JP3738576B2 - 車両用エアバッグ装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両のエアバッグ装置に関するものである。
【0002】
【従来技術】
従来より、車両の車室内に前列席と後列席とが設けられるとともに、該前列席を構成する第1席および第2席の間に車幅方向に所定大きさのシートバック空間部を設けた車両、例えば、運転席および助手席の間に車幅方向に所定大きさのシートバック空間部を設けた車両において、該車両の正面衝突時により前方へ所定値以上の加速度を受けた場合に、後列席(特に中央席)の乗員あるいは物品が上記シートバック空間部を通じて前方に移動することを防止する技術として、例えば、特開平3−281458号公報に示されるものがある。すなわち、車両の車室内の天井部あるいは床部のいずれか一方に、エアバッグを格納したケースを備えたエアバッグユニットを配置して、該車両が正面衝突時により前方へ所定値以上の加速度を受けた場合に、該エアバッグを展開させて上記シートバック空間部を塞ぐよう構成されたものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながらこのものによれば、上記運転席および助手席の間に車幅方向に設けられた所定大きさのシートバック空間部を塞ぐためのエアバッグを、車室内の天井部あるいは床面のいずれかから展開させる構成であるため、上記シートバック空間部に加え、該シートバック空間部から天井部まで、あるいは床面までを塞ぐようにエアバッグを展開する必要がある。このため、車両が正面衝突時により前方へ所定値以上の加速度を受けた場合に、後列席の乗員および物品が上記シートバック空間部を通じて、前方に移動することを防止するために必要なエアバッグの内容積は大きくならざるを得ない。したがって、エアバッグの展開遅れを防止することが難しいという問題があった。
【0004】
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、車両が正面衝突時により前方へ所定値以上の加速度を受けた場合において、上記運転席および助手席の間に車幅方向に設けられた所定大きさのシートバック空間部を塞ぐようにエアバッグを展開させる場合に、エアバッグの内容積を少なくして、該エアバッグの展開遅れを防ぐことにより、後列席の乗員および物品が前方に移動することを確実に防止できる車両用エアバッグ装置を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
請求項1に係る発明は、車両の車室内に前列席と後列席とが設けられるとともに、該前列席を構成する第1席および第2席の間に車幅方向に所定大きさのシートバック空間部を設けたものにおいて、車両の正面衝突を検出する正面衝突検出手段を備え、上記第1席あるいは第2席の一方のシートバックには、その車体内方側の側面部にエアバッグを格納したエアバッグユニットを内蔵し、該エアバッグは、上記正面衝突検出手段の信号に基づき、その展開時の先端部が、該先端部と対向するシートバックの車体内方側の側面部に向かうように展開して、その展開時上記シートバック空間部を塞ぐよう構成されていることを特徴とするものである。
【0006】
請求項2に係る発明は、車両の車室内に前列席と後列席とが設けられるとともに、該前列席を構成する第1席および第2席の間に車幅方向に所定大きさのシートバック空間部を設けたものにおいて、車両の正面衝突を検出する正面衝突検出手段を備え、上記第1席および第2席のそれぞれのシートバックには、その車体内方側の側面部にエアバッグを格納したエアバッグユニットを内蔵し、該両エアバッグは、上記正面衝突検出手段の信号に基づき、その展開時の先端部が、該先端部と対向するシートバックの車体内方側の側面部に向かうようにそれぞれ展開して、その展開時上記シートバック空間部を塞ぐよう構成されていることを特徴とするものである。
【0007】
請求項3に係る発明は、請求項1又は2に記載の車両用エアバッグ装置において、上記後列席には、中央席が設けられていることを特徴とするものである。
【0008】
請求項4に係る発明は、請求項1〜3のいずれか1つに記載の車両用エアバッグ装置において、上記第1席および上記第2席は、シートバックのリクライニングおよびシートクッションのスライドが可能にそれぞれ構成されていることを特徴とするものである。
