JP3732693B2 - トルクリミッタ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、一定以上の回転トルクが掛かった場合に、回転トルクの伝達を断ち切るトルクリミッタに関する。
【0002】
【従来の技術】
トルクリミッタは、回転駆動装置(モータ)から回転作動装置(ローラ)に至る回転トルク伝達径路上に配設され、一定以上の回転トルクが掛かった場合に、回転作動装置が空転するように、回転トルクの伝達をコントロールするものである。
【0003】
図9に示すように、トルクリミッタ1は、例えば複写機やプリンタ等の給紙装置に用いられる部品で、紙の重送を防止する紙戻しローラ13に取付けられる。
【0004】
図10(A),(B)に示すように、紙戻しローラ13は、給紙ローラ14との間で紙を挿むローラであって、紙を戻す方向(給紙方向と反対の方向)に回転する回転シャフト15にトルクリミッタを介して取付けられるものである。他方、給紙ローラ14は給紙方向に回転する回転シャフト16に取付けられる。
【0005】
図10(A)に示すように、紙戻しローラ13は給紙方向と反対方向に回転しており、給紙ローラ14との間に2枚以上の紙17が重なって送られた場合に、紙戻しローラ13に接触する側の紙17aを戻して、紙17が重送されることを防止するものである。また、図10(B)に示すように、紙戻しローラ13と給紙ローラ14との間に紙17が1枚だけ送られた場合(又は、紙の重送が解消された場合)は、紙戻しローラ13は紙17との摩擦によって給紙方向に回転トルクを受け、トルクリミッタ1の作用によって回転シャフト15に対して給紙方向に空転する。また、紙戻しローラ13が給紙ローラ14に直接接触している場合も紙が1枚だけ送られた場合と同様であって、紙戻しローラ13は給紙ローラ14との摩擦によって回転トルクを受け、トルクリミッタ1の作用によって回転シャフトに対して給紙方向に空転する。
【0006】
以下、図11に基づいてトルクリミッタの一例を説明する。
【0007】
このトルクリミッタ1は、内軸部材としての入力部材2と、コイルばね4と、外軸部材としての出力部材6及びキャップ8を主要部材とする。
【0008】
入力部材2は、筒体で軸方向に回転シャフト15を挿入するための挿入孔2aが形成され、入力側端部に回転シャフト15と連結するための切欠き2bが軸方向に形成されている。
【0009】
コイルばね4は、コイル線が入力部材2に嵌着可能な内径をもってコイル状に巻回された金属製のばねであって、出力側の端部に半径方向に直角に折曲して突設された係止片4aを有するものである。
【0010】
出力部材6は、入力部材2を収容可能な筒状の部材で、出力側の端面に出力側の被回転部材(例えば、紙戻しローラ13)と連結するための連結部6aを有する。出力部材6の中空部は入力側から順に開口部6b、装着部6c、挿入孔6dが形成される。開口部6b、装着部6c、挿入孔6dは、それぞれ軸方向に連続して形成された同軸の円形孔である。開口部6bは入力側にコイルばね4を遊挿可能な内径を有して形成される。装着部6cは開口部6bの奥に入力部材2を摺動可能に保持し得る内径を有して形成される。挿入孔6dは回転シャフト15が摺動可能に挿通される内径を有して形成される。
【0011】
装着部6cの入力側の端面には、コイルばね4の係止片4aを係止して回り止めを行なう突起6eが形成される。なお、突起6eは、係止片4aの周方向の両側に1つずつ設けられており、係止片4aが回転しないように係止片4aを周方向に拘束するものである。
【0012】
キャップ8は、リング状の部材で、出力部材6の開口部6bに嵌合可能な外径8aと、入力部材2の外周面に摺接可能な内径8bとを有している。
【0013】
