JPH1175207A - デジタルコンバーゼンス補正方法及びデジタルコンバーゼンス補正装置 - Google Patents

デジタルコンバーゼンス補正方法及びデジタルコンバーゼンス補正装置

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JPH1175207A
JPH1175207A JP9234391A JP23439197A JPH1175207A JP H1175207 A JPH1175207 A JP H1175207A JP 9234391 A JP9234391 A JP 9234391A JP 23439197 A JP23439197 A JP 23439197A JP H1175207 A JPH1175207 A JP H1175207A
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correction data
memory
waveform component
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JP9234391A
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Takashi Kaido
隆 海藤
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NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コンバーゼンス補正後に振幅調整を行って
も、表示画面のコンバーゼンスがずれないようにする。 【解決手段】 開示される方法は、表示画面を格子状に
分割した格子点をコンバーゼンス補正の調整ポイントと
した場合の各調整ポイントのコンバーゼンス補正データ
が予め記憶されるメモリ14を備え、メモリ14から読
み出された複数個のコンバーゼンス補正データを波形成
分データに変換した後、コンバーゼンス補正後に表示画
面の振幅調整がなされた場合には、CPU11から供給
される振幅調整値に対する各波形成分データの振幅係数
を当該波形成分データに加算し、加算結果をコンバーゼ
ンス補正データに変換し、メモリ14内の対応するコン
バーゼンス補正データを変換後のコンバーゼンス補正デ
ータに書き換える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、デジタルコンバ
ーゼンス補正方法及びデジタルコンバーゼンス補正装置
に関し、特に、投写する画面の大きさを変化させること
が可能な、赤(R)、緑(G)、青(B)の3原色を発
光する3本の投写管を用いた3管式投写型のCRTプロ
ジェクタに用いて好適なデジタルコンバーゼンス補正方
法及びデジタルコンバーゼンス補正装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、赤(R)、緑(G)、青
(B)の3原色を発光する3本の投写管を用いた3管式
投写型のCRTプロジェクタにおいては、投写管のスク
リーンに対する入射角の違いや、光学系あるいは偏向電
流波形の歪等によって、色ずれ等が生じ、そのため、解
像度が劣化してしまう場合がある。そこで、右解像度の
劣化を防ぐために、色ずれ補正を高精度に行うデジタル
コンバーゼンス補正装置が設けられていた。
【0003】図4はそのような従来のデジタルコンバー
ゼンス補正装置の電気的構成例を示すブロック図であ
る。このデジタルコンバーゼンス補正装置は、CPU1
と、タイミングクロック発生部2と、アドレス発生部3
と、メモリ4と、波形発生部5と、D/A変換器6と、
ローパスフィルタ(以下、LPFという)7とから概略
構成されている。CPU1は、タイミングクロック発生
部2と、アドレス発生部3と、メモリ4と、波形発生部
5とを制御する。タイミングクロック発生部2は、CP
U1の制御の下、入力される同期信号に同期すると共
に、同期信号の周波数や水平帰線期間の長さが変化した
場合でも、後述する補正波形信号が適切に出力されるよ
うに変化させたタイミング信号を生成してメモリ4へ供
給する。アドレス発生部3は、CPU1の制御の下、表
示する画面の位置に対応する読み出しアドレス信号を発
生してメモリ4へ供給する。
【0004】メモリ4には、表示画面を格子状に分割し
た格子点をコンバーゼンス補正の調整ポイントとした場
合の全調整ポイントの、調整されたコンバーゼンス補正
データが予め記憶されており、CPU1の制御の下、ア
