p1は、
p1(d)=d2=d+d.(d−1)
によって規定される(セグメントS2のFb4の部分p1参照。)。
基本関数の各々の第2部分p2は、
p2(d)=1−2d.(d−1)
によって規定される(セグメントS2のFb3の部分p2参照。)。
基本関数の各々の第3部分p3は、
p3(d)=(d−1)2=1−d+d.(d−1)
によって規定される(セグメントS2のFb2の部分p3参照。)。
既に説明したように規定された部分piを、好適例としてみる必要がある。2次スプライン基本関数Fbiの場合、部分piのより一般的な表現は、
pi(d)=c1i+c2i.d+c3i.d(d−1)
となる。その結果、部分p1は特別な選択となり、この場合、関数係数cijは、c11=0,c21=1及びc31=1として規定される。他の関数係数は、c12=1,c22=0,c32=−2,c13=1,c23=−1及びc33=1となる。他の一般的な表現では、相対位置アドレスdの累乗を線形結合で用いる。さらに一般的な表現において、部分の各々を、相対位置アドレスdの多項式の線形結合から構成する。
本例では放物線区分である部分関数Sfiは、関連の記憶値aiで重み付けされた基本関数Fbiの部分piの線形的な組合せとなる。第1区分S1において、部分関数Sf1を、
と書くことができる。これを、
と書くこともできる。したがって、放物線係数biの各々は、1セグメントSiの基本関数Fbiの加算部piに関連する記憶値aiによって重み付けされた関数係数ciの線形的な組合せとなる。
この変換を、
と書くことができる。
以前に決定されたような関数係数cijの値の置換後、この表現は、
となる。これは、
に相当する。その結果、図3に図示したように選択した基本関数Fbiによって、第1区分S1において、放物線係数biは、
b1=a1+a2
b2=−a1+a3
b3=a1+2.a2+a3
として計算される。第2区分S2にといて、部分関数Sf2を、
と書くことができ、又は、
と書くこともできる。これは、第1区分S1と同一表現であり、記憶値aiが線形的にシフトしているだけである。その結果、基本関数Fbiが1セグメントに亘ってシフトした互いのコピーである場合、各区分Siの放物線区分Sfiを決定する一般表現は、
となる。ここで、dを、セグメントSiの各々の範囲内で用いられる相対位置アドレスとし、as1,as2,as3を、記憶値aiの切替部分とする。
区分Sjの部分関数bijを、
によって選択値asiから計算することができる。このようにして発生した2次スプライン波形Cwを形成して、記憶値aiの一つを各々に乗算した基本関数Fbiの線形的な加算から構成することができる。
この場合、Pを、第1区分S1の開始の0から第3区分S3の終了の最大値までの範囲に及ぶ絶対アドレスとする。a1=−1,a2=−2,a3=−3及びa5=1の場合に得られる2次スプライン修正波形Cwを図4に示す。
区分Siの各々において、本例で用いられる基本関数Fbiが三つの連続する区分Siでのみ0でないので、三つの記憶値aiのみが放物線係数biに寄与する。
所定の記憶値aiに関連する部分piの各々の形状を、記憶値aiの第1セットで発生した第1の1次元波形と記憶値aiの第2セットで発生した第2の1次元波形との間の差として見つけることができ、この場合、この所定の記憶値aiは、記憶値aiの第1セットに対して相違する。同様なことは、所定の係数に関連する部分piの連鎖に対して適用される。
既知の2次スプライン波形発生器は、式
Sfi(p)=b1i+b2i.p+b3i.p2
を用いて部分関数Sfiを計算する。ここで、簡単のために、pを導入して、各区分Siの0から1まで及ぶ相対アドレスとする。
第1区分S1において、部分関数係数biを、第1の三つの記憶値aiとなるように選択する。
b11=a1,b21=a2,b31=a3
部分関数表現で置換されたこれは、
Sf1(p)=a1+a2.p+a3.p2
となり、第1導関数は、
dSf1(p)=a2+2.a3.p
となる。第2区分において、部分関数Sf2及びその導関数dSf2は、
Sf2(p)=b12+b22.p+a32.p2
dSf2(p)=b22+2.b32.p
によって決定される。全波形が2次スプライン関数となるので、第2区分S2の部分関数Sf2の部分関数係数biは、式
Sf2(0)=b12=Sf1(1)=a1+a2+a3
dSf2(0)=b22=dSf1(1)=a2+2.a3
から計算される。p2項に属する部分関数係数biを新たな記憶値aiに選択する。
b32=a4
第3区分S3において、部分関数Sf3及びその導関数dSf3は、
Sf3(p)=b13+b23.p+a33.p2
dSf3(p)=b23+2.b33.p
によって決定される。全波形が2次スプライン関数となるので、第3区分S3の部分関数Sf3の部分関数係数biは、式
から計算される。p2項に属する部分関数係数biを新たな記憶値aiに選択する。
