JP3743305B2 - コネクタ検査装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ワイヤーハーネスの製造工程において、コネクタハウジングに設けられたリテーナの一部がコネクタハウジングから外側に突出した半嵌合状態を検査するコネクタ検査装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
上述したリテーナは、コネクタハウジングの内部に設けられる端子を抜け止めするために設けられ、そのリテーナが半嵌合状態となっていることを検査するためのコネクタ検査装置として、従来から図10に示すものが知られている(特開平9−82444号)。
【0003】
この検査装置は、端子金具120の導通検査を行う際に、コネクタハウジング101の側面103に開口するリテーナ挿入孔104へ挿入されたリテーナ110が半嵌合状態で係合していることを検査するように構成されている。詳細には、以下のように構成されている。
【0004】
即ち、コネクタ100は、コネクタハウジング101の端面101aに開口された端子挿入孔102に端子金具120を挿入し、その挿入状態の端子金具120の係止部121に、前記リテーナ挿入孔104から挿入したリテーナ110を係合させ、端子金具120が抜け止めされた状態に作製され、作製されたコネクタ100は、コネクタ検査装置130のコネクタ保持部131に設けられた凹状の取付部132に挿入される。そして、導通検査を行うべく、コネクタ保持部131に対して接離可能に設けられた検査部134を、レバー133の白抜矢符方向への回転操作によりコネクタ保持部131側に接近させ、検査部134に設けた導通検査ピン135を前記端子金具120に接続させる。このとき、リテーナ110が係止部121に正常に係合していない場合には、リテーナ110の外側部分111がコネクタハウジング101の側面103から突出した半嵌合状態となるので、コネクタ100に検査部134を接近させていくと、検査部134に固設した当接片136が突出状態の外側部分111に当接し、コネクタ100が押される。これに伴い、前記コネクタ保持部131の取付部132にゴムブッシュ140を介してねじ141止めされている位置決め板142が、前記コネクタ100にて押されてゴムブッシュ140の弾性変形により変位することで、リテーナ110の半嵌合状態を目視にて検査するように構成されている。
【0005】
なお、リテーナ110が係止部121に正常に係合している場合には、リテーナ110の外側部分111がコネクタハウジング101の側面103と面一になった正規嵌合状態となり、この正規嵌合状態では当接片136がリテーナ110と当接せず、また位置決め板142が変位しない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のコネクタ検査装置による場合には、目視検査による故に、リテーナが半嵌合状態であってもレバーを無理に回転操作してしまい、半嵌合状態が検出されないばかりか、固設した当接片がリテーナを傷付けてしまう虞れがあった。
【0007】
本発明は、このような従来技術の課題を解決すべくなされたものであり、リテーナの半嵌合状態を確実に検査することができ、しかもリテーナが傷付かないようにすることができるコネクタ検査装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明のコネクタ検査装置は、内部に端子が端面開口から挿入装着されるコネクタハウジングと、このコネクタハウジングの側面に前記端子を抜け止めした状態で係合され、その係合が正規嵌合状態のときに前記側面から突出せず、半嵌合状態のときに前記側面から外側に一部が突出するリテーナとを備えるコネクタにおける前記半嵌合状態を検査するコネクタ検査装置であって、前記コネクタを保持するホルダと、該ホルダに対して相対的に接離可能に設けられた検査部と、該ホルダと該検査部を相対的に接離移動させる移動手段とを具備し、前記ホルダは、前記端面開口とは反対側であって前記一部を含むコネクタ端部が検査部側に飛び出した状態にしてコネクタを保持するよう構成され、前記検査部は、前記コネクタ端部がリテーナ正規嵌合状態のとき挿入可、リテーナ半嵌合状態のとき挿入不可となるように設けた収納部を有する第1検査部材と、ホルダ側への弾性ばねの押圧力により該第1検査部材に対して一定距離の隙間をあけた状態で該第1検査部材を保持する第2検査部材と、前記隙間の変化を電気的に検出する検出手段とを備え、リテーナ半嵌合状態である場合、前記移動手段により接近移動されるときに、前記一部が収納部の周囲に当接して第1検査部材を前記押圧力に抗して変位させ、その変位に伴う隙間変化を前記検出手段が検出する構成となっていることを特徴とする。
