JP3728496B2 - 歩行者注意喚起システム及びその方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、いわゆる歩行者ITSシステムにおいて利用される歩行者注意喚起システム及びその方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、高齢社会への対応やバリアフリー社会の構築が緊急の課題として叫ばれており、ITS(Intelligent Transport Systems 高度道路交通システム)の自動車交通への導入が進展する中、歩行者に対するITSの活用、すなわち「歩行者ITS」への気運が高まってきている。
【0003】
ここで「歩行者ITS」とは、主として歩行者、車椅子使用者等に、安全・快適・利便を提供する道路システムであると定義できる。すなわち、高齢者・障害者の社会参加を支援するためには、その歩行に伴う身体的・精神的負担を軽減する必要があり、高齢者・障害者でも安全かつ快適に移動できる歩行環境を提供する必要がある。また、平成12年5月にいわゆる交通バリアフリー法が成立したことにより、今後、バリアフリー対応の歩行空間を提供することがますます求められている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
歩行者ITSの開発においては、主に健常者を対象とする自動車ITSと異なり、歩行者、特に高齢者や障害者といった移動に困難を感じる機会の多い歩行者等に対する情報提供を如何にして行うかが課題となる。例えば、自動車ITSにおいては、自動車が車道を飛び出したり壁に激突したりいったことに対する注意喚起を想定していない。そもそも、正常なドライバーが運転していることを想定しており、自動車が突然路側の商店に飛び込んだり、電柱に激突することを考慮する必要はないからである。しかし、歩行者ITSにおいて想定されている歩行者は交通弱者と呼ばれる者であり、自動車ITSとは全く観点が異なる。
【0005】
また、自動車ITSにおいても車線をセンサで検出して注意喚起を行うシステム等はあるが、歩行者にこのようなセンサを持たせて歩かせることは現実的ではないし行える注意喚起の種類も限られてしまう。
【0006】
この発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、歩行者に対して、自己位置に関する情報の提供、段差の位置や道路を横断する地点の位置等の安全な歩行に必要な情報の提供、バリアフリー経路に関する情報の提供、目的地までの誘導を安全に行うことができる歩行者注意喚起システム及びその方法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
この発明の第1の主要な観点によれば、案内する歩行者の属性を格納する歩行者属性格納手段と、所定の時間間隔で歩行者の位置及び向いている方向を検出する歩行者位置/向き検出手段と、前記歩行者の位置からその向いている方向に沿って所定距離内にある地図データ上の地物オブジェクトを探索する地物オブジェクト探索手段と、前記歩行者属性格納手段に格納された歩行者の属性に基づいて前記注意喚起を行うかを判断し、注意喚起を行うと判断した場合に、探索された地物オブジェクトに関連付けられた所定種別の注意喚起を前記歩行者に対して出力する注意喚起出力手段とを有することを特徴とする歩行者注意喚起システムが提供される。
【0008】
このような構成によれば、歩行者の向いている方向を検出し、その向いている方向にある地物オブジェクト(例えば消火栓、車道等)に応じて、歩行者の安全確保に必要な注意喚起を出力することができる。また、案内対象である歩行者の属性に応じて、行う注意喚起を選択することが可能になる。
【0009】
この発明の1の実施態様によれば、この注意喚起システムは前記歩行者の位置に基づいて当該歩行者が歩行経路内にいるかを判断する歩行経路判断手段をさらに有し、前記注意喚起出力手段は、前記歩行者が歩行経路外に出た場合に、当該歩行者が属する地物オブジェクトに基づいて所定種別の注意喚起を前記歩行者に対して出力する歩行経路外注意喚起出力手段を有するものである。
【0010】
このような構成によれば、歩行経路外においては、通常の注意喚起に加えて、所定種別の注意喚起を行って歩行者の安全確保に役立てることが可能になる。
【0013】
この発明の更なる他の1の実施態様によれば、前記地物オブジェクトに関連付けられた所定種別の注意喚起は、地物オブジェクトの属性の応じて(1)転落危険性に関する注意喚起、(2)車両事故の危険性、(3)転倒する危険性、(4)地物との衝突や接触に関する危険性から選択されるものである。
【0014】
このような構成によれば、自動車ITSとは異なり、歩行者自身の事故から有効にこの歩行者を保護するための注意喚起を行うことが可能になる。
