JP3722576B2 - 転造盤用転造傷防止装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、転造盤でワークにリードを有するねじやウォーム等を転造する場合、転造終了時に生じる恐れのある転造傷を防止する装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、ねじ等を転造する転造盤は図9に示すように一対の主軸101,102にそれぞれロールダイス103,104を取り付け、これら一対の主軸101,102が同期回転し、且つ、右主軸101が左主軸102に向かって接近することにより一対のロールダイス103,104の間に挟んだワークWに対してねじ等を転造加工するようにしている。モータ105からの回転がベルト106,プーリー107,歯車列108を介して駆動軸109,110に伝わる。更に、一方の駆動軸109の回転が減速歯車装置111を介して右主軸101に、他方の駆動軸110の回転が減速歯車装置112を介して左主軸102に伝わり、この結果、右主軸101と左主軸102は同期回転することになる。なお、右主軸101が矢印方向に移動できるように、駆動軸109にはスプライン機構113が設けられている。
【0003】
このような従来の転造盤でワークにねじやウォーム等の転造を行った場合、転造の最終段階で、ロールダイス103が回転しながらワークWから離れるようになっている。他方、ワークWは両センタ114等で支持されているため、ロールダイス103が離れた瞬間に回転が停止する。
【0004】
このため、従来の転造盤では、転造ねじのねじ山や転造ウオームのウォーム歯面等とロールダイス103,104のねじ山やウオーム歯面等との噛み合いが外れる間にロールダイス103,104のリードによりワークWに軸方向の推力が発生する。これにより次のような欠点が生ずる。
1.転造ねじのねじ山や転造ウォームのフランク面にロールダイス103,104フランク面との擦り傷が発生する。
2.両センタ装置114に推力が発生し、両センタ装置114が軸方向に移動させなければならなかったり、それができないとワークWのセンタ穴に損傷が発生したりする。
3.段付きワーク等が素材支持刃や回転ブッシュ支持装置等にセットされている場合、これら装置ではワークWが軸方向に動くようになっているので、このワークWが移動してその段部とロールダイス端面とが干渉して傷が発生する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
この発明は、以上の点に鑑みてなされ、ワークに対して転造が終了したとき、ロールダイスの回転が完全に停止してからロールダイスをワークから離すようにして、ワークの転造終了時にロールダイスの回転によってワークに生じる恐れのある転造傷の発生を防止するようにしたものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この目的を達するため、本発明に係る転造盤用転造傷防止装置は、ワークを転造する一対の回転するロールダイスと、第1切換弁の開閉切換によって油圧供給装置からの圧油の供給が行われまたこの供給が断たれる転造油圧回路と、該転造油圧回路に接続され前記第1切換弁の開閉に応じて該転造油圧回路から圧油が供給されて前記一対のロールダイスを相互に接近させまた該転造油圧回路へ油圧を排出して前記一対のロールダイスを互いに離させる油圧シリンダとを有する転造盤において、該油圧シリンダに接続される油圧バイパス回路と、この油圧バイパス回路に設けられこれを介して前記油圧シリンダ内の油圧を減少させ、また、前記油圧バイパス回路を閉成する開閉切換を行う第2切換弁と、前記第1切換弁及び第2切換弁が開に切り変えられている間、前記油圧シリンダ内の油量及び油圧を定量に保って前記一対のロールダイスを転造終了位置に保つように圧油の流量を制御する流量制御弁とを有し、前記ワークの転造終了時に転造終了信号をアウトプットして前記ロールダイスから該ロールダイスの回転駆動装置を切断すると共に前記第2切換弁を開に切り換える第1タイマーと、該第1タイマーから前記転造終了信号を受けて作動を開始し、その後早くとも前記一対のロールダイスの回転が完全に停止する所定時間後に後処理信号をアウトプットして前記第1切換弁を閉に切り換える第2タイマーを設けて成り、転造終了時に前記ワークの転造傷発生を防止するように構成されている。
【0007】
前記第2切換弁の開切換中は、前記油圧バイパス回路は前記ドレーン回路になっていることが望ましい。
