JP3740046B2 - 歩車道境界ブロックおよび排水構造 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、車道と歩道とを境界するように設置される、歩車道境界ブロックおよび排水構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の歩車道境界ブロック51は、図19に示すように、歩道52と車道53とを境界する境界ブロック部54と、その境界ブロック部54の下部から車道53側に向かって延びるように設けられた、エプロン部55とを備えていた。前記エプロン部55は、雨水を排水するため、前記車道53と接する先端側から境界ブロック部54とつながる基端側に向かって下向きに傾斜する、傾斜面を有していた。これにより、車道53の表面からエプロン部55の先端側へと流れてきた雨水は、前記傾斜面を下って、前記エプロン部55の基端側へと流れ、さらに、隣接する歩車道境界ブロックのエプロン部55の基端側を伝って、エプロン部55のほぼ中央部にグレーチング56が備わる歩車道境界ブロック51の、下方に設けられた集水桝に、前記グレーチング56の網目の間から落下して、集水された。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、前記歩車道境界ブロック51は、エプロン部55の表面としての前記傾斜面が、車道53の表面と、ほぼ同じ高さ位置で接していたため、例えば、前記車道53が、透水層としての透水性舗装部57を備えた車道53である場合には、透水性舗装部57の内部に浸透した雨水を、エプロン部55側へと直接導水することができなかった。このため、前記透水性舗装部57を備えた車道53は、透水性舗装部57の内部において、前記歩車道境界ブロック51のエプロン部55の一端部に沿うようにして、例えば、合成繊維網状の排水パイプが設置され、前記透水性舗装部57の内部に浸透した雨水は、この排水パイプの中に入って、集水設備へと導かれた。
【0004】
しかしながら、はげしい雨が降った場合には、透水性舗装部57の内部に浸透した雨水は、前記排水パイプのみでは迅速に処理することができず、車道53の表面に溢れ、さらには、エプロン部55の表面に滞留して、水捌けを悪くすることがあった。
【0005】
この発明は、前記従来の欠点を解決するためになされたものであり、その目的は、降雨量が多い場合であっても、車道の表面とかエプロン部の表面に、雨水が滞留することなく、迅速に排水処理することが可能な歩車道境界ブロックおよび排水構造を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この発明に係る歩車道境界ブロックおよび排水構造は、前記目的を達成するために、次の構成からなる。すなわち、
請求項1に記載の発明に係る歩車道境界ブロックは、車道と歩道との境界となる境界ブロック部と、その境界ブロック部の下部から、一方側に向かって延設されるエプロン部もしくは両側に向かって延設されるベース部とを備える歩車道境界ブロックである。そして、前記エプロン部もしくは前記車道側に向かって延設される前記ベース部の、前記境界ブロック部側とは反対側の一端部には、上方に向かって開放されているとともに、前記境界ブロック部が延びる方向の全長に渡って、その境界ブロック部に対して平行に延び、かつ、その延びる方向へと開口している、凹部ることを特徴としている。これにより、前記車道の表面上を流れる雨水は、その車道の表面から、前記凹部内へと流入する。そして、その雨水は、前記凹部内を流れ、排水処理される。
【0007】
また、請求項2に記載の発明に係る歩車道境界ブロックのように、前記凹部には、枠部材が装着されているのが望ましい。
【0008】
請求項3に記載の発明に係る歩車道境界ブロック車道と歩道との境界となる境界ブロック部と、その境界ブロック部の下部から、一方側に向かって延設されるエプロン部もしくは両側に向かって延設されるベース部とを備える。そして前記エプロン部もしくは前記車道側に向かって延設される前記ベース部の、前記境界ブロック部側とは反対側の一端部には、上方および前記車道側に向かって開放されているとともに、前記境界ブロック部が延びる方向の全長に渡って、その境界ブロック部に対して平行に延び、かつ、その延びる方向へと開口している、切り欠き部が備わり、その切り欠き部には、枠部材が装着されている。ここで、前記枠部材は、前記切り欠き部の底面を被う底部と、その底部の一端とつながって、前記車道との境目を仕切るように立設される、第一の立ち上がり部と、前記底部の他端とつながって、前記切り欠き部の立壁面を被う、第二の立ち上がり部とを備えるとともに、これら第二の立ち上がり部と第一の立ち上がり部と底部とによって取り囲まれる溝を備えることを特徴としている。これにより、前記車道の表面上を流れる雨水は、その車道の表面から、前記溝内に流入する。そして、その雨水は、前記溝内を流れ、排水処理される。
【0009】
また、請求項4に記載の発明に係る歩車道境界ブロックのように、前記第一の立ち上がり部には、前記車道の透水層に浸透した水を、前記溝内に導水するための、導水部が設けられるのがよい。これにより、前記車道の透水層に浸透した雨水は、前記第一の立ち上がり部に設けられた前記導水部に導水されて、前記溝内に流入する。
