JP3614302B2 - 情報記録装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、IDカードなどの情報記録媒体を作成する装置に関するもので、特に、複数のカードに各種情報データを磁気的に書き込んだり、あるいは、印刷するなどの複数の処理プロセスで同時に複数のカードを作成処理できる情報カード作成装置などの情報記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
広く利用されているクレジットカード、免許証、各種IDカードなどの記録媒体には、様々な情報、たとえば、書き換えを要する一時情報データ、あるいは、個人識別番号などの情報を磁気信号で、あるいは、バーコードや、カード所有者の顔写真などの画像情報は印刷で記録されている。また、カードの記録面に必要に応じて保護フィルムがコーティングされる。
【0003】
従来は、カードに画像情報を印刷するカードプリンタや、情報データを磁気的に書き込むエンコーダが夫々単独で用いられていた。カードプリンタにはカードの両面に印刷を施す機能を備えた装置もあり、この場合、装置内部でカードを自動的に反転させる機構が必要となる。これらの機能、つまり、情報磁気記録、画像印刷、カード反転、さらには、保護コーティングなどの処理ユニットを複合的に、かつ、コンパクトに組み込んだ多機能のカード作成装置も広範に利用されつつある(米国特許第5,636,928号、同第5,768,143号など)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記ごとき多機能カード作成装置において、カード作成の高速化への要求がある。情報カードを高速で作成するには装置の動作速度を速めればよいが、装置動作の高速化は物理的に限界があることと、ジャムなどのエラーを起こしやすくなる不都合がある。
【0005】
そこで、カード作成装置内部の複数の処理ユニットに連続的に処理対象のカードを送り込み、各処理ユニットで同時にカードの処理を実行する方法が考えられる。この場合、処理ユニットの数だけ実質的にカードの処理能力は倍増するが、同時処理を実行しているカード作成装置が何らかのエラーを起こした場合の対応が容易ではない。
【0006】
一例として、カード作成装置の磁気エンコードユニットと印刷ユニットにカードが存在し、夫々、磁気情報書き込み処理と画像印刷処理が実行されている時に、磁気エンコードユニットでカードへの情報書き込みにエラーが発生した場合、エラーカードは破棄対象となり、従来の装置では動作が停止するか、あるいは、自動的にエラー部に排出される。いずれにしても、エラーを起こすと、複合機能を有する従来のカード作成装置では制御システムも含めて装置全体が初期化される。結果として、印刷ユニットで処理されるカードに対しても処理が継続されることなく、エラー扱いになる。この時点で、磁気エンコーダで処理していたカードに適正な情報データの書き込みが行われなくなる。
【0007】
したがって、従来のカード作成装置では、内部の複数処理ユニットのどこかでエラーが発生すると、装置内部に存在する正常カードを含む全てのカードを排出させ、且つ、装置の全ての設定を初期化する必要があり、単に処理の効率が低下するばかりでなく、処理中の正常カードをも破棄せざるを得ず、無駄が生じるなどの不都合があった。
【0008】
そこで、本発明は、記録媒体を並列処理する際には各々の記録媒体が他の記録媒体の処理内容や処理動作に依存することなく処理できるようにして、処理時間の短縮を図るようにするとともに、エラー発生時にはエラーが生じた記録媒体以外の記録媒体には影響を及ぼさないようにして、エラーに伴う記録媒体の廃棄を最小限に留めるようにする。また、エラーが発生した場合、その記録媒体が有していた属性データをそのまま情報記録装置内で保持し、これを新規な記録媒体に供することで、制御装置の処理負担を軽減することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本発明による情報記録装置は、カードなどの記録媒体毎に記録されるべき情報並びに複数の処理ユニットにおける処理動作情報を含む属性データを設定する手段と、複数の処理ユニットを夫々制御する1以上の制御手段とを備え、前記処理ユニット間を移動する記録媒体に合わせて記録媒体の属性データを移動対象ユニットの制御手段に転送して当該記録媒体の処理状況を管理するするとともに、エラーを起こしたユニットに設定されたエラー記録媒体の属性データのみをクリアし、エラーを起こしたユニット以外の記録媒体処理中のユニットにおける記録媒体の属性データを保持して処理動作を継続することを特徴とする。
【0010】
また、記録媒体を収納供給する記録媒体供給ユニットと、記録媒体を搬送する搬送ユニットと、記録媒体に各種情報データを記録する1以上の記録ユニットと、前記搬送ユニット、記録ユニットを夫々独立して制御する制御装置とりより構成してもよい。
【0011】
記録ユニットとして、記録媒体に磁気情報データを記録する磁気エンコードユニットや、記録媒体に画像データを記録するプリントユニットがある。また、記録処理完了記録媒体の記録面を保護被覆コートするための保護コーティングユニットを情報記録装置に一体に組み込むか、あるいは、外付けしてシステムを構成してもよい。
