JP3740970B2 - 車両の前後輪舵角制御装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両の前後輪舵角制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
四輪車の操舵方式において、一般的には前輪だけに舵角を与えて操舵する前輪操舵方式が採用されているが、後輪にも舵角を与える前後輪(四輪)操舵方式によれば、最小回転半径の縮小や中高速時のコーナリング姿勢の安定化といった操作性や安定性を向上させることができる。
【0003】
前後輪操舵方式には、前後輪の操舵系を機構上連結したメカニカル伝達方式や、前後輪の転舵系をステアリングと機構上連結せず、ステアリング操作量に対してそれぞれ独立に転舵を調整できる車両の前後輪舵角制御装置がある。この装置にあっては、車両の採用旋回半径を小さくする為に前後輪の転舵角をステアリング操作量に応じて逆相に同一量だけ転舵する方法が容易に考えられる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところがこのような装置では、車両を前進で縦列駐車させる場合や旋回させる場合に車両の一部が外側に大きく張り出すように車両が挙動していた。その挙動をシミュレーションした結果例を図15から図17のそれぞれ(a)、(b)に示す。
【0005】
図15(a)は、前輪のみが転舵する車両(以下、従来例1)において、前進で縦列駐車させた場合の車両挙動例である。この場合、車両の左前方を大きく張り出すように車両を操作する必要があるので、駐車時に車両を左に寄せづらいという問題点があった。
【0006】
図16(a)および図17(a)は、従来例1において、車両を旋回させた場合の車両挙動例である。例えば車両の右旋回時には、いずれも車両左前方が大きく張り出るような車両挙動となっていたので、特に狭い場所においては、車両左前方が障害物へ衝突しないように注意する際の心理的な負担が大きいという問題点があった。
【0007】
図15(b)は、前後輪が逆相に同量だけ転舵する車両(以下、従来例2)において、前進で縦列駐車させた場合の車両挙動例である。駐車初期段階では車両右後方が張り出す現象がおきるため、右後方が障害物に衝突しないように、前輪のみが転舵する車両と比べてより気を配る必要があった。また、駐車終了段階においては、車両の左前方が張り出るように車両が挙動するので、駐車時に車両を左に寄せづらいという問題点があった。
【0008】
図16(b)および図17(b)は、従来例2において、車両を旋回させた場合の車両挙動例である。例えば車両の右旋回時には、いずれも旋回初期段階から車両左前方あるいは左後方が大きく張り出るような車両挙動となっていた。特に狭い場所においては、車両左前方および左後方が障害物へ衝突しないように注意する際の心理的な負担が大きいという問題点があった。
【0009】
以上の問題点に鑑み、本発明の課題は、前進による縦列駐車時や車両旋回時の車両軌跡の外側への張り出しを低減し、運転者の心理的負担を軽減した車両の前後輪舵角制御装置を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、請求項1記載の発明は、前輪と後輪の転舵角をそれぞれ独立に制御する装置と、前後輪の目標転舵角を演算する目標転舵角演算手段と、前記目標転舵角を実現するように車両前後の転舵角を調整する転舵角調整手段と、を備えた車両の前後輪舵角制御装置において、前記目標転舵角演算手段は、ステアリング操作量に応じて該ステアリング操作量が一定に保持される場合の目標旋回半径を演算する目標旋回半径演算手段と、演算された目標旋回半径に基づいてステアリング操作量が一定に保持される場合の基準転舵角を演算する基準転舵角演算手段と、ステアリング操作の方向とその変化方向とが一致する切り増し状態か、或いは、ステアリング操作の方向とその変化方向とが相反する切り戻し状態かを判定する切り増し/切り戻し判定手段と、前記切り増し/切り戻し判定手段が切り増し状態と判定した場合、転舵中心仰角θが小さくなるように基準転舵角を補正して目標転舵角とする一方、前記切り増し/切り戻し判定手段が切り戻し状態と判定した場合、転舵中心仰角θが大きくなるように基準転舵角を補正して目標転舵角とする目標転舵角補正手段と、を備えたことを要旨とする。
【0011】
上記課題を解決するため、請求項2記載の発明は、前輪と後輪の転舵角をそれぞれ独立に制御する装置と、前後輪の目標転舵角を演算する目標転舵角演算手段と、前記目標転舵角を実現するように車両前後の転舵角を調整する転舵角調整手段と、を備えた車両の前後輪舵角制御装置において、前記目標転舵角演算手段は、ステアリング操作量に応じて目標旋回半径を演算し、演算された目標旋回半径に基づいて前後輪の目標転舵角を演算するものであって、ステアリング操作の方向とその変化方向とが一致する切り増し状態か、或いは、ステアリング操作の方向とその変化方向とが相反する切り戻し状態かを判定し、前記切り増し状態と判定した場合、ステアリング操作量が一定値に保たれている場合に比べて、前輪の転舵配分が大きくなるように前後輪の目標転舵角を演算する一方、前記切り戻し状態と判定した場合、ステアリング操作量が一定値に保たれている場合に比べて、後輪の転舵配分が大きくなるように前後輪の目標転舵角を演算することを要旨とする。
【0012】
