JP2941013B2 - 容器用キャップ - Google Patents

容器用キャップ

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Description

【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本発明は、容器用キャップに関し、さらに詳しくは、
容器を密封した薄膜シールを一回の操作で衛生的に開放
しうるプラスチック製キャップに関する。
<従来の技術> 新生児が適切に栄養物を摂取しうるよう、多数の医者
及び病院は、小児用液状栄養食を利用している。このよ
うな小児用液状栄養食は、医学的な問題や社会的な問題
で母乳が与えられない場合に用いられる。たとえ母乳を
与えうる状態にあっても、小児用栄養食を与える方が都
合がよいとの理由で、この小児用液状栄養食を敢えて利
用している母親もよく見られる。
このように小児用栄養食に対する需要があることか
ら、ゴム製またはラテックス製のダミー乳首を被装させ
た哺乳瓶で投与するに適した、大豆とミルク質とからな
る液体栄養食が開発されている。このような液体栄養食
を収容した容器は10〜18ヶ月間保存される場合もあり、
容器の開口部には気密シールを設ける必要がある。この
気密シールは、容器内に外部から細菌等の微生物類が侵
入したり、あるいは、容器内に外気の影響が及ぶのを防
止するために取り付けられるものである。現在のとこ
ろ、この気密シール効果を奏するのは、容器がガラス製
の場合に限られている。ガラス製容器の気密シールは、
予め所定形状にカットしたゴム製またはビニルプラスチ
ゾル製ガスケットからなり、これをスチール製型押しキ
ャップと容器の開口部との間に介装して容器内を吸引す
ることにより、開口部を密封している。このように密封
した容器は、その後外気温度よりも高めの温度(レトル
トパッケージ化するのに要する温度)の下で熱処理する
ことにより、容器のみならず、その内容物である栄養食
も殺菌している。ガラス製容器と型押しキャップは、共
に同程度膨張し、容器内は真空状態であるので、この熱
処理の際に気密シールは開口部に保持される。
第1図は、小児用栄養食を収容する従来の容器22と、
その開口部に取り付けられる従来のキャップ20を示して
いる。容器22はガラス製で、キャップ20はスチール製で
ある。キャップ20は、平坦な頂部24、型押しされたスチ
ール製側壁25、容器22の首部の縁と頂部24の間に介装さ
れるゴム製ガスケット(図示せず)を備えている。
米国では、年間約2億個の小児用栄養食が消費され、
そのほとんどは、このようなガラス製容器に充填した上
で、型押し型スチール製キャップで密封されている。
しかしながら、この業界では、長年にわたりガラス製
容器をなくし、より安価なキャップを使用することが検
討されてきた。すなわち、ガラス製容器の場合には材料
コストの上昇や、容器の重量、破損などの問題があるの
で、栄養食製造業者は、ガラスに比べ光学的問題も少な
く、費用のわりに効果の優れているポリプロピレンのよ
うなプラスチック材料を利用して容器を製造する試みを
おこなっている。ところが、このプラスチック容器のキ
ャップの製造は、色々な問題をかかえている。即ち、プ
ラスチック容器の場合、その内部を真空状態に保つのは
容易ではない。従来公知の金属製キャップをプラスチッ
ク容器に取り付けると、金属製キャップとプラスチック
容器の膨張量は互いに異なるので、レトルトパッケージ
化のための熱処理を施すと、プラスチック容器の気密シ
ールを維持できなくなる。
もう一つの問題点として、レトルトパッケージ化のた
めの熱処理の時に、熱の影響でポリマー特にプラスチッ
ク容器の首部の上部におけるポリマーが緩和ないし収縮
することが挙げられる。つまり、型押し成形法または射
出成形法によりプラスチック容器を製造する場合、素材
となるポリマーの分子が延伸される。そこへ熱を加える
と、一旦延伸された分子が緩和して、容器の首部の径を
実際に収縮させてしまう。このような収縮が発生するの
で、プラスチック容器に従来の金属製キャップを保持す
るのが困難であるばかりか、プラスチック容器に従来の
プラスチックキャップを使用することもできない。
このような問題の解決策の一つとして、容器にキャッ
プを冠着するに当たって相当量のトルクを作用させる。
即ち、キャップを強くねじ込むことが考えられる。とこ
ろが、従来公知のキャップを容器に冠着するにはかなり
のトルクを要し、大きなトルクを作用させて冠着したキ