【0015】
この発明の他の1の実施態様によれば、前記地物オブジェクト探索手段は、歩行者の向いている方向を中心線として所定の探索角度範囲内にある地物オブジェクトを探索するものである。
【0016】
本発明の第2の主要な観点によれば、案内する歩行者の属性を格納する歩行者属性格納手段と、所定の時間間隔で歩行者の位置及び向いている方向を検出する歩行者位置/向き検出手段と、前記歩行者の向いている方向を中心線として所定の探索角度範囲内にあり、かつ、この歩行者の位置からその向いている方向に沿って所定距離内にある地図データ上の地物オブジェクトを探索する地物オブジェクト探索手段と、前記探索された地物オブジェクトに関連付けられた所定種別の注意喚起を前記歩行者に対して出力する注意喚起出力手段と、を備え、前記地物オブジェクト探索手段は、前記探索角度及び距離を歩行者属性格納手段に格納された歩行者の属性に基づいて決定するものであることを特徴とする歩行者注意喚起システムが提供される。
このような構成によれば、歩行者の属性に応じて地物オブジェクト探索条件を可変することができるから、より実情に即した注意喚起を行うことができる。
【0017】
発明の第3の主要な観点によれば、所定の時間間隔で歩行者の位置及び向いている方向を検出する歩行者位置/向き検出手段と、前記歩行者の向いている方向を中心線として所定の探索角度範囲内にあり、かつ、この歩行者の位置からその向いている方向に沿って所定距離内にある地図データ上の地物オブジェクトを探索する地物オブジェクト探索手段と、前記探索された地物オブジェクトに関連付けられた所定種別の注意喚起を前記歩行者に対して出力する注意喚起出力手段と、を備え、前記地物オブジェクト探索手段は、前記探索角度及び距離を前記地物オブジェクトの属性に基づいて決定するものであることを特徴とする歩行者注意喚起システムが提供される。
このような構成によれば、地物オブジェクトの属性に応じて地物オブジェクト探索条件を可変することができるから、より実情に即した注意喚起を行うことができる。
【0018】
本発明の第4の主要な観点によれば、所定の時間間隔で歩行者の位置及び向いている方向を検出する歩行者位置/向き検出手段と、前記歩行者の向いている方向を中心線として所定の探索角度範囲内にあり、かつ、この歩行者の位置からその向いている方向に沿って所定距離内にある地図データ上の地物オブジェクトを探索する地物オブジェクト探索手段と、前記探索された地物オブジェクトに関連付けられた所定種別の注意喚起を前記歩行者に対して出力する注意喚起出力手段と、を備え、前記地物オブジェクト探索手段は、前記探索角度及び距離を前記注意喚起の種別に基づいて決定するものであることを特徴とする歩行者注意喚起システムが提供される。
このような構成によれば、注意喚起の種別に応じて地物オブジェクト探索条件を可変することができるから、より実情に即した注意喚起を行うことができる。
【0019】
本発明の第の主要な観点によれば、所定の時間間隔で歩行者の位置及び向いている方向を検出する歩行者位置/向き検出手段と、前記歩行者の位置からその向いている方向に沿って所定距離内にある地図データ上の地物オブジェクトを探索する地物オブジェクト探索手段と、探索された地物オブジェクトに関連付けられた所定種別の注意喚起を前記歩行者に対して出力する注意喚起出力手段とを備え、前記歩行者位置/向き検出手段は、前記歩行者に取り付けられた2以上のGPSアンテナに接続され、前記GPSアンテナで受信した信号に基づいて前記歩行者の電子地図上の位置を特定し、前記2以上のGPSアンテナで受信した信号を総合して歩行者の向いている方向を演算するものであることを特徴とする歩行者注意喚起システムが提供される。
このような構成によれば、歩行者の向いている方向を正確に検出することが可能になる。
【0020】
本発明の第6の主要な観点によれば、案内する歩行者の属性を格納する歩行者属性格納工程と、所定の時間間隔で歩行者の位置及び向いている方向を検出する歩行者位置/向き検出工程と、前記歩行者の位置からその向いている方向に沿って所定距離内にある地図データ上の地物オブジェクトを探索する地物オブジェクト探索工程と、前記歩行者属性格納工程で格納された歩行者の属性に基づいて前記注意喚起を行うかを判断し、注意喚起を行うと判断した場合に、探索された地物オブジェクトに関連付けられた所定種別の注意喚起を前記歩行者に対して出力する注意喚起出力工程とを有することを特徴とする歩行者注意喚起方法が提供される。
このような構成によれば、上記した第1の主要な観点における歩行者注意喚起システムによって実現可能な歩行者注意喚起方法を得ることができる。
【0021】
なお、この発明の他の特徴と顕著な効果は、次の発明の実施の形態の項の記載と添付した図面とを参照することで、より明確に理解される。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0023】
