JPH0993594A - ディジタルコンバーゼンス装置 - Google Patents

ディジタルコンバーゼンス装置

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JPH0993594A
JPH0993594A JP7244916A JP24491695A JPH0993594A JP H0993594 A JPH0993594 A JP H0993594A JP 7244916 A JP7244916 A JP 7244916A JP 24491695 A JP24491695 A JP 24491695A JP H0993594 A JPH0993594 A JP H0993594A
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correction data
convergence
mode
circuit
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Masanori Fujiwara
正則 藤原
Tsutomu Sakamoto
務 坂本
Kichiji Tsuzuki
吉司 都築
Hisayuki Mihara
久幸 三原
Toshio Obayashi
稔夫 尾林
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Toshiba Corp
Toshiba AVE Co Ltd
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Toshiba Corp
Toshiba AVE Co Ltd
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Publication date
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    • H04N9/16Picture reproducers using cathode ray tubes
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    • H04N11/06Transmission systems characterised by the manner in which the individual colour picture signal components are combined
    • H04N11/12Transmission systems characterised by the manner in which the individual colour picture signal components are combined using simultaneous signals only
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    • H04N11/16Transmission systems characterised by the manner in which the individual colour picture signal components are combined using simultaneous signals only in which one signal, modulated in phase and amplitude, conveys colour information and a second signal conveys brightness information, e.g. NTSC-system the chrominance signal alternating in phase, e.g. PAL-system
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  • Computer Graphics (AREA)
  • Video Image Reproduction Devices For Color Tv Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 調整工程増による工数の増加、生産性低下、
補正データ保存用メモリの容量増を解決できるディジタ
ルコンバーゼンス装置を提供すること。 【解決手段】 複数の走査方式を識別する回路71を設
け、走査方式を識別可能とし、例えば走査方式によって
画面中の表示走査線数が異なる場合に、制御用マイコン
66Aは、第1のモードの画面内に表示される走査線数
と第2のモードの画面内に表示される走査線数の比率か
ら調整点の位置関係を求めて、第1のモードのコンバー
ゼンス補正データにディジタルフィルタ演算を行って第
2のモードのコンバーゼンス補正データ算出を行うこと
で、第2のモードでは第1のモードのコンバーゼンス補
正データからコンバーゼンス補正データを自動的に得る
ことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カラーテレビジョ
ン受像機、或いはRGB三管式投写型プロジェクタなど
のディジタルコンバーゼンス装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、画面の大型化が要求されており、
大型のカラーテレビジョン受像機や投写管式カラープロ
ジェクタが普及している。投写管式カラープロジェクタ
では、RGBの三原色の映像信号をRGBのそれぞれの
投写管に供給し、各投写管から出射される映像をスクリ
ーン上で重ね合わせることにより映像を得ている。しか
し、各投写管のスクリーンに対する入射角は異なってお
り、スクリーン上では色ずれを生じる。この対策として
は、それぞれの投写管にコイルを設け、これに補正信号
を流し色ずれを補正するような磁界をコイルで誘起さ
せ、電子ビームの偏向方向を変えることで、色ずれを補
正していることは周知である。
【0003】従来は、水平,垂直走査周期の信号からア
ナログ回路によりさまざまな波形の信号を生成し、これ
らの信号を巧みに組み合わせて必要な補正信号を生成し
ていた。しかし、このようなアナログ回路を駆使したコ
ンバーゼンス装置では、必ずしも所望の補正信号が得ら
れるわけではなく、またその調整は大変煩雑になる。こ
のような状況から開発されたのが、ディジタルコンバー
ゼンス装置である。この装置は、スクリーン上にコンバ
ーゼンス調整用のパターンを映出させ、映出したパター
ン上の各部分毎に色ずれがなくなるようにコンバーゼン
ス補正を行い、各部分毎の補正データを1画面分のメモ
リに記憶させる。調整パターンとしては、クロスハッチ
パターンと言われる格子状のパターンが使用されること
が多く、調整者はスクリーン上の調整パターンを見なが
ら、キーボードなどの調整器具を操作して調整を行う。
一般的には、調整パターンの全ての縦線及び横線の交点
がコンバーゼンス補正が可能な調整点になっており、調
整者は調整器具により、任意の一箇所又は複数の調整点
を選択する。そして、調整者は調整器具により調整点の
色ずれを少なくなるように調整する。この調整点の補正
データが、データ保存部を経て前記1画面分のメモリに
記憶される。このようにして1画面分の容量のメモリに
コンバーゼンス補正信号を発生するためのデータを予め
格納しておく。そして、画面走査を行うとともにこのデ
ィジタルデータをメモリより読み出しD/A変換器によ
