JP3736811B2 - 運転訓練用プラント監視装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、発電プラントの運転訓練を行なう装置において、プラントの状態を表示装置などにより監視する発電プラントの運転訓練用プラント監視装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
図7は一般的なプラント運転訓練装置の構成図であり、訓練員71は実プラントと同じか又は簡略化した監視制御盤72の前に位置し、インストラクター73がインストラクター操作パネル74を介してプラント模擬装置75へ入力した状態信号又は操作スイッチ信号を監視し、画面選択装置76を操作してプラント監視装置77へ信号入力するものである。要するに、インストラクターからの指示に従って訓練員が該当機器を操作し、あたかも実機器を操作しているのと同じ状態にて操作訓練をするものである。
【0003】
又、この訓練装置には、運転訓練を効率良く効果的に行なうために、以下に列挙するインストラクター機能が装備されている。
(1)初期状態保存/設定機能
本機能は、運転訓練中の任意のプラント状態を保存し、又、この保存したプラント状態に設定できる機能であり、いつでも同じプラント状態から運転訓練が可能となる。
【0004】
(2)バックトラック機能
本機能は、連続した運転訓練中に任意のプラント状態にさかのぼり、そのプラント状態より運転訓練を継続,再開できる機能であり、運転訓練中に前記初期状態保存及び設定操作を頻繁に行なう必要がない。
【0005】
(3)リプレイ設定/解除機能
本機能は、連続した運転訓練中に任意のプラント状態にさかのぼり、訓練員が運転操作することなく、そのプラント状態からリプレイ要求時点までに、どのような運転を行なったかを再現(リプレイ)する機能であり、訓練員が自分の運転操作を客観的に見ることができる。又、リプレイ中にリプレイ解除することにより、プラント状態をリプレイ要求前の状態に戻すことができる。
【0006】
又、プラント監視装置では図8に示すように、プラント模擬装置より入力したプロセスデータや、このプロセスデータから温度変化などの変化率を計算した変化率データやプラント性能計算データを、数値,図形,バーチャートや曲線トレンドなどの形態にてCRT表示装置へプロセス表示している。
【0007】
以下に従来のプラント監視装置を図9を用いて説明する。
プロセス入力手段41は周期的にプラント模擬装置2よりプロセスデータを入力し、プロセスデータ設定領域42に保存する。曲線データ編集手段43は周期的に曲線データ表示を行なうポイントのプロセスデータをプロセスデータ設定領域42より入力し、曲線データ設定領域44に保存する。変化率計算手段45は周期的に変化率計算を行なうポイントのプロセスデータをプロセスデータ設定領域42より入力し、変化率計算後、変化率データと今回入力したプロセスデータを変化率データ設定領域46に保存する。
【0008】
プラント性能計算手段47は周期的に必要なポイントのプロセスデータをプロセスデータ設定領域42より入力し、発電電力量の積算計算などの性能計算後、計算データをプラント性能計算データ設定領域48に保存する。選択画面入力手段49は画面選択装置50を介して運転員からの画面選択要求を入力し、プロセス表示手段51へ選択要求されたプロセス画面の表示要求を通知する。
【0009】
プロセス表示手段51は選択画面入力手段49からの表示要求に従いプロセス画面を表示し、周期的にプロセスデータ設定領域42,曲線データ設定領域44,変化率データ設定領域46及びプラント性能計算データ設定領域48よりプロセス表示に必要なデータを夫々取り出し、CRT表示装置52に表示更新する。ここで、インストラクターがインストラクター操作パネル3からバックトラック機能などのインストラクター機能を要求した場合、このインストラクター機能要求はプラント模擬装置2に入力され、インストラクター要求受付手段53へ通知される。
【0010】
インストラクター要求受付手段53はプラント模擬装置2よりインストラクター機能要求が通知されたとき、プラント状態が変化したと見なしプロセス入力手段41へスキャン要求を通知する。プロセス入力手段41はスキャン要求の通知によりプロセスデータ設定領域42を変化したプラント状態に状態を合わせるために、全ポイントのプロセスデータをプラント模擬装置2より再入力する。
以上のような作用により、運転訓練を効率的、かつ、効果的に行なうためのインストラクター機能を装備したプラント監視装置が提供されている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
上記した従来のプラント監視装置では、前記インストラクター機能が要求された場合に以下の問題があった。
図10(a)はプラントの停止運転により発電機出力が変化率Δgdで下降した場合で、斜線部Gdはポイントt1からt2までの発電電力量を示している。なお、縦軸は発電機出力を示し、横軸は時間を示す。図10(b)はプラントの起動運転により発電機出力が変化率Δguで上昇した場合で、斜線部Guはポイントt1からt2までの発電電力量を示している。この場合、発電機出力g1となったポイントt2にて初期状態保存がされているとする。
【0012】
ここで、例えば図10(a)のような停止運転により発電機出力g0となったポイントt2にて停止運転を中止し、図10(b)のポイントt2にて保存されたプラント状態を設定後、図10(b)のポイントt2以降のようなプラントの起動運転を行なった場合、プラント模擬装置2からのプロセスデータである発電機出力は図10(c)のように変化する。
【0013】
上記各図を基に以下に問題点を列挙する。
先ず、前記した通り、図10(b)のポイントt2のプラント状態が初期状態設定されているため、図10(b)のような曲線データ表示となるべきであるが、従来の曲線データ表示では、初期状態設定機能などによるプラント状態の変化に関係なく、単にプロセス入力手段41にて入力されたプロセスデータを曲線データ編集手段43により曲線データ設定領域44にデータ収集し、この収集されたデータをプロセス表示手段51にてCRT表示装置52に表示出力しているだけであったため、結果として図 10(a) と図 10(b) を合成した図10(c)のような曲線データ表示となる。
【0014】
これはバックトラック機能やリプレイ機能についても同じことが言える。よって、従来の曲線データ表示では、インストラクター機能要求後の履歴データが正常に表示されないため、履歴データの推移をもとに今後のプラント動向を予測することが困難となり、運転訓練に支障をきたしていた。
【0015】
又、変化率データに関しても、図10(b)のポイントt2のプラント状態が初期状態設定されているため、図10(b)に示す起動運転時の変化率Δguとなって上昇すべきであるが、従来の変化率計算では、下記の一次式を用いた計算により計算しているため変化率計算時には(n−1)個の前回データを必要とし、前記曲線データ表示の場合と同様に、初期状態設定機能などによるプラント状態の変化に関係なく、単にプロセス入力手段41にて入力されたプロセスデータを用いて変化率計算手段45により計算しているだけであった。そのため図10(c)の場合における変化率計算ではポイントt2にて中止運転状態の発電機出力g0から起動運転状態の発電機出力g1へ変化しただけと見なし、かつ、停止運転のポイントt2までの前回データにより変化率が計算されるため、起動運転時の変化率Δguとならない。
【0016】
これはバックトラック機能やリプレイ機能についても同じことが言える。このため、インストラクター機能要求後に変化率異常による警報が発生するなど運転訓練に支障をきたしていた。
