JP2009150509A - 双方向トルクリミッタ - Google Patents

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Abstract

【課題】 組み立てを簡易化でき、調整などに要する時間を短縮できる経済的な双方向トルクリミッタを提供すること。
【解決手段】 シャフト部材1と、外輪部材7と、第1の内輪部材2と、第2の内輪部材と5、第1のコイルばね部材3と、第1のコイルばね部材3と巻方向が逆の第2のコイルばね部材6とを備え、シャフト部材1が第1のコイルばね部材3の巻方向とは逆方向に回転しているとき、第1の内輪部材2と第1のコイルばね部材3との間に働くトルク値が第1の設定トルクを越えると、第1のコイルばね部材3、第2の内輪部材5及び外輪部材7が回転を止め、シャフト部材1が第1のコイルばね部材3の巻方向とは同方向に回転しているとき、第2の内輪部材5と第2のコイルばね部材6との間に働くトルク値が第2のトルクを越えると、第2のコイルばね部材6と外輪部材7とが回転を止めることを特徴とする双方向トルクリミッタ。
【選択図】 図1

Description

この発明は、プリンタや複写機の給紙又は排紙などの経路に用いるのに適した双方向トルクリミッタ、特に正逆回転方向のトルク値が異なる双方向トルクリミッタに関する。
例えば、プリンタや複写機の給紙又は排紙などの経路に用いられる双方向トルクリミッタには、給紙時のトルク値と排紙時のトルク値が異なる特性が要求されることがあり、この特性を満足する正逆回転方向のトルク値が異なる双方向トルクリミッタが既に提案されている(例えば、特許文献1参照)。その双方向トルクリミッタは、シャフト部材に装着された第1、第2の内輪部材、これら内輪部材のそれぞれに装着された少なくとも2個の第1、第2のコイルばね部材、これらコイルばね部材同士を結合する保持器又は連結子、第2の内輪部材に固定された外輪部材などからなる。第1の内輪部材に圧入されるシャフト部材の回転力は、第1の内輪部材→第1のコイルばね部材→保持器又は連結子→第2のコイルばね部材→第2の内輪部材→外輪部材の経路で伝達される。
前掲の特許文献1に開示されている双方向トルクリミッタは、基本的には正逆回転のトルク値がほぼ同一、あるいは異なる場合にも適応できるが、第1、第2のコイルばね部材が保持器又は連結子によって互いに結合されており、保持器又は連結子は第1、第2のコイルばね部材に結合されている以外、内輪部材及び外輪部材などに固定されず、それらに対してフリーな状態になければならないので、特に小型化が求められる双方向トルクリミッタにあっては保持器又は連結子の位置の調整が難しいなどの問題があり、組み立てが面倒であり、時間を要した。
また、第1、第2のコイルばね部材の働きによる正逆回転方向の設定トルク値が1:2、又は1:3というように明らかに異なる場合には、当然に第1、第2のコイルばね部材の巻数も設定トルク値に対応して異なるから、第1、第2のコイルばね部材の巻き戻しの力も異なる。したがって、このように巻数の異なる第1、第2のコイルばね部材が保持器又は連結子によって直接結合されているので、巻数の多いコイルばね部材の巻き戻しの力によって巻数の少ないコイルばね部材が設計値以上に緩んだり、締め付けたりし、巻数などの調整を行わなければ所期の設定トルク値が得られないなどの問題がある。このことも組み立て時間を要する一因となっていた。また、巻方向の異なるコイルばね部材を単一の内輪部材に巻きつけて、ほぼ同じ正逆回転方向の設定トルクを呈する双方向トルクリミッタも既に開示されている(例えば、特許文献2参照)。
特開平09−53649号公報 特開平09−166153号公報
前述した双方向トルクリミッタでは、保持器又は連結子の設定位置などの調整に時間を要し、また、第1、第2のコイルばね部材による正逆回転方向の設定トルク値が明らかに異なる場合には、これらコイル部材の巻き戻しの力が異なるために、コイルばね部材の巻数などの再調整を行わなければならないなど、双方向トルクリミッタの組み立てが容易ではなかった。
