JP3736841B2 - 長下肢装具 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、脊髄や頸椎を損傷し下肢が麻痺したり筋機能を喪失した歩行障害者に自力歩行手段を与えるための長下肢装具に関する。
【0002】
【従来の技術】
このような歩行補助装置として、特開平6−114089号公報には、連動軸により左右の脚を交互に振り出し後退させて左右の脚を互いに連動させる交互歩行を可能とする装具が提案されている。また、この公報には、遊脚時の脚が地面と干渉しないで振り出せるようにした支柱長可変機構や、足底(靴底)の形状を股関節継ぎ手軸を中心とした円弧状の形状としたものが開示されている。円弧状の形状としたのは、立脚相から遊脚相に移る際に足底が地面に干渉しないようにするためである。
また、特開平6−285125号公報には、歩行補助装置の靴底をリンク機構により遊脚時に薄くなるようにして遊脚相の脚の靴底が地面と干渉しないようにしたものが提案されている。
さらに、特開平11−042259号公報には、内側股継ぎ手により連接された下肢支柱を有する長下肢装具が提案されている。この装具は腰部の部材が無いため車椅子との併用が可能となっている。
これらの長下肢装具は、歩行時には膝関節を固定し、股関節を屈伸させて左右の長下肢を交互に前後させ交互歩行を行うものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の長下肢装具はいずれも、足関節(くるぶしの関節)が固定されており、下肢支柱と足部が一体となって動くものであった。図7は、従来の長下肢装具での歩行を示す側面図、図8は、模式図である。各図においてA,B,C、Dは図8のA,B,C,Dに対応している。図8(A)に示す立位では左右の下肢が並び足底が地面GLに着いており、何ら問題はない。図7(B)、図8(B)は右下肢を前方に振り出し遊脚とした状態である。このとき、右足のかかとが地面GLと干渉しないようにするため、腰を傾けたり、上記公報に示されているように遊脚となる右下肢の支柱長を短くすることが必要である。また、下肢の振り出しには体重の移動と腰を回転させることで行っている。
【0004】
図7(C)、図8(C)は体重を前方に移動し、前方に振り出した右下肢の足が接地した瞬間である。ここでは、右足のかかとが接地し左足のつま先が接地している。ここで注意したいのは、足関節が固定されているため、右足のかかとが接地した瞬間だけではなく(B)の状態から左下肢を立脚として体重を前に移動させている間は左足のつま先だけで接地していることになることである。図7(D)、図8(D)はさらに体重を前方に移動し、右下肢を立脚とし左下肢を遊脚とした状態を示している。図の状態では右足底がすべて地面に接しているが、(C)の状態から(D)の状態に移る間は右足のかかとだけで接地していることになる。(D)の状態からさらに体重を前方に移動したり腰を回転させると、遊脚となった左下肢が前方に振り出され、(B)の左右の下肢を逆にした状態となる。この間は,立脚となった右足で接地していることになる。また、遊脚となった左足を前方に振り出すには腰の回転が必要である。体重の移動をすると右足のつま先で接地することになる。
【0005】
上記のように従来の長下肢装具は、足関節が固定されているため、両脚を平行にそろえて接地しているとき以外は足底は地面GLと平行でなくなる。つまり、下肢の振り出しにより足底は地面GLと平行でなくなり、足底の一部でのみ接地するだけになるため安定性に欠けるという問題点があった。前記特開平6−114089号公報には足底を円弧状にしたものが開示されているが、足底の一部でのみ接地するため不安定になるという点では同じである。このため、歩幅を大きくとれば接地角度はより大きくなり不安定さが増す。このことが患者が歩幅を大きくとれない一因となっていた。患者は転倒を避けるため、できるだけ腰骨盤を回旋させて装具の足底が平行に近くなるよう動作しなければならなかった。このため、どうしても歩行動作が不自然になり、歩容が悪くなり、効率も悪くなるという問題点があった。また、下肢の振り出し機構が無いため、遊脚相にある下肢を前方に振り出すには体重の移動だけではなく腰を回転させることが必要であった。このことも患者に負担をかけ歩容を悪くする原因となっていた。
