JP3731981B2 - 画像形成装置の現像装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、像担持体に形成された静電潜像を着色剤であるトナーにて可視像化してなる画像形成装置の現像装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
複写機、プリンタなどの電子写真方式を採用してなる画像形成装置においては、潜像の担持体である感光体表面に静電潜像を形成し、これを可視像化するために着色剤であるトナー等の現像剤を感光体側へと供給し、トナーを選択的に付着させるようにしてなる現像装置が備えられている。
【0003】
上記現像装置にて、上記感光体に形成された静電潜像を現像し、その現像されたトナー像は、転写材であるシート等に転写されている。そして、転写後、上記感光体表面には、転写しきれなかった一部のトナーが残留する。この残留する不要トナーは、次の画像形成を繰り返し行うためにも感光体表面から除去される。そのため、転写後には感光体表面に残留するトナーを除去するクリーニング装置が設けられており、該クリーニング装置において除去された不要トナーがクリーニング装置内の収容部に収容される。
【0004】
そこで、上述したような現像装置を備える画像形成装置は、その小型化に対応して、感光体の周囲に画像を形成するための装置の配置スペースも狭められ、よって現像装置においても小型化が強く要望されるようになった。
【0005】
特に現像装置としては、トナー及び磁性キャリアからなる現像剤を磁力を利用して上記感光体と対応する現像領域へと搬送する磁気ブラシ方式による現像ローラを備え、現像後には現像剤を現像槽内へと回収するようにしている。そのため、現像を安定させるためには、回収された現像剤は、一旦現像ローラより全て剥離し、新しい十分に撹拌混合された現像剤を現像ローラに供給するようにしている。これにより、潜像を可視像化するための現像を安定させ、常に良質の可視像(トナー像)を得るようにしている。
【0006】
上記現像ローラによる現像後、回収されてくる現像剤を現像ローラより確実に剥離するために、従来では現像ローラ表面にスクレーパーの先端を当接させて、現像剤を強制的に剥離するようにしていた。しかし、このような現像剤の剥離機構においては、スクレーパー先端を現像ローラに圧接しているため、トナーが現像ローラ表面に融着され、例えば電位上昇したり、現像剤の搬送力が低下したり、現像状態に大きな影響が生じ、安定した現像を行えなくなる。
【0007】
そのため、現像ローラを構成する非磁性の円筒形の現像スリーブ内に設けられたマグネットの磁極数を奇数構成として、現像後の現像剤を現像ローラ表面より剥離する領域において、隣接する磁極が同極になるような磁極配置構成にし、現像剤が磁力からの拘束を解かれ、現像ローラから自然にはがれるような構成とすることが主流になっている。
【0008】
例えば、図7に示すように、像担持体である感光体71に対して、該感光体71に形成されている静電潜像を可視像化する現像装置72が対向にて配置されている。該現像装置72は、トナー及び磁性キャリアからなる現像剤を収容してなる現像槽73の特に開口部に対向するように現像ローラ74を回転可能に設けている。該現像ローラ74は、上記現像槽73の開口部に一部が露出し、感光体71に対して一定間隔を隔てて配置されている。
【0009】
現像ローラ74は、非磁性の円筒形状に形成された現像スリーブ74a内にマグネット74bを設けて構成されており、該マグネット74bは、図に示すように奇数の磁極数から構成され、現像領域に対応して現像極N1が、これ挟むようにした隣接した搬送極S1及び回収極S3、該磁極S1,S3に隣接してなる磁力分布調整極N2、現像剤の剥離を行う剥離極N4、さらにこれに隣接してなる搬送補助極S2及び現像剤を現像ローラ表面に吸着させる汲み上げ極N3とからなっている。このようなマグネット74bにおいては、磁極数が7極構成となっており、隣接する極と同極となる磁極N3及びN4の部分で磁力がほぼゼロになり、現像剤が現像ローラ74より自然に剥離される。
【0010】
上記剥離領域に対応するようにして、現像剤の撹拌及び供給を行うスクリュー形状等に形成された撹拌搬送ローラ75が配置されている。この撹拌配置ローラ75は、補給されてくるトナーをキャリアと十分に撹拌し、また適度の帯電を付与させるためのものであって、撹拌後の現像剤を現像ローラ74へと供給する。この時に、マグネット74bの汲み上げ極N3の磁極により新たに吸着され搬送されることになる。
【0011】
現像ローラ74に吸着されて搬送される現像剤は、磁力分布調整極N2近傍で決められた量に規制部材77にて規制され、現像ローラ74より規制除去された現像剤は、回収板78上を経由して上述した撹拌搬送ローラ75へと戻され、再度撹拌搬送され現像ローラ74へと供給される。そして、規制部材77を通過した現像剤は、現像極N1の手前の搬送極S1を経由して現像極N1へと搬送され、現像に供されることになる。
【0012】
現像極N1の位置で現像剤は、その磁力線方向に沿ってブラシ状に穂立ち、感光体71と摺擦して現像を行う。この現像後の現像剤は、回収極S3を経て剥離極N4の部分で現像スリーブ74a表面から磁力状態からの拘束が解かれて剥離し、対向配置されている撹拌搬送ローラ75にて撹拌される。
【0013】
上述した現像剤を現像位置へと搬送し、現像槽73内の剥離位置へと循環搬送する経路を形成するマグネット74bの磁極方向とその磁力と磁極数は、システムバランスを考慮して(特にプロセススピード)決定されるが、プロセススピードが速い場合には、現像剤の撹拌混合が十分に行われないまま、現像領域へと現像剤が搬送してしまうことがある。そのため、トナーの帯電量が不足したり、一定のトナー濃度とならないまま現像に供され、画像カブリや濃度不足等が発生しやすくなる傾向にある。
【0014】
また、装置の小型化のために撹拌搬送ローラ75を小径にしたり、数を減らして1本(通常は2本程度)にしてしまうと、撹拌搬送ローラ75の長手方向において、補給されるトナーが十分に撹拌混合されないまま現像剤が、現像ローラ74に供給され、上述したように画像カブリや濃度不足がさらに増長されるようになる。
【0015】
