JP3736962B2 - 評価用半導体装置及びそれを用いたデバイスパラメータ抽出装置 - Google Patents

評価用半導体装置及びそれを用いたデバイスパラメータ抽出装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、いわゆるLDD(Lightly Doped Drain)構造の電界効果型トランジスタの回路シミュレーション用パラメータを求めるための評価用半導体装置及びそれを用いたデバイスパラメータ抽出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
回路シミュレーションを行うにあたっては、SPICE(Simulation Program with IC Emphasis )シミュレータなどの回路シミュレータに組み込まれたデバイスモデルが実際のデバイス特性を再現するように、トランジスタ特性等のパラメータ抽出が行われる。この抽出されたパラメータに基づき回路シミュレーションを行うことで、回路特性等が算出される。このトランジスタ特性等を示すパラメータは、回路シミュレーションにおいて重要なファクタであり、特に重要なファクタとなるパラメータは、実際に試作されたサンプルを実測し、その結果によって求められている。
【0003】
電界効果トランジスタの回路シミュレーション用パラメータであるピンチオフ領域長を正確に求めるデバイスパラメータ抽出装置が、特公平7−73129号公報に提案されている。このデバイスパラメータ抽出装置は、試作された複数のゲート長が異なる電界効果トランジスタを用いて、各電界効果トランジスタにゲート電圧を印加して抵抗値を算出する。そして、デバイスパラメータ抽出装置は、これらの抵抗値とゲート長と関係に基づきピンチオフ点を算出して、回路シミュレーションのパラメータとなるドレイン領域からピンチオフ点までのピンチオフ領域長を算出している。
【0004】
また、電界効果トランジスタの実効的チャネル長等の回路シミュレーション用パラメータを求める方法が、特開昭54−26667号公報に提案されている。この方法は、試作されたゲート長の異なる複数の電界効果トランジスタについて、ドレイン電圧が微小なときのソース・ドレイン間の抵抗値をそれぞれ測定することで前記パラメータを算出している。
【0005】
ところで、近年、MIS(Metal Insulator Semiconductor )型或いはMOS(Metal Oxide Semiconductor )型の電界効果トランジスタにおいては、ドレイン領域の端部における電界集中を緩和するために、ソース及びドレインを形成する高濃度不純物拡散領域のゲート電極側に前記高濃度不純物拡散領域よりも不純物の濃度が低い低濃度不純物拡散領域を設けたいわゆるLDD構造の電界効果トランジスタが用いられている。このLDD構造の電界効果トランジスタに関するパラメータも回路シミュレーションを行う場合には必要であり、特に、このLDD構造の電界効果トランジスタにおいては、ドレイン電流に影響を及ぼす低濃度不純物拡散領域の抵抗値を示すパラメータを求めることが、回路シミュレーションを精度よく行うためには必要とされている。
【0006】
前記LDD構造の電界効果型トランジスタの低濃度不純物拡散領域の抵抗値を評価可能な評価用素子が、特開平6−236912号公報に提案されている。この評価用素子には、少なくとも2個のダミーゲート電極が互いに近接するように形成されており、そのダミーゲート電極間に不純物を注入し低濃度不純物拡散領域が形成され、その低濃度不純物拡散領域上にダミーサイドウォールが形成されている。そして、ダミーゲート電極間の抵抗値を測定することで、低濃度不純物拡散領域における抵抗値を抽出している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