【0009】
請求項5に係る発明は、請求項1〜4のいずれか1つに記載の車両用エアバッグ装置において、上記エアバッグは、上記第1席のヘッドレストおよび上記第2席のヘッドレストの間に形成されるヘッドレスト空間部を塞ぐように展開することを特徴とするものである。
【0010】
請求項6に係る発明は、請求項1〜5のいずれか1つに記載の車両用エアバッグ装置において、上記エアバッグは、前列席用エアバッグよりも早期に展開させることを特徴とするものである。
【0011】
請求項7に係る発明は、請求項1〜6のいずれか1つに記載の車両用エアバッグ装置において、上記エアバッグが展開した状態から該エアバッグ内部の気体を排気して収縮する際の収縮速度が、前列席用エアバッグの収縮速度よりも遅くなるよう構成されていることを特徴とするものである。
【0012】
請求項8に係る発明は、請求項1〜7のいずれか1つに記載の車両用エアバッグ装置において、上記エアバッグは展開状態で、該エアバッグの基端部の車両前後方向幅より先端部の車両前後方向幅の方が広くなるよう構成されていることを特徴とするものである。
【0013】
請求項9に係る発明は、請求項1〜8のいずれか1つに記載の車両用エアバッグ装置において、上記シートバック空間部に、乗員または物品が存在するか否かを検出する検出手段を備え、該検出手段が上記シートバック空間部に乗員または物品が非存在であることを検出した場合に、上記エアバッグを展開させるよう構成されていることを特徴とするものである。
【0014】
【発明の効果】
請求項1によれば、上記シートバックの車体内方側の側面部に上記エアバッグユニットを設けたため、車両が正面衝突時により前方へ所定値以上の加速度を受けた場合において、後列席の乗員および物品が上記第1席および第2席の車幅方向に設けられた所定大きさの空間部を通じて前方へ移動することを防ぐために必要となるエアバッグの内容積を少なくできる。
【0015】
したがって、エアバッグの展開遅れを確実に防止できる。
【0016】
請求項2によれば、上記第1席および第2席の間に車幅方向に設けられた所定大きさの空間部を塞ぐためのエアバッグを分割して、上記第1席および第2席のそれぞれのシートバック車体内方側の側面部にそれぞれ内蔵されているので、エアバッグ1つあたりの内容積をより少なくできる。
【0017】
したがって、エアバッグの展開遅れをより一層防止することができる。
【0018】
請求項5によれば、請求項1記載の発明による効果に加えて、上記エアバッグが上記第1席のヘッドレストと上記第2席のヘッドレストとの間に形成されるヘッドレスト空間部を塞ぐように展開するので、後列席の乗員あるいは物品が該ヘッドレスト空間部から前方へ移動することを確実に防止できる。
【0019】
請求項6によれば、上記エアバッグを前列席用エアバッグよりも早期に展開させるため、上記エアバッグの展開時間を長くできる。例えば、物品等の載置場所が流動的なものにおいて、車両が正面衝突時により前方へ所定値以上の加速度を受けた場合に、該物品が前方へ移動することを確実に防止できる。
【0020】
請求項7によれば、上記エアバッグの収縮速度を前列席用エアバッグの収縮速度より遅くしたため、上記エアバッグの展開時間を長くできる。例えば、物品等の載置場所が流動的なものにおいて、車両が正面衝突時により前方へ所定値以上の加速度を受けた場合に、該物品が前方へ移動することを確実に防止できる。
【0021】
請求項8によれば、上記第1席のシートバックと第2席のシートバックとの車両前後方向の位置が異なる場合であっても、エアバッグの車両前後方向幅が基端部よりも先端部の方が広いため、エアバッグが展開した状態で先端部が対向するシートバックに接触しやすい。このため、上記シートバック空間部を確実に塞ぐことができる。
【0022】
したがって、第1席と第2席とのシートバックの位置に関係無く、乗員あるいは物品が前方へ移動することを防止できる。
【0023】
請求項9によれば、上記エアバッグの展開部に展開を阻害する乗員および物品の存在しない状態で、エアバッグを展開できるため、上記第1席および第2席の間に車幅方向に設けられた所定大きさの空間部を確実に塞ぐことができる。
【0024】
したがって、乗員あるいは物品が前方へ移動することを確実に防止できる。
【0025】
