JP3745339B2 - 真鯛の深海養殖方法及び装置 - Google Patents

真鯛の深海養殖方法及び装置 Download PDF

Info

Publication number
JP3745339B2
JP3745339B2 JP2003048976A JP2003048976A JP3745339B2 JP 3745339 B2 JP3745339 B2 JP 3745339B2 JP 2003048976 A JP2003048976 A JP 2003048976A JP 2003048976 A JP2003048976 A JP 2003048976A JP 3745339 B2 JP3745339 B2 JP 3745339B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
seawater
sea
ginger
feeding
deep
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2003048976A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2004121213A (ja
Inventor
浩一 木下
尚 越智
Original Assignee
株式会社 ダイニチ
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社 ダイニチ filed Critical 株式会社 ダイニチ
Priority to JP2003048976A priority Critical patent/JP3745339B2/ja
Publication of JP2004121213A publication Critical patent/JP2004121213A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3745339B2 publication Critical patent/JP3745339B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
    • Y02A40/00Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production
    • Y02A40/80Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production in fisheries management
    • Y02A40/81Aquaculture, e.g. of fish

Landscapes

  • Farming Of Fish And Shellfish (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、真鯛(マダイ)の深海養殖方法及び装置、詳しくは、養殖マダイを本来、天然マダイが生息している深度に近い環境で育成することにより、身質及び色を天然マダイに近づけることができるマダイの養殖方法及びこの方法を実施する装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
マダイは、水深200m 以浅の岩礁域や周辺の砂泥底に群れで生息し、とくに、水深50m 前後に多く生息している。マダイは肉食性で、歯とあごが頑丈であるので甲殻類や貝殻などを豪快にバリバリとかみ砕く。活動が活発になり積極的に餌を取り始めるのは、18℃を越える頃からと言われる。マダイはエビ類を主食とし、大型の者は小魚なども追うようになる。マダイは嗅覚と視覚が発達しており、4〜6月に深みから沿岸に近づいて分離浮性卵を産む。マダイは季節的な深浅移動を行い、春から夏は沿岸の浅場、秋から冬は沖合深所で生活する。
【0003】
マダイは尾鰭の後縁が黒く縁取られているのが特徴で、体側にはコバルト色の小斑点が散在する。マダイの赤い体色は、アスタキサンチンという色素によって引き出されている。そのため現在のマダイ養殖においては、オキアミ等から精製したアスタキサンチンジエステルを飼料添加物として加え投餌している。しかし、体表にメラニン色素が分布しているため、紫外線を浴びると体表が黒くなり、商品価値が下がってしまう。
【0004】