上述の特公平7−73129号公報に提案されているデバイスパラメータ抽出装置で行われる手法、又は特開昭54−26667号公報に提案されている方法を用いて、LDD構造の評価用電界効果トランジスタの低濃度不純物拡散領域、高濃度不純物拡散領域、コンタクト抵抗、及び配線抵抗を含む寄生抵抗値を求めることはできる。しかし、前述の手法又は方法では、LDD構造の電界効果トランジスタの構成について考慮したものではないので、回路シミュレーションにおいて重要なパラメータである低濃度不純物拡散領域の抵抗値だけを求めることはできない。従って、ドレイン電流に影響を及ぼす低濃度不純物拡散領域の抵抗値を示すパラメータを求めることはできず、回路シミュレーションの精度を向上させることができないという問題がある。
【0008】
また、特開平6−236912号公報に提案されている評価用素子を用いて、LDD構造の評価用電界効果トランジスタの低濃度不純物拡散領域の抵抗値を示すパラメータを求めることも考えられる。しかし、LDD構造の電界効果トランジスタでは、高濃度不純物拡散領域の形成時の横方向拡散によって、低濃度不純物拡散領域と高濃度不純物拡散領域との間における不純物の濃度分布は段階的になっている。前記評価用素子を用いる場合には、低濃度不純物拡散領域の濃度分布が均一な部分の抵抗値しか求めることができないので、低濃度不純物拡散領域と高濃度不純物拡散領域との間における段階的な不純物の濃度分布が反映された抵抗値を求めることができないという問題がある。
【0009】
また、前記評価用素子で求めた低濃度不純物拡散領域の抵抗値を用いてLDD構造の低濃度不純物拡散領域の抵抗値を求める場合、対象となるLDD構造の電界効果トランジスタの低濃度不純物拡散領域の長さを求める必要がある、しかしながら、この低濃度不純物拡散領域の正確な長さを求めることは、低濃度不純物拡散領域と高濃度不純物拡散領域との間では、不純物の濃度分布が段階的であるため困難である。このため前記評価用素子では、正確な低濃度不純物拡散領域の抵抗値を算出することができず、回路シミュレーションの精度を向上させることができないという問題がある。
【0010】
この発明は、上述した従来の問題点に鑑みてなされたものにして、回路シミュレーションの精度を向上させるために、いわゆるLDD構造の電界効果トランジスタにおける低濃度不純物拡散領域の抵抗値を正確に求めることができる評価用半導体装置及びそれを用いたデバイスパラメータ抽出装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
この発明の評価用半導体装置は、電界効果トランジスタのソース及びドレインを形成する高濃度不純物拡散領域のゲート電極側に隣接して前記高濃度不純物拡散領域よりも不純物の濃度が低い低濃度不純物拡散領域が設けられる評価用半導体装置において、ソース側の第1の位置でソースの不純物拡散領域とオーミックコンタクトする第1ソース評価用電極及びドレイン側の第1の位置でドレインの不純物拡散領域とオーミックコンタクトする第1ドレイン評価用電極を備えるとともに、ソース側の第2の位置でソースの不純物拡散領域とオーミックコンタクトする第2ソース評価用電極及びドレイン側の第2の位置でドレインの不純物拡散領域とオーミックコンタクトする第2ドレイン評価用電極を備え、前記第1の位置はゲート電極から前記高濃度不純物拡散領域と前記低濃度不純物拡散領域との境界部分に近接した位置、前記第2の位置はゲート電極から第1の位置よりも遠い位置であることを特徴とする。
【0012】
上述の構成によれば、第1ソース評価用電極及び第1ドレイン評価用電極と、第2ソース評価用電極及び第2ドレイン評価用電極を用いて評価用半導体装置の電気的特性を測定することで、前記LDD領域の抵抗値を算出することができる。これによって、低濃度不純物拡散領域と高濃度不純物拡散領域との間の段階的な濃度分布を加味した前記LDD領域の抵抗値を求めることができる。この抵抗値を回路シミュレーション用パラメータとして用いることで、回路シミュレーションの精度の向上を図ることができる。
【0013】
また、第1ソース評価用電極と第2ソース評価用電極の間、又は第1ドレイン評価用電極と第2ドレイン評価用電極の間の抵抗値を求めることで、高濃度不純物拡散領域の抵抗、コンタクト抵抗、及び配線抵抗を含む電極間抵抗値を算出することができる。
【0014】
また、前記ゲート電極から前記第1の位置までの距離は、デザインルールで規定される最小間隔幅であってもよい。
【0015】