りアナログ信号に変換し、コンバーゼンス補正用コイル
に電流を流し、コンバーゼンス調整を行う。この場合、
前述のアナログ回路によるコンバーゼンス装置とは異な
り、任意の補正信号が得られることが特徴であり、良好
な調整を行うことができる。
【0004】図6は、従来のディジタルコンバーゼンス
装置を示す。投写型プロジェクタ等の装置の電源が投入
されると、まず、制御用マイクロコンピュータ(以下、
制御用マイコンという)66がデータ転送制御回路53
を制御して、データ保存部67に格納されている調整点
の補正データをフレームメモリ51に転送させる。選択
回路52はデータ転送制御回路53によって制御され
て、データ転送制御回路53からの書込みアドレスと読
出しアドレス発生回路54からの読出しアドレスとの一
方を選択してフレームメモリ51にアドレス出力を与え
るようになっており、データ転送時には、選択回路52
によってデータ転送制御回路53からの書込みアドレス
が選択される。
【0005】フレームメモリ51への補正データの転送
が終了すると、データ転送制御回路53は選択回路52
を制御して読出しアドレス発生回路54からの読出しア
ドレスをフレームメモリ51に与える。読出しアドレス
発生回路54は、水平及び垂直同期信号HD及びVDが
入力されており、水平及び垂直走査に同期した読出しア
ドレスを発生することにより、フレームメモリ51から
出力される補正データと画面上の位置とを対応させる。
フレームメモリ51から順次出力される補正データは垂
直補間回路60に与えられる。
【0006】調整点は画面上の離散した位置に適宜設定
されており、調整点相互間については補間処理によって
補正データを求める。読み出しアドレス発生回路54と
垂直補間回路60は、補間処理によって調整点間の補正
データを求める内挿演算手段を構成している。即ち、垂
直補間回路60は補正データから垂直方向の補間処理に
よって垂直方向の各調整点相互間の補正データを求め
る。これにより、垂直補間回路60からは各ラインに対
応した補正データが出力される。D/A変換回路62は
垂直補間回路60からの補正データをアナログ信号に変
換し、また、ローパスフィルタ(以下、LPFという)
63は高調波成分を除去することにより補正データを水
平方向に平滑して増幅回路68に出力する。増幅回路6
8は補正信号を増幅してコンバーゼンス補正用コイル6
4に与える。
【0007】通常の映像表示時においては、選択回路69
は制御用マイコン66に制御されて、映像信号を表示装
置70に与えており、コンバーゼンス補正用コイル64
は、補正電圧に応じてビーム電流を偏向させて、図示し
ないスクリーン上の映像を色ずれなく映出させる。
【0008】次に、コンバーゼンス調整を行う場合につ
いて説明する。パターン発生回路56は、読出しアドレ
ス発生回路54の出力が与えられて、クロスハッチパタ
ーン等の調整パターンを表示するためのパターン表示信
号を作成して選択回路69に出力する。調整者が入力装
置65を操作してコンバーゼンスの調整開始を指示する
と、制御用マイコン66は、選択回路69を制御してパ
ターン発生回路56の出力を選択させる。これにより、
パターン表示信号が表示装置70に供給され、図示しな
いスクリーン上には調整パターンが表示される。
【0009】調整者はスクリーン上の調整パターンを見
ながら入力装置65を操作し、調整点の色ずれが少なく
なるように調整を行う。この調整操作の情報は、制御用
マイコン66を介して補正データとしてフレームメモリ
51及びデータ保存部67に与えられる。フレームメモ
リ51は、画面上の選択された全調整点における補正デ
ータを記憶すると共に、データ転送制御回路53に制御
されて画面走査に同期して補正データを出力する。フレ
ームメモリ51から読出された補正データは、通常の映
像表示動作時と同様に、垂直補間回路60、D/A変換
回路62、LPF63及び増幅回路68を介してコンバ
ーゼンス補正用コイル64に与えられる。こうして、画
面各部の色ずれが調整される。
【0010】調整者は、各調整点毎に色ずれが最も小さ
くなるように入力装置65を用いて調整する。調整操作
によってフレームメモリ51及びデータ保存部67の補
正データは逐次更新され、データ保存部67には各調整
点毎に調整終了時の補正データが格納される。こうし
て、通常の映像表示動作時においてデータ保存部67の補
正データを読出すことで、良好なコンバーゼンスで映像
を映出することができる。
【0011】ところで、ディジタルコンバーゼンス装置
では、垂直方向の補間処理が長年の技術的課題であっ
た。この課題とは、水晶方向の調整点の数を減らしなが
らもいかに滑らかな垂直方向補間を行うかである。この
課題の解決方法として、様々な提案が発表されている。
これらの提案の中でも、特に特願平6−6895号明細
書によれば、大変滑らかな垂直方向補間を実現すること
ができる。
【0012】この提案では、垂直方向補間処理をローパ
ス特性を備えたFIR型ディジタルフィルタで行うこと
を特徴としており、コンバーゼンス補正点間を滑らかな
曲線で内挿することができる。このため、走査線の密度
のばらつきによる輝線,暗線が表れることがない良好な
コンバーゼンス補正が可能となる。
【0013】以下に、上記の特願平6−6895号明細
書の提案について、図面を参照して説明する。図7は、
そのディジタルコンバーゼンス装置の構成を示すもので
ある。全体的な構成は、図6で説明したブロックと同じ
である構成であるから、図6の回路と同一部分には同じ
符号を付して説明する。
【0014】図8(a) はクロスハッチパターンの発生回
路56からの信号を表示装置70に表示した状態を示し
た図である。クロスハッチパターンの交点に調整点デー
タの入力ポイントがあり、フレームメモリメモリ51の
縦線のデータ構成に一致している。ここでは、一例とし
て、横7点,縦5点の場合を示している。各調整点の補
正データは図8(b) に示すようにD00,D10,D20,…
…,D64とする。これらの補正データは、データ保存部
67に格納されている。
【0015】データ転送制御回路53は、データ保存部
67に格納されている調整点(補正点)の補正データを
読み出し、フレームメモリ51に転送する。この時はデ
ータ転送制御回路53は、選択回路52を制御して、書
込みアドレスをフレームメモリ51に与える。フレーム
メモリ51に補正データが格納されると、データ転送制
御回路53は、選択回路52を制御して、この選択回路
52が、読み出しアドレス発生回路54からの読み出し
アドレスを選択してフレームメモリ51に与えるように
する。これによって、フレームメモリ51からは補正デ
ータが投写管の走査に同期して読み出される。フレーム
メモリ51から読み出された補正データは、垂直補間回
路60で補間処理を受けた後、D/Aに変換回路62で
アナログ信号に変換され、LPF63で高調波が除去さ
れ、増幅回路68で増幅されコンバーゼンス補正用コイ
ル64に与えられる。
【0016】垂直補間回路60は、補正データを補間す
る部分である。この回路は、フレームメモリ51には、
メモリ容量削減のため、縦横数点ずつの調整点における
補正データしか格納されていないために、垂直方向に関
しては補間処理により補正データを求めるためにある。
【0017】前述したように、読み出しアドレス発生回
路54と垂直補間回路60は、補間処理によって調整点
間の補正データを求める内挿演算手段を構成している。
【0018】次に、読み出しアドレス発生回路54、垂
直補間回路60を更に具体的に説明する。読み出しアド