本発明は、上述のような従来の課題を解決することを目的とし、第1、第2のコイルばね部材を保持器又は連結子によって直接結合せずに、第1のコイルばね部材が結合された保持器又は連結子に相当するジョイント部材を第2の内輪部材に圧入などによって固定することにより、組み立てを簡易化でき、調整が不要な双方向トルクリミッタを提供する。
第1の発明は、シャフト部材と、フック係止部を備える外輪部材と、第1の内輪部材と、第2の内輪部材と、ジョイント部材と、第1のフックを備える第1のコイルばね部材と、その第1のコイルばね部材と巻方向が逆であって第2のフックを備える第2のコイルばね部材とを有し、前記第1の内輪部材は前記シャフト部材に固定されており、前記第2の内輪部材は、前記シャフト部材との間に間隙が存在するように前記シャフト部材に装着されると共に、一端側に前記第1の内輪部材の側に突出するフック係止部を備え、前記ジョイント部材は、前記シャフト部材との間に間隙が存在するように前記シャフト部材に装着されると共に、前記第2の内輪部材に機械的に結合され、かつフック係止部を一端側に備え、前記第1のコイルばね部材は、前記第1の内輪部材に装着されて、該第1の内輪部材との間に第1の設定トルクを発生し、かつ前記第1のフックが前記ジョイント部材の前記フック係止部に係止され、前記第2のコイルばね部材は、前記第2の内輪部材に装着されて、該第2の内輪部材との間に第2の設定トルクを発生し、かつ前記第2のフックが前記外輪部材の前記フック係止部に係止され、前記シャフト部材が前記第1のコイルばね部材の巻方向とは逆方向に回転しているとき、前記第1の内輪部材と前記第1のコイルばね部材との間に働くトルク値が前記第1の設定トルクを越えると、前記シャフト部材と一緒に回転していた前記第1のコイルばね部材、前記ジョイント部材、前記第2の内輪部材及び前記外輪部材が回転を止め、前記シャフト部材が前記第1のコイルばね部材の巻方向とは同方向に回転しているとき、前記第2の内輪部材と前記第2のコイルばね部材との間に働くトルク値が前記第2の設定トルクを越えると、前記シャフト部材と一緒に回転していた前記第2のコイルばね部材と前記外輪部材とが回転を止めることを特徴とする双方向トルクリミッタを提供する。
することができる。
第2の発明は、シャフト部材と、フック係止部を備える外輪部材と、第1の内輪部材と、第2の内輪部材と、第1のフックを備える第1のコイルばね部材と、その第1のコイルばね部材と巻方向が逆であって第2のフックを備える第2のコイルばね部材とを有し、前記第1の内輪部材は前記シャフト部材に固定されており、前記第2の内輪部材は、前記シャフト部材との間に間隙が存在するように前記シャフト部材に装着されると共に、一端側に前記第1の内輪部材の側に突出するフック係止部を備え、前記第1のコイルばね部材は、前記第1の内輪部材に装着されて、該第1の内輪部材との間に第1の設定トルクを発生し、かつ前記第1のフックが前記第2の内輪部材の前記フック係止部に係合され、前記第2のコイルばね部材は、前記第2の内輪部材に装着されて、該第2の内輪部材との間に第2の設定トルクを発生し、かつ前記第2のフックが前記外輪部材の前記フック係止部に係止され、前記シャフト部材が前記第1のコイルばね部材の巻方向とは逆方向に回転しているとき、前記第1の内輪部材と前記第1のコイルばね部材との間に働くトルク値が前記第1の設定トルクを越えると、前記シャフト部材と一緒に回転していた前記第1のコイルばね部材、前記第2の内輪部材及び前記外輪部材が回転を止め、
前記シャフト部材が前記第1のコイルばね部材の巻方向とは同方向に回転しているとき、前記第2の内輪部材と前記第2のコイルばね部材との間に働くトルク値が前記第2の設定トルクを越えると、前記シャフト部材と一緒に回転していた前記第2のコイルばね部材と前記外輪部材とが回転を止めることを特徴とする双方向トルクリミッタを提供する。