第1ソース評価用電極及び第1ドレイン評価用電極がオーミットコンタクトする第1の位置を、低濃度不純物拡散領域のより正確な抵抗値を算出するために、低濃度不純物拡散領域と高濃度不純物拡散領域との境界部分に設定することが好ましい。しかし、ゲート電極と前記境界部分との間の距離は、デザインルールで規定される最小間隔幅よりも小さい。従って、第1ソース評価用電極及び第1ドレイン評価用電極が前記境界部分でオーミックコンタクトするように構成することは困難である。そこで、第1の位置をゲート電極からデザインルールで規定される最小間隔幅の位置に設定することで、第1ソース評価用電極及び第1ドレイン評価用電極が前記境界部分に可能な限り近い第1の位置でオーミットコンタクトするように構成することができる。これによって、極力、低濃度不純物拡散領域の抵抗値が反映されたLDD領域の抵抗値を算出することができる。
【0016】
この場合、前述の高濃度不純物拡散領域のシート抵抗を用いて、LDD領域における高濃度不純物拡散領域部分の抵抗値を算出し、LDD領域の抵抗値から算出した高濃度不純物拡散領域部分の抵抗値を減算することで、正確な低濃度不純物拡散領域の抵抗値を求めてもよい。この抵抗値を回路シミュレーション用パラメータとして用いることで、回路シミュレーションの精度をより向上させることができる。
【0017】
また、この発明のデバイスパラメータ抽出装置は、測定条件に基づいてゲート長の異なる複数の前記評価用半導体装置の電気的特性を測定する測定手段と、前記評価用半導体装置の第1ドレイン評価用電極と第2ソース評価用電極との間又は第1ソース評価用電極と第2ドレイン評価用電極との間に印加する電圧と複数のゲート電圧とを測定条件として前記測定手段に与え、前記測定手段からの測定結果に基づき実質的なゲート長における寄生抵抗値を算出する寄生抵抗値算出手段と、第1ソース評価用電極と第2ソース評価用電極との間、又は第1ドレイン評価用電極と第2ドレイン評価用電極との間に印加する電圧を測定条件として前記測定手段に与え、前記測定手段からの測定結果に基づき電極間抵抗値を算出する電極間抵抗値算出手段と、前記寄生抵抗値と前記電極間抵抗値とに基づき低濃度不純物拡散領域を含む領域の抵抗値を算出する領域抵抗値算出手段と、を備えることを特徴とする。
【0018】
上述の構成によれば、前記評価用半導体装置のLDD領域の抵抗値を正確に算出することができる。
【0019】
【発明の実施の形態】
この発明の評価用半導体装置及びそれを備えたデバイスパラメータ抽出装置の実施の形態について、図に従い説明する。なお、本実施の形態では、この発明の評価用半導体装置は、評価用電界効果トランジスタで構成される。
【0020】
(評価用半導体装置)
図1は、本実施の形態に係る評価用半導体装置を構成する評価用電界効果トランジスタのゲート電極と各評価用電極との位置関係を示した平面図である。図2は、図1に示す評価用電界効果トランジスタ10のI−Iにおける断面図である。この実施の形態における評価用電界効果トランジスタ10は、LDD構造のMIS型又はMOS型の電界効果トランジスタである。
【0021】
この評価用電界効果トランジスタ10は、p型又はn型のシリコン基板20上にゲート酸化膜23を介してゲート電極11が形成される。そして、ゲート電極11をマスクとしてn型又はp型の不純物をイオン注入し、低濃度不純物拡散領域25が形成される。このゲート電極11の側壁に酸化膜をエッチバックすることによりサイドウォール26が形成され、このサイドウォール26及びゲート電極11をマスクとし、前記低濃度不純物拡散領域25を形成した場合よりもドーズ量及び注入エネルギー大きくしてn型又はp型の不純物をイオン注入することにより高濃度不純物拡散領域27が形成される。これらの両領域25,27は、活性化のための熱処理が施されて、基板20にLDD構造からなるソースS及びドレインDが形成される。
【0022】
そして、前記ゲート電極11、サイドウォール26、及び高濃度不純物拡散領域27上にシリコン酸化膜28が堆積され、リソグラフィ及びエッチングによりゲート電極11の両端から距離L1及び距離L2の位置にそれぞれコンタクトホールが形成される。すなわち、ソースSを構成する高濃度不純物拡散領域27に第1ソースコンタクト領域12s及び第2ソースコンタクト領域13sが形成され、ドレインDを構成する高濃度不純物拡散領域27に第1ドレインコンタクト領域12d及び第2ドレインコンタクト領域13dがそれぞれ形成される。