【0009】
本発明のコネクタ検査装置にあっては、リテーナ正規嵌合状態のときには、リテーナがコネクタハウジングの側面から突出しないので、移動手段によりホルダと検査部とを相対的に接近させても、リテーナが第1検査部材の収納部の周囲に当接することなくコネクタ端部が収納部に入る。しかし、リテーナ半嵌合状態のときには、リテーナの一部がコネクタハウジングの側面から外側に突出しているので、移動手段によりホルダと検査部とを相対的に接近させると、外側に突出したリテーナの一部が第1検査部材の収納部の周囲に当接し、第1検査部材がホルダから離れる方向に変位して隙間が変化する。このとき、検出手段が隙間変化を電気的に検出するので、その検出電気信号に基づいて、例えばブザーによる警報やランプ点滅等を行うようにすることで半嵌合状態であることが確実に検査される。その結果、リテーナが半嵌合状態であっても移動手段を無理に操作することが抑制されることに加えて、第1検査部材が設定容易な弾性ばねの押圧力で保持されているので、リテーナを傷付けることが抑制される。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の実施形態を具体的に説明する。
【0011】
図1は、本発明の一実施形態に係るコネクタ検査装置を示す分解斜視図、図2はその正面図である。
【0012】
このコネクタ検査装置は、基台1と、その上の左寄り位置に固定されたホルダ2と、基台1の上方であってホルダ2の右側に配置された検査部8と、基台1の上方右側に回転可能に取付けられ、検査部8を左方向(E)に移動させるレバー5とを備える。上記検査部8は、第1検査部材3と第2検査部材4とを有し、第1検査部材3は第2検査部材4に対して一定範囲内でE方向とその逆方向に微動するようになっており、第2検査部材4の上側には上部ガイド6が取付けられている。なお、このコネクタ検査装置には、端子の導通検査を行う導通検査手段も組み込まれている。
【0013】
基台1は、その上側に、右端部を除いて2本の突起10が並設されている。各突起10はそれぞれ上部に鍔10aを有し、その鍔10aは外側に向けて形成されている。また、基台1の上右側には、前記レバー5が回転可能に取付けられる取付け部11が形成されている。
【0014】
ホルダ2は、下部に取付け溝12が2つ形成されていて、それら取付け溝12に前記突起10を入れることで基台1に取付けられ、基台1の下側から上向きに取付けたねじ13により固定されている。また、ホルダ2の2つの取付け溝12間の肉部には、図1及び図3に示すようにピン取付け穴14が右側面からほぼ中央部まで左右方向に沿って水平に形成されている。ピン取付け穴14には、図1に示すピン15の左端部15aが挿入固定される。
【0015】
また、ホルダ2の上部には、リテーナ21が係合されたコネクタ7が挿入されるコネクタ挿入孔16が凹状に形成されている。このコネクタ挿入孔16は、リテーナ21が横を向くようにしてコネクタ7が挿入される形状・大きさを有するもので、コネクタ7を一定の横向きにした場合にのみ挿入可能となっている。コネクタ挿入孔16の左右側には、それぞれ縦長の切欠部16a、16bが形成されている。
【0016】
一方、挿入されるコネクタ7は、図1および図4に示すように、コネクタハウジング20の後側端面開口20cから端子としての端子金具22を挿入装着し、かつコネクタハウジング20の側面20aに形成した開口20bから内部にリテーナ21を押し嵌めし、リテーナ21の係合部21aを端子金具22の被係合部22aに係合させたものである。その係合が正規嵌合状態(実線にて示す状態)のときはリテーナ21の一部である、前記係合部21が上側に形成されたリテーナ前側端部21bがコネクタハウジング20の側面20aとほぼ面一となり、半嵌合状態(二点鎖線にて示す状態)のときは前記リテーナ前側端部21bがコネクタハウジング20の側面20aから外側に突出するようになっている。
