JPH08320354A - 導通検査器およびリード線接続構造 - Google Patents

導通検査器およびリード線接続構造

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JPH08320354A
JPH08320354A JP7126684A JP12668495A JPH08320354A JP H08320354 A JPH08320354 A JP H08320354A JP 7126684 A JP7126684 A JP 7126684A JP 12668495 A JP12668495 A JP 12668495A JP H08320354 A JPH08320354 A JP H08320354A
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Hirohisa Horimoto
洋久 堀本
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Abstract

(57)【要約】 【構成】導通検査器Aの検査部30における検出子33
と、リード線34との接続構造を特殊なものとした。す
なわち、検出子33とリード線34との間にコンタクト
プローブ50を介在させた。コンタクトプローブ50の
先端50aと検出子33とを当接させ、コンタクトプロ
ーブ50の後端50bとリード線34とを固着接続し
た。 【効果】検出子33とリード線34との半田付け作業を
無くし、検出子33を簡単容易に更新することができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ワイヤーハーネスの
導通検査器に関するものである。また、この導通検査器
に採用されるリード線の接続構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】自動車用ワイヤーハーネスでは、一般
に、端部にコネクタが取り付けられている。このコネク
タは、ワイヤーハーネス相互間の接続やワイヤーハーネ
スと他の電装品との接続のために用いられ、ハウジング
とハウジングに装着された端子金具とを有する。コネク
タは、雄型のものと雌型のものとがあり、雄型ハウジン
グと雌型ハウジングとを嵌合させることにより、雄型ハ
ウジングに装着された端子金具と、雌型ハウジングに装
着された端子金具とが接触し、これにより、雄雌コネク
タ間の電気的接続が達成されるようになっている。
【0003】従って、コネクタにおいて、仮に、ハウジ
ングに対して端子金具の装着忘れがあったり、正しく装
着されていなかったりすると、相互に接続されるコネク
タ間の電気的接続が達成されず、装備された電装品に動
作不良等が生じる。このため、ワイヤーハーネスの製造
の最終段階では、端子金具が正確且つ確実にハウジング
に装着されているかどうかを十分に検査する必要があ
る。この検査は、コネクタを介してワイヤーハーネスの
電気的導通の良否を調べるものであることから、従来か
ら導通検査とよばれ、導通検査器を用いて行われてい
る。
【0004】導通検査のやり方として、たとえば次のよ
うなやり方がある。すなわち、ワイヤーハーネスが配線
される際に、このワイヤーハーネスの端部に取り付けら
れた検査すべきコネクタと実際に嵌合するコネクタを検
査コネクタとして検査器の一部に使用し、この検査コネ
クタと上記検査すべきコネクタとを嵌合させて、両者間
の導通を調べるというやり方である。このやり方に用い
られるコネクタは、通常、図3に示すような、回路基板
に直付けされるコネクタが多い。
【0005】図3を参照して、このようなコネクタは、
前面側が開放されたハウジング1と、ハウジング1に設
けられた多数の端子金具2とを有している。ハウジング
1は、底面板1aと、これを取り囲む側面板1bとを有
している。また、底面板1aと側面板1bとにより囲ま
れた内部空間は、検査すべきコネクタが収容される収容
空間EAを構成している。端子金具2は、底面板1aを
略垂直に貫通した状態で当該底面板1aに固着されてい
る。端子金具2の先方側は、底面板1aから上記収容空
間内に突出した連結子2cを形成している。一方、端子