【0023】
なお、ゲート電極11もコンタクトホールを介して取り出し用電極16と接続されている。
【0024】
さて、この評価用電界効果トランジスタ10は、ゲート電極11の両端からデザインルールで規定される最小の間隔を示す距離L1(例えば、0.5μm)の第1の位置に第1ソースコンタクト領域12s及び第1ドレインコンタクト領域12dが形成されている。ゲート電極11の両端からデザインルールで規定される最小の間隔を示す距離L1に第1ソースコンタクト領域12s及び第1ドレインコンタクト領域12dを形成することにより、LDD構造の低濃度不純物拡散領域と高濃度不純物拡散領域との境界部分に最も近い部分にコンタクト領域を形成することができる。そして、第1ソース評価用電極14s1は、第1ソースコンタクト領域12sでソースの不純物拡散領域とオーミックコンタクトされ、第1ドレイン評価用電極14d1は、第1ドレインコンタクト領域12dでドレインの不純物拡散領域とオーミックコンタクトされる。
【0025】
また、ゲート電極11の両端から前記距離L1よりは遠い距離L2(例えば、4.0μm)の第2の位置に第2ソースコンタクト領域13s及び第2ドレインコンタクト領域13dが形成されている。そして、第2ソース評価用電極14s2は、第2ソースコンタクト領域13sでソースの不純物拡散領域とオーミックコンタクトされ、第2ドレイン評価用電極14d2は、第2ドレインコンタクト領域13dでドレインの不純物拡散領域とオーミックコンタクトされる。
【0026】
上述のように形成されたLDD構造の電界効果トランジスタ10の低濃度不純物拡散領域25と、ゲート電極11から距離L1の第1の位置までの高濃度不純物拡散領域27aとをLDD領域Xとする。そして、前記第1ソース評価用電極14s1と、第1ドレイン評価用電極14d1と、第2ソース評価用電極14s2又は第2ドレイン評価用電極14d2を用いて、評価用半導体装置の電気的特性を測定することで、低濃度不純物拡散領域25と高濃度不純物拡散領域27aとの間の濃度分布を加味したLDD領域Xの抵抗値を求めることができる。
【0027】
この抵抗値を回路シミュレーション用パラメータとして用いることで、回路シミュレーションの精度の向上を図ることができる。
【0028】
また、第1ソース評価用電極14s1と第2ソース評価用電極14s2の間、又は第1ドレイン評価用電極14d1と第2ドレイン評価用電極14d2の間の抵抗値を求めることで、高濃度不純物拡散領域の抵抗、コンタクト抵抗、及び配線抵抗を含む電極間抵抗値を算出することができる。そして、高濃度不純物拡散領域の面積だけが異なる他の評価用半導体装置の電極間抵抗値と、算出された電極間抵抗値とを比較することで、高濃度不純物拡散領域のシート抵抗を求めることができ、高濃度不純物拡散領域の抵抗値を算出することができる。また、同様にして、コンタクト抵抗の抵抗値と配線抵抗の抵抗値とを求めることもできる。
【0029】
(デバイスパラメータ抽出装置)
次に、前述のように形成された評価用電界トランジスタ10を用いて前記LDD領域Xの抵抗値を算出するデバイスパラメータ抽出装置について説明を行う。図3は、デバイスパラメータ抽出装置30の内部構成を示すブロック図である。
【0030】
このデバイスパラメータ抽出装置30では、ゲート長の異なる複数の前記評価用トランジスタ10からなる評価用電界効果トランジスタ群31を用いる。本実施の形態では、評価用電界効果トランジスタ群31は、例えば、ゲート長L=0.5μm,0.8μm,1.2μmのnMOS型の評価用電界効果トランジスタ10a,10b,10cで構成される。これらの評価用電界効果トランジスタ10a,10b,10cにおいて、ゲート電極11から第1ソース評価用電極14s1及び第1ドレイン評価用電極14d1までの距離L1は0.5μmであり、ゲート電極11から第2ソース評価用電極14s2及び第2ドレイン評価用電極14d2までの距離L2は4.0μmであり、ゲート幅は20μmである。