b33=a5
既に説明したように、記憶値aiから部分関数biを計算する変換プロセスが別の区分Siごとにより複雑になることを示すのは明らかである。したがって、この変換プロセスは、大部分すなわち部分関数係数biの全てに対して各区分Siで同一でない。区分Siにおいて、相対位置dの0次項に関連する部分関数係数biが全ての先行する区分Siの部分関数係数biに依存することも理解することができる。
放物線係数biの計算が非常に簡単であるので、本発明による放物線区分Sfiを、記憶値aiからリアルタイムで計算することができる。このような簡単な計算を十分速く実行して、放物線区分Sfiをリアルタイムで計算することができる前に第1の全ての放物線係数biを計算し及び記憶させる必要があることを回避する。
図6は、三つの利用できるセグメントS1,S2,S3の五つの基本関数Fb1からFb5までの他の例を示す。基本関数の各々の第1部分p1は、
p1(d)=d2
によって規定される(セグメントS1のFb3の部分p1参照。)。基本関数Fbiの各々の第2部分p2は、
p2(d)=1+2.d−d2
によって規定される(セグメントS1のFb2の部分p2参照。)。基本関数の各々の第3部分p3は、
p3(d)=2
によって規定される(セグメントS1のFb1の部分p3参照。)。ここでも、位置アドレスdを、セグメントSiの各々の範囲内の0から1までに及ぶ相対アドレスとする。図3で図示した基本関数FbIに対して説明したのと同様に、記憶値aiから部分関数係数への変換を、
第1セグメントS1おいて、
b11=2.a1+a2
b21=2.a2
b31=−a2+a3
と計算し、第2セグメントS2において、
b12=2.a1+2.a2+a3
b22=2.a3
b32=−a3+a4
と計算し、第3セグメントS3において、
b13=2.a1+2.a2+2.a3+a4
b23=2.a4
b33=−a4+a5
と計算することができる。この場合、部分関数Sfiを、
Sfi(p)=b1i+b2i.p+b3i.p2
と書く。
基本関数Fbiが三つより多くの連続する区分Siで零でないので、第1部分関数b1は各区分Siで同一線形結合でない。部分関数係数b2及びb3は各区分で同一であり、関連の記憶値aiが相違するのみである。この場合も、部分関数係数biを、記憶値から非常に簡単な方法で計算することができる。
この状況において、後に説明するように記憶値aiからの選択値asiの選択を適合させることによって、各区分Siで同一変換を用いることができる。各区分Siにおいて、五つの選択値asiを、五つの記憶値aiのアレイから選択する。第1区分S1において、最初の二つの選択値as1,as2を、記憶値のアレイの外部から選択する。アレイの外部から選択した選択値asiを零に選択する。次の三つの選択値as3,as4,as5を、連続的な記憶値a1,a2,a3にそれぞれ選択する。第2区分において、記憶値の指数を1増分する。四つの選択値as2,as3,as4,as5をa1,a2,a3,a4にそれぞれ選択し、最初の選択値as1をアレイの外部から選択し、したがって最初の選択値は零になる。第3セグメントにおいて、全ての選択値asiを、アレイ内で選択し、したがって全ての選択値asiは同一指数の記憶値に等しくなる。連続的な要素0,0,a1,a2,a3,a4,a5を具える新たなアレイを形成する場合、五つの連続的な要素を選択するために選択値asiの選択を行うことができ、これら五つの連続的な要素は、最初の五つの要素(0,0,a1,a2,a3)を有する第1区分S1で開始し、一つ大きな指数を有する五つの連続的な要素(0,a1,a2,a3,a4)を選択する第2区分S2が続く、等々。区分Siの部分関数Sfiに対して記憶値(すなわち、予め決定された値)aiを部分関数係数biに変換するプロセスを、既に説明したように選択値を選択することによって次の式で表すことができる。
第1区分S1において、
が得られ、第2区分S2において、
が得られ、第3区分S3において、
が得られる。このようにして、零でない複数の連続的な部分piを具える基本関数Fbiを用いても、p+1より多くの数によって、コンピュータの同一プログラムを用いることができ、すなわち予め決定された値aiを部分関数係数biに変換することができる。
図5は、区分Siの各々で記憶値から部分関数Sfiの各々を計算する本発明の実施の形態による回路を示す。この実施の形態は、図3に図示したような基本関数Fbiの例に基づくものである。
選択回路20は、三つの記憶値asiの選択を変換回路21に供給するために五つの記憶値aiを受信する。第1区分S1において、選択した記憶値as1,as2,as3をそれぞれ、a1,a2,a3とする。第2区分S2において、選択した記憶値as1,as2,as3をそれぞれ、a2,a3,a4とする。第3区分S3において、選択した記憶値as1,as2,as3をそれぞれ、a3,a4,a5とする。
