JP3742792B2 - 多層道路システム - Google Patents

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Description

【0001】
技術分野
本発明は、道路が垂直に積層されて有機的に連結される都市構造としての多層道路システム(Multi-Layer Road System)に関する。
【0002】
背景技術
一般に、交通需要の増大に伴う交通量の大幅的な増加にもかかわらず、交通量の物量的統制が現実的に難しい実状からみて、大都市などを始めとした交通過密及び煩雑地域における交通問題は非常に深刻である。
【0003】
従来、かかる問題を、地下鉄や平面交差と立体交差を加えた単層の高架道路などを建設することにより解消しようとしたが、これは、既に深刻化したかあるいは悪化し続けている交通渋滞の緩和又は駐車空間の確保への対応には根本的な限界がある。
【0004】
例えば、一つの大型都市における交通障害は、交通渋滞を誘発する交通需要の増大が都心だけでなく郊外、衛星都市及び長距離後背地域など各圏域間の複合的且つ相互依存的な生活構造に起因するものである。よって、人為的な統制による交通管理が難しく、絶対面積が固定されている地表面において全ての自然・環境・産業・生活空間として維持、保存、活用されるべき局所的でしかない道路の拡張、新設が交通問題の根本的な解決方策になれないことは、研究分析と現象的結果によって立証されてきた。
【0005】
このような状況が持続すると、都市機能の渋滞、麻痺は勿論、社会生産性の低下及び生活の深刻な質的低下が加重されるのである。
【0006】
このような交通問題を勘案して利用可能な交通用地面を多層構造化することにより、十分な交通路を確保し、各交通路間及び周辺、背後交通路との有機的な連繋運用によって交通渋滞の根源的な解決を図る技術が多く開発されている。
【0007】
前述した技術は、交通過密、煩雑地域において垂直に積層される多層道路を有機的に構成したもので、多層道路を根幹として多層概念の複合的な都市構造を建設するためのシステムである。これは多層道路、進出入ビル及び交差ビルという三つの基本要素から構成されており、多層道路が格子状に結合され、その結合地点には交差ビルが形成され、多層道路の進出入地点には進出入ビルが形成される。
【0008】
より具体的に、多層道路は2層以上の道路を備え前記道路の層間に駐車空間と生活空間が確保される中間層を形成たもので、進出入ビルは一般道路と連結される前記多層道路の始点に形成され、1方位以上の運行が可能な2層以上からなる。また、交差ビルは、前記多層道路の交差地点に形成され、全方位運行が可能であり、2層以上からなるが、第1層はUターンを含む直進ができるように少なくとも一つの第1層道路を地下又は半地下に通過させ、あるいは第1層道路への走行許容車両を大幅制限すると同時に第1層道路には救急車など緊急を要する車両の通行のみを許容し、反時計方向への一方回転のための環状道路、迂回路及び昇降道路を備え、第2層以上はUターンを含む直進が可能な立体交差方式と前記第1層の構成を有するようにし、第1層と第2層にバスなど大衆交通手段優先の車両停留場を設置したものである。
【0009】
ところが、上述した多層道路システムでは、交差ビルの各層が立体交差方式になっているが、その立体交差方式における車両の進行動線に問題があった。すなわち、各層間では、昇降道路が各層の環状道路間を連結しており、迂回路(以下、「迂回専用道路」という)が環状道路と直進道路を連結しており、環状道路と中間層との間には連結道路(以下、「中間層連繋道路」という)が連結されていた。したがって、一方の直進道路から交差する直進道路に左回転をしたい場合には、迂回専用道路進入した後環状道路に沿って遠回りして、その前に進出した直進道路から対角線方向にある迂回路を介して、進入したい直進道路に入らなければならないので、その左回転のためのコースより長さが長いという問題があった。すなわち、左回転時に2つの迂回路を用いるが、環状道路の区間をほぼ180°程度回らなければ左回転が不可能であった。
【0010】
また、多層道路の最上方に位置する屋上層の場合には、多層道路において屋根の役割をし且つ軽飛行体などの滑走路として利用できるように計画されたが、このような屋上層が多層道路の全区間にわたって構築されているため、この区間を活用する必要がある。前記技術手段においては、交差ビル上に建物がある場合のみを例示しただけであり、実際屋上層に建物がある場合にその建物上の空間とその建物周辺の空間を如何に活用し連結性を持たせるかに対する言及が全くないため、実用性において多少疑間がありうる。このように多層道路の屋上層に建物(ビル)を構築する問題は、本発明で目的としている多層道路と都市構造との関係において非常に重要な部門を占める。
【0011】
発明の開示
したがって、本発明は、かかる問題点を解決するために創案されたもので、制限された利用可能な交通用地面を多層構造化することにより、十分な交通路を確保し、各交通路間及び周辺、背後交通路との有機的な連繋運用によって交通渋滞の根源的な解決を図ることを主目的とする。
【0012】
本発明の目的は、交差ビルの各層で採用している既存の立体交差方式において、左回転時に環状道路を180°区間回転したことをPターン方式に変えて迅速且つ容易な左回転を可能にする多層道路システムを提供することにある。
【0013】
本発明の他の目的は、多層道路の屋上層上に建物(ビル)を効率良く収容し、多層道路の配置構造を様々にパターン化することにより、多層道路を生活拠点とする自然親和的且つ計画的な都市構造にする多層道路システムを提供することにある。
【0014】
本発明のさらに他の目的は、多軸で集積された道路においていずれの信号待機又は非保護回転のための待機などもすることなく、行きたい方向に常時走行することが可能な多層道路システムを提供することにある。
【0015】
また、本発明の別の主目的は、歩行者・居住民・人間中心の環境保護及び復元、ひいては動植物生態系の保存と復元思想の延長線上において住居地域、産業地域は勿論のこと、農耕地や自然環境・生体地区などの生活環境と棲息環境が破壊、侵害されないようにし、住民の近隣地域などの往来を自由にするうえ、動植物及び昆虫などの生態系を連結する多層道路システムを提供することにある。
【0016】
上記目的を達成するために、本発明は、2層以上の道路を備え、前記道路の層間に駐車空間と生活空間が確保される中間層を有する多層道路、この多層道路の進入始点に1方位以上の運行ができるように形成される進出入ビル、及び前記多層道路と多層道路との交差地点に上下左右の全方位運行ができるように形成される交差ビルからなる多層道路システムにおいて、
前記多層道路の平面配置構造を、道路の中間から進入して2方位運行ができるように形成される中間進出入ビルを含み、開ループと閉ループを含む非格子型多層道路とこれらを直線又は曲線の多層道路で連結する組み合わせ形態で構成したことを基本とする。
【0017】
進出入ビルと交差ビルを含む前記多層道路は、その多層道路に沿って生活圏域を形成するための多様な帯状の道路圏密集型都市構造のために、その配置構造を様々に構成したものである。その平面配置構造は少なくとも2つ以上の同心円もしくは同心円と類似の形態を成す部分と、前記同心円又は同心円と類似の形態を成す部分に対して放射状に交差する部分により構成された構造、多数個の多角形からなる蜂の巣模様状の構造、及び多数個の円形ループとこの円形ループ間を直線で互いに結ぶリング構造を選択的又は複合的に組み合わせて構成することができる。前記構造には部分的に開ループを含む。
【0018】
前記交差ビルは、各層の直進道路と直進道路との間を環状道路と迂回専用道路を介して進出入するように形成し、前記各直進道路と前記環状道路を連結する前記迂回専用道路に左回転用路肩を備え、この左回転用路肩を介して前記環状道路にPターンするように形成し、各層間の環状道路と環状道路との間には4方から車両の上昇下降が可能な昇降道路を形成し、前記環状道路と前記中間層との間には中間層連結道路をそれぞれ形成したものである。
【0019】
また、このような多層道路の最上層と前記多層道路の側面にはビルをそれぞれ建築することができ、多層道路の最上層に建築されるビルは多数個を連繋して最上部の建築面を一定の高さに建築し、そのビル群の上部には軽飛行体の離着陸が可能な高架離着陸路を構築することができる。
【0020】
このように構成すると、大部分の生活空間が多層道路に沿って形成されるので、その道路圏域以外の空間には自然環境にさらに近接させることが可能な各種施設を造成し、あるいは森、小川、農地を保全又は新規造成することができる。
【0021】
発明を実施するための最良の形態
以下、本発明の構成を実施例の添付図に基づいて具体的に説明する。
【0022】
図1は本発明による多層道路の全体構成を示す斜視図、図2は本発明の格子状配置構造図、図3は本発明の多層道路を放射状に配置した模式図、図4は本発明の多層道路を蜂の巣模様状に配置した模式図、図5は本発明の多層道路をリング状に配置した模式図である。
【0023】
図2は多層道路1が交差ビル2,2a,2b,2cと進出入ビル3,3a,3b,3c,3dによって格子状に連結されている状態を示す。
【0024】
格子状配置構造を例示した図2の場合には、交差ビル2,2a,2b,2cは多層道路1が3方位以上から交差する地点に位置するものであって、前記交差ビル2,2a,2bは多層道路1の4方位から交差する地点に位置する場合を示し、特に交差ビル2cは多層道路1が3方位から交差する地点に位置する場合を示す。
【0025】
基本モデルとなる交差ビル2の細部は、図6、図10、図11による説明で後述する。
【0026】
2aと2bは、他の実施例に係る交差ビルの類型を提示するもので、前記基本モデルとなる交差ビル2に比べて相対的に交通量の少ない地域に位置し、環状道路のみによる平面交差方式で主として構成される。
【0027】
2aの細部は図12及び図13による説明で後述する。
【0028】
また、2bの細部は図14及び図15による説明で後述する。2cは3方位からの交差実施例による交差ビルの類型を提示するもので、5方位以上の図示は省略する。
【0029】
進出入ビル3,3a,3b,3c,3dは多層道路1と一般道路4との交差地点に位置するもので、一つの多層道路1と連結される進出入ビル3,2方位の多層道路1に連結される進出入ビル3a,3d、及び3方位の多層道路1と連結される進出入ビル3b,3cを示す。
【0030】
各進出入ビル3,3a,3b,3c,3dは一つ以上の一般道路4と連結される。
【0031】
各進出入ビル3,3a,3b,3c,3dの細部は、基本的に、図12及び図13による説明で後述するが、例えば3dの場合には図14及び図15に従い、3bと3cの場合には図12及び図13で提示されるモデル及び図6、図10、図11で提示されるモデルに部分的に従う。
【0032】
特に、図2では、中間に横方向に通過する交差ビル2と進出入ビル3c、及びこれらと連結される多層道路1間に軌道車両が通過するものと設定しているため、前記進出入ビル3cの細部は部分的に図11に従う。
【0033】
したがって、交通量の多い地域には前記交差ビル2が位置し、相対的に交通量の少ない地域には前記交差ビル2以外の交差ビル2a,2bと進出入ビル3,3a,3b,3c,3dが位置することになる。
【0034】
本発明では前記格子状だけでなく放射状の配列も含む。
【0035】
放射状配置構造を例示した図3の場合には、多層道路は都心の核(軸)から一定の半径を有する三つの同心円がそれぞれ放射線に交わっている形式を採る。このように同心円と放射線との交差地点には3方位の交差ビルC1又は4方位の交差ビルC2が構築される。放射状配置構造の下では同心円が常時一定に与えられるのではなく、地形又は地域特性によって2つ以上の同心円又は同心円と類似の変形、例えば蜂の巣模様状又はリング状が一部組み合わされた形態も含まれる。図3において、C3は道路の中間から進入し、2方位運行ができるように形成される中間進出入ビルを例示したもので、必要に応じて適正位置に与えられる。蜂の巣模様状の配置構造を例示した図4の場合には、多数の多角形からなる閉ループ形態の多層道路が四方から連続して形成される構造である。多角形には三角形、四角形、五角形、六角形、二波形などが含まれ、これらが組み合わされた形態を取る。多角形の辺を成す部分は曲線を含み、各辺と辺との交差部分には3方位の交差ビルC11又は4方位の交差ビルC21が構築される。都心の軸が各方面に分散された既存の都市構造に経済的に適用させる場合に最も適した形態である。図4において、C3は道路の中間から進入して2方位運行ができるように形成される中間進出入ビルを例示したもので、必要に応じて適正位置に与えられる。
【0036】
リング状の配置構造を例示した図5の場合は、都心の軸が均等に分散された計画都市を示している。円構造からなる多層道路毎に軸が与えられ、その円と円が直線又は曲線の多層道路からなる構造である。各円と直線との交差地点には、3方位の交差ビルC12が構築されている。円構造は2つ以上が配列された配置構造を含む。図5において、C3は道路の中間から進入して2方位運行ができるように形成される中間進出入ビルを例示したもので、必要に応じて適正位置に与えられる。
【0037】
図6は多層道路1と交差ビル2の基本モデルを例示するもので、多層道路1は基本的に第1層道路5、第2層道路6、第3層道路7及び第4層道路8が形成され、最上層に屋上層9が形成され、第2層道路6と第3層道路7との間に中間層10が形成され、第3道路7と第4層道路8との間に中間層10aが形成され、第4層道路8と屋上層9との間にも中間層10bが形成される。第1層道路5は地面と水平を保つことを原則とする。
【0038】
第1層道路5は、地面が市民の日常的総合生活空間としての機能を確保し且つ便益を提供する空間となるようにするため、必要に応じて第1層道路5を地面から一定の高さを維持させる。
【0039】
一般に、第1層道路5には公共・非常車両、重貨物運送車両、特殊車両、営業用大衆交通車両が走行できるようにし、第2層道路6には急行バス、軌道車両、軽貨物車両、乗用車が、第3層道路7と第4層道路8には乗用車のみが走行できるようにそれぞれ誘導する。多層道路1の第1層道路5及び第2層道路6以上の道路において、周辺の一般道路4との連繋活用性を高めるために、必要地点に連結路4aを設けることができる。
【0040】
また、各中間層10,10a,10b上には駐車空間以外のものを設けることができる。例えば、第2層道路6と第3層道路7との間に形成される中間層10には事務所街と商店街を形成することができ、第3層道路7と第4層道路8の間に形成される中間層10a、及び第4層道路8と屋上層9との間に形成される中間層10bには業務街とスポーツ及びレジャー街を形成することができる。
【0041】
第1層道路5を含む各層道路6,7,8は、フリーパス方式によって交差ビル2内で互いに交差することを原則とし、直進、右回転、左回転、Uターン及び上下層間の運行を交差ビル2内または外郭を介して全て可能とする。Uターンの場合、交差ビル2の進入後又は直進の地点と、必要に応じて多層道路区間の中間地点の1次線又は別途区分設定するUターン専用車線でUターンし、あるいは左回転のような方式で交差ビル2の環状道路11を介してUターンする。
【0042】
前記交差ビル2内の各層道路6,7,8の交差地点である交差ビル2には、反時計方向にのみ一方回転できる環状道路11が形成され、右回転、左回転、Uターン、上下運行、駐車、進入、出車などを収容し、各層道路10,10a,10bと環状道路11との間にも前記迂回道路12と同様の方式で連結道路13が連結される。
【0043】
前述したところで、各中間層10,10a,10bは各層道路6,7,8の中間高さに形成され、環状道路11は各層道路6,7,8の非交差地点の平常高さと同一の高さを有するため、前記連結道路13は一定の傾きを有する。
【0044】
交差ビル2において、第1層道路5の交差地点は図9に示すようにフリーパス方式であって、一つの第1層道路5は地面と水平に直通し、これと交差する一つの第1層道路5は地下に直通し、その交差地点には反時計方向にのみ一方回転できる環状道路11が形成され、この環状道路11と第1層道路5との間には迂回路12が連結される。
【0045】
したがって、地面と水平に直通する第1層道路5を通る環状道路11は地下と通じている。
【0046】
この環状道路11の両端には内側に第2層道路6の環状道路11と連結される昇降道路13が一定の傾きをもって形成される。
【0047】
この昇降道路13は上下層の交通を目的とするもので、下降専用と上昇専用の2つの道路からなり、環状道路11に沿って迂回していた車両が車線変更のみで直ちに昇降できるようになっている。
【0048】
一方、図17に示すような4方位の交差ビルの形で提供されることもできる。ここでは、多層道路1のみを提示し、多層道路1には第2層道路ないし第5層道路40,42,44,46が形成されており、図6での如き中間層10,10a,10bが省略されている。
【0049】
前記第2層道路40と第3層道路42との間、第3層道路42と第4層道路44との間、及び第4層道路44と第5層道路46との間には自由な昇降及び下降のための連結道路50,50a,52,52a,54,54aが形成されており、進行方向を変換し得るようにそれぞれの交差路の間に交差道路が多層形成されている。ここで、左、右回転の方向転換を説明すると、右回転時にはW→S,N→W,E→N,S→Eに道路に沿って進行すればよく、左回転時にはWを始点として交差道路Aを経由してNに向かうか、Nを通過してEに向かう所定の地点でUターンし、またNを始点としてE方向に進行する場合には交差道路Bを経由して左回転又はUターンし、Eを始点としてSに進行する場合には交差道路Cを用いてUターンし、Sを始点としてWに進行する場合には交差道路Dを用いてUターンすればよい。
【0050】
図18は図17の交差道路の要部を拡大して示す平面図で、直進及び右、左回転を信号体系なしで自由に進入できるようになっている。すなわち、N→Eの左回転時には右側道路を経由して進行を誘導し、E→S方向には螺旋形道路60を利用すればよい。また、右回転の際、S→EとE→Nは連結道路を利用すれば自由な方向転換を行うことができる。
【0051】
図19は図18のY型交差道路の要部を拡大して示す平面図であって、右回転時には右回転が可能な連結道路を矢印方向から進入し、左回転時には螺線形道路などを用いたPターン方式によって方向転換をすればよい。
【0052】
ここで、道路と道路間の交差部分には交差道路の自由交差のためにオーバーブリッジ(over bridge)が設置されるが、道路構造体によって衝突又は侵害されないように隣接層間のオーバーブリッジが形成される地点を平面図上からみて、必要な遊隙が維持できるように形成される。
【0053】
図20は本発明に係る自然・生態環境地域と連繋する道路の構成形態を示す。
【0054】
自然・生態環境地域と連繋する道路は、住民と通行人の住居・生業・通行活動の制約性を最大限回復し、動植物の生態・棲息空間の遮断及び分離性を大幅改善して生態系の回復と保全を図ることができるように、所定の区間に一定の距離毎に所定の長さだけ道路を高架道路型60、オーバーブリッジ型62、地下道路型64に造成する。そして、地表面は住民、通行人及び動植物の棲息空間として優先確保・維持する。また、道路は、地表面上に開設されるが、横切るオーバーブリッジ型又は生態連結及び歩行通路又は道路の基底部を貫通する大、小のトンネル68などの一種にエコリッジ(eco bridge)66を施設し、人間の住居産業・文化活動・密集地域にのみ制限されず、農漁村などの田舎又は自然・生態系の環境回復と保全の目的にまで拡大、使用される。
【0055】
ここで、施設の規模を考慮して、大動物用の場合には毎2km単位毎に幅100m以上のエコリッジ施設、長距離100m以上の高架道路、オーバーブリッジ道路又は地下車道を形成する。
【0056】
また、小動物用の場合には、毎500m単位毎に幅10〜20m以上の連結口又はエコリッジを形成し、昆虫、微生物用の場合には短200m単位毎に幅3m以上のものを形成する。
【0057】
図21は図17の他の1実施例であって、各層道路を連結する連結道路60,62,64,66をリング状に形成し、上昇下降自在に進出入することが可能な連結道路72,72a,74,74a,76,76a,82,82a,84,84a,86,86aによって各層間で上昇下降を行うようになっている。
【0058】
図7は本発明の屋上層9を有する4方位交差ビル2を例示した簡略斜視図である。交差ビル2は基本的に多層道路1が交差する地点に形成されるもので、多層道路は基本的に第1層5、第2層6及び屋上層が存在し、各層間の中間には商店街及び駐車空間として提供される中間層10,10aが存在する。交差ビル2は各層毎に直進道路と直進道路との間を左右回転可能に連結する環状道路11,11aと迂回専用道路12を有している。そして、各層間の環状道路11と環状道路11aとの間には、従来とは異なり、四方から車両の上昇下降が可能な昇降道路13を形成し、前記環状道路11,11aと前記中間層10,10aとの間には中間層連繋道路14がそれぞれ形成されている。
【0059】
図8は左回転用路肩15を用いた左回転方式を例示した本発明の交差ビル2の平面図であり、矢印表示は左回転時の車両進行動線を示す。
【0060】
このような交差ビル2は、従来とは異なり、各直進道路A,Bと環状道路11を連結する迂回専用道路12に左回転用路肩15を備え、この左回転用路肩15を介して環状道路11にPターンするように形成している。右回転する場合には迂回専用道路12を利用すれば速く右回転することができ、左回転する場合にも速く左回転することができる。すなわち、左回転の場合、例えば直進道路Aから環状道路11を完全に通過する前に左回転用路肩15に進入し、環状道路11を通過し次第には迂回専用道路12の反対側の道路わき車線である左回転用路肩15に沿って270。旋回する。すると、左回転用路肩15に沿って右回転して環状道路11に進入するが、このように環状道路11に進入し次第、直ちに所望の直進道路Bの迂回専用道路12に進入すればよい。
【0061】
この他にも、交通量の少ない直進道路で左回転する方法の一環として、環状道路を通過した地点にUターン区間を置き、1次線から直ちにUターンできるようにすることも可能である。また、交通量の多い交差ビルでは迂回専用道路12と環状道路11との交差地点Sに一旦停止線又は信号灯を設置し、迂回専用道路12に沿って右回転しようとする車両と、前記の方法で左回転しようとする車両、及び各中間層連繋道路16を介して中間層10,10aにそれぞれ進入しようとする車両が互いに絡まり合うことを防止することができる。
【0062】
図10は軌道車両のない場合に適用できる2層以上の交差ビル2内の交差地点を示す。
【0063】
ここには第3層道路7と第4層道路8が適用できるもので、第2層道路6を基準として説明する。第2層道路6として、交差ビル2内の交差地点は立体交差方式による。
【0064】
少なくとも一つの交差する第2層道路6は高架であり、その交差地点には環状道路11と迂回道路12が形成される。
【0065】
これまで説明した交差ビル2内における第1層道路5の交差地点は第1層17、第2層道路6の交差地点は第2層18、第3層道路7の交差地点は第3層19、第4層道路8の交差地点は第4層20をそれぞれ形成する。
【0066】
前記各層17,18,19,20の環状道路11間には、それぞれ下降専用及び上昇専用の昇降道路13が形成される。第2層18、第3層19及び第4層20は、第1層17とは異なり、下降専用又は上昇専用の昇降道路13であっても、それぞれ上層又は下層に連結できるように上下に形成される。
【0067】
このような各層17,18,19,20には道路面積を除いた空間22が設けられ、この空間22の一側には上、下層を連結する運送手段と建築付随施設、すなわち階段、エレベータ、車両エレベータ、上下水道及び電気通信線路を結ぶ垂直・水平溝と駐車空間とが確保される。
【0068】
また、第1層17と第2層18にはバスの停留が可能な停留場が道路わきに設置されるが、第1層17の場合には地下歩道又は地上歩道を介して水平直通する第1層道路5を横断できるようにし、下降直通する第1層道路の道路わきと水平直通する第1層道路5の道路わきとの間を昇降階段及びエレベータで連結し、空間22中央の道路わきとその地下にそれぞれ停留場を設置することができ、第2層18の場合には空間22中央の水平直通する第2層道路6の道路わきと、この第2層道路6の道路わきに高架される第2層道路6の道路わきにそれぞれバス停留場を設置することができる。
【0069】
この場合、前記水平直通する第2層道路6上には横断歩道用陸橋を付設し、高架される第2層道路6の道路わきと水平直通する第2層道路6の道路わきとの間には昇降階段、エレベータを付設しなければならない。
【0070】
第3層19以上の場合にも同一の方法が適用される。
【0071】
このような場合を示しているのが図11であって、軌道車両の通過が可能な場合の第2層18を示す。
【0072】
この場合、軌道車両に搭乗できる乗り場25とこの乗り場25を昇降できる昇降階段とエレベータのみを付設するだけで、基本的な構成は図10によって説明した前記第2層18の場合と同一である。
【0073】
このような交差ビル2には業務、住居、文化、スポーツ、ショッピングなど様々な生活空間と駐車空間として活用できる建物26を屋上層9上に建てることができる。
【0074】
このような上層部の建物26に確保される駐車空間の活用のために、反時計方向への一方回転のみ許容される環状道路と、交差ビル2の最上層から上層部建物26の各層に層間連結される昇降道路14を架設し、車両エレベータを付設することができる。
【0075】
この場合、図12に示すように、駐車空間24を中央に形成し、その付帯施設を備えるようにすることができる。
【0076】
交差ビル2の上層部建物26の周囲、すなわち多層道路1の屋上層9と連結される部位には、ヘリ格納庫27aとヘリ離着陸場27を付設することができ、上層部建物26の屋上にもヘリ離着陸場27を付設することができる。
【0077】
上述した多層道路1は地域によってその層数を異にすることができ、中間層10,10a,10b、屋上層9及びそれによる建物26も地域によって選別的に許容される。
【0078】
交差ビルは、図2に示すように、2以外に2a,2b,2cのような方式にすることができる。
【0079】
図12は2aの場合を反映するもので、反時計方向への一方回転のみを原則とする環状道路11aの内側に車両の上下層昇降のための上昇専用と下降専用の昇降道路13をそれぞれ形成し、環状道路11aの中央には駐車空間24を形成する。
【0080】
この場合の第2層18又は第1層17には、図13に示すように、環状道路11aの外側縁部にバス停留場(乗り場)25を設置し、このバス停留場25と駐車空間24の横断は、第1層17の場合には地下歩道により、第2層18の場合には陸橋による。
【0081】
このような環状道路11aは、平面交差方式によるもので、交通量の少ない地域に設置可能なものであって、上部に屋上層9と上層部建物26がある場合、図2ないし図11による説明で言及したように駐車空間20aの一側に上下層を結ぶ運送手段と建築付随施設を付設することができる。
【0082】
交差ビル2bの場合には、図15に示すように、各層17,18,19,20が平面交差方式による環状道路11bと、この環状道路11bの上下層を結ぶ昇降道路13のみからなっている。
【0083】
この場合、第1層17の環状道路11bの一側は地下に通じており、その上部にある第2層18以上を高い遊隙のアーチ部21に形成して、第2層18の下部に出入口23が形成されるようにし、第1層17の環状道路11bの内側に広場28が形成されるようにした。
【0084】
内部の広場28は集会だけでなく運動競技場、公園にも活用できるもので、アーチ部21を形成したのは前記用途の空間としての出入口の視覚的効果を高め、周辺地域との連繋機能を強化するためである。
【0085】
前記において、第1層17の環状道路11bの一側を地上にする場合、その部分にアーチ部21を形成することができる。
【0086】
図14は交差ビル2bに適用可能な他の実施例であって、図15と同様に、駐車空間なしで反時計方向への一方回転のみが許容される環状道路11bを有するもので、環状道路11bの半径が比較的狭い場合に環状道路11bの上下を結ぶ手段が環状道路11bの外でS字状の昇降道路13として構成することで、昇降道路の傾斜度を緩やかにしたものである。
【0087】
一方、図2に示すように、全ての進出入ビル3,3a,3b,3c,3dの各層は基本的に一般道路4と連繋されるため、図12、図14又は図15の如く1方位以上の運行が可能な2層以上とする平面交差方式による。
【0088】
言い換えれば、3は一般道路4が3方位から進入し、一つの多層道路1と連結され、3aは2方位から一般道路4が進入し、2方位の多層道路1と連結され、2bと3cはそれぞれ1方位の一般道路4が進入し、3方位の多層道路1と連結され、3dは一つの一般道路4が進入し、2方位の多層道路1と連結される例である。
【0089】
これらの進出入ビル3,3a,3b,3c,3dは交通量の少ない地域で建てられるので、交差ビル2のような交差方式で比較的構造の単純な環状道路11a,11bのみによって可能である。
【0090】
環状道路は機能上、反時計方向への一方回転のみを原則とするので、一般道路4によって形成される進出入ビル3,3a,3b,3c,3d内の交差地点が三つ辻であれ四つ辻であれ関係なく進入する車両の車線変更のみで該当路線に進入することができる。
【0091】
図2において、進出入ビル3は2層以上の場合、形式上図12及び図14のような方式で上下層が連結され、第1層又は第2層は図7のように処理することができ、このような方式は3a,3b,3cの場合にも同様である。
【0092】
但し、3cの場合には軌道車両が通過するため、図11の如く第2層を処理することができる。この場合、第1層は図3の如く処理することができる。
【0093】
進出入ビル3dは形式上、図14又は図15のような形式を取るものである。進出入ビル3,3a,3b,3c,3dと中間層10,10a,10bの連結は図6のように連結道路13による。また、前記発明の詳細な説明において、反時計方向への一方回転のみが許容される」又は「一方回転を原則とする環状道路」とは、交差時に車両の右側通行地域に限る説明であり、左側地域においては環状道路上の上下車線走行方向が逆になる。
【0094】
図16は多層道路の上面と側面に多目的のビルが建築されている場合を例示したものである。ビルは多層道路Rの最上層、すなわち屋上層上に多数個を建築することができるが、この場合、例えば交差ビルCの周辺にビル群F1を成しており、多層道路Rの側面には多層道路Rと通じる(連繋される)ビル群F2を多層道路Rの全区間にわたって建築することができる。特に、交差ビル2の両側にビルが連繋されているときには、そのビルの高さを一定に形成してその屋上と屋上を結ぶ高架離着陸路30を建設することができる。この場合、高架離着陸路30は軽飛行体の滑走路として活用することができる。そして、高架離着陸路30が通過する交差ビル4上の屋上層Pは広場又は休み空間を造成しあるいは便宜施設を設置することができる。
【0095】
図22は本発明の進出入道路の要部構成を例示したものである。進入道路4と多層道路1は順次的な上昇下降ができるように連結され、走行中の自由な上昇下降により多層道路1の各層間を利用することができる。
【0096】
図23は本発明の進出入道路4と閉鎖された多層道路1を示すもので、進出入道路4が開始するところでは多層道路1が閉鎖される。
【0097】
図24は本発明に連結されるアパートなどビル型建築物の組立式建築を示す例示図である。
【0098】
ビルの基本構造体70は、既存方式で建築を行い、各世帯(又は戸室)の1個又は2個以上の全体又は一部を一つのユニット72として事前製作した後、基本構造体に投入、組み立てて形成する。したがって、本発明が適用できるアパート、オフィスホテル、ホテルなどの宿泊用ビル、事務所用ビル、その他のビルの建築工期の短縮又は建築費の節減効果を図り、前記建築物などの室内空間構造とインテリアの多様性を提供し、アパート、住宅、オフィスホテルルーム、ホテルルームなど用途空間の実需要者又は管理運用者に、好みによる注文型空間構造又はインテリアを提供することができる。
【0099】
図25は本発明による建築物の環境親和的建築の1実施例であって、ビル74内に形成される各世帯、戸室及び/又は公共施設などの全体又は一部を韓国伝統家屋、北米・ヨーロッパ式伝統木造建物、東洋式建築家屋、パオ、バンガロー、近代西洋式住宅、1層屋、2層屋など各種の建物形態で建築し、連結通路を単純な廊下式通路ではなく道、道脇の花壇、庭園、菜園、垣、木柵、生木囲い、土間、縁側、泉、洗濯場76などを設け、屋内の部屋と居間との間又は室外空間との間には、伝統家屋などに使用される上げ下ろし戸、障子などを設置し、離れ座敷、屋根裏部屋などの環境親和的及び伝統生活的施設の少なくとも1つ以上を所定の空間に形成することにより、広範囲な形態で環境親和的、人間的、村落共同体的、情緒的一体感を一層強化することができる。
【0100】
産業上の利用可能性
本発明は、交差ビルの各層で採用している既存の立体交差方式において左回転時に環状道路を180°区間回転していたことをPターン方式に変えることにより、交差ビル内で互いに交差する直進道路間の左回転が迅速且つ容易に行われる。また、多層道路の屋上層の上部又は側部にビルを効率よく収容することにより、多層道路に沿って商店街と事務所街あるいは住居地域などが密集している一種の道路圏域化を達成することができるため、多層道路の配置構造を様々にパターン化することができる。これにより、多層道路以外の部分を閑寂な住居地域、便宜施設のある公園、休養地、農場として活用し、あるいは森と河川などを自然通りに保全することができ、より自然親和的且つ未来志向的な計画都市の設計が可能になる。
【図面の簡単な説明】
図1は本発明に係る全体構成を示す斜視図である。
図2は本発明に係る多層道路、進出入道路及び交差ビルが有機的に結合されていることを示す簡略斜視図である。
図3は本発明の多層道路を放射状に配置する模式図である。
図4は本発明の多層道路を蜂の巣模様状に配置した模式図である。
図5は本発明の多層道路をリング状に配置した模式図である。
図6は本発明の1実施例に係る交差ビルの斜視図である。
図7は本発明の屋上層を有する4方位交差ビルを例示した簡略斜視図である。
図8は本発明の左回転用路肩を用いる左回転方式を例示した交差ビルの平面図である。
図9は本発明の1実施例に係る交差ビルの第1層を示す斜視図である。
図10は本発明の1実施例に係る交差ビルの第2層以上を示す斜視図である。
図11は本発明の1実施例に係る軌道車両が通過する交差ビルの第2層を示す斜視図である。
図12は本発明の他の実施例に係る環状道路と昇降道路のみで形成された交差ビルの簡略斜視図である。
図13は図12の交差ビルの第2層を示す斜視図である。
図14は本発明の他の実施例に係る、駐車空間なしで昇降道路を外部に処理した交差ビルの簡略斜視図である。
図15は本発明の他の実施例に係る、駐車空間なしで広場を形成する交差ビルの簡略斜視図である。
図16は本発明の多層道路上にビルが建築されている場合を例示した模式図である。
図17は本発明の別の1実施例に係る中間層を備えていないシステムにおける交差ビルの斜視図である。
図18は図17のT字型交差路の要部平面図である。
図19は図17のY字型交差路の要部平面図である。
図20は本発明に係る自然生態環境地域と連携される道路の要部構成図である。
図21は図17の別の1実施例を示す斜視図である。
図22は本発明に係る進出入道路の要部構成図である。
図23は本発明に係る別の進出入道路の要部構成図である。
図24は本発明に連結されるアパートなどビル型建築物の組立式建築の1実施例を示す斜視図である。
図25は本発明に連結されるアパートなどビル型建築物の環境親和的建築の1実施例を示す斜視図である。

Claims (10)

  1. 2層以上の道路を備え、前記道路の層間に駐車空間と生活空間が確保される中間層を有する多層道路、この多層道路の進入始点に1方位以上の運行ができるように形成される進出入ビル、及び前記多層道路と多層道路との交差地点に上下左右の全方位運行ができるように形成される交差ビルからなる多層道路システムにおいて、
    前記多層道路の平面配置構造を開ループと閉ループを含む非格子型多層道路とこれらを直線又は曲線の多層道路で連結した組み合せ形態で構成し、各層の直進道路と直進道路との間を環状道路と迂回専用道路を介して進出入するように形成し、前記各直進道路と前記環状道路を連結する前記迂回専用道路に左回転用路肩を備え、この左回転用路肩を介して前記環状道路にPターンするように形成し、各層間の環状道路と環状道路との間には四方から車両が上昇下降しうる昇降道路を形成し、前記環状道路と前記中間層との間には中間層連繋道路をそれぞれ形成し、道路の中間から進入して2方位運行ができるように形成する中間進出入ビルからなる非格子型多層道路を含むことを特徴とする多層道路システム。
  2. 請求項1において、前記多層道路の平面配置構造を少なくとも2つ以上の同心円又は同心円と類似の形態を成す部分と、前記同心円又は同心円と類似の形態を成す部分に対して放射状に交差する部分により構成したことを特徴とする多層道路システム。
  3. 請求項1において、前記多層道路の平面配置構造を多数個の多角形からなる蜂の巣模様状にしたことを特徴とする多層道路システム。
  4. 請求項1において、前記多層道路の平面配置構造を多数個の円形ループ間を直線で互いに結ぶリング構造にしたことを特徴とする多層道路システム。
  5. 請求項1において、前記進出入ビル、交差ビル、中間進出入ビル及び多層道路の最上層と前記多層道路の側面にはビルをそれぞれ建築し、前記多層道路の最上層に建築されるビルは多数個を連繋して最上部の建築面を一定の高さに建築し、そのビル群の上面には軽飛行体の離着陸が可能な高架離着陸路を構築したことを特徴とする多層道路システム。
  6. 請求項1において、前記多層道路と、該多層道路の各層の道路に連通する多階層を成す前記進出入ビル、交差ビル、及び中間進出入ビルそれぞれの第1層及び/又は第2層に軌道車両又は大衆運送手段が通過するようにし、前記進出入ビル、交差ビル及び中間進出ビルの第1層及び/又は第2層には前記環状道路の外側にバス停留場と軌道車両の乗り場を選択的にそれぞれ付設したことを特徴とする多層道路システム。
  7. 請求項1において、前記多層道路の一部区間と、進出入ビル、交差ビル及び中間進出入ビルがそれぞれ環状道路のみで層を成す場合の各層の環状道路の一部をアーチ形に形成し、高さを有する通用口を形成したことを特徴とする多層道路システム。
  8. 請求項1において、前記多層道路の一部区間と、前記進出入ビル、交差ビル及び中間進出入ビルに設けた地表及び地上の空間を保全する見地から、環境親和的空間を維持できるように前記空間に軽量車両用軌道を架設したことを特徴とする多層道路システム。
  9. 請求項1において、進出入ビル、交差ビル及び中間進出入ビルは少なくとも一つ以上が別途製作されて独立的に、あるいは組み合わされて構築されることを特徴とする多層道路システム。
  10. 請求項1において、進出入ビル、交差ビル及び中間進出入ビルの所定の空間には、少なくとも1世帯以上の共同施設物が全体又は一部用の空間構造に設置されることを特徴とする多層道路システム。
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