トルクリミッタ1は、入力部材2を出力部材6の装着部6cに装着し、コイルばね4を入力部材2に嵌挿しつつ、その係止片4aを出力部材6の突起6eによって係止して、キャップ8を出力部材6の開口部6bの端部に嵌合して、コイルばね4を軸方向に拘束したものである。 トルクリミッタ1は、入力部材2側より回転シャフト15に挿入され、出力部材6側に紙戻しローラ13が取付けられる。回転シャフト15は、一端がモータ12の出力軸に連結された軸部材で、外周面の所定位置に軸に直角に突出した係合片15aを入力部材2の入力部の切欠き2bに挿し込んで連結される。紙戻しローラ13は、一端の側面にトルクリミッタ1の出力部6aと係合可能な係合部13bを有し、内部を軸方向に貫通する挿入孔13aに回転シャフトを挿入しつつ、トルクリミッタ1の出力部材6に連結される。これにより、モータ12の回転トルクは、回転シャフト15からトルクリミッタ1に入力され、トルクリミッタ1から紙戻しローラ13に出力される。
【0014】
なお、紙戻しローラ13と一対をなす給紙ローラ14は、給紙方向に回転する回転シャフト16に直結されている。
【0015】
以下、トルクリミッタ1の作用について説明する。
【0016】
第一に、入力部材2から出力部材6に対して、コイルばね4がより締まる方向に回転トルクを伝達する場合は、コイルばね4が入力部材2との摩擦力で縮径して入力部材2をより強く締め付けて、回転シャフト15の回転トルクを出力部材6及び給紙ローラ14側に伝達する。
【0017】
第二に、入力部材2から出力部材6に対して、コイルばね4がより緩む方向に回転トルクを伝達する場合は、コイルばね4が摩擦力で変形して拡径するので、出力部材6側にある一定の回転トルク以上の回転トルクが掛かると、コイルばね4と入力部材2が相対的に滑って出力部材6が空転する。このため、トルクリミッタは、この方向に対しては一定以上の回転トルクを伝達することができない。
【0018】
トルクリミッタの上記の機能により、紙戻しローラ13に伝達される回転トルクを制限することができる。従って、図10(A)に示すように、紙が重送された場合、紙戻しローラ13は回転シャフト15より回転トルクを受けて回転し、紙戻しローラ13側に当たる紙17aを戻すように作用し、重送された紙の重なった状態を解消させる。また、図10(B)に示すように、給紙装置において、紙が1枚だけ送られた場合や給紙ローラ14に直接接触する場合は、紙戻しローラ13は空転して給紙ローラ14より回転トルクを得て給紙方向に回転する。
【0019】
なお、同様な構成において、特開平9−112568号公報には、双方向トルクリミッタが開示されているが、その原理は上記と同様である。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】
上記のように、紙が重送された場合に空転しないのは、トルクリミッタ1の伝達し得る回転トルクが、重送された紙と紙との間の結合力よりも大きく作用するためである。
【0021】
すなわち、トルクリミッタが上記のように紙の重送を防止するように作用するためには、例えば、給紙装置の紙戻しローラは、紙が重送された場合に、空転せずに紙戻し方向に回転する必要があり、紙が正常に一枚だけ送られた場合や、紙戻しローラと給紙ローラが直接接触する場合に、空転して給紙方向に回転する必要がある。
【0022】
このため、紙戻しローラに用いられるトルクリミッタ1は、上記使用条件を満足するように伝達し得る回転トルクの臨界量(以下、「臨界トルク」という。)を考慮して設計される。なお、「臨界トルク」は、トルクリミッタ1が空転を開始する回転トルク量(空転開始トルク)と同義である。
【0023】
トルクリミッタ1は、設計段階でコイルばね4の線径、コイルばね4の内径、入力部材2の軸径、入力部材2とコイルばね4との間の摩擦係数などを設計条件として、上記使用条件を満足する臨界トルクが設定される。
【0024】
しかし、実際には、臨界トルクは回転トルクを受けた場合のコイルばね4の変形量に伴うものであり、個々のコイルばね4の変形量に差があるため、これを設計段階で予測するのは困難である。また、トルクリミッタの製造段階において各部材の寸法誤差等などによって、実際には製品毎に多少のばらつきがある。また、精密機械などに用いられるトルクリミッタは、臨界トルクに対して厳しい設計が必要となる。このような場合に、トルクリミッタの臨界トルクを製造前後で調整できれば、製造段階で許容し得る誤差を大きくすることができる。
【0025】
そこで、本発明は、臨界トルクを調整することができるトルクリミッタを提供することを目的とする。
【0026】
【課題を解決するための手段】
