JP3736983B2 - プリンタドライバ装置の出力処理方法及びプリンタドライバ装置並びにプリンタドライバ装置を備えたカード発行システム - Google Patents

プリンタドライバ装置の出力処理方法及びプリンタドライバ装置並びにプリンタドライバ装置を備えたカード発行システム Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、カードに情報記録を行うカードプリンタを制御するプリンタドライバ装置の出力処理方法、及びこのプリンタドライバ装置の構成、そしてプリンタドライバ装置を備えたカード発行システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、ホストコンピュータ3に接続されたカードプリンタ7は、アプリケーション装置(以下、単に「アプリケーション」と略称する。)で作成されたドキユメントや記録を行うデータ(以上を合わせて「情報データ」という。)をプリンタドライバ装置(以下、単に「プリンタドライバ」と略称する。)経由にてホストコンピュータ3から受信することによって印刷を実行する。
【0003】
図13は、このようなホストコンピュータ3側とカードプリンタ7側との印刷処理に係わるプリンタドライバの構成を示す。
【0004】
図13において、1はアプリケーション,2はプリンタドライバである。このプリンタドライバ2は、ドライバ部2a、スプール部2b、モニタ部2cを備えている。また、インターフェースドライバ2dを含めてプリンタドライバと称することもあるが、インターフェースドライバ2dが、ホストコンピュータ3内に装着されるインターフェースカード(図示しない)のメーカによることが多いために、ここでは別扱いとする。そして、以下の記述においてもプリンタドライバ2がインターフェ−スドライバ2dを経由してカードプリンタ7にデータ送信する際でも、インターフェースドライバ2dを省略して記述する。
【0005】
また、このような構成において、アプリケーション1から出力された情報データは、先ずドライバ部2aに渡され、そのドライバ部2aに全ての情報データを渡し終わった時点でアプリケーション1としては印刷動作が完了したことになる。
【0006】
ドライバ部2aは、受け取った情報データをカードプリンタ7の機種等に合わせた印刷命令情報へと変換して一旦スプール部2bへと送る。スプール部2bは、カードプリンタ7が動作可能状態になるまで印刷命令情報を蓄える。
【0007】
モニタ部2cは、インターフェースドライバ2dを経由してカードプリンタ7の動作状態(カードプリンタ電源のオン・オフや先に送られた印刷命令情報の有無等)を監視し、動作可能状態であることを確認した時点でスプール部2bに蓄えた印刷命令情報を順次カードプリンタ7へと出力する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記の如く構成された印刷制御システムにあっては、上述したように、アプリケーション1からの情報データは、プリンタドライバ2によって送信されるだけであり、アプリケーション1から出カしたドキュメントに関わる印刷するデータがいつの時点でカードプリンタ7に転送され、且つ実際の印刷動作が行われているのかまでは監視・把握できないという問題があった。
【0009】
一方、近年の電子マネー等で利用が期待されているICカードのデータ情報の書き込み/読み出しは、専用のプリンタドライバを別途用いてアプリケーション1とICカードのICチップとの間で適宜リアルタイムに情報データの情報交換あるいはハードウエア制御を行うことによってICチップ内のメモリヘの書き込み/読み出しがダイレクトに実行されている。
【0010】
上述した従来のプリンタドライバ2の場合には、アプリケーション1とカードプリンタ7との間での直接的な双方向通信を行うタイミングが取得できないため、ICカードヘの書き込み/読み出しは別に用意したプリンタドライバを用いてタイミングを調べて実現していた。
【0011】
この際、例えば、社員証などのICカードを発行する場合、カード面に印刷するドキュメントの情報とカード内に電子的記録(あるいは磁気や化学的な処理によって記録する場合もあるし光学的な変化を行う媒体もこれに属する)を行う情報データとはペアで管理されることが好ましい。カードプリンタの処理速度を高速化する目的で、カード面の印刷動作と磁気ストライプやICカード内部への書き込み/読み出しとの並列処理動作が可能なように要求・実施されている。つまり、カードプリンタの内部には複数枚のICカードが存在し、ICカードが書き込み/読み出し処理部にある場合に、どのICカードが書き込み/読み出し処理部にあるのかが判断できないと、ドキュメントに応じた情報データの書き込み/読み出しを実施することができない。
【0012】
尚、単純にドキュメントとICカードへの書き込み/読み出しのみを管理するのであれば、順序状態の管理でも可能であるが、この場合には途中でエラーが発生した場合など、状態の管理が複雑になる。
【0013】
本発明は、上記事情に鑑みなされたものであって、ICカード等の媒体の表面への印刷記録及びICチップへの電子的記録を行う場合等であっても、2つの異なるプリンタドライバを用いることなく適切な記録処理を可能とし、しかも、どの時点で記録データ(印刷するデータ)が転送され且つ印刷動作が開始・終了したかをアプリケーションから問い合わせができるカードプリンタドライバとその出力制御方法、並びにカード発行システムを提供することを目的とする。
【0014】
また、印刷するデータと情報データとの出カを一本化することができ、しかも、ドキュメントと情報データとの一括管理並びにICカード印刷と情報データの書き込み/読み出しを並列処理する際のデータの一括管理を実現することができるプリンタドライバとその出力制御方法、並びにカード発行システムを提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】
その目的を達成するため、請求項1に記載の発明は、アプリケーションソフトウエアからの情報データを、インターフェースドライバを介して下位装置のプリンタに出力するプリンタドライバ装置の出力処理方法において、情報データをプリンタの形態に合わせて印刷命令情報へと変換し、この変換した印刷命令情報を一旦蓄積し、プリンタの動作状態を監視して、動作可能状態であることを確認した後に蓄積した印刷命令情報をプリンタ側に出力する間接出力ステップと、情報データを、変換及び蓄積処理することなくプリンタ側に直接的に出力する直接出力ステップと、を備え、間接出力ステップにおいて、蓄積した印刷命令情報の出力に先立ち、プリンタが動作可能状態であることをアプリケーションソフトウエアに送信し、アプリケーションソフトウエアの許可の下で印刷命令情報を出力することを要旨とする。
【0016】
また、請求項6に記載の発明は、アプリケーションソフトウエアからの情報データを、インターフェースドライバを介して下位装置のプリントユニットとICエンコーダユニットとを有するプリンタに出力するプリンタドライバ装置の出力処理方法において、情報データをプリンタの形態に合わせて印刷命令情報へと変換し、この変換した印刷命令情報を一旦蓄積し、プリンタの動作状態を監視して、動作可能状態であることを確認した後に蓄積した印刷命令情報をプリンタ側に出力する間接出力ステップと、情報データを、変換及び蓄積処理することなくプリンタ側に直接的に出力する直接出力ステップと、を備え、直接出力ステップにおいて、プリンタ側への情報データの出力に先立ち、プリンタのステータス情報を確認し、プリンタのICエンコーダユニットの準備フラグが確認されると、プリンタのICエンコーダユニットが準備完了状態であることをアプリケーションソフトウエアに送信し、アプリケーションソフトウエアから情報データをプリンタ側に出力することを要旨とする。