従来、マダイの養殖は、海面又は海面から8〜10m に生簀を沈めて行われていた。このため、紫外線を浴びて体表が黒くなっていた。そしてこれを防ぐために、遮光ネットや遮光シートなどの日よけを設けていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
消費者側から見れば養殖鯛は天然ものと比べ敬遠しがちである。この理由は色、身質などの天然鯛との差と考えられる。もちろん、口にしているものの安全性の確保もあるが、天然マダイに限りなく近いようなものを作ればこの問題は解決できると考えられる。そこで、前述したようなマダイの生態域等から考えて、飼料以外でできる事は、元来生息している太陽光の届き難い深海で養殖するという事である。
【0006】
上記のように、海面又はその近傍で養殖するためには、日焼けをしないように遮光ネットなどの日よけを張ったりしているが、幾分かは紫外線が周りから差し込み日焼けを防ぐことができない。しかし、紫外線の届き難いような深海ではその心配も無いであろう。
また、本来の生息域で育てられる事により、身質もより天然物に近づくのではないだろうかという期待が持たれる。
【0007】
本発明は上記の点に鑑みなされたもので、本発明の目的は養殖マダイを出荷1〜6か月前から、紫外線の届き難い深海にて仕上げ育成し、さらに色揚げ用の色素を添加した飼料を使用することにより、身質及び色を天然マダイに近づけるようにしたマダイの深海養殖方法及び装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、本発明の真鯛の深海養殖方法は、養殖真鯛を放流した沈降生簀を、天然真鯛が生息している紫外線が届き難い水深に沈降・設置し、浮遊筏近傍の船上に設けられた給餌機から沈降生簀中に給餌して出荷前の養殖真鯛を養成(仕上げ育成)するように構成される。この場合、餌の食べ残し状態を確認して給餌量を調節するように構成することが好ましい。
【0009】
この方法において、出荷1〜6か月前、望ましくは出荷2〜3か月前の養殖真鯛を養成する。また、給餌する飼料にアスタキサンチンを含む物質を添加して体色調整する。また、海面と沈降生簀上面との間の距離が20〜50m 、望ましくは25〜40m となる水深に沈降生簀を設置する。
このように、本発明における「深海」とは、海面と沈降生簀上面との間の距離が20〜50m 、望ましくは25〜40m となる水深の領域を言う。
【0010】
本発明の真鯛の深海養殖装置は、海面と生簀上面との間の距離が20〜50m 、望ましくは25〜40m の水深となる深海に設置するための沈降生簀と、この沈降生簀をロープで吊り下げるための浮遊筏と、この浮遊筏近傍の船上に設けられた給餌機と、この給餌機と沈降生簀上部の給餌ホース取付口とを接続するための給餌ホースとを備えたことを特徴としている。
【0011】
この装置において、沈降生簀の下側に略逆円錐形の漏斗状体を取り付け、この漏斗状体の下部に残餌吸込みホースの一端を接続し、この残餌吸込みホースの他端を浮遊筏に固定し、この残餌吸込みホースの途中にエアーホースを接続し、このエアーホースから残餌吸込みホースに送られるエアーにより漏斗状体の残餌を吸い込み、海水とともに海面まで運ぶように構成することが好ましい。
【0012】
また、沈降生簀の下側に略逆円錐形の漏斗状体を取り付け、この漏斗状体の下部に残餌センサーを設け、この残餌センサーに来た餌が該センサーに設けられた赤外線等の張られている孔を通ることにより、カウントされるように構成することも可能である。
【0013】
これらの装置において、給餌機が、船の海水汲上げポンプからの海水を導入する海水導入口と、この海水導入口の下側に設けられ、縦方向の仕切板で複数の室に区画された回転ドラムと、この回転ドラムの上部に設けられた給餌口と、この回転ドラムの下部で、かつ海水導入口の下方に設けられた飼料含有海水排出口とを備えた構成とすることが好ましい。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について説明するが、本発明は下記の実施の形態に何ら限定されるものではなく、適宜変更して実施することができるものである。
図1は、本発明の実施の第1形態による真鯛の深海養殖装置の立面説明図、図2は、図1における浮遊筏の平面説明図、図3は、図1における沈降生簀の平面説明図である。
【0015】
図1において、10は沈降生簀で、この沈降生簀10の上面と海面との間の距離が20〜50m 、望ましくは25〜40m の水深となる深海に設置される。12は浮遊筏で、沈降生簀10をロープで吊り下げるためのものである。14は主ロープ、16は補助ロープである。