ドレス発生部3から読み出しアドレス信号が供給され、
タイミングクロック発生部2からタイミング信号が供給
されると、読み出しアドレス信号に対応するコンバーゼ
ンス補正データがタイミング信号のタイミングで読み出
され、波形発生部5へ供給される。これにより、波形発
生部5は、CPU1の制御の下、メモリ4から供給され
るコンバーゼンス補正データに基づいて、実際のデジタ
ル補正波形データ(波形レベル値)を発生し、D/A変
換器6へ供給する。D/A変換器6は、波形発生部5か
ら供給されるデジタル補正波形データをアナログの補正
波形信号へ変換する。LPF7は、アナログの補正波形
信号を平滑化して、図示せぬコンバーゼンスヨークに供
給すべき補正波形信号を出力する。
【0005】また、特開平4−162895号公報に
は、メモリ容量を削減すると共に、高精度な色ずれ補正
を簡単に行うために、調整ポイントのコンバーゼンス補
正データを水平周期及び垂直周期の1次及び高次の波形
成分データの合成データとして与え、隣接する調整ポイ
ント間のコンバーゼンス補正データを水平方向に関して
補間すると共に、隣接する調整ポイント間のコンバーゼ
ンス補正データを垂直方向に関して実時間で直線内挿演
算して補間するデジタルコンバーゼンス補正装置が開示
されている。
【0006】さらに、特開平8−149489号公報に
は、入力されるテレビジョン信号の種類や表示画面の水
平方向の大きさに拘らず、同一の補正データで正確なコ
ンバーゼンス補正を行うために、波形発生部が発生した
デジタル補正波形データを入力し、この出力タイミング
を可変できる出力タイミング回路を備え、この出力タイ
ミング回路の出力タイミングを、水平同期信号の水平帰
線区間の長さ及び表示画面のオーバースキャン量に基づ
いてCPUが制御するデジタルコンバーゼンス補正装置
が開示されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記した3
管式投写型のCRTプロジェクタは、使用状況によって
投写画面の大きさが異なるので、投写画面の大きさを調
整するために、一般に、振幅調整機能を有している。一
方、上記した従来のデジタルコンバーゼンス補正装置に
おいては、例えば、上記特開平4−162895号公報
に開示されているように、コンバーゼンス補正データ
は、様々な歪を補正するために、1次や2次などの波形
成分データが色々組み合わされて合成されている。この
ような従来のデジタルコンバーゼンス補正装置を3管式
投写型のCRTプロジェクタに設けた場合、コンバーゼ
ンス補正後に投写画面の大きさを調整するために振幅調
整が行われると、コンバーゼンスがずれてしまうので、
振幅調整の都度、コンバーゼンス補正を行わなければな
らないという欠点あった。何故なら、従来の振幅調整で
は、振幅調整値に対する最終的な補正波形信号の変化量
を全て一律に変化させているが、実際には、様々な歪を
補正するための1次や2次などの各波形成分データの振
幅変化量に対するパラメータ値(振幅係数)が一律では
ないからである。
【0008】この発明は、上述の事情に鑑みてなされた
もので、コンバーゼンス補正後に振幅調整を行っても、
表示画面のコンバーゼンスがずれることのないデジタル
コンバーゼンス補正方法及びデジタルコンバーゼンス補
正装置を提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1記載の発明に係るデジタルコンバーゼンス
補正方法は、表示画面を格子状に分割した格子点をコン
バーゼンス補正の調整ポイントとした場合の各調整ポイ
ントのコンバーゼンス補正データが予め記憶されるメモ
リを備え、上記メモリから読み出された複数個のコンバ
ーゼンス補正データを、上記コンバーゼンス補正データ
の波形成分を1次及び2次の関数で表現した場合の1次
及び2次の波形成分データに変換した後、コンバーゼン
ス補正後に表示画面の振幅調整がなされた場合、入力さ
れる振幅調整値に対する上記各波形成分データの振幅係
数を当該波形成分データに加算し、加算結果をコンバー
ゼンス補正データに変換し、上記メモリ内の対応するコ
ンバーゼンス補正データを変換後のコンバーゼンス補正
データに書き換えることを特徴としている。
【0010】請求項2記載の発明に係るデジタルコンバ
ーゼンス補正方法は、赤、緑、青の3原色を発光する3
本の投写管を用いた3管式投写型のCRTプロジェクタ
において、投写画面を格子状に分割した格子点をコンバ
ーゼンス補正の調整ポイントとした場合の各調整ポイン