この問題点の対策として、一般的には撹拌搬送ローラ75のスクリューや羽根の形状を工夫するなどしているが、例えば羽根先端が現像ローラ74の磁力によって付着された現像剤に接触すると瞬時に現像剤の帯電量がその部分だけ高くなり、ハーフトーンの画像を現像する時に、濃度ムラとして現れることが解っている。例えば図11に示すように、現像後のトナー像を用紙に転写した時に、ハーフトーンの画像に濃度の異なる筋79ができる。
【0016】
別の対策案としては、撹拌搬送ローラ75の回転速度を大きくすることも考えられる。しかし、現像剤に大きなストレスを与えてしまうため、種々のバランスをとって決定しなくてはならない。仮に、十分な検討を行っても、温度や湿度及び撹拌搬送ローラ75のスピードアップによる発熱によって、現像剤の凝集性が変化するため、安定した現像特性を得ることは困難であった。
【0017】
更に、従来の図7に示したマグネット74bの各磁極の配置では、現像ローラ74外周面の現像剤の入れ替わりが十分に行われず、現像領域においてトナーが現像ローラ74から静電潜像側に移動する時、現像剤の表面のトナーでも最外部からトナーが消費されていくために、ゴースト(現像領域で消費されたトナー量に依存したパターンが次工程で画像メモリとして現れ、画像上トナー像が白く抜けたり、逆に黒くなったりする現象)が多く発生して、現像装置を小型化するには、多くの問題を抱え、結局は複雑な構成となってしまう。
【0018】
また、2成分系の現像剤を利用する現像装置では、マグネットの各磁極位置、その磁力分布は、内部のマグネットの各磁極が相互に影響しあって微妙に変化する。そのため、現像ローラ上における各部機能に都よく分布させることは容易ではなく、マグネット全体の機能との関係が明確にされていない。
【0019】
また、マグネットの磁力分布だけでなく、現像剤のキャリアが介在してくると、キャリアの磁性や、該キャリアが現像ローラ表面に吸着される量によって磁力分布が変化し、且つ現像ローラ内のマグネットとは独立に回動するスリーブの回転速度によって、移動遷移状態が大きく異なってくることは経験的によく知られている。しかし、そのメカニズムは開示されていない。
【0020】
そこで、実公平3−50536号公報では、上述の現像装置を構成する現像ローラの現像スリーブ内に内蔵されたマグネットを、各機能に対応した部位に平面からなる磁極を有し、その磁力及び磁束分布を規定するように構成することで、現像剤(トナーとキャリアの混合したもの)の現像スリーブへの供給、穂立ち規制、現像、現像スリープからの剥離、及び現像槽への回収が現像剤へのストレスを小さくして可能であることが開示されている。
【0021】
また、特公平6−93153号公報には、マグネットの現像極の近傍に現像極のスリーブ上での放射線方向磁界成分をピーク値より大きい合成磁界ベクトル(放射線方向磁界成分と接線方向磁界成分との合成された磁界成分ベクトル)が存在し、且つその範囲を現像極中心から45°以内にして、現像領域でのトナー及びキャリアの飛散や落下を防ぐ方法が開示されている。
【0022】
更に、特許第2505800号公報では、現像剤供給磁極分布に対して、現像剤搬送方向の上流側上りも下流側が磁極密度分布曲線は緩やかにすることによって、トナー及びキャリアのパッキング状態を安定にする方法が示されている。
【0023】
【発明が解決しようとする課題】
近年、複写機やプリンタの高速化が進むにつれて、現像装置についても、その現像領域における現像性能を確保する技術が求められてきた。その一つとして、現像領域での現像ローラと感光体のニップ幅(現像するための現像剤が接触する範囲)を広げるために、現像ローラの外径が大型化されてきている。この大型化につれて、現像ローラを構成するスリーブ内の固定マグネットの磁極数も増えてきている。固定マグネットの磁極数が増えると、その磁極方向と磁力と磁極数の各パラメータ値を決定することも複雑化してきた。このことを改善するためには、現像剤とマグネット全体の機能のメカニズムの究明が必要になっている。そのため、上述した公報に記載の現像装置のマグネットの磁極配置や、磁力構成等では対処できなくなってきた。
【0024】
そこで、図7に示した従来の現像装置による問題点等を詳細に説明する。
【0025】
また、図7における現像装置において、トナー濃度の変化における画質劣化が生じる状態を図8を参照に説明することにする。この図8においては、現像槽73を図示していない。まず、現像剤が搬送される流れを説明する。
【0026】
(1)トナー補給部(例えばトナーカートリッジ)から供給されたトナーは、撹拌搬送ローラ75で現像剤中のキャリアと撹拌混合され、初期的な帯電が行われる。
【0027】
(2)初期帯電後、非磁性の現像スリーブ74a内に設けられた固定マグネット74bの汲み上げ極N3により、現像剤が引き寄せられる。このとき、図9に示すように、現像剤は汲み上げ磁極N3と撹拌搬送ローラ75の間で大きな摺擦を受けて、現像ローラ74側に比べて撹拌搬送ローラ75側の方が現像剤の帯電量が高くなる(穂立ちの先端の方が帯電が高くなる。)。
【0028】
(3)現像剤中のトナーは、撹拌搬送ローラ75によってキャリアと摩擦帯電し、現像スリーブ74bの回転動作によって、上述した(2)の工程後、規制部材77ヘと搬送される。現像剤搬送のしくみの検証例は後述するが、図2(a)〜(c)で示すように、現像剤は磁極から現像スリーブの回転方向下流側の次磁極に順次搬送される時、現像剤の穂立ちを1つのユニットとして回転・移動を繰り返しながら移動する。
【0029】
(4)現像スリーブ74aと規制部材77の間隔は、所定の層厚にするために実験的に決められており、規制部材77を挟んで現像スリーブ74aの回転方向上流側からN2極及びS1極が配置されて一定量が、現像スリーブ74a上に保持される。
【0030】
(5)規制部材を通過した現像剤は、適切な層厚になって現像領域に搬送され、現像剤が回転動作を行うことによって、感光体の静電潜像に応じた現像が行われる。この現像後に、現像剤は現像槽73内に回収されていく。
【0031】
(6)現像槽内に戻された現像剤は、マグネット74bの磁極N4及びN3の間で現像スリーブ74a表面から剥離され、再度撹拌搬送ローラ75で撹拌されキャリア表面のトナー付着量が一定に調整され、上述した(1)の工程が繰り返される。
【0032】