【0006】
健常な人間は、歩行の立脚期において足関節が底屈した状態で接地し、体重が前方に移動するに伴って底屈から徐々に背屈し、足底面が常に地面GLに平行になって足底面の全体が地面に接地するように関節を運動させ歩行している。
【0007】
そこで、本発明は、下肢の振り出しに比例して足関節の底背屈が自動的に調節され、足底面が常に地面と平行になるようにすると共に、一方の足のつま先に体重を掛けると他方の下肢が自動的に前方に振り出される長下肢装具、つまり、足底面が地面と平行となると共に下肢の振り出しが容易になり、その結果、歩行が安定し転倒の危険が少なくなる長下肢装具を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するため、本発明のうち第1の実施態様の発明は、股関節を有する左右の下肢支持体及びその下肢支持体に接続された足部を備える長下肢装具であって、前記下肢支持体と足部とを揺動可能に結合する足関節と、右の足部の足関節よりかかと側の箇所と左の下肢支持体の股関節近傍の箇所とを可撓に連結し右下肢支持体に保持された右足左下肢連結手段と、左の足部の足関節よりかかと側の箇所と右の下肢支持体の股関節近傍の箇所とを可撓に連結し左下肢支持体に保持された左足右下肢連結手段と、左右の足部の足関節よりつま先側の箇所を互いに可撓に連結し左右の下肢支持体に保持されたつま先連結手段と、を備えることを特徴とする。
ここで、連結手段とは、一方の部材の動きを他方の部材の動きとして他方の部材に伝えるための手段のすべてをいう。
【0009】
たとえば、図1、図2に例示するように、連結手段としてワイヤーを用いることができる。このとき、前記各連結手段が、ワイヤー32、34、36で構成されており、前記右足左下肢連結手段が、ワイヤー34の一端が右足26のかかと27に固定され、ワイヤー34の他端が股関節40を回転中心として左下肢支持体10(11)と一体に回転する左下肢プーリー42に巻回され、そのワイヤー34が右下肢支持体20に保持されている構成を備え、前記左足右下肢連結手段が、ワイヤー32の一端が左足16のかかと17に固定され、ワイヤー32の他端が股関節40を回転中心として右下肢支持体20(21)と一体に回転する右下肢プーリー41に巻回され、そのワイヤー32が左下肢支持体10に保持されている構成を備え、前記つま先連結手段が、ワイヤー36の両端がそれぞれ左右の足部16、26のつま先側に固定され、そのワイヤー36の両端付近がそれぞれ左右の下肢支持体10(12)、20(22)に保持されている構成を備えている、ことを特徴とする。
【0010】
このように形成すると、たとえば、右足26の足関節25を背屈(つま先が上がるように曲げる)すると右足左下肢連結手段のワイヤー34が右足26のかかと27に引っ張られ、左下肢プーリー42を回転して左下肢支持体10(11)を前方に振り出す。左下肢支持体10(11)が前方に振り出されるとそれだけ股関節40が開くことになり、左足右下肢連結手段のワイヤー32が右下肢プーリー41に巻回されて左足右下肢連結手段のワイヤー32が右下肢プーリー41に引っ張られる。その結果、左足16のかかと17が引き上げられて左足16が底屈(つま先が下がるように曲げる)する。左足16の足関節15を背屈したときの作動も左右が逆になるだけで上記と基本的に同じであり、右下肢支持体20(21)が前方に振り出され、右足26が底屈する。つま先連結手段は、一方の足部16が底屈するとワイヤー36が引っ張られて他方の足部26を背屈させ、左右の足部16、26が同時に底屈しないように作用する。
【0011】