本例において、変換回路21は三つの部分変換回路210,211,212を具え、これら部分変換回路210,211,212はそれぞれ、三つの選択された記憶値asiを三つの放物線の一つすなわち部分関数係数biに変換する。第1の部分変換回路210は、第1、第2及び第3乗算器2100,2101,2102と、加算器2103とを具える。第1乗算器2100は、第1の選択された記憶値as1及び関連の関数係数c33(これは、既に説明した例では1である。)を受信し、選択された記憶値as1及び関連の関数係数c33(関数係数cijは、基本関数Fbiの選択によって決定される。)の乗算となる第1の出力値を発生させる。第2乗算器2101は、第2の選択された記憶値as2及び関連の関数係数c32(これは、既に説明した例では1である。)を受信し、選択された記憶値as2及び関連の関数係数c32の乗算となる第2の出力値を発生させる。第3乗算器2102は、第3の選択された記憶値as3及び関連の関数係数c31(これは、既に説明した例では0である。)を受信し、選択された記憶値as3及び関連の関数係数c31の乗算となる第3の出力値を発生させる。加算器2103は、第1、第2及び第3出力値を受信して、これら第1、第2及び第3出力値の和となる第1部分関数係数b3を発生させる。同様にして、第2及び第3変換回路211,212は、選択された三つの記憶値as1,as2,as3を第2及び第3部分関数係数b2,b1に変換する。第2及び第3部分変換回路211,212は、第1部分変換回路210と同一トポロジーを有し、相違する関数係数cijが用いられるだけである。関数係数cijが非常に簡単になるので、乗算器2100,2101,2102の代わりにビット桁移動回路を用いることもできる。
計算回路3は、d−1である位置アドレスの関数に第1放物線係数b3を乗算する第1乗算器31と、第2放物線係数b2に第1乗算器31によって得られた結果を加算する第1加算器32と、第1の加算結果に相対位置アドレスdを乗算する第2乗算器33と、第3放物線係数b1に第2乗算器33の結果を加算する第2加算器24とを具える。第2加算器34は、ともに2次スプライン波形Cwを構成する放物線区分Sfiを発生させる。第1放物線係数b3を乗算すべき相対位置アドレスdの関数d−1以外の他の1次多項式を用いることができる。第1及び第2乗算器31,34の代わりに一つのハードウェアの乗算器を用いることもできるが、この場合、中間結果を記憶する必要がある。適切にプログラムされたコンピュータによって回路の一部又は接待を置換することもできる。
既に用いられた例を、五つの記憶値aiからの2次スプライン波形Cwの発生に限定したが、高次のスプライン波形Cwすなわち相違する値の記憶値aiを用いたスプライン波形の発生方法は当業者には明らかである。同一次数を有するスプライン波形Cwを発生させるのにより多くの記憶値aiが利用できる場合、同一変換回路を各区分Siで用いて、選択された記憶値asiを部分関数係数biに変換することができる。より高次のスプライン波形Cwを発生させる場合、p次であると仮定し、次のように適合させる必要がある。a)計算回路3は、p次の部分関数Sfiを発生させる必要がある。b)変換回路21は、p次の部分関数Sfiを決定するためにp+1部分関数係数biを発生させる必要がある。c)部分関数係数biの各々を、選択された記憶値asiで重み付けした関数係数cijの線形結合として計算する必要がある。選択された記憶値asiの数は、波形Cwを発生させる際に要求される選択の自由に依存する。完全な自由が要求される(全てのp次部分関数が、結果的に得られる波形Cwがp次スプライン果敢数である間全ての可能な形状を有することができる。)場合、この数を少なくともp+1とする必要がある。関数係数cijは、既に説明したように基本関数の選択に依存する。
図1は、本発明による位置表示信号(すなわちアドレス)発生器4を有する陰極線表示装置を示し、これを後に詳細に説明する。
図8及び9は、アドレス発生器4の動作を説明する波形を示す。図8は、偏向電流Ih;Ivに関連する位置情報Iの波形を示す。偏向回路Ih;Ivを、垂直偏向電流Iv又は水平偏向電流Ihとすることができる。
アドレス発生器4は、図9に示すように、時間的に線形関数である(これまでPと称した)アドレスAを発生させる必要がある。
A(t)=A0+dA.t
ここで、A0を初期値とし、dAを増分値とする。二つの所望のアドレスA1,A2が偏向電流Ih;Ivの二つの選択された値で生じる場合、アドレスAをスポット位置に関連させる。偏向電流Ih;Ivが、陰極線管CRTのスクリーン上にほぼ線形的な操作を得るような形状を有する場合、これを適用する。この状況下で、スクリーン上のスポット位置は、ほぼ時間的に線形な関数である。