浮遊筏12近傍の船18上には給餌機20が設けられ、この給餌機20と沈降生簀10上部の給餌ホース取付口22とが、給餌ホース24を介して接続されている。26、28はフロート、30はネット、32はおもりである。これらのおもり32は、一例として、200〜300kgのコンクリート塊が用いられる。
【0016】
本実施形態においては、一例として、水深55m の海域に沈降生簀を設置する場合を示している。沈降生簀10の上面と海面との間の距離は、一例として30m 、沈降生簀10の高さは、一例として8m 、幅及び奥行は、一例として12m 、浮遊筏12の幅及び奥行は、一例として12m である。なお、おもり32は一例として4個設けられ、これらのおもり32のロープ34の長さは、一例として200m である。
【0017】
図4は給餌機20の斜視説明図、図5は給餌機の回転ドラム36の斜視説明図である。38は海水導入口で、船(図1における船18)に備え付けられた海水汲上げポンプからの海水が、この海水導入口38に注入される。この海水導入口38は回転ドラム36の上部に設けられている。回転ドラム38は略縦方向の仕切板40で複数の室(図5では一例として5室)に区画されている。この回転ドラム38の上部には給餌口42が設けられ、回転ドラム38の下部で、かつ海水導入口38の下方には飼料含有海水排出口44が設けられ、この排出口44の先端部に前記の給餌ホース24が接続される。46は海水供給ホースである。
【0018】
海中の沈降生簀10までは、給餌ホース24が伸びているので、餌は沈降生簀10の中ではじめて海中に放出されることになる。
回転ドラム36は給餌口42を除いて密室状態となっている。そして、ドラム36が回転することにより餌を一室内に取り込み、海水が注入される場所に来ると、ドラムの下部には排出口44があるので、海水と餌が海水供給ホース46の方へ押し流れることなく(逆流することなく)、飼料含有海水が排出口44から排出される。
【0019】
図6は、本発明の実施の第2形態による真鯛の深海養殖装置を示している。本実施形態の装置は、沈降生簀10の下側に略逆円錐形の漏斗状体50を取り付け、この漏斗状体50の下部に残餌吸込みホース52の一端を接続し、この残餌吸込みホース52の他端を浮遊筏12に固定し、この残餌吸込みホース52の途中にエアーホース54を接続し、このエアーホース54から残餌吸込みホース52に送られるエアーにより漏斗状体50の残餌を吸い込み、海水とともに海面まで運ぶように構成されている。56はロープである。
【0020】
このように構成された装置において、残餌は沈降生簀10の底部を抜け、下部に取り付けてある漏斗状体50に集められる。漏斗状体下部には直径約50mmの残餌吸込みホース52が取り付けてある。海面の方向へたどって行くと水深約30m の位置でエアーホース54が接続されている。残餌吸い込みは、サイホンの原理により、後からの水を引き込む前の水部分がエアーに置換されて行われる。
給餌を始めると同時に、船18上に設置されたコンプレッサーを用いてエアーホース54に断続的にエアーを送り込む。送り込まれたエアーは残餌吸込みホース52に入り込み、残餌吸込みホース中を海面方向に膨張しながら上昇する。ここで、サイホンの原理により漏斗部分での吸い込みが始まり、海水とともに残餌が海面まで運ばれる。海水とともに放出された餌の出方によって給餌加減を行なう。他の構成及び作用は実施の第1形態の場合と同様である。
【0021】
図7は、本発明の実施の第3形態による真鯛の深海養殖装置を示している。本実施形態の装置は、沈降生簀10の下側に略逆円錐形の漏斗状体50を取り付け、この漏斗状体10の下部に残餌センサー58を設け、この残餌センサー58に来た餌が該センサー58に設けられた赤外線等の張られている孔を通ることにより、カウントされるように構成されている。
【0022】
このように、本実施形態の装置においては、深海給餌を行なう際の、摂餌状態の確認手段として残餌センサー58を用いる。このセンサー58は沈降生簀10の底に釣り下げるように設置された略逆円錐形の漏斗状体50の下部に設置されており、残餌として沈降生簀10を通り抜けた餌が漏斗状体によりセンサー部分に行くようにされている。センサー部分に来た餌はセンサー中央に設けられた赤外線等の張られている孔を通ることにより、一粒一粒が光線を遮る度にカウントされ、魚がどのぐらい餌を食べているかの指標にされる。
