JP3728556B2 - 防火シートシヤツターの後付け方法 - Google Patents
防火シートシヤツターの後付け方法 Download PDFInfo
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、建築の構造物内の天井部分の所定位置に配設され、火災時に煙、熱感知器に連動して閉鎖するものである。そして、シヤツターケースを取り付けるケース取付枠とシヤツターケースを装設し、壁面と床面及び天井面等の施工をした後、シヤツターケースの内部にシヤツター本体を取り外し自在に後付けすることを特徴とする防火シートシヤツターの後付け方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来この種の防火シヤツターは、壁体開口部にまぐさ、ガイドレール、軸受、シヤツター本体及びシヤツターケースの工程で順次施工するのが一般的である。従って、施工された場合、天井面にはまぐさのみ露出しているのが普通である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
従来の施工技術で述べた防火シヤツターは、一度装設すると不都合が生じた場合や、改修等のリニューアル工事の場合、またシヤツター本体を取り替える際には、天井部分及びシヤツターケース等の全体を撤去するか、取り外さなければならない問題点がある。
更に、工期の長い建築物であっても、建物の建築工程により各々の個所に防火シヤツターの本体を含めて製作、施工するのが一般的である。また、超高層ビル等では、防火シヤツターを竣工1年以上も以前に施工するのが普通であり、防火シヤツターの設置台数が非常に多いために経費や資金面等に負担が係り、竣工までに埃や錆等の発生する難点が生じる。従って、再クリーニング及び再塗装等を要する場合等の難点が生じる。
本発明は、以上の問題点に鑑みてなされたものであり、その主たる目的とする所は、上記各問題点に生じた不都合や各難点を解決するために、防火シヤツターのシヤツターケースと案内レールを先に構造物に装設し、壁面、床面及び天井面等が仕上がった後、シヤツターケースにシヤツター本体を取り外し自在に装設した防火シートシヤツターの後付け方法を提供するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、本発明のシートシヤツターの後付け方法は、構造物に各種形状のシヤツター取付枠を装設し、このシヤツター取付枠には、底部の全面を開放した形状のシヤツターケースを取着してある。この時に左右の案内レールも同時に取付施工する。該シヤツターケースは、底部全面を開口部として開放してある。その後、壁面、床面及び天井面の内装工事の施工が終了した後に、シヤツターケースの下面開口部より巻取りシヤフト、開閉機、シートシヤツターのシヤツター本体を取り外し自在に後付けする防火シートシヤツターの後付け方法である。
【0005】
【作用】
以上のように構成されたシートシヤツター後付け方法によれば、構造物にケース取付枠と同時にシヤツターケースを取着する。この時、左右の案内レールを立設する。その後、室内の壁面、床面、天井面等の内装工事が終了した後にシヤツターケース内に巻取りシヤフト、開閉機、シートシヤツター等のシヤツター本体を着脱自在に後付けし、将来の補修、取り替え等が自由にできて無駄を省く特徴がある。
【0006】
【実施例】
次に、本発明の1実施例を図面を参照して説明すると、各種の構造物(5)等の天井部分となる位置に配設されるシートシヤツター(1)のシヤツターケース(4)は、図2に示す如く、該構造物(5)の所定位置に各形状のケース取付枠(3)を装設する。該ケース取付枠(3)には、下方に底部の全面が開放した開口部を有するシヤツターケース(4)を配設する。この該シヤツターケース(4)の装着と同時に、シヤツターケース(4)の両側に案内レール(6)(6)を立設した状態で最初の施工を完了する。その後、構造物(5)の壁面、床面及び天井面(8)等の施工を実施して内装工事が終了した後に、シヤツターケース(4)には内部に下面の開放した開口部より、シートシヤツター(1)とそのシートシヤツター(1)の巻取りシヤフト(2)及び開閉機(9)等のシヤツター本体を着脱自在に収納装設するようになっている。符号(7)はまぐさ部分を示し、(10)は図4に示す如く、施工全体が終了した後にシヤツターケース(4)の下面に粉塵の侵入防止と体裁等のために閉蓋する点検開閉蓋を示したものである。
【0007】
次に、図5、図6に示すものは、従来の防火シヤツターを示し、図5に示すように構造物(5)に対して、シヤツターケース(13)の内部に防火シヤツター(11)を捲込みするシヤツター巻取りシヤフト(14)と開閉機(15)及び押し車(16)等のシヤツター本体を収納固定した状態で装設し、シヤツター本体を装着した後は容易に脱離できないように装着されており、取り替え、改修工事等が大変に面倒となっている。
【0008】
【発明の効果】