【0010】
また、請求項5に記載の発明に係る歩車道境界ブロックのように、前記溝には、グレーチング部材が、配設されているのが望ましい。これにより、例えば、自転車等の二輪車は、グレーチング部材の上を走行することができるので、前記溝にタイヤをとられて脱輪することはない。
【0011】
また、請求項6に記載の発明に係る歩車道境界ブロックは、前記グレーチング部材は、前記第一の立ち上がり部側に位置するように配設される、第一の側壁部と、前記第二の立ち上がり部側に位置するように配設される、第二の側壁部とを備え、前記第一の側壁部には、前記車道の透水層に浸透した水を、前記溝内に導水するための、前記導水部と連通可能な、連通部が設けられてなることを特徴している。これにより、前記車道の透水層に浸透した水は、前記導水部に導水されるとともに、前記第一の側壁部に設けられた前記連通部を通って、前記構内に流入する。
【0012】
また、請求項7に記載の発明に係る歩車道境界ブロックのように、前記凹部には、グレーチング部材が、配設されていてもよい。これにより、例えば、自転車等の二輪車は、グレーチング部材の上を走行することができるので、前記凹部にタイヤをとられて脱輪することはない。
【0013】
また、請求項8に記載の発明に係る歩車道境界ブロックのように、前記エプロン部には、下方に位置する排水設備へとつながる排水用孔が設けられ、その排水用孔の側面と、前記凹部の底面とは、ドレイン部によって連通されていてもよい。これにより、雨水は、前記凹部から前記ドレイン部内を流れて前記排水用孔に入り、さらに排水用孔から前記排水設備へと排水処理される。
【0014】
また、請求項9に記載の発明に係る歩車道境界ブロックのように、前記エプロン部には、下方に位置する排水設備へとつながる排水用孔が設けられ、その排水用孔の側面と、前記切り欠き部の底面とは、ドレイン部によって連通され、前記枠部材の底部には、前記ドレイン部の内側に形成された排水誘導孔と連通する、開口部が設けられていてもよい。これにより、雨水は、前記開口部から前記排水誘導孔に入って排水誘導孔を流れ、排水誘導孔から排水用孔に入り、さらに排水用孔から排水設備へと排水処理される。
【0015】
請求項10に記載の発明に係る排水構造は、車道と、その車道に沿って設置される歩車道境界ブロックとからなる排水構造であって、前記歩車道境界ブロックは、前記車道と歩道との境界となる境界ブロック部と、その境界ブロック部の下部から、前記車道側に向かって延設されるエプロン部もしくは前記車道および前記歩道の両側に向かって延設されるベース部とを備え、前記エプロン部もしくは前記車道側に向かって延設される前記ベース部の、前記境界ブロック部側とは反対側の一端部には、上方に向かって開放されているとともに、前記境界ブロック部が延びる方向の全長に渡って、その境界ブロック部に対して平行に延び、かつ、その延びる方向へと開口している、凹部る。そして、その凹部と、隣接する前記歩車道境界ブロックの前記凹部とが、互いに通ずることにより、前記車道に沿って延びてなる、排水流路が形成されることを特徴としている。これにより、前記車道の表面上を流れる雨水は、その車道の表面から、前記凹部内へと流入する。そして、雨水は、前記排水流路を流れ、排水処理される。
【0016】
また、請求項11に記載の発明に係る排水構造透水層と、その透水層の下方に位置する、不透水層とからなる車道と、その車道に沿って設置される歩車道境界ブロックとからなる排水構造であって、前記歩車道境界ブロックは、前記車道と歩道との境界となる境界ブロック部と、その境界ブロック部の下部から、前記車道側に向かって延設されるエプロン部もしくは前記車道および前記歩道の両側に向かって延設されるベース部とを備え、前記エプロン部もしくは前記車道側に向かって延設される前記ベース部の、前記境界ブロック部側とは反対側の一端部には、上方および車道側に向かって開放されているとともに、前記境界ブロック部が延びる方向の全長に渡って、その境界ブロック部に対して平行に延び、かつ、その延びる方向へと開口している、切り欠き部が備わり、その切り欠き部と、隣接する前記歩車道境界ブロックの前記切り欠き部とが互いに通ずることにより、前記車道に沿って延びてなる排水流路が形成され、かつ、前記切り欠き部には、枠部材が装着され、その枠部材は、前記切り欠き部の底面を被う底部と、その底部の一端とつながって、前記車道との境目を仕切るように立設される、第一の立ち上がり部と、前記底部の他端とつながって、前記切り欠き部の立壁面を被う、第二の立ち上がり部とを備えるとともに、これら第二の立ち上がり部と第一の立ち上がり部と底部とによって取り囲まれる溝を備え、かつ、前記第一の立ち上がり部には、前記透水層に浸透した水を、前記溝内に導水するための、導水部が設けられてなることを特徴とする。これにより、前記車道の透水層に浸透した水は、前記第一の立ち上がり部に設けられた前記導水部に導水されて、前記溝内に流入する。また、透水層に浸透することなく、車道の表面上を流れる雨水も、その車道の表面から、溝内に流入する。
【0017】