金具2の後方側は、底面板1aの裏側へ延び出した接続
用リード端子3を形成している。この接続用リード端子
3は、たとえばプリント回路基板BCに直付けされるも
のである。この接続用リード端子3を、底面板1aの裏
側への突出量が所定量に揃うように切断することによっ
て(図中、実線で表した部分)、当該コネクタは、検査
コネクタTCとして使用することができる。
【0006】実際に導通検査を行うには、図4のように
して行う。図4は、上記検査コネクタTCを装備した導
通検査器KによってコネクタC1を検査している状態を
模式的に示した断面図である。参照符号6は、コネクタ
受け部を示しており、検査されるコネクタC1が位置決
め状態で保持されている。また、参照符号7は、検査部
を示している。検査部7は、保持されたコネクタC1に
対して図中左右方向にスライド可能となっている。な
お、参照符号SWは、スプリングを示しており、検査部
7がコネクタ受け部6に近接した状態で、右方向へ付勢
している。
【0007】導通検査について概括的に説明すると、先
ず、上記検査コネクタTCを導通検査部7に装着する。
また、検査すべきコネクタC1をコネクタ受け部6によ
って保持する。そして、検査部7を左側にスライドさ
せ、コネクタC1を図に示すように検査コネクタTCと
嵌合させる。この状態で、コネクタC1と検査コネクタ
TCとの間の導通の良否を調べ、良好な導通を得ること
ができれば、コネクタC1に含まれる端子金具4aと、
検査コネクタTCに含まれる端子金具(連結子)2とが
良好に接触していることとなり、その結果、コネクタC
1において、端子金具4aがハウジング4に正確且つ確
実に挿着されていることを検知することができる。すな
わち、検査対象としてのワイヤーハーネスは、導通検査
に合格することができる。一方、端子金具4aと端子金
具2との間で良好な導通を得ることができなければ、コ
ネクタC1が正確に取り付けられていない、すなわち、
ハウジング4に対する端子金具4aの装着忘れや、端子
金具4aが正しく装着されていないことを検知すること
ができる。
【0008】ところで、コネクタC1と検査コネクタT
Cとの間の良好な導通状態は、検査コネクタTCの端子
金具2から電気信号を取り出すことによって確認され
る。このため、端子金具2には、信号取り出し用のリー
ド線5が接続されている。従来、このリード線5と端子
金具2との接続は、図に示すように、リード線5の芯線
5aを端子金具2の後端部に半田付けすることにより固
着接続していた。そして、各端子金具2とリード線5と
の固着部分を、たとえば熱収縮チューブによって被覆
し、当該固着部分の保護と、互いに隣合う固着部分間の
短絡とを防止していた。
【0009】なお、以上の説明では、検査されるコネク
タC1を雄型のコネクタとして、検査コネクタTCを雌
型コネクタとして説明したが、これらが逆になっても同
様に説明することができる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】導通検査を繰り返し行
うと、検査コネクタTCの端子金具(連結子)2に何ら
かの不具合が生じるおそれがある。具体的に説明する
と、導通検査を繰り返し行った場合、検査されるコネク
タC1は、検査コネクタTCと1回または多くても数回
嵌合されるのみであるが、検査コネクタTCは、検査す
べきコネクタC1と順に嵌合される。このため、導通検
査器Kを使用しているうちに、検査コネクタTCの端子
金具2がハウジング2aに対してがたついたり、場合に
よっては磨耗したりして劣化するおそれがある。仮に、
このような端子金具2のがたつき等が生じれば、正確な
導通検査をすることができなくなるおそれがある。従っ
て、端子金具2は、正確な検査を行うために、定期的に
交換することが好ましい。
【0011】端子金具2を交換する際には、検査コネク
タTCごと取り換えれば良い。すなわち、検査コネクタ
TCを導通検査器Kから取り外し、新品のものと交換す
れば良い。ところが、検査コネクタTCを新品のものと
交換するには、端子金具2の後端部にリード線5が半田
付けされているから、このリード線5を外して新品の検
査コネクタTCと交換し、その端子金具2に再びリード
線5を半田付けする必要がある。