トルクリミッタが伝達する回転トルク量は、入力部材とコイルばねとの間の摩擦力の大きさに起因するものである。トルクリミッタが空転するのは、上述したように、コイルばねの嵌着がより緩む方向に回転トルクを受けて、係止端の近傍が拡径するように変形した場合に、入力部材との間で滑りが生じるからである。
【0027】
従って、トルクリミッタの臨界トルクの大きさは、コイルばねの嵌着がより緩む方向に回転トルクを受けて変形したときに、静的な状態で入力部材との間で生じる最大摩擦力の大きさに起因すると考えられる。
【0028】
上記の考察より、本発明者らは、コイルばねの変形量を規制することで、トルクリミッタの臨界トルクを調整することができるという新しい着想を得て、以下のトルクリミッタの発明をした。
【0029】
すなわち、本発明に係るトルクリミッタは、互いに同軸に配設された内軸部材と、内軸部材の外周に隙間をもって収納する外軸部材と、内軸部材の外周面に嵌着し、かつ外軸部材に一端が係止されるコイルばねとを備え、内軸部材と外軸部材との間で、コイルばねの嵌着がより締まる方向に回転トルクを伝達でき、かつ、コイルばねの嵌着がより緩む方向に所定の臨界量の回転トルクを伝達するトルクリミッタにおいて、外軸部材に係止したコイルばねの係止端の近傍において、コイルばねの巻回部位を内径方向に規制する第1規制部を備えて、内軸部材と外軸部材との間でコイルばねの嵌着がより緩む方向に伝達される回転トルクの臨界量を調整し得るものである。
【0030】
また、本発明に斯かるトルクリミッタは、互いに同軸に配設された内軸部材と、内軸部材の外周に隙間をもって収納する外軸部材と、内軸部材の外周面に嵌着し、かつ外軸部材に両端が係止されるコイルばねとを備え、内軸部材と外軸部材との間で、左右いずれの回転方向にも所定の臨界量の回転トルクを伝達するトルクリミッタにおいて、外軸部材に係止したコイルばねの一端の係止端近傍において、コイルばねの巻回部位を内径方向に規制する第1規制部と、外軸部材に係止したコイルばねの他端の係止端近傍において、コイルばねの巻回部位を内径方向に規制する第2規制部とを備えて、内軸部材と外軸部材との間で伝達される回転トルクの臨界量を、左右どちらの回転方向にも調整し得るものである。
【0031】
また、本発明に係るトルクリミッタは、互いに同軸に配設された内軸部材と、内軸部材の外周に隙間をもって収納する外軸部材と、外軸部材の内周面に嵌着し、かつ内軸部材に一端が係止されるコイルばねとを備え、内軸部材と外軸部材との間で、コイルばねの嵌着がより締まる方向に回転トルクを伝達でき、かつ、コイルばねの嵌着がより緩む方向に所定の臨界量の回転トルクを伝達するトルクリミッタにおいて、内軸部材に係止したコイルばねの係止端の近傍において、コイルばねの巻回部位を外径方向に規制する第1規制部を備えて、内軸部材と外軸部材との間でコイルばねの嵌着がより緩む方向に伝達される回転トルクの臨界量を調整し得るものである。
【0032】
また、本発明に係るトルクリミッタは、互いに同軸に配設された内軸部材と、内軸部材の外周に隙間をもって収納する外軸部材と、外軸部材の内周面に嵌着し、かつ内軸部材に両端が係止されるコイルばねとを備え、内軸部材と外軸部材との間で、左右いずれの回転方向にも所定の臨界量の回転トルクを伝達するトルクリミッタにおいて、内軸部材に係止したコイルばねの一端の係止端近傍において、コイルばねの係止端近傍の巻回部位を外径方向に規制する第1規制部と、内軸部材に係止したコイルばねの他端の係止端近傍において、コイルばねの巻回部位を外径方向に規制する第2規制部とを備えて、内軸部材と外軸部材との間で伝達される回転トルクの臨界量を、左右どちらの回転方向にも調整し得るものである。
【0033】
上記のトルクリミッタにおいて、臨界トルクの調整は、前記規制部が設けられる位置が係止端からコイルばねの周方向に移動調整可能であるものや、前記規制部の設けられる位置が半径方向に調整可能であるものや、前記規制部の設けられる位置が、前記係止端からコイルばねの周方向及び半径方向に調整可能であるものが考えられる。