まず、この実施形態に係る歩行者注意喚起システムの概略について、図1〜図3を参照して簡単に説明する。
【0024】
図1は、例えば全盲の歩行者1が歩道2上を紙面奥側から手前側に向かって歩行している状態を示す模式図である。歩行者1の進行方向右前方には商店3がある。この商店3はこの歩道2上に張り出した陳列棚4及び屋根5を有しており、歩行者1の歩行の障害になる可能性がある。また歩行者1の左前方の歩道上には、歩行者1の腰の位置よりも低い高さの消火栓6が設置されていて、歩行者1が注意しないと躓く可能性がある。また、歩行者1の左手は歩道2の段差8があり、その先は車道9となっていて、もし歩道2から車道9側に飛び出したならば、この段差8で転倒し、場合によっては車道9上で車両事故に遭遇する可能性もある。また、歩行者1の直進方向前方には、車両の進入を規制するための車止め10が設置されている。この車止め10は、歩行者1がよけなければ衝突して足や腰などを打撲する可能性も否定できない。また、この車止め10の先の歩道部分2aは緩やかなスロープとなっており、その先は車道9との境界となっている。
【0025】
この発明は、このような状況下において、歩道2等の歩行経路上を歩行する歩行者1に対して、事故等の危険性に関する注意喚起を行い、その安全確保を有効に図ることを目的とするものである。
【0026】
この実施形態の歩行者注意喚起システムでは、図2に示すように、歩行者1の位置及び向きを検出するために例えば両肩に設置される一対のGPSアンテナ12と、この一対のGPSアンテナ12に接続された携帯端末機13とを有する。
【0027】
前記携帯端末機13はGPSアンテナ12から受けたGPS信号に基づいて歩行者1の位置及び向きを断続的に計測し、この位置及び向きに基づいて、電子地図上で歩行者1の向いている方向にある障害物等を探索し、それに対する注意喚起を行うものである。この図面では、前記車止め10を検出したことに基いて、前記携帯端末機13が「直進5m先に車止めがあります。衝突に気を付けてください。」との注意喚起を音声で行なっている。なお、この歩行者1への通知は音声に限定されるものではなく、画像や振動で通知するものであっても良い。
【0028】
図3は、図1を平面図で示したものである。
【0029】
前述したように、前記歩道2上には、商店3、消火栓6、車止め10がある。また、歩道2の縁には段差8及び車道9との交差部(境界部)がある。ここで、前記障害物3、6、8、10、車道9との交差部、歩道2及び車道9は、「地物オブジェクト」と称され、特にこの歩行者ITSのために電子地図データ上に埋め込まれている。
【0030】
図4および図5は、この実施形態で利用される地物オブジェクトの例及びその定義、形式、属性及び関連付けられる注意喚起種別を示したものである。この図で「形式」の欄に表示されている「面」、「線」及び「点」はオブジェクトの表現形式を示したものである。例えば、図3中で歩道2は、境界線K1、K2及びこの図に示されない両端の境界によって囲まれた「面」のデータとして前記電子地図データ上に埋め込まれている。また、車道9は、この歩道2と境界線K1を共有する「面」のデータとして埋め込まれている。さらに、この歩道2と車道9との境界線K1は、「車道の交差部」という「線」の地物オブジェクトとして電子地図に登録されている。前記消火栓6及び車止め10は、「点」の地物オブジェクトとして登録されている。また、各地物オブジェクトには、図4及び図5に示すように、それらの属性が各位置情報と共に登録されている。例えば、高さ(段差の高さ含む)、張り出しの有無、名称、手すりの有無、点字案内の有無等の情報が登録されている。
【0031】
図3において、歩行者1は、前記携帯端末機13からの注意喚起を受けながら歩道2上を進もうとする。この場合、前記携帯端末機13は、前記GPSアンテナ12で検出した歩行者1の位置及び方向に基づいて前方にある地物オブジェクトの探索を行う。この探索は、前記電子地図上で歩行者1の位置を特定し、図に15で示す扇形の範囲にある地物オブジェクトを検索することで行われる。例えば、位置Aにおいて、歩行者1は歩行経路内である歩道2上を歩いているが、歩道2の端の方を歩いており、しかも車道9側を向いている。この場合、前記携帯端末機13は前方に段差8があること及び車道9との交差部K1があることを検出し、それらに対する注意喚起を行う。
【0032】
この実施形態では、図6に示すように、探索された地物に対して行う注意喚起を以下の4つの種別に分類している。
【0033】
(1)転落危険性に対する注意喚起
(2)車両事故の危険性に対する危険性に対する注意喚起
(3)転倒する危険性に対する注意喚起
(4)地物との接触や衝突等に関する注意喚起。
【0034】