【0012】この半田付け作業は、容易には行うことは
できない。なぜなら、リード線5が半田付けされる各端
子金具2は、回路基板BCに直付けされる接続用リード
端子3により構成されているから、各端子金具2は、細
く且つ密集しており、それらの間隔は、非常に狭くなっ
ている。従って、密集した細い端子金具2の端部にリー
ド線5を半田付けする作業は、非常に細かい作業となる
からである。しかも、検査されるコネクタの種類によっ
ては、その極数、すなわち端子金具の本数が非常に多い
ものがある。このようなコネクタに適応する検査コネク
タTCでは、各端子金具2間の間隔が一層狭くなり、各
端子金具2間を短絡させることなく個々の端子金具2に
リード線5を良好に半田付けする作業は、一層細かい作
業となる。このため、端子金具2の交換に際して、非常
に時間と手間がかかってしまうという問題があった。
【0013】そこで、この発明の第1の目的は、端子金
具の更新を簡単に行うことができる導通検査器を提供す
ることである。また、この発明の第2の目的は、端子金
具の更新を簡単に行うためのリード線の接続構造を提供
することである。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の目的を達
成するため、請求項1に係る導通検査器は、ワイヤーハ
ーネスの端部に取り付けられた検査すべきコネクタを保
持するコネクタ受け部と、コネクタ受け部に対向配置さ
れ、コネクタ受け部に対する間隔が近接/離反可能な検
査部とを含み、検査部は、上記検査すべきコネクタと嵌
合可能な検査コネクタと、検査コネクタを着脱可能に保
持するケーシングとを備えており、検査コネクタは、底
面板と、底面板の周囲から底面板に対して垂直に延設さ
れた側面板とを有し、底面板と側面板とにより囲まれた
収容空間が形成されたハウジング、および上記底面板を
略垂直に貫通した状態で底面板に固着され、先方側は、
底面板から上記収容空間内に突出した連結子を形成する
と共に、後方側は、底面板の裏側へ延び出した接続用リ
ード端子を形成している多数の端子金具を含み、当該検
査コネクタが上記検査部に適用される際に、上記接続用
リード端子が、底面板の裏側への突出量が所定量に揃う
ように切断されて用いられる導通検査器において、上記
ケーシングには、保持される検査コネクタの底面板から
裏側へ突出する端子金具に弾力的に接触して当該端子金
具と電気的に接続される複数の接続用プローブと、各接
続用プローブに接続された信号取り出し用のリード線と
が設けられていることを特徴とするものである。
【0015】また、本発明の第2の目的を達成するた
め、請求項2に係る導通検査器は、ワイヤーハーネスの
端部に取り付けられた検査すべきコネクタと実際に嵌合
され得る検査コネクタであって、底面板と、底面板の周
囲から底面板に対して垂直に延設された側面板とを有
し、底面板と側面板とにより囲まれた収容空間が形成さ
れたハウジング、および上記底面板を略垂直に貫通した
状態で底面板に固着され、先方側は、底面板から上記収
容空間内に突出した連結子を形成すると共に、後方側
は、底面板の裏側へ延び出した接続用リード端子を形成
している多数の端子金具を含んでいる検査コネクタと、
リード線との接続構造において、上記検査コネクタは、
底面板の裏側へ延び出した接続用リード端子が、底面板
の裏側への突出量が所定量に揃うように切断し、上記切
断された各接続用リード端子の後端に、弾力的に且つ電
気的に接触する接続用プローブを設け、各接続用プロー
ブに上記リード線を接続したことを特徴とするものであ
る。
【0016】
【作用】請求項1に係る導通検査器によれば、検査コネ
クタを検査部のケーシングに取り付けると、検査コネク
タの各端子金具が接続用プローブの一端に接触する。こ
れにより、各端子金具と信号取り出し用のリード線とが
電気的に接続される。つまり、リード線と端子金具との
面倒な半田付け作業をすることなく、接続用プローブを
介して、リード線と端子金具とを電気的に接続すること
ができる。しかも、検査コネクタをケーシングから取り
外すことによって、端子金具が接続用プローブから離れ
る。
【0017】請求項2に係るリード線接続構造によれ
ば、検査コネクタの端子金具と接続用プローブとは、互