【0034】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係るトルクリミッタについての種々の実施形態を図面に基づいて説明する。 図1,図2に示すように、本発明の第1実施形態に係るトルクリミッタ20は、内軸部材としての入力部材2と、コイルばね4と、外軸部材としての出力部材22、アジャスタリング24及びキャップ8を備える。このトルクリミッタ20は、モータ12によって回転駆動する回転シャフト15と紙戻しローラ13との間に配設される。
【0035】
なお、上記の部材のうち、入力部材2、コイルばね4、キャップ8、紙戻しローラ13、回転シャフト15及びモータ12は、上述したトルクリミッタ1に関して説明したものと同様の構成を有する部材であるから、同一の符号を付してその重複する説明を省略する。なお、キャップ8は、上述のものと同一の構成を有するものであるが、アジャスタリング24の入力側の開口部に取付けられる点で異なる。
【0036】
出力部材22は、軸方向に回転シャフト15が挿通可能な挿通孔22aが形成された略円筒形状の部材である。出力部材22の出力側は、紙戻しローラ13を連結する連結部22bを備える。出力部材22の入力側は、入力部材2を摺動可能に収容し得る収容部22cを備える。また、出力部材22の入力側の端面には、コイルばね4の出力側端部に設けらた係止片4aを係止する突起22dが設けられている。突起22dは、係止片4aの周方向の両側に設けられ、係止片4aが回転しないように拘束するものである。
【0037】
アジャスタリング24は、入力部材2、コイルばね4をそれぞれ収容できる円筒形の部材で、出力側の開口部に出力部材6を嵌着可能に装着し、かつ、入力側の開口部にキャップ8を嵌着可能に装着し得る。図3に示すように、アジャスタリング24は、内周面に半径方向に突起した規制部24aを備える。規制部24aの突起量は、アジャスタリング24の内径と、コイルばね4の外径との差に略等しく設定される。アジャスタリング24は、出力部材22に嵌着された状態で、出力部材22との間で相対的に周方向の位置を変更することが可能である。
【0038】
このトルクリミッタ20は、以下のように組立てられる。▲1▼入力部材2にコイルばね4を嵌着させる。▲2▼コイルばね4の出力側の端部に設けられた係止片4aを出力部材22の突起に挟んだ状態で、入力部材2の出力側の端部を出力部材22の収容部22bに収容する。▲3▼出力部材22に組込んだ入力部材2の側からアジャスタリング24を挿入して嵌着させる。▲4▼アジャスタリング24の入力側開口部に、キャップ8を装着する。ここで、コイルばね4は自然状態よりも少し軸方向に圧縮させた状態で入力部材4に装着される。また、キャップ8はコイルばね4が軸方向に拡径しないように規制する。これは、コイルばね4が回転トルクを受けたときに軸方向に変形することで、入力部材2を締付ける力が変動することを防止するためである。 以下、このトルクリミッタ20の臨界トルクの調整について説明する。
【0039】
図2に示すように、このトルクリミッタ20は、アジャスタリング24の内周面に突起状に設けた規制部24aが、コイルばね4の巻回部位の外径側に当接し、係る規制部24aが当接する部分においてコイルばね4が拡径することを規制する。
【0040】
コイルばね4は、規制部24aが無い状態では、回転トルクを受けた場合に、出力部材22に拘束される係止片4aを基点として略1巻回分が拡径変形する。アジャスタリング24の規制部24aは、係るコイルばね4の当接部分の変形量を規制するものである。
【0041】
図4に示すように、アジャスタリングの規制部24aと、コイルばね4の係止片4aとのなす角q(図2参照)と、臨界トルクとの関係を示す図である。
【0042】
なお、この関係図は、上記トルクリミッタ1において、入力部材2の材質がSUSで、コイルばね4の材質がピアノ線である場合であって、入力部材2の軸径が11mm、自然状態でのコイルばね4の内径が10.65mm、コイルばね4の線径が0.792mmであるものを実際に測定したものである。
【0043】
