JP3727722B2 - コンバインの刈刃装置 - Google Patents

コンバインの刈刃装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、コンバインの刈刃装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、コンバインの刈刃装置の一形態として、左右方向に伸延する刈刃を左右に二分割して形成し、各刈刃に駆動機構を連動連結して、各駆動機構により各刈刃を左右往復摺動させて、植立している穀稈の株元を切断可能としたものがある。
【0003】
そして、左右の刈刃は、それぞれ左右に伸延する受け刃台上の設けた受け刃上に左右往復摺動自在に載置するとともに、両刈刃の間には干渉回避用の間隔を設けて、両刈刃を同一方向に往復摺動させるようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上記した刈刃にあっては、左右の刈刃の間に設けられた干渉回避用の間隔内では、穀稈が切断されないために、同位置に未刈穀稈が発生し、再度刈取作業を行わなければならないことから、刈取作業能率が悪いという不具合があった。
【0005】
【課題を解決するための手段】
そこで、本発明では、左右方向に伸延する刈刃を左右に二分割して形成し、各刈刃に駆動機構を連動連結して、各駆動機構により各刈刃を左右往復摺動させて、植立している穀稈の株元を切断可能としたコンバインの刈刃装置において、
左右の刈刃の内側端部間に、左右分割した一側の刈刃の内側端部から他側の刈刃の内側端部に向けて伸延する中継ぎ用刈刃を配設し、同中継ぎ用刈刃に駆動機、構を連動連結して、同駆動機構により中継ぎ用刈刃を切断作動させるべく構成し、しかも、前記中継ぎ用刈刃を、受け刃と受け刃台とを一体構成した受け刃兼受け刃台により下方より支持するとともに、前記受け刃兼受け刃台に、一側の刈刃の刈刃押え体を兼用させたことを特徴とするコンバインの刈刃装置を提供せんとするものである。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
【0008】
図1及び図2は、本発明に係るコンバインAを示しており、同コンバインAは、機体フレーム1の下部に左右一対のクローラ式の走行部2,2 を配設し、機体フレーム1の前端に刈取部3を昇降自在に取付けるとともに、同刈取部3の直後方位置に脱穀部4を設け、同脱穀部4の直後方位置に排藁処理部5を設ける一方、機体フレーム1の右側前部に運転部6を設け、同運転部6の直後方位置に殻粒貯溜タンク7を設けている。8は、脱穀部4の左側上部に設けたフィードチェンである。
【0009】
刈取部3は、図1に示すように、機体フレーム1の左側前端部に立設した支柱10の上端に、刈取フレーム11を上下回動自在に取付けている。
【0010】
そして、刈取フレーム11は、図3及び図4に示すように、左右一対の支柱10,10 の上端間に左右幅方向に伸延する筒状の回動支軸12を軸線廻りに回動自在に横架し、同回動支軸12の右側部より前下方へ向けて筒状の縦フレーム13を伸延し、同縦フレーム13の下端に左右幅方向に伸延する筒状の下側横フレーム14の中途部を連通連設し、同下側横フレーム14の左側後部より前上方へ向けて筒状の立上がりフレーム15を立上げるとともに、下側横フレーム14の右側端部より前上方へ向けて支持フレーム(図示せず。)を立上げて、両フレーム15の上端間に上側横フレーム16を横架し、同上側横フレーム16の中途部と前記縦フレーム13の後部との間に上方へ凸状に湾曲する上側連結フレーム17を横架する一方、前記下側横フレーム14の左右側部及び中央部よりそれぞれ前方へ向けて左右連結フレーム18a,18b 及び中央連結フレーム18c からなる連結フレーム18を延設して形成している。
【0011】
19は下部搬送装置支持フレームである。
【0012】