いに当接されているだけである。従って、導通検査器か
ら検査コネクタを取り出すことによって、端子金具が接
続用プローブから離れてハウジングと共に取り外すこと
ができる。一方、検査コネクタを取り付けた状態で、端
子金具と接続用プローブとが当接する。これにより、端
子金具とリード線とを電気的に接続される。つまり、端
子金具とリード線との面倒な半田付け作業をすることな
く、接続用プローブを介して、リード線と端子金具とを
電気的に接続することができる。
【0018】
【実施例】以下、実施例を示す添付図面によって詳細に
説明する。図2は、この発明の一実施例に係る導通検査
器Aの斜視図であり、図1は、導通検査器Aの要部断面
図である。図1および図2を参照して、この導通検査器
Aは、ワイヤーハーネスWの端部に取り付けられたコネ
クタCに含まれる端子金具C2(図1参照)が正確且つ
確実にハウジングC1に装着されているかどうかを検査
するため、コネクタC部分を介するワイヤーハーネスW
の電気的導通の良否を調べるために用いるものである。
【0019】導通検査器Aは、レール11が形成された
ベース部材10と、レール11の所定位置に位置決めさ
れた状態で取付けられたコネクタ受け部20と、レール
11に沿ってスライド可能に取付けられ、コネクタ受け
部20と対向配置された検査部30と、この検査部30
をレール11に沿ってスライドさせることによって、検
査部30とコネクタ受け部20との距離を変化させ、両
者を接離させるレバー装置40(図2参照)とを有して
いる。なお、検査部30を固定し、コネクタ受け部20
をスライドさせるようにしても良い。
【0020】コネクタ受け部20は、検査すべきコネク
タCを上方から押し込むことによって位置決め状態で収
容保持するためのものである。ここで、コネクタCは、
ワイヤーハーネスWを構成する電線束W1の端部に取り
付けられており、電線束W1の各電線端に圧着された複
数の端子金具C2(図1では、簡略化のために2本のみ
図示している。)と、これらが挿入されたハウジングC
1とを有している。コネクタ受け部20は、受け部本体
21と、この受け部本体21の前面に取付けられた位置
決め板22とを有している。
【0021】受け部本体21は、断面略U字形のブロッ
ク状に形成されている。この受け部本体21の内周面の
形状は、検査すべきコネクタCのハウジングC1の側周
面形状に合わせて形成されている。位置決め板22は、
ねじ22aを用いて受け部本体21に締結されている。
この位置決め板22は、コネクタCが受け部本体21に
収容されたときにハウジングC1の端面(電線束W1が
延び出している側の端面)に当接し、ハウジングC1の
位置決めをするものである。また、位置決め板22の略
中央部には、上縁から下方に切欠かれた切欠溝部22b
が形成されており、これにより、位置決め板22は、略
U字形に形成されている。切欠溝部22bは、コネクタ
Cがコネクタ受け部20に収容されたときに、電線束W
1が通されるようになっている。そして、この受け部本
体21の内周面部分と上記位置決め板22とにより、コ
ネクタCが収容される収容空間23が区画されている。
この収容空間23は、コネクタCを動かないようにぴっ
たりと収容することができる。
【0022】検査部30は、コネクタ受け部20に収容
されたコネクタCと嵌め合わすことによって、当該コネ
クタCとの導通をとるためのものである。検査部30
は、全体として略直方体形状をしており、前面に開口さ
れた凹陥部31aを有するケーシング31と、凹陥部3
1aに着脱可能に嵌め込まれた検査コネクタCTとを有
している。検査コネクタCTは、検査ハウジング32
と、検査ハウジング32に装備された端子金具33とを
有している。
【0023】本実施例では、検査コネクタCTとして
は、ワイヤーハーネスWが配線されたときに接続される
回路基板に直付けされるコネクタであって、検査される
コネクタCが実際に嵌合されるコネクタに、所要の加工
を施したものを採用している。この検査コネクタCT
は、前面が開放されたハウジング32と、ハウジング3
2に設けられた複数の端子金具33とを有している(図
1においては、簡略化のために2本のみ図示いてい
る。)。