【0031】
前記評価用電界効果トランジスタ群31は、デバイスパラメータ抽出装置30の測定部32に取り付けられる。この測定部32には、ウェハ状態で測定する場合はプローバが用いられ、パッケージ状態で測定する場合はパッケージ取付用ソケットが用いられる。また、測定部32には、測定するトランジスタを切り換えるために、スイッチングマトリクス装置が用いられる。このスイッチングマトリクス装置には、複数のスイッチが評価用電界効果トランジスタ群31の各トランジスタに対応するように構成されており、例えば、ON状態になったスイッチに対応するトランジスタが測定対象となるように切り換えることができる。このスイッチングマトリクス装置を用いることで、容易且つ迅速に測定するトランジスタを切り換えることができる。また、測定部32にプローバを用いる場合に、複数のプローブ(針)が形成されたプローブシートを用いてもよく、このプローブシートを用いることで1度に複数の電界効果トランジスタ(素子)を測定することができ、より測定効率を向上させることができる。
【0032】
デバイスパラメータ抽出装置30では、測定部32に取り付けられた評価用電界効果トランジスタ群31を測定するための測定条件が、キーボード等から成る入力装置37から入力され、閾値電圧算出部42及び電極間抵抗値算出部44に与えられる。
【0033】
閾値電圧算出部42は、与えられた測定条件に基づき測定部32を制御し、測定部32は、各評価用電界効果トランジスタ10a,10b,10cのゲート電圧Vgに対するドレイン電流Idを測定する。そして、閾値電圧算出部42は、測定部32の測定結果に基づき後述する手法で各評価用電界効果トランジスタ10a,10b,10cの閾値電圧Vthをそれぞれ求める。求められた各閾値電圧Vthは、前記測定条件とともに寄生抵抗値算出部43に与えられる。
【0034】
寄生抵抗値算出部43は、各評価用電界効果トランジスタ10a,10b,10cの閾値電圧Vthに基づきゲート電圧Vgを設定し、このゲート電圧Vgと前記測定条件とに基づき測定部32を制御し、その制御によって、測定部32は、各評価用電界効果トランジスタ10a,10b,10cのドレイン電流Idを測定する。そして、寄生抵抗値算出部43は、測定部32の測定結果であるドレイン電流Idを用いて、後述する手法により寄生抵抗値Rexを求め、この寄生抵抗値Rexは、LDD領域抵抗値算出部45に与えられる。
【0035】
電極間抵抗値算出部44は、与えられた測定条件に基づき測定部32を制御し、その制御によって、測定部32は各評価用電界効果トランジスタ10a,10b,10cの第1ソース評価用電極14s1と第2ソース評価用電極14s2との間、又は第1ドレイン評価用電極14d1と第2ドレイン評価用電極14d2との間に流れる電流Ioを測定する。そして、電極間抵抗値算出部44は、測定部32の測定結果である電流Ioを用いて、後述する手法により抵抗値Roを求め、この抵抗値Roは、LDD領域抵抗値算出部45に与えられる。
【0036】
LDD領域抵抗値算出部45は、前記寄生抵抗Rex及び抵抗値Roに基づき後述する手法によりLDD領域Xの抵抗値Rlddを算出し、その抵抗値Rlddを出力装置39に与える。出力装置39は、CRT等の表示装置やプリンタなどで構成されており、与えられた抵抗値Rlddを出力する。
【0037】
次に、デバイスパラメータ抽出装置30の具体的な処理動作について以下に説明を行う。図4は、デバイスパラメータ抽出装置30の具体的な処理動作を示すフローチャートである。
【0038】
先ず、入力装置37にて入力された三極管領域のドレイン電圧Vd=0.1V,ゲート電圧Vg=0〜3V(0.05V間隔)が測定条件として閾値電圧算出部42に与えられる。閾値電圧算出部42は与えられた測定条件に基づき測定部32を制御し、測定部32では、各評価用電界効果トランジスタ10a,10b,10cの第1ソース評価用電極14s1と第2ドレイン評価用電極14d2の間、又は第1ドレイン評価用電極14d1と第1ソース評価用電極14s1の間にドレイン電圧Vdが印加され、ゲート電圧Vgに対するドレイン電流Idが測定される。そして、閾値電圧算出部42は、測定部32の測定結果に基づき各評価用電界効果トランジスタ10a,10b,10cのゲート電圧Vgとドレイン電流Idとの特性を求める(ステップS1)。
