JP2016512127A - 湾曲したソールを有する整形外科用歩行装具 - Google Patents

湾曲したソールを有する整形外科用歩行装具 Download PDF

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Abstract

本明細書で説明されているのは、ハウジングと湾曲した遠位面を有するソールとを有する整形外科用歩行装具を提供するためのシステムおよび装置である。ハウジングは、屈曲を防止するために患者の足首を包んで固定するように構成される。ソールの遠位面は、後方領域、中央領域、および前方領域を有する。後方領域は、患者の足の踵部分の下に位置するように構成され、中央領域は、患者の足の中心部分の下に位置するように構成される。前方領域は、患者の足の前方の中足骨および爪先の部分の下に位置するように構成され、前方領域の後方側から前方領域の中央部分に向かって増加し、中央部分から前方領域の前方側に向かって減少する前後の曲率を有する。

Description

関連出願の相互参照
本出願は、2013年3月15日に出願された米国特許仮出願第61/792,129号明細書の利益を主張するものである。なお、これにより、米国特許仮出願第61/792,129号明細書の全体は、参照により本明細書に組み込まれる。
整形外科の足首のギプスおよび装具は、負傷、例えば、靭帯損傷、足首の捻挫、脛骨の疲労骨折、および足首の骨折からの回復期間に足首の動作を制限するように設計されている。足首ギプスは、典型的には、硬質材料、例えば、石膏またはガラス繊維から成形される。足首ギプスは、下肢を支持し、ニュートラルな位置に足を保持し、足首を固定する。ギプスは、多くの場合、数週間または数ヶ月にわたって装着される(好ましくは、骨折および靭帯損傷の適切な治癒を可能にするために関節に重量を加えることなく)。
負傷の初期の安定化の後の、足首のさらなるリハビリテーションおよび強化の間、歩行装具が、歩行などの体重のかかる運動の段階的な増加を可能にしながら足首の固定を継続するためにギプスの代わりに使用される。一部の歩行装具は、立つのには有用だが、歩行の困難な平坦なソールを有する。一部の歩行装具は、足首関節の失われた機能の代わりを部分的に務める、ストライド中の前方への転がり運動をもたらす揺り子状の(rocker)ソールを有する。それにもかかわらず、臀部および膝の他の関節が、多くの場合に、失われた足首の動作を補償する必要があり、このことが、歩行装具の使用を疲労させるものにしている。加えて、歩行装具は、大きくて重いものであり、堅い装具ハウジングおよびハウジングのサイズに適合する大きなソールを有する。ロッキングボトム(rocking bottom)を有する一部の歩行装具は、厚いソールを有し、厚いソールは、厚さが患者の他方の足に適合しない場合、臀部のずれをもたらし得る。付加される重量および高さは、歩行装具の使用を困難にし、結果として生じる不自然な歩き方は、さらなる膝または臀部の不都合につながり得る。
したがって、患者が自然な歩き方に近づくことを可能にする歩行装具が必要とされている。
本明細書で開示されるのは、湾曲した遠位面を有するソールを有する歩行装具を提供するためのシステムおよび装置である。したがって、歩行時に自然な歩き方を可能にし、患者が立った姿勢のときの安定性を高めるように変化する前後の(AP)(Anterior-Posterior)曲率および変化する中間横方向の(ML)(Medial-Lateral)曲率を有する遠位面を有するソールが提供される。遠位面にわたるこのような曲率の変化は、ソールの全厚を大きく増加させることなく大きなAP曲率を可能にする。
一態様によれば、整形外科用歩行装具は、ハウジングならびに近位面および遠位面を有するソールを含む。ハウジングは、屈曲を防止するために患者の足首を包んで固定するように構成される。ソールの近位面は、患者の足を受けるように構成される。ソールの遠位面は、後方領域、中央領域、および前方領域を有する。後方領域は、患者の足の踵部分の下に位置するように構成され、第1の前後の(AP)曲率を有する。中央領域は、患者の足の中心部分の下に位置するように構成され、第2のAP曲率を有する。前方領域は、患者の足の前方の中足骨(metatarsal)および爪先の部分の下に位置するように構成され、前方領域の後方側から前方領域の中央部分に向かって増加し、中央部分から前方領域の前方側に向かって減少する第3の曲率を有する。中央領域は、患者の足中部(midfoot)の真下に位置してもよい。
一実施態様によれば、ソールの前方領域は、遠位面のAP長さの約35%を含む。別の実施態様によれば、ソールの中央領域は、遠位面のAP長さの約40%を含む。