スクリーン上の二つの位置は、偏向電流Ih;Ivの二つの選択したレベルに属する。偏向電流のこれら二つの選択したレベルを、位置情報Iの二つのレベルI1,I2によって表す。図8参照。これら二つのレベルI1,I2は、二つの瞬時T1,T2でそれぞれ生じる。アドレスAを発生させて、二つの瞬時T1,T2で二つの所望のアドレスA1,A2を得るようにする。これを後に更に説明する。
本発明によるアドレス発生器4を図7に示す。このアドレス発生器4は第1及び第2コンパレータ40,41を具え、これら第1及び第2コンパレータはいずれも、偏向電流に関連する位置情報けI及び二つのレベルI1,I2を表す基準レベルを受信し、第1及び第2比較信号Cs1,Cs2を第1及び第2ラッチにそれぞれ供給する。位置情報Iを、例えば、変流器を通じた若しくは偏向電流が流れる抵抗を通じた偏向電流Ih;Ivから既知の方法で得る(図示せず)ことができ、又は、偏向電流Ih;Ivをフィードバックループの電力増幅器によって発生させる場合、偏向電流Ih;Ivを比較する基準波形によって得ることができる。ラッチ42,43の代わりに、他の任意の記憶回路を用いることができる。
カウンタ44は、フライバック周期中に発生するリセット信号R及び追跡周期中に合計されるクロック信号Clkを受信して、第1及び第2ラッチ42,43の入力部に供給される係数値Cを得る。第1計算ユニット45は、第1ラッチ42から出力値O1を受信するとともに第2ラッチ43から出力値O2を受信して、初期値A0及び増分値dAを計算する。計算ユニット45は、新たな初期値A0及び増分値dAを計算する必要があることを表す開始情報Sを受信する。この第2瞬時T2の後に計算に必要な全ての情報が利用できるので、開始情報を第2瞬時T2に関連させることができる。開始情報をリセット信号Rとすることもできる。第2計算ユニット46はアドレスAを計算し、このアドレスAを式
A(t)=A0+dA.t
によって発生させる。第2計算ユニット46は、第1計算ユニット46によって計算された新たな初期値A0及び増分値dAを用いて次のフィールド又はラインでアドレスAを計算する必要があることを表すリセット信号Rを受信する。第1及び第2計算ユニットけ45,46を一つの計算ユニットに結合することができる。
アドレスAが水平走査ラインの垂直位置を表す場合、上記式を
i=ライン
A(ライン)=A0+ΣdA
i=1
と書くことができる。この場合、アドレスAを計算して、ラインごとに増分値dAが加算される初期値A0にする。この場合、第2計算ユニット46は、増分値dAに時間tを乗算する代わりにラインごとの加算を実行するだけでよい。
第1及び第2比較信号Cs1,Cs2は、偏向電流Ih;Ivの二つの選択したレベルに対応する位置信号Iの二つの選択したレベルI1,I2を発生させる二つの瞬時T1,T2(図8)を表す。カウンタ44から発生した第1計数値C1を、瞬時T1で第1ラッチ42に格納し、この瞬時T1において、第1比較信号Cs1は、位置情報Iが第1選択値I1を有することを表す。第1ラッチは、同様にして瞬時T2で第2計数値C2を格納し、この瞬時において、第2コンパレータ41は、位置情報が第2の所望の値I2を有することを表す。クロック信号CLKは、十分正確な計数値C1及びC2を得ることができるよう十分高い繰り返し数を有する必要がある。第1及び第2記憶値C1,C2が所望のアドレス値A1及びA2をそれぞれ発生させる必要がある瞬時T1,T2を表すことが既知であるので、第1計算ユニット45は、第1及び第2記憶値C1,C2から初期値A0及び増分値dAを計算する。初期値A0及び増分値dAは、式
A0=(T1.A2−T2.A1)/(T1−T2)
dA=(A1−A2)/(T1−T2)
によって規定される。これら式は、測定された瞬時T1,T2と、アドレスAを表す線形関数のこれら瞬時で発生する所望のアドレス値A1,A2との簡単な置換に従う。その結果、アドレス発生器を、第2計算ユニット46を用いて初期値A0及び増分値dAからアドレスAを計算する際に、第1コンパレータ40が偏向電流の第1選択レベルを検出するとアドレスAを第1の所望のアドレス値A1に等しくするとともに、第2コンパレータ41が偏向電流の第2選択レベルを検出するとアドレスAを第2の所望のアドレス値A2に等しくするように実現する。偏向電流Ih;Ivの選択値を選択して、各表示モード(例えば、4:3のアスペクト比を有する画像管上の16:9のアスペクト比を有する表示画像に対する垂直圧縮モード)で、偏向電流Ih;Ivがこれら値をカバーするようにする。好適には、偏向電流Ih;Ivの選択値を、できるだけ互いに相違するように選択して、最大精度を得るようにする。位置アドレスAが、既に説明したようにスクリーン上に垂直位置を表す場合、偏向振幅又は周波数に依存せずに各水平ラインに対してスクリーン上に垂直スポット位置を表すアドレスAを得ることができる。これを、図10,11,12及び13を参照して更に説明する。