後記の表1にも示すように、規制部24aを設ける角qを、15°、30°、60°、90°、120°、150°と順番に変化させた場合について、臨界トルクを測っている。空転開始トルクは、角qが15°のときに3.48(N・cm)と一番大きな値を示し、角qが大きくなるにつれて徐々に小さくなり、角qが90°のときに3.04(N・cm)と一番小さな値を示した後、角qが120°、150°と大きくなるにつれて再び徐々に大きくなる。なお、臨界トルクは、角qが150°を超えて更に大きくなるつれて再び大きくなり、次第に規制部材を設けない場合に等しい状態に近づく。
【0044】
上記の計測により、アジャスタリング24の規制部24aの位置を周方向に変化させることによって、臨界トルクが変動することがわかる。
【0045】
すなわち、このトルクリミッタ20は、アジャスタリング24を出力部材22に対して相対的に回動させて、アジャスタリング24の規制部24aの位置をコイルばね4の係止片4aに対して周方向に調整し、コイルばね4の拡径量を規制することによって、臨界トルクを調整することができる。例えば、調整可能な範囲で臨界トルクをより大きくしたい場合は、規制部24aの位置をコイルばね4の係止片4aに近づければよい。また、調整可能な範囲で臨界トルクをより小さくしたい場合は、アジャスタリング24の規制部24aの位置をコイルばね4の係止片4aから90°の付近に設定すればよい。
【0046】
なお、この調整は、上記の計測値を得たトクルリミッタ20の具体例に基づくものであるから、特に、臨界トルクを最も小さくする場合の角qは、トルクリミッタ20の設計条件等により異なる。
【0047】
また、この第1実施形態のトルクリミッタ20は、通常の使用状態では、アジャスタリング24に周方向の力がほとんど及ばないので、アジャスタリング24と出力部材22との相対的な周方向の位置関係を固定する必要はないが、上記のように臨界トルクを調整した後で、その状態を確実に維持するためにアジャスタリング24を出力部材22に固定してもよい。また、上記の臨界トルクの調整を簡易に行なうため、アジャスタリング24が出力部材22に対して周方向に回動し得る角度を、予め複数箇所だけ間欠的に設定してもよい。
【0048】
次に、本発明の第2実施形態に係るトルクリミッタ21について説明する。
【0049】
図5に示すように、このトルクリミッタ21は、第1実施形態のトルクリミッタ20のアジャスタリング24に規制片24aに替えてコイルばね4の係止片4aの近傍に対応する巻回位置に、アジャスタリング24を半径方向に貫通するねじ部材24bを設けたものである。
【0050】
このトルクリミッタ21の臨界トルクの調整は、アジャスタリング24に設けたねじ部材24bの突出量を半径方向に調整することで行なう。すなわち、この場合も、コイルばね4の変形量を調整することができ、これにより臨界トルクを調整することができる。
【0051】
なお、ねじ部材24bを設ける周方向の位置は、その調整できる幅がより大きくなるように、アジャスタリング24に規制部を設けない場合に、コイルばね4が最も大きく拡径する箇所に設けることが望ましい。
【0052】
また、第2実施形態のトルクリミッタ21では、ねじ部材4bによりコイルばね4の拡径量を半径方向に調整するので、アジャスタリング24は、出力部材22と一体的な部材で構成してもよい。また、アジャスタリング24によって、ねじ部材24bを設ける位置をコイルばね4の巻回方向に沿って周方向に調整してもよい。
【0053】
上記第1実施形態のトルクリミッタと第2実施形態のトルクリミッタ21は、いずれも出力部材22にモータ12の回転シャフト15を連結して回転トルクを入力し、かつ、入力部材2から回転トルクを出力する場合にも同様にトルクリミッタ21として作用する。この場合も上記と同様に、アジャスタリング24に設ける規制部24a或はねじ部材24bによって、臨界トルクを調整することが可能である。
【0054】
次に、本発明の第3実施形態に係るトルクリミッタ30について説明する。
【0055】
図6に示すように、このトルクリミッタ30は、第2実施形態のトルクリミッタ21の臨界トルクを調整する構成をコイルばね4の両側に備えるものである。すなわち、コイルばね4の係止片4aの反対側の端部を半径方向に直角に折曲して突設させた第2係止片4bと、キャップ8の出力側の端面に第2係止片4bを周方向に拘束する突起8cと、アジャスタリング24のキャップ8側にアジャスタリング24を半径方向に貫通し、第2係止片4bの近傍の巻回部位を内径側に規制する第2ねじ部材24cとを設けたものである。これら第2係止片4b、突起8c、第2ねじ部材24cは、それぞれ上述した係止片4a、突起22d、ねじ部材24bと同様の作用をする。なお、図6は、理解し易いようにコイルばね4の巻数を1として描いたものであるが、図6中の破線sで示すように、コイルばね4は複数巻回されたものである。