前記の例では、前方に歩道の段差部8と車道との交差部K1があることが探索されるから、それに応じて(2)と(3)の注意喚起がなされることになる。なお、このために、図4及び図5に示すように、各地物オブジェクトには、注意喚起の種別が関連付けられている。
【0035】
また、この注意喚起にも関わらず、図3にBで示すように歩行者1が歩行経路外である車道9にはみ出してしまった場合には、この実施形態の携帯端末機13は、歩行者1が図6に示す歩行経路外に出たことを検出し、この場合には前記歩行経路内での注意喚起と同様の注意喚起に加えて、この歩行者1が現在属する地物オブジェクト(この例では「車道9」)に基づいて注意喚起を行う。この表によれば、位置Bでは歩道から車道9にはみ出したことに基づいて(2)の「車両事故の危険性に対する注意喚起」がなされることになる。なお、この場合でも、図3に示すように、前方に車道9と歩道2との交差部K1及び消火栓6が存在することが探索されるから、歩行経路外の注意喚起に加えてこれらに対する注意喚起(歩行経路上と同じ注意喚起)も同様に行われる。
【0036】
次に、歩行者1がBの位置から歩道上のCの位置に戻って歩道2上を直進する場合には、図3に示すように前方に何も検出されないからなんらの注意喚起も行われない。なお、この場合、携帯端末機13上の図示しない確認ボタンを押すことにより、「そのまま直進してください」等の補助メッセージを出力するようにしても良い。
【0037】
このように、この実施形態では、面、線及び点で電子地図データ上に登録された地物オブジェクトと、その地物オブジェクトが歩行経路内であるか歩行経路外であるかという情報に基づいて、歩行者1に対して適当な種別の注意喚起を適宜選択して行えるようになっている。
【0038】
この発明のシステムは、このような機能を発揮するために以下のように構成されている。
【0039】
図7は、この発明の一実施形態を示す歩行者注意喚起システムのシステム構成図である。
【0040】
図に12で示すのはGPSアンテナであり、13で示すのが経路案内システムとしての携帯端末機である。前記GPSアンテナ12は、この端末機13に設けられたGPSシステム14に接続されている。このGPSシステム14は、前記GPSアンテナ12で受信したGPS信号に基づいてこの歩行者1の両肩の位置を算出する機能を有する。
【0041】
また、この携帯端末機13は地図データ受信部20を有しており、この地図データ受信部20は無線ネットワーク(携帯電話等)を通して電子地図ホスト21と接続し、適宜注意喚起処理に必要な電子地図データをダウンロードして図に22で示すデータ格納部に格納するようになっている。
【0042】
このデータ格納部22には、ダウンロードした地図データ23のほか、注意喚起メッセージ24及びこの携帯端末機13を保有する歩行者1の属性25が格納されるようになっている。前記地図データ23には、前記地物オブジェクトデータ26が地図情報とは異なるレイヤに記録されている。
【0043】
前記注意喚起メッセージ24としては、前述した4種別に関連付けられた実際のメッセージ、例えば「衝突に気をつけてください」等が格納されている。このような注意喚起メッセージ24は前記地図データと共に前記地図ホスト21からダウンロードされるようになっていても良いし、この携帯端末機13に予めプログラムとして記憶されていても良い。
【0044】
一方、前記歩行者属性25は、歩行者1がこの携帯端末13による注意喚起レベルを制御するために予め設定おくものである。例えば、注意喚起のレベルは、この歩行者1が、弱視であるか車椅子であるか等に応じて当然に異なるべきであり、このためには図8に示すように、上記属性の他、例えば注意喚起を行うべき注意喚起種別、前記地物探索を行う地物オブジェクトまでの距離や探索を行う角度範囲等の詳細設定を予め登録しておく必要がある。
【0045】
なお、図8の「探索条件の詳細設定」中、「地物オブジェクトの初期探索条件」とは、注意喚起の種別によらず最初に地物オブジェクトを探索する際の条件であり、例えば、距離5m、探索角度45度に設定される。また、「地物オブジェクトの抽出条件」とは、例えば、前記注意喚起種別毎に設定されるものであり、上記で探索された地物オブジェクトからこの条件を満たすもののみを抽出するための条件である。例えば、転倒可能性に関する注意喚起についてのみ、距離2m、角度10度と設定することにより、他の注意喚起種別と探索条件を異ならせることが可能となる。同様に、地物オブジェクトを抽出するための他の条件として例えばこの図に示すように段差5cm以上等の条件を設定することも可能である。
【0046】