上記課題を解決するため、請求項3記載の発明は、請求項1または請求項2記載の車両の前後輪舵角制御装置において、前記目標転舵角演算手段は、車両上に固定された基準点Pが距離δz動く毎に、所定の変化率以内で運転者のステアリング操作量STに追随するようにステアリング操作中間量STVを演算するとともに、ステアリング操作中間量STVに対応するステアリング操作の向きとその変化の向きとが一致するか逆かを判定し、前記ステアリング操作中間量STVに対応するステアリング操作の向きとその変化の向きとが一致すると判定している間は、ステアリング操作量が一定値に保たれている状況に比べて、転舵中心仰角θが小さくなるように目標転舵角を補正し、前記ステアリング操作中間量STVに対応するステアリング操作の向きとその変化の向きとが逆と判定している間は、転舵中心仰角θが大きくなるように目標転舵角を補正することを要旨とする。
【0013】
上記課題を解決するため、請求項4記載の発明は、請求項1ないし請求項3のいずれか1項記載の車両の前後輪舵角制御装置において、前記目標転舵角演算手段は、前記車両上の基準点Pの移動距離δzに対する転舵中心仰角θの変化量δθ/δzが、基準点Pの移動距離δzに対して所定値以内となるように補正を行なった転舵中心仰角を達成する目標転舵角を演算することを要旨とする。
【0014】
上記課題を解決するため、請求項5記載の発明は、請求項1ないし請求項4のいずれか1項記載の車両の前後輪舵角制御装置において、前記目標旋回半径の演算は、ステアリング操作量STに基づいて、車両上の基準点Pの目標旋回半径Reを算出することであって、前記基準点Pの移動距離δzに対する転舵中心仰角θの変化量δθ/δzの上限値を、転舵中心仰角θと前記算出した目標旋回半径Reに応じて制限するように目標転舵角を演算することを要旨とする。
【0015】
上記課題を解決するため、請求項6記載の発明は、請求項1ないし請求項5のいずれか1項記載の車両の前後輪舵角制御装置において、前記目標転舵角演算手段は、車両が略停止している状態にあっては、転舵中心仰角θ変化率の制限をかけずに目標転舵角を演算することを要旨とする。
【0016】
上記課題を解決するため、請求項7記載の発明は、請求項1ないし請求項6のいずれか1項記載の車両の前後輪舵角制御装置において、前記目標転舵角演算手段は、転舵中心が車両前端部延長線と後端部延長線との間に位置するように目標転舵角を演算する手段とすることを要旨とする。
【0017】
次に、図12を参照して、上記の課題解決手段における用語の定義を明確にする。この定義は、特許請求の範囲、課題を解決する手段、発明の効果、及び実施形態の説明に適用されるものとする。
【0018】
◆車両上の基準点(P)
車両上に固定された任意の点。通常は、前車軸の2等分点と後車軸の2等分点とを結ぶ線分の2等分点を基準点に選ぶ。車両の重心点を基準点と選んでもよい。
◆車両固定座標
車両に固定して原点、x,y軸を定めた座標系である。以下では、車両上の基準点Pを原点にとり、x軸を車両前方、y軸を車両の側方として図12の通りにとる。ここでy軸については、車両の旋回方向を正にとるものとし、図12では右旋回しているので、車両右側を正にとっている。左旋回時には車両左側を正にとる。
【0019】
◆姿勢角
車両上の基準点Pの進行する方向と車両の前方(図12x軸)との成す角βとし、車両旋回の向きを正にとったものと定義する。図12では右旋回中なので右回り(時計回り)を正にとる。左旋回中には左回り(反時計回り)を正にとる。
【0020】
◆転舵角
図12で、x軸と各車輪との成す角(前右輪の転舵角は図示δfr、前左輪はδfl、後左輪はδrl、後右輪はδrr)。
◆転舵中心
車両の前後輪転舵角を一定としたまま旋回した場合に、旋回中心となる車両固定座標上の点。
◆転舵中心半径
車両上の基準点Pと転舵中心との距離R。
◆転舵中心仰角
車両上の基準点Pと転舵中心とを結ぶ線と、車両上の基準点Pから車両横方向(y軸と平行)に延ばした線との成す角、車両進行方向への回転角を正にとる(右旋回時は、反時計回りが正の向き。左旋回時は、時計回りが正の向き)。
【0021】
◆切り増し
車両の旋回半径が小さくなるようにステアリング操作量を変化させること。右にステアリングを切っている状態で更に右に切ることと、逆に、左にステアリングを切っている状態で更に左に切ることとが当てはまる。
◆切り戻し
車両の旋回半径が大きくなるようにステアリング操作量を変化させること。右にステアリングを切っている状態で左に戻すことと、逆に、左にステアリングを切っている状態で右に戻すこととが当てはまる。
【0022】
【発明の効果】
請求項1記載の発明においては、前輪と後輪の転舵角をそれぞれ独立に制御する装置と、前後輪の目標転舵角を演算する目標転舵角演算手段と、前記目標転舵角を実現するように車両前後の転舵角を調整する転舵角調整手段と、を備えた車両の前後輪舵角制御装置において、前記目標転舵角演算手段は、ステアリング操作量に応じて該ステアリング操作量が一定に保持される場合の目標旋回半径を演算する目標旋回半径演算手段と、演算された目標旋回半径に基づいてステアリング操作量が一定に保持される場合の基準転舵角を演算する基準転舵角演算手段と、ステアリング操作の方向とその変化方向とが一致する切り増し状態か、或いは、ステアリング操作の方向とその変化方向とが相反する切り戻し状態かを判定する切り増し/切り戻し判定手段と、前記切り増し/切り戻し判定手段が切り増し状態と判定した場合、転舵中心仰角θが小さくなるように基準転舵角を補正して目標転舵角とする一方、前記切り増し/切り戻し判定手段が切り戻し状態と判定した場合、転舵中心仰角θが大きくなるように基準転舵角を補正して目標転舵角とする目標転舵角補正手段と、を備えたので、ステアリング切り始めにおいては、車両の転舵中心仰角が負の向きに補正され、ステアリングを戻す時には転舵中心仰角が正の向きに補正されるようになった。