第3の発明は、前記第1の発明又は前記第2の発明において、前記第1の設定トルクと前記第2の設定トルクとは、トルク値の大きさが異なることを特徴とする双方向トルクリミッタを提供する。
第1の発明は、第2の内輪部材に固定されたジョイント部材に第1のコイルばね部材のフックを係止させるので、特に正逆回転方向の設定トルクの異なる双方向トルクリミッタの組み立てを簡易化でき、調整などに要する時間がほとんどかからず、低コスト化を図ることができる。また、第1、第2のコイルばね部材を直接結合せずに、それらの間にジョイント部材と第2の内輪部材とを介在させているので、互いに巻方向の異なる第1、第2のコイルばね部材の相互干渉が無いので、所期の設定トルク値を得易い。また更に一層、調整工程を短縮することができる。
第2の発明は、前記第1の発明において、前記第1の発明が奏する効果に加えて、ジョイント部材を省略でき、部品点数を減らすことができるので、更に経済性に優れた双方向トルクリミッタを提供することができる。
前記第3の発明によれば、前記第1の発明又は前記第2の発明が奏する効果の他に、正逆回転方向の設定トルクの異なる双方向トルクリミッタを提供することができる。
[実施形態1]
図1ないし図5により本発明に係る第1の実施形態の双方向トルクリミッタ100について説明する。図1は双方向トルクリミッタ100の上半分の断面を説明するための図、図2は双方向トルクリミッタ100の主要部分を説明するための図である。図3はコイルばねを説明するための図、図4はジョイント部材を示す図、図5は外輪部材を説明するための図である。
先ず、この双方向トルクリミッタ100の構成部品の概略を図1により説明すると、双方向トルクリミッタ100は、両端部を除いて一様な直径をもつ円柱状のシャフト部材1と、シャフト部材1に圧入などによって固定された第1の内輪部材2と、第1の内輪部材2に装着された第1のコイルばね部材3と、第1の内輪部材2が係合するジョイント部材4と、シャフト部材1と隙間嵌合で装着された第2の内輪部材5と、シャフト部材1に装着された第2のコイルばね6と、第2のコイルばね6が係合する外輪部材7と、シールド部材8と、外輪部材7の外面に取り付けられたゴムローラ9からなる。
シャフト部材1は一般的な円柱状又は円筒状のものであるので、個別に図示しないが、両端部は図示しない機器の回転軸などに結合し易い構造になっており、実施形態1では両端部以外は一様な直径の円柱状になっている。図1、図2で示すように、その円柱状のシャフト部材1の円筒面1Aに第1の内輪部材2が圧入などによって固定される。したがって、第1の内輪部材2はシャフト部材1と常に一緒に動作する。第1の内輪部材2は一般的な短円筒状のものであり、その外側円筒面2Aには第1のコイルばね部材3が巻き付けられている。ここでは第1のコイルばね部材3は、例えば右巻き(時計の回転方向)に巻かれており、シャフト部材1及び内輪部材2が右方向に回転するとき、第1のコイルばね部材3は内輪部材2を締め付けて機械的に強固な連結状態となる。他方、シャフト部材1及び内輪部材2が左方向に回転するとき、第1のコイルばね部材3は内輪部材2に対して緩み、第1のコイルばね部材3と内輪部材2との間にはトルクが発生し、このトルクが第1のコイルばね部材3と第1の内輪部材2との間の第1の設定トルクはT1を超えるとき、第1のコイルばね部材3は回転を止め、シャフト部材1は空転する。
第1のコイルばね部材3は、図3に示すように、その一方の端部に第1のコイルばね部材3の外郭を形成する円筒状外面に対してある角度で曲げられて突出するフック(以下、第1のフックという。)3Aを有する。その第1のフック3Aは図4に示すジョイント部材4のフック係止部4Aに係止される。フック係止部4Aは、図2及び図4に示すように、ジョイント部材4の本体から一部分が第1の内輪部材2の方向に突出する円環状のものである。その円環状のフック係止部4Aは一部分に図面の左右方向、つまり組み立てられたときにシャフト部材1の軸線X−X’方向に延びる狭い間隙のようなスリット4A1を有する。そのスリット4A1に第1のフック3Aが係止される。つまり、スリット4A1は組み立ての際、図1の左側からジョイント部材4をシャフト部材1に装着するときに第1のフック3Aがスリット4A1に納まり易い形状になっている。第1のフック3Aが短くても確実にフック係止部4Aに係止できるように、フック係止部4Aは第1のフック3Aの形成された第1のコイルばね部材3の端部近傍まで延びている。