所定のラインのアドレスAを、増分値dAを所定のラインに先行するラインのアドレスAに加算することによって発生させることができる。この加算を、適切にプログラムされたコンピュータ又はハードウェア加算器として適合した第2計算ユニット46を用いて実行することができる。また、カウンタ44と、第1及び第2ラッチ42,43と、第1計算ユニット45を、適切にプログラムされたコンピュータによって置換することができる。
画像を、インタレースされたフィールドによって構成した場合、オフセット値を、フィールドに依存する初期値A0に加算する必要がある。
偏向電流が、スクリーン上に十分に線形走査する代わりに近似的な線形走査を行うことによってのみ得られる形状を有する場合、本発明によるアドレス発生器4は、偏向振幅又は周波数に依存しないアドレスAも発生させる。これは、実スポット位置とアドレスA(アドレスAが垂直アドレスである場合数ライン。)との間の小さい差によって許容しうる波形を発生させるので十分な正確さはさほど重要でないという洞察に基づくものである。この差によって固定されたエラーが商事、このエラーは、波形の形状を調整することによって補償される。定されたエラーが発生する。波形発生器を用いて収束波形を発生させる場合、フィールド間の垂直アドレスの差分精度もさほど重要でなく、これらの差は、良好なインタレースを行うための二つの連続するライン間の距離の約1/8よりしたとなる。(ライン間の垂直アドレスの場合)差分精度を非常に高くする必要があり、そうでない場合には、縞模様が発生する。アドレスAが線形関数であるので、これは、アドレスを表すのに用いられるビット数に条件を課すのみであり、このビット数を十分高く(垂直方向に約14ビット)して、縞模様の発生を回避する必要がある。既知のADCを高価にするのは、特に差分精度に対するこのような高い要求である。
図10は、持続時間Tsを有する走査周期中相違する振幅を有する二つの垂直偏向電流Iv1,Iv2を表す二つのグラフである。第1の垂直電流Iv1は、瞬時0で開始電流値Is1で開始し、瞬時Tsで終了電流値Ie1で終了する。第2の垂直電流Iv2は、瞬時0で開始電流値Is2≦Is1で開始し、瞬時Tsで終了電流値Ie2≦Ie1で終了する。一例として、両垂直偏向電流Iv1,Iv2を、S修正したのこぎり波形とし、これによって陰極線管スクリーン上に近似的な線形垂直走査が生じる。第1及び第2垂直偏向電流Iv1,Iv2は、瞬時T1及びT1’でそれぞれ第1の予め設定された値I1に到達する。第1及び第2垂直偏向電流Iv1,Iv2は、瞬時T2及びT2’でそれぞれ第2の予め設定された値I2に到達する。
図11は、垂直偏向電流Ivと、スクリーン上の垂直位置と、図10に図示した垂直偏向電流Iv1,Iv2に対する位置表示Aとの間の関係を説明する図を示す。破線3は、4:3のアスペクト比を有する陰極線管スクリーンを表す。スクリーン3から左に位置したラインは、垂直偏向電流Ivの値を表す。このラインにおいて、図4に図示した第1垂直トランジスタ偏向電流Iv1に関連した開始電流Is1及び終了電流Ie1と、第2垂直トランジスタ偏向電流Iv2に関連した開始電流Is2及び終了電流Ie2と、第1及び第2の予め決定された垂直偏向電流値I1,I2とを示す。垂直偏向電流Ivの所定の値は、スクリーン3上の所定の垂直位置に1対1対応する。第1ラインSc1は、第1垂直偏向電流Iv1に属するスクリーン3の走査部を表す。第1ラインSc1は、開始電流Is1に対応する垂直位置Ps1で開始し、終了電流Ie1に対応する垂直位置Pe1で終了する。本例では、第1垂直偏向電流Iv1を、スクリーン3の高さより大きい垂直走査を得るように選択する。第2ラインSc2は、第2垂直偏向電流Iv2に属するスクリーン3の走査部を表す。第2ラインSc2は、開始電流Is2に対応する垂直位置Ps2で開始し、終了電流Ie2に対応する垂直位置Pe2で終了する。本例では、第2垂直偏向電流Iv2を、例えば、16:9のアスペクト比を有する表示情報を表示するスクリーン3の高さより小さい垂直走査を行うように選択する。
予め決定された垂直偏向電流I1,I2は、垂直位置P1及びP2にそれぞれ対応する。垂直位置P1に対応する符号T1,T1’は、第1及び第2垂直偏向電流Iv1,Iv2が第1の予め決定された値I1に到達する瞬時をそれぞれ表す(図4参照)。符号T2,T2’は、第1及び第2垂直偏向電流Iv1,Iv2が第2の予め決定された値I2に到達する瞬時をそれぞれ表す。
スクリーン3の右に位置するラインは、スクリーン3の垂直位置に関連する本発明による垂直スポット位置表示信号すなわち垂直アドレスAvの値を表す。
第1垂直偏向電流Iv1に応答して発生した垂直アドレスAvは、二つの式
Av(T1)=A0+dA.T1=A1
Av(T2)=A0+dA.T2=A2