トのコンバーゼンス補正データが予め記憶されるメモリ
を備え、上記メモリから読み出された複数個のコンバー
ゼンス補正データを、上記コンバーゼンス補正データの
波形成分を1次及び2次の関数で表現した場合の1次及
び2次の波形成分データに変換した後、コンバーゼンス
補正後に投写画面の大きさを調整するために投写画面の
振幅調整がなされた場合、入力される振幅調整値に対す
る上記各波形成分データの振幅係数を当該波形成分デー
タに加算し、加算結果をコンバーゼンス補正データに変
換し、上記メモリ内の対応するコンバーゼンス補正デー
タを変換後のコンバーゼンス補正データに書き換えるこ
とを特徴としている。
【0011】請求項3記載の発明は、請求項1又は2記
載のデジタルコンバーゼンス補正方法に係り、上記メモ
リから読み出す複数個のコンバーゼンス補正データは、
表示画面又は投写画面の中心を原点とし、各調整ポイン
トを座標単位として規定化した場合の座標面上の上記原
点のコンバーゼンス補正データ及び上記原点に近接する
8個の調整ポイントのコンバーゼンス補正データである
ことを特徴としている。
【0012】また、請求項4の発明に係るデジタルコン
バーゼンス補正装置は、表示画面を格子状に分割した格
子点をコンバーゼンス補正の調整ポイントとした場合の
各調整ポイントのコンバーゼンス補正データが予め記憶
されるメモリと、コンバーゼンス補正後に表示画面の振
幅調整がなされた場合に入力される振幅調整値に対す
る、上記コンバーゼンス補正データの波形成分を最高2
次までの関数で表現した場合の各波形成分データの振幅
係数を出力する制御部と、上記メモリから読み出された
複数個のコンバーゼンス補正データを1次及び2次の波
形成分データに変換すると共に、上記各波形成分データ
の振幅係数を当該波形成分データに加算し、加算結果を
コンバーゼンス補正データに変換し、上記メモリ内の対
応するコンバーゼンス補正データを変換後のコンバーゼ
ンス補正データに書き換える波形変換部とを備えてなる
ことを特徴としている。
【0013】請求項5の発明に係るデジタルコンバーゼ
ンス補正装置は、赤、緑、青の3原色を発光する3本の
投写管を用いた3管式投写型のCRTプロジェクタにお
いて、投写画面を格子状に分割した格子点をコンバーゼ
ンス補正の調整ポイントとした場合の各調整ポイントの
コンバーゼンス補正データが予め記憶されるメモリと、
コンバーゼンス補正後に投写画面の大きさを調整するた
めに投写画面の振幅調整がなされた場合に、入力される
振幅調整値に対する、上記コンバーゼンス補正データの
波形成分を最高2次までの関数で表現した場合の各波形
成分データの振幅係数を出力する制御部と、上記メモリ
から読み出された複数個のコンバーゼンス補正データを
1次及び2次の波形成分データに変換すると共に、上記
各波形成分データの振幅係数を当該波形成分データに加
算し、加算結果をコンバーゼンス補正データに変換し、
上記メモリ内の対応するコンバーゼンス補正データを変
換後のコンバーゼンス補正データに書き換える波形変換
部とを備えてなることを特徴としている。
【0014】請求項6記載の発明は、請求項4又は5記
載のデジタルコンバーゼンス補正装置に係り、上記メモ
リから読み出される複数個のコンバーゼンス補正データ
は、表示画面又は投写画面の中心を原点とし、各調整ポ
イントを座標単位として規定化した場合の座標面上の上
記原点のコンバーゼンス補正データ及び上記原点に近接
する8個の調整ポイントのコンバーゼンス補正データで
あることを特徴としている。
【0015】
【作用】この発明の構成によれば、上記メモリから読み
出された複数個のコンバーゼンス補正データを波形成分
データに変換した後、コンバーゼンス補正後に表示画面
又投写画面の振幅調整がなされた場合には、入力される
振幅調整値に対する各波形成分データの振幅係数を当該
波形成分データに加算し、加算結果をコンバーゼンス補
正データに変換し、上記メモリ内の対応するコンバーゼ
ンス補正データを変換後のコンバーゼンス補正データに
書き換えるようにしているので、コンバーゼンス補正後
に振幅調整を行っても、表示画面又は投写画面のコンバ
ーゼンスがずれることはない。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、この発明
の実施の形態について説明する。説明は、実施例を用い
て具体的に行う。図1はこの発明の一実施例であるデジ
タルコンバーゼンス補正装置の電気的構成を示すブロッ
ク図である。この例のデジタルコンバーゼンス補正装置