また、ジョイント部材4は図2に示すように、シャフト部材1の円筒面1Aの直径よりも幾分大きな直径の円筒状内面4Bを有し、シャフト部材1に直結されていない。ジョイント部材4は、第1の内輪部材2に直接機械的には結合されていないが、スリット4A1に係止された第1のコイルばね部材3の第1のフック3Aを介して第1の内輪部材2に係合している。他方、ジョイント部材4は、図4に示すように、第2の内輪部材5に固定される切込み部4Cを有し、その切込み部4Cに第2の内輪部材5の一端側に部分的に設けられた突出部5Aが嵌合されている。なお、切込み部4Cは必要に応じて複数個所に設けてもよい。
第2の内輪部材5の突出部5Aはジョイント部材4の切込み部4Cに適した形状を有し、切込み部4Cに嵌合される。第2の内輪部材5は、シャフト部材1の円筒面1Aの直径よりも幾分大きな直径の円筒状内面5Bを有し、シャフト部材1には直結されていないが、その突出部5Aがジョイント部材4の切込み部4Cに嵌合されているから、ジョイント部材4、第1のコイルばね部材3及び第1の内輪部材2を介してシャフト部材1に係合している。第2の内輪部材5の円筒状外面5Cには第2のコイルばね部材6が巻き付けられている。なお、突出部5Aはジョイント部材4の切込み部4Cの数と同数形成されている。
第2のコイルばね部材6は、第1のコイルばね部材2とは巻方向が逆であり、ここでは例えば、左巻き(反時計回転方向)に巻かれている。第2のコイルばね部材6は、第2の内輪部材5が第2のコイルばね部材6の緩む方向に回転するとき、第2の内輪部材5の円筒状外面5Cとの間にトルクを生じる。このトルクが所定の第2の設定トルクよりも大きくなると、第2のコイルばね部材6側は回転を止め、第2の内輪部材5側は空転する。実施形態1では、第2のコイルばね部材6と第2の内輪部材5の円筒状外面5Cとの間の第2の設定トルクT2は、第1のコイルばね部材3と第1の内輪部材2との間に生じる第1の設定トルクT1のほぼ2倍であるものとする。第2のコイルばね部材6の一端側にはフック(以下、第2のフックと言う。)6Aが備えられており、その第2のフック6Aは外輪部材7のフック係止部7Aに係止されている。フック係止部7Aは外輪部材7の内面に形成された部分的なスリットであり、第2のフック6Aが係止できるものであればよく、通常の形状のものでもよい。
ここで、第1、第2の内輪部材2、5の材質、外径などの内輪部材の諸条件が同じで、第1、第2のコイルばね部材3、6の材質、線径、コイルばね部材自体の直径などコイルばね部材の諸条件が同じであれば、巻数は設定トルク値の大きさにほぼ比例するから、第2のコイルばね部材6の巻数は第1のコイルばね部材3の巻数の約2倍となる。したがって、第1のコイルばね部材3と実質的に同一のコイルばね部材2個を第2の内輪部材5に巻き付け、それぞれのフックを外輪部材7に係止することによって、第2のコイルばね部材6と同等な作用を行わせることができる。第1、第2の内輪部材2、5の材質、外径などの内輪部材の諸条件が互いに異なっても良いし、また、第1、第2のコイルばね部材3、6の材質、線径、コイルばね部材自体の直径などコイルばね部材の諸条件が互いに異なってもよいが、諸条件が同じである方がコイルばね部材の巻数を設定するだけでよいので、製造上造り易い。