一部の実施態様において、第3のAP曲率は、約0.100インチ−1よりも大きな最大値を有する。前方領域のAP長さと前方領域のAP曲率の最大値との積は、約0.35より大きくてもよい。特定の実施態様において、中央領域のAP曲率は、約0.030インチ−1未満の最大値を有する。中央領域のAP長さと中央領域のAP曲率の最大値との積は、約0.15または約0.15未満であってもよい。一部の実施態様において、後方領域のAP曲率は、約0.25インチ−1未満の最大値を有する。後方領域のAP長さと後方領域のAP曲率の最大値との積は、約0.7未満であってもよい。加えて、遠位面の最も高い点と地表面との間の距離は、約0.75インチ未満であってもよい。
特定の構成において、遠位面は、2つのピークを有する中間横方向の(ML)曲率を有する。第1のピークは、遠位面の中央側の縁の近傍にあり、一方、第2のピークは、遠位面の側方側の縁の近傍にある。これらの2つのピーク間のML曲率は、実質的に平坦である。
特定の実施態様において、近位面は、硬質であり、遠位面は、可撓性である。遠位面は、異なる密度の2つの材料を含んでもよい。例えば、近位面は、プラスチック材料から形成されてもよく、一方、遠位面は、ゴムおよびEVAから形成されてもよい。
前述のおよび他の目的および利点は、添付図面の参照を伴う以下の説明からより完全に理解される。これらの描かれている実施形態は、例示として理解されるべきであり、決して限定として理解されるべきではない。
脛の角度を示す概略図である。 歩行時の脛の角度および床反力の例示的な測定を示すグラフである。 脛の角度、曲率、およびソール厚の間の関係を示している。 通常歩行の歩行周期の間の例示的な脛の角速度を示すグラフである。 一実施形態に係る、湾曲したソールを有する例示的な歩行装具の側面図である。 一実施形態に係る例示的な湾曲したソールの側面図であって、その遠位面に関する曲率グラフを伴う側面図である。 一実施形態に係る、図6の例示的な湾曲したソールの近位面の投影図である。 一実施形態に係る、図6の例示的な湾曲したソールの遠位面の投影図である。 一実施形態に係る、図6の例示的な湾曲したソールの前後の断面図である。 一実施形態に係る、図6の例示的な湾曲したソールの中央横断面図である。 一実施形態に係る、遠位面の例示的なセグメント化された層状の構造(異なる材料によって形成されたセグメントを有する)を示す、図6の湾曲したソールの分解図である。
次に、本明細書で説明されているシステムおよび装置の全体的な理解を提供するために、特定の例示的な実施形態について説明する。明瞭さおよび例示のために、これらのシステムおよび装置は、患者の下脚および足首に適用される整形外科用歩行装具に関して説明される。当業者によって、本明細書で説明されているシステムおよび装置は適切な仕方で適合および修正されてもよいことが理解されるこれらのシステムおよび装置は、他の適切な用途(湾曲したソールを含む他の種類の装具など)に用いられてもよく、他のこのような追加および修正は、本発明の範囲から逸脱しない。
図1は、脛の角度120を示しており、図2は、歩行周期の立脚期の間の脛の角度120の対応する折れ線グラフ220を提供している。図1には、歩行姿勢をとっている人の下肢が示されており、ここでは、足の前方の中足骨および爪先の部分が、地面に接触している。脛の角度120は、足の遠位面の少なくとも一部が地面に接触するときに垂直軸線130から時計方向に測定される。脛の角度120は、脛および大腿が一直線に揃っている場合(真っ直ぐに立った姿勢のときなど)に0度の値をとり、脛の角度120は、図1に示されているように膝が後方に屈曲しているときに正値をとり、下脚が上部大腿よりも前方に伸びているときに負値をとる。
歩行周期は、足が地面に当接したときに始まり、同じ足が再び地面に当接したときに終わる。通常歩行の歩行周期における下肢の運動は、2つの局面、すなわち、足が地面に接触して地面により支持される立脚期および下肢が臀部および膝によって前方に揺動される遊脚期に分割され得る。立脚期は、足の踵100が地面に当接したときに始まり、同じ足の爪先105が地面から離れたときに終わる。さらに立脚期は、3つの段階、すなわち、踵当接、中間姿勢、および爪先引離し(toe-off)に分割され得る。名称が含意しているように、踵当接は、踵が地面に当接し、前方に転がるときに生起する。中間姿勢は、足が地面にぴったり接しているときに生起し、この場合、体の重心は、足の真上にある。爪先引離しは、中間姿勢に続くものであり、前方の中足骨(または母指球)および爪先が、地面を蹴って、体を前方に進ませるときに生起する。立脚期の間に、足首関節および横足根関節は、背屈および底屈の動作を行う一方で、足の前方の中足骨および爪先の部分は、前進を行う。