レス発生回路54は、第1の垂直アドレスカウンタ(以
下、Yアドレスカウンタ)、分周回路542、水平アド
レスカウンタ(以下、Xアドレスカウンタ)543、第
2のYアドレスカウンタ545、加算回路544、分周
回路546を有する。
【0019】分周回路542は、水平同期信号HDを1
/nに分周し、分周出力を第1のYアドレスカウンタ5
41に与える。Yアドレスカウンタ541は、垂直同期
信号VDでリセットされ、分周回路542からの分周出
力ををカウントし、その出力を加算回路544に与え
る。第2のYアドレスカウンタ545は、クロックパル
スCLK(1水平期間に4×m個存在する)をカウント
するが、4クロックパルス毎にリセットされる。つま
り、クロックパルスCLKは、1/4分周回路546で
分周され、その分周出力は、第2のYアドレスカウンタ
545のクリア端子に供給される。第1と第2のYアド
レスカウンタ541と542の出力は、加算回路544
で加算され、フレームメモリ51へのYアドレスとして
用いられる。
【0020】分周回路546からの分周出力は、Xアド
レスカウンタ543に入力されている。Xアドレスカウ
ンタ543は、水平同期信号HDでリセットされ、フレ
ームメモリ51に対するXアドレスを発生する。
【0021】選択回路52は、フレームメモリ51のデ
ータ読み出しモードの時は、読み出しアドレス発生回路
54からのY及びXアドレスを選択してフレームメモリ
51に与える。フレームメモリ51から読み出されたデ
ータは、垂直補間回路60の乗算回路605に入力され
る。乗算回路605では、入力データに対して係数発生
回路606からの係数が掛けられる。係数発生回路60
6からの係数は、第3のYアドレスカウンタ607から
出力されるアドレスカウンタにより読み出される。第3
のYアドレスカウンタ607は、先の1/n分周回路5
42からの分周出力によりクリアされ、水平同期信号H
Dをカウントし、その値を読み出しアドレスとして出力
している。第3のYアドレスカウンタ607の出力アド
レスは、調整点データの位置から何ライン目であるかを
示すことになる。これは、1/n分周回路542からパ
ルスが得られるタイミングは、調整点データの位置と一
致しているからである。
【0022】図9は、補間データの作成例と係数の作成
方法を示すものである。係数は、予め係数発生回路60
6に格納されているが、各係数は、図9に示すように予
めフレームメモリ51に格納されている調整点データか
らの距離に応じて計算されて求められる。黒の三角印
は、現在求めようとする走査線位置であり、白丸印は、
フレームメモリ51に予め入力済みの調整点データの位
置である。これらの白丸と黒三角の間の距離は、入力値
である第2のYアドレスカウンタ545からの値(0〜
3)と第3のYアドレスカウンタ607からの値(0〜
n)の和で求めることができる。これらの距離をもと
に、予めFIR型フィルタの理論を元に計算してROM
テーブルに書き込んでおいたタップ係数の一組を係数発
生回路606から取り出している。読み出しアドレス
も、第2のYアドレスカウンタ545からのアドレスと
第3のYアドレスカウンタ607からのアドレスを合わ
せて用いることにより作成されている。
【0023】乗算回路605の出力は、加算回路602
に供給される。加算回路602では、乗算回路605の
出力とラッチ回路604の出力の加算が行われる。ラッ
チ回路604は、加算回路602の加算出力をラッチ保
持し、その出力を加算回路602に帰還するとともにD
/A変換回路62に出力する。
【0024】次に、図10を参照して垂直補間回路60
によるディジタルフィルタ動作を説明する。垂直補間回
路60は、垂直方向に少なくとも4点以上のデータを用
いて補間データを作成するFIR型の低域通過特性を有
するディジタルフィルタで構成されている。
【0025】図10(a) はクロックパルスCLKであ
り、1水平走査期間に4×m個(mは正の整数)のパル
スが存在する。図10(b) はフレームメモリ51のXア
ドレスであり、基本クロックパルスCLKの4個に1ア
ドレスが進行する。図10(c)はフレームメモリ51の
Yアドレスであり、基本クロックパルスCLK毎に1ず
つ増加する。図では、0,1,2,3,0,……となっ
ているが、n水平走査の後、第1のYアドレスカウンタ
541がカウントアップすれば、1,2,3,4,1,
……となり、以下同様に変化する。図10(d) はフレー
ムメモリ4の出力の調整点における補正データである。
図10(e) は乗算回路605の出力結果であり、係数発
生回路606から係数K1 ,K2 ,K3 ,K4 を得て、
フレームメモリ51からの補正データと掛け合わせ、K
1 ×D00,K2 ×D01,K3 ×D02,…… を求めたも
のである。図10(f) は前記加算回路602の出力デー
タであり、乗算回路605からのデータと、ラッチ回路
604からのデータの加算を行った結果である。ラッチ
回路604には最初0が保持されているので、乗算回路
607からのK1 ×D00のみが出力され、次段のラッチ
回路604に保持される。次のクロックサイクルでは、
乗算回路605からはK2 ×D01が出力され、ラッチ回
路604に保持されていたK1 ×D00と加算され、再び
ラッチ回路604に保持される。次にはK3 ×D02が加
算され、最後にK4 ×D03が加算され、ラッチ回路60
4に保持される。図10(g) はD/A変換回路62の出
力データであり、加算回路602で4回の加算を行った
後、K1 ×D00+K2 ×D01+K3 ×D02+K4 ×D03
のディジタルデータをアナログ値に変換して出力する。
これらの動作が繰り返されて、さらに4クロック後には
画面右隣に対応したデータK1 ×D10+K2 ×D11+K
3 ×D12+K4 ×D13を出力し、n水平走査線後には計
算のもとになるフレームメモリ51の調整点データが1
行下になり、K1 ×D01+K2 ×D02+K3 ×D03+K
4 ×D04となる。このように上下4点の調整点の補正デ
ータを元に内挿演算を繰り返して、調整点の間のデータ
が作成される。ここで、データの滑らかさ、連続性、カ
ーブの形状はディジタルフィルタのタップ係数によって
決まるLPFの周波数特性によっ左右されるが、適切な
特性を選べば滑らかな補間が可能である。勿論、LPF
である性格上、急激な変化には対応できないが、コンバ
ーゼンス補正信号は、本来緩やかで、高い周波数成分は
含まれていないことから、タップ係数を適宜に選べば理
想的な内挿演算が可能となる。
【0026】また、実際の動作では、先に示したD00と
D01の間のデータや、D00の垂直方向上側のデータも求
めなければならない。この場合は、D00と同じ値の補正
データが2点がD00の上に同じ間隔で存在するとして処
理を行う方法が考えられる。この場合は、第2のYアド
レスカウンタ545のカウントアップを工夫して、D00
よりも上側のデータを求める時はカウント値が0,0,
0,1,……となるよう、またD00とD01の間のデータ
を求める時は0,0,1,2,……とすればよい。この
ときは、読み出しアドレス発生回路54及び垂直補間回
路60で形成される内挿演算手段は、フレームメモリ5
1の垂直方向上下端部における調整点の補正データと同
じデータが、それぞれ外側である上側、下側にもそれぞ
れ連続して存在するものとして演算処理を行う。さら
に、もう一つの方法として、D00の上側の調整点が、D
00とD01の差と同じ差で延長して存在するとして処理し
てもよい。この場合は、内挿演算手段は、フレームメモ