【0012】
磁気エンコードユニットおよびプリントユニットが記録媒体の一方面のみに情報データを記録させる機能を有する場合、記録媒体搬送ユニットに搬送記録媒体を裏返す機能を付与することで、記録媒体のどちらか一方面あるいは両面に必要な情報を選択的に記録することができる。
【0013】
制御装置は、記録媒体供給ユニット、搬送ユニット、磁気エンコードユニット、プリントユニット、さらには、保護コーティングユニットの夫々を独立して多重タスク制御する。個々の処理ユニットにおいて記録媒体を処理するための記録媒体固有の属性および制御パラメータを設定し、記録媒体が別の処理ユニットに移動した時に記録媒体固有の属性および制御パラメータを次の処理ユニットに引き渡す。これによって、複数のユニットで異なった記録媒体を同時に処理でき、記録媒体の作成能率が倍増する。
【0014】
いずれかの処理ユニットにおいて記録媒体処理にエラーが生じると、制御装置によってエラーを認識し、エラー発生を報知する。制御装置は、エラーの発生状況に応じて、エラー記録媒体をエラー記録媒体排出部に送り出すか、あるいは、手動でエラー原因を除去する。
【0015】
いずれの場合でも、装置の動作を一時中断するか否かに拘わらず、正常動作を行っている処理ユニットにおける処理記録媒体固有の属性および制御パラメータを保持する。これによって、エラー発生記録媒体の排出、あるいは、エラー原因を除去した時点で、エラーを起こしたユニット以外の正常動作ユニットではエラー発生前の状態に復帰し、正常記録媒体の処理を継続する。これによって、処理ユニットのどこかでエラーが発生しても、記録媒体の作成効率を著しく低下させることがない。
【0016】
【発明の実施の形態】
本発明は複数の記録媒体を複数の処理ユニットで同時に多重タスク処理可能な情報記録装置例えばカード作成装置であって、記録媒体に様々な記録情報データを磁気記録、光学記録、電子デジタル記録、画像印刷などの1以上の形態で記録する技術に関するものである。ここでは記録方法を限定するものでなく、あらゆる記録方法が適用可能である。
【0017】
また、記録媒体として個人情報などの各種情報データを書き込んだIDカードやクレジットカードなどのプラスチックカードあるいは電子メモリを収めたICカードなどを想定しているが、記録媒体の大きさ、種類を限定するものではない。特に、本発明のカード作成装置は、記録媒体としてのカードベースの少なくとも一方面に文字、図形、写真などの視認可能な情報データをプリントしたり、あるいは、カードベースの少なくとも一方面に設けた磁気ストライプに磁気符号情報データを書き込む機能を備えているが、ICカードの内蔵電子メモリにデジタル信号などで情報データを書き込む機能を持たせることも可能である。
【0018】
一例として図1および図2に示した本発明のカード作成装置は、IDカードに情報データを記録する複数のユニットを有し、図示の実施例では磁気記録する第1の記録ユニットと、写真や文字などの画像データを印刷記録する第2の記録ユニットを有するが、これらのみに限定するものではない。また、カード作成装置1で作成されたカードに保護フィルムをコーティングするユニット100を外付けすることができる。
【0019】
図示の実施例におけるカード作成装置1は、1以上のカードを収納供給するカード供給ユニット10と、カードを搬送する搬送ユニット(反転ユニット)20と、第1の記録ユニットとしてカードに磁気情報データを記録する磁気エンコードユニット30と、第2の記録ユニットとしてカードに画像データを記録するプリントユニット40と、前記搬送ユニット20と、磁気エンコードユニット30と、プリントユニット40を含む動作要素を制御する制御装置50よりなる。図中、60は処理不良のカードを排出するための不良カード排出部(リジェクトユニット)であり、70は記録完了したカードの排出部である。
【0020】
図示の実施例ではカード作成装置1のケーシング1aの内部にカード供給ユニット10、搬送ユニット20、磁気エンコードユニット30、プリントユニット40、制御装置50を収納して、コーティングユニット100を外部に設けているが、発明の概念にケーシング1aの存在は特に重要ではない。即ち、前記実施例では処理ユニットとして、カード供給ユニット10、搬送ユニット20、磁気エンコードユニット30、プリントユニット40等を示したが、処理ユニットは物理的にユニット単位で区分けされている必要はなく、機能毎に区分けされていても良い。また、各ユニットの配置順序は任意であり、特に限定するものではない。
【0021】
この実施例では、カード供給ユニット10とプリントユニット40が搬送ユニット20を挟んで第1搬送路p1に沿って配設され、搬送ユニット20に第1搬送路p1に直交する第2搬送路p2が設けられ、第1搬送路p1の下方に磁気エンコードユニット30を配した第3搬送路p3が平行に位置している。
【0022】
カード供給ユニット10は、多数のブランクカードを収納可能なスタッカ12と、スタッカ12に設けられたカードを送り出す繰り出しローラ14よりなる。繰り出しローラ14を回転させることで、スタッカ12に積載されたブランクカードが1枚ずつ第1搬送路p1に送り出される。
【0023】