上述した(1)〜(2)の工程において、一度現像極N1を通過した現像剤は、感光体71の静電潜像に応じてトナーが、感光体71側へと移動していく。この場合、現像剤の穂立ちの感光体71側に近い所からトナーが移動する。なお、感光体71と現像スリーブ74aの間隙が現像剤の穂立ちよりも小さい場合には、現像剤の先端の方が折れたようになって接触しているが、現像領域を脱出すると、現像スリーブ74a表面の現像剤の穂は磁力に応じて穂立ち高さや量が変化しながら移動していく。したがって、図8に示す様に、現像領域脱出後の現像剤80の状態は、感光体71側、即ち現像スリーブ74a側から離れている方が、トナー濃度が低く、現像スリーブ74a表面側がトナー濃度が高くなっている。
【0033】
上述した状態で、現像スリーブ74aの回転動作によって撹拌搬送ローラ75側に搬送され、回収極S3の位置にきたときには、キャリア上のトナー付着量の多い現像剤が、現像スリーブ74a表面側から離れた方に多く存在している。さらに、撹拌ローラ側に搬送されると、キャリア上のトナー付着量の多い現像剤が現像スリーブ74a表面側に多く存在し、剥離極N4と汲み上げ極N3の間で現像スリーブ74a表面から現像剤が剥離されて、撹拌搬送ローラ75のところで新規現像剤の補給が行われ、前述した(1)〜(6)の工程を順次操り返し、現像剤の循環搬送が行われる。
【0034】
この時、図8に示すように剥離極N4と汲み上げ極N3の間の現像ローラ74aの表面には、一部のトナー79が付着し、その付着トナー79の薄いスキン層ができてしまう。
【0035】
それに加え、従来技術では図9に示すように、現像剤は汲み上げ極N3で撹拌搬送ローラ75との摺擦によって、撹拌搬送ローラ75側(現像スリーブ外周面側から離れた側)の現像剤80のトナー帯電量が高くなる。この状態から現像剤は穂立ちを一つのユニットとして回転・移動を繰り返しながら図2(a)〜(c)に示すように次極へと搬送される。
【0036】
そして、現像剤80が現像極N1まできた時、トナー帯電量の高い方が感光体71側(現像スリーブ74a表面から離れた側)に位置する。
【0037】
したがって、図7に示したような従来によるマグネット74bの磁極配置にすると、撹拌搬送ローラ75との摺擦によって部分的に帯電量を高められたトナーが、現像領域で現像され、画像ムラやカブリが顕著に現れるという問題点が生じる。これは、上述した公報記載の現像装置において同様である。
【0038】
また、回収極S3が現像槽73のガイド部73aの直上(ガイドとの距離が最も近い場所)付近に設置されていると、ガイド部73aに現像剤が接触する圧力が高くなって、トナーの飛散や吹き出しが発生しやすくなってしまう。
【0039】
また、撹拌搬送ローラ75に対向した汲み上げ極N3の現像剤供給が十分にされないと、撹拌搬送ローラ75の羽根の回転に相当する現像ムラ(ローラの羽根の厚みの幅で回転に対応した)が発生して、ハーフトーン濃度の均一性が低下する。図11に従来技術を用いた現像装置での現像ムラを示している通り、画像上に筋のような蛇行ムラが発生する。
【0040】
このような現象は、プロセススピードの速い高速機や、撹拌構造を簡単にするために1本の撹拌搬送ローラにて構成することで発生しやすいことが解った。
【0041】
更に、剥離極N4と、汲み上げ極N3の間隔が広いと、本来弱い磁力しか存在しない磁極N4−N3間の現像スリーブ74a表面に、図10に示すように合成磁界成分(反発磁力)81が現れ、現像スリーブ74a表面から現像剤が完全に剥離されず、新規現像剤との完全な入れ替えが行われなくなる。これにより、上述した画像ムラの発生や、トナー飛散の原因を作り出している。
【0042】
本発明では、これらの問題に鑑み、現像剤の搬送に関するメカニズムの究明を行った結果、最も最適なマグネットの磁極配置を見いだし、上述した問題点を解消してなる現像装置を提供することを目的としている。
【0043】
【課題を解決するための手段】
本発明は、潜像を可視像化するために画像形成装置に設けられ、トナー及びキャリアからなる現像剤を、円筒形の回転駆動される現像スリーブ表面に磁気的に吸着させるために、スリーブ内部に複数の磁極を有するマグネットを設けた現像ローラを上記現像剤を収容してなる現像槽に設け、また上記現像ローラへ撹拌した現像剤を搬送する撹拌搬送ローラを設けた現像装置において、
上記マグネットは、静電潜像を担持した担持体と対向する現像極を備え、また隣接する磁極が同極となり上記現像スリーブの回転方向順に剥離極及び汲み上げ極を設け、上記現像極と剥離極間に偶数の隣合う極性が互いに逆極性となる磁極を配置して、上記現像極から現像スリーブの回転方向に、回収極、回収補助極、剥離極、汲み上げ極、磁力分布調整極および搬送極がこの順序に設けられた構成とし、
上記回収極および上記回収補助極のそれぞれの磁力を200ガウス以上とし、その時の磁力角を15〜80°に設定し、
上記撹拌搬送ローラを上記マグネットの汲み上げ極に対向させ、該汲み上げ極での現像剤の穂立ち先端に当該撹拌搬送ローラが接触できる範囲に設定し、
上記現像剤を、現像極では現像スリーブの表面から離れた位置のトナー濃度が近接した位置のトナー濃度よりも低く、回収極ではトナー濃度の低い部分が現像スリーブ表面側に位置し、回収補助極では現像スリーブから離れた位置のトナー濃度は近接した位置のトナー濃度よりも低く、剥離極ではトナー濃度の低い部分が現像スリーブ表面側に位置させることを特徴とする画像形成装置の現像装置である。
【0044】
以上の構成によれば、現像後に現像剤が現像槽内に回収され、剥離領域、特に隣接する磁極が同極となる位置で現像スリーブ表面から剥離される。この場合、現像に寄与した現像剤が現像スリーブ表面側に位置した形となり、トナー濃度が低い部分が現像スリーブ表面に対向した状態で剥離される。そのため、トナーが現像スリーブ表面に残るといった現象が大きく軽減され、現像スリーブ表面にトナーの被覆層が形成されることが大幅に軽減される。これにより、現像剤のトナー濃度、及び帯電状態を安定させて現像を行え、画像ムラやカブリ等の画質低下を防止できる。
【0045】