【0017】
かかるコネクタ7は、リテーナ21が横を向くようにしてコネクタ挿入孔16に挿入され、その挿入状態においてリテーナ前側端部21bを含むコネクタ7の右端部(前側端部)7aが、ホルダ2の外側に飛び出すようになっている(図8参照)。また、コネクタ7に装着された端子金具22に接続された電線23は、切欠部16aから外部に導出され、導通検査ピン39は第1検査部材3の収納部44に挿通されたコネクタ7の前面より端子金具22に接触し導通検査が行われる。
【0018】
前記第2検査部材4は、図1、図2及び図5に示すように、底部に前記突起10を通す2つのガイド溝4cが形成され、そのガイド溝4cが突起10に通されて突起10に沿いスライド可能になっている。また、第2検査部材4は、下端部4aの左側に第1検査部材3を載せる載置部30を有し、下端部4aの上側にはホルダ2と対向する上側部4bが設けられている。下端部4aには、左右方向に前記ピン15の右端部15bを挿通する貫通孔31が形成され、上側部4bには高さを変えるとともに前後方向に2つ、合計4つのガイドピン挿通孔32が形成されている。ガイドピン挿通孔32の上側のものと下側のものとの間の高さ位置には、前後位置に貫通孔36、37が形成されており、前側の貫通孔36にはリテーナ半嵌合検査用のプローブ38が取付けられ、後側の貫通孔37には導通検査用の導通検査ピン39が取付けられている。
【0019】
なお、プローブ38は、通常は2つのピンロッドが離れて開回路となっているが、先端側のピンロッドが圧縮コイルばねの弾性力に抗して押されて他方のピンロッドに当接すると閉回路となる、いわゆるツープローブのものが使用されている。また、プローブ38は、例えば開回路のときはオフ信号を、閉回路のときはオン信号を出力するようになっている。
【0020】
上記貫通孔31には、ピン15の右端部15bの途中が通されていて、ホルダ2と第2検査部材4との間(貫通孔31の段差部31a(図5参照))には圧縮コイルばね47が、ピン15を内部に入れ、かつ圧縮状態で挟まれている。
【0021】
図6(a)は前記第1検査部材3を示す正面図、図6(b)はその左側面図である。第1検査部材3は、図1、図2及び図6に示すように、矩形板状に形成され、載置部30の上に、第1検査部材3の右側面3aが上側部4bに対向して立設されている。その右側面3aには、4つのガイドピン40の一端側40aが取付けられ、これら4つのガイドピン40で囲まれた位置には貫通状の収納部44が形成されている。
【0022】
上記収納部44は、リテーナ21が正規嵌合状態の場合にはコネクタ7の前記右端部7aが支障なく入り、一方、リテーナ21が半嵌合状態の場合には、側面20aから突出した前記リテーナ前側端部21bが入らない形状・大きさの開口断面を有し、収納部44の深さは上記右端部7aが入り得る寸法に設定されている。そして、リテーナ21が正規嵌合状態で係合され、かつコネクタ7の右端部7aが収納されているときに、コネクタ7の内部に装着された端子金具22に対して前記導通検査ピン39が接続可能な状態となる。
【0023】
前記ガイドピン40の他端側40bは、それぞれ第2検査部4の各ガイドピン挿通孔32に挿入されている。ガイドピン40のそれぞれは、途中に縮径部40cを有し、その縮径部40cにネジ45を係合させて抜け防止されている。具体的な抜け防止構造を、図7に基づき説明すると、縮径部40cはガイドピン挿通孔32の途中に位置するように形成されていて、第2検査部材4の外側から内側に向けて取り付けられたネジ45の先端を位置させることにより、抜け防止されている。なお、ネジ45の先端は、縮径部40cに当接しておらず、第1検査部材3は第2検査部材4に対して最大で、縮径部40cの長さ寸法−ネジ45の幅寸法だけ微動できるようになっている。また、微動する第1検査部材3は、その上端が上部ガイド6により案内される。
【0024】
また、第1検査部材3は、第2検査部材4に設けられたプローブ38の圧縮コイルばねの弾性力によりホルダ2側に押圧付勢されていて、第2検査部材4との間には一定寸法の隙間Aが形成されるようになっている(図2参照)。
【0025】