カード搬送ユニット20は、第1搬送路p1上に位置する第1搬送部材20Aと、第3搬送路p3上に位置する第2搬送部材20Bを備えている。
【0024】
これら第1、第2搬送部材20A、20Bは夫々、図3に詳細に示すように、カードCを搬送する通路Pを挟んで上下に対をなす搬送ローラ22a、22b、23a、23bと、搬送ローラを回転可能に保持する回転枠体24と、回転枠体24の回転軸24aに設けられた回転駆動手段26とからなる。
【0025】
通路Pを挟んで対向する搬送ローラ22a、22b、23a、23bは夫々弾発的に接触している。ここでは搬送ローラ22aが回転駆動手段26によって回転される駆動ローラである。搬送ローラ23aも伝達手段を介して駆動することもできる。
【0026】
第1搬送部材20Aの回転枠体24の回転軸24aは第1搬送路p1と第2搬送路p2の交点に位置し、第2搬送部材20Bの回転枠体24の回転軸24aは第2搬送路p2と第3搬送路p3の交点に位置する。
【0027】
回転駆動手段26は、モータ26aと、モータ26aの回転運動を回転枠体24の回転軸24aに伝達する伝達手段26bと、回転軸24aに設けられた伝達選択クラッチ28aと伝達手段28bを含む駆動ローラ22aへの伝達手段28とからなる。
【0028】
伝達選択クラッチ28aは搬送ローラ22aにモータ26aの回転を伝達するか、あるいは、回転枠体24を回転させるかを選択する機能を有し、一方クラッチや電磁クラッチを組み合わせることで構成できる。つまり、伝達選択クラッチ28aによって、搬送ローラ22a、22b、23a、23bを回転させて通路Pに沿ってカードCを搬送するか、あるいは、対向する搬送ローラ22a、22b、23a、23bの間にカードを保持した状態で回転枠体24を回転軸24aを中心に回転させてカードの方向を変えたり、または、裏返すことができる。
【0029】
第1搬送部材20Aと第2搬送部材20Bを夫々独立させて制御駆動してもよく、また、制御の容易性と確実な動作性を得るために同時に同じ動作を実行させてもよい。第1搬送部材20Aと第2搬送部材20Bを同期駆動する場合は、磁気エンコードユニット30やプリントユニット40からカードを送り出すタイミングを適宜制御すればよい。
【0030】
上記第1搬送部材20Aと第2搬送部材20Bよりなる搬送ユニット20によって、カード供給ユニット10から送り出されたカードを第1搬送路p1に沿って搬送したり、第2搬送路p2を経て第3搬送路p3に送り込んだり、あるいは、カードを裏返すことを選択的に実行できる。
【0031】
搬送ユニット20はカードセンサs1〜s6を有しており、搬送ユニット中に存在するカードの位置を特定できるようになっている。
【0032】
磁気エンコードユニット30は、第3搬送路p3に沿ってカードCを搬送する複数の搬送ローラ32と、カードが備えた磁気記録ストラップに情報データを磁気的に読み込み/書き込みする磁気ヘッド34を含む。
【0033】
この実施例におけるプリントユニット40はサーマルプリンタを採用しているが、プリンタの種類を特に限定するものではない。ここでのサーマルプリンタは、熱溶融型あるいは昇華型のインクリボン42と、サーマルヘッド44と、サーマルヘッド44と第1搬送路p1を挟んで対向するプラテンローラ46とを主体としてなる。第1搬送路p1に沿って移動するカードの表面にインクリボン42を介してサーマルヘッド44を押圧しながら、サーマルヘッド44の発熱素子を選択的に動作させることでインクリボン42のインク成分をカードに熱転写し、これによって、文字、図形、写真などの所期の画像をカード表面に形成することができる。
【0034】
プリントユニット40において写真などのカラー画像を、異なった原色インクを順に並べたインクリボンを用いてカード上に重ね印刷する場合は、サーマルヘッド44を設けた印刷部にカードをインクの色の数の回数だけ往復させる。
【0035】
上記磁気エンコードユニット30、プリントユニット40を含むカード作成装置において、ブランクカードに所期の情報を記録して情報カードを作成する場合を図4に従って説明する。
【0036】
カード作成装置1にカードに記録する情報データを入力してカード作成命令が与えられると、カード供給ユニット10のスタッカ12に収納された複数のブランクカードから繰り出しローラ14を作動させてカードCを1枚、第1搬送路p1に送り出す(矢印a1)。この実施例では、最初にカードに情報データを磁気記録した上で、画像データを印刷する。よって、カード供給ユニット10からのカードCは搬送ユニット20の第1搬送部材20Aに送られた後に第1搬送部20Aを90゜回転させてカードを第2搬送路p2に沿わせる(矢印a2)。
【0037】
しかる後に、カードを第2搬送路p2を進ませ、カードが第2搬送部材20Bに到達したら、第2搬送部材20Bを90゜回転させ(矢印a3)、第3搬送路p3にカードを沿わせ、磁気エンコードユニット30に送り込む(矢印a4)。
【0038】
磁気エンコードユニット30でカードに必要な情報データを磁気記録すると、再度読み出してベリファイする。ベリファイの結果、磁気エンコードユニット30での書き込みが適正であれば、磁気エンコードユニット30から第2搬送部材20Bおよび第1搬送部材20Aを経てプリントユニット40に送り込む(矢印a5−a8)。
