JP3726681B2 - 車両用風向調整装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は操作ノブの操作感を改善した車両用風向調整装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来車両に設けられた風向調整装置としては、例えば実開平3−97149号公報や、実開平4−18246号公報に記載されたものが公知である。
【0003】
前者公報の風向調整装置は、枠体に回動自在に支承された水平フィンに、ノブを摺動自在に取付けると共に、水平フィンの下面に長手方向に凹溝を形成して、この凹溝に前記ノブより突設した爪を係合したもので、ノブは凹溝により案内されるため、ノブの内周縁は水平フィンの前周縁に接触することがなく、これによって水平フィンの前周縁が摩耗することがないので、外観が損なわれることがないなどの効果を有している。
【0004】
また後者公報の風向調整装置は、操作体の下面にルーバ嵌合孔を形成して、このルーバ嵌合孔より前側ルーバに操作体を嵌合すると共に、操作体の後部内面に形成した凹溝を前側ルーバの後縁に形成された突条に嵌合した構成で、操作体の上下内面には、前側ルーバの上下面に摺接する抵抗用のリブが突設されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし前者公報の風向調整装置のように、水平フィンに長手方向に凹溝を設けたものでは、水平フィンの剛性を確保するため水平フィンを厚肉にする必要があり、その結果水平フィンが空気抵抗となって、空気吹き出し口より吹き出される空気の流れを阻害するなどの問題がある。
【0006】
また水平ルーバの端部側よりノブを水平ルーバに嵌合しなければならないため、ノブの組付け作業に時間がかかって、組立て時の作業性が悪いなどの問題もある。
【0007】
一方後者公報の風向調整装置では、操作体に形成したルーバ嵌合孔より操作体を前側ルーバに組付けることができるため、組立て時の作業性は改善されるが、操作体の上下内面に抵抗用のリブを突設していることから、前側ルーバを薄肉にする必要があり、このため前側ルーバの前縁より突出した操作体に物などが当った場合、前側ルーバが変形して操作体の円滑な摺動が阻害されたり、前側ルーバが破損して、風向調整装置が使用不能になるなどの問題があった。
【0008】
本発明はかかる従来の問題点を改善するためになされたもので、操作ノブの組付けが容易で、かつ操作感も良好な風向調整装置を提供することを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するため本発明の車両用風向調整装置は、空気吹き出し口より吹き出される空気の風向を調整する前側ルーバに、長手方向に摺動自在に操作ノブを設け、かつ操作ノブに、前側ルーバの前縁に圧接された弾性体よりなる弾性スペーサを設けた車両用風向調整装置であって、操作ノブの一方の面にルーバ挿入口を開口すると共に、ルーバ挿入口の前側開口縁に沿って、前側ルーバの長手方向にガイド突条を突設し、且つ、ルーバ挿入口の前側開口縁の両端に、ガイド突条に前方より当接する突起を突設してなることを特徴とするものである。
【0010】
前記構成により、操作ノブの一方の面に開口されたルーバ挿入口より前側ルーバを挿入することにより、前側ルーバに対して操作ノブを短時間で組付けることができるため、組立て時の作業性が向上すると共に、操作ノブに設けられた弾性スペーサによって操作ノブと前側ルーバ間のガタが吸収されるため、操作ノブの移動がスムーズとなって操作感が向上する。
【0011】
前記目的を達成するため本発明の車両用風向調整装置は、ルーバ挿入口の前側開口縁の両端に、ガイド突条に前方より当接する突起を突設したものである。
【0012】
前記構成により、ルーバ挿入口の開口縁両端より突設された突起が前側ルーバのガイド突条に点接触で摺接されるため、操作ノブの移動がスムーズとなって操作感が一段と向上する。