前記レバー5は、図1に示すように基台1に設けられた取付け部11に設けた軸46の回りを一定角度範囲で回転可能に取付けられ、左側の屈曲端面5aがカム面として機能するようになっている。つまり、屈曲端面5aは、軸46からの距離を取手5b側が長く、反対側が短くなるように変化させている。よって、レバー5は、図2に示すように二点鎖線にて示す寝た状態Bから実線にて示す起立状態Cに近付くにつれて、第2検査部材4をホルダ2側にスライドさせる。第2検査部材4の元の位置への復帰は、前記圧縮コイルばね47の弾性力により行われ、第2検査部材4は前記取付け部11に当接することにより元の位置に戻る。
【0026】
次に、このように構成された本実施形態にかかるコネクタ検査装置による検査方法を説明する。
【0027】
まず、レバー5が寝た状態Bになっていて、ホルダ2と第1検査部材3との間が離れて隙間Aが存在することを確認する。
【0028】
次に、コネクタ7をホルダ2のコネクタ挿入孔16に挿入する。このとき、コネクタ7は上述したようにリテーナ21が横を向くようにし、かつ、コネクタ7の右端部7aがホルダ2の外側に飛び出すようにする。
【0029】
次に、レバー5を寝た状態Bから起立状態Cにしていく。これにより第2検査部材4がホルダ2側に近寄っていくとともに、第1検査部材3も第2検査部材4に伴って移動していく。
【0030】
然る後、リテーナ21の係合が正規嵌合状態のときには、リテーナ前側端部21bがコネクタハウジング20の側面20aとほぼ面一となるので、レバー5によりホルダ2と検査部8とを相対的に接近させていっても、リテーナ前側端部21bが第1検査部材3の収納部44の周囲部分44a(図6参照)に当接せず、右端部7aが収納部44に入る。これに伴って、図2に示すように第1検査部材3と第2検査部材4との間に形成される隙間Aが維持されるとともに、前記導通検査ピン39がコネクタ7内部の端子金具22に接続され、端子の導通検査が実行可能となる。
【0031】
一方、リテーナ21の係合が半嵌合状態のときには、図8に示すように、リテーナ前側端部21bがコネクタハウジング20の側面20aから外側に突出しているので、レバー5により第2検査部材4をホルダ2に接近させていくと、リテーナ前側端部21bが第1検査部材3の収納部44の周囲部分44aに当接し、図9に示すように、第1検査部材3をホルダ2から離れる方向(右方向)に微動させ、第1検査部材3と第2検査部材4との間に形成されていた隙間Aが無くなっていく。これに伴い、プローブ38は、先端が押し込まれて開回路から閉回路となることにより、隙間Aの距離変化をオン・オフ信号にて検出する。そして、その検出信号を用いて、例えばブザーによる警報やランプ点滅等を行うようにすることにより、リテーナ21が半嵌合状態であることが確実に検査される。
【0032】
したがって、本実施形態による場合には、リテーナ半嵌合状態のときには、リテーナ前側端部21bがコネクタハウジング20の側面20aから外側に突出しているので、レバー5によりホルダ2に対して検査部8を接近させると、側面20aから外側に突出したリテーナ前側端部21bが第1検査部材3の収納部44の周囲部分44aに当接し、第1検査部材3がホルダ2から離れる方向に変位して隙間Aの寸法が変化する。このとき、プローブ38が隙間Aの寸法変化を電気信号の変化で検出するので、リテーナ21が半嵌合状態であることを確実に検査することが可能になる。その結果、リテーナ21が半嵌合状態であってもレバー5を無理に操作することを抑制することができることに加えて、プローブ38に内蔵された設定容易な圧縮コイルばねの弾性力で第1検査部材3が押圧されて変位可能となっているので、リテーナ21を傷付けることを抑制することができる。
【0033】
なお、上述した実施形態ではレバー5により検査部8をホルダ2側に対して移動させるように構成しているが、本発明はこれに限らず、レバーによりホルダを検査部に対して移動させたり、ホルダと検査部の両方を共に相対的に移動させるようにしてもよい。
【0034】
また、上述した実施形態では検出手段としてツープローブタイプのプローブ38を用いているが、本発明はこれに限らず、押釦スイッチ等や、光学的に距離変化を検出する検出手段を用いてもよい。但し、その場合には、第1検査部材3をホルダ2側に押圧する弾性ばねを別途設ければよい。