【0039】
プリントユニット40に送り込まれた適正カードは必要な画像印刷が施され、所期の情報カードが完成したら装置から送り出す(矢印a9)。
【0040】
一方、磁気エンコードユニット30でのベリファイで書き込みに不良が認められたら、不良カードを磁気エンコードユニット30から第2搬送部材20Bを通過させて不良カード排出部60に排出する(矢印a10)。
【0041】
図4に示したカード搬送経路は一例であって、図5に示すように処理の順序を変えることができる。すなわち、図5では、先ずプリントユニット40でカードに必要な画像印刷処理を施した上で、搬送ユニット20を介して磁気エンコードユニット30にカードを送る経路をとっている。異常カードの処理手順も前記実施例と同じである。このようにカードの搬送経路は必要に応じて適宜に改変可能である。
【0042】
本発明の特徴の一つは、上記した1以上の処理が同時に実行されることである。つまり、一例として図6に示すように、カード作成装置1が稼働している状態で、複数のカードc1、c2が装置内に存在し、夫々が独立した制御条件で処理することができる。図において、先行カードc1がプリントユニット40で印刷処理されており、後続カードc2が磁気エンコードユニット30で磁気記録処理されている。
【0043】
本発明のもう一つの特徴は、装置内で処理中の複数のカードの一枚に異常が生じた場合、本発明のカード作成装置1は異常カードを適切に処分しながらも他の正常なカードの処理に影響を及ぼさないことである。たとえば、磁気エンコードユニット30でカードc2に異常が見られた場合、図7に示すように異常カードc2は第2搬送部材20Bを通過して不良カード排出部60に排出されるが、この時プリントユニット40でカードc1が印刷処理中でも中断されることなく処理が実行される。
【0044】
これらの有用な機能を達成するよう制御装置50で監視制御している。
【0045】
図2における制御装置50はカード作成装置1に内蔵された形態をとっており、装置の制御パネル内に組み込むことが可能であるが、勿論、外部プロセッサで構築してもよく、制御装置50が制御対象の各処理ユニットを多重タスクで制御管理できる機能を持てばよい。
【0046】
制御装置50は主に、各処理ユニット10、20、30、40、さらには、コーティングユニット100に動作条件を設定し、且つ、各ユニットにおけるカードの処理状態を監視すると共に、各ユニットで所定の処理が完了するとカードの移動先の処理ユニットにカードに設定した属性および制御パラメータを引き渡す各処理ユニットの制御手段を備えている。制御手段はコンピュータなどのプロセッサ内部メモリにおいて各処理ユニット毎の複数領域に割り当てられてもよく、あるいは、1つの領域にマルチタスク化して設定してもよい。また、プログラムソフトであっても良い。
【0047】
なお、図示の実施例におけるコーティングユニット100は、熱接着性のコーティングフィルム102と、コーティングフィルム102を記録済みカードの表面に熱接着するヒートローラ104を備えているが、本発明で構成および機能を限定するものではない。
【0048】
次に、図8および図9に従って制御装置に設定された本発明特有の機能を説明する。
【0049】
図8に示すように、カード作成装置1のカード供給ユニット10、搬送ユニット20、磁気エンコードユニット30、プリントユニット40、コーティングユニット100を箇々に動作制御する基本プログラムPGと各ユニットの制御パラメータPMがコンピュータのメモリ52などに設定される。
【0050】
一方で処理するカードの特性、処理条件、記録データを含む属性データがメモリ52に確保されバンクBK1〜BK3に格納される。この実施例ではカード作成装置1で同時に処理可能なカードが3枚であるとして、バンクを3つ確保しているが、メモリの空容量で任意に増減できる。つまり、カード作成装置で処理可能な枚数に制限はない。
【0051】
図8のように各処理ユニット10、20、30、40およびユニット100は独立したドライバDR1〜DR5によって独立してマルチタスクで駆動制御され、夫々のユニットにおいてカードの処理状態が監視される。
【0052】
すなわち、図9のように、各ユニット10、20、30、40および100は夫々が独立して処理動作を実行し(S1)、夫々に与えられたタスクが完了したかどうかを確認する(S2)。
【0053】
図2に示すカード作成装置1においては、磁気エンコードユニット30と、プリントユニット40と、コーティングユニット100で同時にカードの処理が可能である。図6に、磁気エンコードユニット30でカードc2を、プリントユニット40でカードc1を処理している状態を示している。
【0054】
カード処理ユニットにおいて所定のタスクが終了すると、カードを移動させるユニットへカード毎に設定された属性データを転送する(S3)。
【0055】
タスク終了チェックと同時に、カード処理の異常を監視する(S4)。異常がなければ処理を続行し、異常が認められれば異常を除去する動作が実行される(S5)。
【0056】
終段であるコーティングユニット100でタスクが終了すると、最終カードか否かを判断して(S6)、処理を終えたカードが最終カードであれば全ての動作が終了し、装置の動作を停止する。