外輪部材7の内側は図5に示すように段付きとなっており、その小径部7Bはシャフト部材1の外径よりも幾分大きな直径の円筒状内面を持ち、中径部7Cは第2のコイルばね部材6を包囲する円筒状内面を有する。外輪部材7の大径部7Dはジョイント部材4、第1のコイルばね部材3及びシールド部材8の一部分を包囲する円筒状内面を有し、図1に示すように、シールド部材8が嵌合などによって外輪部材7に固定されている。外輪部材7へのシールド部材8の取り付け構造は一般的なものでも良いので、個別に図示しない。外輪部材7の両端部の円筒状外面にはゴムローラ9が外れるのを防ぐための環状突起7Eが形成されている。図2及び図5ではフック係止部7Aが中径部7Cに形成されているが、第2のコイルばね部材6のフック6Aの延びる方向によっては、例えばフック6Aがフック3Aと同じ方向に延びる場合には、小径部7Bに形成されていてもよい。なお、図5で7Fはシャフト部材1が挿通するシャフト挿通孔を示している。
次に、この双方向トルクリミッタ100の動作について説明を行う。前述したように、第1のコイルばね部材3は右巻き、第2のコイルばね部材6は左巻きであり、第1のコイルばね部材3と第1の内輪部材2との間の第1の設定トルクはT1である。また、第2のコイルばね部材6と第2の内輪部材5の円筒状外面5Cとの間の第2の設定トルクは、第1の設定トルクT1の2倍(2T1)に等しいT2であるものとする。今、シャフト部材1が第1のコイルばね部材3の巻方向とは逆の左方向に回転すると、第1のコイルばね部材3が第1の内輪部材2の外側円筒面2Aを締め付ける力は弱まり、第1のコイルばね部材3と第1の内輪部材2の外側円筒面2Aとの間にはトルクが発生する。したがって、外輪部材7にかかる負荷が小さいために、第1のコイルばね部材3に第1の設定トルクT1以上の力が加わっていない状態では、シャフト部材1と一緒に第1の内輪部材2と第1のコイルばね部材3は左方向に回転する。これと同時に、第1のコイルばね部材3のフック3Aが係止されているジョイント部材4、及びジョイント部材4に固定されている第2の内輪部材5が一緒に左方向に回転する。
第2の内輪部材5の左方向の回転動作は、第2のコイルばね部材6の巻方向である左巻きとは同方向になるので、第2のコイルばね部材6は第2の内輪部材5の円筒状外面5Cを強く締め付ける。したがって、第2の内輪部材5と一緒に、第2のコイルばね部材6と外輪部材7とは左方向に回転する。外輪部材7に、第1のコイルばね部材3と第1の内輪部材2の円筒状外面2Aとの間の第1の設定トルクT1よりも小さな外力が加わっているだけの場合には、外輪部材7はシャフト部材1と一緒に左方向に回転する。つまり、この場合にはシャフト部材1の回転力が、第1の内輪部材2→第1のコイルばね部材3→ジョイント部材4→第2の内輪部材5→第2のコイルばね部材6を通して外輪部材7に伝達される。
他方、例えば給紙中の紙詰まりなどのトラブルの発生によって、外輪部材7にかかる負荷が増大し、第1のコイルばね部材3と第1の内輪部材2の円筒状外面2Aとの間の第1の設定トルクT1よりも大きな外力が外輪部材7に加わった場合には、第1のコイルばね部材3と第1の内輪部材2の円筒状外面2Aとの間に第1の設定トルクT1が生じている状態で、第1の内輪部材2とシャフト部材1は左方向の回転を続ける。つまり、外輪部材7が回転せず、シャフト部材1は第1の設定トルクT1の負荷がかかった状態で左方向に空転し、シャフト部材1に結合されている不図示のモータなどには第1の設定トルクT1を超える力はかからない。したがって、給紙中などにおいてトラブルが生じても、シャフト部材1に結合されている不図示のモータなどのような回転駆動装置に加わる負荷を小さな第1のトルクT1以下に抑制することができる。
このように、給紙中の紙詰まりなどのトラブルが発生したときには、排紙のためにシャフト部材1に結合されている不図示の前記回転駆動装置を一旦停止させ、給紙中の回転方向とは逆方向の右方向にシャフト部材1を回転させる。シャフト部材1と一緒に第1の内輪部材2は右方向に回転し、この右方向の回転は第1のコイルばね3の巻方向と同じであるので、第1のコイルばね3は第1の内輪部材2の円筒状外面2Aを強く締め付ける。したがって、第1の内輪部材2と第1のコイルばね部材3は負荷の大きさに影響されること無くシャフト部材1と一緒に右回転する。これと同時に、第1のコイルばね部材3のフック3Aが係止されているジョイント部材4、及びジョイント部材4に固定されている第2の内輪部材5が一緒に右回転する。