そこで、上述した構成により現像装置において、上記マグネットの現像磁極から剥離磁極間に設けられる磁極をできるだけ現像剤の穂立ちが小さくなるような強さの磁力になるように設定したことを特徴とする。この構成により最小限の磁力構成により現像剤の搬送及び回収を確実に行え、回収時に現像剤が現像槽のガイド部分に衝突することによるトナー飛散を防止できる。この場合、現像剤の搬送状態を確実に行え、上述した構成の現像装置による効果がさらに顕著になるのを期待できる。
【0047】
また、現像剤を現像領域へと搬送する時に、現像剤の帯電量が高い部分が現像スリーブ表面側に位置し、帯電量が安定した現像剤が潜像の担持体と摺擦されて現像の寄与されるため、良好なる現像を可能にする。例えば、ハーフトーンの潜像を現像する場合、図11に示すような濃度ムラとなる筋が生じることなく、良好なる画像を得ることができる。
【0048】
また、上記現像ローラの現像領域と反対側での現像剤の剥離領域において対向配置される剥離された現像剤を撹拌し、撹拌した現像剤を上記現像ローラへと供給する撹拌搬送ローラを設け、マグネットの剥離磁極と隣接し同極の汲み上げ極における現像剤の穂立ちに上記撹拌搬送ローラが接触できる範囲に設定することで、現像剤の帯電量を高くなるようにすることができ、また現像剤の量を安定させ上述した効果がさらに助長され、現像を良好に行える。
【0050】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の実施形態について図面に従って詳細に説明する。本発明の現像装置における第1の実施形態については、図1乃至図3を参照して説明する。また、図1は画像形成装置の特に潜像の担持体である感光体に対向配置された本発明による現像装置置を示す断面図である。また図2は本発明による現像装置における現像剤が現像ローラ表面上を回転しながら搬送される状態を説明するための図で、図3は本発明の第1の実施形態を詳細に説明するための現像剤の流れ、特に現像剤のトナー濃度に関係する現像剤の搬送状態を示す図である。
【0051】
まず図1において、符号1は画像形成装置本体のほぼ中央部に配置され、画像形成動作時に矢印方向に一定速度で回転駆動されるドラム形状に形成された静電潜像を担持、つまり形成される感光体である。この感光体1の周囲に対向するように図示しない各種の画像形成プロセス手段が配置されている。
【0052】
上記画像形成プロセスを構成する装置は、図1においては、感光体1及び本発明における現像装置2のみを図示している。この各種画像形成を行うための手段は、まず感光体1表面を均一に帯電する帯電器、図示しない画像に応じた光による像を照射する光学系、該光学系により露光されたことで感光体1表面に形成された静電潜像を可視像化するための本発明にかかる現像装置2、現像された像(トナー像)を適宜搬送されてくるシート状の用紙に転写する転写器、及び転写後の用紙を感光体1より剥離する剥離用帯電器、転写後に感光体1表面に転写されなかった残留現像剤(トナー)を除去する画像処理装置の一つであるクリーニング装置、及び感光体1表面に残る帯電電荷を除去する除電器等が、この順序で感光体1の回転方向に配置されている。
【0053】
用紙は、例えばトレイ又はカセットに多量に収容されており、該収容された用紙が給送手段にて1枚給紙され、上述した転写器が配置された感光体1と対向する転写領域へと、感光体1表面に形成されたトナー像の先端と一致するように送り込まれる。この転写後の用紙は、転写・剥離用帯電器にて、感光体1より剥離され、定着装置へと送り込まれる。
【0054】
定着装置は、用紙上に転写された未定着のトナー像を永久像として定着させるものであって、トナー像と対向する面が、トナーを熔融し、定着させる温度に加熱されたヒートローラからなり、該ヒートローラに対して加圧され用紙をヒートローラ側へと密着させる加圧ローラ等を設けて構成している。この定着装置を通過した用紙は、画像形成装置外へと排出ローラを介して排出処理される。
【0055】
一方、現像装置は、図1にその詳細を示すように、現像剤を収容する現像槽3内に回転可能に現像ローラ4、現像剤を搬送又は(及び)撹拌する撹拌搬送ローラ5を備え、現像槽3の図において右側には必要に応じて補給されるトナーを現像槽3内へと送り込むスクリューローラ6等を設けている。
【0056】
現像ローラ4は、円筒形状の非磁性スリーブ4a内に多数の磁極からなるマグネット4bを備えて構成されており、スリーブ4aが矢印方向に回転駆動されており、マグネット4bは通常固定されている。特にマグネット4aの現像極N1が、現像槽3の開口部に位置し、感光体1と対向するようになっている。そのため、現像剤は、マグネット4bの磁力によりスリーブ4a上に吸着され、該スリーブ4aの回転により搬送され、感光体1と対向する現像領域へと搬送される。そして、マグネット4bの磁極N1の位置で現像剤はブラシ状に穂立ち、これが感光体1表面に摺擦され、感光体1表面に形成された静電潜像を現像することになる。
【0057】
上記現像剤は、例えばトナー及び磁性キヤリアからなる2成分系のものであって、撹拌搬送ローラ5の撹拌等の作用によりトナーが摩擦帯電されキャリアに付着し、スリーブ4a表面に吸着され搬送される。吸着された現像剤は、現像位置へと搬送される前に、その吸着量が一定になるように規制部材(ドクタ)7にて一部が除去される。つまり、規制部材7は、一端側が現像槽3に固定され、他端がスリーブ4aと一定の隙間(間隔)を隔てて配置されており、この規制部材7を摺り抜ける現像剤が一定量に規制される。
【0058】
以上の構成によれば、撹拌搬送ローラ5により現像槽3内の現像剤が十分に撹拌され、現像剤中のトナーが所定の極性、例えば正に帯電される。この帯電された現像剤は、撹拌搬送ローラ5の作用により現像ローラ4へと供給され、該現像ローラ4に例えば磁気的に吸着され、現像位置へと搬送される。
【0059】
そして、現像後の現像剤は、現像槽内へと回収され、現像ローラ4より剥離され、撹拌搬送ローラにて撹拌され、再度現像に供されるようになる。
【0060】
以下に、本発明の現像装置による実施形態について説明する。
【0061】
(第1の実施形態)
本発明の現像装置2を構成する現像ローラのマグネット4bにおいては、現像スリーブ4aと対向する面の磁極数が7極かなる奇数構成となっている。本発明においては、特に磁極数に限定されるものではないが、後に詳細に説明するが少なくとも5極以上の奇数構成が適切である。
【0062】