【0057】
ステップS5における異常除去処理について説明する。
【0058】
異常が認められた場合、カード処理中の異常の種類、及び、異常を起こしたユニットによって、処理の方法が異なる。
【0059】
異常の一つの形態は、カードがジャムを起こして搬送不能に陥った場合や、搬送タイミングにズレを起こした場合などの搬送エラーである。
【0060】
搬送エラーを起こした場合、装置のアラーム機能で異常を報知すると共に、装置の動作を自動的に一時中断する。そこで、装置を開いてカードを取り除く。この場合、エラーを起こしたユニットに設定されたエラーカードの属性データのみがクリアされ、他のユニットで処理中のカードのデータは保持される。したがって、装置の動作を再開させると、正常カードの処理ユニットのみが動作を続ける。
【0061】
磁気エンコードユニット30でカードに情報データを磁気記録した上で、再度、記録データを読み出してベリファイするが、その結果、書き込みエラーが認められたら、エラーを起こしたカードに対して引き続き処理を行わず、不良カード排出部60へエラーカードを排出する(図7)。この時点で、装置に設定されていたこのエラーカードの属性データのみがクリアされる。
【0062】
磁気エンコードユニット30で情報書き込みエラーを起こした場合、磁気エンコードユニット以外での正常カードの処理は継続される。
【0063】
なお、特定ユニットにおいてカード搬送のタイミングに異常を来した時は、必ずしも装置を停止させて異常カードを取り出す必要はない。この場合、カードの属性データにエラーフラッグを追加して、以後、このカードについて処理を行わず、記録完了カード排出部70に排出する際に装置のアラーム機能で不良を報知する。必要に応じて、装置のアラーム機能によってエラーカードに不良マークを付してもよい。
【0064】
上記実施例によれば、カード供給ユニット10、搬送ユニット20、磁気エンコードユニット30、プリントユニット40、保護コーティングユニット100などの複数の処理ユニットにおいて同時に複数のカードを処理することができ、しかも、いずれかのユニットにおいて処理に異常を来した場合でも、同時に処理されている他のカードの処理に影響を及ぼすことなく、処理を続行でき、必要に応じて、エラーカードを不良カード排出部60に排出したり、あるいは、エラーを容易に認識できる有用な効果を奏する。また、処理中に搬送不良を起こして装置を停止せざるを得なくなっても、エラーカード以外の同時処理中の正常カードの処理データは保持され、異常を除去した後に処理を再開すると、正常カードの処理は継続される。このように、複数カードを同時処理可能な機能による情報カードの作成能率が高まると共に、万一、処理異常を起こしても正常カードを破棄しなくてもよいので合理性を達成できる。
【0065】
次に、制御方法の他の実施例について説明する。尚、情報カード作成装置の基本構成は前記実施例と同様である。
【0066】
図10に示した例では情報カード作成装置には同時に制御可能なカード制御モジュール例えばメモリが3個(ROOM1,2,3)あり、また処理ユニット数が5個(UNIT1〜5)ある。パソコンPCから印刷要求をI/Fモジュールが受けると、I/Fモジュールは空いているカード制御モジュール、例えばROOM1に対して印刷要求を行い、カードの属性をテーブル化したのち、UNIT1(供給ユニット10)にアドレスを渡す。カードの属性テーブル(属性データ)の内容は、例えばカードの位置情報や動作情報、各ユニットに要求される処理情報や処理パラメータなどである。
【0067】
UNIT1では渡された属性テーブルの内容(情報群1)にしたがってカード処理を行っていく。UNIT1でのカード処理が終了すると、UNIT2に上記ROOM1のアドレスの引き渡しを行う。このとき、処理内容に応じて属性テーブル内の情報が更新されていく。ROOM1のカード制御モジュールは、書き換えられた属性テーブルの内容(情報群2)からカードに要求され処理情報を判断することができる。このようにして各ユニットでの処理が終了するたびに、属性テーブル内の情報を更新しながらROOM1のアドレスを次の処理ユニットに引き渡し、最終的にUNIT5までの処理を行う。
【0068】
そして、各ユニットでのカード処理が正常に終了した時、又は途中でエラーが発生した時にはROOM1のアドレスがI/Fモジュールに返却される。エラーによる不良カードの排出(リジェクト)の場合にはI/Fモジュールがエラーカードの処理情報を保持したまま、空いているカード制御モジュールに対して印刷要求を行い、保持してあるエラーカードの処理情報をカードの属性としてテーブル化する。各処理ユニットでは、アドレスの引き渡しによって新規なカードに対して同じ情報に基づいた処理がなされることになる。
【0069】
次に、具体的な制御方法を、図11乃至図15のフローチヤートに基づいて説明する。
【0070】
先ず、カードの基本的な処理について説明する。図11に示すように、パソコンPCからの制御ルーチンによって印刷要求(S1)があると、カードの属性データ(カードコンディション)が作成(S2)される。そして、カードが搬送ユニット20で待機しているか否かを判断(S3)する。有りと判断されると、搬送ユニット20にカードの排出要求(S4)が出され、無いと判断されると供給ユニット10にカードの排出要求(S5)が出される。