脛の角度120および足の圧力中心135は、立脚期の全体にわたって連続的に変化するが、図2の折れ線グラフ220によって示されているように、踵当接および爪先引離しの間に、脛の角度120はより大きく変化する。このグラフの水平軸210は、パーセンテージ(すなわち、完了した立脚期のパーセンテージ)で表された立脚期の期間に対応している。垂直主軸222は、脛の角度120を度で表している。濃淡(shading)は、立脚期の3つの段階を表すために図2において使用されている。すなわち、領域210、212、および214は、それぞれ踵当接、中間姿勢、および爪先引離しに対応する。異なる個々人に関する脛の角度の測定は、立脚期にわたって線グラフ220と同じ一般的なパターンに従うと予期されるが、個々人のばらつきおよび段階的なばらつきは存在する。折れ線グラフ220は、例示的な例として提示されている。同様のグラフが、ある個人または他の基準に基づいて描かれ得る。人が歩くとき、脛の角度は、折れ線グラフ220と同様の仕方で変化する。一緒になって、足首関節、足根関節、および中足関節は、足が地面に接触している間の足の転がり運動を伴うこのような動作を支える。しかしながら、患者が、整形外科用歩行装具を装着している場合、足首の動作は制限される。結果として、患者は、より小さな歩幅をとるか、あるいは膝および臀部の関節が、さらなる屈曲および伸展によって補償を行うかのいずれかである。どちらの状況も、折れ線グラフ220から大きく外れる不自然な歩き方をもたらす。また、長期間の使用の後に、膝および臀部の不都合が生じる。
歩行装具を装着している患者が、自然な歩き方により近づくように足の転がり運動を達成することを助けるために、歩行装具用のソールは、多くの場合、自然な歩き方の最中であるかのような脛の角度の変化を容易にするために揺り子状の底(すなわち、湾曲した遠位面)を有するように設計される。図3は、脛の角度とソールのAP曲率との関係を抽象的な仕方で示している。円弧334および314は、同じ前後(AP)長さ340に対応するが、異なる曲率に対応する。なお、曲率は、対応する半径336および338の逆数として定義される。非円弧の場合、曲率は、弧上の点ごとに変化する。弧334および314は、湾曲したソールの前方部分の側面を表しており、点305は、前方部分が実質的に平坦な中央部分に接続する位置に対応している。図3から、AP方向における小さな曲率(例えば、大きな半径338)は、より平坦なソールを提供し、一方、大きなAP曲率(例えば、小さな半径336)は、脛の角度のより大きな変化を支え、使用者を前方に進ませることを理解することは容易である。図3の角度310および320は、自然な歩き方の最中の爪先引離しに近づくために必要な脛の角度の変化の量を表している。これらの2つの角度の値は同じである。角度320は、弧334に対応する。
弧314と同様に、多くの歩行装具において、前方端部におけるAP曲率は、脛の角度の十分な変化を実現するにはあまりに小さく、患者がより小さな等しくない歩幅をとる原因となっている。対応する高さ332が弧314の高さ330よりも大きな弧334と同様に、ソールの前方部分においてまたは遠位面の全体にわたってより理想的な曲率を実現する多くの歩行装具では、ソールは、かなり厚くなる。これは、足が、立っているときに平面上に置かれる必要があるためである。より厚いソールは、この厚さが患者の他方の足に適合しない場合、等しくない脚の長さおよび臀部のずれをもたらす。厚さがより小さな曲率によって制御され、さらに、脛の角度の所定の変化が求められるさらに他の一部の歩行装具において、ソールの前方部分は、角度310に近づくように点325に向かって伸びる弧314と同様により長いAP長さを有する。より大きな半径338を有し、角度310に対応する、点305と点325との間の弧のAP長さ344は、弧334および314に対応するAP長さ340よりもずっと大きい。より長い前方部分は、ソールの中央部分を後方に押しやり、場合によっては、患者が立った姿勢のときの安定性に影響を及ぼす。
以前の歩行装具とは異なり、本明細書で説明されているシステムおよび装置の一態様において、ソールの遠位面は、脛の角度が立脚期の全体にわたって変化する率に従って設計される。言い換えれば、脛の角度の特定の変化を達成することに加えて、一部の実施形態は、歩行装具の転がり運動が、図4に示されているように自然な歩行の歩行周期を再現する角速度で行われることを可能にする。これらの実施形態は、歩行装具用の以前の湾曲したソールよりも好適である。なぜなら、これらの実施形態は、過度の厚さに陥ることなく、ソールの前方部分および後方部分において、使用者を前方に進ませるのに十分な加速度を実現するからである。また、これらの実施形態は、ソールの中央部分の範囲がより長い長さにわたることおよびソールの中央部分が改善された安定性のために足の中心部分の下に位置することを可能にする。加えて、遠位面が、脛の角度が立脚期の全体にわたって変化する率に従って湾曲するこのような設計によって、ソールの中央部分は、小さいがゼロではない曲率を有し、これにより、踵当接から中間姿勢への移行および中間姿勢から爪先引離しへの移行がどちらとも、緩やかで円滑になる。ソールの中央部分のこのような小さな曲率は、使用者が立っているときに安定性の問題をもたらさない。これは、部分的には、半硬質材料および可撓性材料の組み合わせが、体重が真上にかかるときに、体重のかかる中央部分を本質的に平坦にするためである。