また、上記した刈取フレーム11には、植立する六条の穀稈を分草する分草板20を左右幅方向に一定の条間隔を開けて計七個取付けるとともに、各分草板20により分草された六条の穀稈を引起す穀稈引起し装置21と、同穀稈引起し装置21により引起された六条の穀稈の株元を掻き込む穀稈掻込み装置22と、同穀稈掻込み装置22により掻き込まれた穀稈の株元を刈り取る刈刃装置23と、同刈刃装置23により刈り取られた六条の穀稈の下部を脱穀部4側へ搬送する下部搬送装置24と、同穀稈の上部を脱穀部4側へ搬送する上部搬送装置25と、同穀稈の穂先部を搬送する穂先搬送装置26と、上・下部搬送装置25,24 から脱穀部4のフィードチェン8へ穀稈を受け渡す補助をする補助搬送装置27を取付けている。
【0013】
穀稈引起し装置21は、左右に隣接する分草板20,20 間の直後方位置に上下方向に伸延する引起しケース30を計六個立設し、各引起しケース30の上部と前記上側横フレーム16との間に計六個の引起しケース66を介設し、各引起しケース30内に多数の引起しタイン31a を上下方向に回行可能に取付けた引起し機構31を設けるとともに、同引起し機構31は、各引起しタイン31a が上下移動時に進出し、かつ、下方移動時に退入すべく構成している。
【0014】
穀稈掻込み装置22は、上記各引起しケース30の直後方位置に、タイン付掻込みベルト32とスターホイル33とを上下に対向させて配置している。
【0015】
下部搬送装置24は、左側部の二条分の穀稈の下部を挟扼して内側後方の合流部Pへ搬送する左側下部搬送機構34と、中央部の二条分の穀稈の下部を挟扼して内側後方の合流部Pへ搬送する中央下部搬送機構35と、右側部の二条分の穀稈の下部を挟扼して内側後方の合流部Pへ搬送する右側下部搬送機構36と、これら搬送機構34,35,36により搬送されて合流部Pで合流した穀稈の下部を挟扼してフィードチェン8へ搬送する縦搬送機構37とを具備している。
【0016】
そして、これら搬送機構34,35,36は、基本的に搬送チェン34a,35a,36a と、これら搬送チェン34a,35a,36a の各穀稈搬送路と対向させて配置した挟扼体34b,35b,36b とから構成しており、縦搬送機構37も同様に構成している。
【0017】
上部搬送装置25は、左側部の二条分の穀稈の上部を掻上げて内側後方の合流部Pへ搬送する左側上部搬送機構38と、中央部の二条分の穀稈の上部を掻上げて内側後方の合流部Pへ搬送する中央上部搬送機構39と、右側部の二条分の穀稈の上部を掻上げて内側後方の合流部Pへ搬送する右側上部搬送機構40とを具備しており、右側上部搬送機構40は、前側搬送体41と後側搬送体42とに二分割して形成している。
【0018】
そして、これら搬送機構38,39 及び前後搬送体41には、多数の搬送タイン38a,39a,41a を前後方向に回行可能に取付けるとともに、各搬送タイン38a,39a,41a は、後方移動時に進出し、かつ、前方移動時に退入すべく取付けており、後側搬送体42も同様に構成している。
【0019】
また、左側上部搬送機構38は左側下部搬送機構34と、中央上部搬送機構39は中央下部搬送機構35と、前側搬送体41は右側下部搬送機構36と、後側搬送体42は縦搬送機構37と、それぞれ上下に対向させて配置して、穀稈の上下部を確実に保持して搬送するようにしている。
【0020】
穂先搬送装置26は、左側部穂先搬送機構43と中央部穂先搬送機構44と右側部穂先搬送機構45とを具備しており、これら穂先搬送機構43,44,45は、スターホイル33の直後方位置において、左側上部搬送機構38と中央上部搬送機構39と前側搬送体41の各上方で、かつ、これらの各穀稈搬送路を間に挟んで各搬送機構38,39 及び前側搬送体41と対向する位置に配置して、それぞれ二条分の穀稈の穂先部を搬送するようにしている。
【0021】