【0039】
閾値電圧算出部42は、求めた各評価用電界効果トランジスタ10a,10b,10cのゲート電圧Vgとドレイン電流Idとの特性を示す曲線の傾きが最大となる点をそれぞれ求め、それらの点における前記特性を示す曲線に対する接線をそれぞれ求める。そして、閾値電圧算出部42は、各接線上のドレイン電流Id=0となるゲート電圧Vgの値をそれぞれ求め、求めたゲート電圧Vgからドレイン電圧Vd/2を減算し、各算出結果を各評価用電界効果トランジスタ10a,10b,10cの閾値電圧Vthとする(ステップS2)。各評価用電界効果トランジスタ10a,10b,10cの閾値電圧Vthは、測定条件であるドレイン電圧Vdとともに寄生抵抗値算出部43に与えられる。
【0040】
寄生抵抗値算出部43は、各評価用電界効果トランジスタ10a,10b,10cの閾値電圧Vthに基づき、(Vg−Vth)=2.5V又は2.0Vとなるようなゲート電圧Vgをそれぞれ求める。寄生抵抗値算出部43は、このゲート電圧Vgとドレイン電圧Vdとに基づいて測定部32を制御する。測定部32では、各評価用電界効果トランジスタ10a,10b,10cにおける第1ソース評価用電極14s1と第2ドレイン評価用電極14d2の間、又は第1ドレイン評価用電極14d1と第2ソース評価用電極14s2との間にドレイン電圧Vdが印加され、2つのゲート電圧Vgに対するドレイン電流Idがそれぞれ計測される(ステップS3)。
【0041】
電極間抵抗値算出部44は、入力装置37にて入力された電圧0.1Vが測定条件として与えられ、この測定条件に基づいて測定部32を制御する。測定部32では、各評価用電界効果トランジスタ10a,10b,10cのいずれか1つの第1ドレイン評価用電極14d1と第2ドレイン評価用電極14d2との間、又は第1ソース評価用電極14s1と第2ソース評価用電極14s2との間に電圧0.1Vが印加され、電流Ioが計測される(ステップS4)。なお、各評価用電界効果トランジスタ10a,10b,10cの第1ドレイン評価用電極14d1と第2ドレイン評価用電極14d2との間、及び第1ソース評価用電極14s1と第2ソース評価用電極14s2との間に電圧0.1Vがそれぞれ印加され、6つの電流が求められるようにしてもよい。また、測定条件として入力された電圧0.1Vはドレイン電圧Vdと同じであり、この測定条件をドレイン電圧Vdと同じ値にすることが最も好ましいが、他の値であってもよい。
【0042】
寄生抵抗値算出部43は、(Vg−Vth)=2.5Vによって求められたゲート電圧Vgに対するドレイン電流Idを用いて、各評価用電界効果トランジスタ10a,10b,10cの抵抗値R=2.5/Idを算出する。そして、寄生抵抗値算出部43は、これらの抵抗値Rと各評価用電界効果トランジスタ10a,10b,10cのゲート長Lとの関係を示す第1の回帰直線R=aL+bの定数a,bを求める。また、寄生抵抗値算出部43は、(Vg−Vth)=2.0Vによって求められたゲート電圧Vgに対するドレイン電流Idを用いて、同様に第2の回帰直線R=aL+bの定数a,bを求める。そして、寄生抵抗値算出部43は、(Vg−Vth)=2.5Vに対する第1の回帰直線と、(Vg−Vth)=2.0Vに対する第2の回帰直線との交点を求め、その交点の抵抗値Rexを低濃度不純物拡散領域の抵抗、高濃度不純物拡散領域の抵抗、コンタクト抵抗、及び配線抵抗を含む寄生抵抗値Rexとする。前記交点の抵抗値Rexは、ピンチオフ領域長が0である場合の実質的なチャネル長に対する抵抗値を示す。この寄生抵抗値Rexは、LDD領域抵抗値算出部45に与えられる(ステップS5)。
【0043】
また、電極間抵抗値算出部44は、ドレイン電圧Vdと同じ電圧0.1VとステップS4で計測された電流Ioとに基づき、高濃度不純物拡散領域の抵抗、コンタクト抵抗、及び配線抵抗を含む電極間抵抗値Ro=0.1/Ioを算出する(ステップS6)。この電極間抵抗値Roは、LDD領域抵抗値算出部45に与えられる。なお、6つの電流が測定された場合は、電極間抵抗値算出部44は、6つの電流の平均値を用いて抵抗値Roを算出する。