一方、図7に示すように、この携帯端末機13は、さらに、前記GPSシステム14で検出した歩行者1の両肩の位置から歩行者1の位置及び向きを算出する歩行者位置/向き演算部30と、この位置検出に基づいて歩行者1が歩行経路内にいるか歩行経路外にいるかを判断する歩行経路判断部31と、歩行者1の位置及び向きに応じて電子地図に埋め込まれた地物オブジェクトを探索する地物オブジェクト探索部32と、探索した地物オブジェクトの属性に基づいて注意喚起を行うかを判断し注意喚起を出力する注意喚起出力部33とを有する。また、このシステムはディスプレイ35、スピーカー36及び振動子37を有し、前記注意喚起の出力を音声、画像及び振動で選択的に通知することができるように構成されている。なお、図中38で示すのは、歩行者1が地物探索の範囲(角度や距離)や前記探索条件の詳細設定等を入力するための入力部である。
【0047】
なお、前記実施形態の各構成要素は、実際には携帯端末装置13及びこの装置13に設けられたハードディスク等の記憶媒体に確保された一定の領域及びその領域にインストールされたソフトウエアプログラムである。そして、この装置13の図示しないCPUによってRAM上に適宜呼び出されて実行されることによりこの発明の各機能を奏するようになっている。
【0048】
以下、この構成要素のさらに詳しい構成及び機能を、図9に示すフローチャートを参照しその実際の動作と共に説明する。なお、図中S1〜S14の記号は動作のステップを参照するための符号であり、以下の説明と一致する。
【0049】
まず、このシステム13のGPSシステム14がステップS1で前記GPSアンテナ12の位置すなわち歩行者1の両肩の位置を検出する。歩行者1の両肩の位置が検出されたならば、前記歩行者位置/向き演算部30が、まず、両肩を結んだ線分の中点を歩行者1の位置として算出する(ステップS2)。すなわち、図10に示すように、右肩の地図上での座標がR,左肩の座標がLであるとすると、その座標を足して平均することで、中点の座標O、すなわち歩行者1の位置を求めることができる。
【0050】
歩行者1の位置が求められたならば、ついでステップS3で歩行者1の向いている方向(向き)を算出する。この歩行者1の向きは、図10に示すように、右肩Rと左肩Lとから歩行者1の正面を特定し、かつ、この正面方向に延び前記線分R−Lと中点Oで直行する線を歩行者1の向きとして算出する。この歩行者1の向きは、地図データの南北方向となす角度θで表される。このことで、歩行者1の電子地図上の位置及び向きが特定されることになる。
【0051】
なお、前述したようにこの歩行者1の位置に基づいて前記電子地図上の範囲が適宜更新されるようになっていて、電子地図が切れる前に前記電子地図ホスト21から必要な電子データのダウンロードが行われ、前記電子地図データ格納部23に格納されるようになっている。
【0052】
歩行者1の位置及び向きが算出されたならば、次に、ステップS4で、歩行経路判断部31が前記歩行者1の位置に基づいてこの歩行者1が歩行経路内に位置するかを判断する。図1の状態では、歩行者1が歩道2上に位置するので歩行経路内であると判断する。この場合には、前記地物オブジェクト探索部32が前記歩行者1の位置から所定の開角の扇形(図3の15参照)内にある地物オブジェクトを探索する(ステップS5)。この扇形の開角及び半径は、前記歩行者属性格納部25に格納されている「地物オブジェクトの初期探索条件」(図8参照)を用いる。
【0053】
この範囲に地物オブジェクトが探索できたならば(ステップS6)、ついで歩行者1と探索した地物オブジェクトとの位置関係を演算しておく(ステップS7)。次に、前記注意喚起出力部33が、この地物オブジェクトに関連付けられた注意喚起種別(図5)を特定する(ステップS8)。
【0054】
注意喚起出力部33は、ついでステップS9で、前記で特定された地物オブジェクトが歩行者1にとって注意喚起対象であるかを前記歩行者属性格納部25に格納された条件(図8)に基づいて判断する。例えば、前記歩行者1の障害程度に応じて注意喚起するべき種別や注意喚起するべき地物オブジェクトまでの距離及び方向が異なるはずである。この実施形態では、図8に示す歩行者属性に設定された「注意喚起すべき種別」、注意喚起種別に応じて予め設定された「地物オブジェクト抽出条件」及び「その他の条件」に応じて前記地別オブジェクトが当該歩行者1にとって注意喚起対象となるかを判断する(ステップS9)。
【0055】
当該地物オブジェクトが注意対象オブジェクトであると判断された場合には、前記注意喚起出力部33は、ステップS10で、図9に示すようなメッセージ「[方向][距離]に[地物オブジェクト]があります。[注意喚起の種別]に注意してください。」を出力する。このメッセージ内の[]内には、上記工程で特定・抽出された地物オブジェクトの属性及び注意喚起種別に応じて予め用意されたメッセージを挿入する。
【0056】
このようなメッセージを表示したならば、再度ステップS5〜S10を地物オブジェクトが探索できなくなるまで繰り返す。
【0057】
一方、ステップS4で歩行者1が歩行経路外に出たと判断された場合には、このシステムは、ステップS11〜S14を実行する。