また、請求項12に記載の発明に係る排水構造は、車道と、その車道に沿って設置される歩車道境界ブロックとからなる排水構造であって、前記歩車道境界ブロックは、前記車 道と歩道との境界となる境界ブロック部と、その境界ブロック部の下部から、前記車道側に向かって延設されるエプロン部もしくは前記車道および前記歩道の両側に向かって延設されるベース部とを備え、前記エプロン部もしくは前記車道側に向かって延設される前記ベース部の、前記境界ブロック部側とは反対側の一端部には、上方および車道側に向かって開放されているとともに、前記境界ブロック部が延びる方向の全長に渡って、その境界ブロック部に対して平行に延び、かつ、その延びる方向へと開口している、切り欠き部が備わり、その切り欠き部と、隣接する前記歩車道境界ブロックの前記切り欠き部とが互いに通ずることにより、前記車道に沿って延びてなる排水流路が形成され、かつ、前記切り欠き部には、枠部材が装着され、その枠部材は、前記切り欠き部の底面を被う底部と、その底部の一端とつながって、前記車道との境目を仕切るように立設される、第一の立ち上がり部と、前記底部の他端とつながって、前記切り欠き部の立壁面を被う、第二の立ち上がり部とを備えるとともに、これら第二の立ち上がり部と第一の立ち上がり部と底部とによって取り囲まれる溝を備えることを特徴とする。これにより、前記車道の表面上を流れる雨水は、その車道の表面から、前記溝内へと流入する。
【0018】
また、請求項13に記載の発明に係る排水構造のように、前記エプロン部もしくは前記車道側に向かって延設される前記ベース部には、下方に位置する排水設備へとつながる排水用孔が設けられ、その排水用孔の側面と、前記切り欠き部の底面とは、ドレイン部によって連通され、前記枠部材の底部には、前記ドレイン部の内側に形成された排水誘導孔と連通する、開口部が設けられていてもよい。これにより、雨水は、前記開口部から前記排水誘導孔に入って排水誘導孔を流れ、排水誘導孔から排水用孔に入り、さらに排水用孔から排水設備へと排水処理される。
また、請求項14に記載の発明に係る排水構造のように、前記溝には、グレーチング部材が、配設されているのが望ましい。これにより、例えば、自転車等の二輪車が排水構造の上を走行する際には、グレーチング部材の上を走行することができるので、溝にタイヤをとられて脱輪することはない。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、この発明に係る歩車道境界ブロックの一実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0020】
図中符号1は、車道と歩道とを境界するように設置される、例えば、L型の側溝用コンクリートブロックとしての歩車道境界ブロックの全体を示す。歩車道境界ブロック1は、図12ないし図17に示すように、歩道31と車道21との境界となる境界ブロック部2と、その境界ブロック部2の下部から一方側に向かって延設されるエプロン部3とを備えた、コンクリートブロックからなる。そして、この歩車道境界ブロック1は、前記エプロン部3の、前記境界ブロック部2とは反対側の一端部において、前記車道21側および上方に向かって開放されているとともに、前記境界ブロック部2が延びる方向の全長に渡って、その境界ブロック部2に対してほぼ平行に延び、かつ、その延びる方向へと開口している、切り欠き部4、すなわち、前記エプロン部3の両側方に開口している、切り欠き部4を備えている(図3参照)。また、前記車道21は、後述するように、透水層としての透水性舗装部23を備えている。
【0021】
ここで、前記境界ブロック部2は、縦断面ほぼ台形状で、前記歩道31に沿って延びるように形成されている。一方、前記エプロン部3は、板状体であって、その上部に、前記エプロン部3の一端部の上端から、前記境界ブロック部2側に向かうに従って下方に傾斜する、傾斜面5を備えている。
【0022】
前記切り欠き部4は、底面と、その底面にほぼ直角状につながる立壁面とからなる表面部を形成し、その表面部のほぼ全体を被うように、枠部材6が装着されている。この枠部材6は、図4ないし図6に示すように、例えば、板状鋼材からなり、前記切り欠き部4の底面を被う底部6aと、その底部6aの一端と、ほぼ直角状につながって、前記車道との境目を仕切るように立設される、第一の立ち上がり部6bと、前記底部6aの他端と、ほぼ直角状につながって、前記切り欠き部4の立壁面を被う、第二の立ち上がり部6cとを備えるとともに、これら第二の立ち上がり部6cと第一の立ち上がり部6bと底部6aとによって取り囲まれる溝7を備える。
【0023】
また、前記第一の立ち上がり部6bには、前記車道21の透水性舗装部23の内部に浸透した水を導水するための、導水部6dが設けられている。具体的には、前記導水部6dは、第一の立ち上がり部6bを、厚み方向に貫通する、例えば、正面視して横に長孔状に開口する導水孔6e、6eであって、前記第一の立ち上がり部6bの長手方向に沿って、所要の間隔を置いて複数設けられている。
【0024】
また、枠部材6には、その第二の立ち上がり部6cの外壁面において、前記枠部材6を、エプロン部3に一体的に装着させるための、棒状部材としてのアンカー部材6f、6fが取り付けられている。これら棒状部材としてのアンカー部材6f、6fは、縦断面ほぼL字状に形成されて、第二の立ち上がり部6cの長手方向に沿って、所要の間隔を置いて複数取り付けられ、前記エプロン部3内に埋設されることとなる。さらに、枠部材6には、その底部6aにおいて、上方に向かって突出する雄ネジ部8a、8aを備えたボルトからなる固着具8、8が複数装着されている。これらボルトからなる固着具8、8は、その頭部8b、8bが、エプロン部3内に埋設されることとなる。