【発明の実施形態】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
【0026】
図1および図2において、車両1は、その前列席2が左右独立して運転席3および助手席4から構成されている。これに対して、後列席5は車幅方向に長く伸びる定員3名掛用の一体式のものとされている。運転席3および助手席4は、後列席5の乗員が前列席2に身を乗り出すことが可能となるように所定の間隔を有して車室床面6に載置されている。運転席3と助手席4との間の車室床面6にはセンターコンソール7が設けられ、該センターコンソール7前端部の車室床面6にはエアバッグの展開を制御するエアバッグコントロールユニット8が固定されている。運転席3および助手席4は、スライドレール9を介して前後に摺動可能に設けられたシートクッション10,11と、該シートクッション10,11の後端部にリクライニング機構12,13を介して揺動可能に支持されたシートバック14,15と、該シートバック14,15の上端に設けられたヘッドレスト16,17とを有する。
【0027】
さらに、図示はしないが、運転席3に着座している乗員に対しては、例えばハンドルのボス部内に配設された運転席用エアバッグユニット内に格納されているエアバッグを車両の正面衝突時に展開させて、運転席3の乗員を保護するものがある。また、助手席4に着座している乗員に対しては、例えばインストルメントパネル内部に配設された助手席用エアバッグユニット内に格納されているエアバッグを車両の正面衝突時に展開させて、助手席4の乗員を保護するものがある。
【0028】
また、上記運転席および助手席用エアバッグユニットは、エアバッグを展開させるためのガスを発生させるインフレータを備え、該インフレータは、後述する第1加速度センサからの信号を受けて、内部の火薬に点火することで該火薬が化学反応を起こしてガスが発生し、エアバッグを所定の形状および大きさとなるまで展開させるものである。なお、以下において、運転席および助手席用エアバッグを前列席用エアバッグという。
【0029】
また、上記エアバッグコントロールユニット8には正面衝突の衝撃を検出し、前列席用エアバッグに展開指令の信号を出力する第1加速度センサが設けられている。この第1加速度センサは一般には電気機械式、機械式、電子式の3種類があるが、その何れでもよい。
【0030】
例えば、図示はしないが、電気機械式の場合、筒状部材の内部において、磁力により吸着されている鋼製の球体が前方への加速度を受けることにより、磁力を振り切って飛び出し、該球体が電流の導体となり接点に電流が流れるように構成されている。このように構成されている第1 加速度センサは所定値以上の加速度を受けた場合、後述する第2加速度センサの方が早いタイミングで、上記インフレータへ信号を伝達するように信号線を介して、上記インフレータに接続されている。
【0031】
一方、上記運転席3のシートバック14および助手席4のシートバック15の間には車幅方向に所定大きさのシートバック空間部Xが形成されることになり、図1、図2に示すように、車両の正面衝突時に該シートバック空間部Xを塞ぐように展開されるシートバック間エアバッグ18を設ける。図3および図4のように、該エアバッグを展開させるシートバック間エアバッグユニット19の取付け位置は、運転席3のシートバック14車体内方側の側面部14aとする。
【0032】
上記シートバック間エアバッグユニット19の詳細として、運転席3のシートバック14のA−A断面図である図4を参照しつつ説明する。
【0033】
まず該シートバック間エアバッグユニット19はケース20を有しており、該ケース20が運転席3のシートバック14内部に設けられたシートフレーム21の車体内方側にステー22を介してボルト23およびナット24により固定されている。このケース20内部には、上記第2 加速度センサの出力信号によりシートバック間エアバッグ18を展開させるためのガスを発生させるインフレータ25と、該インフレータ25の車体内方側に配置され、折り畳まれているシートバック間エアバッグ18とが収納されている。そして、該ケース20の車体内方側に設けられた開口部26の一端部26aには、通常時は該開口部26を塞ぐように、ヒンジ27を介してカバー28が支持されている。該カバー28は、正面衝突時にはシートバック間エアバッグ18の展開力により、容易に外方に開くように設定されている。
【0034】
