JPH0628099Y2 - 輸液用容器の閉止装置 - Google Patents

輸液用容器の閉止装置

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JPH0628099Y2
JPH0628099Y2 JP14884789U JP14884789U JPH0628099Y2 JP H0628099 Y2 JPH0628099 Y2 JP H0628099Y2 JP 14884789 U JP14884789 U JP 14884789U JP 14884789 U JP14884789 U JP 14884789U JP H0628099 Y2 JPH0628099 Y2 JP H0628099Y2
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container
infusion
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container body
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光治 林田
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Mikasa Sangyo Co Ltd
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Mikasa Sangyo Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案はリンゲル液又は葡萄糖液等のような輸液を収
容する輸液用容器の閉止装置に関するものである。
[従来の技術] この考案の出願人はさきにこの種の閉止装置を考案して
出願開示した。(実開昭63−160841号、及び実開昭64−
26038号) この考案は上記開示済み考案を改良するものであるた
め、まず上記の開示済み考案について説明する。
第6図に示すものは、上記実開昭63−160841号に関する
ものであり、同図においてaは合成樹脂製の、輸液用容
器であり、bは合成樹脂製の容器体、cは同容器体b中
に収容されたゴム製内栓である。
又dは合成樹脂製のキャップであり、その内側に無端状
の裂溝eが形成されている。fはプルリング等の裂取部
材、gは上記キャップdの内側にインサート成型されて
設けられている金属箔フイルムであり、同フイルムgは
アルミ箔等の金属箔h及びその両面にコーテイングした
合成樹脂層i、jから成っている。k、はフランジ部
であり、このフランジ部k、に、前記キャップd、及
びキャップdにインサート成型して設けた金属箔フイル
ムgの合成樹脂層jが、融着させられて取付けられてい
る。
使用者は前記裂取部材fを矢印Af方向に引っ張り、裂
溝eを裂切る、そうすると前記キャップdは、金属箔フ
イルムgと共に裂溝e部分から裂切れ、弾性部材cの表
面mが露出する。この露出した表面mに、使用者は図示
しない針管を差し込み、容器aを、その上下方向を逆に
して使用する。
この閉止装置は、この閉止装置の出現以前の同種の装置
には前記金属箔フイルムgを有するキャップdが用いら
れてなく、このキャップdの代わりにアルミニウムの薄
板を用いて閉止していたため、それを引き裂いた際にア
ルミ板の引き裂き端が生じ、それにより指等を怪我する
場合があったものであるが、前記キャップdを用いるこ
とによりその怪我の恐れを無くすことができたものであ
る。
又第7図〜第9図に示すものは実開昭64−26038号に開
示した装置で、容器aのフランジ部に、弾性体製の内
栓cを収容した、合成樹脂製の保持部材nが設けられて
いる。この保持部材nは支持台p、保持部qから成って
いる。gは前記金属箔フイルムgと同一金属箔フイルム
である。なお同フイルムgは第8図及び第9図に示すよ
うに、その下部の樹脂層jに、裂切用の弱化線rが設け
られている。sはつまみを示す。
使用者は前記つまみsを矢印As方向に引張り、金属箔
フイルムgを弱化線rから剥し取り、内栓cの表面tを
露出させ、図示しない針管をそれに突き差して用いるも
のである。
次に前記第6図に示す装置を用いて容器aを閉止する場
合について述べると、まず内栓cを収容した容器体b
を、容器aに嵌着し、次にキャップdを装着し、高周波
又は超音波による融着装置uを用いて融着させる。
又第7図に示す装置は、まず内栓cを保持した保持部材
nを、容器aに前記のようにして融着し、次に該保持部
材nの上方から、つまみsを有する金属箔フイルムgを
同様に超音波、高周波等により融着させるのである。
[考案が解決しようとする課題] しかし第6図に示す装置及び第7図に示す装置のいづれ
も次のような難点を有している。それは前記内栓cの、
針管を突き差して用いる表面m、tが、内栓製造後か
ら、容器aに装着される迄の間長期間空気中に露出され
ていることである。この場合同表面m、tには空気中の
かび等の各種菌類が付着する恐れがある。そしてこの付
着した菌類は、容器に装着されて、使用される際、それ
に突き差した針管により容器内の輸液中に持ち込まれる
恐れがある。
この考案はこのような問題を解決するためになされたも
ので、その目的は前記弾性体製内栓の表面から、容器内