【0023】
図15(c)〜図17(c)に車両が速度一定で走行している条件で、本発明を適用した場合のシミュレーション結果を示す。図15(c)は縦列駐車を行なう場合の結果例であるが、縦列駐車初期段階においては、車両の転舵中心仰角が負の値を取る為に図15(b)と比較して車両右後端の張り出しが抑えられ、縦列駐車終了段階には、車両の転舵中心仰角が正の値を取る為に、図15(a)および図15(b)の従来技術と比較して車両左前方の張り出しが抑えられるようになった。
【0024】
運転者は、車両が障害物に接触しないようにステアリングを操作することになるが、張り出しが抑えられることで、このときの心理的負担を軽減できるという効果がある。
【0025】
また、前進であっても車両を左側に寄せやすいという効果を得ることができるようになった。このとき、図示の位置に別の車両が駐車しているような場合でも、従来の方法と同等に車両との間隔を保てているので、図示車両への接触に対する運転者の心理的負担はほぼ同等であると考えられる。
【0026】
図16(c)および図17(c)は、車両を旋回運動させた場合の結果例である。図示のように車両左前方および左後方の張り出しを抑えることができるようになったので、障害物接触に対する運転者の心理的負担を軽減できるようになり、運転し易い車両とすることができるようになった。
【0027】
請求項2に記載の発明では、切り増しの際には前輪の転舵配分を大きくし、切り戻す時には後輪の転舵配分を大きくするようにした。図15(c)のシミュレーションに対する諸状態量変化を図14に示す。本発明により請求項1の発明と同様の車両運動が実現できるので、請求項1と同様の効果が得られるようになった。
【0028】
請求項3記載の発明では、目標転舵角演算手段を、基準点Pが所定距離δz(一定値でなくても良い)動く毎に、所定の変化率以内でステアリング操作量STに追随するようにステアリング操作中間量STVを演算するとともに、ステアリング操作中間量STVに対応するステアリング操作の向きとその変化の向きとが一致する間は、ステアリング操作量が一定値に保たれている状況に比べて転舵中心仰角θが小さくなるように目標転舵角を補正し、ステアリング操作中間量STVに対応するステアリング操作の向きとその変化の向きとが逆の間は、転舵中心仰角θが大きくなるように目標転舵角を補正し、演算するようにした。
【0029】
これにより、車両が停止している状態で運転者がステアリングを操作し、その後ステアリング量を固定し走行する場合においても、車両移動距離に応じて転舵中心仰角が補正されるようになった。従って、車両停止中にステアリング操作を行なった場合でも、走行距離に対して図15(c)〜図17(c)と同様の車両挙動を実現できるようになり、請求項1と同様の効果を得ることができるようになった。
【0030】
請求項4記載の発明においては、基準点Pの移動距離δzに対する転舵中心仰角θの変化量δθ/δzが、基準点Pの移動距離δzに対して所定値以内となるように補正を行なった転舵中心仰角を達成する目標転舵角を目標転舵角演算手段で演算するようにした。
【0031】
請求項1および2の発明を適用した場合、車両を右旋回させながらステアリングを右向きに操作し、その直後に左向きに戻す際には、転舵中心仰角が車両後方から前方へ移動するように転舵中心が演算され、車両を右旋回させながらステアリングを左向きに戻し、その直後に右向きに操作する際には、転舵中心仰角が車両前方から後方へ移動するように転舵中心が演算される。このときステアリングの操作量の変化量を急激に変化させる場合には、転舵中心仰角が急激に変化するように転舵中心が演算され、結果的に走行しながら車両の姿勢角βが急激に変化するといった不都合が考え得る。
【0032】
本発明を適用することで、このような状況においても転舵中心仰角が徐々に変化するように前後輪が転舵されるので走行中に車両の姿勢角が急変することを回避でき、結果的に前述の不都合を回避できるようになった。なお、転舵中心仰角θが車両の姿勢角βに略一致することは、本発明者らの検討により明らかになっている。
【0033】
請求項5記載の発明においては、目標旋回半径Reを演算し、目標旋回半径Reを用いて、基準点Pの移動距離δzに対する転舵中心仰角θの変化量δθ/δzの上限値を、目標転舵中心仰角と目標旋回半径Reに応じて制限するように目標転舵角を演算するようにした。転舵中心半径Rの取り得る範囲は、前後輪の転舵能力によって制約される(図13)。
【0034】
一方で、発明者らの検討により、転舵中心半径Rと目標旋回半径Reと車両基準点Pの移動距離δzに対する目標転舵中心仰角θの変化量δθ/δzとの間には、略
【数1】
1/R=1/Re+δθ/δz …(1)
の関係が成り立つことが分かっている。
【0035】