【数1】
Figure 0003736811
【0017】
又、プラント性能計算データに関しても、前記した通り10(b)のポイントt2のプラント状態が初期状態設定されているため、10(b)に示す起動運転時の発電電力量Guとなるべきである。しかし、従来のプラント性能計算も、前記変化率計算の場合と同様に前回までの積算データを必要とする。したがって初期状態設定機能などによるプラント状態の変化に関係なく、単にプロセス入力手段41にて入力されたプロセスデータをプラント性能計算手段47により計算しているだけであった。
【0018】
要するに、プラント性能計算の場合も、10(c)に示すポイントt2にて、停止運転のポイントt1からt2までの積算データにより計算されるため、発電電力量は、起動運転時の発電電力量Guとならない。これはバックトラック機能やリプレイ機能についても同じことが言える。このため、インストラクター機能要求後にプラント性能計算データが異常となり、運転訓練に支障をきたしていた。
【0019】
要するに、従来のプラント運転及び監視では、監視・制御盤上の計器やメーターによる運転,監視が主流であり、CRT表示装置などのプロセス画面による監視は補助的な役割が強かった。したがって従来のプラント監視装置においてはプラント模擬装置2からのプロセスデータの再現データに従って、プロセス表示や警報状態を再現するだけで十分であり、訓練員が運転訓練中に操作した画面選択操作の再現は必要性がなかった。
【0020】
しかしながら、近年ではCRT表示装置によるプラント監視の実績も増し、又、CRT表示技術の発達に伴ない、CRT表示装置などのプロセス画面による集約的監視が主流となっている。よって、運転訓練においても訓練員が各運転状況にて適切なプロセス画面を見てプラント状態を把握しているかが重要な要素となってきており、プラント模擬装置2にて復元されるプラント状態の時に表示していたプロセス画面を表示する必要性が高くなってきている。
【0021】
更に、リプレイ機能においてもプラント模擬装置2からのプロセスデータの再現データに従ってプロセス表示などを再現するだけでなく、訓練員が運転訓練中に操作した画面選択操作の再現(リプレイ)の必要性も高くなってきている。
本発明は上記各課題を解決するためになされたものであり、曲線データ表示や変化率計算,プラント性能計算による計算データ及びプロセス画面の表示状態を各種インストラクター機能要求時のプラント状態に一致した状態へ設定することが可能であり、かつ、画面選択操作の再現(リプレイ)が可能な運転訓練用プラント監視装置を提供することを目的としている。
【0022】
【課題を解決するための手段】
本発明の[請求項1]に係る運転訓練用プラント監視装置は、発電プラントを模擬したプラント模擬装置から出力される前記発電プラントの模擬運転状態を示すプロセスデータを受け付けて前記発電プラントの模擬運転状態を表示装置に表示する運転訓練用プラント監視装置において、
前記プラント模擬装置から出力される前記発電プラントの模擬運転状態を示すプロセスデータを受け付けるプロセス入力手段と、
前記プラント模擬装置からのバックトラック保存要求及びインストラクター操作パネルからの運転訓練に関する要求を受け付けるインストラクター要求受付手段と、
曲線データ設定領域および曲線データ保存領域を有する記憶手段と、
前記プロセス入力手段により受け付けられた前記プロセスデータに基づいて曲線データを生成し、この生成した前記曲線データを前記曲線データ設定領域に保存する曲線データ編集手段と、
前記曲線データ設定領域に保存された前記曲線データを前記表示装置に表示させる表示処理を行うプロセス表示手段と、
前記インストラクター要求受付手段において前記インストラクター操作パネルから前記運転訓練に関する要求として初期状態保存要求を受け付けたときもしくは前記プラント模擬装置から前記バックトラック保存要求を受け付けたとき、前記曲線データ設定領域に保存されている前記曲線データを前記曲線データ保存領域内の初期状態設定用保存領域もしくはバックトラック用保存領域に保存この前記初期状態設定用保存領域もしくは前記バックトラック用保存領域への前記曲線データの保存後に前記インストラクター要求受付手段において前記インストラクター操作パネルから前記運転訓練に関する要求として初期状態設定要求もしくはバックトラック設定要求を受けつけたとき、前記初期状態設定要求もしくは前記バックトラック設定要求を受け付けた時点で前記曲線データ設定領域に保存されていた前記曲線データに代えて前記曲線データ保存領域内の前記初期状態設定用保存領域もしくは前記バックトラック用保存領域に保存されている前記曲線データを前記曲線データ設定領域に保存する曲線データ制御手段と
を有することを特徴とする。
【0023】
本発明の[請求項2]に係る運転訓練用プラント監視装置は、発電プラントを模擬したプラント模擬装置から出力される前記発電プラントの模擬運転状態を示すプロセスデータを受け付けて前記発電プラントの模擬運転状態を表示装置に表示する運転訓練用プラント監視装置において、
前記プラント模擬装置から出力される前記発電プラントの模擬運転状態を示すプロセスデータを受け付けるプロセス入力手段と、
前記プラント模擬装置からのバックトラック保存要求及びインストラクター操作パネルからの運転訓練に関する要求を受け付けるインストラクター要求受付手段と、
変化率データ設定領域および変化率データ保存領域を有する記憶手段と、
前記プロセス入力手段により受け付けられた前記プロセスデータに基づいてプロセスデータの変化率を計算し計算結果としての変化率データを前記変化率データ設定領域に保存する変化率計算手段と、
前記変化率データ設定領域に保存された前記変化率データを前記表示装置に表示させる表示処理を行うプロセス表示手段と、
前記インストラクター要求受付手段において前記インストラクター操作パネルから前記運転訓練に関する要求として初期状態保存要求を受け付けたときもしくは前記プラント模擬装置から前記バックトラック保存要求を受け付けたとき、前記変化率データ設定領域に保存されている前記変化率データを前記変化率データ保存領域内の初期状態設定用保存領域もしくはバックトラック用保存領域に保存この前記初期状態設定用保存領域もしくは前記バックトラック用保存領域への前記変化率データの保存後に前記インストラクター要求受付手段において前記インストラクター操作パネルから前記運転訓練に関する要求として初期状態設定要求もしくはバックトラック設定要求を受け付けたとき、前記初期状態設定要求もしくは前記バックトラック設定要求を受け付けた時点で前記変化率データ設定領域に保存されていた前記変化率データに代えて前記変化率データ保存領域内の前記初期状態設定用保存領域もしくは前記バックトラック用保存領域に保存されている前記変化率データを前記変化率データ設定領域に保存する変化率データ制御手段と
を有することを特徴とする。
【0024】
本発明の[請求項3]に係る運転訓練用プラント監視装置は、発電プラントを模擬したプラント模擬装置から出力される前記発電プラントの模擬運転状態を示すプロセスデータを受け付けて前記発電プラントの模擬運転状態を表示装置に表示する運転訓練用プラント監視装置において、
前記プラント模擬装置から出力される前記発電プラントの模擬運転状態を示すプロセスデータを受け付けるプロセス入力手段と、
前記プラント模擬装置からのバックトラック保存要求及びインストラクター操作パネルからの運転訓練に関する要求を受け付けるインストラクター要求受付手段と、
プラント性能計算データ設定領域およびプラント性能計算データ保存領域を有する記憶手段と、