【0023】
【実施例】
以下に実施例を示し、本発明の特徴とするところをより一層明確にする。
実施例1
図1〜図3に示す形状及び大きさの沈降生簀、浮遊筏を用いた。この生簀に出荷前の養殖マダイ3000尾を放流し、図1に示すように、水深55m の海域において30m の深さに沈めて設置し、アスタキサンチンジエステルを飼料添加物として加えた飼料を、図4、図5に示す構造の給餌機を用いて供給した。この状態で養殖し、31日目に潜水夫に水中銃で3尾撃ち獲ってもらい、うち2尾(No.2、3)を24時間の退色検査、1尾(No.1)を食味試験に供した。
【0024】
取り上げたマダイを即しめた後、氷につけ、頭部及び側部の赤色度、腹部の白色度をそれぞれ24時間の経時で測定した結果を表1及び図6、7、8に示す。測定値においては一部位につき3回測定した値の平均値を用いた。
【0025】
【表1】
Figure 0003745339
【0026】
頭部については、赤みがほぼ一定した。側部については見た目でも4、5時間頃までは赤色が徐々に出てきたが、以降わずかに褪色した。腹部については1、2時間ほどでわずかに褪色したが、見た目では3時間以降ほとんど変化は見られなかった。図9に天然鯛をしめた後の天然鯛の褪色グラフを示しているが、本実施例における結果は、図9に示す天然鯛のものと遜色のないものであった。
【0027】
No.1の養殖マダイは、食味試験に用いたので、1時間経過後しか測定していない。食味試験は、宇和島市内の割烹「諸葛」において刺し身にして行なわれた。試食者は5名であった。歯ごたえについては魚体が大きい割には問題なく、一様によく身が引き締まっており、しっかりとした歯ごたえがあるとの感想であった。
【0028】
【発明の効果】
本発明は上記のように構成されているので、つぎのような効果を奏する。
(1) 養殖マダイを出荷前に、本来天然マダイが生息している深度で育成することにより、水圧で身が締まって肉質が良くなる。
(2) 本来、天然マダイが生息している深度で育成するので、紫外線がほとんど届かず、このため、マダイの表皮が天然に近くなり、色が天然マダイに近くなる。
(3) 従来の必要としていた遮光ネット、遮光シートなどの日よけが不要となる。
(4) 従来の海面養殖に比べ色揚げ剤を使用する必要が少なくなり、経費の軽減にもつながる。(従来の海面養殖では日焼けによる“黒”も考えて“赤”をそれ以上に出す為に、大量の色揚げ剤を投与するが、深海養殖においてはそれほど日焼けをする事が無い為、白地に“赤”をつけることになり、この為、色揚げ剤(アスタキサンチン)が海面養殖ほど必要ないと考えられる。)
(5) 従来、十数m の深さで金網につくような貝類の除去に必要な金網の掃除が、ほとんど必要無く経費の軽減につながる。(試験期間6か月間中一度も金網掃除をしなかった。これに対して、従来の海面養殖ではこの期間で少なくとも3〜4回程度掃除する必要がある。)
(6) 本来の生息条件に近い水深での養殖のため、ストレスがなく、同量の餌で従来より約2割増程度成長がよくなる。
(7) 汚染された海面域と比べ、魚病の発生もなく、無投薬養殖が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の第1形態による真鯛の深海養殖装置の立面説明図である。
【図2】図1における浮遊筏の平面説明図である。
【図3】図1における沈降生簀の平面説明図である。
【図4】給餌機の斜視説明図である。
【図5】給餌機の回転ドラムの斜視説明図である。
【図6】本発明の実施の第2形態による真鯛の深海養殖装置の立面説明図である。
【図7】本発明の実施の第3形態による真鯛の深海養殖装置の立面説明図である。
【図8】実施例1における頭部の赤色度の経時変化を示すグラフである。
【図9】実施例1における側部の赤色度の経時変化を示すグラフである。
【図10】実施例1における腹部の白色度の経時変化を示すグラフである。
【図11】天然鯛をしめた後の天然鯛の褪色グラフである。
【符号の説明】
10 沈降生簀
12 浮遊筏
14 主ロープ
16 補助ロープ
18 船
20 給餌機
22 給餌ホース取付口
24 給餌ホース
26、28 フロート
30 ネット
32 おもり
34 ロープ
36 回転ドラム
38 海水導入口
40 仕切板
42 給餌口
44 飼料含有海水排出口
46 海水供給ホース
50 漏斗状体
52 残餌吸込みホース
54 エアーホース
56 ロープ
58 残餌センサー