に従う。第1式によって、垂直電流Ivが第1の予め決定された値I1を有する瞬時T1で垂直アドレスAvを、選択された値A1に等しくなるように発生させる。第2式によって、垂直電流Ivが第2の予め決定された値I2を有する瞬時T2で垂直アドレスAvを、選択された値A2に等しくなるように発生させる。
これら2式から、初期値A0及び増分値dAを計算することができ、垂直アドレスAvを表す線形関数で置換された計算値は、
となる。ここで、Av(T1)=A1及びAv(T2)=A2である。
その結果、垂直アドレスAv(t)は、第1及び第2アドレス値A1,A2の選択に依存する。
第1の垂直偏向電流Iv1は、線形垂直走査を得る形状を有するので、スクリーンに対して二つの位置P1,P2の垂直アドレスAvを見るのに十分である。この場合、スクリーン上の他の全ての位置は、垂直アドレスAvが線形な時間関数であるので、垂直アドレスAvに対して同期をとる。これは、開始値A0=0が垂直位置Ps1に相当するとともに終了値Asが垂直位置Pe1に相当することを意味する。
したがって、垂直偏向電流の振幅が変動する場合、既に説明したようにして発生した垂直アドレスAvが同一垂直位置に同一アドレス値を発生させることは明らかである。
第2垂直偏向電流Iv2に応答して発生した垂直アドレスAvは、二つの式
Av(T1’)=A0+dA.T1’=A1
Av(T2’)=A0+dA.T2’=A2
に従う。第1式によって、垂直電流Ivが第1の予め決定された値I1を有する瞬時T1’で垂直アドレスAvを、選択された値A1に等しくなるように発生させる。第2式によって、垂直電流Ivが第2の予め決定された値I2を有する瞬時T2’で垂直アドレスAvを、選択された値A2に等しくなるように発生させる。
これら2式から、初期値A0及び増分値dAを計算することができ、垂直アドレスAvを表す線形関数で置換された計算値は、
となる。ここで、Av(T1’)=A1及びAv(T2’)=A2である。
したがって、垂直アドレスAvは、垂直電流が第1の予め決定された値I1を有する第1の垂直位置P1で同一の第1のアドレス値A1を有する。また、垂直アドレスAvは、垂直電流が第2の予め決定された値I2を有する第2の垂直位置P2で同一の第2のアドレス値A2を有する。また、第2の垂直偏向電流Iv2は、線形垂直走査を得る形状を有するので、スクリーンに対して二つの位置P1,P2の垂直アドレスAvを見るのに十分である。この場合、スクリーン上の他の全ての位置は、垂直アドレスAvが線形な時間関数であるので、垂直アドレスAvに対して同期をとる。その結果、垂直偏向電流の振幅が変動しても、垂直アドレス発生器4は、スクリーン3上の同一位置に同一値を有する垂直アドレスAvを発生させる。
図12は、相違する持続時間Ts1,Ts2の走査周期を有する第1及び第2垂直偏向電流Iv1,Iv2をそれぞれ示す。第1及び第2偏向電流Iv1,Iv2は同一振幅を有する。第1偏向電流Iv1は、瞬時0に開始電流値Isで開始し、瞬時Ts1に終了電流値Ieで終了する。第2偏向電流Iv2は、瞬時0に同一開始電流値Isで開始し、瞬時Ts2に同一終了電流値Ieで終了する。一例として、両垂直偏向電流Iv1,Iv2をS修正したS修正したのこぎり波形とし、これによって陰極線管スクリーン上に近似的な線形垂直走査が生じる。第1及び第2垂直偏向電流Iv1,Iv2は、瞬時T1及びT1’でそれぞれ第1の予め設定された値I1に到達する。第1及び第2垂直偏向電流Iv1,Iv2は、瞬時T2及びT2’でそれぞれ第2の予め設定された値I2に到達する。
図13は、垂直偏向電流Ivと、スクリーン上の垂直位置と、図12に図示した垂直偏向電流Iv1,Iv2に対する位置表示Aとの間の関係を説明する図を示す。破線3は、4:3のアスペクト比を有する陰極線管スクリーンを表す。スクリーン3から左に位置したラインは、垂直偏向電流Ivの値を表す。このラインにおいて、開始電流Isと、終了電流Ieと、第1及び第2の予め決定された垂直偏向電流値I1,I2とを示す。垂直偏向電流Ivの所定の値は、スクリーン3上の所定の垂直位置に1対1対応する。第1ラインSc1は、第1垂直偏向電流Iv1に属するスクリーン3の走査部を表す。第2ラインSc2は、第2垂直偏向電流Iv2に属するスクリーン3の走査部を表す。第1及び第2ラインSc1,Sc2の両方は、開始電流Isに対応する垂直位置Psで開始し、終了電流Ieに対応する垂直位置Peで終了する。
第1垂直偏向電流Iv1に応答して発生した垂直アドレスAvは、二つの式
Av(T1)=A0+dA.T1=A1
Av(T2)=A0+dA.T2=A2
に従う。この場合も、瞬時T1,T2でそれぞれ発生する第1及び第2の予め決定された垂直電流値I1,I2は、第1及び第2の予め決定された垂直アドレス値A1,A2に対してそれぞれ同期をとる。他の全ての垂直アドレス値は、垂直アドレスAvが時間の線形関数であるとともに第1の垂直偏向電流Iv1の形状によって線形垂直走査が生じるので、垂直同期位置に対して同期をとる。