【0025】
また、枠部材6が備える前記溝7には、グレーチング部材9が、嵌め込まれるように配設されている。前記グレーチング部材9は、図7ないし図11に示すように、前記第一の立ち上がり部6b側に位置するように配設される、板状の第一の側壁部9aと、前記第二の立ち上がり部6c側に位置するように配設される、板状の第二の側壁部9bと、これら第二の側壁部9bと第一の側壁部9aとほぼ平行位置するようにして、これら第二の側壁部9bと第一の側壁部9aとの間に配設される、複数のフラットバー9d、9dからなるバー部9cと、これらフラットバー9d、9dからなるバー部9cとほぼ直角状に交差するよう配設されて、バー部9cと第二の側壁部9bと第一の側壁部9aとを相互につなげて保持する、複数の保持板9f、9fからなる保持部9eとを備えている。前記保持部9eは、前記溝7内に流入した水の流れを塞き止めないように、各保持板9f、9fの下端部が、前記枠部材6の底部6aとの間で、間隙を明けて形成されている。また、前記複数のフラットバー9d、9dの上面には、例えば、滑り止め用の凹凸状の縞模様が施されている。
【0026】
そして、前記第一の側壁部9aには、前記車道21の透水層としての透水性舗装部23の内部に浸透した水を、前記溝7内に導水するための、前記導水部6dとしての導水孔6e、6eと連通可能な、連通部9gが設けられている。前記連通部9gは、例えば、第一の側壁部9aの下端部を、ほぼ半円形状に切除することにより、その第一の側壁部9aを厚み方向に貫通する、下方に開放された貫通状の連通孔9h、9hからなり、導水部6dとしての導水孔6e、6eに対応位置するように、第一の側壁部9aの長手方向に沿って、所要の間隔を置いて複数設けられている。
【0027】
また、グレーチング部材9には、その両側部において、前記枠部材6の雄ネジ部8a、8aと螺合可能な、袋ナット等のナットからなる固着具8、8を受けて固定するための、固着具固定部9j、9jが備わっている。前記固着具固定部9j、9jは、雄ネジ部8a、8aが挿通される雄ネジ部挿通孔9k、9kが設けられた、板状の固着具着座部9m、9mと、その固着具着座部9m、9mの一端から、ほぼ直角状に立ち上がるとともに、背面側にて、前記フラットバー9d、9dの一端とつながるよう配設される、板状の着座部支持部9n、9nとからなる。そして、固着具固定部9j、9jは、前記ナットからなる固着具8、8を、前記固着具着座部9m、9mに、上方から着座させることが可能なように、平面視してほぼ矩形状の、上方に向かって開口する開口部10、10を有している。
【0028】
これにより、グレーチング部材9は、前記雄ねじ部挿通孔9k、9kに、前記枠部材6の雄ネジ部8a、8aを挿通させるようにして、前記枠部材6に備わる溝7に、嵌め込まれるように配設される。この際、第一の側壁部9aと枠部材6の第一の立ち上がり部6bとの間、および、第二の側壁部9bと枠部材6の第二の立ち上がり部6cとの間には、隙間が明いていてもよいし、あるいは、隙間無く、枠部材6と、第一および第二の側壁部9a、9bとがぴったりと付いていても構わない。そして、前記雄ねじ部8a、8aの先端部分を被うように、袋ナット等のナットからなる固着具8、8を、固着具着座部9m、9mに締め付けるようにして、螺合させる。すると、前記グレーチング部材9は、前記枠部材6の底部6aを介して、切り欠き部4の底面に、ボルトおよびナットからなる固着具8、8によって、確実に固定される。なお、図1ないし図3に示す歩車道境界ブロック1の場合には、枠部材6に備わる、一の溝7に対して、その溝7の長手方向に並ぶように、二個のグレーチング部材9、9が嵌め込まれる。
【0029】
次に、歩車道境界ブロック1を備えた排水構造を、図12ないし図17に基づいて、説明する。この排水構造は、透水層としての透水性舗装部23と、その透水性舗装部23の下方に位置する、不透水層としての路盤部22とからなる車道21と、その車道21に沿って設置される複数の歩車道境界ブロック1、1とから構成される。前記歩車道境界ブロック1、1は、既述したように、前記車道21と歩道31との境界となる境界ブロック部2、2と、その境界ブロック部2、2の下部から、車道21側に向かって延設されるエプロン部3、3とを備え、かつ、前記エプロン部3、3は、車道21側および上方に向かって開放されているとともに、前記境界ブロック部2、2が延びる方向の全長に渡って、その境界ブロック部2、2に対してほぼ平行に延び、かつ、その延びる方向へと開口している、切り欠き部4、4、すなわち、エプロン部3、3の両側方に開口している、切り欠き部4、4を備えている。そして、一つの歩車道境界ブロック1の切り欠き部4と、隣接する歩車道境界ブロックの切り欠き部4とが、互いに通ずることにより、前記車道21に沿って延びてなる、排水流路40が形成されている。具体的には、前記歩車道境界ブロック1、1は、基礎コンクリートあるいは地盤等の基礎部20に、前記エプロン部3、3が車道21側となるよう、前記車道21に沿って設置されている。また、前記透水層としての透水性舗装部23と不透水層としての路盤部22との境界面は、前記切り欠き部4、4の底面の高さ位置とほぼ一致するように形成されている。