上記マグネット4bは、現像領域と対向する現像極N1を挟むようにして隣接して現像剤を現像極N1側へと搬送する搬送極S1、現像後の現像剤を現像槽3側へと回収する回収極S4、これらの磁極S1,S4に隣接し現像剤の付着量を規制するための磁力分布調整極N2、回収される現像剤をさらに搬送する回収補助極N3、さらにこれらの磁極N2,N3に隣接し撹拌搬送ローラ5にて供給される現像剤を汲み上げ搬送する汲み上げ極S2、回収された現像剤を現像スリーブ4aより剥離する剥離極S3とから構成されている。
【0063】
つまり、本発明によりマグネット4bの磁極の配置としては、現像極N1を含め、剥離極S3までの磁極数を偶数構成にしている。このような構成とすることで、剥離極S3の位置で現像剤が剥離される時に、現像剤中のトナー密度の高い部分やトナーの帯電電位が高い方が現像スリーブ4a側より遠い側となり、トナーが現像スリーブ4aに付着して残留する度合いを大きく軽減するようにしている。この詳細は後に説明する。そのため、現像後に残るトナーにて現像スリーブ4a表面が被覆される現象が軽減され、不要な帯電等が解消され画像ムラ等の原因を解消できる。
【0064】
以上のことを詳細に説明するために検証した結果を以下に示す。
【0065】
上述のように2成分系の現像剤を収納した現像槽3では、モノカラーの画像形成に寄与する現像剤中のトナーは、現像スリーブ4a上の現像剤の潜像ポテンシャル面、即ち現像領域において磁気ブラシ状に形成された現像剤が感光体1に摺擦する側のトナーが主である。
【0066】
現像剤は、一般的に図2(a)〜(c)に示すように現像スリーブ4a内のマグネット4bの磁力と現像剤の電荷量で現像スリーブ4a表面に拘束され、現像スリーブ4aの回転により遠心力を受けながら回転する。そのとき、現像剤10中のキャリアは、自身の磁化によって現像スリーブ4a上でチェーン状に穂立ちする。
【0067】
一方、現像スリーブ4aの回転によって、現像剤10は固定マグネット4bの磁極(N1,S4の間)によって穂が傾き(磁界成分と現像スリーブ速度成分による)、回転・移動が発生する。
【0068】
このような考えに基づき高速度撮影カメラ(フォトロン社製:ファーフトカムULTIMAuv)を用いて、現像剤穂立ちの回転動作を実験検証した。カメラ描画では、現像領域磁極近傍前後でキャリアの穂が一本のチェーンのように回転・移動し各磁極(N1,S4等)のピークのごく近傍で現像スリーブ4aに垂直に立っている様子が確認できた。
【0069】
また、回転が磁極成分によって発生していることを明確にするために、磁性キャリアに黒トナーを十分混合撹拌して帯電させた後、赤トナーを先ず現像スリーブ4a表面上、もくは穂立ちの先端のいずれかに付着させ現像スリーブ4aを回転させた。そして、現像剤外周表面と現像スリーブ4a表面の現像剤の状態を確認したところ、各磁極のピーク近傍では現像剤の外周側に赤いトナーが集まっているものと、現像スリーブ4a表面側に集まっているものが交互に確認でき、上述の高速度撮影カメラで捕らえた描画データと一致する事が解った。
【0070】
更に、その状態で可視化経路をとって、同カメラで現像槽3内部の状況を確認すると、間違いなく現像剤は現像スリーブ4a内のマグネット4bの磁極のN極、もしくはS極にしたがって回転しており、更に反発磁界(S3−S2)の部分や現像スリーブ4放射線方向磁界成分が小さい(略ゼロ)の部分で、現像スリーブ4表面から離脱していく様子が見られた。
【0071】
従来技術の課題を解決するために、上述したように現像ローラ4の特にマグネット4bの磁極配置と、現像剤の回転動作や現像装置内部の幾何的形状の検討を行った。以下に、本発明による現像剤の搬送の状況を示す。
【0072】
(1)現像領域(現像極N1付近)で感光体1に形成されている静電潜像ポテンシャルに対応した現像工程が行われた後、現像スリーブ4aの回転動作によって現像槽3内方向に順次現像剤が回収搬送される。
【0073】
(2)この時、現像剤を回収する回収極S4及び回収補助極N3は、現像槽3の下ガイド3aの最接近位置からその磁極中心が若干ずらされており、更に現像槽3方向に磁極中心を持つ剥離極S3によって現像槽3に搬送回収される。
【0074】
(3)剥離極S3を通過すると、現像スリーブ4a内に磁極設置していないS3−Sの間で、現像スリーブ4a表面から現像剤は剥離されて、撹拌搬送ローラ5で新規現像剤と再撹拌されてキャリア表面のトナー付着量は一定に調整される。
【0075】
(4)撹拌された現像剤は、汲み上げ極S2によって現像スリーブ4a上に磁力により捕獲され、磁力分布調整極N2によって規制部材7に順次送り込まれていく。
【0076】
(5)現像スリーブ4a上の現像剤を規制部材7と現像スリーブ4aとの隙間を大きなストレスなく通過させるために、規制部材7の現像スリーブ4a外周面との対向面では磁力分布調整極N2の放射線方向磁力が小さくなるような磁力に設定されている。
【0077】
(6)次に、搬送極S1から現像極Nlに現像剤は移動して行き、初期の(1)の工程を繰り返す。
【0078】
ここで本発明では、現像極N1から脱出した現像剤は、上述した様にあたかも一本のチェーンのように穂立ちする。そして、図2の(a)〜(c)で示すように、チェーン一本一本を1つのユニットとして、回転・移動を繰り返しながら極S4,N3,S3ヘ搬送されていく。
【0079】
上記現像剤中のトナーが消費される状態を図3を参照して説明する。特に現像領域、つまり現像極N1と対向する位置へと搬送されてきた現像剤10は、感光体1と摺擦されることによってトナーが静電潜像に移る。そのため、現像極N1では、前述したとおり現像剤の穂立ちの中でも、現像スリーブ4aから最も離れた位置でのトナー消費量が多くなる。その時、現像剤10は現像スリーブ4aから離れた位置では、近接した位置よりトナー濃度が低くなる。
【0080】
次に、回収極S4ヘと現像剤10が移動すると、現像極N1とは逆に、チェーン中のトナー消費されたトナー濃度の低い部分が現像スリーブ4a表面側に位置する。そして、回収補助極N3へ現像剤10が同じ原理で移動し、最終的に剥離極S3にきた時にはチェーン中のトナー濃度の低い部分が現像スリーブ4a表面側に位置するようになる。
【0081】