第2垂直偏向電流Iv2に応答して発生した垂直アドレスAvは、二つの式
Av(T1’)=A0+dA.T1’=A1
Av(T2’)=A0+dA.T2’=A2
に従う。この場合も、瞬時T1’,T2’でそれぞれ発生する第1及び第2の予め決定された垂直電流値I1,I2は、第1及び第2の予め決定された垂直アドレス値A1,A2に対してそれぞれ同期をとる。この場合も、他の全ての垂直アドレス値は、垂直アドレスAvが時間の線形関数であるとともに第1の垂直偏向電流Iv1の形状によって線形垂直走査が生じるので、垂直同期位置に対して同期をとる。
本発明を、数個の記憶値aiから垂直又は水平修正波形を補間するのに用いることができる。本発明を用いて、いわゆる転置走査画像管(transposed scanned picture tube)で生じる収束又は他の偏向歪み(例えば、南北方向の糸巻型歪み)を修正するのち用いることもでき、これによって垂直走査ラインが互いに水平方向に続く。請求の範囲の参照符号は、請求の範囲を制限することを意味するものではない。
Claims (11)
- 表示装置の表示スクリーン上の一方向の位置の関数である1次元スプライン波形を発生させるに当たり、
前記表示スクリーン上の位置を表す位置情報から位置アドレスを発生させ、この位置アドレスを、区分の数を表す区分数の一部とし、相対位置が、前記表示スクリーンを一方向で前記区分に視覚的に分割するために前記区分内の位置を表すステップと、
n−pの対応する連続的な区分のn−pの連続的な部分関数の連鎖である1次元スプライン波形を得るために、各区分で、前記相対位置及びp+1のセットの部分関数係数から、次数p>1の多項式である部分関数を計算し、前記1次元スプライン波形のアナログ表示が、連続的であるとともに少なくともp−1の連続的に微分可能であるステップと、
前記区分数に応答して、nの連続的な予め決定された値のアレイから、q≧p+1の連続的に選択された値の選択された部分を選択肢、前記部分の選択された部分を、範囲p+1−q≦r≦0から選択したrを有するa(i+r),a(i+r+1),...a(i+r+q−1)とし、これによってi<1及びi>nに対してa(i)=0となるステップと、
各区分で、前記選択された部分に、乗算係数の固定された(p+1)*qスプラインマトリックスを乗算して、p+1の部分関数係数のセットを発生させるステップとを具えることを特徴とする1次元スプライン波形発生方法。 - 前記スプラインマトリックスの各行で、前記乗算係数の少なくとも一つを零にして、0次からp次までの前記相対位置の全ての累乗を具える部分関数を得ることを特徴とする請求の範囲1記載の1次元スプライン波形発生方法。
- (p+1)*(p+1)スプラインマトリックスを得るためにq=p+1とし、部分関数係数の数に等しい複数の選択値を選択することを特徴とする請求の範囲1記載の1次元スプライン波形発生方法。
- 2次スプライン関数である波形を得るためにp=2とすることを特徴とする請求の範囲1記載の1次元スプライン波形発生方法。
- 偏向電流に関連する前記位置情報から前記位置アドレスを発生させるステップは、
前記位置情報が第1の値を有する第1瞬時を測定するステップと、
前記位置情報が第2の値を有する第2瞬時を測定するステップと、
前記第1及び第2瞬時に予め決定された位置アドレス値から、線形的な時間関数として前記位置アドレスを計算するステップと、
これによって、前記偏向電流が、前記スクリーン上に近似的な線形走査を行うような形状を有することを特徴とする請求の範囲1記載の1次元スプライン波形発生方法。 - 前記第1及び第2瞬時を測定するステップは、
時間周期を表す計数値を発生させるステップと、
前記位置情報が前記第1の値を有することの検出に応答して第1計数値を記憶するステップと、
前記位置情報が前記第2の値を有することの検出に応答して第2計数値を記憶するステップと、
前記第1及び第2計数値に関連する前記第1及び第2瞬時で、予め決定された位置アドレス値から、線形的な時間関数として前記位置アドレスを計算するステップとを具えることを特徴とする請求の範囲5記載の1次元スプライン波形発生方法。 - 表示装置のスクリーン上の第1及び第2方向の位置に依存する2次元スプライン波形を発生させる2次元スプライン波形発生方法であって、この表示装置をラインのラスタ走査とし、前記第1及び第2方向をほぼ垂直とし、前記2次元スプライン波形発生方法は、
mセットの予め決定された値からmの1次元スプライン波形を発生させ、前記1次元スプライン波形を、請求の範囲1に記載した方法によって発生させ、前記位置アドレスを、前記スクリーンの前記第1方向の位置に関連した位置アドレスとし、前記1次元波形の各々が、前記ラスタのラインの位置の前記1次元波形の値である出力値を表すステップと、