従って、式(1)に従って転舵中心半径Rを演算する場合に旋回半径Re、δθ/δzの大きさによっては、実現不可能なRが演算され、結果として運転者の操舵量に応じた旋回半径を実現できないという不都合が生じえる。本発明はこの点を考慮したものであり、実現可能な範囲の転舵中心半径Rが導出されるようにδθ/δzの大きさに制約を加えるようにしたので、先に述べた不都合を回避することができるようになった。
【0036】
請求項6記載の発明においては、車両が略停止している状態では、転舵中心仰角θの変化率に制限をかけずに、あるいは変化率を十分な大きな値として目標転舵角を演算するようにした。これにより、運転者が車両を停止させた状態で不連続的に車両の姿勢角を変化させることができるようになった。
【0037】
請求項7記載の発明においては、転舵中心を車両前端部延長線と後端部延長線との間に制限するようにした。車両が旋回する際に、転舵中心を車両後端部延長線上にとると車両の旋回外側後端の張り出しを0にでき、転舵中心を車両前端部延長線上にとると車両の旋回外側前端の張り出しを0にできる。従って、転舵中心をこの範囲に制限することで効果的に車両の張り出しを抑制することができる。特に、請求項3および4を適用し、転舵中心仰角θの変化量δθ/δzを制限するような場合、必要以上に転舵中心仰角を実現すると、その後、目標とする転舵中心仰角θを実現するまでに要する走行距離が長くなってしまうが、このような不都合を効果的に回避できるようになった。
【0038】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明に係る前後輪舵角制御装置の一実施形態を採用した車両の構成を示した図である。図1において、車両11は、前輪1、後輪2、運転者が操作するステアリングホイール3、ステアリング操作量(ステアリングホイールの操舵角を検出する操舵角センサ4を備えている。操舵角センサ4は、例えばエンコーダ式のセンサを使用してコラムシャフトの回転量を検出し、前後輪舵角制御装置(以下,ECUと略す)12に送る。
【0039】
前輪1を操舵する車輪転舵アクチュエータ5、6、後輪2を操舵する後輪転舵アクチュエータ7、8は、それぞれDCモータを有し、ウォームギアを介してモータの回転運動をステアリングラックの左右運動に変換しその移動量を調整することで前後左右輪の転舵角を調整できる。ここでモータは、DCモータに限らず、誘導モータあるいはスイッチトリラクタンスモータなどでも良いし、直接ステアリングラックの移動量を調整できるリニアモータであってもよい。
【0040】
また、転舵アクチュエータ5〜8をそれぞれ駆動する駆動回路20〜23は、ECU12から転舵角の指令値を受けて、各輪転舵用のモータを駆動するものであり、正逆転制御可能なHブリッジで構成されている。後述するECU12から指令されるモータ電流を実現するようにDCモータの電流フィードバックが成される。
【0041】
31〜34は、それぞれ前後左右輪のステアリングラック移動量を検出するポテンショ式のラックストロークセンサである。また、14〜17は車両11の各車輪の回転速度を検出する車速センサである。各車輪の回転軸に取り付けられた歯車の回転に応じ、溝から歯の位置に差し掛かる時にパルスを出力するホールICタイプのものなどがある。
【0042】
ECU12は、マイクロコンピュータを中心とした制御回路(ECU)で構成したものであり、外部との信号入出力や種々の演算を行なう。CPUは演算を実行し、ROMは後述する制御プログラムや各種データ等を記憶している。RAMはプログラム実行中に一時的に情報の記憶を行なう。I/Oインターフェースは外部のセンサ等からの情報の入力や、外部のアクチュエータを駆動するための信号の出力を行なう。また車速センサのパルス間時間を計測するタイマなども備えている。
【0043】
図2は、本発明に係る前後輪舵角制御装置の構成を示すブロック図である。図2において、ECU12は、運転者のステアリング操作量である操舵角に基づいてステアリング操作量が一定に保持されたときの目標の旋回半径を演算する目標旋回半径演算部201と、目標旋回半径に基づいて目標転舵角を演算する目標転舵角演算部202と、目標転舵角に一致するように実転舵角を調整する転舵角調整部206とを備えている。
【0044】
目標転舵角演算部202は、目標旋回半径に基づいてステアリング操作量が一定に保持されたときの基準転舵角を演算する基準転舵角演算部203と、運転者のステアリング操作量である操舵角の変化が切り増し状態か切り戻し状態かを判定する切り増/切り戻判定部204と、基準転舵角をステアリング操作の切り増し/切り戻しに応じて、切り増しの場合、転舵中心仰角θが小さくなるように基準転舵角を補正して目標転舵角とする一方、切り戻しの場合、転舵中心仰角θが大きくなるように基準転舵角を補正する目標転舵角補正部205とを備えている。
【0045】
目標転舵角演算部202をハードウェアで構成する場合には、基準転舵角演算部203、切り増/切り戻判定部204、目標転舵角補正部205という構成となるが、本実施形態では、これら各部は、マイクロコンピュータのソフトウェアとして、不可分に構成されている。
【0046】
また、ECU12の各ブロックは、201,202,206の順にすべてECU12内のソフトウェア制御により実現される。車両上の基準点Pは車両上のどこにとっても同様に説明できるので、以下では基準点Pを車両の中心(前後のトレッド中心を結んだ線の中間点)として適用例を説明する。
【0047】