図4は、通常歩行の歩行周期の間の典型的な脛の角速度の折れ線グラフ410を提供している。水平軸430は、パーセンテージを用いて歩行周期の期間を表しており、領域434、436、および438は、それぞれ立脚期の踵当接、中間姿勢、および爪先引離しの段階を表している。領域432および440は、脛の角度の変化が臀部および膝の関節によって直接促進される遊脚期に対応する。垂直軸420は、下方に伸びており、脛の角速度が約20度/sと約180度/sとの間で変化することを示している。図4に示されている折れ線グラフ410は、複数の個人からの角速度の測定値を平均することによって得られる。ソールが個別にカスタマイズされるか、特定の患者のグループのためにカスタマイズされる歩行装具の一部の実施形態において、所望の角速度グラフは、踵当接段階の1つの谷、中間姿勢段階の1つの丘、および爪先引離し段階の1つの谷を有する同様の形状を依然として保持する限り、折れ線グラフ410と異なってもよい。
図2に戻ると、垂直副軸232に関する折れ線グラフ230がさらに示されており、折れ線グラフ230は、歩行周期の立脚期の間(脛および体の残りが前方に移動するときに体重が足を通過するとき)に地面によって足に作用する力である床反力140(図1参照)を表している。水平軸210は、完了した立脚期のパーセンテージを表している。踵当接の最初(約0%)および爪先引離しの最後(約100%)において、反力は、約0ニュートン(N)である。一般に、足を通過する力の量は、患者の体重に依存するため、折れ線グラフ230は、例示的な例としてのみ提示されている。踵当接および爪先引離しの間、足は、体を前方に進ませる硬質の梃子として機能し、したがって、力140は、患者の体重よりもずっと大きくなる。中間姿勢の間、他方の足は、地面から離れており、患者の重心は、歩行装具内の足の真上にある。したがって、中間姿勢に対応する、ソールの中央部分は、患者が歩行していようが立っていようが安定性を実現するためにAP方向において実質的に平坦であるべきである。一部の実施形態において、ソールの中央部分は、前方端部または後方端部において達成可能な最大曲率を含むことなく、実質的に平坦であり、患者の足の中心部分の下に位置するように構成される。一部の実施形態において、ソールの中央部分は、足中部の真下に位置するように構成される。
さらに、ここでは図に明示的に示されていないが、通常、足の圧力中心は、踵のわずかに側方側から始まり、中央方向へ前に向かい、第1中足骨と第2中足骨との間を通り抜けて、足の親指を通過するように連続的に足を通って移動する。中間横(ML)方向において平坦なソールを有する歩行装具の場合、下脚のわずかな内反または外反も、足の圧力中心が、ソールの縁から飛び出ること(円滑な歩き方を妨げる離散事象)をもたらす。本明細書で説明されているシステムおよび装置の一態様において、ML曲率は、通常の歩き方に対応する程度に十分に大きく、安定して立つことを可能にする程度に十分に小さい。このような特徴には、各ML断面において中央側の縁の近傍にピークを有し、遠位面の側方側の縁の近傍に別のピークを有しながら、2つのピーク間では実質的に平坦であるML曲率を有することによって近づいていく。足の圧力中心の移動をさらに再現するために、ML曲率は、ソールの後方から前方にかけて徐々に変化し、踵の付近ではより大きなピーク値を有し、中央部分ではより小さなピーク値を有する。
図5は、装具ハウジング510およびソール520(湾曲した遠位面522を有する)を有する整形外科用歩行装具500の実施形態を示している。装具ハウジング510は、下脚および足の支持を行うための任意の適切な形態を有してもよい。この実施形態において、装具ハウジング510は、足ベッド(footbed)部分514と、踵部分516と、直立支持部分518を有する硬質シェルである。足ベッド部分514は、ソール520に直接取り付けるための平面を底に有し、全体的または部分的に患者の足を包み得る。ハウジング510の内側には、快適さを提供するために、また使用者がハウジングによってもたらされる圧迫レベルを調整することを可能にするためにクッション材料、例えば、発泡パッドおよび膨張可能な構成要素が裏打ちされてもよい。一部の実施形態において、足首を全体的に固定する硬質シェルの代わりに、ハウジングは、回復過程中の足首の小さい動作を可能にするために半硬質材料から作られてもよい。