リ51の垂直方向上下端部における調整点の補正データ
と、この調整点の一つ内側の調整点の補正データとの差
を示す値のデータが、前記上下端部の外側である上側、
下側にもそれぞれ連続して存在するものとして演算を行
ってもよい。
【0027】上述したように、特願平6−6895号明
細書の提案によれば、良好な垂直補間処理を行うことが
可能であり、従来の技術的課題を解決することができ
る。
【0028】ところで、近年の映像ソースの多様化によ
り様々な放送方式の映像信号、例えばNTSC方式やP
AL方式の映像信号も映し出したいといった要求があ
る。また、国内では、EDTV−2放送方式の実施を控
え、横縦比がおよそ16:9 のワイドテレビ受像機の普及
が目ざましい。このテレビ受像機では、16:9 の横縦比
映像をそのまま映し出すだけでなく、従来からある4:3
の横縦比映像を垂直方向中央部分だけを垂直走査の操作
でズームアップして画面上下端を切り取った形状で映し
出すような表示モードを備えている。さらに、近年で
は、パーソナルコンピュータの普及が目ざましく、コン
ピュータ映像を画面に映し出したいといった要求があ
る。コンピュータ映像では、テレビジョン放送とは異な
った数の走査線を画面に映し出すことがある。
【0029】特願平6−6895号明細書は、複数の走
査モードに対応できるディジタルコンバーゼンス装置も
提供している。即ち、ディジタルフィルタのタップ係
数、具体的には図7の係数発生回路606内にデータR
OMを複数組用意しておき、ワイド画面やノーマル画面
などで走査幅が変わった時や、NTSCの時とPALの
時で走査線の本数や密度が変化した時など特性を切り換
え、最適な内挿特性を得るものである。
【0030】以上のように、近年では、複数の走査モー
ドを備えたプロジェクタの需要があり、これに応えるよ
うに複数の走査モードに対応できるディジタルコンバー
ゼンス装置を提供した場合、次のような問題点を生ず
る。
【0031】即ち、補正点間のライン数が一定のディジ
タルコンバーゼンス装置では、走査モード毎に走査線間
比率に応じて調整点の位置がずれるため、それぞれのモ
ード毎にコンバーゼンス調整を行わなければならない。
一般的にコンバーゼンスの調整工程は、プロジェクタの
製造の全工程に占める割合が大きく、各モード毎にコン
バーゼンス調整を行った場合、調整工程増によるコスト
アップ、生産性低下が発生してしまう。また、走査方式
の毎に補正データが異なるため、走査方式の毎に補正デ
ータを保存しておく必要があり、補正データ保存用メモ
リの容量も大きくなってしまう問題があった。
【0032】
【発明が解決しようとする課題】上記の如く、複数の走
査モードを備えたプロジェクタにおいて、複数の走査モ
ードに対応できるディジタルコンバーゼンス装置を提供
しようとすると、走査モード毎にコンバーゼンス調整を
行わなければならず、工数の増加、生産性の低下が発生
してしたり、走査方式の毎に補正データを保存しておく
必要があり、補正データ保存用メモリに大きい容量が必
要になるという問題があった。
【0033】そこで、本発明は上記の問題に鑑み、調整
工程増による工数の増加、生産性低下、補正データ保存
用メモリの容量増を解決することが可能なディジタルコ
ンバーゼンス装置を提供することを目的とするものであ
る。
【0034】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明によ
るディジタルコンバーゼンス装置は、映像信号の走査モ
ードを指定する走査モード指定手段と、指定されたモー
ドの表示領域に含まれる走査線の映像を画面一杯に表示
する表示手段と、第1の走査モードによって指定される
走査線の映像を前記表示手段に映した場合に画面内で格
子状に所定ライン数で等間隔にサンプリングした場合の
各調整点での第1のコンバーゼンス補正データ組を格納
するデータ保存手段と、第2の走査モードによって指定
される走査線の映像を前記表示手段に映した場合に画面
内で格子状の前記所定ライン数で等間隔にサンプリング
した場合の各調整点での第2のコンバーゼンス補正デー
タ組を、前記データ保存手段から読み出した前記第1の
コンバーゼンス補正データ組との調整点の位置関係から
補間により求める補間演算手段と、前記第1の走査モー
ドが指定された場合は前記第1のコンバーゼンス補正デ
ータ組に対して、前記第2の走査モードが指定された場
合は前記第2のコンバーゼンス補正データ組に対して調
整点間を埋めるための補間データを作成する内挿演算手
段と、前記内挿演算手段から出力されたデータをアナロ
グ変換し、コンバーゼンス補正信号としてコンバーゼン
ス補正用コイルに供給する手段とを具備したものであ
る。
【0035】請求項2記載の発明によるディジタルコン
バーゼンス装置は、映像信号の走査モードを指定する走
査モード指定手段と、指定されたモードの表示領域に含
まれる走査線の映像を画面一杯に表示する表示手段と、
指定の異なる複数の走査モードによって指定される走査
線の映像を前記表示手段に映した場合に画面内で格子状
に所定ライン数で等間隔にサンプリングした場合の各調
整点での複数のコンバーゼンス補正データ組を格納する
複数のデータ保存手段と、特定の走査モードにおける特
定のコンバーゼンス補正データ組を基にその他のコンバ
ーゼンス補正データ組を、調整点の位置関係から補間に
より求める補間演算手段と、前記走査モード指定手段の
走査モード指定に従い指定された前記コンバーゼンス補
正データ組に対して、調整点間を埋めるための補間デー
タを作成する内挿演算手段と、前記内挿演算手段から出
力されたデータをアナログ変換し、コンバーゼンス補正
信号としてコンバーゼンス補正用コイルに供給する手段
とを具備したものである。
【0036】本発明においては、複数の走査モードのう
ちから自動的に或いは手動で1つの走査モードを識別或
いは指定可能とし、例えば、走査モードによって画面中
の表示走査線数が異なる方式を映出する表示装置におい
ては、垂直方向の調整点間走査線数(即ち垂直方向の補
間する走査線数)を変えずに一定として、第1のモード
の画面内に表示される走査線数と第2のモードの画面内
に表示される走査線数の比率から調整点の位置関係を求
めて、第1のモードのコンバーゼンス補正データにディ
ジタルフィルタ演算を行って第2のモードのコンバーゼ
ンス補正データ算出を行うことで、第2のモードでは第
1のモードのコンバーゼンス補正データからコンバーゼ
ンス補正データを自動的に得ることができ、これによっ
て第2のモードのコンバーゼンス調整工程の省略や第2
のモードの補正データ保存領域節約を行うことができ
る。
【0037】
【発明の実施の形態】発明の実施の形態について図面を
参照して説明する。放送方式として、NTSCとPAL
の映像を受像可能なこと、また調整点の垂直方向走査線
間隔は45本として説明する。
【0038】NTSC、PALの1フィールド当たりの
走査線は周知のようにそれぞれ525/2本、625/
2本である。図2(a) に、NTSCでの画面上の調整点
位置、即ちクロスハッチパターンの発生回路56からの
信号を表示装置70に表示した状態を示し、また図2
(c) に、PALでの画面上の調整点位置、即ちクロスハ
ッチパターンの発生回路56からの信号を表示装置70
に表示した状態を示している。クロスハッチパターンの
交点に、調整点データの入力ポイントがあり、フレーム
メモリ51の縦横のデータ構成に一致している。NTS
Cでの調整点数は横7点、縦5点の場合を、またPAL
での調整点数は横7点、縦8点の場合を、いずれの場合
も調整点間の走査線数は44本として説明する。NTS