【0030】
また、前記切り欠き部4、4には、その表面を被うように枠部材6、6が装着されている。この枠部材6、6は、切り欠き部4、4の底面を被う底部6a、6aと、底部6a、6aの一端とつながって、前記車道21との境目を仕切るように立設される、第一の立ち上がり部6b、6bと、前記底部6a、6aの他端とつながって、前記切り欠き部4、4の立壁面を被う、第二の立ち上がり部6c、6cとを備えている。そして、枠部材6、6は、これら第二の立ち上がり部6c、6cと第一の立ち上がり部6b、6bと底部6a、6aとによって取り囲まれる溝7、7を備え、かつ、前記第一の立ち上がり部6b、6bには、前記透水層としての透水性舗装部23の内部に浸透した水を、前記溝7、7内に導水するための、導水部6d、6dとしての導水孔6e、6eが複数設けられている。この場合、透水性舗装部23の上面と、前記第一の立ち上がり部6bの上端とは、ほぼ同じ高さ位置で接するように形成されている。また、前記溝7、7には、既述した態様のグレーチング部材9、9が、嵌め込まれるように配設されている。
【0031】
こうして、設置された歩車道境界ブロック1および排水構造は、雨等が降った場合に、以下のような作用効果を有する。すなわち、前記車道21に降った雨水は、前記透水性舗装部23の内部に浸透し、その内部から、前記第一の立ち上がり部6bの導水部6dとしての導水孔6e、6eと、前記第一の側壁部9aの連通部9gとしての連通孔9h、9hとを通って、前記溝7内へと流入する。また、透水性舗装部23の内部に浸透することなく、車道21の表面上を流れる雨水は、透水性車道21の表面からグレーチング部材9、9の上方開口部を通って溝7内へと流入する。そして、雨水は、互いに隣り合う歩車道境界ブロック1、1の、各溝7、7内を流れ、すなわち、前記排水流路40を流れ、エプロン部3のほぼ中央部に大型のグレーチング24が被せられた排水用孔25を備える歩車道境界ブロック1aへと送り込まれ、さらに、その歩車道境界ブロック1aの下方に設けられた集水桝等の排水設備(図示せず)へと排水される。この歩車道境界ブロック1aは、図13に示すように、前記切り欠き部4に装着された枠部材6の溝7に、例えば、一個のグレーチング部材9が嵌め込まれ、前記大型のグレーチング24の下方には、平面視して矩形状に開口する貫通状の排水用孔25が設けられ、この排水用孔25は、その下方に位置する集水桝等の排水設備(図示せず)へとつながっている。また、前記排水用孔25には、段部26が備わり、その段部26には、前記グレーチング24を受けて支持する受け部材27が装着され、かつ、排水用孔25の短辺側の一方および他方の側面には、付勢部材29、29が差し込まれるよう取り付けられている。前記付勢部材29、29は、筒状の本体29a、29aと、本体29a、29a内に収容されたスプリング等の弾性体の弾性力によって本体29a、29aの先から出没する突起29b、29bとから構成されている。これにより、グレーチング24は、前記段部26に装着された受け部材27に載せられるとともに、そのグレーチング24の両側壁部に設けられた突起挿入孔(図示せず)に、前記突起29b、29bが挿入されることにより、これら突起29b、29bを軸に支持されることとなる。
【0032】
また、前記排水用孔25の側面と前記切り欠き部4の底面とは、図14に示すように、エプロン部3の内部を、例えば、ほぼL字状に屈曲するよう設けられた、ドレイン部としてのドレイン管30によって連通されている。また、前記枠部材6の底部6aには、前記ドレイン部、すなわち、前記ドレイン管30の内側に形成された排水誘導孔28と連通する、開口部32が設けられている。よって、前記溝7、7内に流入した雨水は、排水流路40を流れて、前記開口部32からドレイン部内、すなわち、ドレイン管30の排水誘導孔28に入って排水誘導孔28を流れ、排水誘導孔28から排水用孔25に入り、さらに排水用孔25から前記集水桝等の排水設備(図示せず)へと排水処理される。もちろん、この歩車道境界ブロック1aの枠部材6にも、前記導水孔6e、6eが設けられているとともに、そのグレーチング部材9には、前記導水孔6e、6eと連通可能な連通部9g、9gが設けられており、車道21の透水性舗装部23の内部に浸透した水を溝7内に導水できるようになっている点は、前記歩車道境界ブロック1と同様である。
【0033】
このように、透水層としての透水性舗装部23の内部に浸透した雨水および車道21の表面上を流れる雨水は、前記溝7内に流入することにより、排水流路40を流れて、集水桝等の排水設備(図示せず)へと迅速に排水処理されるので、車道21の表面とかエプロン部3の表面に雨水が滞留するのを防止することができる。また、仮に、雨水が、溝7内から溢れ出たとしても、その溢れ出た雨水は、エプロン部3の、前記境界ブロック部2とつながる他端部側に向かって流れて、その他端部から、互いに隣り合う各歩車道境界ブロック1、1、1aの他端部を伝って、前記集水桝等の排水設備(図示せず)に排水される。さらに、従来においては、前記車道21の透水性舗装部23の下部において、エプロン部3の一端部に沿うようにして、導水管が埋設されることもあったが、上記の歩車道境界ブロック1、1aに備わる溝7は、このような導水管の役割を担うものであり、場合によっては、導水管の設置を省略することも可能である。
