JP3942071B2 - ドア装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、屈曲可能なテープに互いに別々の複数のピースを固定したドアを湾曲部を有するレール部材にスライド可能に支持させ先端ピースにノブを設けたドア装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のドア装置1は、図5、図6に示すように、スライドして収納部を開閉するドア4を有している。ドア装置1は、ドア4を開方向にスライドさせた時のドアスペースをできるだけ省き収納スペースを大きく確保するために、ドア4を互いに独立した別々の複数のピース3に分け、一部品からなる単体ドアでは不可能な曲げを実現させている。各ピース3は、テープ2に固定して取り付けられている。
ドア4は、レール部材5にスライド可能に保持されている。各ピース3は、幅方向(ドアスライド方向と直交する方向)の両端に、レール部材5内で摺動可能な摺動突起3aを有している。先端ピース3bにはノブ6が設けられている。先端ピース3bの後端面3cは、ドアスライド方向と直交する面となっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、従来のドア装置1には、つぎの問題点(課題)がある。
先端ピース3bのノブ6にドア閉め方向の押し力をかけた時、先端ピース3bが回転し、先端ピース3bの前部摺動突起3dはレール部材5の下面5bに押し付けられ、先端ピース3bの後部摺動突起3eはレール部材5の上面5aに押し付けられる。先端ピース3bのノブ6にドア閉め方向の押し力をかけた時の、ピース3にかかるモーメントのアーム長A(図6参照)は、先端ピース3bの前部摺動突起3dと先端ピース3bの後部摺動突起3eとの間の距離となり、短い。
そのため、ピース3にかかるモーメントの、レール部材5の上、下面5a、5bを押す垂直力F1 、F1 ’(図6参照)が大きくなる。その結果、摺動抵抗(=垂直力×摩擦係数)は大となる。
本発明の目的は、先端ピースのノブにドア閉め方向の押し力をかけた時にピースにかかるモーメントのアーム長を長くし垂直力を小とすることで、従来に比べて摺動抵抗を低減できるドア装置を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成する本発明はつぎの通りである。
屈曲可能なテープに互いに別々の複数のピースを固定したドアを、湾曲部を有するレール部材にスライド可能に支持させ、先端ピースにノブを設けたドア装置であって、
前記先端ピースのノブにドア閉め方向の押し力をかけたときに前記先端ピースの後端にかかる押し上げ力を前記先端ピースに隣接する次ピースの前端に伝える係合部を前記先端ピースに設け該係合部が係合する係合受け部を前記次ピースに設け
前記係合部は前記先端ピースの後端から後方に突出して設けられており、前記係合受け部は前記次ピースの先端を後端側に凹ますことで形成されているドア装置。
【0005】
上記本発明のドア装置では、先端ピースの後端にかかる押し上げ力を次ピースの前端に伝える係合部を先端ピースに設け係合部が係合する係合受け部を次ピースに設けているので、先端ピースが回転した時に、次ピースが先端ピースの係合部の回転方向と同方向に持ち上げられ、次ピースの摺動突起がレール部材の上面に押し付けられる。そのため、先端ピースのノブにドア閉め方向の押し力をかけた時、ピースにかかるモーメントのアーム長B(図4参照)は、先端ピースの前部摺動突起と次ピースの摺動突起との間の距離となり、従来のモーメントのアーム長Aに比べて長くなる。したがって、係合部と係合受け部が設けられている場合のモーメントの、レール部材の上、下面を押す垂直力F2 、F2 ’(図4参照)は、モーメントを一定とした場合、係合部と係合受け部が設けられていない場合のモーメントの垂直力F1 、F1 ’(図6参照)に比べて小さくなり、摺動抵抗を従来に比べて低減できる。
【0006】
【発明の実施の形態】
図1〜図4は、本発明実施例のドア装置10を示している。
本発明実施例のドア装置10は、たとえば車両用小物入れに取り付けられる。