なお、第2加速度センサも、上記第1加速度センサと同様に電気機械式、機械式、電子式の3種類があるが、その何れでもよい。また、上述したように第1加速度センサより、第2加速度センサの方が早いタイミングで、上記インフレータ25へ信号を伝達するため、シートバック間エアバッグ18は前列席用エアバッグよりも早期に展開する。
【0035】
また、このエアバッグユニット19は見栄え向上のために、容易に破断するシート表皮あるいはシートカバー等で覆うようにしてもよい。
【0036】
さらに、エアバッグの展開後に、該エアバッグに設けられた排気口から内部のガスを排気して収縮する際の収縮速度は、該排気口の大小でコントロールしている。したがって、前列席用エアバッグの排気口よりも、シートバック間エアバッグ18の排気口を小さくすることで、シートバック間エアバッグ18の収縮速度を遅くできる。
【0037】
また、シートバック間エアバッグ18は、図1、図2に示すように、運転席3のシートバック14に設けらたエアバッグユニット19から、運転席3のシートバック14および助手席4のシートバック15の車幅方向間に設けられたに所定大きさのシートバック空間部Xを塞ぐように展開する。展開後は、該シートバック間エアバッグ18の一端部18aが助手席4のシートバック車体内方側の側面部15aに当接することにより、該一端部18aは係止状態となる。このため、正面衝突時に前方への大きな慣性を有する後列席5の乗員および物品が荷重をかけた場合にも、シートバック間エアバッグ18により、後列席5の乗員および物品が前列席2へ移動してしまうことを防止できる。また、該シートバック間エアバッグ18は運転席3のヘッドレスト16および助手席4のヘッドレスト17の間に形成されるヘッドレスト空間部Yも塞ぐことが可能なようにシートバック14,15の上端からさらに上方へ向けて突出している。
【0038】
また、図5に示すように運転席3のシートバック14と助手席4のシートバック15との前後位置が、シートバック14,15のリクライニングおよびシートクッション10,11のスライドにより異なる場合においては、上記シートバック間エアバッグ18の展開時の形状を、助手席4のシートバック車体内方側の側面部15aに当接する側である一端部18aを長辺とする略台形にすることにより、該側面部15aへの接触面積を大きくできる。このため、シートバック間エアバッグ18の一端部18aは側面部15aと係止された状態となり、正面衝突時に前方への大きな慣性を有する後列席5の乗員および物品が荷重をかけた場合にも、シートバック間エアバッグ18により、後列席5の乗員および物品が前列席2へ移動してしまうことを防止できる。
【0039】
また、図6は、上記シートバック間エアバッグユニット19が運転席3および助手席4のそれぞれのシートバック14,15の車体内方側の側面部14a,15aにそれぞれ内蔵されているものを示している。正面衝突時には、両方の分割エアバッグ29,30が車両1の中央部で当接するように展開する。したがって、両方の分割エアバッグ29,30が互いに係止することになるため、前方への大きな慣性を有する後列席5の乗員および物品が荷重をかけた場合にも、後列席5の乗員および物品が前列席2へ移動してしまうことを防止できる。
【0040】
図8は、シートバック間エアバッグ18の展開条件の設定例を示している。
【0041】
図7は、展開条件を満足するか否かを検出するセンサの配置場所を示している。このセンサ等について説明する。
【0042】
まず、シートセンサ31は、後列席5の中央席5aに配置され、乗員が該中央席5aに着座しているか否かを検出するためのもので、例えば、感圧式のスイッチによって構成され、ONのときに該中央席5aに乗員が着座していることを示す。次に、空間部検出センサ32は運転席3のシートバック14の車体内方側の側面部14aに配置され、上記シートバック空間部Xに乗員または物品が存在しているか否かを検出するためのもので、例えば一種のレーダである超音波センサを用いればよく、オフのときに上記シートバック空間部Xには乗員または物品が存在しないことを示す。
【0043】