【0013】
また前側ルーバの前縁より突出する操作ノブの先端に物などが衝突して、操作ノブに過大な外力が作用しても、突起を介して前側ルーバのガイド突条により外力が支持されるため、操作ノブや前側ルーバが変形したり、破損するのを未然に防止することができる。
【0014】
前記目的を達成するため本発明の車両用風向調整装置は、ガイド突条の両端部を屈曲させることによりストッパを形成したものである。
【0015】
前記構成により、操作ノブの移動範囲がストッパにより規制されるため、操作ノブが必要以上に移動することがないと共に、前側ルーバに突設されたガイド突条とストッパにより前側ルーバの剛性が上がるため、前側ルーバを薄肉化でき、これによって前側ルーバの空気抵抗が減少することから、空気吹き出し口より吹き出される空気の流れを阻害するなどの問題も解消することができる。
【0016】
前記目的を達成するため本発明の車両用風向調整装置は、前側ルーバを水平方向に設けると共に、前側ルーバの下面にガイド突条を突設したものである。
【0017】
前記構成により、前側ルーバの下面に設けられたガイド突条が外部より見え難くくなるため、前側ルーバの外観を損なうことがない。
【0018】
前記目的を達成するため本発明の車両用風向調整装置は、前側ルーバの両面に、操作ノブ内面に摺接する突条を長手方向に突設すると共に、前側ルーバの後端に、操作ノブの後壁内面に形成された凹溝に嵌合する突条を突設したものであでる。
【0019】
前記構成により、操作ノブの移動が前側ルーバの両面に突設された突条と、前側ルーバの後端に突設された突条によりガイドされるため、操作ノブの操作感がさらに向上する。
【0020】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を図面を参照して詳述する。
【0021】
図1は風向調整装置の斜視図、図2は同分解斜視図を示すもので、インストルメントパネルなどに開口された空気吹き出し口(ともに図示せず)内に取付けられた本体1は、前後面が開口されたほぼ角筒状に形成されていて、後端部がダクトを介して空調装置(ともに図示せず)に接続されており、前端側開口部1aには、縦方向に長いほぼ長方形の前面パネル2が取付けられている。
【0022】
前面パネル2の裏面には、後方に複数のブラケット2aが突設されていて、これらブラケットの先端に形成された係合孔2bを、本体1の両側面に突設された係合突起1bに係合することにより、本体1に対して前面パネル2が取り付けられている。
【0023】
前面パネル2の中央には開口部2cが開口されていて、この開口部2cの後側に複数の前側ルーバ3が、そして前側ルーバ3の後方に複数の後側ルーバ4が互いに直交するように設けられている。
【0024】
前側ルーバ3は例えば水平方向に設けられていて、各前側ルーバ3の前部両端に突設された軸ピン3aが、スペーサ5に穿設されたピン孔5aに回動自在に支承されており、スペーサ5は本体1の開口部1a内側面に嵌着されている。
【0025】
また前側ルーバ3の一端側後部にはピン3bが突設されていて、これらピン3bをリンク6に穿設されたピン孔6aに嵌合することにより、リンク6により前側ルーバ3が互いに連動されていると共に、中段に位置する前側ルーバ3の1枚には、前側ルーバ3及び後側ルーバ4の角度を調整する操作ノブ7が前側ルーバ3の長手方向に摺動自在に嵌合されている。
【0026】
操作ノブ7は図3ないし図7に示すように、上面板7aと下面板7b及びこれら上下面板7a,7bの前端し側を連結する連結部7cより形成されていて、樹脂により一体成形されており、上面板7aの上面と、下面板7bの下面には、滑り止め突起7dが多数突設されている。
【0027】
上面板7aと下面板7bの間には、前側ルーバ3の板厚よりやや大きいルーバ嵌合孔7eが形成されていて、このルーバ嵌合孔7eの後端部は、下面板7bの後端部に開口されたルーバ挿入口7fに連設されている。
【0028】