車両用小物入れは、たとえば車両の内装部材である、コンソールパネル、インスツルメントパネルに取り付けられる。
【0007】
本発明実施例のドア装置10は、図1、図2に示すように、屈曲可能なテープ20に互いに別々の複数のピース30を固定したドア40を、湾曲部53を有するレール部材50にスライド可能に支持させ、先端ピース31にノブ60を設けたドア装置である。
テープ20は、屈曲可能な軟質シートからなる。テープ20は、伸縮しないか、または伸縮してもその伸縮量は無視できる程度である。テープ20は、ドアスライド方向を長手方向とする帯状となっている。
【0008】
互いに別々の複数のピース30は、ドアスライド方向に並んで配置されている。各ピース30は、ドアスライド方向長さが小で、幅方向(ドアスライド方向と直交する方向)長さが大である。各ピース30は、テープ20に図示略の粘着テープを介して固定して取り付けられている。テープ20が屈曲していないとき、各ピース30は互いに接触し合っている。
ピース30のうち、前端に位置するピース(以下、先端ピースという)31には、ノブ60が設けられている。ノブ60は、先端ピース31の上面から上方に突出して設けられている。ノブ60を指でつまみノブ60をドアスライド方向に移動させることにより、ドア40の開閉操作が行われる。
【0009】
各ピース30は、幅方向の両端に、図4に示すように、摺動突起33を有する。摺動突起33は、レール部材50内でドアスライド方向に摺動可能とされている。摺動突起33は、先端ピース31に4個(幅方向の各端に2個づつ)設けられており、先端ピース31以外のピースに2個(幅方向の各端に1個づつ)設けられている。各摺動突起33は、テープ20が屈曲していない時、同じ上下方向位置にある。先端ピース31の摺動突起33は、先端ピース31の先端部またはその近傍に位置する前部摺動突起33aと、先端ピース31の後端部またはその近傍に位置する後部摺動突起33bと、からなる。前部摺動突起33aと後部摺動突起33bは、一体に形成されていてもよく、別体に形成されていてもよい(図示例では、一体に形成されている場合を示している)。摺動突起33は、レール部材50に支持されている。摺動突起33がレール部材50に支持されることで、ドア40はレール部材50に支持される。
【0010】
先端ピース31のドアスライド方向後端には、係合部34が設けられている。
係合部34は、先端ピース31と一体に形成されるか、または先端ピース31と別体に形成されて先端ピース31に固定して取り付けられる。係合部34は、図3に示すように、先端ピース31の後端から後方に突出して設けられている。係合部34は、先端ピース31の下端部に設けられていることが望ましい。係合部34は、先端ピース31の幅方向全体に設けられていてもよく、先端ピース31の幅方向の一部に設けられていてもよい。係合部34は、後述の係合受け部35に係合している(係合部34は係合受け部35の上面に接触している)。
【0011】
ピース30のうち、先端ピース31に隣接するピース(以下、次ピースという)32には、係合受け部35が設けられている。係合受け部35は、次ピース32の先端を次ピース32の後端側に凹ませることで形成される。係合受け部35には、先端ピース31の係合部34が係合する。
先端ピース31に係合部34が設けられており、次ピース32に係合受け部35が設けられているので、ノブ60にドア閉め方向の押し力をかけ先端ピース31が回転した時、先端ピース31の後端にかかる押し上げ力で次ピース32が押し上げられる。
【0012】
レール部材50は、図4に示すように、上面51と下面52を有する。レール部材50の上面51と下面52との上下方向間で各ピース30の摺動突起33はドアスライド方向に摺動可能である。レール部材50の上面51と下面52との上下方向間隔は、摺動突起33の上下方向長さよりもわずかに大である。
【0013】
ここで、本発明実施例の作用を説明する。
▲1▼ドア40を開位置から閉位置にスライドさせる時を説明する。