第2の内輪部材5の右回転動作は、第2のコイルばね部材6の巻方向である左巻きとは逆方向になるので、第2のコイルばね部材6は緩み、第2のコイルばね部材6と第2の内輪部材5の円筒状外面5Cとの間にトルクが発生する。外輪部材7に加わる力が、第2のコイルばね部材6と第2の内輪部材5の円筒状外面5Cとの間の第2の設定トルクT2よりも小さい場合には、外輪部材7はシャフト部材1と一緒に右回転を行う。つまり、第2のコイルばね部材6と第2の内輪部材5の円筒状外面5Cとの間の第2の設定トルクT2を大きく設定しておけば、排紙時に外輪部材7に大きな力が加わったとしても、シャフト部材1を右方向に回転させることによって外輪部材7も右方向に回転するので、排紙を確実に行うことができる。
実施形態1では、第1のコイルばね部材3と第1の内輪部材2との間の第1の設定トルクT1に比べて、第2のコイルばね部材6と第2の内輪部材5の円筒状外面5Cとの間の第2の設定トルクT2を2倍の大きさにしたが、3倍など任意の大きさでよい。また、第1の設定トルクT1に比べて第2の設定トルクT2を小さくすることも可能であり、この場合も前述と同様に動作する。このように、第1の設定トルクT1と第2の設定トルクT2とを別々の値にすることによって、トラブルなどが発生していない通常の動作時におけるシャフト部材1の正回転時にトラブルが生じたとしても、シャフト部材1に結合される不図示の回転駆動装置に加わる力を小さな値に制限し、トラブルなどの修復時におけるシャフト部材1の逆回転時には、正回転時の力よりも大きな力を加えて外輪部材7を逆回転させることができる。また、回転駆動装置が正逆回転の可能なモータである場合には、前述とは逆になるように第1のコイルばね部材3と第1の内輪部材2との間の第1の設定トルクT1と、第2のコイルばね部材6と第2の内輪部材5の円筒状外面5Cとの間の第2の設定トルクT2とを適当な比率に設定しても勿論よい。
[実施形態2]
図6により実施形態2に係る双方向トルクリミッタ200について説明する。図6は双方向トルクリミッタ200の主要構成部分を説明するための図であり、図1ないし図5で用いた記号と同じ記号は同じ名称の部材を示すものとする。双方向トルクリミッタ200の特徴は、実施形態1のジョイント部材4を個別なものとせずに、第2の内輪部材5と一体の構造とし、第2の内輪部材5の一端側に第1のコイルばね部材3の第1のフック3Aが係止されるフック係止部5Dを設けたところにある。
第1の内輪部材2は、実施形態1と同様に、シャフト部材1の円筒面1Aに圧入などによって固定されている。第1のコイルばね部材3は、実施形態1の第1のコイルばねと同様に、第1の内輪部材2の外側円筒面2Aに巻かれている。第2の内輪部材5の一端は第1の内輪部材2の一端近傍まで延びており、その端部からは円環状のフック係止部5Dが第2の内輪部材5の一部分に近接して第1のコイルばね部材3まで延びている。フック係止部5Dは、組み立てられた状態でシャフト部材1の軸線X−X’方向に延びる狭い間隙のスリット5D1を有する。そのスリット5D1に第1のフック3Aが挿入されて、第1のコイルばね部材3が第2の内輪部材5に直接係止される。つまり、スリット5D1は組み立ての際、図6の左側から第2の内輪部材5をシャフト部材1に装着するときに第1のフック3Aがスリット5D1に納まり易い形状になっている。なお、フック係止部5Dは必ずしも環状の形状である必要は無く、部分的に第2の内輪部材5の一端から突出する突起であって、その突起に第1のフック3Aが挿入されるスリット又は溝などが形成されたものなどであっても勿論よい。