の輸液に、針管によって各種菌類の持ち込まれる恐れを
なくすことのできる輸液用容器の閉止装置を提供するこ
とである。
[課題を解決するための手段] 上記の目的を達成するこの考案について述べるとそれ
は、合成樹脂製の容器1にヒンジ2を介して蓋体3を一
体に設けて成る容器体4;該容器体4中に収容された弾
性体製の内栓5;前記蓋体3に形成された無端状の裂溝
6;該裂溝6の内側に形成された裂取部7上に設けられ
た裂取部材8;前記容器体4を内側にインサート成型に
より気密に収容した合成樹脂製の筒体9;該筒体9に設
けられた、輸液の容器に対する固定部10から成ることを
特徴とする輸液用容器の閉止装置である。
[作用] この閉止装置が、輸液を収容した輸液用容器に取付けら
れ、これを使用者が使用する場合は、まず前記裂取部材
8を矢印A8方向に引っ張り、前記蓋体3の裂溝6を裂
切り、内栓5の表面を露出させ、この表面から図示しな
い針管を差し込み、同内栓5を貫通させ、さらに前記容
器1を貫通させ、その輸液用容器の上下を逆にして使用
する。
次にこの閉止装置の製造の場合、前記内栓5は、同内栓
5の製造と共に直ちに前記容器1に収容され、かつ蓋体
3を閉止して容器体4中に密閉、収納されてしまう。そ
して更にこの容器体4は直ちに前記筒体9の内側にイン
サート成型により気密に固定されてしまう。こうして形
成された閉止装置はキャップメーカーから輸液メーカー
に納入される。このように前記内栓5は製造と共に直ち
に容器体4中に密閉収納され、かつ又筒体9内側に、イ
ンサート成型により気密に固定されてしまうため、この
閉止装置製造後から輸液充填作業迄の期間に従来のよう
に内栓5上に空気中の各種菌類の付着する恐れをなくす
ことができる。
[実施例] 第1図〜第5図において、1は合成樹脂製の容器であ
り、ヒンジ2を介して蓋体3と一体に形成されている。
4はこうして形成された容器体を示す。5はゴムその他
の弾性体によって形成された内栓であり、前記のように
この内栓5は、その製造直後直ちに前記容器体4に密閉
収容される。
又、同図において6は蓋体3に形成された無端状の裂
溝、7は同裂溝6の内側に形成された裂取部を示し、こ
の裂取部7の上面に、プルリング等の裂取部材8が設け
られている。
そして、このように、内栓5を密閉収納した容器体4
は、直ちに前記筒体9の内側に、合成樹脂のインサート
成型(鋳込み)により気密に設けられる。10は筒体9に
設けられた、図示しない輸液容器に対する固定部を示
す。
なお前記裂取部材8は、第1図に示すようにプルリング
状に形成してもよく、或は又第3図に示すように摘み片
状に形成してもよい。又前記容器体4は、第1図に示す
ものは平面円状に形成されたが、第3図に示すものは、
第4図に示すように、平面長円状に形成された。
[考案の効果] この考案は前記のように構成され、前記内栓5は容器体
4中に収納され、かつ該容器体4は、輸液の容器に取付
ける固定部10を有する筒体9に気密に、合成樹脂のイン
サート成型により固定されていることにより、この閉止
装置は、その製造後、前記内栓5の外面を外気から確実
に気密に閉止することができ、このため、閉止装置製造
後から輸液の充填作業迄の間に、内栓5の表面に空気中
のかび等の各種菌類の付着するのを防止することができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図はこの考案の実施例を示し、第1図は
輸液用容器の閉止装置の、部分の半断面図、第2図は輸
液用容器の閉止装置の半断面図、第3図〜第5図はこの
考案の他の実施例を示し、第3図は他の実施例の第1図
に相当する図、第4図は第3図に示す部分の平面図、第
5図は第2図に相当する図、第6図は従来の同種閉止装
置の半断面図、第7図は従来の、他の、同種装置の半断
面図、第8図は第7図に示す装置の平面図、第9図は第
7図に示す装置の、一部を誇張して示した断面図であ
る。 1……容器 2……ヒンジ 3……蓋体 4……容器体 5……内栓 6……裂溝 7……裂取部 8……裂取部材 9……筒体 10……固定部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】合成樹脂製の容器(1)にヒンジ(2)を介して
    蓋体(3)を一体に設けて成る容器体(4);該容器体(4)中
    に収容された弾性体製の内栓(5);前記蓋体(3)に形成さ
    れた無端状の裂溝(6);該裂溝(6)の内側に形成された裂
    取部(7)上に設けられた裂取部材(8);前記容器体(4)を
    内側にインサート成型により気密に収容した合成樹脂製
    の筒体(9);該筒体(9)に設けられた、輸液の容器に対す
    る固定部(10)から成ることを特徴とする輸液用容器の閉
    止装置。
JP14884789U 1989-12-25 1989-12-25 輸液用容器の閉止装置 Expired - Lifetime JPH0628099Y2 (ja)

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JPH0388534U JPH0388534U (ja) 1991-09-10
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