ルーバ挿入口7fは、前側ルーバ3に操作ノブ7を嵌挿する際使用するもので、前側ルーバ3が嵌挿しやすいように、下面板7bの後端と、上面板7aの後端より下方へ突設された後壁7gの下端部に、順次外側へ広く開口するテーパ面7hが形成されている。
【0029】
また操作ノブ7の取付けられた前側ルーバ3の前側上下面には、長手方向に突条3cが突設されている。
【0030】
これら突条3cは断面が小円弧状となっていて、図5に示すように操作ノブ7の上面板7a下面と、下面板7bの上面に摺接されており、前側ルーバ3の中央よりやや後方の下面には角柱状のガイド突条3dが、そして後端面には角柱状の突条3eが、前側ルーバ3の長手方向に突設されている。
【0031】
前側ルーバ3の下面に突設されたガイド突条3dの前面には、操作ノブ7の下面板7bに開口されたルーバ挿入口7fの前側開口縁より後方へ突設された一対の突起7iが摺動自在に当接されていて、操作ノブ7の移動を点接触でガイドしていると共に、ガイド突条3dの両端には、前方にほぼ直角に屈曲されたストッパ3fが形成されていて、これらストッパ3fにより操作ノブ7の操作範囲が規制されている。
【0032】
前側ルーバ3の後端に突設された突条3eは、操作ノブ7の後壁7g内面に形成された凹溝7kに嵌合されていると共に、前側ルーバ3の前縁に摺接するよう操作ノブ7内に設けられた弾性スペーサ8の弾性力により、後壁7g内面が前側ルーバ3の後端面に圧接されている。
【0033】
弾性スペーサ8はゴムなどの弾性体により図3に示すように長方形状に形成されていて、前面に形成された嵌合溝8aを、操作ノブ7の連結部7cより突設された嵌合突起7mに嵌合することにより、前側ルーバ3の前縁と連結部7cの間に図5に示すように介在されており、この弾性スペーサ8の弾性力により、前側ルーバ3と操作ノブ7との間に前後方向のガタが生じないようになっている。
【0034】
なお図中10は操作ノブ7の装飾効果を上げるために前部に嵌合されたフィニッシャである。
【0035】
一方前側ルーバ3の後方に設けられた後側ルーバ4は、前側ルーバ3と直交するよう縦方向に設けられていて、両端に突設された軸ピン4aが本体1の上下面に穿設されたピン孔1cに回動自在に支承されている。
【0036】
また後側ルーバ4の上端に突設されたピン4bは、リンク13に穿設されたピン孔13aに嵌挿されていて、リンク13により各後側ルーバ4が連動されていると共に、中央に位置する後側ルーバ4の前縁4cは、操作ノブ7の後端より後方へ突設された二股の作動片7n間に嵌挿されていて、操作ノブ7を前側ルーバ3の長手方向へ移動させることにより、後側ルーバ4の角度が調整できるようになっている。
【0037】
なお図1及び図2中14は、本体1内に設けられた図示しないダンパをリンク15を介して開閉するダンパ開閉ダイヤルで、前面パネル2の上部に開口された長孔2dより前面パネル2の前方へ突出されている。
【0038】
また前面パネル2の下部には、図示しないスイッチが突出するスイッチ孔2eが開口されている。
【0039】
次に前記構成された風向調整装置の作用を説明する。
【0040】
風向調整装置を組立てるに当っては、まず本体1内に後側ルーバ4を垂直方向に組込み、続いて前側ルーバ3を本体1の開口部1a内に水平方向に組込むが、前側ルーバ3を組込む前に前側ルーバ3の1枚に操作ノブ7を取付ける。
【0041】
操作ノブ7の取付けに当っては、操作ノブ7内に弾性スペーサ8を組込んだ後、前側ルーバ3の前端側を、操作ノブ7の下面板7bに開口されたルーバ挿入口7fよりルーバ嵌合孔7e内へ図7に示すように挿入し、さらにこの状態で前側ルーバ3の後端側もルーバ嵌合孔7e内に押し込む。
【0042】
ルーバ挿入口7fには、予め開口部にテーパ面7hが形成されているため、前側ルーバ3をルーバ嵌合孔7e内へ容易に挿入することができる。
【0043】