【0017】
また、請求項7に記載の発明は、アプリケーションソフトウエアからの情報データを、インターフェースドライバを介して下位装置のプリンタに出力するプリンタドライバ装置において、情報データをプリンタの形態に合わせて印刷命令情報へと変換するドライバ部と、ドライバ部により変換された印刷命令情報を一旦蓄積するスプール部と、プリンタの動作状態を監視して、動作可能状態であることを確認した後にスプール部により蓄積された印刷命令情報をプリンタ側に出力するモニタ部と、ドライバ部、スプール部及びモニタ部を経由せずに、情報データをアプリケーションソフトウエアからプリンタ側に直接的に出力可能なバイパス部と、を備え、モニタ部からのプリンタの動作可能状態であることの返信を受けて発せられるアプリケーションソフトウエアの許可の下で、モニタ部が印刷命令情報を出力することを要旨とする。
【0018】
また、請求項12に記載の発明は、アプリケーションソフトウエアからの情報データを、インターフェースドライバを介して下位装置のプリントユニットとICエンコーダユニットとを有するプリンタに出力するプリンタドライバ装置において、情報データをプリンタの形態に合わせて印刷命令情報へと変換するドライバ部と、ドライバ部により変換された印刷命令情報を一旦蓄積するスプール部と、 プリンタの動作状態を監視して、動作可能状態であることを確認した後にスプール部により蓄積された印刷命令情報をプリンタ側に出力するモニタ部と、ドライバ部、スプール部及びモニタ部を経由せずに、情報データをアプリケーションソフトウエアからプリンタ側に直接的に出力可能なバイパス部と、を備え、モニタ部は、プリンタのステータス情報を確認し、プリンタのICエンコーダユニットの準備フラグを確認すると、プリンタのICエンコーダユニットが準備完了状態であることをアプリケーションソフトウエアに送信し、バイパス部が、アプリケーションソフトウエアから情報データをプリンタ側に出力することを要旨とする。
【0019】
また、請求項13に記載の発明は、少なくともプリンタ部とICエンコーダ部とを有し、情報データを出力するアプリケーションソフトウエアと、ICカードの表面にデータを印刷記録するプリントユニットと、ICカードの内部にデータを記録するICエンコーダユニットと、を有するカードプリンタと、アプリケーションソフトウエアのプリンタ部から出力された情報データをカードプリンタの形態に合わせて印刷命令情報へと変換するドライバ部と、ドライバ部により変換された印刷命令情報を一旦蓄積するスプール部と、カードプリンタの動作状態を監視して、動作可能状態であることを確認した後にスプール部により蓄積された印刷命令情報をインターフェースドライバを介してカードプリンタ側に出力するモニタ部と、ドライバ部とスプール部及びモニタ部を経由せずに、情報データをアプリケーションソフトウエアのICエンコーダ部からインターフェースドライバを介してプリンタ側に直接的に出力可能なバイパス部と、を有するプリンタドライバ装置と、を備え、プリンタドライバ装置のモニタ部からのカードプリンタの動作可能状態であることの返信を受けて、アプリケーションソフトウエアが許可を行う下で、モニタ部が印刷命令情報をカードプリンタ側に出力することを特徴とするカード発行システムである事を要旨とする。
【0020】
そして、請求項17に記載の発明は、少なくともプリンタ部とICエンコーダ部とを有し、情報データを出力するアプリケーションソフトウエアと、ICカードの表面にデータを印刷記録するプリントユニットと、ICカードの内部にデータを記録するICエンコーダユニットと、を有するカードプリンタと、アプリケーションソフトウエアのプリンタ部から出力された情報データをカードプリンタの形態に合わせて印刷命令情報へと変換するドライバ部と、ドライバ部により変換された印刷命令情報を一旦蓄積するスプール部と、カードプリンタの動作状態を監視して、動作可能状態であることを確認した後にスプール部により蓄積された印刷命令情報をインターフェースドライバを介してカードプリンタ側に出力するモニタ部と、ドライバ部とスプール部及びモニタ部を経由せずに、情報データをアプリケーションソフトウエアのICエンコーダ部からインターフェースドライバを介してプリンタ側に直接的に出力可能なバイパス部と、を有するプリンタドライバ装置と、を備え、プリンタドライバ装置のモニタ部は、プリンタのステータス情報を確認し、プリンタのICエンコーダユニットの準備フラグを確認すると、プリンタのICエンコーダユニットが準備完了状態であることをアプリケーションソフトウエアに送信し、プリンタドライバ装置のバイパス部が、アプリケーションソフトウエアのICエンコーダ部から情報データをプリンタ側に出力することを要旨とする。
【0021】
【発明の実施の形態】
次に、本発明における印刷制御システムの実施の形態を、ICカード用カードプリンタに適用し、図面に基づいて説明する。尚、基本的に実施の態様がSCSIインターフェースに限定されているが、すでにコンピュータ周辺機器においてカードプリンタのインターフェースにはセントロニクスやシリアル通信があることは誰でもが知る周知事実であり、また市場においても標準的なことであるので、プリンタドライバがスプール部を保有する現在においては、本発明がSCSIインターフェース以外にも適用できることは当業者であれば当然に理解に及ぶことである。
【0022】
(システム全体のハードウエア構成)
図1において、3はホストコンピュータとしての汎用のパーソナルコンピュータ(以下、単に「コンピュータ」と略称する。)、4はSCSIケーブル3aを介してコンピュータ3にSCSI接続された画像入力用のイメージスキャナ、5はモニターケーブル3bを介してコンピュータ3に接続されたモニタディスプレイ、6はキーボード、7はSCSIケーブル3cを介してコンピュータ3にカスケード接続されたカード作成装置(以下、「カードプリンタ」と称することもある。)、100はカード作成装置7に隣接されたコーティングユニットである。そして、本発明においては上記した装置機器等を統合して「カード発行システム」と総称する。
【0023】
尚、SCSIケーブル3a,3cによってコンピュータ3に接続されたイメージスキャナ4とカード作成装置7とはコンピュータ3に設置されたSCSIインターフェースによってコンピュータ3による制御が可能となっている。また、カード作成装置7に隣接されたコーティングユニット100はカード作成装置7に設けられたインターフェースによって制御(電源供給を含む)される。
【0024】
コンピュータ3にはハードディスク(図示せず)等が内蔵されている。ICカードを作成するに際しては、このハードディスクに記憶された画像取り込み及び形成用のアプリケーションソフトウエア(以下、単に「アプリケーション」と略称する。)に従って制御される。
【0025】
アプリケーション1はイメージスキャナ4から入力されたイメージ画像を、一旦モニタディスプレイ5上に写し出し、必要に応じて修正やトリミングを行う編集モードを有する。この修正やトリミングを行う場合、或いはイメージに対応するID情報データを取り込む場合には、キーボード6や図示を略するマウスなどのポインタデバイスによって行われる。