【0024】ハウジング32は、底面板32aと、これ
を取り囲む側面板32bとを有している。側面板32b
は、底面板32aに対して垂直に延設されている。底面
板32aと側面板32bとにより囲まれた空間は、検査
すべきコネクタCが収容される収容空間EAを構成して
いる。端子金具33は、底面板32aを略垂直に貫通し
ており、当該底面板32aに固着されている。端子金具
33の先端側は、底面板32aから上記収容空間EA内
に突出した連結子を形成している。この連結子は、検査
ハウジング32にコネクタCが収容されたときに、端子
金具C2と接触して電気的導通を達成するものである。
【0025】一方、端子金具33の後端側は、底面板3
2aの裏側へ少しだけ延び出している。この端子金具3
3の後端側は、上記回路基板に直付けされるコネクタの
接続用リード端子により構成されている。詳しく説明す
ると、回路基板に直付けされるコネクタでは、回路基板
から直接立ち上げられた接続用リード端子を備えてお
り、この接続用リード端子が、コネクタのハウジングを
貫通して端子金具33を兼ねている。そして、本実施例
に係る検査コネクタCTは、上記各接続用リード端子
を、底面板32aからの突出量を一定に揃えて切断した
ものである。つまり、上記端子金具33の後端側は、上
記接続用リード端子により構成されたものである。
【0026】なお、検査コネクタCTをケーシング31
に固定する手段として、本実施例では、キー36が採用
されている。つまり、ケーシング31の側面部31bに
ケーシング31を貫通して凹陥部31aに達する貫通溝
(図示せず)が設けられている。一方、凹陥部31aに
嵌め込まれた検査コネクタCTの検査ハウジング32に
は、キー36に対応したキー溝(図示せず)が形成され
ている。そして、キー36を上記貫通溝を貫通させて上
記キー溝に嵌め込むことによって(図2の状態)、検査
コネクタCTが凹陥部31aから抜けてしまうのを防止
している。もっとも、検査コネクタCTをケーシング3
1に固定する手段としては、キー36を使用する場合に
限られず、たとえば、検査コネクタCTをを凹陥部31
aに嵌め込んだ後に、ケーシングの前面31dに、コネ
クタ受け部20に取り付けた位置決め板22のようなも
のをねじ等を用いて取り付け、これにより、検査コネク
タCTが凹陥部31aから抜けてしまうのを防止するこ
ともできる。
【0027】また、端子金具33の後端部には、当該端
子金具33と端子金具C2との導通が達成された際の電
気信号を取り出すためのリード線34が、コンタクトプ
ローブ50を介して接続されている。このリード線34
は、導通検査を行うために必要な他の機器(図示せず)
に接続されている。そして、コンタクトプローブ50の
先端50aと端子金具33とは当接しており、且つコン
タクトプローブ50の後端50bとリード線34とは電
気的に接続されている。
【0028】さらに詳述すると、コンタクトプローブ5
0は、公知のものであって、いわゆる1プローブタイプ
のものである。このコンタクトプローブ50は、本体5
1と接触子52とを有している。接触子52は、本体5
1に対して軸方向にスライド可能となっており、接触子
52は、本体51から突出する方向に常時弾発的に付勢
されている。コンタクトプローブ50は、端子金具33
に対応して複数装備されており(図1においては、簡略
化のために2本のみ図示している。)、ケーシング31
によって位置決め状態で支持されている。コンタクトプ
ローブ50の一方の電極となる後端50bには、リード
線34が接続されている。この接続は、たとえば半田付
けすることにより達成することができる。
【0029】コンタクトプローブ50をケーシング31
に取り付けた状態では、コンタクトプローブ50の他方
の電極となる先端50aは、ケーシング31の凹陥部3
1aを臨む状態となる。また、ケーシング31に検査ハ
ウジング32を取り付けることによって、端子金具33
と、これに対応するコンタクトプローブ50の先端50
aとが当接している。コンタクトプローブ50の接触子
52は、端子金具33側に常時突出しているから、コン
タクトプローブ50の先端50aは、端子金具33に対
して常時押圧状態で弾力的に当接する。これにより、各