CとPALとでは、走査線密度が異なるため、調整点の
位置が図2(a) ,(c) のようにずれる。尚、NTS
C,PALとも、調整点間の走査線数は同一とし、調整
点間の走査線数は35ライン以上とすることが好まし
い。
【0039】NTSCでの各調整点の補正データは図2
(b) に示すようにD00,D10,D20,……,D64とし、
PALでの各調整点の補正データは図2(d) に示すよう
にP00,P10,P20,……,P65とする。
【0040】ここでは、予めNTSCでのコンバーゼン
ス調整作業を終え、NTSCでの調整点における補正デ
ータD00,D10,D20,……,D64はデータ保存部67
に格納されているものとする。
【0041】図1は本発明の一実施の形態のディジタル
コンバーゼンス装置を示している。全体的なシステム
は、図6及び図7と同じ構成であるので、図6及び図7
と同一部分には同一符号を付して説明する。図7の従来
例と異なる点は、第1に、水平同期信号HD,垂直同期
信号VDを入力し、これによって走査方式を識別する走
査方式識別回路71を設け、その識別出力を制御用マイ
コン66Aに入力するようにしたことと、第2に、制御
用マイコン66Aは低域通過型ディジタルフィルタアル
ゴリズムを備え、走査方式を第1の走査方式から第2の
走査方式に切り換えたときに、第2の走査方式のコンバ
ーゼンス補正データ組を、第1の走査方式のコンバーゼ
ンス補正データ組との調整点の位置関係から低域通過フ
ィルタ特性で補間により求める補間演算手段としての機
能を備えたことと、第3に、Yアドレスカウンタ607
は垂直同期信号VDによって初期化される一方制御用マ
イコン66Aが出力する初期値がロードされ、この制御
用マイコン66Aから出力される初期値を変化させるこ
とで、コンバーゼンス補正信号の位相を走査線単位で変
えることができるようにしたことと、第4に、読み出し
アドレス発生回路54内における1/n分周回路542
に代えてnデコード回路549を配設したことである。
nデコード回路549は、第3のYアドレスカウンタ6
07の出力をデコードして、値がnの場合は第1のYア
ドレスカウンタ541にクロックパルスを与え、また第
3のYアドレスカウンタ607をクリアするものであ
る。なお、読み出しアドレス発生回路は54Aにて示し
てある。その他の構成は図7と同様である。
【0042】まず、NTSC方式を受像する場合につい
て説明する。水平同期信号HD、垂直同期信号VDは走
査方式識別回路71に供給され、NTSCの走査方式で
あることを識別する。制御用マイコン66Aは走査方式
識別回路71の出力によってNTSCであることを認知
する。なお、制御用マイコン66Aが方式を選択する動
作は、方式識別回路71によらなくても、入力装置65
を通して視聴者が設定してもよい。制御用マイコン66
Aは、データ転送制御回路53をアクセスして、データ
保存部67に格納されているNTSC用の補正データを
フレームメモリ51に転送させる。この時は、データ転
送制御回路53は、選択回路52を制御して、書き込み
アドレスをフレームメモリ51に与える。フレームメモ
リ51に補正データが格納されると、データ転送制御回
路53は、選択回路52を制御し、選択回路52に読み
出しアドレス発生回路54Aからの読み出しアドレスを
選択させてフレームメモリ51に与えるようにする。こ
れによって、フレームメモリ51からは補正データが投
写管の走査に同期して読み出される。フレームメモリ5
1から読み出されたデータは、垂直補間回路60で補間
処理を受けた後、D/A変換回路62でアナログ信号に
変換され、LPF63で高調波が除去され、増幅回路6
8で増幅されコンバーゼンス補正用コイル64に与えら
れる。
【0043】垂直補間回路60は、補正データを補間す
る部分であるが、第1の走査方式が指定された場合は第
1の走査方式のコンバーゼンス補正データ組に対して調
整点間を埋めるための補間データを作成し、また第2の
走査方式が指定された場合は第2の走査方式のコンバー
ゼンス補正データ組に対して調整点間を埋めるための補
間データを作成する。これは、フレームメモリ51に
は、メモリ容量削減のため、縦横数点ずつの調整点にお
ける補正データしか格納されていないために、垂直方向
に関しては補間処理により補正データを求めるようにし
ている。
【0044】読み出しアドレス発生回路54Aと垂直補
間回路60は、補間処理によって調整点間の補正データ
を求める内挿演算手段を構成している。
【0045】次に、読み出しアドレス発生回路54A、
垂直補間回路60を更に具体的に説明する。読み出しア
ドレス発生回路54Aは、第1のYアドレスカウンタ、
nデコード回路549、Xアドレスカウンタ543、第
2のYアドレスカウンタ545、加算回路544、分周
回路546を有する。
【0046】nデコード回路549は、第3のYアドレ
スカウンタ607の出力をデコードして、値がn(=4
5)の場合は第1のYアドレスカウンタ541にクロッ
クパルスを与え、また第3のYアドレスカウンタ607
をクリアする。第1のYアドレスカウンタ541は、垂
直同期信号VDで初期化され、制御用マイコン66Aが
与える値がロードされる。第1のYアドレスカウンタ5
41は、nデコード回路542の出力をカウントし、そ
の出力を加算回路544に与える。第2のYアドレスカ
ウンタ545は、クロックパルスCLK(1水平期間に
4×m個存在する)をカウントするが、4クロックパル
ス毎にリセットされる。つまり、クロックパルスCLK
は、1/4分周回路546で分周され、その分周出力
は、第2のYアドレスカウンタ545のクリア端子に供
給される。第1と第2のYアドレスカウンタ541と5
42の出力は、加算回路544で加算され、フレームメ
モリ51へのYアドレスとして用いられる。
【0047】分周回路546からの分周出力は、Xアド
レスカウンタ543に入力されている。Xアドレスカウ
ンタ543は、水平同期信号HDでリセットされ、フレ
ームメモリ51に対するXアドレスを発生する。
【0048】選択回路52は、フレームメモリ51のデ
ータ読み出しモードの時は、読み出しアドレス発生回路
54からのY及びXアドレスを選択してフレームメモリ
51に与える。フレームメモリ51から読み出されたデ
ータは、垂直補間回路60の乗算回路605に入力され
る。乗算回路605では、入力データに対して係数発生
回路606からの係数が掛けられる。係数発生回路60
6からの係数は、第3のYアドレスカウンタ607から
出力されるアドレスにより読み出される。第3のYアド
レスカウンタ607は、先のnデコード回路542から
のパルスによりクリアされ、水平同期信号HDをカウン
トし、その値を読み出しアドレスとして出力している。
また、第3のYアドレスカウンタ607は、垂直同期信
号VDによって初期化され、制御用マイコン66Aが出
力する初期値がロードされる。この制御用マイコン66
Aから出力される初期値を変化させることで、コンバー
ゼンス補正信号の位相を走査線単位で変えることができ
る。第3のYアドレスカウンタ607の出力アドレス
は、調整点データの位置から何ライン目であるかを示す
ことになる。これは、nデコード回路549からパルス
が得られるタイミングは、調整点データの位置と一致し
ているからである。
【0049】図9は、補間データの作成例と係数の作成
方法を示すものである。係数は、予め係数発生回路60
6に格納されているが、各係数は、図9に示すように予
めフレームメモリ51に格納されている調整点の補正デ
ータからの距離に応じて計算されて求められる。黒の三