【0034】
なお、この発明に係る歩車道境界ブロックは、上記した実施の形態に限定されず、その他種々の変更が可能である。例えば、歩車道境界ブロックは、前記エプロン部3の、前記境界ブロック部2側とは反対側の一端部において、少なくとも上方に向かって開放されているとともに、境界ブロック部2に対してほぼ平行に延びて、エプロン部3の両側方に開口している、凹部を備えていれば、必ずしも車道側に開放されている必要はなく、また、前記枠部材6とかグレーチング部材9は、なくても構わない。歩車道境界ブロック1、1aは、凹部さえ備えていれば、車道21の表面とかエプロン3部の表面に、雨水が滞留するのを防止できるからである。
【0035】
もっとも、枠部材6が存在することにより、前記グレーチング部材9とかその他の部材が、直接的に切り欠き部4の表面と接することがないので、切り欠き部4の表面が欠けたりするのを防止できる。また、グレーチング部材9が、前記溝7に、配設されていることにより、例えば、自転車等の二輪車は、グレーチング部材9の上を走行することができるので、溝7にタイヤをとられて脱輪することがない。
【0036】
また、この発明に係る歩車道境界ブロックは、図18に示すように、境界ブロック部2とつながって、車道21側および歩道31側の両側に向かって延設されている、ベース部Bを備えるものであっても構わない。この場合において、歩車道境界ブロック1bは、少なくとも、車道21側に向かって延設されるベース部Bの一端部において、両側方に開口する切り欠き部4を備え、その切り欠き部4の表面を被うように枠部材6が装着され、かつグレーチング部材9が配設されているとよい。この実施の形態に示される歩車道境界ブロック1bについても、既述した歩車道境界ブロック1、1aの技術事項が適用され得る。
【0037】
また、前記固着具固定部9j、9jは、前記ナットからなる固着具8、8を、固着具着座部9m、9mに締め付けた後に、その開口部10を、適当な蓋体によって被覆される態様であっても構わない。
【0038】
また、前記グレーチング部材9は、枠部材6の底部の上に、単に載せられているだけでもよく、必ずしも、切り欠き部4の底面に、前記固着具8、8よって固定される必要はない。もちろん、固着具8、8によって固定しない場合には、グレーチング部材9の両側部に、前記固着具固定部9j、9jを設ける必要もない。また、前記グレーチング部材9は、枠部材6を介在させることなく、直接前記切り欠き部4に配設されていても構わない。
【0039】
また、前記固着具8、8は、既述した態様とは反対に、前記ナットが、エプロン部3内に埋設され、そのナットに対して、ボルトが、その雄ネジ部を、上方から螺合させる態様であっても構わない。
【0040】
また、前記グレーチング部材9の第一の側壁部9aに設けられた連通部9gは、下方に開放されていない、単に、第一の側壁部9aを、厚み方向に貫通する、例えば、円形状もしくは長孔状に開口する連通孔であって、これら連通孔が、前記導水部6dとしての導水孔6e、6eと対応位置するように、第一の側壁部9aの長手方向に沿って、所要の間隔を置いて複数設けられていても構わない。
【0041】
また、前記車道21は、透水層としての透水性舗装部23を有していなくてもよい。この場合、車道21に降った雨水は、車道21の内部に浸透することなく、グレーチング部材9の上方開口部から直接前記溝7内へと流入し、排水流路40等の既述した経路をたどって迅速に排水処理される。
【0042】
【発明の効果】
以上、詳述したところから明らかなように、この発明に係る歩車道境界ブロックおよび排水構造によれば、次の効果がある。
【0043】
請求項1または2に記載された歩車道境界ブロックによれば、車道の表面上を流れる雨水は、凹部に入って、そこから排水設備へと迅速に排水処理されるので、車道の表面に、雨水が滞留するのを防止することができる。
【0044】
請求項3に記載された歩車道境界ブロックによれば、車道の表面上を流れる雨水は、溝内に流入し、その溝内から排水設備へと迅速に排水処理されるので、車道の表面に、雨水が滞留するのを防止することができる。
また、請求項4に記載された歩車道境界ブロックによれば、車道の透水層に浸透した雨水は、導水部に導水されて溝内に流入し、その溝内から排水設備へと迅速に排水処理される。
【0045】
また、請求項5ないし7に記載された歩車道境界ブロックによれば、加えて、溝または凹部に、グレーチング部材が配設されているので、自転車等の二輪車が、タイヤをとられて脱輪するのを防止できる。
【0046】
また、請求項8または9に記載された歩車道境界ブロックによれば、加えて、雨水は、ドレイン部内を流れて排水用孔に入り、その排水用孔から排水設備へと排水処理される。
【0047】
請求項10に記載された排水構造によれば、車道の表面上を流れる雨水は、その車道の表面から凹部内へと流入し、さらに、排水流路を流れることで、迅速に排水処理されるので、車道の表面に、雨水が滞留するのを防止することができる。
【0048】
請求項11に記載された排水構造によれば、車道の透水層に浸透した雨水や、透水層に浸透することなく、車道の表面上を流れる雨水が、導水部に導水され、または、導水されることなく、溝内に流入し、さらに、排水流路を流れることで、迅速に排水処理されるので、車道の表面に、雨水が滞留するのを防止することができる。