図6は、近位面610および遠位面620を有する湾曲ソールの例示的な実施形態600を示している。遠位面620は、図4にプロットされた角速度グラフ410に近い曲率を有する。最も後方の点から始まり、ソール600は、3つの領域、すなわち、後方領域630、中央領域632、および前方領域634に分割され得る。後方領域630は、ソール600の最も後方の点から中央領域632まで延在する。中央領域632は、後方領域630から前方領域634まで延在する。前方領域634は、中央領域632からソール600の最も前方の点まで延在する。ソール600のAP長さ625は、整形外科用歩行装具のサイズに依存する。例えば、中サイズの男性用歩行装具は、約11インチのAP長さ625を有してもよい。子供のために設計される歩行装具は、比例してより小さく作られる。中央領域632は、立っているときの患者に安定した支持を提供する。中央領域632のAP長さ633は、ソール600のAP長さ625の約35%〜約45%の範囲内であってもよく、一例において、ソール600のAP長さ625の約40%である。前方領域634のAP長さ635は、ソール600のAP長さ625の約30%〜約40%の範囲内であってもよく、一例において、ソール600のAP長さ625の約35%である。後方領域630の長さ631は、中央領域632のAP長さ633および前方領域634のAP長さ635の両方が分かっている場合に導出され得る。様々な例に応じて、後方領域630のAP長さ631は、ソール600のAP長さ625の約15%〜約35%の間の範囲内である。一部の実施形態において、後方領域630のAP長さ631は、ソール600のAP長さ625の約25%である。後方領域630、中央領域632、および前方領域634は、歩行周期の立脚期の踵当接、中間姿勢、および爪先引離しの段階にそれぞれ対応する。
図6に示されているように、一部の実施態様において、爪先引離しの前方領域634は、後方側から増加し、最大値648に達して、次に前方側に向かって減少するAP曲率644を有する。最大値648は、おおよそ前方領域634の中央部分内にある。一部の実施態様において、最大AP曲率648は、約0.10インチ−1よりも大きい。例えば、最大AP曲率648は、約0.11インチ−1であってもよい。
歩行装具のサイズが変更される場合、ソールのサイズも変更される。異なるサイズの歩行装具を必要とする患者に関する脛の角速度測定は、部分的または全体的に、図4に示されている折れ線グラフ410と異なる場合もあれば異ならない場合もある。したがって、図6のソール600のAP長さ625が変更される場合、遠位面620のAP曲率は、図6に示されている実施形態に関するAP曲率644、642、および640の変倍されたバージョンであってもよい。例えば、前方領域634のAP曲率644は、前方領域634のAP長さ635が、ソール600のAP長さ625に比例して変更される場合に同じ形状、値の範囲、および最大値648を保持してもよい。同様の規則が、中央領域632の曲率642および後方領域630の曲率640に適用されてもよい。
一部の実施態様において、前方領域634のAP長さ635が、ソール600のAP長さ625に比例して変更される場合、前方領域634のAP曲率644もまた、所望の変倍係数に従って変更される。例えば、図3において、AP長さ340と半径336との比率は、角度320の正弦関数である。したがって、この比率は、AP長さ340および半径336の値が変更されるとき、角度320が一定のままである限り一定のままである。同様に、図6に示されているソール600の一部の実施態様において、ソール600のサイズが変更されるとき、前方領域634のAP長さ635と前方領域634の最大曲率648に対応する半径との比率はほぼ同じままである。一部の実施態様において、前方領域634の最大AP曲率648と前方領域634のAP長さ635との積は、約0.35よりも大きい。
一部の他の実施態様において、患者の体の正味の前進速度は、すべての人々に共通して歩行周期の全体にわたってほぼ同じパターンおよび値の範囲に従うと想定される。また、正味の前進速度は、ソールにおける接線速度であり、ソールにおける接線速度は、脛の角速度と接線の点で測定される曲率の半径との積である。したがって、ソール600のサイズが変更されるとき、測定される脛の角速度とソールの対応する曲率との比率は、ほぼ同じパターンおよび値の範囲を保持する。
一部の実施形態において、踵当接の後方領域630は、後方領域630の後方側から増加し、最大値646に達して、次に中央領域632に向かって減少するAP曲率640を有する。最大値646は、おおよそ後方領域630の中央部分内にある。一部の実施態様において、後方領域630のAP曲率640は、ソール600の最も後方の点においてゼロよりもずっと大きな値650をとる。最大AP曲率646は、約0.25インチ−1未満であってもよい。一例において、最大AP曲率646は、約0.21インチ−1である。一実施態様によれば、後方領域630の最大AP曲率646と後方領域630のAP長さ631との積は、約0.7未満である。
図2に関して上述したように、ソール600の中央領域632は、患者の足の中心部分の下に位置するように構成され、足中部の真下に位置してもよい。さらに、中央領域632は、実質的に平坦である。したがって、中央領域632は、領域にわたってほぼ一定のAP曲率642を有する。一例によれば、中央領域632は、約0.024インチ−1〜約0.026インチ−1のAP曲率642を有する。一部の実施形態において、中央領域632のAP曲率642は、約0.030インチ−1未満の最大値を有する。一実施態様によれば、中央領域632のAP曲率642の最大値と中央領域632のAP長さ633との積は、約0.15未満である。