したがって、各プーリー41、42の半径とワイヤー32、34が取り付けられるかかと17、27の位置から足関節15、25中心までの距離を同じにしておけば、下肢支持体10、20を前に振ればその足部が底屈し、後ろに振れば足部が背屈して、下肢支持体10、20の振りの位置にかかわらず足底面を地面と平行にすることができる。このため、立脚相にある下肢支持体10、20はその足部16、26の足底面が絶えず地面に接地していることになり、体重の支えを安定させることができる。また、遊脚相から立脚相に移る瞬間の下肢支持体10、20はその足部16、26の足底面が地面と平行になっているから、かかと接地することなく、足底面の全体で接地することができるから歩行が安定する。
【0012】
さらに、後方に残って立脚相から遊脚相に移行した下肢支持体10を前方に振り出すのに腰の骨盤を回転させて振り出さなくても、遊脚相から立脚相に移行した他方の下肢支持体20に体重を掛けて体重を前方に移動させるだけで遊脚相の下肢支持体10を前方に振り出すことができる。すなわち、体重の移動にしたがって立脚相の足部26が底屈から背屈に移行するに伴って、立脚相の足部26のかかと27に結合されたワイヤー34が引っ張られて遊脚相の下肢支持体10の左下肢プーリー42が回転し、遊脚相の下肢支持体10が前方に振り出される。
【0013】
さらに、遊脚相の下肢支持体10が後方から前方に振り出されるときに、立脚相の右下肢プーリー41に遊脚相の足部16のかかと17に結合されたワイヤー32が引っ張られて遊脚相の足部16の足関節15が背屈から底屈へと変化する。このため、遊脚相の足部16の足底は絶えず地面と平行になるようになるから、遊脚相の足部16のつま先やかかとが地面と干渉するおそれは少ない。したがって、遊脚相となった下肢支持体10を前方に振り出す際に遊脚相の足部16つま先が地面と干渉しないように腰の骨盤を不自然に捻る必要が無くなる。
【0014】
つま先連結手段をなすワイヤー36は、左右の足部16、26のつま先をワイヤー36で連結しているので左右の足部16、26が同時に底屈することを防止する。つまり、左右の足部16、26は交互にのみ底屈、背屈を繰り返すことができる。したがって、左右の足部16、26のかかと17、27を他の下肢支持体20、10に連結されたワイヤー32、34でそれぞれ引っ張っているにもかかわらず、左右の足部16、26が同時に底屈して患者が後方に倒れるおそれはない。
【0015】
上記のように、本構成によれば、足部16、26の足底面が絶えず地面と平行に制御されることから、立脚相の足部26の足底面全体で接地し立脚相の下肢支持体20が安定するという効果が、また、遊脚相から立脚相に移行し体重を遊脚相であった下肢支持体10に移すときに遊脚相の足部16の足底面全体で接地し安定した体重の移行ができるという効果がある。
また、立脚相にある下肢支持体20で体重を前に移動しその足関節25を底屈から背屈に向かわせることにより遊脚相にある下肢支持体10を自動的に前方に振り出すことができることから、体重の移動のみで遊脚相の下肢支持体10を振り出すことができるという効果がある。
以上のことから、歩行が安定し、歩容も健常者に近い自然なものとなり、腰の回旋等の動作が殆ど不要になるため効率が良くなるという効果を奏する。
【0016】
また、たとえば、連結手段として油圧を用いることができる。このとき、前記各連結手段が、油圧ホースで構成され、前記右足左下肢連結手段が、油圧ホースの一端に設けられたアクチュエータの出力ロッドが右足のかかとに連結され、油圧ホースの他端に設けられたアクチュエータの出力ロッドが左下肢支持体の股関節近傍と連結され、その油圧ホースの両端に設けられた各アクチュエータが右下肢支持体に保持されている構成を備え、前記左足右下肢連結手段が、油圧ホースの一端に設けられたアクチュエータの出力ロッドが左足のかかとに連結され、油圧ホースの他端に設けられたアクチュエータの出力ロッドが右下肢支持体の股関節近傍と連結され、その油圧ホースの両端に設けられた各アクチュエータが左下肢支持体に保持されている構成を備え、前記つま先連結手段が、油圧ホースの両端に設けられたアクチュエータの出力ロッドがそれぞれ左右の足部のつま先側に連結され、各アクチュエータがそれぞれ左右の下肢支持体に保持されている構成を備えている、ことを特徴とする。