Claims (2)

  1. 養殖真鯛を放流した沈降生簀を、天然真鯛が生息している紫外線が届き難い水深に沈降・設置し、浮遊筏近傍の船上に設けられた、船の海水汲上げポンプからの海水を導入する海水導入口と、この海水導入口の下側に設けられ、縦方向の仕切板で複数の室に区画された回転ドラムと、この回転ドラムの上部に設けられた給餌口と、この回転ドラムの下部で、かつ海水導入口の下方に設けられた飼料含有海水排出口とを備え、回転ドラムの回転軸を海水の流れに対し平行となるように取り付けた給餌機から沈降生簀中に給餌して出荷前の養殖真鯛を養成する真鯛の深海養殖方法であって、海水とともに残餌を海面まで運び、海水とともに放出された餌の出方を目視で確認して手動で給餌量を調節して、出荷1〜6か月前の養殖真鯛を養成し、海面と沈降生簀上面との間の距離が20〜50m となる水深に沈降生簀を設置することを特徴とする真鯛の深海養殖方法。
  2. 海面と生簀上面との間の距離が20〜50m の水深となる深海に設置するための沈降生簀と、この沈降生簀をロープで吊り下げるための浮遊筏と、この浮遊筏近傍の船上に設けられた、船の海水汲上げポンプからの海水を導入する海水導入口と、この海水導入口の下側に設けられ、縦方向の仕切板で複数の室に区画された回転ドラムと、この回転ドラムの上部に設けられた給餌口と、この回転ドラムの下部で、かつ海水導入口の下方に設けられた飼料含有海水排出口とを備え、回転ドラムの回転軸を海水の流れに対し平行となるように取り付けた給餌機と、この給餌機と沈降生簀上部の給餌ホース取付口とを接続するための給餌ホースとを備えた真鯛の深海養殖装置であって、沈降生簀の下側に略逆円錐形の漏斗状体を取り付け、この漏斗状体の下部に残餌吸込みホースの一端を接続し、この残餌吸込みホースの他端を浮遊筏に固定し、この残餌吸込みホースの途中にエアーホースを接続し、このエアーホースから残餌吸込みホースに送られるエアーにより漏斗状体の残餌を吸い込み、海水とともに海面まで運び、海水とともに放出された餌の出方によって、手動で給餌量を調節するようにしたことを特徴とする真鯛の深海養殖装置
JP2003048976A 2002-07-31 2003-02-26 真鯛の深海養殖方法及び装置 Expired - Fee Related JP3745339B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003048976A JP3745339B2 (ja) 2002-07-31 2003-02-26 真鯛の深海養殖方法及び装置

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002222463 2002-07-31
JP2003048976A JP3745339B2 (ja) 2002-07-31 2003-02-26 真鯛の深海養殖方法及び装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2004121213A JP2004121213A (ja) 2004-04-22
JP3745339B2 true JP3745339B2 (ja) 2006-02-15

Family

ID=32300668

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003048976A Expired - Fee Related JP3745339B2 (ja) 2002-07-31 2003-02-26 真鯛の深海養殖方法及び装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3745339B2 (ja)