第2の内輪部材5の円筒状外面5Cには、二つの第2のコイルばね61、62が巻かれている。第2のコイルばね61、62は互いに同方向に巻かれており、第1のコイルばね部材3の巻方向とは逆の巻方向である。例えば、第2のコイルばね61、62は第1のコイルばね部材3の巻数と同じ巻数を有し、設定トルクもほぼ同じである。この場合に、第2のコイルばね61、62の設定トルクの和は第1のコイルばね部材3の設定トルクのほぼ2倍となり、シャフト部材1の正逆回転方向の設定トルクの比率は1:2となる。
第2のコイルばね61、62のそれぞれの一端側に備えられている第2のフック61A、62Aは、外輪部材1に形成されているフック係止用スリット7Aに係止される。フック係止用スリット7Aは、図5に示した外輪部材5の中径部7Cに形成されており、組み立てられた状態ではシャフト部材1の軸線X−X’方向に延びている。フック係止用スリット7Aは、組み立て時に図6の左側から外輪部材7を装着するとき、それぞれの第2のフック61A、62Aがフック係止用スリット7Aに納まり易い形状になっている。なお、図6では第2のフック61A、62Aが同一のフック係止用スリット7Aに係止されたが、フック係止用スリットを放射方向に角度を違えて複数形成し、第2のフック61A、62Aが別々のフック係止用スリットに係止されるようにしてもよい。
この双方向トルクリミッタ200の動作は、ジョイント部材4が介在しないだけで、実施形態1と実質的に同じであるので説明を省略するが、シャフト部材1の回転力は、第1の内輪部材2→第1のコイルばね部材3→第2の内輪部材5→第2のコイルばね部材6を通して外輪部材7に伝達される。この実施形態2では、第1のコイルばね3と同様な第2のコイルばね61、62を用い、第1のコイルばね3とは逆向きにして第1のコイルばね3と同一構造の第2のコイルばね61、62を第2の内輪部材5の円筒状外面5Cに装着すればよいので、更に組み立てが容易になるだけでなく、部品の標準化がより一層進み、コストの低減が可能になる。
以上述べた実施形態ではいずれも、第1の内輪部材2と第1のコイルばね部材3との設定トルクに比べて、第2の内輪部材5と第2のコイルばね部材6(又は61、62)との設定トルクが大きい場合について述べたが、設定トルクの大きさが逆になってもよい。この場合には、第1のコイルばね部材3の巻数を第2のコイルばね部材6の巻数よりも多くするか、あるいは第2のコイルばね部材6よりも第1のコイルばね部材3の個数を増やすなどによって容易に実現できる。なお、以上の実施形態は第1と第2の設定トルクが異なる場合について説明したが、第1と第2の設定トルクがほぼ同一の双方向トルクリミッタについても本発明を適用できるのは勿論のことである。また、ゴムローラ9は省略しても勿論よい。
発明に係る実施形態1の双方向トルクリミッタ100を説明するための図である。 双方向トルクリミッタ100の主要部分を説明するための図である。 双方向トルクリミッタ100に用いられるコイルばね部材を示す図である。 双方向トルクリミッタ100に用いられるジョイント部材を示す図である。 双方向トルクリミッタ100に用いられる外輪部材を示す図である。 発明の実施形態2に係る双方向トルクリミッタ200を説明するための図である。
符号の説明
1・・・シャフト部材
1A・・・シャフト部材1の円筒面
2・・・第1の内輪部材
2A・・・第1の内輪部材2の外側円筒面
3・・・第1のコイルばね部材
3A・・・第1のコイルばね部材3のフック(第1のフック)
4・・・ジョイント部材
4A・・・ジョイント部材4のフック係止部
4A1・・・フック係止部4Aのスリット
4B・・・ジョイント部材4の円筒状内面
4C・・・ジョイント部材4の切込み部
5・・・第2の内輪部材
5A・・・第2の内輪部材5の突出部
5B・・・第2の内輪部材5の円筒状内面
5C・・・第2の内輪部材5の円筒状外面
6・・・第2のコイルばね部材
6A・・・第2のコイルばね部材6のフック(第2のフック)
7・・・外輪部材
7A・・・外輪部材7のフック係止部
7B・・・外輪部材7の小径部
7C・・・外輪部材7の中径部
7D・・・外輪部材7の大径部
7E・・・外輪部材7の環状突起
7F・・・外輪部材7のシャフト挿通孔
61、62・・・第2のコイルばね部材