【0056】
このトルクリミッタ30は、入力部材2が時計周りに周る場合はコイルばね4の係止片4a側の巻回部位が拡径して出力部材22の空転を許容し、入力部材2が反時計周りに周る場合はコイルばねの係止片4b側の巻回部位が拡径して出力部材22の空転を許容する。すなわち、このトルクリミッタ30はコイルばね4の両端(4a,4b)を出力側の部材に係止しているから、左右いずれの回転方向にもトルクリミッタとして作用する構造を備えるものである。
【0057】
このトルクリミッタ30は、アジャスタリング24からねじ部材24aが突出する量を調整することによって、コイルばね4の係止片4a側近傍の巻回部位の拡径量を調整し、時計周りの回転方向の臨界トルクを調整することができ、また、アジャスタリング24からねじ部材24bが突出する量を調整することによって、コイルばね4の係止片4b側近傍の巻回部位の拡径量を調整し、反時計周りの回転方向の臨界トルクを調整することができる。このように、トルクリミッタ30は、左右いずれの回転方向にも臨界トルクを調整することができる。
【0058】
次に、本発明の第4実施形態に係るトルクリミッタ31について説明する。
【0059】
図7に示すように、このトルクリミッタ31は、互いに同軸上に回転自在に構成された、内軸部材32と、外軸部材33とを備え、外軸部材33の内周面33aに嵌着し、かつ、内軸部材32の外周に設けられた突起32aに一端34aが係止するコイルばね34とを備える。内軸部材32には、コイルばね34の係止端34a近傍の巻回部位を外径方向に規制する規制部35が設けられている。規制部35は、内軸部材32に周方向に摺動可能に設けられたリング部材35aに構成されており、コイルばね34の巻回部位に沿って周方向に規制部35の位置を調整することができる。この場合、規制部35の位置を周方向に調整することによって、内軸部材32と外軸部材33との間で伝達し得る回転トルクの臨界量(臨界トルク)の大きさを調整することができる。なお、このトルクリミッタ31は、内軸部材32を回転トルクの入力部材とし、外軸部材33を回転トルクの出力部材とすることができるし、また逆に、外軸部材33を回転トルクの入力部材とし、内軸部材32を回転トルクの出力部材とすることもできる。
【0060】
また、この第4実施形態のトルクリミッタ31において、図8に示すように、規制部35に替えて、図8中の破線で示すように突出量の異なるものに交換可能な突起部材36を設けて、突起部材36の突出量を適当なものに交換して、コイルばね34の変形量を規制し、内軸部材32と外軸部材33との間で伝達し得る回転トルクの臨界量を調整するものとしても良い。
【0061】
この第4実施形態のトルクリミッタにおいて、第3実施形態のトルクリミッタと同様に、コイルばね34の両端の変形量を規制する規制部材を設けて、双方向のいずれにも臨界トルクを調整できる双方向のトルクリミッタとしても良い。
【0062】
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上記の実施形態に限定されるものではない。
【0063】
【表1】
Figure 0003732693
【0064】
【発明の効果】
本発明に係るトルクリミッタは、互いに同軸に配設された内軸部材と、内軸部材の外周に隙間をもって収納する外軸部材と、内軸部材の外周面に嵌着し、かつ外軸部材に一端が係止されるコイルばねとを備え、内軸部材と外軸部材との間で、コイルばねの嵌着がより締まる方向に回転トルクを伝達でき、かつ、コイルばねの嵌着がより緩む方向に所定の臨界量の回転トルクを伝達するトルクリミッタにおいて、外軸部材に係止したコイルばねの係止端の近傍において、コイルばねの巻回部位を内径方向に規制する第1規制部を備えているので、当該第1規制部によってコイルばねの係止端近傍の巻回部位における拡径量を規制することで、内軸部材と外軸部材との間でコイルばねの嵌着がより緩む方向に伝達される回転トルクの臨界量を調整することができる。