【0008】
前記油圧シリンダは、その内部を摺動し該シリンダ内に圧油が供給された時に前記一対のロールダイスを相対的に接近させるピストンと、該ピストンを該一対のロールダイスが相対的に離間する方向へ押圧する復帰バネとを有し、前記第1切換弁及び前記第2切換弁が開に切換中は前記油圧シリンダ内の圧油の圧力と前記復帰バネとの力が釣り合って、前記一対のロールダイスを前記転造終了位置に保つように設定される構成になっているのが望ましい。
【0009】
本発明に係る転造盤用転造傷防止装置は、さらに、少なくとも一方を他方に対して接近及び離間可能にして間に挟んだワークを転造加工するための一対のロールダイスと、該ロールダイスを回転させる駆動装置と、該駆動装置の駆動及び駆動停止を行わせるスイッチと、前記一方のロールダイスを回転自在に支持しこれに前記他方のロールダイスに対して接近動及び離間動を行わせる主軸台と、該主軸台に前記接近動及び離間動を行わせる復動シリンダと、前記復動シリンダに圧油を供給する転造油圧回路と、前記転造油圧回路内に設けられ、少なくとも中立位置と前記復動シリンダに対する圧油の方向を前記主軸台に前記接近動及び離間動を行わせるように切り換える切換弁とを具備する転造盤に用いられるもので、転造開始時から設定した転造終了時間の経過後に転造信号をアウトプットして前記切換弁を中立位置に切り換えると共に前記スイッチに前記駆動装置の駆動を停止させる停止信号を送る第1タイマーと、該第1タイマーから前記転造終了信号を受けて作動を開始し、その後早くとも前記一対のロールダイスの回転が完全に停止する所定時間後に後処理信号をアウトプットして前記切換弁を前記中立位置から前記離間切換位置に切り換える第2タイマーとから構成されている。
【0010】
【発明の実施の形態】
本発明の転造傷防止装置が用いられる転造盤の第1の実施の態様は、ワークを転造するため1対の主軸により回転される1対のロールダイスを油圧により相対的に接離運動させる油圧シリンダを有する。そして、本発明の転造傷防止装置は、一端が油圧シリンダにかつ他端が油圧供給装置に接続された転造油圧回路と、一端が油圧シリンダに接続され他端がドレーンとして開放された油圧バイパス回路とにより成る。転造油圧回路は、第1切換弁を有し、この弁は、ONの時は油圧供給装置と油圧シリンダとを接続し、OFFの時は油圧シリンダをドレーンするように構成されている。油圧バイパス回路は第2切換弁を有し、この弁は、OFFの時は油圧バイパス回路内の油圧を所定の転造圧に維持するようにこの油圧バイパス回路を閉成し、ONの時は油圧バイパス回路をドレーンする構成になっている。
【0011】
また、油圧バイパス回路に、油圧シリンダと第2切換弁の間に流量制御弁を設け、第1切換弁と第2切換弁の双方がONの時に油圧シリンダ内の油圧を、ロールダイスが相対的に動くことがないようにする所望の圧力に保つようにしている。
【0012】
更に、第1タイマーが設けられており、これは、転造が開始してロールダイスがワークWに接触すると、これを検知して作動が始まり、転造が終了した時に転造終了信号を出力するように設定されている。第1タイマーからの転造終了信号は転造盤の両主軸の回転を停止すると共に第2切換弁をONにする。
【0013】
更にまた、第2タイマーが設けられており、この第2タイマーは、第1タイマーからの転造終了信号を受けて作動を開始し、両主軸が完全に停止する迄の所定時間作動する。この時間中、ロールダイスはワークにただ接触するのみで転造加工を行わずにこのワークを共回りさせ、最後にワークと共に停止する後処理回転を行う。主軸と共にロールダイスが完全に回転を停止した時に、第2タイマーから後処理終了信号がアウトプットされ、第1切換弁がOFFに切り換えられ、油圧シリンダから圧油がドレーンされてロールダイスが互いに相対的に離間する。かくて無回転の状態のロールダイスからこれも無回転の状態のワークが離間し、転造盤からワークが転造傷無しに取り出される。
【0014】
本発明の転造傷防止装置が用いられる転造盤の第2の実施の態様は、油圧シリンダとして復動タイプのものを用い、転造油圧回路に設けた切換弁は中立位置、油圧シリンダに対する油圧の供給及びドレーンの方向を切り換える2位置(以下に述べる接近動切換位置及び離間動切換位置)を有する4ポート3ポジションタイプのものを用いる。この切換弁は、油圧ポンプと油圧シリンダとを接続させる位置(接近動切換位置)に切り換えられ、油圧シリンダのピストンロッドによって一方の主軸台を他方の主軸台へ接近させ(即ち、前進させ)、この一方の主軸台に設けたロールダイス(一方のロールダイス)を他方の主軸台に設けたロールダイス(他方のロールダイス)へ接近させる。