【0044】
LDD領域抵抗値算出部45は、前記寄生抵抗Rex及び前記抵抗値Roを用いて、LDD領域の抵抗値Rldd=(Rex−Ro)/2を抽出する(ステップS7)。このLDD領域の抵抗値Rlddは、出力装置39に与えられ、出力装置39は、与えられた抵抗値Rlddを出力する(ステップS8)。
【0045】
上述のデバイスパラメータ抽出装置30を用いることで、低濃度不純物拡散領域25と高濃度不純物拡散領域27aとの間における段階的な濃度分布が加味されたLDD領域Xの抵抗値Rlddを求めることができる。この抵抗値Rlddを用いることで、回路シミュレーションの精度の向上を図ることができる。
【0046】
なお、本実施の形態では、ゲート電圧Vgが比較的高い値に決定される(Vg−Vth)=2.5V又は2.0Vを用いて、ゲート電圧Vgを設定することが最も好ましい。これは、ゲート電圧Vgが高くなるとチャネル抵抗が小さくなり、相対的にLDD領域Xの抵抗値Rlddの影響が大きくなるためである。上述の抵抗値Rldd=(Rex−Ro)/2の式は、(Vg−Vth)=2.5V又は2.0V時の抵抗値Rlddのチャネル抵抗が略0に近くなることを利用したものである。
【0047】
また、このようにLDD領域Xの抵抗値Rlddがゲート電圧Vgによって変化することを関係式として求めておき、(Vg−Vth)=(2.5V,2.3V)、(2.3V,2.1V)、(2.1V,1.9V)、…における寄生抵抗値Rexをそれぞれ求めることで、LDD領域Xの抵抗値Rlddのバイアス依存性を求めることができる。そして、これを利用して、ゲート電圧Vgが低い場合でもLDD領域の抵抗値Rlddを求めることができる。
【0048】
また、上述のデバイスパラメータ抽出装置30にて第1ドレイン評価用電極14d1と第2ドレイン評価用電極14d2との間の抵抗値を求めることで、高濃度不純物拡散領域27の抵抗、コンタクト抵抗、及び配線抵抗を含む電極間抵抗値Roを算出することができる。そして、この電極間抵抗値Roから同一ウェハ上で形成された高濃度不純物拡散領域27の面積だけが互いに異なる他の評価用電界効果トランジスタの電極間抵抗値を減算すると、異なる面積分に対する抵抗値を算出することができ、高濃度不純物拡散領域27のシート抵抗を求めることができる。従って、このシート抵抗を用いて高濃度不純物拡散領域27の抵抗値を求めることができる。同様に、前記電極抵抗値Roから配線の長さだけが互いに異なる他の評価用電界効果トランジスタの電極間抵抗値を減算することで、単位長さ当たりの抵抗値を求めることができ、配線抵抗の抵抗値を求めることもできる。さらに、電極間抵抗値Roから高濃度不純物拡散領域27の抵抗値と前記配線抵抗の抵抗値とを減算することで、コンタクト抵抗の抵抗値を求めることもできる。また、上述した手法と同様にしてコンタクト抵抗も求めることもできる。
【0049】
本実施の形態では、距離L1をデザインルールで規定される最小間隔幅にすることで、第1ソース評価用電極14s1又は第1ドレイン評価用電極14d1を低濃度不純物拡散領域25と高濃度不純物拡散領域27aとの境界部分に極力近い部分でオーミックコンタクトさせることができ、LDD領域Xの抵抗値Rlddに低濃度不純物拡散領域25の抵抗値がより反映されるようにしている。
【0050】
また、LDD領域Xにおける高濃度不純物拡散領域27aの抵抗値を、前述の高濃度不純物拡散領域27のシート抵抗を用いて算出し、抵抗値Rlddからその値を減算することで、より正確な低濃度不純物拡散領域25の抵抗値を求めることができる。この抵抗値を回路シミュレーションとして用いることで、回路シミュレーションの精度をより向上させることができる。
【0051】
また、本実施の形態では、デバイスパラメータ装置の評価用電界効果トランジスタ群31に3つの電界効果トランジスタ10a,10b,10cを備えたが、チャネル長の異なる電界効果トランジスタ10を少なくとも2つ備える構成であればよい。
【0052】
【発明の効果】