【0065】
また、本発明に係るトルクリミッタは、互いに同軸に配設された内軸部材と、内軸部材の外周に隙間をもって収納する外軸部材と、内軸部材の外周面に嵌着し、かつ前記外軸部材に両端が係止されるコイルばねとを備え、内軸部材と外軸部材との間で、左右いずれの回転方向にも所定の臨界量の回転トルクを伝達するトルクリミッタにおいて、外軸部材に係止したコイルばねの一端の係止端近傍において、コイルばねの巻回部位を内径方向に規制する第1規制部と、外軸部材に係止したコイルばねの他端の係止端近傍において、コイルばねの巻回部位を内径方向に規制する第2規制部とを備えているので、当該第1規制部によってコイルばねの一端の係止端近傍の巻回部位における拡径量を規制し、かつ当該第2規制部によってコイルばねの他端の係止端近傍の巻回部位における拡径量を規制することで、内軸部材と外軸部材との間で伝達される回転トルクの臨界量を、左右どちらの回転方向にも調整することができる。
【0066】
また、本発明に係るトルクリミッタは、互いに同軸に配設された内軸部材と、内軸部材の外周に隙間をもって収納する外軸部材と、外軸部材の内周面に嵌着し、かつ内軸部材に一端が係止されるコイルばねとを備え、内軸部材と外軸部材との間で、コイルばねの嵌着がより締まる方向に回転トルクを伝達でき、かつ、コイルばねの嵌着がより緩む方向に所定の臨界量の回転トルクを伝達するトルクリミッタにおいて、内軸部材に係止したコイルばねの係止端の近傍において、コイルばねの巻回部位を外径方向に規制する第1規制部を備えているので、当該第1規制部によってコイルばねの係止端近傍の巻回部位における変形量を規制することで、内軸部材と外軸部材との間でコイルばねの嵌着がより緩む方向に伝達される回転トルクの臨界量を調整することができる。
【0067】
また、本発明に係るトルクリミッタは、互いに同軸に配設された内軸部材と、内軸部材の外周に隙間をもって収納する外軸部材と、外軸部材の内周面に嵌着し、かつ前記内軸部材に両端が係止されるコイルばねとを備え、前記内軸部材と外軸部材との間で、左右いずれの回転方向にも所定の臨界量の回転トルクを伝達するトルクリミッタにおいて、内軸部材に係止したコイルばねの一端の係止端近傍において、コイルばねの係止端近傍の巻回部位を外径方向に規制する第1規制部と、内軸部材に係止したコイルばねの他端の係止端近傍において、コイルばねの巻回部位を外径方向に規制する第2規制部とを備えているので、当該第1規制部によってコイルばねの一端の係止端近傍の巻回部位における変形量を規制し、かつ当該第2規制部によってコイルばねの他端の係止端近傍の巻回部位における変形量を規制することで、内軸部材と外軸部材との間で伝達される回転トルクの臨界量を、左右どちらの回転方向にも調整することができる。
【0068】
また、上記のトルクリミッタにおいて、臨界トルクの調整は、例えば、前記規制部が設けられる位置を前記係止端からコイルばねの周方向に移動調整可能にしたものや、前記規制部の設けられる位置を半径方向に調整可能にしたものや、前記規制部の設けられる位置を、前記係止端からコイルばねの周方向及び半径方向に調整可能にしたものがある。これらはコイルばねの変形量を調整する構成、および、その調整方法が簡易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施形態に係るトルクリミッタの軸方向の断面図。
【図2】 本発明の第1実施形態に係るトルクリミッタの分解斜視図。
【図3】 本発明の第1実施形態に係るトルクリミッタの第1図におけるA−A断面図。
【図4】 本発明の第1実施形態に係るトルクリミッタの規制部を設ける角度qと臨界トルクの関係を示す図。
【図5】 本発明の第2実施形態に係るトルクリミッタの半径方向の断面図。
【図6】 本発明の第3実施形態に係るトルクリミッタの半径方向の断面図。
【図7】 本発明の第4実施形態に係るトルクリミッタの半径方向の断面図。
【図8】 本発明の第4実施形態に係るトルクリミッタの半径方向の断面図。