そして、これら穂先搬送機構43,44,45は、前記した六個の引起し駆動ケース66中、三個の引起し駆動ケース66より下方へ延設して形成した穂先搬送駆動ケース68に連動連接しており、各穂先搬送機構43,44,45には、複数の搬送タイン43a,44a,45a を前後方向に回行可能に取付けるとともに、各搬送タイン43a,44a,45a が後方移動時に進出し、かつ、前方移動時に退入すべく構成している。
【0022】
補助搬送装置27は、縦搬送機構37の終端側部と後側搬送体42の終端側部との間に配置するとともに、フィードチェン8の始端側部8aに近接させて配置しており、同補助搬送装置27は下部搬送装置24の各搬送機構34,35,36,37 と同様に構成して、穀稈の中途部をフィードチェン8へ受け渡し搬送するようにしている。
【0023】
刈刃装置23は、図5〜図9に示すように、刈取りフレーム11の左右幅方向に伸延する刈刃装置支持フレーム97に取付けられ、左右刈刃9a,9b を刈刃装置23の中央部に配設した中央連結フレーム18c の直下方位置において二分割して形成し、左刈刃9aの内側端部上方に中継ぎ用刈刃9cを左右刈刃9a,9b の内側端部間を跨ぐように取付けており、後述するように、左右刈刃9a,9b に駆動機構を連動連結して、各駆動機構により左右刈刃9a,9b を左右往復摺動させるとともに、左刈刃9aに中継ぎ用刈刃9cを連動させて、植立している穀稈の株元を切断可能に構成している。なお、中継ぎ用刈刃9cに、左右刈刃9a,9b とは別の独立した駆動機構を連動連結して、中継ぎ用刈刃9cを左右往復摺動させることもできる。
【0024】
左右刈刃9a,9b は、刈刃装置支持フレーム97に受け刃台83a,83b を固着し、同受け刃台83a,83b の上面前縁に複数の先鋭形状の受け刃84a ,84bを連続状に並設し、同受け刃84a,84b の直上方に受け刃84a,84b と略同一形状の刈刃85a,85b を対向状態に配置し、同刈刃85a,85b 同士を帯状の刈刃連結体88a,88b によって連結するとともに、刈刃85a,85b を刈刃押え体86a,86b を介して左右刈刃押え87a,87b によって下方に付勢しており、同刈刃85a,85b は刈刃連結体88a,88b が刈刃押え体86a,86b の後面とガイド体89a,89b の前面に案内され左右幅方向に摺動可能となっている。90a,90b は取付用ボルト・ナット、91a,91b,92a,92b,93a,93b は取付用リベット、96はスペーサである。
【0025】
中継ぎ用刈刃9cは、前記刈刃押え体86a の右側端部上面に受け刃と受け刃台とを一体構成した受け刃兼受け刃台95を取付け、同受け刃兼受け刃台95の直上方に刈刃85c を対向状態に配置し、同刈刃85c を、前記刈刃連結体88a の右側端部に重ね合わせ状に形成した刈刃連結体88c によって連結するとともに、刈刃85c を刈刃押え体86c を介して右刈刃押え87b によって下方に付勢しており、同刈刃85c は刈刃連結体88c が刈刃押え体86c の後面とガイド体89c の前面に案内され左右幅方向に摺動可能となっている。90c は取付用ボルト・ナット、92c,93c は取付用リベットである。なお、ここでは、受け刃と受け刃台とを一体構成しているが、それぞれを別体に形成することもできる。
【0026】
しかも、左刈刃9aの内側端部においては、中継ぎ用刈刃9cの受け刃兼受け刃台95が左刈刃9aの刈刃85a を刈刃押え体86a を介して下方に付勢しており、受け刃兼受け刃台95に刈刃押え体としての機能を兼用させている。なお、受け刃兼受け刃台95と刈刃押え体86a とを取付用リベットで連結しているが、受け刃兼受け刃台95の下面略中央部に凸部を形成し、同凸部を刈刃押え体として兼用することもできる。
【0027】
上記構成により、左右側の刈刃9a,9b の間に位置する穀稈も中継ぎ用刈刃9cにより確実に刈取ることができて、未刈穀稈の発生を防止して、刈取作業能率を向上させることができる。
【0028】