またルーバ嵌合孔7e内に前側ルーバ3を嵌合することによって、前側ルーバ3の後端に突設された突条3eが、操作ノブ7後壁7gの凹溝7k内に嵌挿されると共に、弾性スペーサ8の弾性により前側ルーバ3の後端面が後壁7g内面に圧接され、同時に下面板7bの後端部に突設された突起7iが前側ルーバ3の下面に突設されたガイド突条3dの前面に図5に示すように当接される。
【0044】
以上のようにして前側ルーバ3の1枚に操作ノブ7を組付けたら、前側ルーバ3を本体1の開口部1aに組込むが、このとき操作ノブ7の後端に突設された作動片7nの間に、中央に位置する後側ルーバ4の前縁4cを図6に示すように係合する。
【0045】
そして本体1の開口部1aに前側ルーバ3の組込みが完了したら、本体1の前部に前面パネル2を取付けるもので、組立ての完了した風向調整装置をインストルメントパネルなどに開口された空気吹き出し口に取付けることにより、空気吹き出し口より吹き出される空気の風向を、前側ルーバ3と後側ルーバ4により自由に調整できるようになる。
【0046】
また操作ノブ7内に設けられた弾性スペーサ8の弾性により、操作ノブ7の後壁7g内面が前面ルーバ3の後端面に押し付けられるため、前側ルーバ3と操作ノブ7の間にガタが発生しないと共に、下面板7bの後端に突設された突起7iが前側ルーバ3の下面に突設されたガイド突条3dの前面に点接触して、操作ノブ7の移動をガイドするため、操作ノブ7の移動が円滑に行えるようになり、これによって操作ノブ7の操作感が向上する。
【0047】
さらに弾性スペーサ8と前側ルーバ3前縁の接触摩擦及び前側ルーバ3の上下面に突設された突条3cと操作ノブ7内面の接触摩擦により操作ノブ7に適度の操作抵抗が付与されるため、操作ノブ7の操作感がさらに向上すると同時に、後側ルーバ4を調整位置に確実に保持することができるようになる。
【0048】
一方操作ノブ7は前端が前側ルーバ3の前端より前方へ突出されているため、不用意に物などが衝突するなどして前方より過大な外力が加わることがあるが、操作ノブ7に加えられた外力は下面板7b後端の突起7iを介して前側ルーバ3の下面に突設されたガイド突条3dにより担持されるため、操作ノブ7や前側ルーバ3が変形するのを未然に防止することができる。
【0049】
一方図8及び図9は操作ノブ7の変形例を示すもので、次にこれを説明する。
【0050】
なお前記実施の形態と同一部分は同一符号を付して、その説明は省略する。
【0051】
この変形例では、弾性スペーサ8の前面に形成された凹溝8aをフィニッシャ10より突設した突起10aに嵌合して、操作ノブ7の連結部7c前部に弾性スペーサ8を設けるようにしたもので、弾性スペーサ8の後面に突設された脚部8bを連結部7cの両側から前側ルーバ3側へ突出させて、脚部8bの先端を前側ルーバ3の前縁に圧接させることにより、前記実施例と同様な機能が得られるようになる。
【0052】
なお前記実施の形態及び変形例では、操作ノブ7とフィニッシャ10を別体に形成したが、一体に形成しても勿論よい。
【0053】
また前記実施の形態では、前側ルーバ3を水平方向に、そして後側ルーバ4を垂直方向に設けたが、前側ルーバ3を垂直方向に、そして後側ルーバ4を水平方向に設けても勿論よい。
【0054】
【発明の効果】
本発明は以上詳述したように、空気吹き出し口より吹き出される空気の風向を調整する前側ルーバに、長手方向に摺動自在に操作ノブを設け、かつ操作ノブに、ルーバの前縁に圧接された弾性体よりなる弾性スペーサを設けた車両用風向調整装置であって、操作ノブの一方の面に、ルーバ挿入口を開口すると共に、ルーバ挿入口の前側開口縁に沿って、前側ルーバの長手方向にガイド突条を突設し、且つ、ルーバ挿入口の前側開口縁の両端に、ガイド突条に前方より当接する突起を突設したことから、操作ノブの一方の面に開口されたルーバ挿入口より前側ルーバを挿入することにより、前側ルーバに対して操作ノブを短時間で組付けることができるため、組立て時の作業性が向上する上、操作ノブに設けられた弾性スペーサによって操作ノブと前側ルーバ間のガタが吸収されるため、操作ノブの移動が円滑となって操作感が向上する。