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004254596A (ja) * 2003-02-26 2004-09-16 Dainichi Corp 魚類の深海養殖方法及び装置
CN103493775A (zh) * 2013-10-16 2014-01-08 胡健强 景观饰品通体发亮的鱼缸
CN105994089A (zh) * 2016-07-15 2016-10-12 上海能正渔业科技开发有限公司 一种流水养殖容器系统及其使用方法
CN107801672B (zh) * 2017-11-07 2020-11-24 义乌兰思体育用品有限公司 一种水产养殖海洋虾蟹捕捉用深水网箱投饵装置
JP6511118B1 (ja) * 2017-11-29 2019-05-15 株式会社冨士機 浮沈式生簀及びそれを使用した魚介類の飼育方法
CN112243913A (zh) * 2020-10-22 2021-01-22 闽江学院 一种渔业生产安全保障系统
CN112970641B (zh) * 2021-02-04 2022-11-01 安徽春生农业科技有限公司 一种稻田虾的养殖装置与养殖方法

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0337405Y2 (ja) * 1986-08-11 1991-08-07
JPS63258541A (ja) * 1987-04-16 1988-10-26 Kyowa Yakuhin Kk 養殖水産動物の体表色改善剤および方法
JPH02203725A (ja) * 1989-02-03 1990-08-13 Taisei Corp 養魚場における給餌装置
JPH0543661Y2 (ja) * 1989-10-06 1993-11-04
JPH0776A (ja) * 1993-01-13 1995-01-06 Shigenobu Ueno 浮沈式養殖生簀
JP2926058B2 (ja) * 1994-06-13 1999-07-28 重信 上野 真鯛の養殖方法
JP2000004711A (ja) * 1998-06-26 2000-01-11 Yamaha Motor Co Ltd 自動給餌システム
JP2000023587A (ja) * 1998-07-09 2000-01-25 Ryoyo Sangyo Kk 養殖魚天然色化

Also Published As

Publication number Publication date
JP2004121213A (ja) 2004-04-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
USRE30038E (en) Aquaculture system
JP6427030B2 (ja) 被養殖生物の養殖方法およびその養殖施設
CN111296330B (zh) 横带髭鲷亲鱼培育及受精卵获得装置及方法
Hughes-Games Growing the Japanese oyster (Crassostrea gigas) in subtropical seawater fish ponds. I. Growth rate, survival and quality index
KR102297174B1 (ko) 큰징거미새우의 종묘 생육 장치
CN109561668A (zh) 在海上养殖水产养殖动物的装置
CN104585089A (zh) 一种刺参海水网箱养殖方法
JP3745339B2 (ja) 真鯛の深海養殖方法及び装置
Liu et al. Sea urchin aquaculture in China
CN209314619U (zh) 气圈漂浮式鳝鱼喂食器
JP2005253424A (ja) 牡蠣養殖用の干出装置
JP2004254596A (ja) 魚類の深海養殖方法及び装置
CN110786282A (zh) 一种水产养殖多功能喂食装置
KR102150581B1 (ko) 갑각류 양식장치
RU2149541C1 (ru) Способ выращивания гидробионтов в поликультуре
CN107155989A (zh) 水产养殖装置
JP4675934B2 (ja) アワビの陸上養殖方法及び陸上養殖装置
CN212344994U (zh) 一种鳜鱼养殖浮箱
JP2020150821A (ja) 十脚目幼生の飼育方法
Quartararo Grow-out of snapper and mulloway in sea cages
Josileen et al. Larval rearing of the crab Portunus pelagicus (Crustacea, Portunidae) in hatchery at Mandapam Regional Centre of CMFRI
Palińska-Żarska et al. Tank wall color affects swimbladder inflation in Eurasian perch, Perca fluviatilis l., under controlled conditions
CN216906458U (zh) 一种小龙虾养殖装置
CN113598114B (zh) 一种斑节对虾种虾培育装置
CN209121019U (zh) 一种水产养殖用增氧机

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20050207

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050315

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050516

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050614

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050810

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A132

Effective date: 20050906

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20051011

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20051115

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20051116

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 3745339

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081202

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091202

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091202

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101202

Year of fee payment: 5

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111202

Year of fee payment: 6

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111202

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121202

Year of fee payment: 7

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121202

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131202

Year of fee payment: 8

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees