JP3742419B2 - フロッピーディスク駆動装置 - Google Patents
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Description
この発明は薄型化フロッピーディスク駆動装置の操作性向上に関するものである。
図7は従来のフロッピーディスク駆動装置の一例を示す分解斜視図、図8は外観斜視図、図9はカバーを外したフロッピーディスク駆動装置の平面簡略図、図10および図11は要部の拡大図、図12はフロッピーディスクの斜視図である。図において、(1)は全体を収納するフレーム、(2)はディスケットホルダ、(3)はスライドカムでフレーム(1)の案内部(1-1)と摺動部(3-2)で摺動可能に係接されている。(3-1)はスライドカムに設けられたディスケットホルダ(2)を昇降運動させるための案内部、(4)はスライドカムを付勢するバネ、(5)はスライドカム(3)のボタン取付部(3-3)に取り付けられたボタン、(6)はフレーム(1)のドア取付穴(1-2)にドア軸(6-1)が挿入されて回動可能に取付けられたドア、(7)はドア(6)を付勢するバネ、(8)はフレーム(1)に爪を介して係着されたパネル、(8-1)はパネル(8)に設けた開口部である。(9)はフレーム(1)を上部より包囲するカバー、(12)はカバーの補強板、(13)はフロッピーディスクである。
次に動作について説明する。図7〜図12において、フロッピーディスク(13)がスロット口である開口部(8-1)より挿入され、ドア(6)を回動させ、ディスケットホルダ(2)に挿入される。次にフロッピーディスク(13)により図示されないスライドカムのロック機構のロックが解除され、スライドカムの摺動部(3-2)が案内部(1-1)に沿って摺動しながら、スライドカム(3)がバネ(4)により前方へ移動し、これに係接するディスケットホルダ(2)がスライドカムの案内部(3-1)に沿って下降移動し、所定の位置に位置決めされる。また、フロッピーディスク(13)を排出する時は、ボタン(5)を押すとスライドカム(3)が後方へ移動し、これに係接しているディスケットホルダ(2)がスライドカムの案内部(3-1)に沿って上昇移動し、所定の位置でスライドカム(3)が図示されないロック機構により位置決めされ、それによりディスケットホルダ(2)が所定の位置に位置決めされる。次いで図示されないレバーがフロッピーディスク(13)を押し出して排出させ、フロッピーディスク(13)を開口部(8-1)より取り出すことにより、ドア(6)は所定の位置に付勢される。また、カバーの補強板(12)はカバー(9)に荷重が負荷されたときにカバー(9)の変形を防止するはたらきをする。
上記のように構成された従来のフロッピーディスク駆動装置では、以下のような問題がある。
最近のフロッピーディスク駆動装置の薄型化に伴って、ドアの開閉の回動中心とフロッピーディスクの挿入時にフロッピーディスクがドアを押す位置とが近付いて来た。このため、フロッピーディスクの異常挿入により、ドアの開閉の回動中心をフロッピーディスクが押すと、ドアが変形し、ドアの回動軸が外れてしまうという不具合があった。図11は、フロッピーディスクの異常挿入の際のドアのたわみによるドア外れの説明図である。
最近のフロッピーディスク駆動装置の薄型化に伴って、ドアの開閉の回動中心とフロッピーディスクの挿入時にフロッピーディスクがドアを押す位置とが近付いて来た。このため、フロッピーディスクの異常挿入により、ドアの開閉の回動中心をフロッピーディスクが押すと、ドアが変形し、ドアの回動軸が外れてしまうという不具合があった。図11は、フロッピーディスクの異常挿入の際のドアのたわみによるドア外れの説明図である。
この発明は上記のような問題点を解消するめになされたもので、フロッピーディスクの異常挿入によるドア外れが防止された、ドアの取付安定性の高いフロッピーディスク駆動装置を得ることを目的とする。
請求項1〜5の発明に係るフロッピーディスク駆動装置は、フロッピーディスクの異常出入時に撓むドアに当接する第1の当接部及び第2当接部をドアの上部後側及び上部前側位置に設けたことを主要な構成としている。
この発明によれば、上記のようにフロッピーディスクの異常排出により撓むドアに当接するカバーの折曲部もしくは突起部を、ドアの前側及び後側位置に設けたことにより、ドア外れ防止およびドアの取付安定性の向上を図ることができる。
実施例1.
以下、この発明の一実施例を図について説明する。図1、図2はこの発明の一実施例を示し、図1は全体の平面図、図2はドアとカバーとの作用を説明する断面図である。図において、(1)は全体のメカニズムを収納するフレーム、(6)はドア、(8)はパネル、(9)はカバー、(12)はカバーの補強板、(13)はフロッピーディスクである。
以下、この発明の一実施例を図について説明する。図1、図2はこの発明の一実施例を示し、図1は全体の平面図、図2はドアとカバーとの作用を説明する断面図である。図において、(1)は全体のメカニズムを収納するフレーム、(6)はドア、(8)はパネル、(9)はカバー、(12)はカバーの補強板、(13)はフロッピーディスクである。
この実施例では、図7に示す従来例と同様にドア(6)の左右に形成したドア軸(6-1)がフレーム(1)のドアの取り付け穴(1-2)に挿入されている。ところがフロッピーディスクの異常挿入によりドア(6)の軸心が撓み、ドア軸(6-1)が取り付け穴(1-2)より脱出するおそれがあるので、フロッピーディスクの異常挿入により撓んだドア(6)に当接するカバー(9)の折曲部(9-4)が垂設されている。折曲部はカバー(9)の代わりに補強板(12)を前方に延設し、その延設部に形成することもできる。また、ドア(6)の前部にも撓んだドア(6)に当接するカバー(9)の折曲部(9-5)が垂設されるのが好ましい。
さらに、図2に示すように、ドア(6)が回動した際、折曲部(9-4)又は(9-5)に接触するのを防止するため、ドア(6)に逃げ穴(6-2)を形成する。ドア(6)に充分な厚さがあるときは逃げ穴(6-2)の代わりにくぼみ部を設けてもよい。
さらに、図2に示すように、ドア(6)が回動した際、折曲部(9-4)又は(9-5)に接触するのを防止するため、ドア(6)に逃げ穴(6-2)を形成する。ドア(6)に充分な厚さがあるときは逃げ穴(6-2)の代わりにくぼみ部を設けてもよい。
次に動作について説明する。フロッピーディスクが異常挿入された時、ドア(6)の回動中心部を押しドア(6)を撓ませようとした場合、カバー(9)に形成された第1の当接部である折曲部(9-4)に当接し、ドアの変形を抑えるから軸の脱出が阻止される。また、フロッピーディスク(13)を排出する時にフロッピーディスク(13)のシャッターがドア(6)に引っ掛かり、ドア(6)を前側に変形させようとした場合は、第2の当接部である(9-5)の折曲部に当接し、ドア(6)の変形を抑える。また、フロッピーディスクの挿入が挿入口の端に行われた場合に、ドア(6)の中央部が前方に撓む場合があり、これらの変形が(9-5)の折曲部で抑えられるから、軸の脱出が阻止される。また、ドア(6)には逃げ穴(6-2)が設けられているので、ドア(6)の正常な回動が折曲部(9-4)により妨げられることがない。
実施例2.
上記実施例1では、折曲部をカバー(9)に形成していたが、フレームに形成してもよい。すなわち、図3及び4はこの実施例を示し、図3は平面図、図4は要部側面図で、図3、4に示すように、フレーム(1)の両側上部より内方へ突出する水平部材(1-a)の前方に折曲部(1-4)(1-3)を延設することによりドア(6)の前後に折曲部を配設することができる。
上記実施例1では、折曲部をカバー(9)に形成していたが、フレームに形成してもよい。すなわち、図3及び4はこの実施例を示し、図3は平面図、図4は要部側面図で、図3、4に示すように、フレーム(1)の両側上部より内方へ突出する水平部材(1-a)の前方に折曲部(1-4)(1-3)を延設することによりドア(6)の前後に折曲部を配設することができる。
実施例3.
上記実施例1、2は折曲部をカバー(9)又はフレーム(1)に形成しているが、この実施例の平面図及び要部側面図を示す図5、図6に示すようにパネル(8)に一体に突起部(8-3)(8-2)をドアの前後に位置するように設けてもよい。このようにすれば突起部(8-3)(8-2)はパネル成形の際簡単に製造でき、作用効果も上記実施例1と何等変わらない。
上記実施例1、2は折曲部をカバー(9)又はフレーム(1)に形成しているが、この実施例の平面図及び要部側面図を示す図5、図6に示すようにパネル(8)に一体に突起部(8-3)(8-2)をドアの前後に位置するように設けてもよい。このようにすれば突起部(8-3)(8-2)はパネル成形の際簡単に製造でき、作用効果も上記実施例1と何等変わらない。
1 フレーム、1−1 案内部、1−2 取付穴、1−3 折曲部(第1の当接部)、1−4 折曲部(第2の当接部)、2 ディスケットホルダ、3 スライドカム、3−1 案内部、3−2 摺動部、3−3 ボタン取付部、4 スライドカムバネ、5 ボタン、6 ドア、6−1 ドア軸、6−2 逃げ穴、7 バネ、8 パネル、8−a 突起、8−1 開口部(スロット口)、8−2 突起部(第1の当接部)、8−3 突起部(第2の当接部)、9 カバー、9−4 折曲部(第1の当接部)、9−5 折曲部(第2の当接部)、12 カバーの補強板。
Claims (5)
- フレームと、フロッピーディスクの出入りに伴い回動するドアとを備えたフロッピーディスク駆動装置において、上記ドアの上部後側に位置し、上記ドアの撓みにより当該ドアに当接する第1の当接部と、上記ドアの上部前側に位置し、上記ドアの撓みにより当該ドアに当接する第2の当接部とを有することを特徴とするフロッピーディスク駆動装置。
- 上記フレームの上部を覆うカバーと、上記フレームに取り付けられ、当該カバーの変形を防止する補強板を設け、上記第1の当接部と、上記第2の当接部とを上記補強板に設けたことを特徴とする請求項1記載のフロッピーディスク駆動装置。
- 上記フレームの上部を覆うカバーと、上記フレームの上部に上記カバーとは別体の水平部材を設け、上記第1の当接部と、上記第2の当接部とを上記水平部材に設けたことを特徴とする請求項1記載のフロッピーディスク駆動装置。
- 上記フレームに取付けられ、フロッピーディスク出入用の開口部を備えたパネルを設け、上記第1の当接部と、上記第2の当接部とを上記パネルに設けたことを特徴とする請求項1記載のフロッピーディスク駆動装置。
- 上記フレームの上部を覆うカバーを設け、上記第1の当接部と、上記第2の当接部とを上記カバーに設けたことを特徴とする請求項1記載のフロッピーディスク駆動装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2004251714A JP3742419B2 (ja) | 1993-03-17 | 2004-08-31 | フロッピーディスク駆動装置 |
Applications Claiming Priority (2)
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JP2004251714A JP3742419B2 (ja) | 1993-03-17 | 2004-08-31 | フロッピーディスク駆動装置 |
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2000388560A Division JP3647745B2 (ja) | 1993-03-17 | 2000-12-21 | フロッピーディスク駆動装置 |
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JP4779931B2 (ja) * | 2006-10-27 | 2011-09-28 | ブラザー工業株式会社 | 印刷装置 |
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- 2004-08-31 JP JP2004251714A patent/JP3742419B2/ja not_active Expired - Fee Related
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