JP3726155B2 - 容器用キャップおよびその製造方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
この発明は容器用キャップに関し、さらに詳しくは注射器用の薬剤を収納する容器用キャップおよびその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、注射針を、薬剤を収納した容器の口部のゴム栓に、注射針を刺し込んで薬剤を注射器内に吸引する容器としては、図5および図6に示すような容器がある。図中50は容器本体であり、容器本体50の口部51にはゴム栓52が打栓されている。そして、容器内の薬剤の使用の有無を一目で確認できるように、ゴム栓52の外側は通常アルミニウム製のキャップ53で覆われ、キャップ53はその縁部54が口部51の膨出部下側において、縁曲げ加工が施されて口部51に密接されている。そして、ゴム栓52およびキャップ53は口部51に堅固に固定されている。このキャップ53の天面部57および側面部の肉厚は、略同一(金属板の元板厚)であり、天面部57には、円形状のスリット55が形成され、一定間隔毎に連結部56が形成されている。このような容器本体50から注射器を用いて薬剤を吸引する場合は、連結部56を切断し、天面部57を引き剥した後、注射針をゴム栓52の天面から刺し込んで薬剤を注射器内に吸引していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような発明にあっては以下に示すような欠点があった。
▲1▼アルミニウム製のキャップ53の天面部57を引き剥す作業が頗る面倒であり、多量に薬剤を使用する病院等においては不都合を生じると共に、爪で剥ぎ取る際に、負傷の危険を伴う欠点がある。
▲2▼キャップ53の天面にスリット55が形成されているため、このスリット55を通じてゴム栓52とキャップ53との間に塵芥や埃が侵入し、製造時の殺菌状態を維持することができない欠点がある。
▲3▼キャップ53にスリット55を形成するため、製造工程において工程数が多くなる欠点がある。
【0004】
この発明は、このような従来の課題に着目してなされたもので、キャップの天面を引き剥し、ゴム栓を露出することなく、容器本体内の薬剤を注射器で容易に吸引することができると共に、キャップの製造工程数の少ない容器用キャップおよびその製造方法を提供することを目的とする。
【0005】
【発明が解決するための手段】
この課題を解決するため、この発明は、絞りダイスとパンチとを用いて、金属板に絞り加工を施し、その後成形面に形成されるリング状の肉逃がし溝と、該肉逃がし溝から内側に延びるテーパー面を介して形成される凸部、あるいは該肉逃がし溝から内側に立ち上がり形成される凸部のいずれかを有する成形型と、パンチとを用いて、金属板の中央に注射針が刺し込み可能な薄肉部を形成することを特徴とする容器用キャップの製造方法である。
【0006】
【作用】
以上のような構成をもった、この発明の作用について説明する。この発明によって製造された容器用キャップは、天面中央に薄肉部が形成されているから、直接注射針を刺し込み、キャップの下側のゴム栓を突き通して、容器本体内の薬剤を吸引することができる。薄肉部の肉厚は金属板の元板厚の1/4程度の肉厚であるから、注射針を極めて容易に刺し込むことができる。また、この発明に係る容器用キャップの製造方法は、円形に打ち抜いた金属板を、絞りダイス、パンチおよび成形型を用いて、カッピング成形する工程と天面に薄肉部を形成する工程とを同時に行うものであるから、製造工程数が少ない。
【0007】
【実施例】
次に、この発明に基づいて説明する。図1および図2に示す図面はこの発明によって製造された容器用キャップの実施例を示した図面である。図中1は容器本体であり、この容器本体1の口部2にはゴム栓3が打栓され、口部2は密封されている。そして、ゴム栓3の外周はキャップ4で覆われ、このキャップ4の縁部6は、膨出している口部2の外側下部に密封するように、縁曲げ加工が施されている。これによりキャップ4は口部2に堅固に固定されるので、ゴム栓3の口部2からの抜け出が防止されている。さらに、キャップ4の天面には薄肉部5が形成されている。この薄肉部5の肉厚は、キャップ4を形成する金属板4の元板厚の1/4程度に形成されると共に、金属板4の材質はアルミニウム等の金属で形成されている。