【0058】
すなわち、図3の位置Bのような場合には、Aの場合と異なり、この歩行者1が属する地物オブジェクトを探索し特定する(ステップS11)。この場合の地物オブジェクトは「車道(車道へのはみ出し)」ということになる。ついで、前記注意喚起出力部33が、この地物オブジェクトに関連付けられた注意喚起種別(図5)を特定する(ステップS12)。
【0059】
次に、前記注意喚起出力部33が、当該地物オブジェクトが歩行者1にとって注意喚起対象であるかを判断する。すなわち、地物オブジェクトと注意喚起種別を前記歩行者属性に格納された歩行者の設定と比較し、それぞれの地物オブジェクトが注意喚起対象であるかを特定する(ステップS13)。
【0060】
当該地物オブジェクトが注意対象オブジェクトであると判断された場合には、前記注意喚起出力部33は、ステップS14で、図9に示すようなメッセージ「現在歩行経路外の[地物オブジェクト]上です。[注意喚起の種別]に注意してください。」を出力する。このメッセージ内の[]内には、上記工程で特定された地物オブジェクトの属性及び注意喚起種別に応じて予め用意されたメッセージを挿入する。
【0061】
このようなメッセージを表示したならば、前述した歩行経路内の処理と同じ処理ステップS5〜S10を地物オブジェクトが探索できなくなるまで繰り返し、所定距離内に注意喚起対象の地物オブジェクトがないかを探索する。
【0062】
以上説明した構成によれば、まず、歩行者の向いている方向を検出し、その向いている方向にある地物オブジェクト(例えば消火栓、車道等)に応じて、歩行者の安全確保に必要な注意喚起を出力することができる。また、第2に、歩行者が歩行経路外にはみ出した場合においては、通常の注意喚起に加えて、所定種別の注意喚起を行って歩行者の安全確保に役立てることが可能になる。また、第3に、上記一実施形態では、案内対象である歩行者の属性に応じて、注意喚起の種別、注意喚起を行う地物オブジェクトの種類を適宜設定により選択することが可能であるので、歩行者の障害の程度に応じた適切な注意喚起が可能になる。
【0063】
なお、この発明は上記一実施形態に限定されるものではなく、発明の要旨を変更しない範囲で種々変形可能であることはいうまでもない。
【0064】
例えば、前記地物オブジェクトは、上記一実施形態及び図面に挙げたのものに限定されるものではない。また、前記一実施形態及び図面に挙げた地物オブジェクトの定義や属性も、それらに限定されるものではない。
【0065】
また、前記一実施形態では、注意喚起種別は4つであったがこれに限定されるものではない。例えば、それらをさらに細かく規定するようにしても良い。
【0066】
また、歩行者の向きの算出方法は、上記一実施形態のものに限定されるものではない。腰や頭の動きで歩行者の向きを検出しても良いし、肩の動きと頭の動きを総合して歩行者の向きを算出するようにしても良い。また、GPSシステム以外の、例えばジャイロコンパスを使用したシステムによって歩行者の向きを算出することもできる。
【0067】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、歩行者に対して、自己位置に関する情報の提供、段差の位置や道路を横断する地点の位置等の安全な歩行に必要な情報の提供、バリアフリー経路に関する情報の提供、目的地までの誘導を安全に行うことができる歩行者注意喚起システム及びその方法を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態における注意喚起を説明するための模式図。
【図2】歩行者に設けた注意喚起システムを示す概略図。
【図3】注意喚起を説明するための平面図。
【図4】地物オブジェクトの種別、定義などを説明するための表図。
【図5】地物オブジェクトの種別、定義などを説明するための表図。
【図6】注意喚起種別を説明するための表図。
【図7】このシステムの概略構成を示すシステム構成図。
【図8】歩行者属性情報を示す表図。
【図9】処理手順を説明するためのフローチャート。
【図10】歩行者の位置及び向きの算出方法を説明するための模式図。
【符号の説明】
1…歩行者
2…歩道
3…商店
4…陳列棚
5…屋根
6…消火栓
8…段差
9…車道
12…GPSアンテナ
13…携帯端末機
14…GPSシステム
20…地図データ受信部
21…電子地図ホスト
22…データ格納部
23…電子地図データ格納部
24…注意喚起メッセージ
25…歩行者属性格納部
26…地物オブジェクトデータ
30…歩行者位置/向き演算部
31…歩行経路判断部
32…地物オブジェクト探索部
33…注意喚起出力部
35…ディスプレイ
36…スピーカー
37…振動子
38…入力部

Claims (16)

  1. 案内する歩行者の属性を格納する歩行者属性格納手段と、