端子金具33と、これらにそれぞれ対応するリード線3
4とは、常時電気的に接続される。
【0030】このようなリード線34の接続構造によれ
ば、検査コネクタCTを簡単容易に交換することができ
る。なぜなら、端子金具33とリード線34とは、両者
の当接によって電気的導通が達成されているから、リー
ド線34の存在に関係なく、上記キー36の着脱によっ
て、ケーシング31に対する検査コネクタCTの着脱を
自在に行うことができるからである。
【0031】図2を参照して、レバー装置40は、カム
レバー41とばね42とを有している。カムレバー41
は、ベース部材10の端部にピンPを介して回動可能に
取付けられている。カムレバー41を白抜き矢印の方向
に回動起立させれば、カムレバー41のカム部41aが
検査部30に押し付けられ、検査部30がレール11に
沿ってコネクタ受け部20側へ移動される。また、ばね
42は、コネクタ受け部20と検査部30との間に介在
されており、検査部30を常時コネクタ受け部20から
離反させる方向に付勢している。従って、ばね42の付
勢力に抗してカムレバー41を起立させれば、検査部3
0がコネクタ受け部20に近接する。また、カムレバー
41を倒せば、ばね42の力によって検査部30がコネ
クタ受け部20から元の位置まで離反するようになって
いる。
【0032】以上の構成による導通検査器Aによれば、
次のような作用効果を奏する。 コネクタ受け部20によって検査すべきコネクタC
を保持し、カムレバー41を回動させることにより検査
部30とコネクタCとを嵌合させ、コネクタCの所要の
導通検査を行うことができる。ところで、この導通検査
は、コネクタCの端子金具C2と、検査ハウジング32
に装備された端子金具33とを接触させるものであるか
ら、所定回数導通検査を繰り返すと、端子金具33の劣
化が懸念される。このため、導通検査器Aにおいては、
定期的に端子金具33の更新を行うのが好ましい。
【0033】 端子金具33とコンタクトプローブ5
0とは、互いに当接されているだけであるから、検査コ
ネクタCTの交換が簡単である。つまり、キー36を取
り外して検査部30から検査コネクタCTを取り出すこ
とによって、端子金具33がコンタクトプローブ50か
ら離れて検査ハウジング32と共に取り外すことができ
る。そして、検査コネクタCTを新品のものと交換する
ことによって、検査ハウジング32と共に端子金具33
を更新することができる。
【0034】しかも、検査コネクタCTを検査部30に
取り付けることによって、更新された端子金具33とコ
ンタクトプローブ50とが当接するから、端子金具33
の更新に際して、端子金具33とリード線34との面倒
な半田付け作業をすることなく両者間の電気的接続を達
成することができ、端子金具33の更新作業を非常に簡
単に行うことができる。
【0035】なお、この発明は上記実施例に限定される
ものではなく、検査部30のケーシング31を無くし、
検査ハウジング32を直接レール11に取り付けるよう
にしても良い。この場合、検査ハウジング32に所要の
ブラケットを設け、これにコンタクトプローブ50を取
り付けるようにすることができる。また、検査コネクタ
CTとして、回路基板に取り付けられるコネクタに代え
て、ハウジングに予め端子金具を固着したものを製造す
ることもできる。その他、この発明の範囲内で種々の設
計変更を施すことができる。
【0036】
【発明の効果】以上の説明により、請求項1に係る発明
によれば、検査コネクタを検査部のケーシングに取り付
けた状態で、端子金具が接続用プローブと接触し、この
接続用プローブを介して端子金具とリード線とが電気的
に接続される。また、検査コネクタを上記ケーシングか
ら取り外すことによって、容易に端子金具を接続用プロ
ーブから離すことができる。従って、上記ケーシングに
着脱可能な検査コネクタを新品のものと交換するという
簡単な作業によって、端子金具とリード線との面倒な半
田付け作業を伴うことなく、端子金具を簡単に更新する
ことができる。
【0037】また、請求項2に係る発明によれば、検査
部に検査コネクタを取り付けるだけで、検査コネクタの
端子金具と接続用プローブとが当接し、その結果、当該
接続用プローブを介して端子金具とリード線とが電気的