従って、上述の説明から現像剤(チェーン状)が剥離極S3に達した時、チェーン中のトナー濃度の低い部分を現像スリーブ4a表面側に位置させるには、現像ローラ4を構成する現像スリーブ4a内のマグネット4bの磁極配置について、現像スリーブ4a回転方向で現像極N1から剥離極S3間の磁極数を偶数構成すれば良いことが解る。
【0082】
この様な磁極配置にすると、現像領域(現像極N1近傍)で濃度ムラが生じたチェーン状現像剤が剥離極S3まで搬送されてきた時、トナー濃度の低い部分が現像スリーブ表面側に位置する。そして、剥離極S3から汲み上げ極S2間の放射線方向磁力が略ゼロの位置で、現像剤10が現像スリーブ4aから剥離される。この時に、トナーが現像スリーブ4a表面上に残留しなくなる。
【0083】
以上の結果、次の汲み上げ極S2では、現像剤10の入れ替わりが行われ、十分に撹拌搬送ローラ5によって均一に帯電された現像剤のみを付着させることができ、画像のカブリ現象や、トナー飛散等の著しい軽減が可能となる。
【0084】
(第2の実施形態)
上述の実施形態においては、現像ローラ4を構成するマグネット4の磁極配置について、現像極N1から剥離極S3間での磁極数を偶数としたことで、種々の問題、つまり本発明の目的を達成できる。
【0085】
この第2の実施形態においては、その効果をより安定させるための磁極配置、さらに磁力強度について説明することにする。
【0086】
図4に示すように現像後の現像剤が現像槽3へと回収される時の回収極S4と回収補助極N3の磁力密度分布を示す。つまり、現像後の現像剤が図3に示すように良好に回転・移動搬送されることで、第1の実施形態における良好な結果を期待できる。そのため、その回転・移動搬送を行える磁力及びその角度状態が重要となる。このような設定を行うことで以下に示す良好な結果を得ることができる。
【0087】
まず、磁力強度について説明する。この磁力強度は、現像剤がチェーン状に穂立ちをして、且つこの穂立ちが回転・移動を行える最低限度値を実験的に確認した。
【0088】
そこで、相反する磁極(N極とS極)間で、磁力強度を種々に変化させ、現像剤のチェーン状回転運動が行える領域を求めた。この時、2極間の現像ローラ中心からの角度(磁力角)は、30°に設定し、現像ローラ4外径はφ25mmで、磁力強度は2極共同じ強さで、0〜200ガウスまでは50ガウス毎、200〜1000ガウスまでは100ガウス毎に実験を行った。
【0089】
実験には、高速度撮影カメラ(フォトロン社製:ファーフトカムULTIMAuv)を用いて、現像剤穂立ちの回転動作を確認した。
【0090】
カメラ描画では、100ガウスから現像剤の穂立ちが確認できだが、チェーン状回転運動に関しては、まだスムーズに行えておらず不十分であった。スムーズなチェーン状回転運動が行えるようになった磁は、200ガウス以上の領域であった。図4(b)に100ガウス時の磁力密度分布を示している。従って、隣接する磁力において磁力角にも制約されるが、100ガウス程度では、互いの磁力分布において磁力及ばない部分が生じ、良好なる現像剤の回転・移動搬送を行えなくなる。
【0091】
また、相反する磁極(N極とS極)間の現像ローラ4中心からの角度(磁力角)を種々に変化させ、現像剤のチェーン状回転運動が行える領域を求めた。この時、2極の磁力強度は400ガウスに設定し、現像ローラ4外径は上述したようにφ25mmで、磁力角は5〜20°までは5°毎、20〜100°までは10°毎に実験を行った。
【0092】
実験には、上述した同様の高速度撮影カメラ(フォトロン社製:ファーフトカムULTIMAuv)を用いて、現像剤穂立ちの回転動作を確認した。
【0093】
カメラ描画では、10°から現像剤のチェーン状回転運動が確認できたが、まだスムーズに行えておらず不十分であった。スムーズなチェーン状回転運動が行えるようになったのは15〜80°までの領域であった。この場合、90°以上になると、現像剤の搬送がされにくくなってしまった。また、図4(c)には磁極間の角度が10°の時の磁力密度分布を示す。このような分布では、現像剤の回転・移動が行われず、図3のような現像剤の回転が行われなくなる。
【0094】
よって、現像ローラ4を構成する現像スリーブ4a内のマグネット4bの磁力強度や現像ローラ4中心からの角度(磁力角)を適切に配置することで、第1の実施形態において説明した効果をより高めることが可能になる。
【0095】
この場合、現像剤の回転・移動による搬送を確実に行う必要があるのは、例えば現像後の現像剤を現像槽3内の剥離位置(磁極S3とS2との間)まで搬送する時であり、図2に示すような現像剤10の回転搬送が行われることで、図3に示すようにトナー消費された現像剤側がスリーブ4a表面側に存在する状態で確実に剥離させることが可能となる。そのため、以上説明したように磁極間の角度や磁力強度を適宜設定することで、十分なる効果を期待できる。
【0096】
また、マグネット4bについては、上述したように図2に示すような現像剤10の回転搬送を行うことができるように、磁力及びその磁極角度を設定することになるが、磁力についてはできるだけ搬送できる最低限の磁力に設定することが良好である。つまり、現像剤の回収時に現像槽3の下ガイド部3aに、回収される現像剤が衝突する時のトナー飛散を防止するためには、上記磁力を小さくすることで良好な結果が得られる。
【0097】
(第3の実施形態)
次に、従来技術の課題を解決するための別の実施形態について説明することにする。この実施形態においては、特に現像ローラ4により現像を安定させて画質を安定させるようにしたマグネット4bの磁力配置について説明する。
【0098】
つまり、この実施形態においては、図1に示すように汲み上げ極S2から現像極N1までの磁極構成を偶数とすることにある。このよう磁極配置することで、画質劣化が生じることなく安定した現像を行える。以下のその詳細を説明することにする。
【0099】
まず図1に示す現像装置2において、以下に現像剤の流れ、特に搬送状態について説明しておく。
【0100】
(1)撹拌搬送ローラ5で撹拌された現像剤は、汲み上げ極S2によって現像スリーブ4a上に磁気的に捕獲され、磁力分布調整極N2によって規制部材7に送り込まれていく。
【0101】
(2)現像スリーブ4a上の現像剤を規制部材7と現像スリーブ4aとの隙間を大きなストレスなく通過させるために、規制部材7の現像スリーブ4a外周面との対向面では放射線方向磁力が小さくなるような配置にしている。