【0008】
次に、この容器用キャップの製造方法について説明する。図3および図4は、この発明に係る容器用キャップの製造方法を示す図面である。図3は、この発明に係る容器用キャップの製造方法の第1実施例を示した図面である。図3(a)において、4Aは円形に打ち抜かれたアルミニム製の金属板(成形後はキャップ4)であり、この金属板4Aが絞りダイス7上に載置されている。この工程において、パンチ9が下降して金属板4Aをカップ状に絞り加工する。次に、このカッピング工程を経た後、そのパンチ9がさらに下降して、金属板4Aを成形型8の成形面に押圧成形することにより、金属板4Aの天面に薄肉部5Aが形成される。図3(b)は、この薄肉部5Aを形成する薄肉部成形工程を示したもので、金属板4Aは所望の形状に成形される。
【0009】
成形型8の成形面には、リング状に穿設された肉逃がし溝8aと、この肉逃がし溝8aから内側に向って形成されたテーパー面8bと、さらにその中心位置には凸部8cとが形成されている。そして、この凸部8cとパンチ9との間で金属板4Aに薄肉部5Aが形成される。成形時に薄肉部5Aから逃げた肉は、肉逃がし溝8aに送り込まれる。第1実施例においては、テーパー面8bの形成により、薄肉部5Aの削減された肉を、容易に他の部位へ逃がすことが可能となる。
【0010】
図4は、この発明によって製造された容器用キャップの第2実施例を示した図面であり、図3に示す第1実施例と異なる点は、成形型10の成形面にテーパー面が形成されていない点である。その他の構成は第1実施例と同様である。なお、第1実施例および第2実施例は共に、金属板4Aを絞りダイス7とパンチ9とを用いて成形するカッピング工程(図3(a))と、薄肉部5Aを形成する薄肉部成形工程(図3(b))とを同時に行うことを特徴としているが、他の実施例として、カッピング工程と薄肉部成形工程とを夫々別々に行ってもよい。
【0011】
【発明の効果】
以上説明してきたように、この発明に係る容器用キャップによれば、内容物の薬剤を使用する場合に、キャップの天面部を引き剥す必要がなく、注射針を直接キャップの天面部に刺し込んで、薬剤を吸引することができるので頗る便利であり、かつ安全で衛生的である。また、この発明に係る製造方法によれば、キャップの成形を一工程で行うことができるので製造工程を少なくできる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る容器用キャップを、容器本体の口部に取り付ける状態を示した分解斜視図。
【図2】この発明に係る容器用キャップを、容器本体の口部に取り付けた場合の断面図。
【図3】この発明に係る容器用キャップの製造方法において、キャッピング工程を示した断面図(図3(a))と、薄肉部を形成する工程を示した断面図(図3(b))。
【図4】この発明に係る容器用キャップの製造方法において、他の実施例を示した断面図。
【図5】従来の容器用キャップを、容器本体の口部に取り付ける状態を示した分解斜視図。
【図6】従来の容器用キャップを、容器本体の口部に取り付けた場合の断面図。
【符号の説明】
1 容器本体
2 口部
3 ゴム栓
4 キャップ
4A 金属板
5 薄肉部
5A 薄肉部
7 絞りダイス
8 成形型
8a 肉逃がし溝
8b テーパー面
8c 凸部
9 パンチ
10 成形型
10a 肉逃がし溝
10c 凸部

Claims (1)

  1. 絞りダイスとパンチとを用いて、金属板に絞り加工を施し、その後成形面に形成されるリング状の肉逃がし溝と、該肉逃がし溝から内側に延びるテーパー面を介して形成される凸部、あるいは該肉逃がし溝から内側に立ち上がり形成される凸部のいずれかを有する成形型と、パンチとを用いて、金属板の中央に注射針が刺し込み可能な薄肉部を形成することを特徴とする容器用キャップの製造方法。
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