目標旋回半径演算部201では、ステアリング操作量(ステアリングホイールの回転角検出値STに応じた目標旋回半径Reを演算する。目標旋回半径Reについては、図3に示すように予めステアリングホイールの回転角に対するテーブルの形でROM内に記憶させておき、そのテーブルを参照することで演算する。
【0048】
この時、車両直進状態における旋回半径は無限大に対応するので、テーブル値は図3のように目標旋回半径の逆数値として入力すると都合が良い。ここで、目標旋回半径は、ステアリングホイールの回転角以外にも車速などで対応付けを行なっても良い。本演算は10ms毎に行ない、目標旋回半径Reを10ms毎に出力する。
【0049】
目標転舵角演算部202では、まず目標転舵中心仰角θを演算し、次に目標旋回半径Reおよび目標転舵中心仰角θを実現する為の目標転舵中心(点Q)を求め、最後にその目標転舵中心を実現する各軸の目標転舵角(前左輪δfl、前右輪δfr、後左輪δrl、後右輪δrr)を演算する。以下に順を追って説明する。
【0050】
まず目標転舵中心仰角θの演算を図4及び図5のフローチャートで説明する。図4のフローチャートでは、旋回方向一定で車両が動いている状態における目標転舵中心仰角θを演算することになる。図5のフローチャートでは、旋回方向が変化する時あるいは、車両がほぼ停止状態にあるときの目標転舵中心仰角θを演算することになる。図4のフローチャートは、左旋回時には右前輪の車輪速センサのパルス立ち上がりに同期して演算を実行し、右旋回時およびほぼ直進状態である時には、左前輪の車輪速センサのパルス立ち上がりに同期して演算を実行する。図5のフローチャートは、10ms毎に演算がなされる。
【0051】
図4において、まずS401では、運転者によるステアリング操作量STを検出する。S402では、1JOB前からの基準点Pの進行距離dzを演算する。移動距離zを求めるに当たっては、予め各輪の移動距離を演算する。
【0052】
各輪の移動距離は、パルス当たりの車両移動距離を車速センサのパルス間時間で除算することで各輪の移動速度を求め、それを時間積分することで求める。或いは、車速センサのパルス発生数にパルス当たりの車輪移動距離を乗じた値を積算して求めても良い。
【0053】
今、車速センサは各軸に合計4つ備え付けられているが、基準点Pの位置をそれらの車輪の中心としているため、4つそれぞれの車速センサ出力から演算した移動距離の平均値を基準点Pの移動距離zとして簡易的に演算する。このように求めた基準点進行距離zとその前のJOBでの基準点進行距離zoldから、1JOB間に車両が進行した距離dzを
【数2】
dz=z−zold …(2)
で求める。
【0054】
ここで、左旋回時には基準点Pを右前輪の車輪速センサ位置とし、右旋回時およびほぼ直進状態である時には、基準点Pを左前輪の車輪速センサ位置とすれば、dz値は予めパルス発生間隔に応じて定まった距離に対応するので、式(2)を演算する必要は無い。
【0055】
S403では、ステアリング操作量STに対して、車両基準点の単位進行距離当たりの変化率を制限して、ステアリング操作量STに追随するステアリング操作中間量STVを演算する。基準点単位進行距離当たりのステアリング操作中間量STVの変化率制限値は、それぞれ目標旋回半径Reに対して関連付けてROM内に記憶させておき、その関連データを表引きすることで、STVの増加率制限値dSTViおよび減少率制限値dSTVdを求める。
【0056】
そして、1JOB前のSTV値STVzに応じて、STVがdSTVi*dz〜dSTVd*dzの変化量の範囲でSTに一致するようにSTVを演算する。なお、本適用例の他にも1次遅れや2次伝達特性などでステアリング操作中間量STVをステアリング操作量STに一致させる方法などもある。
【0057】
S403は、請求項3の適用例であるが、請求項3を適用しない例として、時間に対するステアリング操作量変化をSTVとして演算する方法や、そのようにして求めたSTVに対して更に、移動距離dzや時間に対する変化率の制限を加えたものをSTVとして演算する方法などもある。
【0058】
S404では、目標転舵中心仰角θを求めるに当たって、ステアリング操作中間量STV値および1JOB前のSTV値であるSTVzとの差
【数3】
dSTV=STV−STVz …(3)
を求める。ここで、dSTVが正の値である場合、ステアリング操作量が切り増し状態に対応し、dSTVが負の値である場合、ステアリング操作量が切り戻し状態に対応する。
【0059】
次いで、dSTV値と目標旋回半径Reに対して関連付けられた転舵中心仰角基本値θ0を、予め関連付けられたデータを表引きすることで決定する。関連付けの例を図8に示す。図8において、転舵中心仰角基本値θ0は、ステアリング操作量(角)一定の場合の値に対して、dSTVが正のときには大きくなるように補正され、dSTVが負のときには小さくなるように補正されることになる。
【0060】
請求項7の発明を適用するに当たりS405では、転舵中心仰角基本値θ0を目標旋回半径Reに応じて図9の範囲となるように制限を加える。Reとθ0の上下限値との関係も予め求めておき、ROM内に格納した上で表引きすることで求め、その値をもってθ0に制限を加える。
【0061】
続いてS406に進む。基準点Pの単位進行距離当たりの目標転舵中心仰角θの変化率制限値は、例えば目標旋回半径Reに対して関連付けられており、その関連データを表引きすることで、目標転舵中心仰角θの増加率制限値dθiおよび減少率制限値dθdを求める。