【0102】
(3)搬送極S1から現像極N1に現像剤は、移動して行き現像領域(現像極N1近傍)で感光体1の静電潜像ポテンシャルに対応した現像工程が行われた後、現像スリーブ4a回転動作によって撹拌搬送ローラ5が配置される現像槽3内へと順次現像剤が回収搬送される。
【0103】
(4)回収極S4及び回収補助極N3は、現像槽3の下ガイド3aの最接近位置からその磁極中心が若干ずらされており、更に現像槽3方向に磁極中心を持つ剥離極S3によってホッパに搬送回収される。
【0104】
(5)剥離極S3を通過すると、現像スリーブ4a内に磁極設置していない磁極S3−S4の間で、現像スリーブ4aから現像剤は剥離され、撹拌搬送ローラ5で新規現像剤と再撹拌されてキャリア表面のトナー付着量が一定に調整される。
【0105】
(6)撹拌搬送ローラ5で十分撹拌された現像剤は、汲み上げ極S2によって現像スリーブ4a上に捕獲され、初期の(1)工程を繰り返す。
【0106】
ここで本発明では、図5に示すように、現像剤10の汲み上げ極S2で撹拌搬送ローラ5との摺擦によって、現像スリーブ4a表面側から離れた位置の現像剤10のトナー帯電量が高くされる。そして各磁極での搬送及び現像剤10の規制の度に、第1の実施形態において説明したように、現像剤はあたかも一本のチェーンのように穂立ちして、チェーン一本一本が回転することにより、現像極N1部分では、撹拌搬送ローラ5で摺擦したトナー帯電量の高い部分が、現像スリーブ4a表面近傍位置となり、現像工程でこの帯電大のトナーが現像されることがないようにした。
【0107】
また、現像工程終了後、現像剤10が剥離極S3に達した時、この帯電大のトナーが、現像スリーブ4a表面側から最も離れた位置になることから、剥離極S3と汲み上げ極S2間の放射線方向磁力が略ゼロの位置で、現像スリーブ4a表面上にこの帯電大のトナーが全く残らないようになる。
【0108】
以上説明したようなマグネット4bによる磁極配置にすると、現像剤の汲み上げ極S2で撹拌搬送ローラ5との摺擦によって帯電大になったトナーが、現像工程で現像されないため、ハーフトーン原稿の画像ムラが著しく改善された。つまり、図11に示すような筋が形成されることがなくなり、良好な画質による画像を得ることができる。
【0109】
更に、現像後のマグネット4bによる磁極数の配置構成としては、第1の実施形態において説明した通りであり、帯電大になったトナーが、磁力が略ゼロの位置で完全に現像ローラ4の現像スリーブ4a表面から剥離されるので、次の扱み上げ極S2では、十分に撹拌搬送ローラ5にて均一に帯電された現像剤のみを付着させることができ、画像ムラやカブリ等の不具合を著しく改善することができた。
【0110】
(第4の実施形態)
次に図6を参照して第4の実施形態について説明する。この実施形態においては、特に現像剤の量を規制する規制部材7での現像剤のダメージ、特に劣化を軽減するためのものである。
【0111】
そこで、図6において、撹拌搬送ローラ5と現像スリーブ4a間のギャップdは、本発明においては1.4mm程度に設定している。これは、汲み上げ極S2での現像剤の穂立ち先端に撹拌搬送ローラ5が接触できる範囲とほぼ一致するようにしている。
【0112】
上記ギャップdが、上述した範囲より狭いと、扱み上げ極S2に付着する現像剤量が極端に少なくなり、現像領域での現像性能を低下させ、結果画像濃度が薄くなる。また、逆に広くすると、汲み上げ極S2に付着する現像剤量の規制ができなくなり、規制部材7でも現像剤の量、つまり層厚(現像スリーブ4aに付着する現像の量)を完全に一定に保てなくなって、画像の濃度にムラがでる。さらに、剥離極S3と汲み上げ極S2間の放射線方向磁力が略ゼロの位置で剥離された現像剤が、撹拌搬送ローラ5側に回収されず、そのまま次の汲み上げ極S2に直接付着させられて現像剤の入れ替えがスムーズに行えなくなる。
【0113】
先に説明した第3の実施形態の考えに基くと、現像剤は相反する磁極(N極とS極)間ではチェーン状に回転運動を行っているので、撹拌搬送ローラ5で先端部分を大きく帯電させられた現像剤は、現像領域に搬送されてきた時、現像工程でこの帯電大のトナーが現像されないように、この間の磁極数を偶数に配置した。
【0114】
このことを、より効果的にするためには、汲み上げ極S2と現像極N1間には、撹拌搬送ローラ5以外に現像剤の帯電を高める部材が存在させないほうがよい。
【0115】
例えば、規制部材7や、現像スリーブ4aより除去され規制された現像剤を撹拌搬送ローラ5へと戻す流板8等の様な板状のものを現像剤の穂立ちの近傍に強く接触させると、現像剤は高いプレッシャーにさらされパッキングしてしまう。そにため、トナーの固着発生やキャリアのスベント化(キャリアにトナーが付着しなくなる現象)が速まる。
【0116】
このように、第3の実施形態において説明した磁極数の配置で、現像剤の帯電を最も高める部材を撹拌搬送ローラ5にすることで、さらに効果高めることが可能になる。
【0117】
(第5の実施形態)
上述した各実施形態において、さらに効果を高めるためには、剥離極S3と汲み上げ極S2間の放射線方向磁力が略ゼロの位置で現像剤の剥離を完全に行うことである。これにより、現像後の回収されてきた現像剤を現像スリーブ4a表面から確実に剥離でき、撹拌搬送ローラ5にて撹拌された新規な一定の帯電量で、かつ一定量のトナー付着状態での現像剤を現像スリーブ4aに供給させて搬送できる。この結果、現像状態が非常に安定し、画像ムラや濃度ムラ、さらにはハーフトーン等において生じる筋等を防止でき、安定した画質を得ることができる。
【0118】
この実施形態においては、現像剤の剥離性能に大きく寄与する剥離極S3と汲み上げ極S2の磁力関係に注目し実験を行った。
【0119】
実験に使用した現像ローラ4は、表1に示されたパラメータ内のローラであり、効果の確認は、ハーフトーンの画像サンプルで行った。また、実験にはハーフトーン画像に顕著な画像ムラを確認できるように従来における図7に示す現像装置による磁極配置をった現像ローラ74を用いた。
【0120】
【表1】
Figure 0003731981
【0121】
また画像の評価は、5段階評価で行っており、実験の画像サンプルの中で画像ムラが生じ画質状態が最も悪い方を“1”、画像ムラが生じることなく画質状態が最も良い方を“5”で表した。