請求項12に記載された排水構造によれば、車道の表面上を流れる雨水は、溝内に流入し、さらに、排水流路を流れることで、迅速に排水処理されるので、車道の表面に、雨水が滞留するのを防止することができる。
【0049】
請求項13に記載された排水構造によれば、加えて、雨水は、排水誘導孔を流れて排水用孔に入り、その排水用孔から排水設備へと排水処理される。
請求項14に記載された排水構造によれば、加えて、溝に、グレーチング部材が配設されているので、自転車等の二輪車が、タイヤをとられて脱輪するのを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明に係る歩車道境界ブロックの一実施の形態を示す、平面図である。
【図2】 同じく、正面図である。
【図3】 同じく、拡大側面図である。
【図4】 この発明に係る歩車道境界ブロックの枠部材の、平面図である。
【図5】 同じく、正面図である。
【図6】 同じく、拡大側面図である。
【図7】 この発明に係る歩車道境界ブロックのグレーチング部材の、平面図である。
【図8】 同じく、正面図である。
【図9】 同じく、拡大側面図である。
【図10】 図7における、A−A線断面図である。
【図11】 図7における、B−B線拡大断面図である。
【図12】 この発明に係る排水構造の、平面図である。
【図13】 同じく、大型のグレーチングを備えた歩車道境界ブロックの平面図である。
【図14】 図13におけるF−F線拡大断面図である。
【図15】 図12における、C−C線拡大断面図である。
【図16】 図12における、D部拡大図である。
【図17】 図15おける、E部拡大図である。
【図18】 この発明に係る歩車道境界ブロックの他の実施の形態を示す、側面図である。
【図19】 従来の歩車道境界ブロックの排水構造の、平面図である。
【符号の説明】
1、1a、1b 歩車道境界ブロック 2 境界ブロック部
3 エプロン部 4 切り欠き部
6 枠部材 6a 底部
6b 第一の立ち上がり部 6c 第二の立ち上がり部
6d 導水部 6e 導水孔
7 溝 8 固着具(ボルトおよびナット)
9 グレーチング部材 9a 第一の側壁部
9b 第二の側壁部 9g 連通部
9h 連通孔 21 車道
22 路盤部(不透水層) 23 透水性舗装部(透水層)
25 排水用孔 28 排水誘導孔
30 ドレイン管(ドレイン部)
32 開口部 31 歩道
40 排水流路
B ベース部

Claims (14)

  1. 車道と歩道との境界となる境界ブロック部と、その境界ブロック部の下部から、一方側に向かって延設されるエプロン部もしくは両側に向かって延設されるベース部とを備える歩車道境界ブロックであって、
    前記エプロン部もしくは前記車道側に向かって延設される前記ベース部の、前記境界ブロック部側とは反対側の一端部には、上方に向かって開放されているとともに、前記境界ブロック部が延びる方向の全長に渡って、その境界ブロック部に対して平行に延び、かつ、その延びる方向へと開口している、凹部ることを特徴とする歩車道境界ブロック。
  2. 前記凹部には、枠部材が装着されていることを特徴とする請求項1に記載の歩車道境界ブロック。
  3. 車道と歩道との境界となる境界ブロック部と、その境界ブロック部の下部から、一方側に向かって延設されるエプロン部もしくは両側に向かって延設されるベース部とを備える歩車道境界ブロックであって、
    前記エプロン部もしくは前記車道側に向かって延設される前記ベース部の、前記境界ブロック部側とは反対側の一端部には、上方および前記車道側に向かって開放されているとともに、前記境界ブロック部が延びる方向の全長に渡って、その境界ブロック部に対して平行に延び、かつ、その延びる方向へと開口している、切り欠き部が備わり、
    その切り欠き部には、枠部材が装着され、
    記枠部材は、前記切り欠き部の底面を被う底部と、
    その底部の一端とつながって、前記車道との境目を仕切るように立設される、第一の立ち上がり部と、
    前記底部の他端とつながって、前記切り欠き部の立壁面を被う、第二の立ち上がり部とを備えるとともに、
    これら第二の立ち上がり部と第一の立ち上がり部と底部とによって取り囲まれる溝を備えることを特徴とする歩車道境界ブロック。
  4. 前記第一の立ち上がり部には、前記車道の透水層に浸透した水を、前記溝内に導水するための、導水部が設けられてなることを特徴とする請求項3に記載の歩車道境界ブロック。
  5. 前記溝には、グレーチング部材が、配設されていることを特徴とする請求項4に記載の歩車道境界ブロック。
  6. 前記グレーチング部材は、前記第一の立ち上がり部側に位置するように配設される、第一の側壁部と、
    前記第二の立ち上がり部側に位置するように配設される、第二の側壁部とを備え、
    前記第一の側壁部には、前記車道の透水層に浸透した水を、前記溝内に導水するための、前記導水部と連通可能な、連通部が設けられてなることを特徴とする請求項5に記載の歩車道境界ブロック。
  7. 前記凹部には、グレーチング部材が、配設されていることを特徴とする請求項1に記載の歩車道境界ブロック。