に接続される。また、この状態から、検査コネクタを取
り外すだけで、端子金具は、接続用プローブから離れ
る。従って、検査コネクタを新品のものと交換するとい
う簡単な作業によって、端子金具とリード線との面倒な
半田付け作業を伴うことなく、端子金具を簡単に更新す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る導通検査器の斜視図で
ある。
【図2】導通検査器の要部断面図である。
【図3】検査コネクタを斜め後方から見た状態での斜視
図である。
【図4】従来の導通検査器の要部断面図であり、端子金
具とリード線との接続構造を示す図である。
【符号の説明】
A 導通検査器 W ワイヤーハーネス C コネクタ CT 検査コネクタ C1 ハウジング C2 端子金具 EA 収容空間 20 コネクタ受け部 30 検査部 31 ケーシング 32 検査ハウジング 32a 底面板 32b 側面板 33 端子金具 34 リード線 50 コンタクトプローブ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ワイヤーハーネスの端部に取り付けられた
    検査すべきコネクタを保持するコネクタ受け部と、コネ
    クタ受け部に対向配置され、コネクタ受け部に対する間
    隔が近接/離反可能な検査部とを含み、 検査部は、上記検査すべきコネクタと嵌合可能な検査コ
    ネクタと、検査コネクタを着脱可能に保持するケーシン
    グとを備えており、 検査コネクタは、 底面板と、底面板の周囲から底面板に対して垂直に延設
    された側面板とを有し、底面板と側面板とにより囲まれ
    た収容空間が形成されたハウジング、および上記底面板
    を略垂直に貫通した状態で底面板に固着され、先方側
    は、底面板から上記収容空間内に突出した連結子を形成
    すると共に、後方側は、底面板の裏側へ延び出した接続
    用リード端子を形成している多数の端子金具を含み、 当該検査コネクタが上記検査部に適用される際に、上記
    接続用リード端子が、底面板の裏側への突出量が所定量
    に揃うように切断されて用いられる導通検査器におい
    て、 上記ケーシングには、 保持される検査コネクタの底面板から裏側へ突出する端
    子金具に弾力的に接触して当該端子金具と電気的に接続
    される複数の接続用プローブと、 各接続用プローブに接続された信号取り出し用のリード
    線とが設けられていることを特徴とする導通検査器。
  2. 【請求項2】ワイヤーハーネスの端部に取り付けられた
    検査すべきコネクタと実際に嵌合され得る検査コネクタ
    であって、 底面板と、底面板の周囲から底面板に対して垂直に延設
    された側面板とを有し、底面板と側面板とにより囲まれ
    た収容空間が形成されたハウジング、および上記底面板
    を略垂直に貫通した状態で底面板に固着され、先方側
    は、底面板から上記収容空間内に突出した連結子を形成
    すると共に、後方側は、底面板の裏側へ延び出した接続
    用リード端子を形成している多数の端子金具を含んでい
    る検査コネクタと、リード線との接続構造において、 上記検査コネクタは、 底面板の裏側へ延び出した接続用リード端子が、底面板
    の裏側への突出量が所定量に揃うように切断し、 上記切断された各接続用リード端子の後端に、弾力的に
    且つ電気的に接触する接続用プローブを設け、 各接続用プローブに上記リード線を接続したことを特徴
    とするリード線接続構造。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010096742A (ja) * 2008-09-16 2010-04-30 Sumitomo Wiring Syst Ltd 車両に搭載された電装システムのチェック装置
KR101025600B1 (ko) * 2009-07-23 2011-03-30 주식회사 유라코퍼레이션 와이어링 하네스 검사 지그의 연결 구조

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