【0015】
本装置は、また、第1タイマーを有し、ワークの転造開始時に作動を開始し、予め設定した転造時間経過後に転造終了信号をアウトプットするように設定されている。この転造終了信号により切換弁が中立位置にされると共に、ロールダイスの回転用モータのスイッチが切られる。この間に、両ロールダイスは、転造終了時の間隔に維持されながらそれらの回転が停止するに至る。本装置は、更に、第2タイマーを有し、前記の転造終了信号を受けて作動を開始し、ロールダイスの回転が完全に停止した時点後に後処理信号をアウトプットして、切換弁を、主軸台即ち前記の一方のロールダイスが他方のロールダイスから離間する(即ち、後退する)位置(離間動切り換え位置)に切り換えるようになっている。第1の実施の態様同様に、ワークの転造加工終了後両ロールダイスの回転が停止するまで両ロールダイスの間隔はワークの転造加工終了時の間隔に保たれるため、ワークに転造傷が生じない。
【0016】
【実施例】
以下、この発明の好適な第1の実施例を図1乃至図4に基づいて説明する。図1乃至図3は、この発明の転造傷防止装置を組み込んだ転造盤の概略図で、順次、転造の進行状態を示している。図4は転造傷防止装置の作動のフローチャートを示す図である。
【0017】
1,2はそれぞれ右主軸台、左主軸台である。両主軸台1,2には、それぞれ主軸3,4を回転可能に軸支し、これらの主軸3,4に共軸にロールダイス5,6が取り付けられている。主軸3,4は回転駆動装置を成すモータ7によつて回転駆動されるが、モータ7からの駆動伝達構造は従来と同様であり、本発明を構成するものでないのでその構造を省略する。14はワークWを支持する両センタ装置である。左主軸台2は、転造盤のベース10上に固定されているが、右主軸台1は、矢印の左右方向に移動可能にベース10上に架設されている。
【0018】
8,9は油圧シリンダで、ベース10に固定されており、それらのピストン8a,9aのピストンロッド8b,9bは右主軸台1に結合している。従来の転造盤同様に、油圧シリンダ8,9に圧油が供給されると、右主軸台1が左主軸台2へ接近し、右主軸台1上のロールダイス5を左主軸台2上のロールダイス6に接近させる。このとき、ワークWは図示していないが公知の方法で常にロールダイス5,6の中間に位置するようにロールダイス6側に移動する。11,12は復帰バネで、常時ピストン8a,9aを図1乃至図3において右側に押圧しており、油圧シリンダ8,9に圧油が供給されていない場合には、ピストン8a,9aを右側へ移動させる。従って、この場合は、右主軸台1を左主軸台2から離間させ、両ロールダイス5,6をワークWから離間させて、このワークWを両センタ装置14から外すことができるようになっている。
【0019】
オイルタンク20から油が油圧供給装置を成す油圧ポンプ21で吸い上げ加圧されて、圧油供給パイプ23を介して4ポート2ポジションタイプの電磁方向切換弁(第1切換弁)22へ供給される。第1切換弁22が、図2に示すように開、即ち、ONの場合は、圧油パイプ24を経て油圧シリンダ8,9へ送り込まれ、ピストン8a,9aが復帰バネ11,12を押し縮めてピストンロッド8b,9bによって右主軸台1を図1中左側に移動するようになっている。他方、第1切換弁22が図1に示すように閉、即ち、OFFの場合は、圧油供給パイプ23が入口側ドレーンパイプ27に接続されて、油圧ポンプ21がオイルタンク20にドレーンされると共に、圧油パイプ24が出口側ドレーンパイプ26によってオイルタンク20にドレーンされ、油圧シリンダ8,9内の油圧が減少される。この結果、復帰バネ11,12によってピストン8a,9aがピストンロッド8b,9bと共に右方へ移動され、右主軸台1も右へ動かされて、右のロールダイス5がそれぞれワークW及びロールダイス6から離間して、ワークWが転造盤から取り出せるようになる。ここで、第1切換弁22、圧油パイプ24及びドレーンパイプ26,27は転造油圧回路28を構成する。
【0020】
30は、油圧バイパス回路で、それぞれの一端が油圧シリンダ8,9に接続された1対の第1バイパスパイプ25と一端が第1バイパスパイプ25のそれぞれの他端に接続し他端がオイルタンク20にドレーンされた第2バイパスパイプ31とから成る。第2バイパスパイプ31に2ポート2ポジションタイプの電磁方向切換弁(第2切換弁)33を設けている。更に、第2バイパスパイプ31には、その前記一端と第2切換弁33との間に、後述のように、油圧シリンダ8,9の圧力を所定の大きさに減圧するのに用いられる流量制御弁32を設けている。