ャップは、熱処理後容器より容易には外せない。他の解
決策として、レトルトパッケージ化の熱処理に適した温
度の下で収縮せず、容器の内部を真空状態にしても変形
しないプラスチック材料を使用して容器を製造すること
が考えられる。しかし、この場合、製造コストが無視で
きないほど高価になるといった問題がある。
プラスチック容器に気密シールを施す方法の一つとし
て、キャップとは別のアルミ箔のような遮断膜(バリヤ
ー膜)を使用して、容器の開口部を密封することが考え
られる。この場合、容器の開口部に遮断膜を取り付けた
後に従来のキャップを冠着させれば、遮断膜が誤って外
れたり、穴が開いたりするような問題は防止できる。こ
のような遮断膜には剥離自在なものもあるが、剥離自在
なシールは、流通過程において異物の混入がなかったこ
とを保証したり、容器の内容物が傷んでいないことを保
証するには、最適なものではない。
そこで、熱融着性金属箔シールにより永久シールを施
すのが望ましい。ところが、従来公知の熱融着性金属箔
シールを用いると、容器内の内容物を取り出すに当たっ
ては、まずキャップを外し、その後、熱融着性金属箔シ
ールを穿孔する必要がある。一般に、鋏あるいは指の爪
を利用して穿孔しているが、鋏や指の爪には細菌類がか
なり付着しており、容器内の内容物が細菌類に汚染され
ることがある。
<発明が解決しようとする課題> 本発明は、このような問題点に鑑みてなされたもので
あり、栄養物が充填され薄膜シールでシールされた容器
に適し、衛生的な状態を維持しつつ一回の操作で簡単に
開けることのできる、改良型キャップを提供することを
目的としている。
<課題を解決するための手段> 上記目的を達成するために、本発明の容器用キャップ
は、薄膜シールによってシールされた容器に適用される
とともに、容器の首部にねじ込むためのねじ部が内面に
形成された円筒状側壁と、ドーム部を有する頂部を備
え、該頂部の上面に円筒状保護リムを突設せしめ、該保
護リムは前記ドーム部の上方まで突き出ており、前記ド
ーム部は上面と下面を有する変形可能な円蓋を備え、該
円蓋の下面に下方に突出する爪部材を少なくとも一つ設
け、前記円蓋が前記爪部材に隣接して該円蓋を横切るリ
ブを備え、該リブにより前記円蓋が変形容易であること
を特徴とする。
さらに、本発明の容器用キャップは、円筒状側壁と、
ドーム部を有する頂部を備え、該ドーム部は変形容易の
ためのリブを少なくとも1つ設けた変形可能な円蓋を備
え、該円蓋が上面と下面を有し、該円蓋の下面に下方に
突出する爪部材を少なくとも一つ設け、該円蓋を変形せ
しめることにより、小児用栄養物が充填されたプラスチ
ック容器をシールする薄膜シールを爪部材で穿孔し、容
器を開口させるよう構成することもできる。
また、本発明の容器用キャップは、容器の首部にねじ
込むためのねじ部が内面に形成された円筒状側壁と、上
面を有する頂部を備え、薄膜シールによってシールされ
小児用栄養物を収納する容器に冠着されるとともに、さ
らに、頂部の上面に円筒状保護リムを突設せしめ、該保
護リムの中央にドーム部を形成するとともに、保護リム
は前記ドーム部の上方まで突き出ており、ドーム部は変
形可能な円蓋を備え、該円蓋は該円蓋と円筒状側壁の間
に介在する第1及び第2壁部によって囲まれ、第1壁部
は第2壁部より肉厚が厚く、円蓋は上面と下面を有し、
該下面に下方に突出し互いに協動する爪部材を取り付
け、各爪部材の中央部最下端をその両側の最下端より下
方に突出させるとともに、中央部最下端は容器をシール
している薄膜シールを貫通する貫通部材として作用し、
円蓋は該円蓋を横切り爪部材の間に延在する円蓋の変形
容易のためのセンターリブと、爪部材と第1壁部の間に
形成されたセンターリブに大略直交するサイドリブを備
え、円蓋が変形する前は爪部材の最下端は薄膜シールの
上方に位置し、所定の力を加えることにより、円蓋は変
形し、爪部材が下方に移動することにより容器の薄膜シ
ールを貫通し、通気と注入口を兼ねる開口部が形成され
るよう構成してもよい。
<作用> 容器用キャップを上記のように構成したので、ドーム
部の円蓋を押圧することにより、円蓋の下面に取り付け
られた爪部材は、容器を密封している薄膜シールを穿孔
するよう作用する。
また、ドーム部の周囲に形成された保護リムは、例え
ば流通過程でドーム部が予期せぬ圧力を受け、突発的に
薄膜シールに穴が開くのを防止する。
<実施例> 以下、本発明の実施例について、図面を参照しながら
説明する。
第2図に示されるように、容器32に本発明にかかるキ