【0071】
処理カードのアドレスが渡された供給ユニット10では、図12のように先ず属性データを受け取った後、搬送/エンコードユニットでの状態が判断(K1)され、カード供給が可能であると、供給ユニット10からカードが排出(K2)され、制御パラメータと一緒にアドレスが搬送/エンコードユニットに引き渡される。このとき、処理内容に応じて属性データの情報内容も書き換えられる。
【0072】
なお、搬送/エンコードユニットは、搬送ユニット20及びエンコードユニット30を合わせたもので、処理動作上は一体のものとして作用する。
【0073】
搬送/エンコードユニットは、図13に示したように、属性データを供給ユニット10から受け取ったあとカードエントリが行われ(T1)、次いで搬送/エンコードユニットでの処理内容について判断される(T8)。エンコードユニット30での処理が含まれていると判断されるとエンコード処理(T3)がなされる。そして、搬送/エンコードユニット判断(T8)を介して、排出先の判断(T9)でプリントユニット40への排出が選択される。
【0074】
動作情報としてプリントユニット40での状態が判断され(T10)、先行カードの存在が既になくエントリが可能であると判断されると、搬送ユニット20を介してプリントユニット40にカードが排出される(T5)。その時、属性データの内容が再び書き換えられて制御パラメータと一緒にアドレスがプリントユニット40に引き渡される。
【0075】
プリントユニット40は、図14に示したように、属性データを搬送/エンコードユニットから受け取ったあとカードエントリが行われ(P1)、次いでプリントユニット40での処理内容について判断される(P7)。印刷処理などの要求がある場合にはカード表面に画像形成などの印刷処理をしたのち(P2)、排出先が判断される(P8)。
【0076】
コーティングユニット100への排出が選択されると、動作情報としてコーティングユニット100での待機状態が判断され(P10)、先行カードの存在が既になくエントリが可能であると判断されると、コーティングユニット100にカードが排出される(P4)。その時、属性データの内容が再び書き換えられて制御パラメータと一緒にアドレスがコーティングユニット100に引き渡される。
【0077】
コーティングユニット100は、図15に示したように、属性データをプリントユニット40から受け取ったあとカードエントリが行われ(H1)、コーティングユニット100での処理内容が判断される(H6)。そして、保護フィルムによる表面処理などの要求がある場合には、ヒートローラ104によるラミネート処理(H2)が行われたのち、排出先が判断される(H7)。片面印刷の場合には印刷完了が選択されて排出部70にカードが搬送され(H14)、印刷が終了する(H5)。
【0078】
一方、両面印刷するような場合には、先の排出先の判断(H7)においてプリントユニット40が選択され、プリントユニット40での状態が判断されたあと(H8)、コーティングユニット100から再びプリントユニット40に逆搬送される(H3)。
【0079】
プリントユニット40では図14のように再び属性データの受け渡しが行われる。そして、プリントユニット処理判断(P7)でプリント処理の要求なしの判断がされたのち、排出先判断(P8)では搬送ユニット20への搬送が選択され、搬送/エンコードユニットの状態が判断(P9)されて、エントリ待ちとなる。
【0080】
図13において、プリントユニット40から搬送/エンコードユニットへの搬送がなされると、再び属性データの受け渡しが行われたのち搬送/エンコード処理の判断がなされ(T8)、第1搬送部材20Aでカードを180度反転して裏表を逆転し(T2)、印刷終了(T6)とする。そして、排出先が判断(T9)され、プリントユニット40への排出が選択される。
【0081】
プリントユニット40では、図15のように表面と同様の処理方法によって裏面側に印刷を施し、再びコーティングユニット100に送り込んでラミネート加工を行ったのち、排出部70に搬送(H4)されて印刷が終了する(H5)。なお、裏面側を処理する際のプリントユニット40及びコーティングユニット100での処理情報の内容は、表面のそれとは異なっており、書き換えられた内容が属性データによって受け渡される。
【0082】
次に、並列処理中にカードエラーが生じた時の制御について説明する。先ず、エンコードユニット30内で発生したエラーについて説明する。図13に示したように、カードに磁気記録を書き込むエンコード処理中(T3)にエラーが発生すると、エラーカードの処理を停止する(T13)。他のカードは動作上の支障が生じるまで動作を継続しその後停止する(T14)。
【0083】
リセットボタンでエラーを復帰させると、排出先判断(T9)において不良カード排出部60が選択され、カードが不良カード排出部60から排出される(T4)。そのカードは途中で印刷が終了(T7)して廃棄される。
【0084】
この結果は、先行するカードに何ら影響を及ぼすことがなく、リセットボタンによるエラー復帰とともに、そのまま処理が続行される。
【0085】