【0035】
また、上述した実施形態ではリテーナがコネクタハウジングに正規嵌合状態で係合する場合にコネクタハウジングの側面とほぼ面一となるコネクタを検査対象としているが、本発明はこれに限らず、コネクタハウジングに正規嵌合状態で係合したリテーナがコネクタハウジングの側面より内側に引っ込むコネクタを検査対象として検査を行うことも可能である。
【0036】
また、本発明装置による検査は、上述したコネクタに限らず、コネクタハウジングの側面からリテーナを押し嵌めした際に、端子金具との係合が不十分であるとリテーナが半嵌合状態となるコネクタ一般を対象として行うことが可能である。
【0037】
【発明の効果】
以上詳述したように、本発明による場合には、リテーナ半嵌合状態のときには、リテーナの一部がコネクタハウジングの側面から外側に突出しているので、移動手段によりホルダと検査部とを相対的に接近させると、外側に突出したリテーナの一部が第1検査部材の収納部の周囲に当接し、第1検査部材がホルダから離れる方向に変位して隙間が変化する。このとき、検出手段が隙間変化を電気的に検出するので、半嵌合状態であることを確実に検査することができる。その結果、リテーナが半嵌合状態であっても移動手段を無理に操作することを抑制することが可能となり、加えて第1検査部材が設定容易な弾性ばねの押圧力で保持されているので、リテーナを傷付けることを抑制することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るコネクタ検査装置を示す分解斜視図である。
【図2】図1のコネクタ検査装置を示す正面図である。
【図3】図1のコネクタ検査装置に備わったホルダを示す正面図である。
【図4】図1のコネクタ検査装置により検査されるコネクタの一例を示す正面断面図である。
【図5】図1のコネクタ検査装置に備わった第2検査部材を示す正面図である。
【図6】図1のコネクタ検査装置に備わった第1検査部材を示す図であり、(a)は正面図、(b)はその左側面図である。
【図7】図1のコネクタ検査装置に備わったガイドピンの抜け防止機構を示す平面断面図(部分断面図)である。
【図8】図1のコネクタ検査装置に備わったホルダにコネクタを取付けた状態を示す斜視図である。
【図9】図1のコネクタ検査装置においてリテーナの半嵌合状態の検査状態を示す正面図である。
【図10】従来技術のコネクタ検査装置を示す斜視図である。
【符号の説明】
2 ホルダ
3 第1検査部材
4 第2検査部材
5 レバー(移動手段)
7 コネクタ
8 検査部
20 コネクタハウジング
21 リテーナ
21b リテーナ前側端部
38 プローブ(検出手段)
A 隙間

Claims (1)

  1. 内部に端子が端面開口から挿入装着されるコネクタハウジングと、このコネクタハウジングの側面に前記端子を抜け止めした状態で係合され、その係合が正規嵌合状態のときに前記側面から突出せず、半嵌合状態のときに前記側面から外側に一部が突出するリテーナとを備えるコネクタにおける前記半嵌合状態を検査するコネクタ検査装置であって、
    前記コネクタを保持するホルダと、
    該ホルダに対して相対的に接離可能に設けられた検査部と、
    該ホルダと該検査部を相対的に接離移動させる移動手段とを具備し、
    前記ホルダは、前記端面開口とは反対側であって前記一部を含むコネクタ端部が検査部側に飛び出した状態にしてコネクタを保持するよう構成され、
    前記検査部は、前記コネクタ端部がリテーナ正規嵌合状態のとき挿入可、リテーナ半嵌合状態のとき挿入不可となるように設けた収納部を有する第1検査部材と、ホルダ側への弾性ばねの押圧力により該第1検査部材に対して一定距離の隙間をあけた状態で該第1検査部材を保持する第2検査部材と、前記隙間の変化を電気的に検出する検出手段とを備え、リテーナ半嵌合状態である場合、前記移動手段により接近移動されるときに、前記一部が収納部の周囲に当接して第1検査部材を前記押圧力に抗して変位させ、その変位に伴う隙間変化を前記検出手段が検出する構成となっていることを特徴とするコネクタ検査装置。
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