角印は、現在求めようとする走査線位置であり、白丸印
は、フレームメモリ51に予め入力済みの調整点データ
の位置である。これらの白丸と黒三角の間の距離は、入
力値である第2のYアドレスカウンタ545からの値
(0〜4)と第3のYアドレスカウンタ607からの値
(0〜n)の和で求めることができる。これらの距離を
もとに、予めFIR型フィルタの理論を元に計算してR
OMテーブルに書き込んでおいたタップ係数の一組を係
数発生回路606から取り出している。読み出しアドレ
スも、第2のYアドレスカウンタ545からのアドレス
と第3のYアドレスカウンタ607からのアドレスを合
わせて用いることにより作成されている。
【0050】乗算回路605の出力は、加算回路602
に供給される。加算回路602では、乗算回路605の
出力とラッチ回路604の出力の加算が行われる。ラッ
チ回路604は、加算回路602の加算出力をラッチ保
持し、その出力を加算回路602に帰還するとともにD
/A変換回路62に出力する。
【0051】次に、図10を参照して垂直補間回路60
のディジタルフィルタ動作を説明する。垂直補間回路6
0は、垂直方向に少なくとも4点以上のデータを用いて
補間データを作成するFIR型の低域通過特性を有する
ディジタルフィルタで構成されている。
【0052】図10(a) はクロックパルスCLKであ
り、1水平走査期間に4×m個(mは正の整数)のパル
スが存在する。図10(b) はフレームメモリ51のXア
ドレスであり、基本クロックパルスCLKの4個に1ア
ドレスが進行する。図10(c)はフレームメモリ51の
Yアドレスであり、基本クロックパルスCLK毎に1ず
つ増加する。図では、0,1,2,3,0,……となっ
ているが、n水平走査の後、第1のYアドレスカウンタ
541がカウントアップすれば、1,2,3,4,1,
……となり、以下同様に変化する。図10(d) はフレー
ムメモリ51の出力の調整点における補正データであ
る。図10(e) は乗算回路605の出力結果であり、係
数発生回路606から係数K1 ,K2 ,K3 ,K4 を得
て、フレームメモリ51からの補正データと掛け合わ
せ、K1 ×D00,K2 ×D01,K3 ×D02,…… を求
めたものである。図10(f) は前記加算回路602の出
力データであり、乗算回路605からのデータと、ラッ
チ回路604からのデータの加算を行った結果である。
ラッチ回路604には最初0が保持されているので、乗
算回路607からのK1 ×D00のみが出力され、次段の
ラッチ回路604に保持される。次のクロックサイクル
では、乗算回路605からはK2 ×D01が出力され、ラ
ッチ回路604に保持されていたK1 ×D00と加算さ
れ、再びラッチ回路604に保持される。次にはK3 ×
D02が加算され、最後にK4 ×D03が加算され、ラッチ
回路604に保持される。図10(g) はD/A変換回路
62の出力データであり、加算回路602で4回の加算
を行った後、K1 ×D00+K2 ×D01+K3 ×D02+K
4 ×D03のディジタルデータをアナログ値に変換して出
力する。これらの動作が繰り返されて、さらに4クロッ
ク後には画面右隣に対応したデータK1 ×D10+K2 ×
D11+K3 ×D12+K4 ×D13を出力し、n水平走査線
後には計算のもとになるフレームメモリ51の調整点デ
ータが1行下になり、K1×D01+K2 ×D02+K3 ×
D03+K4 ×D04となる。このように上下4点の調整点
の補正データを元に内挿演算を繰り返して、調整点の間
のデータが作成される。ここで、データの滑らかさ、連
続性、カーブの形状はディジタルフィルタのタップ係数
によって決まるLPFの周波数特性によっ左右される
が、適切な特性を選べば滑らかな補間が可能である。勿
論、LPFである性格上、急激な変化には対応できない
が、コンバーゼンス補正信号は、本来緩やかで、高い周
波数成分は含まれていないことから、タップ係数を適宜
に選べば理想的な内挿演算が可能となる。
【0053】また、実際の動作では、先に示したD00と
D01の間のデータや、D00の垂直方向上側のデータも求
めなければならない。この場合は、D00と同じ値の補正
データが2点がD00の上に同じ間隔で存在するとして処
理を行う方法が考えられる。この場合は、第2のYアド
レスカウンタ545のカウントアップを工夫して、D00
よりも上側のデータを求める時はカウント値が0,0,
0,1,……となるよう、またD00とD01の間のデータ
を求める時は0,0,1,2,……とすればよい。この
ときは、読み出しアドレス発生回路54及び垂直補間回
路60で形成される内挿演算手段は、フレームメモリ5
1の垂直方向上下端部における調整点の補正データと同
じデータが、それぞれ外側である上側、下側にもそれぞ
れ連続して存在するものとして演算処理を行う。さら
に、もう一つの方法として、D00の上側の調整点が、D
00とD01の差と同じ差で延長して存在するとして処理し
てもよい。この場合は、内挿演算手段は、フレームメモ
リ51の垂直方向上下端部における調整点の補正データ
と、この調整点の一つ内側の調整点の補正データとの差
を示す値のデータが、前記上下端部の外側である上側、
下側にもそれぞれ連続して存在するものとして演算を行
ってもよい。
【0054】次に、PAL方式を受像した場合について
説明する。NTSC方式での調整点における補正データ
からPAL方式での調整点における補正データを演算に
より求める方法について、図3を参照して説明する。
【0055】まず、NTSC方式における動作説明を行
う。図3(a) は、NTSC方式での調整点における補正
データを示す。横方向は画面垂直方向を示し、45ライ
ンおきに補正データ(図中黒丸印)が存在する。NTS
C方式では、垂直補間回路60による垂直補間を行い、
図3(b) に示すような全ラインの補間が行われ、良好な
コンバーゼンス補正信号が得られる。次に、PAL方式
における動作説明を行う。図3(c) は、PALにおける
調整点データの位置を示す。PALにおける調整点の補
正データは図3(b) に示すNTSC方式の補正データと
位置的に同一のデータであると考えることができる。こ
れは、PAL方式での調整点における補正データは、N
TSC方式における調整点での補正データを基にディジ
タルフィルタ演算を行えば算出することができるという
ことを意味する。
【0056】再び図1に戻って、PAL方式での回路動
作を説明する。
【0057】まず、水平同期信号HD、垂直同期信号V
Dは走査方式識別回路71に供給され、PALの走査方
式であることを識別する。制御用マイコン66Aは走査
方式識別回路71の出力によってPALであることを認
知する。なお、制御用マイコン66Aが方式を選択する
動作は、方式識別回路71によらなくても、入力装置6
5を通して視聴者が設定してもよい。制御用マイコン6
6Aは、データ転送制御回路53をアクセスして、デー
タ保存部67に格納されているNTSC用の補正データ
を取り込む。制御用マイコン66Aでは、垂直補間回路
60におけるディジタルフィルタと同じ処理アルゴリズ
ムを備えている。制御用マイコン66Aは、NTSC方
式での調整点位置とPAL方式での調整点位置の関係を
基にNTSC方式の調整点での補正データからPAL方
式の調整点での補正データをディジタルフィルタアルゴ
リズムによって算出する。そして、このPAL方式にお
ける補正データをデータ転送制御回路53を介してフレ
ームメモリ51に転送する。また、制御用マイコン66
Aは、さらに第1のYアドレスカウンタ541,第3の