上述の各センサの説明と図8とから明らかなように、シートセンサ31がオンで、かつ空間部検出センサ32がオフのときに、シートバック間エアバッグ18が展開する。すなわち、後列席5の中央席5aに乗員が着座しており、かつ上記シートバック空間部Xに乗員および物品が存在しない状態で、シートバック間エアバッグ18が上記シートバック空間部Xを塞ぐように展開する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施形態を示す車両全体の平面図である。
【図2】 エアバッグを展開した状態を示した図である。
【図3】 図1の運転席を車体側方から見た図である。
【図4】 図3A−A線相当の断面図である。
【図5】 前列席のシートバックをそれぞれ移動させてエアバッグを展開した状態を示した図である。
【図6】 運転席と助手席とにエアバッグを内蔵した実施形態を示した図である。
【図7】 エアバッグの展開条件判定のために用いられるセンサの配置を示した図である。
【図8】 エアバッグの展開条件を示した図である。
【符号の簡単な説明】
1…車両
2…前列席
3…運転席
4…助手席
5…後列席
14…運転席シートバック
15…助手席シートバック
18…シートバック間エアバッグ
29,30…分割エアバッグ
31…シートセンサ
32…空間部検出センサ
Claims (9)
- 車両の車室内に前列席と後列席とが設けられるとともに、該前列席を構成する第1席および第2席の間に車幅方向に所定大きさのシートバック空間部を設けたものにおいて、
車両の正面衝突を検出する正面衝突検出手段を備え、
上記第1席あるいは第2席の一方のシートバックには、その車体内方側の側面部にエアバッグを格納したエアバッグユニットを内蔵し、該エアバッグは、上記正面衝突検出手段の信号に基づき、その展開時の先端部が、該先端部と対向するシートバックの車体内方側の側面部に向かうように展開して、その展開時上記シートバック空間部を塞ぐよう構成されていることを特徴とする車両用エアバッグ装置。 - 車両の車室内に前列席と後列席とが設けられるとともに、該前列席を構成する第1席および第2席の間に車幅方向に所定大きさのシートバック空間部を設けたものにおいて、
車両の正面衝突を検出する正面衝突検出手段を備え、
上記第1席および第2席のそれぞれのシートバックには、その車体内方側の側面部にエアバッグを格納したエアバッグユニットを内蔵し、該両エアバッグは、上記正面衝突検出手段の信号に基づき、その展開時の先端部が、該先端部と対向するシートバックの車体内方側の側面部に向かうようにそれぞれ展開して、その展開時上記シートバック空間部を塞ぐよう構成されていることを特徴とする車両用エアバッグ装置。 - 請求項1又は2に記載の車両用エアバッグ装置において、
上記後列席には、中央席が設けられていることを特徴とする車両用エアバッグ装置。 - 請求項1〜3のいずれか1つに記載の車両用エアバッグ装置において、
上記第1席および上記第2席は、シートバックのリクライニングおよびシートクッションのスライドが可能にそれぞれ構成されていることを特徴とする車両用エアバッグ装置。 - 請求項1〜4のいずれか1つに記載の車両用エアバッグ装置において、
上記エアバッグは、上記第1席のヘッドレストおよび上記第2席のヘッドレストの間に形成されるヘッドレスト空間部を塞ぐように展開することを特徴とする車両用エアバッグ装置。 - 請求項1〜5のいずれか1つに記載の車両用エアバッグ装置において、
上記エアバッグは、前列席用エアバッグよりも早期に展開させることを特徴とする車両用エアバッグ装置。 - 請求項1〜6のいずれか1つに記載の車両用エアバッグ装置において、
上記エアバッグが展開した状態から該エアバッグ内部の気体を排気して収縮する際の収縮速度が、前列席用エアバッグの収縮速度よりも遅くなるよう構成されていることを特徴とする車両用エアバッグ装置。 - 請求項1〜7のいずれか1つに記載の車両用エアバッグ装置において、
上記エアバッグは展開状態で、該エアバッグの基端部の車両前後方向幅より先端部の車両前後方向幅の方が広くなるよう構成されていることを特徴とする車両用エアバッグ装置。 - 請求項1〜8のいずれか1つに記載の車両用エアバッグ装置において、上記シートバック空間部に、乗員または物品が存在するか否かを検出する検出手段を備え、
該検出手段が上記シートバック空間部に乗員または物品が非存在であることを検出した場合に、上記エアバッグを展開させるよう構成されていることを特徴とする車両用エアバッグ装置。
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