【0026】
尚、使用されるイメージ画像は、ビデオカメラ(図示せず)を利用したキャプチャ画像や、予めハードディスクやCDーROM等の媒体に記憶されたイメージ画像等を基にしてもかまわないのはいうまでもない。
【0027】
アプリケーション1は、所望のイメージデータと、これに対応するID情報データを取り込んで編集が完了すると、SCSIケーブル3a、イメージスキャナ4、SCSIケーブル3cを介してカード作成装置7にデータ発行と印刷命令発行を行う。この時、イメージスキャナ4に内蔵されているSCSIインターフェースは、バスフリーの状態である。
【0028】
(カード作成装置7)
カード作成装置7は、図2に示すように、1つ以上のICカード(以下、単に「カード」と略称する。)Cを収納供給するカード供給ユニット10と、カードCを搬送する搬送ユニット20と、カードCのICチップ(図示せず)にID情報データを記録するICエンコーダユニット30と、カードCに画像データを記録するプリントユニット40と、各ユニット20,30,40を含む動作要素を制御する制御装置50と、処理不良のカードCを排出するための不良カード排出部(リジェクトユニット)60と、記録完了したカードCの排出部70とを備えている。
【0029】
カード供給ユニット10とプリントユニット40とは搬送ユニット20を挟んで第1搬送路p1に沿って配設されている。また、搬送ユニット20には第1搬送路p1に直交する第2搬送路p2が設けられ、第1搬送路p1の下方にはICエンコーダユニット30を配した第3搬送路p3が平行に位置している。
【0030】
カード供給ユニット10は、多数のブランクカードCを収納可能なスタッカ12と、スタッカ12に設けられたカードCを送り出す繰り出しローラ14とを備え、この繰り出しローラ14を回転させることで、スタッカ12に積載されたブランクカードCが1枚ずつ第1搬送路p1に送り出される。
【0031】
カード搬送ユニット20は、第1搬送路p1上に位置する第1搬送部材20Aと、第3搬送路P3上に位置する第2搬送部材20Bを備えている。
【0032】
第1,第2搬送部材20A,20Bは、図3に示すように、それぞれカードCを搬送する通路Pを挟んで上下に対向する搬送ローラ22a,22b及び搬送ローラ23a,23bと、各搬送ローラ22a,22b,23a,23bを回転可能に保持する回転枠体24と、回転枠体24の回転軸24aに設けられた回転駆動手段26とを備えている。
【0033】
搬送ローラ22a,22b及び搬送ローラ23a,23bは、常時は夫々弾性的に接触している。ここでは搬送ローラ22aが回転駆動手段26によって回転される駆動ローラである。搬送ローラ23aも伝達手段を介して駆動することもできる。
【0034】
第1搬送部材20Aの回転枠体24の回転軸24aは第1搬送路p1と第2搬送路p2の交点に位置し、第2搬送部材20Bの回転枠体24の回転軸24aは第2搬送路p2と第3搬送路p3の交点に位置する。
【0035】
回転駆動手段26は、モータ26aと、モータ26aの回転運動を回転枠体24の回転軸24aに伝達する伝達手段26bと、回転軸24aに設けられた伝達選択クラッチ28aと伝達手段28bを含む駆動ローラ22aへの伝達手段28とを備えている。
【0036】
伝達選択クラッチ28aは、搬送ローラ22aにモータ26aの回転を伝達するか、或いは、回転枠体24を回転させるかを選択する機能を有し、一方向クラッチや電磁クラッチを組み合わせることで構成できる。即ち、伝達選択クラッチ28aによって、搬送ローラ22a,22b,23a,23bを回転させて通路Pに沿ってカードCを搬送するか、或いは、対向する搬送ローラ22a,22b,23a,23bの間にカードCを保持した状態で回転枠体24を回転軸24aを中心に回転させてカードCの方向を変えたり、または、裏返すことができる。
【0037】
第1搬送部材20Aと第2搬送部材20Bを夫々独立きせて制御駆動してもよく、また、制御の容易性と確実な動作性を得るために同時に同じ動作を実行させてもよい。第1搬送部材20Aと第2搬送部材20Bを同期駆動する場合は、ICエンコーダユニット30やプリントユニット49からカードCを送り出すタイミングを適宜制御すればよい。
【0038】
第1搬送部材20Aと第2搬送部材20Bとからなる搬送ユニット20によって、カード供給ユニット10から送り出されたカードCを第1搬送路p1に沿って搬送したり、第2搬送路p2を経て第3搬送路p3に送り込んだり、あるいは、カードCを裏返すことを選択的に実行できる。
【0039】
搬送ユニット20はカードセンサs1〜s6を有しており、搬送中のカードCの位置を特定できるようになっている。
【0040】
ICエンコーダユニット30は、第3搬送路p3に沿ってカードCを搬送する複数の搬送ローラ32と、カードCが備えたID情報データを電気的に読み込み/書き込みする接触子34を含む。
【0041】
プリントユニット40はサーマルプリンタを採用しているが、カードプリンタの種類を特に限定するものではない。プリントユニット40は、熱溶融型あるいは昇華型のインクリボン42と、サーマルヘッド44と、サーマルヘッド44と第1搬送路p1とを挟んで対向するプラテンローラ46とを主体としている。第1搬送路p1に沿って移動するカードCの表面にインクリボン42を介してサーマルヘッド44を押庄しながら、サーマルヘッド44の発熱素子を選択的に動作させることでインクリボン42のインク成分をカードCに熱転写し、これによって、文字、図形、写真などの所期の画像をカードC表面に形成することができる。
【0042】
プリントユニット40において写真などのカラー画像を、異なった原色インクを順に並べたインクリボンを用いてカードC上に重ね印刷する場合は、サーマルヘッド44を設けた印刷部にカードCをインクの色の数の回数だけ往復させる。
【0043】
ICエンコーダユニット30、プリントユニット40を含むカード作成装置7において、ブランクカードCに初期の情報を記録して情報カードCを作成する場合を図4に従って説明する。
【0044】
カード作成装置7にカードCに記録するID情報データを入力してカードC作成命令が与えられると、カード供給ユニット10のスタッカ12に収納された複数のブランクカードCから繰り出しローラ14を作動させてカードCを1枚、第1搬送路p1に送り出す(矢印a1)。
【0045】
この実施例では、最初にカードCにID情報データを電気記録した上で、画像データを印刷する。よって、カード供給ユニット10からのカードCは搬送ユニット20の第1搬送部材20Aに送られた後に第1搬送部20Aを90°回転させてカードCを第2搬送路p2に沿わせる(矢印a2)。
【0046】
しかる後に、カードCを第2搬送路P2へと進ませ、カードCが第2搬送部材20Bに到達したら、第2搬送部材20Bを90°回転させ(矢印a3)、第3搬送路p3にカードCを沿わせ、ICエンコーダユニット30に送り込む(矢印a4)。
【0047】
ICエンコーダユニット30でカードCに必要なID情報データを電気記録すると、再度読み出してベリファイする。ベリファイの結果、ICエンコーダユニット30での書き込みが適正であれば、ICエンコーダユニット30から第2搬送部材20Bおよび第1搬送部材20Aを経てプリントユニット40に送り込む(矢印a5〜a8)。
【0048】
プリントユニット40に送り込まれた適正カードCは、必要な画像印刷が施され、情報カードCが完成したら装置から送り出す(矢印a9)。
【0049】