本発明は以上のように構成されているので、従来の防火シヤツターの如く、シヤツターケースを装設した後には、巻取りシヤフト、開閉機及びシヤツターカーテン等のシヤツター本体は後付け及び取り替え等が容易にできない不便な欠点がなく、シヤツターケースの装設した後の内装工事の完了後にシヤツター本体を後付けするため、竣工までの汚染の付着、再塗装及び錆発生等の生ずる憂いがない優れた効果がある。そして、シヤツターケース取付枠には、底部の全面に開放した開口部を設けたことにより、内装工事の完了後に自由に巻取りシヤフト、開閉機及びシートシヤツター等のシヤツター本体をシヤツターケースの下側から容易に装設できる便利な効果と、シヤツター本体が新しい状態で装設されるので、再度の施工等の手間が係らない実利的な効果と、本発明のシートシヤツターは、全体の製品重量が非常に軽量であると共に、巻取りシヤフトの径も著しく小径になり、簡単に施工が可能となる効果もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を構造物に装設した状態の一部欠除した縦断側面図である。
【図2】同じく本発明のシヤツターケースの一部欠除した最初に施工する状態の縦断側面図である。
【図3】同じく本発明の最後にシヤツター本体を装設した状態の一部欠除した縦断側面図である。
【図4】本発明が装設された状態の一部欠除した横断底面図である。
【図5】従来のシヤツター装置の一部欠除した縦断側面図である。
【図6】従来のシヤツター装置の一部欠除した横断平面図である。
【符号の説明】
1 シートシヤツター
2 巻取りシヤフト
3 ケース取付枠
4 シヤツターケース
5 構造物
6 案内レール
8 天井
9 開閉機
10 点検開閉蓋
【産業上の利用分野】
本発明は、建築の構造物内の天井部分の所定位置に配設され、火災時に煙、熱感知器に連動して閉鎖するものである。そして、シヤツターケースを取り付けるケース取付枠とシヤツターケースを装設し、壁面と床面及び天井面等の施工をした後、シヤツターケースの内部にシヤツター本体を取り外し自在に後付けすることを特徴とする防火シートシヤツターの後付け方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来この種の防火シヤツターは、壁体開口部にまぐさ、ガイドレール、軸受、シヤツター本体及びシヤツターケースの工程で順次施工するのが一般的である。従って、施工された場合、天井面にはまぐさのみ露出しているのが普通である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
従来の施工技術で述べた防火シヤツターは、一度装設すると不都合が生じた場合や、改修等のリニューアル工事の場合、またシヤツター本体を取り替える際には、天井部分及びシヤツターケース等の全体を撤去するか、取り外さなければならない問題点がある。
更に、工期の長い建築物であっても、建物の建築工程により各々の個所に防火シヤツターの本体を含めて製作、施工するのが一般的である。また、超高層ビル等では、防火シヤツターを竣工1年以上も以前に施工するのが普通であり、防火シヤツターの設置台数が非常に多いために経費や資金面等に負担が係り、竣工までに埃や錆等の発生する難点が生じる。従って、再クリーニング及び再塗装等を要する場合等の難点が生じる。
本発明は、以上の問題点に鑑みてなされたものであり、その主たる目的とする所は、上記各問題点に生じた不都合や各難点を解決するために、防火シヤツターのシヤツターケースと案内レールを先に構造物に装設し、壁面、床面及び天井面等が仕上がった後、シヤツターケースにシヤツター本体を取り外し自在に装設した防火シートシヤツターの後付け方法を提供するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、本発明のシートシヤツターの後付け方法は、構造物に各種形状のシヤツター取付枠を装設し、このシヤツター取付枠には、底部の全面を開放した形状のシヤツターケースを取着してある。この時に左右の案内レールも同時に取付施工する。該シヤツターケースは、底部全面を開口部として開放してある。その後、壁面、床面及び天井面の内装工事の施工が終了した後に、シヤツターケースの下面開口部より巻取りシヤフト、開閉機、シートシヤツターのシヤツター本体を取り外し自在に後付けする防火シートシヤツターの後付け方法である。
【0005】
【作用】
以上のように構成されたシートシヤツター後付け方法によれば、構造物にケース取付枠と同時にシヤツターケースを取着する。この時、左右の案内レールを立設する。その後、室内の壁面、床面、天井面等の内装工事が終了した後にシヤツターケース内に巻取りシヤフト、開閉機、シートシヤツター等のシヤツター本体を着脱自在に後付けし、将来の補修、取り替え等が自由にできて無駄を省く特徴がある。
【0006】
【実施例】
次に、本発明の1実施例を図面を参照して説明すると、各種の構造物(5)等の天井部分となる位置に配設されるシートシヤツター(1)のシヤツターケース(4)は、図2に示す如く、該構造物(5)の所定位置に各形状のケース取付枠(3)を装設する。該ケース取付枠(3)には、下方に底部の全面が開放した開口部を有するシヤツターケース(4)を配設する。この該シヤツターケース(4)の装着と同時に、シヤツターケース(4)の両側に案内レール(6)(6)を立設した状態で最初の施工を完了する。その後、構造物(5)の壁面、床面及び天井面(8)等の施工を実施して内装工事が終了した後に、シヤツターケース(4)には内部に下面の開放した開口部より、シートシヤツター(1)とそのシートシヤツター(1)の巻取りシヤフト(2)及び開閉機(9)等のシヤツター本体を着脱自在に収納装設するようになっている。符号(7)はまぐさ部分を示し、(10)は図4に示す如く、施工全体が終了した後にシヤツターケース(4)の下面に粉塵の侵入防止と体裁等のために閉蓋する点検開閉蓋を示したものである。