ャップ30が冠着されている。容器32の上部には、流通過
程で勝手に開放されるのを防止するための固定部材33が
設けられ、その両端はキャップ30及び容器32に固着され
ている。
第2〜5図に示されるように、キャップ30は、その主
要部として、外面35及び内面36を有する円筒状側壁34を
備えている。外面35は三つの部分、すなわち、キャップ
の下部を形成する滑らかな基部37、凹凸部38及び傾斜部
39により構成されている。キャップ30の内面36にはねじ
部40が形成され、このねじ部40を介して、キャップ30
は、容器32の首部42にねじ止めされている。キャップ30
の内面36にも傾斜部43が形成されており、外面35に形成
された傾斜部39と大略平行でねじ部40と重なるように傾
斜している。
第2〜4図に詳しく図示されているように、キャップ
30は上面47を有する頂部45を備えている。この上面47に
は、縁部48及び保護リム49が形成され、リム壁50は、縁
部48の中央に形成されている。
第6〜8図に示されているように、キャップ30は、円
蓋52、第1壁部53及び第2壁部54を有するドーム部51を
備えている。第1壁部53は、第2壁部54に比べ、肉厚が
厚い。これは、第2壁部の下面55と第1壁部の下面56、
及び、第2壁部の上面57と第1壁部の上面58との距離を
比較することにより理解できる。第1壁部56の下面はリ
ム底面59の中央に位置している。
第7〜10に示されるように、円蓋52は上面60と底面61
を備えている。円蓋の円弧は、リム壁50の高さとキャッ
プの幅により変化する。ドーム底面61より下方に向かっ
て爪部材63が形成されており、X状に配設された第1爪
部材64及び第2爪部材65により構成されている。
円蓋底面61には、円蓋52を横切る小さな溝が形成さ
れ、センターリブ67として作用する。このリブ67は、第
1及び第2爪部材の間を通過している。サイドリブ68,6
9は、センターリブ67と直交して形成され、各爪部材64,
65と第1壁部53の間に位置している。
各爪部材64,65は、センターリブ67の両側で、それぞ
れの中央部72にブレード71を備えている。各爪部材64,6
5の両翼73は、第1壁部53に近接している。爪部材の中
央部72下端は、その両翼73下端に比べ、円蓋底面61より
下方に向かってかなり突出している。中央部72の最下端
は、貫通用尖端として作用する。
リム壁50は、ドーム部51の上方まで突き出ており、第
2壁部54によって形成された支点の回りにドーム部51が
偶発的に変形するのを防止している。しかしながら、第
11図及び第12図に示されるように、ある所定の力Fを加
えることにより変形するよう、ドーム部51の肉厚は決定
されている。第10図は、ドーム部52が変形し、爪部材6
4,65が多少開いた状態を示している。ドーム部51に所定
の力Fを加えると、センターリブ67が設けられているの
で、円蓋52は容易に変形し、その結果、各爪部材64,65
は下方に押圧され、薄膜状シール部材77を貫通する。第
9図は、破れた薄膜シール77を示し、その中央に穴78が
設けられている。
円蓋52を押圧すると、第11図に示すように、センター
リブ67が円蓋52を変形させる一助となる一方、第12図に
示すように、サイドリブ68,69は円蓋52が上方に反りか
えるように作用する。好ましくは、容器32の内壁に第1
壁部53を重ねることにより、第2壁部が支点として作用
し、円蓋52が容易に変形するように構成すればよい。
第13図及び第14図は、本発明にかかるキャップの変形
例を示している。このキャップ80は、縁部83に対し、不
連続領域82を有するリム81を備えている。この変形例
は、ユーザーが手の長い爪がわれるのを恐れて、円蓋52
を押圧したくない場合、あるいは、円蓋52を横切るよう
に親指の腹を当て、大きな力を加える必要がある場合に
有効である。
本発明のキャップ30は、熱融着性薄膜シール77ととも
に使用される可能性もあり、薄膜が箔状にあるいはプラ
スチックで形成されているかどうかに関係なく、従来の
金属製キャップと同じかあるいはそれより小さなトルク
で、容器にねじ込めばよい。これは、薄膜シール77によ
り、耐微生物用の密封シールを形成しているからであ
る。容器32の首部の上部と第1壁部53との間に薄膜シー
ル77を保持することにより、シール77の熱融着した縁部
の周辺が突発的に裂けるのが防止される。
使用に際しては、ドーム部51をまず変形させ、それか
らキャップ30を容器32より取り外す。変形前には、貫通
用尖端が薄膜シール77の上部に位置しており、変形によ