一方、ICエンコーダユニット30でのベリファイで書き込みに不良が認められたら、不良カードCをICエンコーダユニット30から第2搬送部材20Bを通過させて不良カード排出部60に排出する(矢印a10)。
【0050】
ところで、図4に示したカード搬送経路は一例であって、図5に示すように処理の順序を変えることができる。即ち、図5では、先ずプリントユニット40でカードCに必要な画像印刷処理を施した上で、搬送ユニット20を介してICエンコーダユニット30にカードCを送る経路をとっている。異常カードCの処理手順も前記実施例と同じである。このようにカードCの搬送経路は必要に応じて適宜に改変可能である。
【0051】
尚、カード作成装置7に隣接され、カード作成装置7で作成されたカードCに保護フィルムをコーティングするコーティングユニット100は、熱接着性のコーティングフィルム102と、コーティングフィルム102を記録済みカードCの表面に熱接着するヒートローラ104を備えているが、本発明で構成および機能を限定するものではない。
【0052】
(カード編集処理)
カード作成装置7は、ICカード表面に顔写真等の画線データをサーマルヘッドにより階調印刷を行うプリントユニット40と、ICカード内のICメモリへ情報記録を行うICエンコーダユニット30と、各々の部位間をカード搬送行う搬送ユニット20とを備えている。
【0053】
また、カード作成装置7は、1つのメインプロセッサによりコントロールされている。情報を提供するアプリケーション1をOS上に搭載したホストコンピュータとSCSIケーブルで接続されるSCSIインターフェースとは、プロトコルが規格化されているが一部ベンダユニークな部分が開放されており、この開放部分を開発者がオリジナルデータとして利用することが可能である。
【0054】
ホストコンピュータには、読み取り面上に戴置された本や写真等の画像を読み取って電子データへと変換するスキャナや、立体物を2次元の映像に変換するカメラなどの画像入力機器が接続される。又、あらかじめハードディスクなどの記憶媒体に保持されているイメージデータに基づいて生成される画像もある。
【0055】
これらのイメージデータは、アプリケーション1によって合成・加工してカードC上に印刷するイメージにまとめ上げて編集する。
【0056】
イメージエディタ部の他に、このイメージデータに対応するID情報データや関連するデータをキャラクタ保持するID情報データの入力編集部がある。たとえば、イメージデータがある人物の顔写真であり、これに対応するID情報データとして名前や生年月日、性別といった具合である。
【0057】
以下、これ等常備されたデータがどの様に記録されるかについて述べる。
【0058】
アプリケーション1は従来のマルチタスク的動作を許容するためにカード作成装置7に対するスプール機能を有したスプール部2bを備えたプリンタドライバ2を使用するが、このスプール機能を用いると、いつの時点で記録が行われるのか不明になる。これを回避するために、本発明においては、カードプリンタ側からカードの処理状態を知らしめると共に、対象のICカードに記録された、或いはされるべきデータがどれであるかを特定できるように識別情報をプリンタドライバ83(図10参照)へ返せるようになっている。また、アプリケーション80は、ドライバ部83aを経てスプール部83bへとデータを渡し、カード作成装置7側へデータの引き渡しやプリント命令を与える。
【0059】
また、ICカードに記録するICエンコーダユニット30は、動作させる時点でリアルタイムに直接制御を行わねばならないため、プリンタドライバ83のドライバ部83a、スプール部83b及びモニタ部83cを経由しないバイパスBを介して行われる。一方、カード作成装置7側は、受け渡されたデータに応じて記録する受動データと、現有データや媒体種別に応じて生成される能動データとに分かれて構成されている。
【0060】
以下では、ハンドシェイク制御が必要で直接制御しなければならない状況を能動的と呼び、そうでないものを受動的と呼んでいる。具体的には、カード表面に記録する顔写真の様なイメージデータは受動的であり、ICカード内部に記録するID情報は能動的である。ID情報データが能動的である理由は以下の通りである。ID情報データを保持するICカードはその内容が容易に分析されたり改ざんできないように特殊な変換が行われており、この変換プロトコルを先ず知悉した後に、この手だてに応じてデータの記録を行うものである。又、ICカードに限ることなくそうであるが、同一メディアであってもバージョンが存在したり、異なるプロトコルメディアを同一に扱う方法としての一手法でもある。コンピュータは先ず初めにカード作成装置7がSCSIプロトコルとして接続成立するようにコネクショントライする。このバスコネクションが成立したら、先ず、カード作成装置7のステータスをチェックし、待機状態にあるか否かを調べる。ここまでの一連動作は、アプリケーション80がプリント設定をドライバ部83aを介してスプール部83bに対して発行するとスプール部83bがモニタ部83cと共同して自動的に行う。
【0061】
カード作成装置7が受け入れOKであれば、スプール部83bはそれまでにすでにアプリケーション80からデータを受け渡されていればイメージデータとID情報データをカード作成装置7に向けて発信することになる。
【0062】
ところが、先に述べてある様に、イメージデータはカード作成装置7に受け渡った後、カード作成装置7で責任を持って処理を行えばよいが、ID情報データは、先ず、ICエンコーダユニット30と手順を会話しなければならない。そこで、スプール部83bが印刷OKを示すとプリンタドライバ83はイメージデータをそのまま渡した後、ID情報データに対する手順をカード作成装置7へ問い合わせることになる。このためにプリンタドライバ83はSCSIインターフェースをダイレクトに制御するモードに切り替える。但し、この手順問い合わせは通常イニシャライズ時点のみ行われる。
【0063】
カード作成装置7は、イメージデータを一旦メモリすると共に上記問い合わせもICエンコーダユニット30へ流し情報の伝達を求める。情報のデータ列はICエンコーダユニット30内に設置されているユニットプロセッサが行うが、このICエンコーダユニット30は、シリアル回線を介してカードプリンタのファームコントロールを行うメインプロセッサ88に接続されており、ほとんどそのままの内容で、SCSIコントローラ87を制御して、ホストコンピュータのSCSIドライバ86と会話される。つまり、カード作成装置7全体をコントロールするメインプロセッサ88は、単にSCSIプロトコルに乗せるためのデータ列整形を行うのみである。この様にしてSCSIドライバ86はメインプロセッサ88と会話する中で、ID情報データの変換を行い所定の形式にしてカード作成装置7に送られる。カード作成装置7側は、処理を効率よく行うために、先のICエンコーダユニット30の手順応答をしている間もカードCの搬送、カードCの表面上へのイメージデータの印画、あるいは、ICエンコーダユニット30までの搬送等を並行処理している。
【0064】
さらに現実には、2枚のカードが並行して処理可能であるように、カードCの搬送制御を行う間に、次のカード用データが受け渡し可能なように構成されている。ここは、後述のプリンタドライバの動作説明において再度述べる。
【0065】