先端ピース31のノブ60にドア閉め方向の押し力をかけた時、その押し力のモーメントによって先端ピース31が回転し、先端ピース31の前部摺動突起33aはレール部材50の下面52に押しつけられる。その時、先端ピース31の後端にかかる押し上げ力を次ピース32の前端に伝える係合部34を先端ピース31に設け係合部34が係合する係合受け部35を次ピース32に設けているので、先端ピース31が回転した時に、次ピース32が先端ピース31の係合部34の回転方向と同方向に持ち上げられ、次ピース32の摺動突起33(以下、次ピース摺動突起33cという)がレール部材50の上面51に押し付けられる。
そのため、先端ピース31のノブ60にドア閉め方向の押し力をかけた時、ピース30にかかるモーメントのアーム長B(図4参照)は、先端ピース31の前部摺動突起33aと次ピース摺動突起33cとの間の距離となり、従来のモーメントのアーム長A(図6参照)に比べて長くなる。したがって、係合部34と係合受け部35が設けられている場合のモーメントの、レール部材50の上、下面51、52を押す垂直力F2 、F2 ’(図4参照)は、モーメントを一定とした場合、係合部34と係合受け部35が設けられていない場合のモーメントの垂直力F1 、F1 ’(図6参照)に比べて小さくなり、摺動抵抗を従来に比べて低減できる。
【0014】
▲2▼ドア40を閉位置から開位置にスライドさせる時を説明する。
先端ピース31のノブ60にドア開け方向の押し力をかけた時、各ピース30は前後面で当接し合うので、複数ピース(2以上のピース)にわたってあたかも1枚の板のようになる。そのため、先端ピース31のノブ60にドア開け方向の押し力をかけた時、ピース30にかかるモーメントのアーム長は、複数ピースにわたる長さとなる。したがってモーメントの垂直力は小となる。
【0015】
【発明の効果】
請求項1のドア装置によれば、先端ピースの後端にかかる押し上げ力を次ピースの前端に伝える係合部を先端ピースに設け係合部が係合する係合受け部を次ピースに設けているので、先端ピースが回転した時に、次ピースが先端ピースの係合部の回転方向と同方向に持ち上げられ、次ピースの摺動突起がレール部材の上面に押し付けられる。そのため、先端ピースのノブにドア閉め方向の押し力をかけた時、ピースにかかるモーメントのアーム長B(図4参照)は、先端ピースの前部摺動突起と次ピースの摺動突起との間の距離となり、従来のモーメントのアーム長A(図6参照)に比べて長くなる。したがって、係合部と係合受け部が設けられている場合のモーメントの、レール部材の上、下面を押す垂直力F2 、F2 ’(図4参照)は、モーメントを一定とした場合、係合部と係合受け部が設けられていない場合のモーメントの垂直力F1 、F1 ’(図6参照)に比べて小さくなり、摺動抵抗を従来に比べて低減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施例のドア装置の斜視図である。
【図2】本発明実施例のドア装置の断面図である。
【図3】本発明実施例のドア装置の、先端ピースとその近傍を示す断面図である。
【図4】本発明実施例のドア装置の、先端ピースとその近傍を示す側面図である。
【図5】従来のドア装置の、先端ピースとその近傍を示す断面図である。
【図6】従来のドア装置の、先端ピースとその近傍を示す側面図である。
【符号の説明】
10 ドア装置
20 テープ
30 ピース
31 先端ピース
32 次ピース
33 摺動突起
33a 前部摺動突起
33b 後部摺動突起
33c 次ピース摺動突起
34 係合部
35 係合受け部
40 ドア
50 レール部材
51 レール部材の上面
52 レール部材の下面
53 湾曲部
60 ノブ

Claims (1)

  1. 屈曲可能なテープに互いに別々の複数のピースを固定したドアを、湾曲部を有するレール部材にスライド可能に支持させ、先端ピースにノブを設けたドア装置であって、
    前記先端ピースのノブにドア閉め方向の押し力をかけたときに前記先端ピースの後端にかかる押し上げ力を前記先端ピースに隣接する次ピースの前端に伝える係合部を前記先端ピースに設け該係合部が係合する係合受け部を前記次ピースに設け
    前記係合部は前記先端ピースの後端から後方に突出して設けられており、前記係合受け部は前記次ピースの先端を後端側に凹ますことで形成されているドア装置。
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