【0017】
ここで、アクチュエータとしては直線的なシリンダ、あるいは回転式アクチュエータが考えられる。アクチュエータは足関節の近傍の下肢支持体と股関節近傍の下肢支持体に固定される。アクチュエータは全部で4つ用いられる。直線式アクチュエータではその出力ロッドの運動を股関節、足関節の回転運動に変換すべくリンクやワイヤで各関節近傍の箇所に結合すればよい。回転式アクチュエータでは回転出力で直接各関節を回転させるようにすればよい。いずれも油圧の負圧を用いた場合は、引っ張る力として働くから油圧ホースの中の作動油が上記ワイヤーと同じ作用をし同じ効果を奏する。油圧の正圧を用いた場合は、上記ワイヤーとは逆に押す力として働くから、股関節近傍に取り付けたアクチュエータの出力ロッドを、前記下肢支持体連結手段がワイヤーであった場合にワイヤーがプーリーに巻き付く位置から股関節を中心として180度離れた位置に連結すればよい。そうすれば、足部の背屈底屈に応じて他方の下肢支持体がワイヤーの場合と同じように振り出され、同じ作用効果を奏する。
【0018】
【発明の実施の形態】
本発明の第1の実施の形態について図面を参照し説明する。
図1は本発明に係るワイヤー方式の長下肢装具を説明する側面図である。股関節40により左下肢支持体10の大腿部11と右下肢支持体20の大腿部21が相対的に回転可能に支承されている。下肢支持体10、20の大腿部11、21と臑部12、22とは膝関節(図示せず)により連結されているが、歩行の際は膝関節を固定するので大腿部11、21と臑部12、22とを一体として下肢支持体10、20と総称することにする。左下肢支持体10の臑部12には足関節15により左足部16が回転可能に連結されている。同様に、右下肢支持体20の臑部22には足関節25により右足部26が回転可能に連結されている。このように、足関節15、25を有することが本発明の特徴の1つである。
【0019】
左下肢支持体10の大腿部11の上方の股関節40近傍に固定された固定部材13と、臑部12の下方の足関節15近傍に固定された固定部材14とに、第1のワイヤーチューブ31の端部がそれぞれ固定され支持されている。第1のワイヤーチューブ31には第1のワイヤー32が挿通され、その下端は左足部16のかかと17に固定されている。第1のワイヤー32の上端は第1のプーリー41に巻回され、約180度巻回された所で第1のプーリー41に固定されている。後述するように、第1のプーリー41は、右下肢支持体20と一体となって回転する部材であって、右下肢プーリーを構成する。第1のワイヤーチューブ31と第1のワイヤー32は、左足右下肢連結手段を構成する。
【0020】
同様に、右下肢支持体20の大腿部21の上方の股関節40近傍に固定された固定部材23と、臑部22の下方の足関節25近傍に固定された固定部材24とに、第2のワイヤーチューブ33の端部がそれぞれ固定され支持されている。第2のワイヤーチューブ33には第2のワイヤー34が挿通され、その下端は右足部26のかかと27に固定されている。第2のワイヤー34の上端は第2のプーリー42に巻回され、約180度巻回された所で第2のプーリー42に固定されている。第2のワイヤー34と第2のプーリー42との固定箇所を図上に固定点42Bで示す。後述するように、第2のプーリー42は、左下肢支持体10と一体となって回転する部材であって、左下肢プーリーを構成する。第2のワイヤーチューブ33と第2のワイヤー34は、右足左下肢連結手段を構成する。
【0021】
また、左下肢支持体10の臑部12の下方の足関節15近傍に固定された固定部材18と、右下肢支持体20の臑部22の下方の足関節25近傍に固定された固定部材28とに、第3のワイヤーチューブ35の端部がそれぞれ固定され支持されている。第3のワイヤーチューブ35には第3のワイヤー36が挿通され、その一端は左足部16のつま先側である前足部に固定され、他端は右足部26のつま先側である前足部に固定されている。第3のワイヤーチューブ35と第3のワイヤー36は、つま先連結手段を構成する。