【図9】 給紙装置におけるトルクリミッタの使用状態を示す図。
【図10】 (A)は給紙装置において紙が重送された状態を示す図。(B)は給紙装置において紙が1枚だけ送られた状態を示す図。
【図11】 トルクリミッタの軸方向の断面図。
【符号の説明】
2 入力部材
4 コイルばね
4a,4b 係止片
8 キャップ
12 モータ
13 紙戻しローラ
15 回転シャフト
22 出力部材
24 アジャスタリング
24a 規制部
24b,24c ねじ部材

Claims (7)

  1. 互いに同軸に配設された内軸部材と、前記内軸部材の外周に隙間をもって収納する外軸部材と、前記内軸部材の外周面に嵌着し、かつ前記外軸部材に一端が係止されるコイルばねとを備え、前記内軸部材と外軸部材との間で、前記コイルばねの嵌着がより締まる方向に回転トルクを伝達でき、かつ、前記コイルばねの嵌着がより緩む方向に所定の臨界量の回転トルクを伝達するトルクリミッタにおいて、
    前記外軸部材に係止したコイルばねの係止端の近傍において、コイルばねの巻回部位を内径方向に規制する第1規制部を備えて、前記内軸部材と外軸部材との間で前記コイルばねの嵌着がより緩む方向に伝達される回転トルクの臨界量を調整し得ることを特徴とするトルクリミッタ。
  2. 互いに同軸に配設された内軸部材と、前記内軸部材の外周に隙間をもって収納する外軸部材と、前記内軸部材の外周面に嵌着し、かつ前記外軸部材に両端が係止されるコイルばねとを備え、前記内軸部材と外軸部材との間で、左右いずれの回転方向にも所定の臨界量の回転トルクを伝達するトルクリミッタにおいて、
    前記外軸部材に係止したコイルばねの一端の係止端近傍において、コイルばねの巻回部位を内径方向に規制する第1規制部と、
    前記外軸部材に係止したコイルばねの他端の係止端近傍において、コイルばねの巻回部位を内径方向に規制する第2規制部とを備えて、
    前記内軸部材と外軸部材との間で伝達される回転トルクの臨界量を、左右どちらの回転方向にも調整し得ることを特徴とするトルクリミッタ。
  3. 互いに同軸に配設された内軸部材と、前記内軸部材の外周に隙間をもって収納する外軸部材と、前記外軸部材の内周面に嵌着し、かつ前記内軸部材に一端が係止されるコイルばねとを備え、前記内軸部材と外軸部材との間で、前記コイルばねの嵌着がより締まる方向に回転トルクを伝達でき、かつ、前記コイルばねの嵌着がより緩む方向に所定の臨界量の回転トルクを伝達するトルクリミッタにおいて、
    前記内軸部材に係止したコイルばねの係止端の近傍において、コイルばねの巻回部位を外径方向に規制する第1規制部を備えて、前記内軸部材と外軸部材との間で前記コイルばねの嵌着がより緩む方向に伝達される回転トルクの臨界量を調整し得ることを特徴とするトルクリミッタ。
  4. 互いに同軸に配設された内軸部材と、前記内軸部材の外周に隙間をもって収納する外軸部材と、前記外軸部材の内周面に嵌着し、かつ前記内軸部材に両端が係止されるコイルばねとを備え、前記内軸部材と外軸部材との間で、左右いずれの回転方向にも所定の臨界量の回転トルクを伝達するトルクリミッタにおいて、
    前記内軸部材に係止したコイルばねの一端の係止端近傍において、コイルばねの係止端近傍の巻回部位を外径方向に規制する第1規制部と、
    前記内軸部材に係止したコイルばねの他端の係止端近傍において、コイルばねの巻回部位を外径方向に規制する第2規制部とを備えて、
    前記内軸部材と外軸部材との間で伝達される回転トルクの臨界量を、左右どちらの回転方向にも調整し得ることを特徴とするトルクリミッタ。
  5. 前記規制部が設けられる位置が前記係止端からコイルばねの周方向に移動調整可能であることを特徴とする請求項1から4の何れかに記載のトルクリミッタ。
  6. 前記規制部の設けられる位置が半径方向に調整可能であることを特徴とする請求項1から4の何れかに記載のトルクリミッタ。
  7. 前記規制部の設けられる位置が、前記係止端からコイルばねの周方向及び半径方向に調整可能であることを特徴とする請求項1から4の何れかに記載のトルクリミッタ。
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