次に、プリントユニット40内で発生したにエラーについて説明する。図14に示したように、カード表面に画像形成などするプリント処理中(P2)にエラーが発生すると、プリントユニット40が停止する(P11)。リセットボタンを押してエラー復帰させると、排出先判断(P8)において搬送ユニット20への排出が選択され(P9)、カードが搬送ユニット20に逆搬送される(P3)。
【0086】
2枚目のカードはプリントユニット40への受け渡しの処理に移った時、プリントユニット40がエラー停止しているために停止する。この間、搬送/エンコードユニット内に残っているカードは、現在の動作を一旦停止する。
【0087】
図13のように搬送/エンコードユニットでは、前述したように排出先判断(T9)で不良カード排出部60への排出が選択され、不良カード排出部60からエラーカードが排出されて(T4)、印刷が終了する(T7)。リセットボタンでのエラー復帰によりカード退避(T12)が選択され、エラーカードが不良カード排出部60から排出されるのを待つ。先行カードが排出されたのを受けてプリントユニット40ヘ排出され(T5)、属性データの受け渡しが行われる。
【0088】
次に、コーティングユニット100でカードエラーが発生した場合について説明する。図15に示したように、コーティングユニット100での処理中(H2)にエラーが発生すると、コーティングユニット100が一旦停止する(H9又はP10)。リセットボタンを押してエラーを復帰させると、排出先判断(H7)においてプリントユニット40へのカード排出が選択され(H8)、カードがプリントユニット40に逆搬送される(H3)。プリントユニット40では、図14のようにプリント処理が要求されることなく、排出先判断(P8)において搬送/エンコードユニットへの排出が選択され(P9)、カードが搬送/エンコードユニットに逆搬送される(P3)。搬送/エンコードユニットでの処理は、プリンタユニット40で発生したカードエラーの時と同じであり、不良カード排出部60への排出が選択されてエラーカードが排出される(T4)。
【0089】
この間、プリントユニット40内に残っているカードは、図14に示したように、現在の動作を一旦停止するが(P13)、リセットボタンでのエラー復帰により搬送/エンコードユニットへのカード排出が選択されて(P9)、搬送/エンコードユニットに排出される(P3)。
【0090】
搬送/エンコードユニットでは、図13に示したように、排出ユニット判断(T9)においてカード退避(T12)が選択され、コーティングユニット100でのエラーカードが不良カード排出部60から排出されるのを待つ。そして、エラーカードが排出されたのを受けてプリントユニット40ヘ排出され(T5)、さらにプリント要求することなくコーティングユニット100に搬送されて、ラミネート処理が施される。なお、コーティングユニット100でのエラー発生時に、上述したプリントユニット40内だけでなく搬送/エンコードユニットにもカードが残っていた場合には、両方のカードが一緒にエンコードユニット30内に退避して、エラーカードの不良カード排出部60からの排出を待つ。
【0091】
図2の実施例では搬送ユニット20をカード搬送ユニット10とプリントユニット40との間に設けたが、搬送ユニット20をプリントユニット40とコーティングユニット100との間に配置しても良い。このような配置における並列処理手順としては、先ず供給ユニット10から送り出されたカードは、プリントユニット40での処理を済ませてから第1搬送部材20A及び第2搬送部材20Bを介してエンコードユニット30内に搬送され、磁気記録処理が行われる。磁気記録処理を行っている間に次のカードがプリントユニット40に送り込まれて処理される。磁気記録処理が終了したカードは、再び第1搬送部材20A及び第2搬送部材20Bを介してコーティングユニット100に搬送され、印刷面にラミネート処理が施される。この間、次のカードはエンコードユニット30に送り込まれて磁気記録処理が行われる。
【0092】
図2の実施例では、磁気エンコードユニット30とプリントユニット40を上下に配して、いずれかのユニットに搬送ユニット20によって選択的に送り込んでいたが、図16に示すカード作成装置1のように、カード供給ユニット210、プリントユニット220、反転機能を有する搬送ユニット230、磁気エンコードユニット240、保護コーティングユニット250を直線的に配置してもよい。これらユニットの配列順に制約はなく、どの順に並べてもよい。また、ここではプリントユニット220を1つ設けただけであるが、必要な印刷インクの種類に応じて複数並設してもよい。
【0093】
また、この実施例での搬送ユニット230はカードを反転させてプリントユニット220に送り返し、カードの両面印刷に適用するための手段であるが、両面印刷を要しないのであれば省略可能である。
【0094】
図16の実施例によれば、全てのユニットにカードが同時に存在し、夫々で決められた処理を同時に実行させることも可能であり、高いカード作成能率を得ることができると共に、本発明の機能を設定した制御装置260によって、いずれかのユニットで処理異常が発生しても他の正常なユニットに影響を及ぼさず処理を継続することができる合理性が確保できる。
【0095】