    所定の時間間隔で歩行者の位置及び向いている方向を検出する歩行者位置/向き検出手段と、
    前記歩行者の位置からその向いている方向に沿って所定距離内にある地図データ上の地物オブジェクトを探索する地物オブジェクト探索手段と、
    前記歩行者属性格納手段に格納された歩行者の属性に基づいて前記注意喚起を行うかを判断し、注意喚起を行うと判断した場合に、探索された地物オブジェクトに関連付けられた所定種別の注意喚起を前記歩行者に対して出力する注意喚起出力手段と
    を有することを特徴とする歩行者注意喚起システム。
  2. 請求項1記載の注意喚起システムにおいて、
    前記歩行者の位置に基づいて当該歩行者が歩行経路内にいるかを判断する歩行経路判断手段をさらに有し、
    前記注意喚起出力手段は、前記歩行者が歩行経路外に出た場合に、当該歩行者が属する地物オブジェクトに基づいて所定種別の注意喚起を前記歩行者に対して出力する歩行経路外注意喚起出力手段を有するものである
    ことを有することを特徴とする歩行者注意喚起システム。
  3. 請求項1記載の歩行者注意喚起システムにおいて、
    前記地物オブジェクトに関連付けられた所定種別の注意喚起は、
    地物オブジェクトの属性の応じて
    (1)転落危険性に関する注意喚起
    (2)車両事故の危険性
    (3)転倒する危険性
    (4)地物との衝突や接触に関する危険性
    から選択されるものであることを特徴とする歩行者注意喚起システム
  4. 請求項1記載の歩行者注意喚起システムにおいて、
    前記地物オブジェクト探索手段は、歩行者の向いている方向を中心線として所定の探索角度範囲内にある地物オブジェクトを探索するものであることを特徴とする歩行者注意喚起システム。
  5. 案内する歩行者の属性を格納する歩行者属性格納手段と、
    所定の時間間隔で歩行者の位置及び向いている方向を検出する歩行者位置/向き検出手段と、
    前記歩行者の向いている方向を中心線として所定の探索角度範囲内にあり、かつ、この歩行者の位置からその向いている方向に沿って所定距離内にある地図データ上の地物オブジェクトを探索する地物オブジェクト探索手段と、
    前記探索された地物オブジェクトに関連付けられた所定種別の注意喚起を前記歩行者に対して出力する注意喚起出力手段と、を備え、
    前記地物オブジェクト探索手段は、前記探索角度及び距離を歩行者属性格納手段に格納された歩行者の属性に基づいて決定るものである
    ことを特徴とする歩行者注意喚起システム。
  6. 所定の時間間隔で歩行者の位置及び向いている方向を検出する歩行者位置/向き検出手段と、
    前記歩行者の向いている方向を中心線として所定の探索角度範囲内にあり、かつ、この歩行者の位置からその向いている方向に沿って所定距離内にある地図データ上の地物オブジェクトを探索する地物オブジェクト探索手段と、
    前記探索された地物オブジェクトに関連付けられた所定種別の注意喚起を前記歩行者に対して出力する注意喚起出力手段と、を備え、
    前記地物オブジェクト探索手段は、前記探索角度及び距離前記地物オブジェクトの属性に基づいて決定るものである
    ことを特徴とする歩行者注意喚起システム。
  7. 所定の時間間隔で歩行者の位置及び向いている方向を検出する歩行者位置/向き検出手段と、
    前記歩行者の向いている方向を中心線として所定の探索角度範囲内にあり、かつ、この歩行者の位置からその向いている方向に沿って所定距離内にある地図データ上の地物オブジェクトを探索する地物オブジェクト探索手段と、
    前記探索された地物オブジェクトに関連付けられた所定種別の注意喚起を前記歩行者に対して出力する注意喚起出力手段と、を備え、
    前記地物オブジェクト探索手段は、前記探索角度及び距離前記注意喚起の種別に基づいて決定るものである
    ことを特徴とする歩行者注意喚起システム。
  8. (旧請求項9)
    所定の時間間隔で歩行者の位置及び向いている方向を検出する歩行者位置/向き検出手段と、
    前記歩行者の位置からその向いている方向に沿って所定距離内にある地図データ上の地物オブジェクトを探索する地物オブジェクト探索手段と、
    探索された地物オブジェクトに関連付けられた所定種別の注意喚起を前記歩行者に対して出力する注意喚起出力手段とを備え、
    前記歩行者位置/向き検出手段は、
    前記歩行者に取り付けられた2以上のGPSアンテナに接続され、
    前記GPSアンテナで受信した信号に基づいて前記歩行者の電子地図上の位置を特定し、前記2以上のGPSアンテナで受信した信号を総合して歩行者の向いている方向を演算するものである
    ことを特徴とする歩行者注意喚起システム。
  9. 案内する歩行者の属性を格納する歩行者属性格納工程と、