図7は、一実施形態に係る、図6の湾曲したソール600の近位面610の投影図を示している。近位面610は、患者の足および足ベッド514(図5参照)を受けるように構成されている。様々な実施態様に応じて、ソール600は、接着剤によって、ソール600が必要に応じて取り外されて交換されることを可能にするインターロッキング機構によって、または接着剤およびインターロッキング機構の両方によって足ベッド514に取り付けられてもよい。図7の例示的な実施形態に示されているように、近位面610は、周囲リム710と、周囲溝720と、凹体積部(recessed volume)760を伴う隆起したプラットフォーム750(踵の下に配置される)と、円形ノッチ740、742、744、および746を含む。周囲リム710、周囲溝720、隆起したプラットフォーム750、ならびに円形ノッチ740、742、744、および746は、近位面610において、上部ハウジング510の一部である足ベッド514へのソール600の正確かつ確実な取付けを可能にするように足ベッド514の底の対応する構造(図示せず)と結合されてもよい。上部ハウジング510は、足首および下脚を支持する。ソール600のAP長さ625は、上部ハウジング510のサイズに依存する。他の実施形態において、近位面610は、ソール600を足ベッド514に固定するための異なる構造を含む。例えば、近位面610は、足ベッド514の窪みと結合する突起を含んでもよい。
図7において、近位面610は、長手方向軸線に関して対称である。一実施態様では、図6に示されているソール600の遠位面620も同様に対称であり、これにより、ソール600を、左足または右足の両方に使用することが可能となる。他の実施態様において、近位面610は、非対称の構造に設計される。例えば、ノッチ746の鏡像としてのノッチ742およびノッチ744の鏡像としてのノッチ740を有する代わりに、一部の実施形態において、近位面610のノッチは、長手方向軸線に関して非対称の位置に配置されてもよい。他の例において、近位面610は、4つより多くのノッチまたは4つ未満のノッチを含んでもよい。さらに、他の実施形態において、近位面610は、非対称に、患者の足の形状に適合する形状に、または隆起した部分によって患者の歩き方の特性(回内運動など)を補償するように構成される。
図8は、一実施形態に係る、例示的な湾曲したソール600の遠位面620の投影図である。前後軸線810は、ソール600を2つの半分の部分に分割しており、また、ソール600の後方点を通過している。一部の実施形態において、2つの半分の部分は、同じである。すなわち、遠位面は対称である。また、遠位面は非対称であってもよい。例えば、遠位面620は、弓形の支持部を含むように、および/または左足または右足の回内運動に適合するように設計されてもよい。ソール600の幅830は、ソール600の最も広い中央横断面において測定される。この実施形態において、幅830は、ソール600の全体のAP長さ625(図6参照)の約45%である。歩行装具が、負傷の種類または使用者の好みに応じてカスタマイズされるとき、ソール600の幅830とソール600の全体のAP長さ625との比率は、約35%〜約55%の範囲内であってもよい。
図9は、一実施形態に係る、湾曲したソール600の前後の断面図である。断面は、図8に示されている前後軸線810において切り取られている。隆起したプラットフォーム750は、長さ910および高さ915を有する。一例によれば、長さ910は、約2.6インチであり、高さ915は、約0.25インチである。隆起したプラットフォーム750は、周囲リム710から距離920だけ離間されている。一例において、距離920は、約0.5インチである。リム710は、約0.4インチのリム高さ925を有する。リム710のリム高さ925は、遠位面620の縁に沿って変化してもよい。ソール600の厚さ940は、遠位面620の最も高い点と地表面との間の距離とほぼ同じである。一部の実施形態において、ソール600の厚さ940は、約0.75インチである。ソール600の厚さ940は、ソール600のサイズに応じて変更されてもよい。
図10は、湾曲したソール600の中央横断面図であり、断面は、前後軸線810に対して垂直な、図8の中央横線820において切り取られている。周囲溝720は、中央横線820において幅1010および深さ1020を有する。一例によれば、幅1010は、約0.25インチであり、深さ1020は、約0.15インチである。図10に示されているように、隆起したプラットフォーム750の中央横幅1030は、中央横線820において約3.0インチである。