【0122】
剥離極N4と汲み上げ極N3以外の磁極の強度は、現像極N1が1000ガウス、搬送極S1が800ガウス、調整極N2が450ガウス、補助極S2が550ガウス、回収極S3が900ガウスに設定し、磁極配置も各パラメータで差がないように同じに設定した。
【0123】
実験結果から見ると、現像ローラ内の磁力は、剥離極N4の磁力汲み上げ極N3の磁力より高くすると、画像ムラがなくなり、良好なる画質が得られるようになることが実験結果で解った。さらに、上記実験結果を踏まえて、剥離極N4の磁力を汲み上げ極N3の磁力より高くした時、剥離極N4と汲み上げ極N3間の放射線方向磁力が略ゼロの位置にどのような効果が働いて、現像剤の剥離が効果的になされるかを検討した。
【0124】
まず、剥離極N4と汲み上げ極N3間の磁力分布でいうと、剥離極N4の磁力を汲み上げ極N3の磁力より高くすると、剥離極N4の放射線方向磁力の磁力幅が広くなり、汲み上げ極N3の放射線方向磁力の磁力幅は逆に狭くなる。このことによって、剥離極N4と汲み上げ極N3間の放射線方向磁力が略ゼロの位置が汲み上げ極N3側にシフトされることが解った。
【0125】
このことを、現像装置内の現像槽側の現像剤をすべて抜いて、現像ローラ全周に現像剤を付着させた状態で目視確認すると、剥離極N4の磁力をみ上げ極N3の磁力り高くした状態では、他の実験パラメータの状態と比べて剥離極N4の放射線方向磁力の磁力幅が広くなった分、剥離極N4側に付着する現像剤の幅が広く、また穂立ちも高くなって、現像剤が撹拌搬送ローラ側に強く押し出されて、現像工程終了後の現像剤の剥離が完全に行えるようになっていることが確認された。
【0126】
よって、本発明により現像ローラ4によるマグネット4aの磁力配置において、剥離極S3と汲み上げ極S2におていは、剥離極S3の磁力を、汲み上げ極S2の磁力より大きくすることで効果、特に現像時の画質を安定させることが可能になる。
【0127】
【発明の効果】
本発明の現像装置によれば、現像ローラを構成するマグネットの磁極配置を変える、つまり適切配置したことで、現像状態を安定させることができ、よって良好なる画質を得ることができる。
【0128】
現像を終了した現像剤の帯電電位の高い部分、トナー濃度が濃い部分が確実に剥離され、現像ローラ表面にトナーが付着するのを防止し、トナー量、帯電量が一定した新規な現像剤を供給でき現像が非常に安定する。
【0129】
しかも、各磁極間の角度や磁極の磁力を適宜設定することでより効果が増長でき、特に撹拌搬送ローラと現像ローラとの間隔を汲み上げ極の現像剤の穂立ちに接触できる範囲に設定配置することで、現像剤の層厚を安定させることで、現像性を安定させ良好な現像を可能にしている。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明にかかる現像装置を示すものであって、静電潜像を担持した感光体と対向配置した現像装置の構造を示す図である。
【図2】 現像装置を構成する現像ローラ上に搬送される現像剤の回転・移動搬送の状態を示す動作説明図である。
【図3】 本発明にかかる現像装置の第1の実施形態を説明するための、現像剤中のトナー濃度の状況と現像剤の搬送状態との関係を説明するための図である。
【図4】 本発明の第2の実施形成を説明するための現像ローラを構成するマグネットの磁力状況及び磁極の角度状態を説明するための図である。
【図5】 本発明の第3の実施形成を説明するためのもので、現像剤中のトナーの帯電状況と現像剤の搬送状態との関係を説明するための図である。
【図6】 本発明の第4の実施形態を説明するための現像剤の搬送状況を示す図である。
【図7】 従来の磁極構成による現像装置の構造を示す図である。
【図8】 図7に示す従来の現像装置による現像剤中のトナー濃度の状況と現像剤の搬送状態との関係を説明するための図である。
【図9】 図7に示す従来の現像装置による現像剤中の帯電状況と現像剤の搬送状態との関係を説明するための図である。
【図10】 図7における現像剤の剥離領域での磁力分布の状態を示す図である。
【図11】 図7における現像装置によるハーフトーンの現像により画像形成状態を示す図である。
【符号の説明】
1 感光体
2 現像装置
3 現像槽
4 現像ローラ
4a 現像スリーブ
4b マグネット
5 撹拌搬送ローラ(回転部材)
7 現像剤の規制部材
流板
10 現像剤
N1 現像極
N2 磁力分布調整極
N3 回収補助極
S1 搬送極
S2 汲み上げ極
S3 剥離極
S4 回収極

Claims (1)

  1. 潜像を可視像化するために画像形成装置に設けられ、トナー及びキャリアからなる現像剤を、円筒形の回転駆動される現像スリーブ表面に磁気的に吸着させるために、スリーブ内部に複数の磁極を有するマグネットを設けた現像ローラを上記現像剤を収容してなる現像槽に設け、また上記現像ローラへ撹拌した現像剤を搬送する撹拌搬送ローラを設けた現像装置において、
    上記マグネットは、静電潜像を担持した担持体と対向する現像極を備え、また隣接する磁極が同極となり上記現像スリーブの回転方向順に剥離極及び汲み上げ極を設け、上記現像極と剥離極間に偶数の隣合う極性が互いに逆極性となる磁極を配置して、上記現像極から現像スリーブの回転方向に、回収極、回収補助極、剥離極、汲み上げ極、磁力分布調整極および搬送極がこの順序に設けられた構成とし、
    上記回収極および上記回収補助極のそれぞれの磁力を200ガウス以上とし、その時の磁力角を15〜80°に設定し、
    上記撹拌搬送ローラを上記マグネットの汲み上げ極に対向させ、該汲み上げ極での現像剤の穂立ち先端に当該撹拌搬送ローラが接触できる範囲に設定し、
    上記現像剤を、現像極では現像スリーブの表面から離れた位置のトナー濃度が近接した位置のトナー濃度よりも低く、回収極ではトナー濃度の低い部分が現像スリーブ表面側に位置し、回収補助極では現像スリーブから離れた位置のトナー濃度は近接した位置のトナー濃度よりも低く、剥離極ではトナー濃度の低い部分が現像スリーブ表面側に位置させることを特徴とする画像形成装置の現像装置。
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