ICエンコーダユニット30にカードCが到達した時に、カード作成装置7は動作情報に対してカードの到達フラグをセットして、ホストコンピュータからの記録用データの受信を得た後、ICカード内部への記録に移行する。そのカード用データが受信されていない場合には、受信が得られるまでICカードはユニット内あるいはその手前で一旦停止を行い、データ受信が完了するまで待機する。
【0066】
そして、ICカードへのID情報データの記録が完了したら、カードCの表面上にイメージデータを印画して、排出部70から排出して一連の処理を完了したことになる。この完了動作時にメインプロセッサ88は一連の動作が完了したフラグをステータス上に保持し、アプリケーションもしくはドライバはこのステータスをチェックすることで完了したことを確認することが可能になる。
【0067】
次に、複数枚カードCを多重タスクする処理について記述する。
【0068】
制御装置50は、カード作成装置7に内蔵された形態をとっており、装置の制御パネル内に組み込むことが可能であるが、勿論、外部プロセッサで構築してもよく、制御装置50が制御対象の各処理ユニットを多重タスクで制御管理できる機能を持てばよい。
【0069】
制御装置50は主に、各処理ユニット10,20,30,40、さらには、コーティングユニット100に動作条件を設定し、且つ、各ユニット10,20,30,40,100におけるカードCの処理状態を監視すると共に、各ユニット10,20,30,40,100で所定の処理が完了すると、カードCの移動先のユニットにカードCに設定した属性および制御パラメータを引き渡すように、各ユニット10,20,30,40,100に対応した制御手段を備えている。この制御手段は、コンピュータ3などのプロセッサ内部メモリにおいて各ユニット10,20,30,40,100毎の複数領域に割り当てられてもよく、1つの領域にマルチタスク化して設定してもよい。また、プログラムソフトであっても良い。
【0070】
図8に示すように、カード作成装置7のカード供給ユニット10、搬送ユニット20、ICエンコーダユニット30、プリントユニット40、コーティングユニット100を箇々に動作制御する基本プログラムPGと各ユニットの制御パラメータPMがコンピュータのメモリ52などに設定される。
【0071】
一方で処理するカードCの特性、処理条件、記録データを含む属性データがメモリ52に確保されバンクBK1〜BK3に格納される。この実施例ではカード作成装置7で同時に処理可能なカードCが3枚であるとして、バンクを3つ確保しているが、メモリの空容量で任意に増減することができる。つまり、カード作成装置7で処理可能な枚数に制限はない。
【0072】
各ユニット10,20,30,40,100は独立したドライバDR1〜DR5によって独立してマルチタスクで駆動制御され、夫々のユニットにおいてカードCの処理状態が監視される。
【0073】
すなわち、図9のように、各ユニット10,20,30,40,100は夫々が独立して処理動作を実行し(ステップS1)、夫々に与えられたタスクが完了したかどうかを確認する(ステップS2)。
【0074】
このカード作成装置7においては、ICエンコーダユニット30と、プリントユニット40と、コーティングユニット100で同時にカードCの処理が可能である。
【0075】
図6ではICエンコーダユニット30でカードC2を、プリントユニット40でカードC1を処理している状態を示している。
【0076】
各ユニット10,20,30,40,100において所定のタスクが終了すると、次処理ユニットヘカードC毎に設定された属性データを転送する(ステップS3)。
【0077】
タスク終了チェックと同時に、カードC処理の異常(エラー)を監視する(ステップS4)。異常がなければ処理を続行し、異常が認められれば異常を除去する動作が実行される(ステップS5)。
【0078】
終段であるコーティングユニット100でタスクが終了すると、カード供給ユニット10にセットされた最終のカードCか否かを判断して(ステップS6)、処理を終えたカードCが最終カードCであれば全ての動作が終了し、装置の動作を停止する。
【0079】
次に、ステップS5における異常除去処理について説明する。
【0080】
異常が認められた場合、カード処理中の異常の種類、及び、異常を起こしたユニットによって、処理の方法が異なる。
【0081】
例えば、異常の一つの形態は、カードCがジャムを起こして搬送不能に陥った場合や、搬送タイミングにズレを起こした場合などの搬送エラーである。
【0082】
搬送エラーを起こした場合、カード作成装置7のアラーム機能で異常を報知すると共に、カード作成装置7の動作が自動的に一時中断する。そこで、カード作成装置7を開いてカードCを取り除く。この場合、エラーを起こしたユニットに設定されたエラーカードの属性データのみがクリアされ、他のユニットで処理中のカードCのデータは保持される。従って、装置の動作を再開させると、正常カードCのユニットのみが動作を続ける。
【0083】
ICエンコーダユニット30でカードCにID情報データを電気記録した上で、再度、記録データを読み出してベリファイするが、その結果、書き込みエラーが認められたら、エラーを起こしたカードCに対して引き続き処理を行わず、不良カード排出部60ヘエラーカードCを排出する(図7参照)。この時点で、装置に設定されていたこのエラーカードCの属性データのみがクリアされる。また、ICエンコーダユニット30以外での正常カードCの処理は継続される。
【0084】
【実施例】
このような処理を行うに際して、本発明の特徴の1つは、カードプリンタ(カード作成装置)7に与えられるデータを作成するアプリケーションを搭載したコンピュータに接続され、このコンピュータと処理対象のカードCのデータをやりとりする際、プリントユニット40で画像印刷する画像データと、ICエンコーダユニット30で電気記録されるID情報データとが、問題なく簡便に処理することが可能となるように、これ等データの関連付けを実現するためのタグ情報(対応ネーム)を付加することである。
【0085】
本発明の他の特徴は、タグ情報を付加することによって複数枚のカードCを装置内に取り込んで並列に処理した場合でもエラー発生時に状態遷移管理を複雑にすることなくエラー処理に対応することである。
【0086】
これ等の有用な機能を達成する様、コンピュータ内部に戴置されたアプリケーションはカード作成装置7にデータ発行する際、対象のカードCを識別するためのタグ情報を添付して送信すると共に、このタグ情報はメモリ内に格納され、又、アプリケーション側もしくはプリンタドライバ側からの要求に従って、保持しているタグ情報を返信することが可能となっている。
【0087】
この時、保持したタグ情報をそのまま返信しても良いし、この情報に基づいて適当な変換をかけた形式で返信しても良い。つまり、情報識別のエッセンスが含まれていれば形式にこだわらない。
【0088】
例えば、2つのコンピュータがSCSI接続された1つのカードプリンタを共有する場合に、SCSIのID番号とシリアル番号をバインドしたタグ情報である場合が想定できる。PCのセレクションをコントローラでまかなえるから、ID番号を省いてシリアル番号のみを返信することで十分である。
【0089】
オペレータがキーボード6を操作してデータ発行及び印刷命令を指示すると、アプリケーションが所定の手順に従ってSCSIインターフェースを経由してカード作成装置7に対して論理的接続を開始する。
【0090】
図10は、この実施例で示す制御系のブロック図、図11と図12は上記図10の動作説明を手順的に流れ図化したものである。以下、これらの図に基づいてプリンタドライバを中心とした手順を説明する。