【0022】
図2は股関節40の部分を示す分解斜視図、図3は股関節40の部分を示す背面図、図4は股関節40の部分を示す側面図である。左下肢支持体10の大腿部11には固定部材13が図示しないねじ等により締着され、その固定部材13に第1のワイヤーチューブ31の一端が固定されている。同様に、右下肢支持体20の大腿部21には固定部材23が図示しないねじ等により締着され、その固定部材23に第2のワイヤーチューブ33の一端が固定されている。
【0023】
左下肢支持体10の大腿部11にクランク形状のブラケット43が図示しないねじ等により固定されている。そのブラケット43に第2のプーリー42が4つのねじにより締着されている。つまり、第2のプーリー42は左下肢支持体10の大腿部11と一体に回転する。第2のプーリー42及びブラケット43には中央に軸44が挿通する孔42A,43Aが開けられている。一方、右下肢支持体20の大腿部21には軸44が固着されている。軸44は第2のプーリー42及びブラケット43の孔42A,43Aを挿通し、左端に第1のプーリー41が取り付けられる。つまり、第1のプーリー41は右下肢支持体20の大腿部21と一体に回転する。そして、軸44により第2のプーリー42及びブラケット43が回転自在に支承されていることになるから、これらにより股関節40を構成している。第1のプーリー41には第1のワイヤー32が、第2のプーリー42には第2のワイヤー34がそれぞれ巻回されて固定されている。第2のワイヤー34の固定箇所を、図4に固定点42Bで示す。
【0024】
以上の構成に基づき、作動について説明する。図5は、以上構成を説明した本発明に係るワイヤー方式の長下肢装具での歩行を示す側面図、図6は、模式図である。各図においてA,B,C,Dは従来例の模式図である図8のA,B,C,Dに対応している。歩行時には膝関節は固定しているので大腿部と臑部とは一体として考えればよい。
図5(A)、図6(A)に示す立位では左右の下肢が平行に並び両足の足底が地面GLに接地している。この状態では従来の長下肢装具と同じである。この立位から図5(C)、図6(C)に示すように、左下肢支持体を立脚相として体重を預け、右下肢支持体を遊脚相として前に振り出す動作について説明する。図1も合わせ参照するが、ここでは段落番号0012,0013で説明したような、左下肢支持体10が後ろに残り遊脚相に移行する以前の、左下肢支持体10が立脚相で右下肢支持体20を遊脚相として前に振り出す作動について説明する。
【0025】
図5(A)に示す立位で両足に平均して体重が掛かった状態から、左下肢支持体10に体重を移す。そして、体重を少し前方に移動し左足16のつま先に体重をかけていくと、足部16のつま先に、図1の図中にF1で示す方向に力が掛かり足部16は足関節15を回転中心として回転し、背屈しようとする。このため、左足部16のかかと17に結合された第1のワイヤー32が、図中F2に示す方向に引っ張られ、ワイヤーチューブ31内を図中F3に示す方向に移動する。この結果、図3に示す第1のプーリー41が図1に示すF4の方向に回転させられる。第1のプーリー41は右下肢支持体20の大腿部21と一体にされているから、右下肢支持体20は図中F6に示す前方へと振り出されることになる。
【0026】
右下肢支持体20が前方に振り出されると、右下肢支持体20に保持された第2のワイヤー34が図3に示す第2のプーリー42に巻き取られる形となり、第2のワイヤーチューブ33内のワイヤー34は図1のF8に示す方向に移動し、右足部26のかかと27を図中F9に示す方向に引き上げる。より詳細には、左足部16の足底が地面に接地しているから、左足部の背屈に従い左下肢支持体10の上方が前方に倒れる。これは、股関節40の位置から見れば左下肢支持体10が図中F7に示す後方に振り出されると考えることもできる。したがって、左下肢支持体10と一体となった第2のプーリー42が図中F5の方向に回転し、第2のワイヤー34を巻き取ると考えても良い。結局、右足部26のつま先は図中F10の方向に足関節25を回転中心として回転し、底屈しようとする。