61A、62A・・・第2のコイルばね部材61、62のフック(第2のフック)

Claims (3)

  1. シャフト部材と、フック係止部を備える外輪部材と、第1の内輪部材と、第2の内輪部材と、ジョイント部材と、第1のフックを備える第1のコイルばね部材と、該第1のコイルばね部材と巻方向が逆であって第2のフックを備える第2のコイルばね部材とを有し、
    前記第1の内輪部材は前記シャフト部材に固定されており、
    前記第2の内輪部材は、前記シャフト部材との間に間隙が存在するように前記シャフト部材に装着されると共に、一端側に前記第1の内輪部材の側に突出するフック係止部を備え、
    前記ジョイント部材は、前記シャフト部材との間に間隙が存在するように前記シャフト部材に装着されると共に、前記第2の内輪部材に機械的に結合され、かつフック係止部を一端側に備え、
    前記第1のコイルばね部材は、前記第1の内輪部材に装着されて、該第1の内輪部材との間に第1の設定トルクを発生し、かつ前記第1のフックが前記ジョイント部材の前記フック係止部に係止され、
    前記第2のコイルばね部材は、前記第2の内輪部材に装着されて、該第2の内輪部材との間に第2の設定トルクを発生し、かつ前記第2のフックが前記外輪部材の前記フック係止部に係止され、
    前記シャフト部材が前記第1のコイルばね部材の巻方向とは逆方向に回転しているとき、前記第1の内輪部材と前記第1のコイルばね部材との間に働くトルク値が前記第1の設定トルクを越えると、前記シャフト部材と一緒に回転していた前記第1のコイルばね部材、前記ジョイント部材、前記第2の内輪部材及び前記外輪部材が回転を止め、
    前記シャフト部材が前記第1のコイルばね部材の巻方向とは同方向に回転しているとき、前記第2の内輪部材と前記第2のコイルばね部材との間に働くトルク値が前記第2の設定トルクを越えると、前記シャフト部材と一緒に回転していた前記第2のコイルばね部材と前記外輪部材とが回転を止めることを特徴とする双方向トルクリミッタ。
  2. シャフト部材と、フック係止部を備える外輪部材と、第1の内輪部材と、第2の内輪部材と、第1のフックを備える第1のコイルばね部材と、該第1のコイルばね部材と巻方向が逆であって第2のフックを備える第2のコイルばね部材とを有し、
    前記第1の内輪部材は前記シャフト部材に固定されており、
    前記第2の内輪部材は、前記シャフト部材との間に間隙が存在するように前記シャフト部材に装着されると共に、一端側に前記第1の内輪部材の側に突出するフック係止部を備え、
    前記第1のコイルばね部材は、前記第1の内輪部材に装着されて、該第1の内輪部材との間に第1の設定トルクを発生し、かつ前記第1のフックが前記第2の内輪部材の前記フック係止部に係合され、
    前記第2のコイルばね部材は、前記第2の内輪部材に装着されて、該第2の内輪部材との間に第2の設定トルクを発生し、かつ前記第2のフックが前記外輪部材の前記フック係止部に係止され、
    前記シャフト部材が前記第1のコイルばね部材の巻方向とは逆方向に回転しているとき、前記第1の内輪部材と前記第1のコイルばね部材との間に働くトルク値が前記第1の設定トルクを越えると、前記シャフト部材と一緒に回転していた前記第1のコイルばね部材、前記第2の内輪部材及び前記外輪部材が回転を止め、
    前記シャフト部材が前記第1のコイルばね部材の巻方向とは同方向に回転しているとき、前記第2の内輪部材と前記第2のコイルばね部材との間に働くトルク値が前記第2の設定トルクを越えると、前記シャフト部材と一緒に回転していた前記第2のコイルばね部材と前記外輪部材とが回転を止めることを特徴とする双方向トルクリミッタ。
  3. 請求項1又は請求項2において、
    前記第1の設定トルクと前記第2の設定トルクとは、トルク値の大きさが異なることを特徴とする双方向トルクリミッタ。
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