Yアドレスカウンタ607に対して、それぞれ初期値を
与える。NTSCとPALでは、垂直同期信号VDとコ
ンバーゼンス補正信号の位相関係が異なるため、このア
ドレスカウンタ初期値を変化させることで位相合わせを
行う。これ以降の動作は、NTSCと全く同じ動作で、
PAL方式でのコンバーゼンス補正信号が得られる。以
上の処理で、NTSC方式でもPAL方式でも、それぞ
れの画面の位置で同じ補正信号波形を得ることができ
る。しかも、NTSC方式で一旦コンバーゼンス調整を
行えば、走査方式の異なるPAL方式でも実際にコンバ
ーゼンス調整を行うことなく良好なコンバーゼンス補正
を行うことができる。
【0058】図4は本発明の他の実施の形態のディジタ
ルコンバーゼンス装置を示すものである。図1の実施の
形態と異なる点は、第2のデータ保存部68が増設され
ている点である。第1のデータ保存部67には、NTS
C方式でコンバーゼンス調整を終えた補正データが保存
されている。PAL方式でのコンバーゼンス調整時は、
データ保存部67に保存されたNTSCの補正データを
一旦制御用マイコン66Aに取り込み、上述のディジタ
ルフィルタ演算を行ってPALの調整点での補正データ
を求める。そして、制御用マイコン66Aはフレームメ
モリ51にPALの調整点での補正データを転送する。
この状態からPAL方式でのコンバーゼンス調整を始め
る。NTSCの補正データを基に制御用マイコン66A
のディジタルフィルタアルゴリズムによって求めたPA
Lの補正データから調整を開始することになる。PAL
でも、概ねコンバーゼンスのずれが殆どなく微調整のみ
で行えば良いため、コンバーゼンス調整時間が大幅に短
縮される。コンバーゼンス調整を終えたPALの補正デ
ータは、制御用マイコン66Aの制御によってデータ転
送制御回路53を介して第2のデータ保存部68に保存
される。次回、PAL方式の映像を受像する場合は、制
御用マイコン66Aが第2のデータ保存部68に格納さ
れているPAL用の補正データをフレームメモリ51に
転送すれば、PAL方式でもコンバーゼンス補正が行わ
れる。
【0059】以上述べた図1及び図4の実施の形態で
は、何れも制御用マイコン66Aにディジタルフィルタ
アルゴリズムを持たせることで、補間演算及び補正デー
タ算出を行ってきたが、制御用マイコン或いはマイクロ
プロセッサに代えてディジタルシグナルプロセッサなど
で実現することも可能である。
【0060】以上、NTSC方式とPAL方式の映像を
映し出した場合について説明を行ってきた。これは、画
面中の表示走査線数が異なる場合に、垂直方向の調整点
間走査線数(即ち垂直方向の補間する走査線数)を変え
ずに一定として、第1のモードの画面内に表示される走
査線と第2のモードの画面内に表示される走査線の比率
から調整点の位置関係を求めて、第1のモードの補正デ
ータにディジタルフィルタ演算を行って第2のモードの
補正データ算出を行うことで第2のモードでも良好なコ
ンバーゼンス調整ができることを利用して、第2のコン
バーゼンス調整工程省略や第2のモードの補正データ保
存領域節約を行うことができる。従って、NTSC、P
ALの走査方式の違いに限らず、16:9 のワイド画面に
16:9 の映像を映出する第1の表示モードと16:9 のワ
イド画面に4:3の映像をズームアップして映出する第2
の表示モードとを切り換える場合のように画面中の表示
走査幅が異なる場合にも、応用することができる。
【0061】即ち、近年では、ワイドテレビ受像機の需
要が急増している。ワイドテレビ受像機とは、従来から
普及している画面サイズが4:3(横:縦)に対して16:
9 と横長であることが特徴である。映像のサイズが16:
9 である場合は、画面一杯に横長な映像を映し出すこと
ができる。図5(a) のような従来からある映像のサイズ
が4:3である映像を16:9 の画面に映し出すと図5(b)
のように横長な映像となってしまう。そこで、映像自体
の歪みを少なくする表示方法として、図5(c),(d) ,
(e) に示すような3通りの表示方法がある。
【0062】図5(c) は、4:3の映像を水平方向に圧縮
してその両側にサイドパネルと呼ばれる黒、若しくはグ
レーの縦帯を映像の左右に付加して映し出す方法であ
る。つまり、図5(b) の状態から水平方向に圧縮したも
のである。
【0063】また、図5(d) は、垂直方向の走査幅を大
きくして4:3の映像を垂直方向に拡大して水平方向一杯
に画面に映し出し、垂直方向の上端・下端の一部は切り
取って表示する方法である。つまり、図5(b) の状態か
ら垂直方向の振幅を拡大したものである。
【0064】図5(e) は、図5(c) と図5(d) の両方式
の折衷方式である。現在発売されているワイドテレビ受
像機の多くは、上記の図5(c) 〜(e) の3種類の表示方
法を備えている。投写管式プロジェクタでも、ワイド化
の需要があり、テレビ受像機と同様に4:3の映像に対し
ては上記3種類の表示が望まれる。これらの方式では、
3種類とも垂直方向の走査幅が異なるため、コンバーゼ
ンス補正データはそれぞれ異なる。しかし、このような
3種類の表示モードに対しても、前述した本発明の実施
の形態と同様に図1と同様な構成を用いれば、図5(b)
の状態でコンバーゼンス調整を行ってその補正データを
データ保存部67に保存しておけば、図5(c) ,(d) ,
(e) のような表示を行った場合でもデータ保存部67の
補正データを基にディジタルフィルタによる補間演算に
よってそれぞれのコンバーゼンス補正信号を得ることが
できる。従って、図5(c) 〜(e) におけるコンバーゼン
ス調整工程を削除することも可能であり、更に図5(c)
〜(e) における補正データのデータ保存部を別途備えず
に済ませることもできる。
【0065】尚、以上の本発明の実施の形態では、水平
方向の走査幅が一定であるとし、垂直方向の走査線数が
異なる場合や、垂直方向の走査幅の異なる場合について
説明してきたが、水平走査幅が異なる場合にも本発明を
適用することができる。垂直方向で45ライン程度の補
間を行うことができる特性のディジタルフィルタを用い
れば、水平方向の走査幅が変わって調整点の水平方向の
位置がずれても、ずれた点ともとの調整点の位置関係が
予め分かっていれば、ディジタルフィルタによってずれ
た位置での補正データを算出することができる。
【0066】また、上記説明の実施の形態では、NTS
C方式とPAL方式を映出できる表示装置について説明
したが、PAL方式と同様にSECAM方式は1フィー
ルド当たりの走査線数が625/2本であり、本発明は
NTSC方式とSECAM方式を映出できる表示装置に
適用できることは勿論である。
【0067】更に、本発明は、1フィールド内の走査線
数が異なるNTSC方式の映像とハイビジョンなどの高
品位テレビジョン(HDTV)方式の映像とを映出でき
る表示装置にも適用でき、或いは、NTSC方式の映像
とコンピュータ出力映像とを映出できる表示装置にも適
用することができる。
【0068】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、特定
の走査モードでコンバーゼンス調整を行って補正データ
を得、これを保存しておけば、この補正データを基にデ
ィジタルフィルタによる補間演算によって他の走査モー
ドでのコンバーゼンス補正データの算出を行うことがで
きる。従って、製造時のコンバーゼンス調整工程におい
て、特定の走査モードでのみコンバーゼンス調整を行え
ばよく、調整工程増による工数の増加、生産性の低下、