前記出力値及び前記スクリーン上の前記第2方向の位置に関連した位置アドレスから、前記2次元スプライン波形を発生させるステップとを具えることを特徴とする2次元スプライン波形発生方法。 - 前記2次元スプライン波形を発生させるステップを、請求の範囲1に従って実行し、前記位置アドレスを、前記スクリーン上の第2方向の位置に関連させ、前記予め設定された値を前記出力値とすることを特徴とする請求の範囲7記載の2次元スプライン波形発生方法。
- 表示装置の表示スクリーン上の1方向の位置の関数である1次元スプライン波形を発生させる1次元スプライン波形発生システムにおいて、
前記表示スクリーン上の位置を表す位置情報から位置アドレスを発生させ、この位置アドレスを、区分の数を表す区分数の一部とし、相対位置が、前記表示スクリーンを一方向で前記区分に視覚的に分割するために前記区分内の位置を表す手段と、
n−pの対応する連続的な区分のn−pの連続的な部分関数の連鎖である1次元スプライン波形を得るために、各区分で、前記相対位置及びp+1のセットの部分関数係数から、次数p>1の多項式である部分関数を計算し、前記1次元スプライン波形のアナログ表示が、連続的であるとともに少なくともp−1の連続的に微分可能である計算手段と、
前記区分数に応答して、nの連続的な予め決定された値のアレイから、q≧p+1の連続的に選択された値の選択された部分を選択肢、前記部分の選択された部分を、範囲p+1−q≦r≦0から選択したrを有するa(i+r),a(i+r+1),...a(i+r+q−1)とし、これによってi<1及びi>nに対してa(i)=0とし、
各区分で、前記選択された部分に、乗算係数の固定された(p+1)*qスプラインマトリックスを乗算して、p+1の部分関数係数のセットを発生させるようにしたことを具えることを特徴とする1次元スプライン波形発生システム。 - 表示装置であって、この表示装置は、
表示情報を表示する表示スクリーンを有する表示装置と、
水平位置信号及び垂直位置信号を受信するとともに、位置決定信号を、前記表示スクリーン上の位置を決定する手段に供給するアドレス指定回路と、
前記表示装置の表示スクリーン上の1方向の位置の関数である1次元スプライン波形を発生させる1次元デジタル波形発生手段とを具え、
この1次元デジタル波形発生手段は、
前記表示スクリーン上の位置を表す位置情報から位置アドレスを発生させ、この位置アドレスを、区分の数を表す区分数の一部とし、相対位置が、前記表示スクリーンを一方向で前記区分に視覚的に分割するために前記区分内の位置を表す手段と、
n−pの対応する連続的な区分のn−pの連続的な部分関数の連鎖である1次元スプライン波形を得るために、各区分で、前記相対位置及びp+1のセットの部分関数係数から、次数p>1の多項式である部分関数を計算し、前記1次元スプライン波形のアナログ表示が、連続的であるとともに少なくともp−1の連続的に微分可能である計算手段と、
前記区分数に応答して、nの連続的な予め決定された値のアレイから、q≧p+1の連続的に選択された値の選択された部分を選択肢、前記部分の選択された部分を、範囲p+1−q≦r≦0から選択したrを有するa(i+r),a(i+r+1),...a(i+r+q−1)とし、これによってi<1及びi>nに対してa(i)=0とし、
各区分で、前記選択された部分に、乗算係数の固定された(p+1)*qスプラインマトリックスを乗算して、p+1の部分関数係数のセットを発生させるようにしたことを具え、
前記表示装置は、更に、
前記1次元デジタル波形を、連続であるとともに少なくともp−1回連続的な微分可能なアナログ1次元スプライン波形に変換する手段と、
前記アナログ1次元スプライン波形を受信して前記表示スクリーン上の位置に影響を及ぼす手段とを具えることを特徴とする表示装置。 - 表示装置の表示スクリーン上の1方向の位置の関数であるki
次の1次元スプライン波形を発生させるに当たり、
前記1方向の位置を表す位置情報から位置アドレスを発生させるステップと、
前記位置アドレスによって表された位置に、nの予め決定された入力値から前記波形を発生させ、修正波形を、n−pの対応する連続的な区分にn−pの連続的な部分関数を構成するp次のスプライン関数とし、pを1より大きくしたステップとを具え、
前記修正波形を発生させるステップは、
前記位置アドレスのnの基本関数を発生させ、この基本関数は全て、同一形状を有するとともに互いに1区分に亘ってシフトされ、各々をki次のスプライン関数とし、前記基本関数を、各々が1区分に亘って延在する部分の連鎖として構成したステップと、
前記基本関数の各々に記憶値の関連のものを乗算するステップと、
同一区分で、関連の記憶値を乗算したこの区分の前記基本関数の部分を加算することによって、前記部分関数の各々を計算するステップとを具えることを特徴とするki次の1次元スプライン波形発生方法。
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