  8. 前記エプロン部には、下方に位置する排水設備へとつながる排水用孔が設けられ、
    その排水用孔の側面と、前記凹部の底面とは、ドレイン部によって連通されていることを特徴とする請求項1または7に記載の歩車道境界ブロック。
  9. 前記エプロン部には、下方に位置する排水設備へとつながる排水用孔が設けられ、
    その排水用孔の側面と、前記切り欠き部の底面とは、ドレイン部によって連通され、
    前記枠部材の底部には、前記ドレイン部の内側に形成された排水誘導孔と連通する、開口部が設けられていることを特徴とする請求項ないし6のいずれか1項に記載の歩車道境界ブロック。
  10. 車道と、
    その車道に沿って設置される歩車道境界ブロックとからなる排水構造であって、
    前記歩車道境界ブロックは、前記車道と歩道との境界となる境界ブロック部と、その境界ブロック部の下部から、前記車道側に向かって延設されるエプロン部もしくは前記車道および前記歩道の両側に向かって延設されるベース部とを備え、
    前記エプロン部もしくは前記車道側に向かって延設される前記ベース部の、前記境界ブロック部側とは反対側の一端部には、上方に向かって開放されているとともに、前記境界ブロック部が延びる方向の全長に渡って、その境界ブロック部に対して平行に延び、かつ、その延びる方向へと開口している、凹部わり、
    その凹部と、隣接する前記歩車道境界ブロックの前記凹部とが、互いに通ずることにより、前記車道に沿って延びてなる、排水流路が形成されることを特徴とする排水構造。
  11. 透水層と、その透水層の下方に位置する、不透水層とからなる車道と、
    その車道に沿って設置される歩車道境界ブロックとからなる排水構造であって、
    前記歩車道境界ブロックは、前記車道と歩道との境界となる境界ブロック部と、その境界ブロック部の下部から、前記車道側に向かって延設されるエプロン部もしくは前記車道および前記歩道の両側に向かって延設されるベース部とを備え、
    前記エプロン部もしくは前記車道側に向かって延設される前記ベース部の、前記境界ブロック部側とは反対側の一端部には、上方および前記車道側に向かって開放されているとともに、前記境界ブロック部が延びる方向の全長に渡って、その境界ブロック部に対して平行に延び、かつ、その延びる方向へと開口している、切り欠き部が備わり、
    その切り欠き部と、隣接する前記歩車道境界ブロックの前記切り欠き部とが互いに通ずることにより、前記車道に沿って延びてなる排水流路が形成され、かつ、
    前記切り欠き部には、枠部材が装着され、
    その枠部材は、前記切り欠き部の底面を被う底部と、
    その底部の一端とつながって、前記車道との境目を仕切るように立設される、第一の立ち上がり部と、
    前記底部の他端とつながって、前記切り欠き部の立壁面を被う、第二の立ち上がり部とを備えるとともに、
    これら第二の立ち上がり部と第一の立ち上がり部と底部とによって取り囲まれる溝を備え、かつ、
    前記第一の立ち上がり部には、前記透水層に浸透した水を、前記溝内に導水するための、導水部が設けられてなることを特徴とする排水構造。
  12. 車道と、
    その車道に沿って設置される歩車道境界ブロックとからなる排水構造であって、
    前記歩車道境界ブロックは、前記車道と歩道との境界となる境界ブロック部と、その境界ブロック部の下部から、前記車道側に向かって延設されるエプロン部もしくは前記車道および前記歩道の両側に向かって延設されるベース部とを備え、
    前記エプロン部もしくは前記車道側に向かって延設される前記ベース部の、前記境界ブロック部側とは反対側の一端部には、上方および前記車道側に向かって開放されているとともに、前記境界ブロック部が延びる方向の全長に渡って、その境界ブロック部に対して平行に延び、かつ、その延びる方向へと開口している、切り欠き部が備わり、
    その切り欠き部と、隣接する前記歩車道境界ブロックの前記切り欠き部とが互いに通ずることにより、前記車道に沿って延びてなる排水流路が形成され、かつ、
    前記切り欠き部には、枠部材が装着され、
    その枠部材は、前記切り欠き部の底面を被う底部と、
    その底部の一端とつながって、前記車道との境目を仕切るように立設される、第一の立ち上がり部と、
    前記底部の他端とつながって、前記切り欠き部の立壁面を被う、第二の立ち上がり部と を備えるとともに、
    これら第二の立ち上がり部と第一の立ち上がり部と底部とによって取り囲まれる溝を備えることを特徴とする排水構造。
  13. 前記エプロン部もしくは前記車道側に向かって延設される前記ベース部には、下方に位置する排水設備へとつながる排水用孔が設けられ、
    その排水用孔の側面と、前記切り欠き部の底面とは、ドレイン部によって連通され、
    前記枠部材の底部には、前記ドレイン部の内側に形成された排水誘導孔と連通する、開口部が設けられていることを特徴とする請求項11または12に記載の排水構造。
  14. 前記溝には、グレーチング部材が、配設されていることを特徴とする請求項11ないし13のいずれか1項に記載の排水構造。
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