【0091】
80はコンピュータ3のハードディスク等に記憶されたアプリケーション、81はこのアプリケーション80のプリンタ部、82はアプリケーション80のICエンコーダ部、83はコンピュータ3のハードディスクに記憶されたプリンタドライバであり、83aはドライバ部、83bはスプール部、83cはモニタ部で構成される。これら、ドライバ部83a、スプール部83b、モニタ部83cを総称してプリンタドライバ83と呼んでいる。
【0092】
このプリンタドライバ83には、アプリケーション80から直接SCSIドライバ86にデータ送受信できるようにバイパスBが配設されている。上記したSCSIドライバ86はコンピュータ3に設置されたSCSIインターフェースカードに応じたSCSIドライバである。
【0093】
このように、アプリケーション80のICエンコーダ部82は、上記したバイパスBを使用することで、プリンタドライバ83のドライバ部83a、スプール部83b、及びモニタ部83c等を経由することなく、SCSIドライバ86を介してカード作成装置7側と直接データの授受を行うことができる。
【0094】
また、87はカード作成装置7の制御装置50に設置されたSCSIコントローラ、88は同じくメインプロセッサ、89はメモリである。
【0095】
詳細は省略するがバスフリーな状態からSCSIドライバ86がカード作成装置7のSCSIコントローラ87とハンドシェイク完了すると、すでにアプリケーション80からドライバ部83aを経由してスプール部83bにスプールされているイメージデータをSCSIドライバ86を介してカード作成装置7へ送信する。これ等は主にアプリケーション80の内、プリンタ部81が役割を受け持つ。
【0096】
アプリケーション80はカード作成装置7の状態に関わらずプリンタドライバ83のドライバ部83aに対してデータ受け渡しが出来る。この時に印刷関係データに合わせて識別用のタグ情報を送る。一方プリンタドライバ83のモニタ部83cはアプリケーション80の印刷要求に応じて、カード作成装置7の状態を確認する。準備が出来ていると、一旦アプリケーション80に準備完了を伝えると共に、上記タグ情報を送り返し、アプリケーション80がこのタグ情報を確認して許可をすると、モニタ部83c経由でSCSIドライバ86からデータ送信を行う。
【0097】
一方、アプリケーション80のICエンコーダ部82は、SCSIドライバ86がコネクション成立した事を認知すると、ICエンコーダユニット30に対して制御を開始する。
【0098】
図11と図12に詳細を記載したが、一連の印刷データとICエンコーダ用データとはステップを異ならせてカード作成装置7に受け渡される。まず、カード作成装置7が準備できていることをモニタ部83cが確認すると、すでにプリンタ部81,ドライバ部83aを経由してスプール部83bにスプールされた印刷データを送信する。このデータを受け取ったカード作成装置7は、プリントユニット40で印刷処理を行うべくメモリに情報を保管する。
【0099】
一方この後、カード作成装置7のステータス情報を確認してICエンコーダユニット30用の準備フラグが確認されると、さらにタグ情報を取得して対象のカードを特定する。
【0100】
プリンタドライバ83はバイパスBを許可し、アプリケーション80は、対象のカードに対するカードの内部に書き込むデータとしてICエンコーダユニット30に情報データを送る。
【0101】
ICエンコーダユニット30へのデータであるID情報データは機密性の必要なデータであることが多い為、たとえば直接アスキーコードで記されたものの様に第3者等が容易に解読/改ざん可能とならないようにする為に、その取り込み手順も含め、符号変換されている。この為、アプリケーション80側で用意したID情報データを送信する前に、特定の手順のもとに、符号変換ルールを知悉していなければならない。
【0102】
従って、カード作成装置7内のメインプロセッサ88は、ICエンコーダユニット30やプリントユニット40にデータを引き渡して処理を行うためのものであるが、上述した符号変換ルールを知悉する過程では、ICエンコーダユニット30内に持つユニット用プロセッサからデータバスを介してメインプロセッサ88へ送信されたデータをSCSIプロトコルへ乗せるためのコマンド変換を行うのみである。アプリケーション80のICエンコーダ部82は、以上の手続きを経てID情報データの送信形態を確定する。
【0103】
ところで、このICエンコーダ部82に対する応答をしている間でも、アプリケーション80は複数のカードCに対するデータを順次プリンタ部81よりスプール部83bよりスプールし、モニタ部83cはカード作成装置7のステータスに応じて許容可能枚数分のイメージデータを送り込む。従って、アプリケーション80側で送っているイメージデータとID情報データとの間に同時性が失われるため、所定のカードCに対するイメージデータとID情報データとの間を結び付けるための識別子を用意する。これがタグ情報である。
【0104】
タグ情報は、複数枚のカードC間でユニークなものでなくてはならない為、発行シリアルナンバーの様に通し番号などが用いられるが、通し番号に限定することなく個人ナンバーに日付を加えたものなど種々考えられる。
【0105】
しかしながら、アプリケーションソフトが複数切り替えられながら動作しているケースであると、アプリケーション毎の識別子を追加しておくことが必要になる。よって、ケース毎に必要最低限の情報が変わり、また、システム特有の規定に応じてカードプリンタ(カード作成装置)7からの返信タグ情報が送られたものと同一でなくても良い場合がある。(例はすでに述べた。)少し戻って補足すると、アプリケーション80のプリンタ部81からイメージデータが発行された時、そのヘッダーとして、このタグ情報が付加される。そして、カード作成装置7のICエンコーダユニット30に送るID情報データが確定すると、ICエンコーダ部82は、カード作成装置7のSCSIコントローラ87よりステータスデータを参照することによって、アプリケーション80がカード作成装置7側(ICエンコーダユニット30)にデータを送るべくSCSIドライバ86に対してデータを送信するタイミングを計る。
【0106】
このステータスデータのデータ列の中に、ICエンコーダユニット30に書き込み対象のカードCが搬入されて書き込み準備が完了したことを示すICフラグがある。このICフラグが“0”から“1”へと変化すると準備完了であり、アプリケーション80のICエンコーダ部82はICフラグを監視することで送信タイミングを知る。ICフラグが“1”になり送信可能となると、先ず、ステータスのリザーブ部に格納される対象カードCのタグ情報を参照する。このタグ情報に一致したタグ情報を持つID情報データを引き出し、ICエンコーダ部82はSCSIインターフェース(SCSIドライバ86並びにSCSIコントローラ87)とメインプロセッサ88を介してICエンコーダユニット30に取り込み指令する。
【0107】
以上をまとめると、プリンタ部81はカードプリンタ(カード作成装置)7にカードCが搬入されたステータスに応じてタグ情報を付けたイメージデータを送る。一方、ICエンコーダ部82は、ICエンコーダユニット30(カード作成装置7)側との会話の後に、ID情報データを確定すると対応するタグ情報を付して保存し、ICエンコーダユニット30にカードCが搬入されるのを待つ。
【0108】