り大略矩形の穴が薄膜シールに形成される。保護リム49
を設けたことにより、たとえば流通過程で、容器32が突
発的に開放するのを防止している。すなわち、ドーム部
51が変形して爪部材64,65が薄膜シール77に接触した
り、流通過程で発生したショックで薄膜シール77が多少
隆起し、部分的に変形したドーム部51と接触したりする
のが防止される。
シール77が裂ける時、容器32を開放している人は、プ
ラスチックの変形及び空気が容器32の中に勢いよく入る
ことにより生ずる音を確認できる。さらに、形成される
穴は、薄膜シール77の表面積の約15%程度であり、容器
の内容物を注ぎ、その内部に空気を導き入れるのに十分
の大きさである。
本発明にかかるキャップ30は、適当な高分子材料、好
ましくはポリプロピレンあるいはポリプロピレン共重合
体を使って、製造するのがよい。さらに、円筒壁34と頂
部45の相対厚さは、変形の容易性及び変形時に発する適
度な音を基準に選択すればよい。もしもドーム部51が大
きな音をたてて変形したとすると、真空シールがずっと
以前に裂けていたのではないかという心配を与える可能
性があるからである。
このように、密封シールが傷まないように容器を保存
したり、レトルトパッケージ化の熱処理状態を保持する
際の問題は、本発明により解決されている。さらに、本
発明のキャップは、一回の操作で容器を密封している薄
膜シールを穿孔することができる。すなわち、ドーム部
が一旦変形すると、指あるいは道具を使って薄膜シール
を開ける操作をすることなく、キャップを容器より取り
外せばよい。
尚、本発明にかかるキャップは、小児用栄養物が充填
された容器のみならず、成人用栄養剤あるいは薬剤が充
填された容器にも適用できる。
<発明の効果> 本発明は、以上説明したように構成されているので、
以下に記載されるような効果を奏する。
容器を密封しているシール部材に、突発的に穴が開く
ことがなく、容器の内容物を常に殺菌した状態に保持す
ることができる。
また、キャップのドーム部を押圧するという簡単な一
回の操作で、シール部材を穿孔することができる。
さらに、シール部材を不衛生な鋏あるいは指の爪で穿
孔する必要がないので、キャップを取り外しさえすれ
ば、容器の内容物を衛生的な状態で取り出すことができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は小児用栄養食品が充填される従来のガラス瓶及
びその開口部に型押しされるスチール製キャップの斜視
図、第2図はプラスチック容器に取り付けられる本発明
にかかるキャップの斜視図、第3図は第2図に示される
キャップの側面図、第4図はその平面図、第5図はその
底面図、第6図は第4図の線6−6に沿った縦断面図、
第7図は第5図の線7−7に沿った縦断面図、第8図は
第4図の線8−8に沿った縦断面図、第9図はドーム部
が変形する前のキャップとドーム部が変形した後の容器
の薄膜シールを示す拡大斜視図、第10図は変形後のキャ
ップ底面図、第11図は変形後の第9図の線11−11に沿っ
た縦断面図、第12図は変形後の第9図の線12−12に沿っ
た縦断面図、第13図は本発明にかかるキャップの変形例
を示す斜視図、第14図は第13図の線14−14に沿った縦断
面図である。
フロントページの続き (72)発明者 ポール・アンソニー・ペッゾーリ アメリカ合衆国オハイオ 43085、ワァ ーシントン、プラシド・アベニュー 7556番 (56)参考文献 実開 平2−19772(JP,U) 米国特許3406872(US,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B65D 39/00 - 55/16

Claims (16)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】容器の首部にねじ込むためのねじ部が内面
    に形成された円筒状側壁と、ドーム部を有する頂部を備
    え、該頂部の上面に円筒状保護リムを突設せしめ、該保
    護リムは前記ドーム部の上方まで突き出ており、前記ド
    ーム部は上面と下面を有する変形可能な円蓋を備え、該
    円蓋の下面に下方に突出する爪部材を少なくとも一つ設
    け、前記円蓋が前記爪部材に隣接して該円蓋を横切るリ
    ブを備え、該リブにより前記円蓋が変形容易であること
    を特徴とする薄膜シールによってシールされた容器用キ
    ャップ。
  2. 【請求項2】前記爪部材の中央部最下端をその両側の最