しかも、中継ぎ用刈刃9cを、受け刃と受け刃台とを一体構成した受け刃兼受け刃台95により下方より支持しているために、受け刃兼受け刃台95の肉厚を可及的に小さくすることにより、同受け刃兼受け刃台95に支持される中継ぎ用刈刃9cの地上高を低くすることができて、同中継ぎ用刈刃9cの刈高さを左右の刈刃9a,9b の刈高さと略同等にすることができ、刈跡の美感を良好に確保することができる。
【0029】
さらに、受け刃兼受け刃台95に、一側の刈刃の刈刃押え体86a を兼用させているために、部品点数の削減と同様に別個に刈刃押え体86a を配設するためのスペースの削減、さらには、刈刃押え体86a と中継ぎ用刈刃9cとの干渉を回避するための構造上の複雑化・大型化を解消することができる。
【0030】
また、中央連結フレーム18c の近傍は、通常の条刈りでは穀稈の通過が少なく、その少ない穀稈も中継ぎ用刈刃9cにより左右の刈刃9a,9b と略同等の刈高さに刈取ることができるために、この点からも刈跡の美感を良好に確保することができる。
【0031】
また、左右刈刃9a,9b の内側端部は、図10に示すように、刈刃85a の右側後部99a 及び刈刃連結体88a の右側端部98a を後方外側に向けて傾斜状に形成するとともに、下方外側に向けて傾斜させ先鋭状に形成する一方、刈刃85b の左側後部99b 及び刈刃連結体88b の左側端部98b を後方外側に向けて傾斜状に形成するとともに、下方外側に向けて傾斜させ先鋭状に形成することもできる。
【0032】
そのため、左右刈刃9a,9b の内側端部間の間隙を大きくすることができ、刈葉の詰まりを未然に防止することができるとともに、刈葉が詰まっても両刈刃85a,85b の後部において切断して刈葉を除去することができる。
【0033】
また、左右刈刃9a,9b の内側端部は、図11に示すように、刈刃85a の右側後部99a 及び刈刃連結体88a の右側端部98a を後方内側に向けて傾斜状に形成するとともに、下方外側に向けて傾斜させ先鋭状に形成する一方、刈刃85b の左側後部99b 及び刈刃連結体88b の左側端部98b を後方内側に向けて傾斜状に形成するとともに、下方外側に向けて傾斜させ先鋭状に形成することもできる。
【0034】
そのため、左右刈刃9a,9b の内側端部間に刈葉が詰まっても両刈刃85a,85b の後部において切断して刈葉を除去することができ、刈葉の詰まりを防止することができる。
【0035】
次に、機体フレーム1に搭載したエンジンEから刈取部3に設けた各装置へ動力を伝達するための動力伝達機構Bについて、図11を参照しながら説明する。
【0036】
動力伝達機構Bは、図11に示すように、主となる動力伝達経路として、次のように動力を伝達する。すなわち、エンジンE→ミッション部M→刈取駆動軸50→縦伝動軸60→下側横フレーム14内に挿通した下側横伝動軸63→立上がりフレーム15内に挿通した立上がり伝動軸64→上側横フレーム16内に挿通した上側横伝動軸65→引起し駆動ケース66内に挿通した引起し駆動軸67→引起し出力軸81→穀稈引起し装置21のように動力が伝達され、前記引起し駆動軸67より派生して、引起し駆動軸67→穂先搬送駆動軸69→穂先搬送出力軸82→穂先搬送装置26のように動力が伝達される。なお、穂先搬送駆動軸69は、穂先搬送駆動ケース68内に挿通され、かつ、引起し駆動軸67より下方へ延設されている。
【0037】
また、刈取駆動軸50より派生する副動力伝達経路としては、刈取駆動軸50→動力取出軸52→変速切替機構56→フィードチェン駆動軸54→フィードチェン8のように動力が伝達される。
【0038】
縦伝動軸60より派生する副動力伝達経路としては、縦伝動軸60→補助及び後側搬送駆動軸61→補助及び後側搬送立上がり軸70→補助搬送装置27と後側搬送体42のように動力が伝達されるとともに、縦伝動軸60→右側下部搬送駆動軸71→右側下部搬送機構36→穀稈掻込み装置22のように動力が伝達され、前記右側下部搬送駆動軸71から派生して、右側下部搬送駆動軸71→前側搬送駆動軸72→前側搬送体41のように動力が伝達されるとともに、右側下部搬送駆動軸71→縦搬送第一駆動軸73→縦搬送第二駆動軸74→縦搬送機構37のように動力が伝達される。