走査モード毎の補正データ保存用メモリの容量増を解決
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態のディジタルコンバーゼ
ンス装置を示すブロック図。
【図2】図1におけるNTSC方式とPAL方式の場合
のコンバーゼンス調整点の配置を示す図。
【図3】コンバーゼンスデータ変換の原理を示す図。
【図4】本発明の他の実施の形態のディジタルコンバー
ゼンス装置を示すブロック図。
【図5】ワイドテレビ受像機の表示モードを説明する
図。
【図6】従来のディジタルコンバーゼンス装置を示すブ
ロック図。
【図7】他の従来例のディジタルコンバーゼンス装置を
示すブロック図。
【図8】NTSC方式の場合のコンバーゼンス調整点の
配置を示す図。
【図9】補間データの作成例と係数の例を示す図。
【図10】図7の回路動作を説明する図。
【符号の説明】
51…フレームメモリ,54A…読み出しアドレス発生
回路,56…パターン発生回路,60…垂直補間回路,
54Aと60…内挿演算手段,62…D/A変換回路,
63…ローパスフィルタ,64…コンバーゼンス補正用
コイル,65…入力装置,66A…制御用マイコン(補
間演算手段),67…データ保存部,68…データ保存
部,70…表示装置
フロントページの続き (72)発明者 都築 吉司 東京都港区新橋3丁目3番9号 東芝エ ー・ブイ・イー株式会社内 (72)発明者 三原 久幸 東京都港区新橋3丁目3番9号 東芝エ ー・ブイ・イー株式会社内 (72)発明者 尾林 稔夫 神奈川県横浜市磯子区新杉田町8番地 株 式会社東芝マルチメディア技術研究所内

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 映像信号の走査モードを指定する走査モ
    ード指定手段と、 指定されたモードの表示領域に含まれる走査線の映像を
    画面一杯に表示する表示手段と、 第1の走査モードによって指定される走査線の映像を前
    記表示手段に映した場合に画面内で格子状に所定ライン
    数で等間隔にサンプリングした場合の各調整点での第1
    のコンバーゼンス補正データ組を格納するデータ保存手
    段と、 第2の走査モードによって指定される走査線の映像を前
    記表示手段に映した場合に画面内で格子状の前記所定ラ
    イン数で等間隔にサンプリングした場合の各調整点での
    第2のコンバーゼンス補正データ組を、前記データ保存
    手段から読み出した前記第1のコンバーゼンス補正デー
    タ組との調整点の位置関係から補間により求める補間演
    算手段と、 前記第1の走査モードが指定された場合は前記第1のコ
    ンバーゼンス補正データ組に対して、前記第2の走査モ
    ードが指定された場合は前記第2のコンバーゼンス補正
    データ組に対して調整点間を埋めるための補間データを
    作成する内挿演算手段と、 前記内挿演算手段から出力されたデータをアナログ変換
    し、コンバーゼンス補正信号としてコンバーゼンス補正
    用コイルに供給する手段とを具備したことを特徴とする
    ディジタルコンバーゼンス装置。
  2. 【請求項2】 映像信号の走査モードを指定する走査モ
    ード指定手段と、 指定されたモードの表示領域に含まれる走査線の映像を
    画面一杯に表示する表示手段と、 指定の異なる複数の走査モードによって指定される走査
    線の映像を前記表示手段に映した場合に画面内で格子状
    に所定ライン数で等間隔にサンプリングした場合の各調
    整点での複数のコンバーゼンス補正データ組を格納する
    複数のデータ保存手段と、 特定の走査モードにおける特定のコンバーゼンス補正デ
    ータ組を基にその他のコンバーゼンス補正データ組を、
    調整点の位置関係から補間により求める補間演算手段
    と、 前記走査モード指定手段の走査モード指定に従い指定さ
    れた前記コンバーゼンス補正データ組に対して、調整点
    間を埋めるための補間データを作成する内挿演算手段
    と、 前記内挿演算手段から出力されたデータをアナログ変換
    し、コンバーゼンス補正信号としてコンバーゼンス補正
    用コイルに供給する手段とを具備したことを特徴とする
    ディジタルコンバーゼンス装置。
  3. 【請求項3】 前記走査モード指定手段の指定動作は、
    走査モード識別手段にて自動的に行われることを特徴と
    する請求項1又は2記載のディジタルコンバーゼンス装
    置。
  4. 【請求項4】 前記走査モード指定手段の指定動作は、
    ユーザーが操作手段の操作によって行うことを特徴とす
    る請求項1又は2記載のディジタルコンバーゼンス装
    置。
  5. 【請求項5】 前記走査モードは、表示走査線数が異な
    る方式によるモードであることを特徴とする請求項1〜
    4のいずれか1つに記載のディジタルコンバーゼンス装
    置。
  6. 【請求項6】 前記表示走査線数が異なる方式は、NT
    SC方式の映像とコンピュータ出力映像とであることを
    特徴とする請求項5記載のディジタルコンバーゼンス装
    置。
  7. 【請求項7】 前記走査モードは、前記映像信号の異な
    った放送方式によるモードであることを特徴とする請求
    項1〜5のいずれか1つに記載のディジタルコンバーゼ
    ンス装置。
  8. 【請求項8】 前記異なった放送方式は、NTSC方式
    とPAL方式とであることを特徴とする請求項7記載の
    ディジタルコンバーゼンス装置。
  9. 【請求項9】 前記異なった放送方式は、NTSC方式
    とSECAM方式とであることを特徴とする請求項7記
    載のディジタルコンバーゼンス装置。
  10. 【請求項10】 前記異なった放送方式は、NTSC方
    式と高品位テレビジョン方式とであることを特徴とする
    請求項7記載のディジタルコンバーゼンス装置。
  11. 【請求項11】 前記走査モードは、前記映像信号の映
    像の異なった横縦比によるモードであることを特徴とす
    る請求項1〜5のいずれか1つに記載のディジタルコン
    バーゼンス装置。
  12. 【請求項12】 前記映像の異なった横縦比は、16:9
    と4:3とであることを特徴とする請求項11記載のディ
    ジタルコンバーゼンス装置。
  13. 【請求項13】 前記走査モードは、水平方向の走査幅
    が異なった方式のモードであることを特徴とする請求項
    1〜5のいずれか1つに記載のディジタルコンバーゼン
    ス装置。
  14. 【請求項14】 前記内挿演算手段は、垂直方向に少な
    くとも4点以上のデータを用いて前記補間データを作成
    するFIR型の低域通過特性を有するディジタルフィル
    タであることを特徴とする請求項1又は2記載のディジ
    タルコンバーゼンス装置。
  15. 【請求項15】 前記補間演算手段は、低域通過型ディ
    ジタルフィルタアルゴリズムを備えたマイクロコンピュ
    ータであることを特徴とする請求項1又は2記載のディ
    ジタルコンバーゼンス装置。
  16. 【請求項16】 前記所定ライン数は、少なくとも35
    ライン以上であることを特徴とする請求項1又は2記載
    のディジタルコンバーゼンス装置。
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