    下端より下方に突出させたことを特徴とする請求項1記
    載の容器用キャップ。
  3. 【請求項3】前記爪部材の中央部最下端は、容器をシー
    ルしている薄膜シールを貫通する貫通部材として作用す
    ることを特徴とする請求項2記載の容器用キャップ。
  4. 【請求項4】前記ドーム部は、円蓋と円筒状側壁の間に
    形成された第1壁部及び第2壁部を備え、該第1及び第
    2壁部の肉厚が互いに異なることを特徴とする請求項1
    記載の容器用キャップ。
  5. 【請求項5】前記爪部材は、互いに協動して作用する複
    数の爪部材より成ることを特徴とする請求項1記載の容
    器用キャップ。
  6. 【請求項6】前記リブが、前記円蓋の中央を横切って前
    記複数の爪部材の間に延在することを特徴とする請求項
    5記載の容器用キャップ。
  7. 【請求項7】前記ドーム部は、円蓋と円筒状側壁の間に
    形成された第1壁部及び第2壁部を備え、該第1及び第
    2壁部の肉厚が互いに異なることを特徴とする請求項6
    記載の容器用キャップ。
  8. 【請求項8】円筒状側壁と、ドーム部を有する頂部を備
    え、該ドーム部は変形容易のためのリブを少なくとも1
    つ設けた変形可能な円蓋を備え、該円蓋が上面と下面を
    有し、該円蓋の下面に下方に突出する爪部材を少なくと
    も一つ設け、該円蓋を変形せしめることにより、小児用
    栄養物が充填された容器をシールする薄膜シールを爪部
    材で穿孔し、容器を開口させることを特徴とする容器用
    キャップ。
  9. 【請求項9】容器の首部にねじ込むためのねじ部が内面
    に形成された円筒状側壁と、上面を有する頂部を備え
    た、薄膜シールによってシールされ小児用栄養物を収容
    する容器用キャップにおいて、 頂部の上面に円筒状保護リムを突設せしめ、該保護リム
    の中央にドーム部を形成するとともに、保護リムは前記
    ドーム部の上方まで突き出ており、ドーム部は変形可能
    な円蓋を備え、該円蓋は該円蓋と円筒状側壁の間に介在
    する第1及び第2壁部によって囲まれ、第1壁部は第2
    壁部より肉厚が厚く、円蓋は上面と下面を有し、該下面
    に下方に突出し互いに協動する爪部材を取り付け、各爪
    部材の中央部最下端をその両側の最下端より下方に突出
    させるとともに、中央部最下端は容器をシールしている
    薄膜シールを貫通する貫通部材として作用し、円蓋は該
    円蓋を横切り爪部材の間に延在する円蓋の変形容易のた
    めのセンターリブと、爪部材と第1壁部の間に形成され
    たセンターリブに大略直交するサイドリブを備え、円蓋
    が変形する前は爪部材の最下端は薄膜シールの上方に位
    置し、所定の力を加えることにより、円蓋は変形し、爪
    部材が下方に移動することにより容器の薄膜シールを貫
    通し、通気と注入口を兼ねる開口部が形成されることを
    特徴とする容器用キャップ。
  10. 【請求項10】前記円蓋が、該円蓋を横切る複数のリブ
    を備える請求項8記載の容器用キャップ。
  11. 【請求項11】前記複数のリブが、センターリブと該セ
    ンターリブに大略直交するサイドリブを含むことを特徴
    とする請求項10記載の容器用キャップ。
  12. 【請求項12】前記ドーム部が、円蓋を囲んで円蓋と円
    筒状側壁の間に形成された第1壁部及び第2壁部を備
    え、該第1及び第2壁部の肉厚が互いに異なることを特
    徴とする請求項8記載の容器用キャップ。
  13. 【請求項13】前記円蓋の下面に下方に突出する前記爪
    部材を複数設け、該複数の爪部材が互いに協動すること
    を特徴とする請求項8記載の容器用キャップ。
  14. 【請求項14】前記リブが、前記円蓋の中央を横切り、
    前記協働する爪部材の間に延在することを特徴とする請
    求項13記載の容器用キャップ、
  15. 【請求項15】前記円蓋が前記保護リムの中央に配置さ
    れたことを特徴とする請求項1記載の容器用キャップ。
  16. 【請求項16】前記保護リムが、当該周部に少なくとも
    一箇所の不連続な領域を有することを特徴とする請求項
    1記載の容器用キャップ。
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