すでに述べた様に、カードプリンタ(カード作成装置)7に搬入されたカードCには、先に、ICエンコードデータが書き込まれ、ベリファイの成功の後、イメージデータのカラー印画処理に渡される。これはイメージデータのカラー印刷に用いられるインクリボンは、消耗品であり、かつ、ICエンコーダユニット30への書き込みミスに比べると印画ミスの方が発生率が低いため、先にICエンコードの取り込みを行えば不良カードに直面するなどしてID情報データの書き込みエラーが生じてもインクリボンを無駄にしないで済むという理由がある。しかしながら、先にイメージデータを印画し、プリントユニットへ搬入、処理した後にICエンコーダユニット30に搬入処理することがあってもかまわない。
【0109】
また、実施の態様がSCSIインターフェースに限定されているとはいえ、すでにコンピュータ周辺機器においてカードプリンタのインターフェースにはセントロニクスやシリアル通信があることは誰でもが知る周知事実であり、また市場においても標準的なことであるので、プリンタドライバがスプール部を保有する現在においては、本発明がSCSIインターフェース以外にも適用できることは当業者であれば当然に理解に及ぶことである。
【0110】
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係わる印刷制御システムを示し、システム全体の正面図である。
【図2】 同じく、カードプリンタ7の縦断面図である。
【図3】 同じく、搬送ユニットの搬送部材の斜視図である。
【図4】 同じく、カード搬送経路の一例の説明図である。
【図5】 同じく、カード搬送経路の他例の説明図である。
【図6】 同じく、ICエンコーダユニット30とプリントユニット40とで異なったカードを処理している状態の説明図である。
【図7】 同じく、エラーを起こした不良カードを不良カード排出部から排出している状態の説明図である。
【図8】 同じく、印刷制御システム全体のブロック図である。
【図9】 同じく、印刷処理のエラーを監視するフローチャートである。
【図10】 同じく、要部の制御ブロックである。
【図11】 アプリケーションソフト80、プリンタドライバ83、カードプリンタ7の間のデータ授受手順を示すフローチャートである。
【図12】 ICエンコーダユニット30を直接制御するモードに切り替える手順を示すフローチャートである。
【図13】 従来のカードプリンタ制御における、プリンタドライバソフトウエア2のブロック図である。
【符号の説明】
3…ホストコンピュータ
7…カード作成装置(カードプリンタ)
80…アプリケーションソフトウエア
83…ドライバ装置(プリンタドライバ)
83a…ドライバ部
83b…スプール部
83c…モニタ部
86…SCSIドライバ

Claims (17)

  1. アプリケーションソフトウエアからの情報データを、インターフェースドライバを介して下位装置のプリンタに出力するプリンタドライバ装置の出力処理方法において、
    前記情報データを前記プリンタの形態に合わせて印刷命令情報へと変換し、この変換した印刷命令情報を一旦蓄積し、前記プリンタの動作状態を監視して、動作可能状態であることを確認した後に蓄積した前記印刷命令情報を前記プリンタ側に出力する間接出力ステップと、
    前記情報データを、前記変換及び蓄積処理することなく前記プリンタ側に直接的に出力する直接出力ステップと、を備え、
    前記間接出力ステップにおいて、蓄積した前記印刷命令情報の出力に先立ち、前記プリンタが動作可能状態であることを前記アプリケーションソフトウエアに送信し、前記アプリケーションソフトウエアの許可の下で前記印刷命令情報を出力することを特徴とするプリンタドライバ装置の出力処理方法。
  2. 前記アプリケーションソフトウエアからの情報データには識別用のタグ情報が付加されており、前記プリンタが動作可能状態であることを前記アプリケーションソフトウエアに送信する際には、少なくとも前記タグ情報が送信されて、前記アプリケーションソフトウエアが前記タグ情報を確認し、印刷命令の許可が与えられて前記印刷命令情報を出力することを特徴とする請求項1に記載のプリンタドライバ装置の出力処理方法。
  3. 前記情報データは、前記プリンタのプリントユニットがICカードの表面に印刷記録するためのイメージデータと、前記プリンタのICエンコーダユニットがカード内部に記録するID情報データと、を少なくとも有し、前記間接出力ステップでは前記イメージデータを前記プリンタ側に出力し、前記直接出力ステップでは前記ID情報データを前記プリンタ側に出力することを特徴とする請求項2に記載のプリンタドライバ装置の出力処理方法。
  4. 前記直接出力ステップにおいて、前記プリンタ側への前記ID情報データの出力に先立ち、前記プリンタのステータス情報を確認し、前記プリンタの前記ICエンコーダユニットの準備フラグが確認されると、前記イメージデータに添付された前記タグ情報に対応した前記ID情報データが前記アプリケーションソフトウエアから前記プリンタ側へ出力されることを特徴とする請求項3に記載のプリンタドライバ装置の出力処理方法。
  5. 前記プリンタのステータス情報を確認する際に、前記プリンタの前記ICエンコーダユニット内に処理対象のカードが搬入されると前記ICエンコーダユニットの準備フラグが準備完了を示すように変化して、前記間接出力ステップから前記直接出力ステップへと切り替わることを特徴とする請求項4に記載のプリンタドライバ装置の出力処理方法。
  6. アプリケーションソフトウエアからの情報データを、インターフェースドライバを介して下位装置のプリントユニットとICエンコーダユニットとを有するプリンタに出力するプリンタドライバ装置の出力処理方法において、
    前記情報データを前記プリンタの形態に合わせて印刷命令情報へと変換し、この変換した印刷命令情報を一旦蓄積し、前記プリンタの動作状態を監視して、動作可能状態であることを確認した後に蓄積した前記印刷命令情報を前記プリンタ側に出力する間接出力ステップと、
    前記情報データを、前記変換及び蓄積処理することなく前記プリンタ側に直接的に出力する直接出力ステップと、を備え、
    前記直接出力ステップにおいて、前記プリンタ側への前記情報データの出力に先立ち、前記プリンタのステータス情報を確認し、前記プリンタの前記ICエンコーダユニットの準備フラグが確認されると、前記プリンタの前記ICエンコーダユニットが準備完了状態であることを前記アプリケーションソフトウエアに送信し、前記アプリケーションソフトウエアから前記情報データを前記プリンタ側に出力することを特徴とするプリンタドライバ装置の出力処理方法。
  7. アプリケーションソフトウエアからの情報データを、インターフェースドライバを介して下位装置のプリンタに出力するプリンタドライバ装置において、
    前記情報データを前記プリンタの形態に合わせて印刷命令情報へと変換するドライバ部と、
    前記ドライバ部により変換された前記印刷命令情報を一旦蓄積するスプール部と、
    前記プリンタの動作状態を監視して、動作可能状態であることを確認した後に前記スプール部により蓄積された前記印刷命令情報を前記プリンタ側に出力するモニタ部と、
    前記ドライバ部、前記スプール部及び前記モニタ部を経由せずに、前記情報データを前記アプリケーションソフトウエアから前記プリンタ側に直接的に出力可能なバイパス部と、を備え、
    前記モニタ部からの前記プリンタの動作可能状態であることの返信を受けて発せられる前記アプリケーションソフトウエアの許可の下で、前記モニタ部が前記印刷命令情報を出力することを特徴とするプリンタドライバ装置。