【0007】
次に、図5、図6に示すものは、従来の防火シヤツターを示し、図5に示すように構造物(5)に対して、シヤツターケース(13)の内部に防火シヤツター(11)を捲込みするシヤツター巻取りシヤフト(14)と開閉機(15)及び押し車(16)等のシヤツター本体を収納固定した状態で装設し、シヤツター本体を装着した後は容易に脱離できないように装着されており、取り替え、改修工事等が大変に面倒となっている。
【0008】
【発明の効果】
本発明は以上のように構成されているので、従来の防火シヤツターの如く、シヤツターケースを装設した後には、巻取りシヤフト、開閉機及びシヤツターカーテン等のシヤツター本体は後付け及び取り替え等が容易にできない不便な欠点がなく、シヤツターケースの装設した後の内装工事の完了後にシヤツター本体を後付けするため、竣工までの汚染の付着、再塗装及び錆発生等の生ずる憂いがない優れた効果がある。そして、シヤツターケース取付枠には、底部の全面に開放した開口部を設けたことにより、内装工事の完了後に自由に巻取りシヤフト、開閉機及びシートシヤツター等のシヤツター本体をシヤツターケースの下側から容易に装設できる便利な効果と、シヤツター本体が新しい状態で装設されるので、再度の施工等の手間が係らない実利的な効果と、本発明のシートシヤツターは、全体の製品重量が非常に軽量であると共に、巻取りシヤフトの径も著しく小径になり、簡単に施工が可能となる効果もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を構造物に装設した状態の一部欠除した縦断側面図である。
【図2】同じく本発明のシヤツターケースの一部欠除した最初に施工する状態の縦断側面図である。
【図3】同じく本発明の最後にシヤツター本体を装設した状態の一部欠除した縦断側面図である。
【図4】本発明が装設された状態の一部欠除した横断底面図である。
【図5】従来のシヤツター装置の一部欠除した縦断側面図である。
【図6】従来のシヤツター装置の一部欠除した横断平面図である。
【符号の説明】
1 シートシヤツター
2 巻取りシヤフト
3 ケース取付枠
4 シヤツターケース
5 構造物
6 案内レール
8 天井
9 開閉機
10 点検開閉蓋
Claims (1)
- 建築物の天井部分にシヤツターケースを配設し、巻取りシヤフトに巻上げ、巻下げする防火シートシヤツターにおいて、構造物にはシヤツターケースを装設する面積を残置して、各種形状のシヤツターケース取付枠を固定し、該シヤツターケース取付枠には底部の全面が開放した開口部を設けたシヤツターケースを取着すると共に、左右の案内レールを立設し、その後壁面、床面及び天井面の施工後にシヤツターケースの底部の開口部より巻取りシヤフト、開閉機、シートシヤツター等のシヤツター本体を着脱自在に後付けすることを特徴とする防火シートシヤツターの後付け方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31158998A JP3728556B2 (ja) | 1998-09-28 | 1998-09-28 | 防火シートシヤツターの後付け方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31158998A JP3728556B2 (ja) | 1998-09-28 | 1998-09-28 | 防火シートシヤツターの後付け方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000104466A JP2000104466A (ja) | 2000-04-11 |
JP3728556B2 true JP3728556B2 (ja) | 2005-12-21 |
Family
ID=18019070
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP31158998A Expired - Fee Related JP3728556B2 (ja) | 1998-09-28 | 1998-09-28 | 防火シートシヤツターの後付け方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3728556B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4843866B2 (ja) * | 2000-04-28 | 2011-12-21 | 文化シヤッター株式会社 | 電動巻取式開閉装置の構造 |
-
1998
- 1998-09-28 JP JP31158998A patent/JP3728556B2/ja not_active Expired - Fee Related
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---|---|
JP2000104466A (ja) | 2000-04-11 |
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