図11は、図6に示されている湾曲したソール600の遠位面620の分解図である。実施において、ソール600は、様々な材料および様々な工程を用いて製造されてもよい。一実施態様において、ソール600は、その滑り止め・衝撃吸収特性に関して好ましい1種類の材料(例えば、加硫した天然ゴム)を用いて型から製造される。天然ゴムは、高い密度を有し、したがって、かなりの重量を歩行装具に加える。ソール600の全重量を低減し、さらに、衝撃吸収および摩擦抵抗を提供するために、一部の実施態様において、ソール600は、外側ソール層および中央側ソール層を一体部品として融合することによって作られ、その場合、外側ソール層は、ソール600の遠位面620に対応し、中央側ソール層は、ソール600の近位面610に対応する。遠位面620および近位面610は、異なる密度および剛性を有する材料から作られてもよい。
一部の実施態様において、遠位面620は、セグメント化された層状の構造として2つの異なる種類の材料から作られる。図11に示されているように、挿入物1120、1130、および1140の薄層は、天然ゴムから作られ、一方、本体1110は、その耐久性および衝撃吸収性について公知のより軽い材料、例えば、100%のEVA(Ethyl−Vinyl Acetate(エチレン酢酸ビニル))から作られる。第1の挿入物1120は、踵当接中の横滑りを低減するために遠位面620の後方領域の付近に配置され、一方、第2の挿入物1130および第3の挿入物1140は、中間姿勢および爪先引離し中の滑りを最小限に抑えるために前方領域および中央領域の一部の下に配置される。第1の挿入物1120は、滑り止め・衝撃吸収特性を含むことなくその全体の表面積およびその重量を低減する馬蹄形状を有する。第2の挿入物1130も同様に、馬蹄のように形作られており、中央の隙間部分は、第3の挿入物1140に適合するように構成されている。第3の挿入物1140は、この例では等脚台形のように形作られている。3つの挿入物1120、1130、および1140のすべてが、パターン溝を含む。他の実施形態では、挿入物の異なる形状および溝の異なるパターンが使用されてもよい。様々な例に応じて、挿入物1120、1130、および1140は、様々な色(可能ならば、歩行装具の他の部分の色に適合する)を有してもよい。一部の構成では、3つより多くの挿入物または3つ未満の挿入物が、遠位面620に含まれる。例えば、第2の挿入物1130および第3の挿入物1140の代わりに、単一の大きな挿入物(図示せず)が、遠位面620の前方領域および中央領域の一部の下に配置されてもよい。
上記は、例示に過ぎず、本明細書に記載されている詳細に限定されるべきではないことが理解されるべきである。いくつかの実施形態が、本開示によって提供されているが、開示されているシステムおよび装置ならびにこれらの構成要素は、本開示の範囲から逸脱することなく任意の他の特定の形態で具体化されてもよいことが理解されるべきである。
変更および修正は、本開示を精査することにより当業者によって想到されるが、その場合、開示されている特徴は、本明細書で説明されている1またはそれ以上の他の特徴を有する任意のコンビネーションおよびサブコンビネーション(多項従属項のコンビネーションおよびサブコンビネーションを含む)において実施されてもよい。上で説明または示されている様々な特徴(その任意の構成要素を含む)は、他の装置、システム、または方法において組み合わされるか、または一体化されてもよく、さらに、特定の特徴が、省略されてもよいし、あるいは実施されなくてもよい。
変更、置換、および代替の例は、当業者によって見い出され得るものであり、また、本明細書に開示されている情報の範囲から逸脱することなく形成されるべきである。本明細書で言及されているすべての参考文献は、その全体に関して参照により組み込まれ、本明細書の一部をなす。

Claims (34)

  1. 整形外科用歩行装具であって、
    屈曲を防ぐために患者の足首を包んで固定するように構成されたハウジングと、
    近位面および遠位面を有するソールであって、前記近位面が、前記患者の足を受けるように構成されており、前記遠位面が、後方領域、中央領域、および前方領域を有し、
    前記後方領域が、前記患者の足の踵部分の下に位置するように構成され、第1の前後の(AP)曲率を有し、
    前記中央領域が、前記患者の足の中心部分の下に位置するように構成され、第2のAP曲率を有し、
    前記前方領域が、前記患者の足の前方の中足骨および爪先の部分の下に位置するように構成され、前記前方領域の後方側から前記前方領域の中央部分に向かって増加し、前記中央部分から前記前方領域の前方側に向かって減少する第3のAP曲率を有する
    ソールと
    を備える整形外科用歩行装具。
  2. 前記前方領域が、前記遠位面のAP長さの約35%を含む、請求項1に記載の整形外科用歩行装具。
  3. 前記中央領域が、前記遠位面のAP長さの約40%を含む、請求項1または2に記載の整形外科用歩行装具。
  4. 前記中央領域が、足中部の真下に位置する、請求項1から3のいずれかに記載の整形外科用歩行装具。
  5. 前記第3のAP曲率が、約0.100インチ−1よりも大きな最大値を有する、請求項1から4のいずれかに記載の整形外科用歩行装具。