【0062】
そして、1JOB前の転舵中心仰角θ値θzに応じて、目標転舵中心仰角θがdθi*dz〜dθd*dzの変化量の範囲で転舵中心仰角基本値θ0に一致するように目標転舵中心仰角θを演算する。なお、本適用例の他にも1次遅れや2次伝達特性などで転舵中心仰角θを転舵中心仰角基本値θ0に一致させる方法などもある。ここで、S404およびS406は、請求項4の発明の実施形態である。
【0063】
次に、図5を参照して、目標転舵中心仰角演算ルーチン2を説明する。
S501では、所定時間(T1)車速パルスが発生しないか否かを判定し、発生しない場合にはS502に進む。ここで、T1は車速1km/hの時のパルス発生間隔とする。更にS501では、運転者によるステアリング操作量から車両に要求する旋回中心が右から左、或いはその逆に変化したことを検出するとS502に進む。なお、いずれにも該当しない場合には、本ルーチンを終了する。
【0064】
S502では目標転舵中心仰角θを直ちにθ0に一致させて本ルーチンを終了する。本ルーチンにより請求項6の発明を実現している。
【0065】
次に、目標転舵中心(点Q)を特定するための転舵中心半径Rおよび転舵中心仰角θを演算する例をフローチャート1(図6)およびフローチャート2(図7)で説明する。
【0066】
図6のフローチャートでは、旋回方向一定で車両が動いている状態における転舵中心を演算することになる。図7のフローチャートでは、旋回方向が変化する時あるいは、車両がほぼ停止状態にあるときの転舵中心を演算することになる。図6のフローチャートは、左旋回時には右前輪の車輪速センサのパルス立ち上がりに同期して演算を実行し、右旋回時およびほぼ直進状態であるには、左前輪の車輪速センサのパルス立ち上がりに同期して演算を実行する。図7のフローチャートは、10ms毎に演算がなされる。
【0067】
S601では、目標転舵中心仰角θと1JOB前にS606で演算した目標転舵中心仰角θoldから、1JOB前からの目標転舵中心仰角の変化dθを
【数4】
dθ=θ−θold …(4)
で求める。
【0068】
S603では、1JOB前の時点での転舵中心仰角θoldから、その時に実現し得る最小の転舵中心半径Rminを演算する。Rminは、図13の点Vと点Pとの距離であり、予め実験的にθに対するテーブルデータとしてRmin値を測定しておきROMに格納し、そのテーブルを表引きすることによって演算することができる。
【0069】
S604では、転舵中心半径の最小値Rminを考慮した上で、目標旋回半径Reを実現できるような転舵中心仰角変化dθの最大値を次式で演算する。
【0070】
【数5】
dθmax=(1/Rmin−1/Re)*dz …(5)
そして、S605では、その値で転舵中心仰角の変化dθを制約する。
【0071】
S606では、最終的な転舵中心仰角θを演算すると共に、転舵中心仰角θを転舵中心仰角の変化dθ値から演算する。
【0072】
最後にS607にて転舵中心半径Rを
【数6】
R=1/(dθ/dz+1/Re) …(6)
で演算し、本ルーチンを終了する。本ルーチンにより請求項5の発明を実現している。
【0073】
図7のS701では、所定時間(T1)車速パルスが発生しないか否かを判定し、発生しない場合にはS702に進む。ここで、T1は車速1km/hの時のパルス発生間隔とする。更にS701では、運転者によるステアリング操作量から車両に要求する旋回中心が右から左、或いはその逆に変化したことを検出するとS702に進む。なお、いずれにも該当しない場合には、本ルーチンを終了する。
【0074】
S702では転舵中心半径Rを直ちに目標旋回半径Reとし、本ルーチンを終了する。このようにすることで、車両が止まっている状態において旋回半径を急激に変化させることができるようになる。
【0075】
図2のブロック202内の演算の最後として、目標転舵中心(点Q)から各輪の目標転舵角(前左輪δfl、前右輪δfr、後左輪δrl、後右輪δrr)を演算する例を説明する。各輪の転舵角(前左輪δfl、前右輪δfr、後左輪δrl、後右輪δrr)をそれぞれ調整可能な範囲で変化させた時の各輪転舵角と転舵中心との関係を実験的に求めておく。
【0076】
このとき、4輪の転舵角に対して転舵中心は一意に決まるが、逆に転舵中心を定めた時には4輪転舵角の組み合わせは一意に決まらず、組み合わせの自由度が存在する。そこで、それらの自由度の中で、図10に示すように各輪と転舵中心とを結ぶ線と各輪の向きとが直交するように各輪の転舵角を決定した場合の組み合わせに近い各輪転舵角を転舵中心に対して対応づける。
【0077】
ただし、転舵中心が車両より十分離れている場合(車両がほぼ直進する場合)には、車両の直進安定性が十分保たれるようなトーインを実現するような組み合わせを選択し対応づける。このような対応づけをすることで、車両を低速で走行させるときの走行抵抗を小さくし、走行に必要なエネルギーを抑えることができる。また、各輪のタイヤの滑り角も小さくなるので、タイヤ滑り音を抑えるという効果も得られる。
【0078】
このように、取り得る範囲の転舵中心に対して、各輪の転舵角(前左輪δfl、前右輪δfr、後左輪δrl、後右輪δrr)をそれぞれ対応づけたデータをROM内に格納し、そのデータを表引きすることで、目標転舵中心点Qに対する各輪の目標転舵角(前左輪δfl、前右輪δfr、後左輪δrl、後右輪δrr)を演算する。ここで、転舵中心は各輪転舵角だけではなく車両の速度に応じても変化する為、その影響を予め実験的に求めておき前記ROMデータとして持たせ、車速に対しても表引きするとなお良い。