前記プロセス入力手段により受け付けられた前記プロセスデータに基づいて性能計算を行い計算結果としてのプラント性能計算データを前記プラント性能計算データ設定領域に保存するプラント性能計算手段と、
前記プラント性能計算データ設定領域に保存された前記プラント性能計算データを前記表示装置に表示させる表示処理を行うプロセス表示手段と、
前記インストラクター要求受付手段において前記インストラクター操作パネルから前記運転訓練に関する要求として初期状態設定要求を受け付けたときもしくは前記プラント模擬装置から前記バックトラック保存要求を受け付けたとき、前記プラント性能計算データ設定領域に保存されている前記プラント性能計算データを前記プラント性能計算データ保存領域内の初期状態設定用保存領域もしくはバックトラック用保存領域に保存この前記初期状態設定用保存領域もしくは前記バックトラック用保存領域への前記プラント性能計算データの保存後に前記インストラクター要求受付手段において前記インストラクター操作パネルから前記運転訓練に関する要求として初期状態設定要求もしくはバックトラック設定要求を受け付けたとき、前記初期状態設定要求もしくは前記バックトラック設定要求を受け付けた時点で前記プラント性能計算データ設定領域に保存されていた前記プラント性能計算データに代えて前記プラント性能計算データ保存領域内の前記初期状態設定用保存領域もしくは前記バックトラック用保存領域に保存されている前記プラント性能計算データを前記プラント性能計算データ設定領域に保存するプラント性能計算データ制御手段と
を有することを特徴とする。
【0025】
本発明の[請求項4]に係る運転訓練用プラント監視装置は、発電プラントを模擬したプラント模擬装置から出力される前記発電プラントの模擬運転状態を示すプロセスデータを受け付けて前記発電プラントの模擬運転状態を表示装置に表示する運転訓練用プラント監視装置において、
前記プラント模擬装置から出力される前記発電プラントの模擬運転状態を示すプロセスデータを受け付けるプロセス入力手段と、
前記プラント模擬装置からのバックトラック保存要求及びインストラクター操作パネルからの運転訓練に関する要求を受け付けるインストラクター要求受付手段と、
表示装置表示情報保存領域を有する記憶手段と、
前記プロセス入力手段により受け付けられた前記プロセスデータに基づいて得られる前記発電プラントの模擬運転状態を示す画面を前記表示装置に表示させる表示処理を行うプロセス表示手段と、
前記インストラクター要求受付手段において前記インストラクター操作パネルから前記運転訓練に関する要求として初期状態保存要求を受け付けたときもしくは前記プラント模擬装置から前記バックトラック保存要求を受け付けたとき、前記表示装置に表示中の画面の画面番号を前記記憶手段の表示装置表示情報保存領域に保存し、この前記表示装置表示情報保存領域への前記画面番号の保存後に前記インストラクター要求受付手段において前記インストラクター操作パネルから前記運転訓練に関する要求として初期状態設定要求もしくはバックトラック設定要求を受け付けたとき、前記初期状態設定要求もしくは前記バックトラック設定要求を受け付けた時点で前記表示装置に表示されている画面に代えて前記表示装置表示情報保存領域に保存されている前記画面番号の画面を前記表示装置に表示するよう前記プロセス表示手段に対して表示要求を行う選択画面入力制御手段と
を有することを特徴とする。
【0026】
本発明の[請求項5]に係る運転訓練用プラント監視装置は、発電プラントを模擬したプラント模擬装置から出力される前記発電プラントの模擬運転状態を示すプロセスデータを受け付けて前記発電プラントの模擬運転状態を表示装置に表示する運転訓練用プラント監視装置において、
前記プラント模擬装置から出力される前記発電プラントの模擬運転状態を示すプロセスデータを受け付けるプロセス入力手段と、
インストラクター操作パネルからの運転訓練に関する要求を受け付けるインストラクター要求受付手段と、
選択画面情報保存領域を有する記憶手段と、
前記表示装置に表示すべき画面を指定し表示要求を行う画面選択装置と、
前記プロセス入力手段により受け付けられた前記プロセスデータに基づいて得られる前記発電プラントの模擬運転状態を示す画面を前記表示装置に表示させる表示処理を行うプロセス表示手段と、
前記画面選択装置により表示要求された画面の画面番号を表示要求された時刻と共に前記記憶手段の前記選択画面情報保存領域に順次保存し、この前記選択画面情報保存領域への前記画面番号と前記時刻の保存後に前記インストラクター要求受付手段において前記インストラクター操作パネルから前記運転訓練に関する要求としてリプレイ開始要求及びリプレイ開始時刻を受け付けたとき、前記リプレイ開始要求を受け付けた時点で前記表示装置に表示されている画面に代えて前記選択画面情報保存領域に保存されている前記画面番号の画面を前記選択画面情報保存領域に保存されている前記時刻に基づいて順次前記表示装置に表示するよう前記プロセス表示手段に対して表示要求を行う選択画面入力制御手段と
を有することを特徴とする。
【0027】
【作用】
本発明の[請求項1]に係る運転訓練用プラント監視装置(以下、単にプラント監視装置と略記する)は、曲線データ制御手段にて従来のインストラクター要求受付手段53を介して、プラント模擬装置2からの保存要求により曲線データ設定領域44を各要求毎に保存しておき、プラント模擬装置2からの設定要求に従った保存データを曲線データ設定領域44へ設定することにより、インストラクター機能にて任意のプラント状態が設定された場合でも、設定されたプラント状態に合った曲線データ表示を可能とする。
【0028】
本発明の[請求項2]に係る運転訓練用プラント監視装置は、変化率データ制御手段にて従来のインストラクター要求受付手段53を介して、プラント模擬装置2からの保存要求により変化率データ設定領域46を各要求毎に保存しておき、プラント模擬装置2からの設定要求に従った保存データを変化率データ設定領域46へ設定することにより、インストラクター機能にて任意のプラント状態が設定された場合でも、設定されたプラント状態に合った変化率計算処理を可能とする。
【0029】
本発明の[請求項3]に係る運転訓練用プラント監視装置は、プラント性能計算データ制御手段にて従来のインストラクター要求受付手段53を介して、プラント模擬装置2からの保存要求によりプラント性能計算データ設定領域48を各要求毎に保存しておき、プラント模擬装置2からの設定要求に従った保存データをプラント性能計算データ設定領域48へ設定することにより、インストラクター機能にて任意のプラント状態が設定された場合でも、設定されたプラント状態に合ったプラント性能計算処理を可能とする。
【0030】
本発明の[請求項4]に係るプラント監視装置は、選択画面入力制御手段にて従来のインストラクター要求受付手段53を介して、プラント模擬装置2からの保存要求により従来のプロセス表示手段51にて各表示装置52に表示されているプロセス画面の画面番号を各要求毎に保存しておき、プラント模擬装置2からの設定要求に従った保存データである画面番号をプロセス表示手段51へ表示要求することにより、要求されたプラント状態の時のプロセス画面を表示できる。
【0031】
本発明の[請求項5]に係るプラント監視装置は、画面選択装置を介して訓練員からの要求画面を入力しプロセス表示手段51へ表示要求すると共に、入力した要求画面番号と要求された表示装置番号及び要求時刻などからなる画面情報を順次保存し、インストラクター要求受付手段53を介して、プラント模擬装置2から要求されたリプレイ開始要求時刻より後に保存した画面情報を、保存順に取り出してプロセス表示手段51へ表示要求することにより、訓練員のプロセス画面選択操作を再現できる。