  6. 前記前方領域のAP長さと前記第3のAP曲率の最大値との積が、約0.35よりも大きい、請求項1から4のいずれかに記載の整形外科用歩行装具。
  7. 前記第2のAP曲率が、約0.030インチ−1未満の最大値を有する、請求項1から6のいずれかに記載の整形外科用歩行装具。
  8. 前記中央領域のAP長さと前記第2のAP曲率の最大値との積が、約0.15未満の最大値を有する、請求項1から7のいずれかに記載の整形外科用歩行装具。
  9. 前記第1のAP曲率が、前記後方領域の後方側から前記後方領域の中央部分に向かって増加し、前記中央部分から前記後方領域の前方側に向かって減少する、請求項1から8のいずれか一項に記載の整形外科用歩行装具。
  10. 前記第1のAP曲率が、約0.25インチ−1未満の最大値を有する、請求項9に記載の整形外科用歩行装具。
  11. 前記後方領域のAP長さと前記第1のAP曲率の最大値との積が、約0.7未満の最大値を有する、請求項9に記載の整形外科用歩行装具。
  12. 前記遠位面が、第1の中間横方向の(ML)曲率であって、中央側の縁の近傍に第1のピークを有し、前記遠位面の側方側の縁の近傍に第2のピークを有し、前記第1のピークと前記第2のピークとの間では実質的に平坦である第1の中間横方向の(ML)曲率を有する、請求項1から11のいずれか一項に記載の整形外科用歩行装具。
  13. 前記遠位面が対称である、請求項1から12のいずれかに記載の整形外科用歩行装具。
  14. 前記近位面が、硬質であり、前記遠位面が、可撓性であり、前記遠位面が、第1の密度を有する第1の材料および第2の密度を有する第2の材料を含み、前記第2の密度が、前記第1の密度よりも小さい、請求項1から13のいずれかに記載の整形外科用歩行装具。
  15. 前記近位面が、プラスチック材料から形成されている、請求項14に記載の整形外科用歩行装具。
  16. 前記第1の材料が、ゴムである、請求項14または15に記載の整形外科用歩行装具。
  17. 前記第2の材料が、EVAである、請求項14から16のいずれかに記載の整形外科用歩行装具。
  18. 前記遠位面の最も高い点と地表面との間の距離として、厚さが定義され、該厚さの最大値が、約0.75インチである、請求項1から17のいずれかに記載の整形外科用歩行装具。
  19. 前記中央領域が、前記遠位面の前記AP長さの約40%を含む、請求項2に記載の整形外科用歩行装具。
  20. 前記中央領域が、足中部の真下に位置する、請求項19に記載の整形外科用歩行装具。
  21. 前記第3のAP曲率が、約0.100インチ−1よりも大きな最大値を有する、請求項20に記載の整形外科用歩行装具。
  22. 前記前方領域のAP長さと前記第3のAP曲率の最大値との積が、約0.35よりも大きい、請求項20に記載の整形外科用歩行装具。
  23. 前記第2のAP曲率が、約0.030インチ−1未満の最大値を有する、請求項21に記載の整形外科用歩行装具。
  24. 前記中央領域のAP長さと前記第2のAP曲率の最大値との積が、約0.15未満の最大値を有する、請求項21に記載の整形外科用歩行装具。
  25. 前記第1のAP曲率が、前記後方領域の後方側から前記後方領域の中央部分に向かって増加し、前記中央部分から前記後方領域の前方側に向かって減少する、請求項23に記載の整形外科用歩行装具。
  26. 前記第1のAP曲率が、約0.25インチ−1未満の最大値を有する、請求項25に記載の整形外科用歩行装具。
  27. 前記後方領域のAP長さと前記第1のAP曲率の最大値との積が、約0.7未満の最大値を有する、請求項25に記載の整形外科用歩行装具。
  28. 前記遠位面が、第1の中間横方向の(ML)曲率であって、中央側の縁の近傍に第1のピークを有し、前記遠位面の側方側の縁の近傍に第2のピークを有し、前記第1のピークと前記第2のピークとの間では実質的に平坦である第1の中間横方向の(ML)曲率を有する、請求項26に記載の整形外科用歩行装具。
  29. 前記遠位面が対称である、請求項28に記載の整形外科用歩行装具。
  30. 前記近位面が、硬質であり、前記遠位面が、可撓性であり、前記遠位面が、第1の密度を有する第1の材料および第2の密度を有する第2の材料を含み、前記第2の密度が、前記第1の密度よりも小さい、請求項29に記載の整形外科用歩行装具。
  31. 前記近位面が、プラスチック材料から形成されている、請求項30に記載の整形外科用歩行装具。
  32. 前記第1の材料が、ゴムである、請求項30に記載の整形外科用歩行装具。
  33. 前記第2の材料が、EVAである、請求項30に記載の整形外科用歩行装具。
  34. 前記遠位面の最も高い点と地表面との間の距離として、厚さが定義され、該厚さの最大値が、約0.75インチである、請求項33に記載の整形外科用歩行装具。
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