【0079】
図2のブロック206では、各輪の転舵角(前左輪δfl、前右輪δfr、後左輪δrl、後右輪δrr)が目標転舵角δfl、δfr、δrl、δrr、と一致するように各駆動回路20〜23から各車輪転舵アクチュエータ5〜8のDCモータに指令する電流指令値を演算する。
【0080】
ここで、各ラックストロークセンサ31〜34の検出値と各輪転舵角との関係を実験的に求めておき、その関係づけデータを予めROMに格納しておき表引きすることで、各輪の転舵角をラックストロークセンサ31〜34の検出値から各輪転舵角検出値を演算する。
【0081】
電流指令値は、各輪でその転舵角検出値が目標転舵角と一致するようにフィードバック演算する。フィードバック演算の方法としては、PID制御やスライディングモード制御やモデル規範型制御などがあるが、いずれも一般的に良く知られているものであるので、ここでは詳細の説明を割愛する。
【0082】
なお、以上では4輪の転舵角をそれぞれ独立に調整できる機構を備える車両の場合について説明したが、前輪あるいは後輪あるいは前後輪において、左右の転舵角を独立に調整できない機構の場合でも適用できる。
【0083】
図11に、前後輪共に、左右の転舵角を独立に調整できない機構を備える車両に本発明の前後輪転舵角制御装置を適用した第2実施形態の構成例を示す。
【0084】
第1実施形態との相違は、車輪転舵アクチュエータ45、46がそれぞれ前輪及び後輪の左右の転舵角を同時に調整するアクチュエータであり、DCモータを有しウォームギアを介してラックストロークを左右に移動させることができる。本発明をこのような機構に適用する場合は、前述の適用例のなかで、目標転舵角演算部202と転舵角調整部206とを次のように変更すれば良い。
【0085】
目標転舵角演算については、前述同様に目標転舵中心を演算した上で、その転舵中心を実現する前後のストローク量を演算するようにすれば良い。このとき目標値は転舵角ではなく、転舵角と対応したストローク量となるが実質的には何ら不都合はない。実験的に予め転舵中心に対する前後輪ストローク量を計測しておき、そのデータをROMに格納し、そのデータを表引きすることで前後輪の目標ストローク量(前輪STf、後輪STr)を演算する。前述したように車速の影響もROMデータとして格納し、車速に対しても表引きするとなお良い。
【0086】
このようにすることで、転舵角調整部については、前後のストロークセンサ検出値と前後輪の目標ストローク量(前輪STf、後輪STr)とが一致するように各輪でフィードバック制御を行なう。フィードバック制御の方法としては、やはりPID制御やスライディングモード制御やモデル規範型制御などがあるが、詳細の説明を割愛する。
【0087】
同様に、前輪あるいは後輪のみが、左右の転舵角を独立に調整できない機構についても同様に適用でき、前輪が運転者のステアリング操作量に応じて機械的に一意に決まり、後輪のみがステアリング操作量と独立に調整できる機構についても同様に適用できる。そのような場合にも、機構に応じて、目標転舵角演算手段と転舵角調整手段を前述の変更例に従って同様に構成すれば良い。
【0088】
以上、車両が前進している場合について説明してきたが、車両が後退している場合には後退方向をx軸正の向きにとることで同様に実現できる。車両の前進と後退との判別については、例えば自動変速機を備え運転者によって前進後退指令を選択できる車両にあっては、前進指令が成されている間は車両が前進しているものと判別し、後退指令が成されている間は車両が後退しているものと判別すればよい。ここで、実施例の中で様々なROMデータを格納し、そのデータを参照することで各種演算を行なうようにしているが、その際のROMデータとしては、前進の場合と後退の場合とで違うデータを使用しても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る車両の前後輪舵角制御装置を適用した車両の第1実施形態を説明するシステム構成図である。
【図2】第1実施形態の車両の前後輪舵角制御装置を説明するブロック図である。
【図3】目標旋回半径の生成例を示す図である。
【図4】目標転舵中心仰角を演算するフローチャート1である。
【図5】目標転舵中心仰角を演算するフローチャート2である。
【図6】目標転舵中心を演算するフローチャート1である。
【図7】目標転舵中心を演算するフローチャート2である。
【図8】実施形態内で説明するデータ例を説明する図である。
【図9】実施形態内で使用するデータ例を説明する図である。
【図10】各輪の転舵角演算方法を説明する図である。
【図11】第2の実施形態の車両の構成を説明する図である。
【図12】本発明で使用する用語の定義を説明する図である。
【図13】転舵中心の取り得る範囲を説明する図である。
【図14】図15(c)における本発明の前後輪舵角制御装置を採用した車両のシミュレーションにおける諸状態量の変化を示す図である。
【図15】前進縦列駐車時の挙動を説明する車両軌跡シミュレーション図であり、(a)従来例1(前輪操舵)、(b)従来例2(前後輪逆位相に同量転舵)、(c)本発明の実施形態である。
【図16】車両旋回時の挙動を説明する車両軌跡シミュレーション図であり、(a)従来例1(前輪操舵)、(b)従来例2(前後輪逆位相に同量転舵)、(c)本発明の実施形態である。