【0032】
【実施例】
以下図面を参照して実施例を説明する。
図1は本発明に係るプラント監視装置の実施例の構成図である。図1において、図9と同一部分については同一符号を付して説明を省略する。図1において、54は曲線データ制御手段、55は曲線データ保存領域で、前記曲線データ制御手段54は既にある曲線データ設定領域44と曲線データ保存領域55とインストラクター要求受付手段53に接続される。
【0033】
56は変化率データ制御手段、57は変化率データ保存領域で、前記変化率データ制御手段56は既にある変化率データ設定領域46と変化率データ保存領域57とインストラクター要求受付手段53に接続される。又、58はプラント性能計算データ制御手段、59はプラント性能計算データ保存領域で、前記プラント性能計算データ制御手段は既にあるプラント性能計算データ設定領域48とプラント性能計算データ保存領域59とインストラクター要求受付手段53に接続される。
【0034】
60は選択画面入力制御手段で、画面選択装置50と接続されるばかりかCRT表示情報保存領域61及び選択画面情報保存領域62にも接続される。その他の構成は図9と同様である。
【0035】
本発明の[請求項1]に係るプラント監視装置の実施例を説明する。
この場合の実施例は曲線データ部分のみを対象としたものであるため、その構成としては曲線データ保存領域55と曲線データ制御手段54が新たに設けられている。なお、従来のプロセス入力手段41,曲線データ編集手段43,プロセス表示手段51及びインストラクター要求受付手段53の相互間の動作は、従来技術で述べた通りであるが、本実施例では更にインストラクター要求受付手段53は、インストラクターがインストラクター操作パネル3から各種要求を行なった時、及びバックトラックやリプレイ機能を行なうためにプラント模擬装置2が一定周期に保存要求をした時、プラント模擬装置2よりの要求情報を入力し、曲線データ制御手段54に対して、その要求内容により以下のような通知を行なう。
【0036】
▲1▼初期状態保存要求時、初期状態保存要求と初期状態番号を通知する。
▲2▼初期状態設定要求時、初期状態設定要求と初期状態番号を通知する。
▲3▼一定周期のバックトラック保存要求時、バックトラック保存要求とバックトラック番号を通知する。
【0037】
▲4▼バックトラック設定要求時、バックトラック設定要求とバックトラック番号を通知する。
▲5▼リプレイ開始要求時、保存データはバックトラック機能と共有しているため、リプレイ開始要求とバックトラック番号を通知する。
▲6▼リプレイ解除要求時、リプレイ解除要求を通知する。
【0038】
曲線データ制御手段54はインストラクター要求受付手段53からの通知情報を入力し、この通知情報に従い曲線データ設定領域44を曲線データ保存領域55の要求領域へ保存したり、曲線データ保存領域55の要求領域を曲線データ設定領域44へ設定する。
【0039】
図2は曲線データ保存領域55のデータ構成を示したものであり、大きくは初期状態設定保存領域とバックトラック用保存領域とリプレイ用保存領域より構成されている。各保存領域は曲線データ設定領域44を夫々M個分、N個分及び1個分保存することが可能である。
【0040】
図4は曲線データ制御手段54の処理の流れを示すブロック図である。以下に、図2と図4を用いて曲線データ制御手段54の処理について説明する。
曲線データ制御手段54は通常はインストラクター要求受付手段53からの要求通知を受けるために処理S81にて要求待ちとなっており、インストラクター要求受付手段53からの要求により処理S82を行なう。処理S82ではインストラクター要求受付手段53からの要求情報として要求種別Rkと要求番号Rnとを入力し、処理S83での要求種別Rkの判定結果により以下の処理を行なう。
【0041】
(1)要求種別Rkが初期状態保存要求の場合、
処理S84にて曲線データ設定領域44の曲線データを、要求番号Rnに対応した曲線データ保存領域55内の初期状態設定用保存領域へ保存する。
【0042】
(2)要求種別Rkが初期状態設定要求の場合、
処理S85にて要求番号Rnに対応した曲線データ保存領域55内の初期状態設定用保存領域の曲線データを、曲線データ設定領域44へ設定する。
【0043】
(3)要求種別Rkがバックトラック保存要求の場合、
処理S86にて曲線データ設定領域44の曲線データを、要求番号Rnに対応した曲線データ保存領域55内のバックトラック用保存領域へ保存する。
【0044】
(4)要求種別Rkがバックトラック設定要求の場合、
処理S87にて要求番号Rnに対応した曲線データ保存領域55内のバックトラック用保存領域の曲線データを、曲線データ設定領域44へ設定する。
【0045】
(5)要求種別Rkがリプレイ開始要求の場合、
処理S88にてリプレイ開始要求によりリプレイ要求前のプラント状態へ戻るために、曲線データ設定領域44の曲線データを、曲線データ保存領域55内のリプレイ用保存領域へ保存する。その後、要求番号Rnに対応した曲線データ保存領域55内のバックトラック用保存領域の曲線データを、曲線データ設定領域44へ設定する。
【0046】
(6)要求種別Rkがリプレイ解除要求の場合、
処理S89にてリプレイ要求前のプラント状態へ戻るために、曲線データ保存領域55内のリプレイ用保存領域の曲線データを、曲線データ設定領域44へ設定する。
上記終了後、再度インストラクター要求受付手段53からの要求待ちとするため、処理S81へ戻る。
【0047】
以上の構成により、例えば図10(b) のようなプラント起動運転中のポイントt2にて、インストラクターが保存番号=10番の初期状態保存要求を行なうと、この時の曲線データ設定領域44が曲線データ保存領域55内の初期状態設定10番用保存領域へ保存される。この時の曲線データは図10(b) のポイントt0からt2までの曲線データが設定されている。
【0048】
その後、図10(a) のようなプラント停止運転中のポイントt2にて、インストラクターが保存番号=10番の初期状態設定要求を行なうと、曲線データ保存領域55内の初期状態設定10番用保存領域の曲線データが曲線データ設定領域44に設定されることにより、図10(b) のプラント起動運転中のポイントt0からt2までの曲線データがプロセス表示され、以後、プラントの運転状態に従い曲線データが表示更新される。
【0049】
本実施例によれば、インストラクターからのインストラクター機能が要求された場合にも、設定されたプラント状態に合った曲線データ表示を復元し、継続することができる。
【0050】
本発明の[請求項2]に係るプラント監視装置の実施例を以下に説明する。
この場合の実施例は変化率データ部分のみを対象としたものであるため、その構成としては変化率データ保存領域57と変化率データ制御手段56が新たに設けられている。なお、従来のプロセス入力手段41,変化率計算手段45,プロセス表示手段51及びインストラクター要求受付手段53の相互間の動作は、従来技術で述べた通りであるが、本実施例では更にインストラクター要求受付手段53は、インストラクターがインストラクター操作パネル3から各種要求を行なった時、及びバックトラックやリプレイ機能を行なうためにプラント模擬装置2が一定周期に保存要求をした時、プラント模擬装置2よりの要求情報を入力し、変化率データ制御手段56へ前記[請求項1]の実施例で記した通りの通知を行なう。
【0051】
変化率データ制御手段56はインストラクター要求受付手段53からの通知情報を入力し、この通知情報に従い変化率データ設定領域46を変化率データ保存領域57の要求領域へ保存したり、変化率データ保存領域57の要求領域を変化率データ設定領域46へ設定する。