は、CPU11と、タイミングクロック発生部12と、
アドレス発生部13と、メモリ14と、波形発生部15
と、D/A変換器16と、LPF17と、波形変換部1
8とから概略構成されている。CPU11は、タイミン
グクロック発生部12と、アドレス発生部13と、メモ
リ14と、波形発生部15と、波形変換部18とを制御
すると共に、ある投写画面のコンバーゼンス補正後に振
幅調整がなされた場合には、振幅調整の変化量に対する
振幅調整値が入力されるので、その振幅調整値に対す
る、コンバーゼンス補正データから変換された各波形成
分データのパラメータ値(振幅係数)を波形変換部18
へ供給する。タイミングクロック発生部12は、CPU
11の制御の下、入力される同期信号に同期したタイミ
ング信号を生成してメモリ14へ供給する。アドレス発
生部13は、CPU11の制御の下、表示する画面の位
置に対応する読み出しアドレス信号を発生してメモリ1
4へ供給する。
【0017】メモリ14には、表示画面を格子状に分割
した格子点をコンバーゼンス補正の調整ポイントとした
場合の全調整ポイントの、調整されたコンバーゼンス補
正データが予め記憶されており、CPU11の制御の
下、アドレス発生部13から読み出しアドレス信号が供
給され、タイミングクロック発生部12からタイミング
信号が供給されると、読み出しアドレス信号に対応する
コンバーゼンス補正データがタイミング信号のタイミン
グで読み出され、波形発生部15へ供給される。波形発
生部15は、CPU11の制御の下、メモリ14から供
給される、コンバーゼンス補正データに基づいて、実際
のデジタル補正波形データ(波形レベル値)を発生し、
D/A変換器16へ供給する。D/A変換器16は、波
形発生部15から供給されるデジタル補正波形データを
アナログの補正波形信号へ変換する。LPF17は、ア
ナログの補正波形信号を平滑化して、図示せぬコンバー
ゼンスヨークに供給すべき補正波形信号を出力する。
【0018】波形変換部18は、メモリ14に記憶され
ているコンバーゼンス補正データを、一般的に使用され
る1次及び2次の波形成分データに変換すると共に、コ
ンバーゼンス補正後に振幅調整がなされた場合には、C
PU11から供給される、振幅調整値に対する各波形成
分データのパラメータ値(振幅係数)を当該波形成分デ
ータに加算し、加算結果(振幅調整後の波形成分デー
タ)を再びコンバーゼンス補正データ(振幅調整後のコ
ンバーゼンス補正データ)に変換し、メモリ14内の振
幅調整前のコンバーゼンス補正データを得られた振幅調
整後のコンバーゼンス補正データに書き換える。
【0019】ここで、波形変換部18がコンバーゼンス
補正データを波形成分データに変換する動作について、
図2を参照して説明する。図2は、3管式投写型のCR
Tプロジェクタの投写画面の中心を原点、水平方向をX
軸、垂直方向をY軸とし、さらに、各コンバーゼンス補
正の調整ポイント(黒丸)を座標単位として規定化した
座標図である。図2において、Z(0,0)等は、当該
座標(0,0)等のコンバーゼンス補正の調整ポイント
におけるコンバーゼンス補正データである。コンバーゼ
ンス補正データZは、波形成分を最高2次までの関数で
表現すると、(1)式となる。(1)式において、a,
b,c,d,e,f,g,h,iは波形成分データであ
る。
【0020】
【数1】
【0021】ここで、図2に示す9個の調整ポイントの
座標値を(1)式に代入し、各調整ポイントにおけるコ
ンバーゼンス補正データZを求めると、(2)式〜(1
0)式で表される。
【0022】
【数2】
【0023】
【数3】
【0024】
【数4】
【0025】
【数5】
【0026】
【数6】
【0027】
【数7】
【0028】
【数8】
【0029】
【数9】
【0030】
【数10】
【0031】従って、上記(2)式〜(10)式を用い
て波形成分データa,b,c,d,e,f,g,h,i
を求めると、(11)式〜(19)式で表される。
【0032】
【数11】
【0033】
【数12】
【0034】
【数13】
【0035】
【数14】
【0036】
【数15】
【0037】
【数16】
【0038】
【数17】
【0039】
【数18】
【0040】
【数19】
【0041】以上説明した動作より、投写画面上のコン
バーゼンス補正データZを波形成分データa,b,c,
d,e,f,g,h,iに変換することできる。
【0042】次に、コンバーゼンス補正後に振幅調整が
なされた場合のデジタルコンバーゼンス補正装置の動作
について、図2及び図3を参照して説明する。まず、図