    所定の時間間隔で歩行者の位置及び向いている方向を検出する歩行者位置/向き検出工程と、
    前記歩行者の位置からその向いている方向に沿って所定距離内にある地図データ上の地物オブジェクトを探索する地物オブジェクト探索工程と、
    前記歩行者属性格納工程で格納された歩行者の属性に基づいて前記注意喚起を行うかを判断し、注意喚起を行うと判断した場合に、探索された地物オブジェクトに関連付けられた所定種別の注意喚起を前記歩行者に対して出力する注意喚起出力工程と
    を有することを特徴とする歩行者注意喚起方法。
  10. 請求項9記載の注意喚起方法において、
    前記歩行者の位置に基づいて当該歩行者が歩行経路内にいるかを判断する歩行経路判断工程をさらに有し、
    前記注意喚起出力工程は、前記歩行者が歩行経路外に出た場合に、当該歩行者が属する地物オブジェクトに基づいて所定種別の注意喚起を前記歩行者に対して出力する歩行経路外注意喚起出力工程を有するものである
    ことを有することを特徴とする歩行者注意喚起方法。
  11. 請求項9記載の歩行者注意喚起方法において、
    前記地物オブジェクトに関連付けられた所定種別の注意喚起は、
    地物オブジェクトの属性の応じて
    (1)転落危険性に関する注意喚起
    (2)車両事故の危険性
    (3)転倒する危険性
    (4)地物との衝突や接触に関する危険性
    から選択されるものであることを特徴とする歩行者注意喚起方法。
  12. 請求項9記載の歩行者注意喚起方法において、
    前記地物オブジェクト探索工程は、歩行者の向いている方向を中心線として所定の探索角度範囲内にある地物オブジェクトを探索するものであることを特徴とする歩行者注意喚起方法。
  13. 案内する歩行者の属性を格納する歩行者属性格納工程と、
    所定の時間間隔で歩行者の位置及び向いている方向を検出する歩行者位置/向き検出工程と、
    前記歩行者の向いている方向を中心線として所定の探索角度範囲内にあり、かつ、この歩行者の位置からその向いている方向に沿って所定距離内にある地図データ上の地物オブジェクトを探索する地物オブジェクト探索工程と、
    前記探索された地物オブジェクトに関連付けられた所定種別の注意喚起を前記歩行者に対して出力する注意喚起出力工程と、を備え、
    前記地物オブジェクト探索工程は、前記探索角度及び距離を歩行者属性格納工程で格納された歩行者の属性に基づいて決定るものである
    ことを特徴とする歩行者注意喚起方法。
  14. (旧請求項16)
    所定の時間間隔で歩行者の位置及び向いている方向を検出する歩行者位置/向き検出工程と、
    前記歩行者の向いている方向を中心線として所定の探索角度範囲内にあり、かつ、この歩行者の位置からその向いている方向に沿って所定距離内にある地図データ上の地物オブジェクトを探索する地物オブジェクト探索工程と、
    前記探索された地物オブジェクトに関連付けられた所定種別の注意喚起を前記歩行者に対して出力する注意喚起出力工程と、を備え、
    前記地物オブジェクト探索工程は、前記探索角度及び距離前記地物オブジェクトの属性に基づいて決定るものである
    ことを特徴とする歩行者注意喚起方法。
  15. 所定の時間間隔で歩行者の位置及び向いている方向を検出する歩行者位置/向き検出工程と、
    前記歩行者の向いている方向を中心線として所定の探索角度範囲内にあり、かつ、この歩行者の位置からその向いている方向に沿って所定距離内にある地図データ上の地物オブジェクトを探索する地物オブジェクト探索工程と、
    前記探索された地物オブジェクトに関連付けられた所定種別の注意喚起を前記歩行者に対して出力する注意喚起出力工程と、を備え、
    前記地物オブジェクト探索工程は、前記探索角度及び距離前記注意喚起の種別に基づいて決定るものである
    ことを特徴とする歩行者注意喚起方法。
  16. 所定の時間間隔で歩行者の位置及び向いている方向を検出する歩行者位置/向き検出工程と、
    前記歩行者の位置からその向いている方向に沿って所定距離内にある地図データ上の地物オブジェクトを探索する地物オブジェクト探索工程と、
    探索された地物オブジェクトに関連付けられた所定種別の注意喚起を前記歩行者に対して出力する注意喚起出力工程とを備え、
    前記歩行者位置/向き検出工程は、
    前記歩行者に取り付けられた2以上のGPSアンテナに接続され、
    前記GPSアンテナで受信した信号に基づいて前記歩行者の電子地図上の位置を特定し、前記2以上のGPSアンテナで受信した信号を総合して歩行者の向いている方向を演算するものである
    ことを特徴とする歩行者注意喚起方法。
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