【0052】
図2は変化率データ保存領域57のデータ構成を示したものであり、大きくは初期状態設定用保存領域とバックトラック用保存領域とリプレイ用保存領域より構成されている。各保存領域は変化率データ設定領域46を夫々M個分,N個分及び1個分保存することが可能であり、これらは既に説明した通りである。
【0053】
図4は変化率データ制御手段56の処理の流れを示すブロック図である。以下に図2と図4とを用いて変化率データ制御手段56の処理について説明する。
変化率データ制御手段56は通常はインストラクター要求受付手段53からの要求通知を受けるために処理S91にて要求待ちとなっており、インストラクター要求受付手段53からの要求により処理S92を行なう。
【0054】
処理S92ではインストラクター要求受付手段53よりの要求情報として要求種別Rkと要求番号Rnを入力し、処理S93での要求種別Rkの判定結果により以下の処理を行なう。
(1)要求種別Rkが初期状態保存要求の場合、
処理S94にて変化率データ設定領域46の変化率データを、要求番号Rnに対応した変化率データ保存領域57の初期状態設定用保存領域へ保存する。
【0055】
(2)要求種別Rkが初期状態設定要求の場合、
処理S95にて要求番号Rnに対応した変化率データ保存領域57内の初期状態設定用保存領域の変化率データを、変化率データ設定領域46へ設定する。
【0056】
(3)要求種別Rkがバックトラック保存要求の場合、
処理S96にて変化率データ設定領域46の変化率データを、要求番号Rnに対応した変化率データ保存領域57内のバックトラック用保存領域へ保存する。
【0057】
(4)要求種別Rkがバックトラック設定要求の場合、
処理S97にて要求番号Rnに対応した変化率データ保存領域57内のバックトラック用保存領域の変化率データを、変化率データ設定領域46へ設定する。
【0058】
(5)要求種別Rkがリプレイ開始要求の場合、
処理S98にてリプレイ開始要求によりリプレイ要求前のプラント状態へ戻るために、変化率データ設定領域46の変化率データを、変化率データ保存領域57内のリプレイ用保存領域へ保存する。その後、要求番号Rnに対応した変化率データ保存領域57内のバックトラック用保存領域の変化率データを、変化率データ設定領域46へ設定する。
【0059】
(6)要求種別Rkがリプレイ解除要求の場合、
処理S99にてリプレイ要求前のプラント状態へ戻るために、変化率データ保存領域57内のリプレイ用保存領域の変化率データを、変化率データ設定領域46へ設定する。
上記処理終了後、再度インストラクター要求受付手段53からの要求待ちとするため、処理S91へ移る。
【0060】
以上の構成により、例えば図10(b) のようなプラント起動運転中のポイントt2にて、インストラクターが保存番号=10番の初期状態保存要求を行なうと、この時の変化率データ設定領域46が変化率データ保存領域57内の初期状態設定10番用保存領域へ保存される。この時の変化率データは図10(b) のポイントt2の変化率データが設定されている。
【0061】
その後、図10(a) のようなプラント停止運転中のポイントt2にて、インストラクターが保存番号=10番の初期状態設定要求を行なうと、変化率データ保存領域57内の初期状態設定10番用保存領域の変化率データが変化率データ設定領域46に設定されることにより、図10(b) のプラント起動運転中のポイントt2の変化率データとなり、以後、プラントの運転状態に従い変化率データが計算される。
本実施例によれば、インストラクターからのインストラクター機能が要求された場合にも、設定されたプラント状態に合った変化率データ表示を復元し、継続することができる。
【0062】
本発明の[請求項3]に係るプラント監視装置の実施例を以下に説明する。
この場合の実施例はプラント性能計算部分のみを対象としたものであるため、その構成としてはプラント性能計算データ保存領域59とプラント性能計算データ制御手段58が新たに設けられている。なお、従来のプロセス入力手段41,プラント性能計算手段47,プロセス表示手段51及びインストラクター要求受付手段53の相互間の動作は、従来技術で述べた通りであるが、本実施例では更にインストラクター要求受付手段53は、インストラクターがインストラクター操作パネル3から各種要求を行なった時、及びバックトラックやリプレイ機能を行なうためにプラント模擬装置2が一定周期に保存要求をした時、プラント模擬装置2よりの要求情報を入力し、プラント性能計算データ制御手段58へ前記[請求項1]の実施例で記した通りの通知を行なう。
【0063】
プラント性能計算データ制御手段58はインストラクター要求受付手段53からの通知情報を入力し、この通知情報に従いプラント性能計算データ設定領域48内の計算データをプラント性能計算データ保存領域59の要求領域へ保存したり、プラント性能計算データ保存領域59の要求領域内の計算データをプラント性能計算データ設定領域48へ設定する。
【0064】
図2はプラント性能計算データ保存領域59のデータ構成を示したものであり、大きくは初期状態設定用保存領域とバックトラック用保存領域とリプレイ用保存領域より構成されている。各保存領域はプラント性能計算データ設定領域48を夫々M個分,N個分及び1個分保存することが可能であり、これらは既に説明した通りである。
【0065】
図4はプラント性能計算データ制御手段58の処理の流れを示すブロック図である。以下に図2と図4とを用いてプラント性能計算データ制御手段58の処理について説明する。
プラント性能計算データ制御手段58は通常はインストラクター要求受付手段53からの要求通知を受けるために処理S101 にて要求待ちとなっており、インストラクター要求受付手段53からの要求により処理S102 行なう。
【0066】
処理S102 ではインストラクター要求受付手段53よりの要求情報として要求種別Rkと要求番号Rnを入力し、処理S103 での要求種別Rkの判定結果により以下の処理を行なう。
(1)要求種別Rkが初期状態保存要求の場合、
処理S104 にてプラント性能計算データ設定領域48の性能計算データを、要求番号Rnに対応したプラント性能計算データ保存領域59の初期状態設定用保存領域へ保存する。
【0067】
(2)要求種別Rkが初期状態設定要求の場合、
処理S105 にて要求番号Rnに対応したプラント性能計算データ保存領域59内の初期状態設定用保存領域の性能計算データを、プラント性能計算データ設定領域48へ設定する。
【0068】
(3)要求種別Rkがバックトラック保存要求の場合、
処理S106 にてプラント性能計算データ設定領域48の性能計算データを、要求番号Rnに対応したプラント性能計算データ保存領域59内のバックトラック用保存領域へ保存する。
【0069】
(4)要求種別Rkがバックトラック設定要求の場合、
処理S107 にて要求番号Rnに対応したプラント性能計算データ保存領域59内のバックトラック用保存領域の性能計算データを、プラント性能計算データ設定領域48へ設定する。
【0070】
(5)要求種別Rkがリプレイ開始要求の場合、
処理S108 にてリプレイ開始要求によりリプレイ要求前のプラント状態へ戻るために、プラント性能計算データ設定領域48の性能計算データを、プラント性能計算データ保存領域59内のリプレイ用保存領域へ保存する。その後、要求番号Rnに対応したプラント性能計算データ保存領域59内のバックトラック用保存領域の性能計算データを、プラント性能計算データ設定領域48へ設定する。
【0071】
(6)要求種別Rkがリプレイ解除要求の場合、