3に示すように、波形変換部18は、メモリ14から、
図2に示す投写画面上の9個の調整ポイントのコンバー
ゼンス補正データを読み出し、上記した方法で波形成分
データに変換する。一方、ある投写画面のコンバーゼン
ス補正後に振幅調整がなされると、振幅調整の変化量に
対する振幅調整値がCPU11に入力されるので、CP
U11は、その振幅調整値に対する上記各波形成分デー
タの振幅係数を波形変換部18へ供給する。これによ
り、波形変換部18は、CPU11から供給された各波
形成分データの振幅係数を当該波形成分データにそれぞ
れ加算して振幅調整後の波形成分データを得る。次に、
波形変換部18は、振幅調整後の波形成分データを上記
した方法と逆の方法でコンバーゼンス補正データに変換
して振幅調整後のコンバーゼンス補正データを得た後、
メモリ14内の振幅調整前のコンバーゼンス補正データ
を得られた振幅調整後のコンバーゼンス補正データに書
き換える。
【0043】従って、メモリ14に、CPU11の制御
の下、アドレス発生部13から読み出しアドレス信号が
供給され、タイミングクロック発生部12からタイミン
グ信号が供給されると、メモリ14からは、読み出しア
ドレス信号に対応する振幅調整後のコンバーゼンス補正
データがタイミング信号のタイミングで読み出され、波
形発生部15へ供給される。これにより、波形発生部1
5は、CPU11の制御の下、メモリ14から供給され
る、振幅調整後のコンバーゼンス補正データに基づい
て、振幅調整後のデジタル補正波形データを発生し、D
/A変換器16へ供給する。D/A変換器16は、波形
発生部15から供給される振幅調整後のデジタル補正波
形データをアナログの補正波形信号へ変換し、LPF1
7は、アナログの補正波形信号を平滑化して、図示せぬ
コンバーゼンスヨークに供給すべき振幅調整後の補正波
形信号を出力する。以上の動作により、投写画面の振幅
調整に対してコンバーゼンスヨークに供給すべき補正波
形信号を追従(トラッキング)させることができるの
で、いかなる振幅調整に対しても常に画面のコンバーゼ
ンス補正の最適化が可能になる。
【0044】以上、この発明の実施例を図面を参照して
詳述してきたが、具体的な構成はこの実施例に限られる
ものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計
の変更等があってもこの発明に含まれる。例えば、上述
の実施例においては、この発明をデジタルコンバーゼン
ス補正機能を備えた3管式投写型のCRTプロジェクタ
に適用した例を示したが、これに限定されないことはも
ちろんである。この発明は、要するに、コンバーゼンス
補正後に振幅調整を行う必要のあるディスプレイであれ
ば適用できる。
【0045】
【発明の効果】以上説明したように、この発明の構成に
よれば、コンバーゼンス補正後にどのような振幅調整を
行っても、再度コンバーゼンス補正をしなくとも、常に
表示画面のコンバーゼンスの最適化が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例であるデジタルコンバーゼ
ンス補正装置の電気的構成を示すブロック図である。
【図2】同実施例におけるCRTプロジェクタの投写画
面におけるコンバーゼンス補正の調整ポイントをX・Y
座標で表した座標図である。
【図3】同実施例における波形変換部の動作を説明する
ための図である。
【図4】従来のデジタルコンバーゼンス補正装置の電気
的構成例を示すブロック図である。
【符号の説明】
1,11 CPU(制御部) 2,12 タイミングクロック発生部 3,13 アドレス発生部 4,14 メモリ 5,15 波形発生部 6,16 D/A変換器 7,17 LPF 18 波形変換部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表示画面を格子状に分割した格子点をコ
    ンバーゼンス補正の調整ポイントとした場合の各調整ポ
    イントのコンバーゼンス補正データが予め記憶されるメ
    モリを備え、 前記メモリから読み出された複数個のコンバーゼンス補
    正データを、前記コンバーゼンス補正データの波形成分
    を1次及び2次の関数で表現した場合の1次及び2次の
    波形成分データに変換した後、コンバーゼンス補正後に
    表示画面の振幅調整がなされた場合、入力される振幅調
    整値に対する前記各波形成分データの振幅係数を当該波
    形成分データに加算し、加算結果をコンバーゼンス補正