【0039】
下側横伝動軸63より派生する副動力伝達経路としては、下側横伝動軸63→刈刃駆動軸75,75 →刈刃装置23,23 のように動力が伝達される。
【0040】
立上がり伝動軸64より派生する副動力伝達経路としては、立上がり伝動軸64→左側上・下部搬送駆動軸76→左側上・下部搬送立上がり軸77→左側上・下部搬送機構38,34 のように動力が伝達される。
【0041】
また、ミッション部Mは、走行駆動ミッション部78と走行駆動用伝動機構79を介して連動連結するとともに、脱穀部4に設けた扱胴4aと扱胴駆動用伝動機構80を介して連動連結している。
【0042】
【発明の効果】
本発明は、以上説明したような形態で実施され、以下に記載されるような効果を奏する。
【0043】
本発明では、左右の刈刃の内側端部間に、左右分割した一側の刈刃の内側端部から他側の刈刃の内側端部に向けて伸延する中継ぎ用刈刃を配設し、同中継ぎ用刈刃に駆動機構を連動連結して、同駆動機構により中継ぎ用刈刃を切断作動させるべく構成しているために、左右側の刈刃の間に位置する穀稈も中継ぎ用刈刃により確実に刈取ることができて、未刈穀稈の発生を防止して、刈取作業能率を向上させることができる。
【0045】
しかも、前記中継ぎ用刈刃を、受け刃と受け刃台とを一体構成した受け刃兼受け刃台により下方より支持しているために、受け刃兼受け刃台の肉厚を可及的に小さくすることにより、同受け刃兼受け刃台に支持される中継ぎ用刈刃の地上高を低くすることができて、同中継ぎ用刈刃の刈高さを左右の刈刃の刈高さと略同等にすることができ、刈跡の美感を良好に確保することができる。特に、前記受け刃兼受け刃台に、一側の刈刃の刈刃押え体を兼用させているために、部品点数の削減と同様に別個に刈刃押え体を配設するためのスペースの削減、さらには、刈刃押え体と中継ぎ用刈刃との干渉を回避するための構造上の複雑化・大型化を解消することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るコンバインの側面図。
【図2】同正面図。
【図3】刈取部の側面図。
【図4】同正面図。
【図5】刈刃装置の一部拡大正面図。
【図6】左刈刃及び中継ぎ刈刃の断面図。
【図7】右刈刃の断面図。
【図8】刈刃装置の一部拡大背面図。
【図9】刈刃装置の駆動機構の説明図。
【図10】他の実施例としての左右刈刃の説明図。
【図11】他の実施例としての左右刈刃の説明図。
【図12】動力伝達機構の概念的説明図。
【符号の説明】
A コンバイン
3 刈取部
9a 左刈刃
9b 右刈刃
9c 中継ぎ用刈刃
11 刈取フレーム
18c 中央連結フレーム
23 刈刃装置
83a,83b 受け刃台
84a,84b 受け刃
85a,85b,85c 刈刃
86a,86b,86c 刈刃押え体
88a,88b,88c 刈刃連結体
95 受け刃兼受け刃台

Claims (1)

  1. 左右方向に伸延する刈刃を左右に二分割して形成し、各刈刃に駆動機構を連動連結して、各駆動機構により各刈刃を左右往復摺動させて、植立している穀稈の株元を切断可能としたコンバインの刈刃装置において、
    左右の刈刃の内側端部間に、左右分割した一側の刈刃の内側端部から他側の刈刃の内側端部に向けて伸延する中継ぎ用刈刃を配設し、同中継ぎ用刈刃に駆動機、構を連動連結して、同駆動機構により中継ぎ用刈刃を切断作動させるべく構成し、しかも、前記中継ぎ用刈刃を、受け刃と受け刃台とを一体構成した受け刃兼受け刃台により下方より支持するとともに、前記受け刃兼受け刃台に、一側の刈刃の刈刃押え体を兼用させたことを特徴とするコンバインの刈刃装置。
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