処理S109 にてリプレイ要求前のプラント状態へ戻るために、プラント性能計算データ保存領域59内のリプレイ用保存領域の性能計算データを、プラント性能計算データ設定領域48へ設定する。
上記処理終了後、再度インストラクター要求受付手段53からの要求待ちとするため、処理S101 へ移る。
【0072】
以上の構成により、例えば図10(b) のようなプラント起動運転中のポイントt2にて、インストラクターが保存番号=10番の初期状態保存要求を行なうと、この時のプラント性能計算データ設定領域48がプラント性能計算データ保存領域59内の初期状態設定10番用保存領域へ保存される。この時の性能計算データは図10(b) のポイントt1からポイントt2までの積算値である発電電力量Gdが設定されている。
【0073】
その後、図10(a) のようなプラント停止運転中のポイントt2にて、インストラクターが保存番号=10番の初期状態設定要求を行なうと、プラント性能計算データ保存領域59内の初期状態設定10番用保存領域の発電電力量Gdがプラント性能計算データ設定領域48に設定されることにより、図10(b) のプラント起動運転中のポイントt1からポイントt2までの積算値である発電電力量Gdとなり、以後、プラントの運転状態に従い積算計算が継続される。
本実施例によれば、インストラクターからのインストラクター機能が要求された場合にも、設定されたプラント状態に合った性能計算データ(積算値)を復元し、プラント性能計算を継続することができる。
【0074】
本発明の[請求項4]に係るプラント監視装置の実施例を以下に説明する。
図1において、従来のプラント監視装置の構成を示す図9の異なるところは、CRT表示情報保存領域61と選択画面情報保存領域62の他に、従来の選択画面入力手段49に代わり選択画面入力制御手段60が新たに設けられたことである。
【0075】
なお、従来のプロセス入力手段41,曲線データ編集手段43,変化率計算手段45,プラント性能計算手段47,プロセス表示手段51及びインストラクター要求受付手段53の相互間の動作は、従来技術で述べた通りであるが、更に、インストラクター要求受付手段53はインストラクターがインストラクター操作パネル3から各種要求を行なったとき、及びバックトラックやリプレイ機能を行なうためにプラント模擬装置2が一定周期に保存要求をした時、プラント模擬装置2よりの要求情報を入力し、選択画面入力制御手段60へ前記[請求項1]の実施例で記した通りの通知を行なう。
【0076】
選択画面入力制御手段60は通常の運転訓練中は訓練員からの画面選択要求により画面選択装置50から選択画面情報を入力し、プロセス表示手段51へ要求されたプロセス画面の表示要求を行なうと共に、選択画面情報を選択画面情報保存領域62へ保存する。
【0077】
又、インストラクター要求受付手段53からのインストラクター機能要求によりインストラクター受付手段53から通知情報を入力し、その通知情報に従いCRT表示情報保存領域61へ表示画面情報を保存したり、CRT表示画面情報保存領域61に保存されている表示画面情報をもとにプロセス表示手段51へプロセス画面を表示要求したり、選択画面情報保存領域62に保存している要求画面情報を保存順に取り出し、訓練員が画面選択したタイミングにてプロセス画面の表示要求などを行なう。
【0078】
図2はCRT表示情報保存領域61のデータ構成を示したものであり、大きくは初期状態設定用保存領域とバックトラック用保存領域とリプレイ用保存領域より構成されている。各保存領域は全CRT表示装置52の表示情報を夫々M個分,N個分及び1個分保存することが可能であり、これらは既に説明した通りである。
【0079】
図3は選択画面情報保存領域62のデータ構成を示したものであり、1つの選択画面情報は、要求時刻,要求CRT番号及び要求画面番号により構成される。図5は選択画面入力制御手段60の処理の流れを示すブロック図である。以下に図2,図3と図5を用いて選択画面入力制御手段60の処理について説明する。
【0080】
図5において、選択画面入力制御手段60は画面選択装置50からの画面選択要求、インストラクター要求受付手段53からのインストラクター機能要求及びタイマー割り込み要求を受けるために処理Si1にて要求待ちとなっており、何れかの要求により処理Si2を行なう。処理Si2では何れの要求であるかを判断し、画面選択要求であれば画面選択処理Si3を、インストラクター機能要求であればインストラクター処理Si4を、タイマー割り込み要求であればタイマー処理Si5を行なう。
【0081】
画面選択処理Si3では画面選択装置50から要求CRT番号と要求画面番号を入力し、要求時刻と共に選択画面情報保存領域62へ保存する。なお、選択画面情報保存領域62への保存においては、最新ポインターを更新して、最新ポインターの示す領域に保存する。インストラクター処理Si4では図6の処理Si41 にて、インストラクター要求受付手段53から要求情報としての要求種別Rkと要求番号Rnを入力し、処理Si42 までの要求種別Rkの判定結果により以下の処理を行なう。
【0082】
(1)要求種別Rkが初期状態保存要求の場合、
処理Si43 にてCRT表示装置52に表示中の全ての画面番号を、要求番号Rnに対応したCRT表示情報保存領域61内の初期状態設定用保存領域へ保存する。
【0083】
(2)要求種別Rkが初期状態設定要求の場合、
処理Si44 にて要求番号Rnに対応したCRT表示情報保存領域61内の初期状態設定用保存領域の全ての画面番号を取り出し、プロセス表示手段51へプロセス画面の表示要求を行なう。
【0084】
(3)要求種別Rkがバックトラック保存要求の場合、
処理Si45 にてCRT表示装置52に表示中の全ての画面番号を、要求番号Rnに対応したCRT表示情報保存領域61内のバックトラック用保存領域へ保存する。
【0085】
(4)要求種別Rkがバックトラック設定要求の場合、
処理Si46 にて要求番号Rnに対応したCRT表示情報保存領域61内のバックトラック用保存領域の全ての画面番号を取り出し、プロセス表示手段51へプロセス画面の表示要求を行なう。
【0086】
(5)要求種別Rkがリプレイ開始要求の場合、
処理Si47 にてリプレイ開始要求によりリプレイ要求前に表示していたプロセス画面を表示するために、CRT表示装置52に表示中の全ての画面番号を、CRT表示情報保存領域61内のリプレイ用保存領域へ保存する。その後、要求番号Rnに対応したCRT表示情報保存領域61内のバックトラック用保存領域の全ての画面番号を取り出し、プロセス表示手段51へプロセス画面の表示要求を行なう。
【0087】
次に、インストラクター要求受付手段53よりリプレイ開始時刻を入力し、このリプレイ開始時刻と選択画面情報として保存された要求時刻をもとに、選択画面情報保存領域62内の最新データポインターが示すところの選択画面情報から順にさかのぼり、リプレイ要求時刻後に最初に要求された選択画面情報を計算し、リプレイポインターをこの選択画面情報の位置に設定する。又、計算した選択画面情報内の要求時刻にタイマー割り込み要求が発生するように処理する。
【0088】
(6)要求種別Rkがリプレイ解除要求の場合、
処理Si47 にてリプレイ要求前に表示していたプロセス画面を表示するために、CRT表示情報保存領域61内のリプレイ用保存領域の全ての画面番号を取り出し、プロセス表示手段51へプロセス画面の表示要求を行なう。
【0089】
タイマー処理Si5では選択画面情報保存領域62内のリプレイポインターで示される選択画面情報に設定されている要求CRT番号に対応するCRT表示装置52に対して、要求画面番号のプロセス画面を表示するようにプロセス表示手段51へ要求する。次に、リプレイポインターを更新し、更新後のポインターで示される選択画面情報内の要求時刻に、タイマー割り込み要求が発生するように処理する。