【0027】
左右の足部16、26のつま先側前足部を連結する第3のワイヤー36は、左足部16の背屈と右足部26の底屈にしたがい、第3のワイヤーチューブ35内を図中F11の方向に移動し、左右の足部16、26に何の力も加えない。
【0028】
このようにして、立脚相にある左下肢支持体10に掛かった体重を前に移動するに従って、左足部16は徐々に背屈し、右下肢支持体20は徐々に前方に振り出され、右足部26は徐々に底屈する。さらに、患者の重心に近い股関節40の位置は徐々に前進する。ここで、各足関節15、25から足部16、26のかかと17、27のワイヤー結合点までの寸法は、プーリー41、42の半径の2倍に設定されている。このため、図9を参照し、左足部16の背屈角度α、つまり左下肢支持体10の前傾角度αだけ右下肢支持体20が前方に振り出される。結果、股関節40の角度は2αとなる。そして同じ角度αだけ右足部26が底屈する。従って、右足部26の足底は常に地面と平行に保持される。
【0029】
つまり、立脚相にある左足部16の足底は体重を前に移動させていっても絶えず地面に平行を保ち、全面で地面に接地し体重を支承している。また、遊脚相にある右足部26は右下肢支持体20の振り出し量に応じて右足部26が底屈するため、遊脚相の右足部26の足底も地面と平行を保つ。このため、図5(C)、図6(C)に示すように、振り出した右下肢支持体20をどの振り出し位置で接地させ、体重を左足部16から右足部26に移動し右下肢支持体20を遊脚相から立脚相に移行させても、右足部26の足底全体で体重を支えるから安定した歩行ができる。以下、歩行の進行に伴い、左下肢支持体10と右下肢支持体20の役割が交代し左右が交代するだけで基本的な作動は上記の通りである。
【0030】
第3のワイヤーチューブ35に保持された第3のワイヤー36は、正常な歩行の際は左右に移動するだけで歩行に何の影響も与えない。しかし、左右の足部16,26が同時に底屈しようとすると第3のワイヤー36がピンと張り、左右の足部16、26の同時底屈を阻止する。したがって、足関節15、25の存在にもかかわらず、左右の下肢10、20が同時に後方に倒れ患者が後方に転倒するのを防いでいる。
【0031】
以上説明したように、本実施の形態によれば、左右の下肢支持体10、20の振り出しに連動して足関節25、15の底背屈が行われるようにした。そして、第3のワイヤー36により左右の足関節15、25が同時底屈し後方に倒れるのを防止した。また、股関節40の屈伸角度と足関節15、25の背屈底屈の角度は第1及び第2のワイヤー32、34により連動しており、股関節40を前後に開いた図5(C)に示す状態でも股関節40が動かなければ、足関節15、25は動かない。以上の理由により、下肢の振り出しが容易となると共に、足部の足底が常に地面GLと平行になるため立脚相にある足部の足底が常に全面で地面GLに接地しており、歩行が安定し転倒の危険が少なくなり、さらに、歩容が良くなるという利点がある。
【0032】
以上説明した実施の形態では、各連結手段としてワイヤーチューブ31、33、35及びワイヤー32、34、36を用いたが、要するに左右の足関節15、25の底背屈と右左の下肢支持体20、10の振り出しとを連動させればよいのだから、リンク方式等の種々の連結手段が想定できる。実現可能性の高いその一つは、連結手段として油圧回路を用いる方式である。油圧方式では、たとえば、ワイヤーチューブの代わりに油圧ホースが用いられ、作動油を駆動したり駆動されたりするアクチュエータの出力軸を足部及び下肢支持体の所要の箇所に連結すればよい。この詳細な具体的な手段については、今までの説明から当業者に明らかな事項であろう。
【0033】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明は、左右の足関節の底背屈と股関節の屈伸とを連結手段により関連づけたものであるから、下肢の振り出しが容易となると共に足部の足底が常に地面と平行になるため、歩行が安定し転倒の危険が少なくなり、さらに、患者への負担が軽くなり歩容が良くなるという優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るワイヤー方式の長下肢装具を説明する側面図である。