上述の発明によれば、ゲート電極と第1の位置の間に、前記高濃度不純物拡散領域と前記低濃度不純物拡散領域との境界部分が形成されるので、低濃度不純物拡散領域と高濃度不純物拡散領域との間の濃度分布を加味したLDD領域の抵抗値を求めることができる。このため、回路シミュレーションの精度の向上を図ることができる。そして、ゲート電極と第1の位置の間の高濃度不純物拡散領域部分の抵抗値は、第1ソース評価用電極と第2ソース評価用電極の間、又は第1ドレイン評価用電極と第2ドレイン評価用電極の間の電極間抵抗値を用いて求められた高濃度不純物拡散領域のシート抵抗に基づき求めることができ、前記LDD領域の抵抗値から前記高濃度不純物拡散領域の抵抗値を減算することで、正確な低濃度不純物拡散領域の抵抗値を求めることができ、回路シミュレーションの精度をより向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態に係る評価用半導体装置を構成する評価用電界効果トランジスタのゲート電極と各評価用電極との位置関係を示した平面図である。
【図2】図1に示す評価用電界効果トランジスタのI−Iにおける断面図である。
【図3】デバイスパラメータ抽出装置の内部構成を示すブロック図である。
【図4】デバイスパラメータ抽出装置の具体的な処理動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
10 評価用電界効果トランジスタ
11 ゲート電極
12d 第1ドレインコンタクト領域
12s 第1ソースコンタクト領域
13d 第2ドレインコンタクト領域
13s 第2ソースコンタクト領域
14d1 第1ドレイン評価用電極
14s1 第1ソース評価用電極
14d2 第2ドレイン評価用電極
14s2 第2ソース評価用電極
25 低濃度不純物拡散領域
27,27a 高濃度不純物拡散領域
30 デバイスパラメータ抽出装置
31 評価用電界効果トランジスタ群
32 測定部
37 入力装置
39 出力装置
42 閾値算出部
43 寄生抵抗値算出部
44 電極間抵抗値算出部
45 LDD領域抵抗値算出部
L1,L2 距離
X LDD領域

Claims (3)

  1. 電界効果トランジスタのソース及びドレインを形成する高濃度不純物拡散領域のゲート電極側に隣接して前記高濃度不純物拡散領域よりも不純物の濃度が低い低濃度不純物拡散領域が設けられる評価用半導体装置において、ソース側の第1の位置でソースの不純物拡散領域とオーミックコンタクトする第1ソース評価用電極及びドレイン側の第1の位置でドレインの不純物拡散領域とオーミックコンタクトする第1ドレイン評価用電極を備えるとともに、ソース側の第2の位置でソースの不純物拡散領域とオーミックコンタクトする第2ソース評価用電極及びドレイン側の第2の位置でドレインの不純物拡散領域とオーミックコンタクトする第2ドレイン評価用電極を備え、前記第1の位置はゲート電極から前記高濃度不純物拡散領域と前記低濃度不純物拡散領域との境界部分に近接した位置、前記第2の位置はゲート電極から第1の位置よりも遠い位置であることを特徴とする評価用半導体装置。
  2. 前記ゲート電極から前記第1の位置までの距離は、デザインルールで規定される最小間隔幅であることを特徴とする請求項1に記載の評価用半導体装置。
  3. 測定条件に基づいてゲート長の異なる複数の請求項1又は2に記載の評価用半導体装置の電気的特性を測定する測定手段と、前記評価用半導体装置の第1ドレイン評価用電極と第2ソース評価用電極との間又は第1ソース評価用電極と第2ドレイン評価用電極との間に印加する電圧と複数のゲート電圧とを測定条件として前記測定手段に与え、前記測定手段からの測定結果に基づき実質的なゲート長における寄生抵抗値を算出する寄生抵抗値算出手段と、第1ソース評価用電極と第2ソース評価用電極との間又は第1ドレイン評価用電極と第2ドレイン評価用電極との間に印加する電圧を測定条件として前記測定手段に与え、前記測定手段からの測定結果に基づき電極間抵抗値を算出する電極間抵抗値算出手段と、前記寄生抵抗値と前記電極間抵抗値とに基づき低濃度不純物拡散領域を含む領域の抵抗値を算出する領域抵抗値算出手段と、を備えることを特徴とするデバイスパラメータ抽出装置。
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