なお、上記実施例では、記録対象の媒体を特に各種IDカードなどの薄厚の小型矩形状の板材を想定して本発明を説明したが、記録媒体の形状、大きさ、材質を特に限定するものではなく、本発明は、複数の処理ユニットで同時に並行処理されるいかなる形態の記録媒体に適用可能である。
【0096】
本発明をある程度詳細に最良の実施態様について説明したが、その好ましい実施態様についてのこの説明は構造の詳細については変えてあるので、構成要素の組み合わせと配列とは以下に請求する本発明の精神と範囲に反することなく種々に改変することを妨げるものではない。
【0097】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用するカード作成装置の一例を概略的に示した斜視図である。
【図2】本発明のカード作成装置の一実施例における動作概念を説明する概略構成図である。
【図3】図2の装置における搬送ユニットを概略説明する部分斜視図である。
【図4】図2の装置におけるカード搬送経路の一例を示す概略説明図である。
【図5】図2の装置におけるカード搬送経路の他の例を示す概略説明図である。
【図6】図2の装置で複数カードを同時処理している状態を示す概略説明図である。
【図7】図6の複数カードを同時処理においてエラーカード排出状態を示す概略説明図である。
【図8】本発明によるカード作成装置における制御装置の概念構成図である。
【図9】図8の制御装置の動作を概略説明するフローチャートである。
【図10】本発明の他の実施例における概念説明図である。
【図11】図10の実施例におけるスタート時の処理手順を示すフローチャート図である。
【図12】図10の実施例における供給ユニットでの処理手順を示すフローチャート図である。
【図13】図10の実施例における搬送/エンコードユニットでの処理手順を示すフローチャート図である。
【図14】図10の実施例におけるプリントユニットでの処理手順を示すフローチャート図である。
【図15】図10の実施例におけるコーティングユニットでの処理手順を示すフローチャート図である。
【図16】本発明に係る情報記録装置の第2の実施例を示す概略構成図である。
【符号の説明】
1 カード作成装置
10 カード供給ユニット10
20 搬送ユニット
30 磁気エンコードユニット30
40 プリントユニット40
50 制御装置
60 不良カード排出部
70 排出部
100 コーティングユニット

Claims (3)

  1. 1以上の記録媒体を複数の処理ユニット間を移動させて記録媒体に情報を記録する情報記録装置であって、各記録媒体毎に記録されるべき情報並びに前記処理ユニットにおける処理動作情報を含む属性データを設定する手段と、複数の処理ユニットを夫々制御する1以上の制御手段とを備え、前記処理ユニット間を移動する記録媒体に合わせて記録媒体の属性データを移動対象ユニットの制御手段に転送して当該記録媒体の処理状況を管理するとともに、エラーを起こしたユニットに設定されたエラー記録媒体の属性データのみをクリアし、エラーを起こしたユニット以外の記録媒体処理中のユニットにおける記録媒体の属性データを保持して処理動作を継続することを特徴とする情報記録装置。
  2. 1以上の記録媒体に複数の工程を並行して処理する情報記録装置であって、各工程の処理を行う複数の処理ユニットと、処理される記録媒体の記録されるべき情報並びに前記処理ユニットにおける処理動作情報を含む属性データを設定するとともに前記複数のユニットを夫々制御する1以上の制御手段とからなり、前記各処理ユニット間を移動する処理記録媒体に合わせて記録媒体の属性データを移動対象のユニットの前記制御手段間で転送させ、設定された属性データに基づいて各処理ユニットで記録媒体を処理するとともに当該記録媒体の処理状況を管理する一方、エラーを起こしたユニットに設定されたエラー記録媒体の属性データのみをクリアし、エラーを起こしたユニット以外の記録媒体処理中のユニットにおける記録媒体の属性データを保持して処理動作を継続することを特徴とする情報記録装置。
  3. 夫々が特定の特性および記録情報データ並びに処理動作情報を含む属性データを有する1以上の記録媒体を同時に処理する情報記録装置であって、1以上の記録媒体を収納供給する記録媒体供給ユニットと、記録媒体を搬送する搬送ユニットと、記録媒体に情報データを記録する1以上の記録ユニットと、処理される記録媒体の属性データを設定するとともに前記記録媒体供給ユニット、前記搬送ユニット、前記1以上の記録ユニットを夫々独立して制御する各ユニットの1以上の制御手段を含む制御装置よりなり、記録媒体処理される各処理ユニットの夫々に処理される記録媒体の属性データを設定し、前記搬送ユニ ット及び前記1以上の記録ユニットを移動する処理記録媒体に合わせて記録媒体の属性データを移動対象のユニットの前記制御手段間で転送させ、設定属性データに基づいて各処理ユニットで記録媒体を処理するとともに当該記録媒体の処理状況を管理する一方、エラーを起こしたユニットに設定されたエラー記録媒体の属性データのみをクリアし、エラーを起こしたユニット以外の記録媒体処理中のユニットにおける記録媒体の属性データを保持して処理動作を継続することを特徴とする情報記録装置。
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