【図2】股関節の部分を示す分解斜視図である。
【図3】股関節の部分を示す背面図である。
【図4】股関節の部分を示す側面図である。
【図5】本発明に係る長下肢装具での歩行を示す側面図である。
【図6】本発明に係る長下肢装具での歩行を示す模式図である。
【図7】従来の長下肢装具での歩行を示す側面図である。
【図8】従来の長下肢装具での歩行を示す模式図である。
【図9】足部の底屈背屈と股関節の開きの関係を説明する模式図である。
【符号の説明】
10 左下肢支持体
11 大腿部
12 臑部
15 左足関節
16 左足部
17 かかと
20 右下肢支持体
21 大腿部
22 臑部
25 右足関節
26 右足部
27 かかと
31 第1のワイヤーチューブ
32 第1のワイヤー(左足右下肢連結手段)
33 第2のワイヤーチューブ
34 第2のワイヤー(右足左下肢連結手段)
35 第3のワイヤーチューブ
36 第3のワイヤー(つま先連結手段)
40 股関節
41 第1のプーリー(右下肢プーリー)
42 第2のプーリー(左下肢プーリー)

Claims (3)

  1. 股関節を有する左右の下肢支持体及びその下肢支持体に接続された足部を備える長下肢装具であって、
    前記下肢支持体と足部とを揺動可能に結合する足関節と、
    右の足部の足関節よりかかと側の箇所と左の下肢支持体の股関節近傍の箇所とを可撓に連結し右下肢支持体に保持された右足左下肢連結手段と、
    左の足部の足関節よりかかと側の箇所と右の下肢支持体の股関節近傍の箇所とを可撓に連結し左下肢支持体に保持された左足右下肢連結手段と、
    左右の足部の足関節よりつま先側の箇所を互いに可撓に連結し左右の下肢支持体に保持されたつま先連結手段と、
    を備えることを特徴とする長下肢装具。
  2. 前記各連結手段が、ワイヤーで構成されており、
    前記右足左下肢連結手段が、ワイヤーの一端が右足のかかとに固定され、ワイヤーの他端が股関節を回転中心として左下肢支持体と一体に回転する左下肢プーリーに巻回され、そのワイヤーが右下肢支持体に保持されている構成を備え、
    前記左足右下肢連結手段が、ワイヤーの一端が左足のかかとに固定され、ワイヤーの他端が股関節を回転中心として右下肢支持体と一体に回転する右下肢プーリーに巻回され、そのワイヤーが左下肢支持体に保持されている構成を備え、
    前記つま先連結手段が、ワイヤーの両端がそれぞれ左右の足部のつま先側に固定され、そのワイヤーの両端付近がそれぞれ左右の下肢支持体に保持されている構成を備えている、
    ことを特徴とする請求項1記載の長下肢装具。
  3. 前記各連結手段が、油圧ホースで構成され、
    前記右足左下肢連結手段が、油圧ホースの一端に設けられたアクチュエータの出力ロッドが右足のかかとに連結され、油圧ホースの他端に設けられたアクチュエータの出力ロッドが左下肢支持体の股関節近傍と連結され、その油圧ホースの両端に設けられた各アクチュエータが右下肢支持体に保持されている構成を備え、
    前記左足右下肢連結手段が、油圧ホースの一端に設けられたアクチュエータの出力ロッドが左足のかかとに連結され、油圧ホースの他端に設けられたアクチュエータの出力ロッドが右下肢支持体の股関節近傍と連結され、その油圧ホースの両端に設けられた各アクチュエータが左下肢支持体に保持されている構成を備え、
    前記つま先連結手段が、油圧ホースの両端に設けられたアクチュエータの出力ロッドがそれぞれ左右の足部のつま先側に連結され、各アクチュエータがそれぞれ左右の下肢支持体に保持されている構成を備えている、
    ことを特徴とする請求項1記載の長下肢装具。
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