  8. 前記アプリケーションソフトウエアからの情報データには識別用のタグ情報が付加されており、前記プリンタが動作可能状態であることを前記アプリケーションソフトウエアに返信する際には、少なくとも前記タグ情報を返信することを特徴とする請求項7に記載のプリンタドライバ装置。
  9. 前記情報データは、前記プリンタのプリントユニットがICカードの表面に印刷記録するためのイメージデータと、前記プリンタのICエンコーダユニットがカード内部に記録するID情報データと、を少なくとも有し、前記モニタ部は前記イメージデータを前記プリンタ側に出力し、前記バイパス部により前記ID情報データが前記プリンタ側に出力されることを特徴とする請求項8に記載のプリンタドライバ装置。
  10. 前記モニタ部は、前記プリンタのステータス情報を確認して前記プリンタの前記ICエンコーダユニットの準備フラグを確認すると、当該イメージデータに添付された前記タグ情報を前記アプリケーションソフトウエアに向けて返信し、前記バイパス部は、前記アプリケーションソフトウエアによって引き出された、前記タグ情報に対応した前記ID情報データを前記アプリケーションソフトウエアから前記プリンタ側へ出力することを特徴とする請求項9に記載のプリンタドライバ装置。
  11. 前記モニタ部により前記ICエンコーダユニットの準備フラグが確認されたときにのみ、前記バイパス部の使用を許可することを特徴とする請求項10に記載のプリンタドライバ装置。
  12. アプリケーションソフトウエアからの情報データを、インターフェースドライバを介して下位装置のプリントユニットとICエンコーダユニットとを有するプリンタに出力するプリンタドライバ装置において、
    前記情報データを前記プリンタの形態に合わせて印刷命令情報へと変換するドライバ部と、
    前記ドライバ部により変換された前記印刷命令情報を一旦蓄積するスプール部と、
    前記プリンタの動作状態を監視して、動作可能状態であることを確認した後に前記スプール部により蓄積された前記印刷命令情報を前記プリンタ側に出力するモニタ部と、
    前記ドライバ部、前記スプール部及び前記モニタ部を経由せずに、前記情報データを前記アプリケーションソフトウエアから前記プリンタ側に直接的に出力可能なバイパス部と、を備え、
    前記モニタ部は、前記プリンタのステータス情報を確認し、前記プリンタの前記ICエンコーダユニットの準備フラグを確認すると、前記プリンタの前記ICエンコーダユニットが準備完了状態であることを前記アプリケーションソフトウエアに送信し、前記バイパス部が、前記アプリケーションソフトウエアから前記情報データを前記プリンタ側に出力することを特徴とするプリンタドライバ装置。
  13. 少なくともプリンタ部とICエンコーダ部とを有し、情報データを出力するアプリケーションソフトウエアと、
    ICカードの表面にデータを印刷記録するプリントユニットと、前記ICカードの内部にデータを記録するICエンコーダユニットと、を有するカードプリンタと、
    前記アプリケーションソフトウエアの前記プリンタ部から出力された前記情報データを前記カードプリンタの形態に合わせて印刷命令情報へと変換するドライバ部と、前記ドライバ部により変換された前記印刷命令情報を一旦蓄積するスプール部と、前記カードプリンタの動作状態を監視して、動作可能状態であることを確認した後に前記スプール部により蓄積された前記印刷命令情報をインターフェースドライバを介して前記カードプリンタ側に出力するモニタ部と、前記ドライバ部と前記スプール部及び前記モニタ部を経由せずに、前記情報データを前記アプリケーションソフトウエアの前記ICエンコーダ部から前記インターフェースドライバを介して前記プリンタ側に直接的に出力可能なバイパス部と、を有するプリンタドライバ装置と、を備え、
    前記プリンタドライバ装置の前記モニタ部からの前記カードプリンタの動作可能状態であることの返信を受けて、前記アプリケーションソフトウエアが許可を行う下で、前記モニタ部が前記印刷命令情報を前記カードプリンタ側に出力することを特徴とするカード発行システム。
  14. 前記情報データは、前記カードプリンタの前記プリントユニットが前記ICカードの表面に印刷記録するためのイメージデータと、前記カードプリンタの前記ICエンコーダユニットが前記カード内部に記録するID情報データと、を少なくとも有し、前記アプリケーションソフトウエアの前記プリンタ部から出力される前記イメージデータには識別用のタグ情報が付加されていることを特徴とする請求項13に記載のカード発行システム。
  15. 前記プリンタドライバ装置の前記モニタ部により、前記カードプリンタが動作可能状態であることを前記アプリケーションソフトウエアに返信する際には少なくとも前記タグ情報を返信し、前記アプリケーションソフトウエアが前記タグ情報を確認して許可を行うことにより、前記プリンタドライバ装置の前記モニタ部が前記印刷命令情報を前記カードプリンタ側に出力することを特徴とする請求項14に記載のカード発行システム。
  16. 更に、前記プリンタドライバ装置の前記モニタ部は、前記カードプリンタのステータス情報を確認して前記カードプリンタの前記ICエンコーダユニットの準備フラグを確認すると、当該イメージデータに添付された前記タグ情報を前記アプリケーションソフトウエアに向けて返信し、前記プリンタドライバ装置の前記バイパス部は、前記アプリケーションソフトウエアによって引き出された、前記タグ情報に対応した前記ID情報データを前記アプリケーションソフトウエアの前記ICエンコーダ部から前記カードプリンタ側へ出力することを特徴とする請求項15に記載のカード発行システム。
  17. 少なくともプリンタ部とICエンコーダ部とを有し、情報データを出力するアプリケーションソフトウエアと、
    ICカードの表面にデータを印刷記録するプリントユニットと、前記ICカードの内部にデータを記録するICエンコーダユニットと、を有するカードプリンタと、
    前記アプリケーションソフトウエアの前記プリンタ部から出力された前記情報データを前記カードプリンタの形態に合わせて印刷命令情報へと変換するドライバ部と、前記ドライバ部により変換された前記印刷命令情報を一旦蓄積するスプール部と、前記カードプリンタの動作状態を監視して、動作可能状態であることを確認した後に前記スプール部により蓄積された前記印刷命令情報をインターフェースドライバを介して前記カードプリンタ側に出力するモニタ部と、前記ドライバ部と前記スプール部及び前記モニタ部を経由せずに、前記情報データを前記アプリケーションソフトウエアの前記ICエンコーダ部から前記インターフェースドライバを介して前記プリンタ側に直接的に出力可能なバイパス部と、を有するプリンタドライバ装置と、を備え、
    前記プリンタドライバ装置の前記モニタ部は、前記プリンタのステータス情報を確認し、前記プリンタの前記ICエンコーダユニットの準備フラグを確認すると、前記プリンタの前記ICエンコーダユニットが準備完了状態であることを前記アプリケーションソフトウエアに送信し、前記プリンタドライバ装置の前記バイパス部が、前記アプリケーションソフトウエアの前記ICエンコーダ部から前記情報データを前記プリンタ側に出力することを特徴とするカード発行システム。
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