【0090】
但し、更新後のリプレイポインターが最新ポインターを越える場合には、リプレイ終了であるため、リプレイポインターの更新もタイマー割り込み要求の発生処理も行なわない。上記の画面選択処理Si3,インストラクター処理Si4、又はタイマー処理Si5の何れかを終了後、再度各種要求を待ち受けるため、処理Si1へ移る。
【0091】
以上の構成により、例えば図10(b) のようなプラント起動運転中のポイントt3にて、インストラクターがポイントt2からのリプレイ要求を行なった場合、プラント状態はポイントt2の時の状態となり、この時、全てのCRT表示装置52のプロセス画面はポイントt2で表示していたプロセス画面に切り替わり、その後、プラント模擬装置2のリプレイ処理の進捗に従い、ポイントt2からポイントt3までに訓練員が画面選択操作を行なったタイミングにて要求したCRT表示装置52に、要求したプロセス画面が自動的に表示される。
【0092】
ここで、ポイントt2からポイントt3までのリプレイ中に、インストラクターがリプレイ解除を行なうと、プラント状態はポイントt3の時の状態となり、この時、全てのCRT表示装置52のプロセス画面はポイントt3で表示していたリプレイ要求前のプロセス画面に戻る。
【0093】
本実施例によれば、インストラクターからのリプレイ機能が要求された場合、画面選択操作の再現(リプレイ)を行なうことができる。又、初期状態設定機能及びバックトラック機能要求であっても、要求されたプラント状態の時に表示していたプロセス画面が表示される。
【0094】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の運転訓練用プラント監視装置によれば、運転訓練を効率的及び効果的に行なうために必要不可欠な各種インストラクター機能の実施においても、曲線データ表示,変化率データ計算及びプラント性能計算が正常に処理され、かつ、プロセス画面のリプレイ表示が可能となる。又、運転訓練において、従来の課題による誤操作やプラント状態の誤認などの支障がなくなり、運転訓練に集中することができるため、より効率的及び効果的な運転訓練が可能となる。
本発明の[請求項1]の運転訓練用プラント監視装置によれば、インストラクター機能要求後においても、曲線データ表示が矛盾なく表示可能となるため、履歴データの推測より今後のプラント動向を容易に予測することが可能となる。
本発明の[請求項2]の運転訓練用プラント監視装置によれば、インストラクター機能要求後においても、変化率データ異常などによる不要な警報が発生しなくなる。
本発明の[請求項3]の運転訓練用プラント監視装置によれば、インストラクター機能要求後においても、発電電力量の積算計算などプラント性能計算データが矛盾なく計算可能となる。
本発明の[請求項4]の運転訓練用プラント監視装置によれば、インストラクター機能のリプレイ機能要求後において、プラント模擬装置によるプラント模擬のリプレイと同期して、プラントの運転訓練に必要不可欠であるプロセス画面のリプレイが可能となる。
本発明の[請求項5]の運転訓練用プラント監視装置によれば、再現(リプレイ)要求により、要求された再現開始時刻より後に保存された画面情報を取り込んで表示できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるプラント監視装置の一実施例の構成図。
【図2】本発明の実施例である各種データ保存領域の構成図。
【図3】本発明の[請求項4]の実施例である選択画面情報保存領域の構成図。
【図4】本発明の[請求項1]〜[請求項3]の実施例である各手段の処理の流れを示すブロック図。
【図5】本発明の[請求項4]の実施例である画面選択入力制御手段の処理の流れを示すブロック図。
【図6】本発明の[請求項4]の実施例である画面選択入力制御手段のインストラクター処理の流れを示すブロック図。
【図7】一般的なプラント運転訓練装置の構成図。
【図8】プロセス表示画面例。
【図9】従来のプラント監視装置の構成図。
【図10】プラント模擬装置によるプロセスデータの推移例。
【符号の説明】
1 監視制御盤
2 プラント模擬装置
3 インストラクター操作パネル
4 運転訓練用プラント監視装置
41 プロセス入力手段
42 プロセスデータ設定領域
43 曲線データ編集手段
44 曲線データ設定領域
45 変化率計算手段
46 変化率データ設定領域
47 プラント性能計算手段
48 プラント性能計算データ設定領域
49 選択画面入力手段
50 画面選択装置
51 プロセス表示手段
52 CRT表示装置
53 インストラクター要求受付手段
54 曲線データ制御手段
55 曲線データ保存領域
56 変化率データ制御手段
57 変化率データ保存領域
58 プラント性能計算データ制御手段
59 プラント性能計算データ保存領域
60 選択画面入力制御手段
61 CRT表示情報保存領域
62 選択画面情報保存領域

Claims (5)

  1. 発電プラントを模擬したプラント模擬装置から出力される前記発電プラントの模擬運転状態を示すプロセスデータを受け付けて前記発電プラントの模擬運転状態を表示装置に表示する運転訓練用プラント監視装置において、
    前記プラント模擬装置から出力される前記発電プラントの模擬運転状態を示すプロセスデータを受け付けるプロセス入力手段と、
    前記プラント模擬装置からのバックトラック保存要求及びインストラクター操作パネルからの運転訓練に関する要求を受け付けるインストラクター要求受付手段と、
    曲線データ設定領域および曲線データ保存領域を有する記憶手段と、
    前記プロセス入力手段により受け付けられた前記プロセスデータに基づいて曲線データを生成し、この生成した前記曲線データを前記曲線データ設定領域に保存する曲線データ編集手段と、
    前記曲線データ設定領域に保存された前記曲線データを前記表示装置に表示させる表示処理を行うプロセス表示手段と、
    前記インストラクター要求受付手段において前記インストラクター操作パネルから前記運転訓練に関する要求として初期状態保存要求を受け付けたときもしくは前記プラント模擬装置から前記バックトラック保存要求を受け付けたとき、前記曲線データ設定領域に保存されている前記曲線データを前記曲線データ保存領域内の初期状態設定用保存領域もしくはバックトラック用保存領域に保存この前記初期状態設定用保存領域もしくは前記バックトラック用保存領域への前記曲線データの保存後に前記インストラクター要求受付手段において前記インストラクター操作パネルから前記運転訓練に関する要求として初期状態設定要求もしくはバックトラック設定要求を受けつけたとき、前記初期状態設定要求もしくは前記バックトラック設定要求を受け付けた時点で前記曲線データ設定領域に保存されていた前記曲線データに代えて前記曲線データ保存領域内の前記初期状態設定用保存領域もしくは前記バックトラック用保存領域に保存されている前記曲線データを前記曲線データ設定領域に保存する曲線データ制御手段と
    を有することを特徴とする運転訓練用プラント監視装置。
  2. 発電プラントを模擬したプラント模擬装置から出力される前記発電プラントの模擬運転状態を示すプロセスデータを受け付けて前記発電プラントの模擬運転状態を表示装置に表示する運転訓練用プラント監視装置において、
    前記プラント模擬装置から出力される前記発電プラントの模擬運転状態を示すプロセスデータを受け付けるプロセス入力手段と、