【図17】車両旋回時の挙動を説明する車両軌跡シミュレーション図であり、(a)従来例1(前輪操舵)、(b)従来例2(前後輪逆位相に同量転舵)、(c)本発明の実施形態である。
【符号の説明】
1 前輪
2 後輪
3 ステアリングホイール
4 操舵角センサ
5〜8 車輪転舵アクチュエータ
11 車両
12 ECU
14〜17 車速センサ
20〜23 駆動回路
31〜34 ラックストロークセンサ
201 目標旋回半径演算部
202 目標転舵角演算部
203 基準転舵角演算部
204 切り増/切り戻判定部
205 目標転舵角補正部
206 転舵角調整部

Claims (7)

  1. 前輪と後輪の転舵角をそれぞれ独立に制御する装置と、前後輪の目標転舵角を演算する目標転舵角演算手段と、前記目標転舵角を実現するように車両前後の転舵角を調整する転舵角調整手段と、を備えた車両の前後輪舵角制御装置において、
    前記目標転舵角演算手段は、
    ステアリング操作量に応じて該ステアリング操作量が一定に保持される場合の目標旋回半径を演算する目標旋回半径演算手段と、
    演算された目標旋回半径に基づいてステアリング操作量が一定に保持される場合の基準転舵角を演算する基準転舵角演算手段と、
    ステアリング操作の方向とその変化方向とが一致する切り増し状態か、或いは、ステアリング操作の方向とその変化方向とが相反する切り戻し状態かを判定する切り増し/切り戻し判定手段と、
    前記切り増し/切り戻し判定手段が切り増し状態と判定した場合、転舵中心仰角θが小さくなるように基準転舵角を補正して目標転舵角とする一方、前記切り増し/切り戻し判定手段が切り戻し状態と判定した場合、転舵中心仰角θが大きくなるように基準転舵角を補正して目標転舵角とする目標転舵角補正手段と、
    を備えたことを特徴とする車両の前後輪舵角制御装置。
  2. 前輪と後輪の転舵角をそれぞれ独立に制御する装置と、前後輪の目標転舵角を演算する目標転舵角演算手段と、前記目標転舵角を実現するように車両前後の転舵角を調整する転舵角調整手段と、を備えた車両の前後輪舵角制御装置において、
    前記目標転舵角演算手段は、
    ステアリング操作量に応じて目標旋回半径を演算し、演算された目標旋回半径に基づいて前後輪の目標転舵角を演算するものであって、
    ステアリング操作の方向とその変化方向とが一致する切り増し状態か、或いは、ステアリング操作の方向とその変化方向とが相反する切り戻し状態かを判定し、
    前記切り増し状態と判定した場合、ステアリング操作量が一定値に保たれている場合に比べて、前輪の転舵配分が大きくなるように前後輪の目標転舵角を演算する一方、前記切り戻し状態と判定した場合、ステアリング操作量が一定値に保たれている場合に比べて、後輪の転舵配分が大きくなるように前後輪の目標転舵角を演算することを特徴とする車両の前後輪舵角制御装置。
  3. 前記目標転舵角演算手段は、
    車両上に固定された基準点Pが距離δz動く毎に、所定の変化率以内で運転者のステアリング操作量STに追随するようにステアリング操作中間量STVを演算するとともに、ステアリング操作中間量STVに対応するステアリング操作の向きとその変化の向きとが一致するか逆かを判定し、
    前記ステアリング操作中間量STVに対応するステアリング操作の向きとその変化の向きとが一致すると判定している間は、ステアリング操作量が一定値に保たれている状況に比べて、転舵中心仰角θが小さくなるように目標転舵角を補正し、前記ステアリング操作中間量STVに対応するステアリング操作の向きとその変化の向きとが逆と判定している間は、転舵中心仰角θが大きくなるように目標転舵角を補正することを特徴とする請求項1または請求項2記載の車両の前後輪舵角制御装置。
  4. 前記目標転舵角演算手段は、
    前記車両上の基準点Pの移動距離δzに対する転舵中心仰角θの変化量δθ/δzが、基準点Pの移動距離δzに対して所定値以内となるように補正を行なった転舵中心仰角を達成する目標転舵角を演算することを特徴とする請求項3記載の車両の前後輪舵角制御装置。
  5. 前記目標旋回半径の演算は、ステアリング操作量STに基づいて、車両上の基準点Pの目標旋回半径Reを算出することであって、
    前記基準点Pの移動距離δzに対する転舵中心仰角θの変化量δθ/δzの上限値を、転舵中心仰角θと前記算出した目標旋回半径Reに応じて制限するように目標転舵角を演算することを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか1項記載の車両の前後輪舵角制御装置。
  6. 前記目標転舵角演算手段は、
    車両が略停止している状態にあっては、転舵中心仰角θ変化率の制限をかけずに目標転舵角を演算することを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれか1項記載の車両の前後輪舵角制御装置。
  7. 前記目標転舵角演算手段は、転舵中心が車両前端部延長線と後端部延長線との間に位置するように目標転舵角を演算する手段とすることを特徴とする請求項1ないし請求項6のいずれか1項記載の車両の前後輪舵角制御装置。
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