    データに変換し、前記メモリ内の対応するコンバーゼン
    ス補正データを変換後のコンバーゼンス補正データに書
    き換えることを特徴とするデジタルコンバーゼンス補正
    方法。
  2. 【請求項2】 赤、緑、青の3原色を発光する3本の投
    写管を用いた3管式投写型のCRTプロジェクタにおい
    て、 投写画面を格子状に分割した格子点をコンバーゼンス補
    正の調整ポイントとした場合の各調整ポイントのコンバ
    ーゼンス補正データが予め記憶されるメモリを備え、 前記メモリから読み出された複数個のコンバーゼンス補
    正データを、前記コンバーゼンス補正データの波形成分
    を1次及び2次の関数で表現した場合の1次及び2次の
    波形成分データに変換した後、コンバーゼンス補正後に
    投写画面の大きさを調整するために投写画面の振幅調整
    がなされた場合、入力される振幅調整値に対する前記各
    波形成分データの振幅係数を当該波形成分データに加算
    し、加算結果をコンバーゼンス補正データに変換し、前
    記メモリ内の対応するコンバーゼンス補正データを変換
    後のコンバーゼンス補正データに書き換えることを特徴
    とするデジタルコンバーゼンス補正方法。
  3. 【請求項3】 前記メモリから読み出す複数個のコンバ
    ーゼンス補正データは、表示画面又は投写画面の中心を
    原点とし、各調整ポイントを座標単位として規定化した
    場合の座標面上の前記原点のコンバーゼンス補正データ
    及び前記原点に近接する8個の調整ポイントのコンバー
    ゼンス補正データであることを特徴とする請求項1又は
    2記載のデジタルコンバーゼンス補正方法。
  4. 【請求項4】 表示画面を格子状に分割した格子点をコ
    ンバーゼンス補正の調整ポイントとした場合の各調整ポ
    イントのコンバーゼンス補正データが予め記憶されるメ
    モリと、 コンバーゼンス補正後に表示画面の振幅調整がなされた
    場合に入力される振幅調整値に対する、前記コンバーゼ
    ンス補正データの波形成分を最高2次までの関数で表現
    した場合の各波形成分データの振幅係数を出力する制御
    部と、 前記メモリから読み出された複数個のコンバーゼンス補
    正データを1次及び2次の波形成分データに変換すると
    共に、前記各波形成分データの振幅係数を当該波形成分
    データに加算し、加算結果をコンバーゼンス補正データ
    に変換し、前記メモリ内の対応するコンバーゼンス補正
    データを変換後のコンバーゼンス補正データに書き換え
    る波形変換部とを備えてなることを特徴とするデジタル
    コンバーゼンス補正装置。
  5. 【請求項5】 赤、緑、青の3原色を発光する3本の投
    写管を用いた3管式投写型のCRTプロジェクタにおい
    て、 投写画面を格子状に分割した格子点をコンバーゼンス補
    正の調整ポイントとした場合の各調整ポイントのコンバ
    ーゼンス補正データが予め記憶されるメモリと、 コンバーゼンス補正後に投写画面の大きさを調整するた
    めに投写画面の振幅調整がなされた場合に、入力される
    振幅調整値に対する、前記コンバーゼンス補正データの
    波形成分を最高2次までの関数で表現した場合の各波形
    成分データの振幅係数を出力する制御部と、 前記メモリから読み出された複数個のコンバーゼンス補
    正データを1次及び2次の波形成分データに変換すると
    共に、前記各波形成分データの振幅係数を当該波形成分
    データに加算し、加算結果をコンバーゼンス補正データ
    に変換し、前記メモリ内の対応するコンバーゼンス補正
    データを変換後のコンバーゼンス補正データに書き換え
    る波形変換部とを備えてなることを特徴とするデジタル
    コンバーゼンス補正装置。
  6. 【請求項6】 前記メモリから読み出される複数個のコ
    ンバーゼンス補正データは、表示画面又は投写画面の中
    心を原点とし、各調整ポイントを座標単位として規定化
    した場合の座標面上の前記原点のコンバーゼンス補正デ
    ータ及び前記原点に近接する8個の調整ポイントのコン
    バーゼンス補正データであることを特徴とする請求項4
    又は5記載のデジタルコンバーゼンス補正装置。
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