    前記プラント模擬装置からのバックトラック保存要求及びインストラクター操作パネルからの運転訓練に関する要求を受け付けるインストラクター要求受付手段と、
    変化率データ設定領域および変化率データ保存領域を有する記憶手段と、
    前記プロセス入力手段により受け付けられた前記プロセスデータに基づいてプロセスデータの変化率を計算し計算結果としての変化率データを前記変化率データ設定領域に保存する変化率計算手段と、
    前記変化率データ設定領域に保存された前記変化率データを前記表示装置に表示させる表示処理を行うプロセス表示手段と、
    前記インストラクター要求受付手段において前記インストラクター操作パネルから前記運転訓練に関する要求として初期状態保存要求を受け付けたときもしくは前記プラント模擬装置から前記バックトラック保存要求を受け付けたとき、前記変化率データ設定領域に保存されている前記変化率データを前記変化率データ保存領域内の初期状態設定用保存領域もしくはバックトラック用保存領域に保存この前記初期状態設定用保存領域もしくは前記バックトラック用保存領域への前記変化率データの保存後に前記インストラクター要求受付手段において前記インストラクター操作パネルから前記運転訓練に関する要求として初期状態設定要求もしくはバックトラック設定要求を受け付けたとき、前記初期状態設定要求もしくは前記バックトラック設定要求を受け付けた時点で前記変化率データ設定領域に保存されていた前記変化率データに代えて前記変化率データ保存領域内の前記初期状態設定用保存領域もしくは前記バックトラック用保存領域に保存されている前記変化率データを前記変化率データ設定領域に保存する変化率データ制御手段と
    を有することを特徴とする運転訓練用プラント監視装置。
  3. 発電プラントを模擬したプラント模擬装置から出力される前記発電プラントの模擬運転状態を示すプロセスデータを受け付けて前記発電プラントの模擬運転状態を表示装置に表示する運転訓練用プラント監視装置において、
    前記プラント模擬装置から出力される前記発電プラントの模擬運転状態を示すプロセスデータを受け付けるプロセス入力手段と、
    前記プラント模擬装置からのバックトラック保存要求及びインストラクター操作パネルからの運転訓練に関する要求を受け付けるインストラクター要求受付手段と、
    プラント性能計算データ設定領域およびプラント性能計算データ保存領域を有する記憶手段と、
    前記プロセス入力手段により受け付けられた前記プロセスデータに基づいて性能計算を行い計算結果としてのプラント性能計算データを前記プラント性能計算データ設定領域に保存するプラント性能計算手段と、
    前記プラント性能計算データ設定領域に保存された前記プラント性能計算データを前記表示装置に表示させる表示処理を行うプロセス表示手段と、
    前記インストラクター要求受付手段において前記インストラクター操作パネルから前記運転訓練に関する要求として初期状態設定要求を受け付けたときもしくは前記プラント模擬装置から前記バックトラック保存要求を受け付けたとき、前記プラント性能計算データ設定領域に保存されている前記プラント性能計算データを前記プラント性能計算データ保存領域内の初期状態設定用保存領域もしくはバックトラック用保存領域に保存この前記初期状態設定用保存領域もしくは前記バックトラック用保存領域への前記プラント性能計算データの保存後に前記インストラクター要求受付手段において前記インストラクター操作パネルから前記運転訓練に関する要求として初期状態設定要求もしくはバックトラック設定要求を受け付けたとき、前記初期状態設定要求もしくは前記バックトラック設定要求を受け付けた時点で前記プラント性能計算データ設定領域に保存されていた前記プラント性能計算データに代えて前記プラント性能計算データ保存領域内の前記初期状態設定用保存領域もしくは前記バックトラック用保存領域に保存されている前記プラント性能計算データを前記プラント性能計算データ設定領域に保存するプラント性能計算データ制御手段と
    を有することを特徴とする運転訓練用プラント監視装置。
  4. 発電プラントを模擬したプラント模擬装置から出力される前記発電プラントの模擬運転状態を示すプロセスデータを受け付けて前記発電プラントの模擬運転状態を表示装置に表示する運転訓練用プラント監視装置において、
    前記プラント模擬装置から出力される前記発電プラントの模擬運転状態を示すプロセスデータを受け付けるプロセス入力手段と、
    前記プラント模擬装置からのバックトラック保存要求及びインストラクター操作パネルからの運転訓練に関する要求を受け付けるインストラクター要求受付手段と、
    表示装置表示情報保存領域を有する記憶手段と、
    前記プロセス入力手段により受け付けられた前記プロセスデータに基づいて得られる前記発電プラントの模擬運転状態を示す画面を前記表示装置に表示させる表示処理を行うプロセス表示手段と、
    前記インストラクター要求受付手段において前記インストラクター操作パネルから前記運転訓練に関する要求として初期状態保存要求を受け付けたときもしくは前記プラント模擬装置から前記バックトラック保存要求を受け付けたとき、前記表示装置に表示中の画面の画面番号を前記記憶手段の表示装置表示情報保存領域に保存し、この前記表示装置表示情報保存領域への前記画面番号の保存後に前記インストラクター要求受付手段において前記インストラクター操作パネルから前記運転訓練に関する要求として初期状態設定要求もしくはバックトラック設定要求を受け付けたとき、前記初期状態設定要求もしくは前記バ ックトラック設定要求を受け付けた時点で前記表示装置に表示されている画面に代えて前記表示装置表示情報保存領域に保存されている前記画面番号の画面を前記表示装置に表示するよう前記プロセス表示手段に対して表示要求を行う選択画面入力制御手段と
    を有することを特徴とする運転訓練用プラント監視装置。
  5. 発電プラントを模擬したプラント模擬装置から出力される前記発電プラントの模擬運転状態を示すプロセスデータを受け付けて前記発電プラントの模擬運転状態を表示装置に表示する運転訓練用プラント監視装置において、
    前記プラント模擬装置から出力される前記発電プラントの模擬運転状態を示すプロセスデータを受け付けるプロセス入力手段と、
    インストラクター操作パネルからの運転訓練に関する要求を受け付けるインストラクター要求受付手段と、
    選択画面情報保存領域を有する記憶手段と、
    前記表示装置に表示すべき画面を指定し表示要求を行う画面選択装置と、
    前記プロセス入力手段により受け付けられた前記プロセスデータに基づいて得られる前記発電プラントの模擬運転状態を示す画面を前記表示装置に表示させる表示処理を行うプロセス表示手段と、
    前記画面選択装置により表示要求された画面の画面番号を表示要求された時刻と共に前記記憶手段の前記選択画面情報保存領域に順次保存し、この前記選択画面情報保存領域への前記画面番号と前記時刻の保存後に前記インストラクター要求受付手段において前記インストラクター操作パネルから前記運転訓練に関する要求としてリプレイ開始要求及びリプレイ開始時刻を受け付けたとき、前記リプレイ開始要求を受け付けた時点で前記表示装置に表示されている画面に代えて前記選択画面情報保存領域に保存されている前記画面番号の画面を前記選択画面情報保存領域に保存されている前記時刻に基づいて順次前記表示装置に表示するよう前記プロセス表示手段に対して表示要求を行う選択画面入力制御手段と
    を有することを特徴とする運転訓練用プラント監視装置。
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