【0055】
またルーバ挿入口の前側開口縁の両端に、ガイド突条に前方より当接する突起を突設したことから、これら突起が前側ルーバのガイド突条に点接触で摺接されるため、操作ノブの移動がスムーズとなって操作感が一段と向上する上、前側ルーバの前縁より突出する操作ノブの先端に物などが衝突して、操作ノブに過大な外力が作用しても、突起を介して前側ルーバのガイド突条により外力が支持されるため、操作ノブや前側ルーバが変形したり、破損するのを未然に防止することができる。
【0056】
さらにガイド突条の両端部を屈曲させることにより、ストッパを形成したことから、操作ノブの移動範囲がストッパにより規制されるため、操作ノブが必要以上に移動することがないと共に、ガイド突条とストッパにより前側ルーバの剛性が上がるため前側ルーバを薄肉化でき、これによって前側ルーバの空気抵抗が減少することから、空気吹き出し口より吹き出される空気の流れを阻害するなどの問題も解消することができる。
【0057】
しかも前側ルーバを水平方向に設けて、この前側ルーバの下面にガイド突条を突設すれば、ガイド突条が外部より見え難くくなるため、前側ルーバの外観を損なうことがないと共に、前側ルーバの両面に、操作ノブ内面に摺接する突条を長手方向に突設し、かつ前側ルーバの後端に、操作ノブの後壁内面に形成された凹溝に嵌合する突条を突設すれば、操作ノブの移動が前側ルーバの両面に突設された突条と、前側ルーバの後端に突設された突条によりガイドされるため、操作ノブの操作感がさらに向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態になる車両用風向調整装置の斜視図である。
【図2】本発明の実施の形態になる車両用風向調整装置の分解斜視図である。
【図3】本発明の実施の形態になる車両用風向調整装置に設けられた前側ルーバ及び操作ノブの分解斜視図である。
【図4】本発明の実施の形態になる車両用風向調整装置に設けられた前側ルーバ及び操作ノブの組立て状態の斜視図である。
【図5】本発明の実施の形態になる車両用風向調整装置に設けられた前側ルーバ及び操作ノブの組立て状態の断面図である。
【図6】図5のA方向からの矢視図である。
【図7】本発明の実施の形態になる車両用風向調整装置の組立て時の作用説明図である。
【図8】本発明の実施の形態になる車両用風向調整装置に設けられた操作ノブの変形例を示す分解斜視図である。
【図9】本発明の実施の形態になる車両用風向調整装置に設けられた操作ノブの変形例を示す断面図である。
【符号の説明】
3 前側ルーバ
3c 突条
3d ガイド突条
3e 突条
3f ストッパ
7 操作ノブ
7f ルーバ挿入口
7g 後壁
7i 突起
7k 凹溝
8 弾性スペーサ
Claims (4)
- 空気吹き出し口より吹き出される空気の風向を調整する前側ルーバに、長手方向に摺動自在に操作ノブを設け、かつ前記操作ノブに、前記前側ルーバの前縁に圧接された弾性体よりなる弾性スペーサを設けた車両用風向調整装置であって、前記操作ノブの一方の面にルーバ挿入口を開口すると共に、前記ルーバ挿入口の前側開口縁に沿って、前記前側ルーバの長手方向にガイド突条を突設し、且つ、前記ルーバ挿入口の前側開口縁の両端に、前記ガイド突条に前方より当接する突起を突設してなることを特徴とする車両用風向調整装置。
- 前記ガイド突条の両端部を屈曲させることにより、ストッパを形成してなる請求項1に記載の車両用風向調整装置。
- 前記前側ルーバを水平方向に設けると共に、前記前側ルーバの下面に、前記ガイド突条を突設してなる請求項1または請求項2に記載の車両用風向調整装置。
- 前記前側ルーバの両面に、前記操作ノブ内面に摺接する突条を長手方向に突設すると共に、前記前側ルーバの後端に、前記操作ノブの後壁内面に形成された凹溝に嵌合する突条を突設してなる請求項1ないし3の何れか1項に記載の車両用風向調整装置。
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