【0021】
34は第1タイマー(T1)で、ワークWにロールダイス5,6が接触した瞬間、即ち、転造開始時に起動するようになっている。この起動は、例えば、右主軸台1と転造盤本体に設けた公知のロールダイスのワークへの接触検出用スイッチ(即ち、転造開始時検出用スイッチ)によって行うことができる。第1タイマー34は、転造開始から終了するまでの時間作動し、経過後に転造終了信号を発する。また、35は第2タイマー(T2)で、第1タイマー34からの転造終了信号を受けて起動し、これから主軸3,4が完全に停止する所定の時間後、後処理終了信号を発する。第1タイマー34からの転造終了信号及び第2タイマー35からの後処理終了信号の流れを図3において点線で示している。
【0022】
以下、図1乃至図4を参照して本発明の転造盤用転造傷防止装置の実施例の作動を説明する。
【0023】
図1は、転造傷防止装置の未作動状態、即ち、初期状態を示し、第1切換弁22が閉、即ち、OFF、第2切換弁33が開、即ち、ONであるドレーンの状態にあって、油圧シリンダ8,9を転造油圧回路28及び油圧バイパス回路30の両方でドレーンしている。
【0024】
図1の状態で、転造盤の作動を開始する(図4のステップS1)と、第1切換弁22が開、即ち、ONに、第2切換弁33が閉、即ち、OFFに切り変わって、油圧ポンプ21から圧油が圧油パイプ24へ供給される図2の状態となる。この状態では、油圧バイパス回路30は第2切換弁33によって回路が塞がれているので、油圧は、油圧ポンプ21から第1切換弁22及びパイプ24を経て油圧シリンダ8,9に作用し、ピストン8a,9aが復帰バネ11,12を押し縮めながらピストンロッド8b,9bを左に移動する。これによって、右主軸台1が左に移動する。また、モータ7が駆動し、主軸3,4と共にロールダイス5,6が回転する。したがってロールダイス5,6は回転しながらワークWに向かって移動される(図4のステップS2)。
【0025】
ロールダイス5,6がワークWに接触すると同時にこの接触が公知の方法で検出され、第1タイマー(T1)34を起動する(ONにする)(図4のステップS3)。
【0026】
転造圧油が更に油圧シリンダ8,9に供給されて、図2、特に同図の円内を拡大して示すように回転しているロールダイス5,6がワークWに食い込んでいき転造が進行していく。そして、第1タイマー34の起動から転造が終了する所定の時間が過ぎると、この第1タイマー34がOFFになる(図4のステップS4)。この工程は転造工程である。これと共に、第1タイマー34から転造終了信号が第2切換弁33及びモータ(M)7の停止機構であるスイッチ36及び第2タイマー35にアウトプットされる(図4のステップS5)。ここで第1タイマー34の設定時間を転造時間と等しくなるように設定するのが望ましい。
【0027】
この結果、第2切換弁33が開、即ち、ONになり、油圧シリンダ8,9は、油圧バイパス回路30の流量調整弁32、第2切換弁33を経てオイルタンク20に接続され、バイパス回路30はドレーン回路となり、油圧シリンダ8,9内の油圧が減圧される。そして、流体制御弁32は、油圧シリンダ8,9内の油圧が復帰バネ11,12のバネ力に抗してピストン8a,9aを転造終了位置に保つように、流量が調整されている。従って、ワークWはロールダイス5,6から転造圧を掛けられることがなく、ロールダイスが回転を続けている間はこれらと共回りをする。
【0028】
また、この場合、油圧ポンプ21から転造油圧回路28を通して油圧シリンダ8,9へ流入する圧油の量は、流体制御弁32を通してオイルタンク20へ流出する圧油の量と等しくなり、油圧シリンダ8,9内の油量が等しく保たれる。換言すれば、流量制御弁32の流量と復帰バネ11,12の圧力はこのバランスを維持するように設定され、油圧シリンダ8,9内の油圧がピストン8a,9aに追加されることも減少されることもないようにされて、右主軸台1は転造終了時の前進状態を保つことになる。従って、転造が終了したワーク(製品)Wに対し更なる喰い込みを行うことがない。ロールダイス5,6で転造終了後のワークWを保持し続ける後処理工程、即ち、後処理回転は、例えば、約1秒から2秒にするとよい。その間に、主軸3,4の回転が停止する。
【0029】
次いで、第2タイマー(T2)35がOFFになり(図4のステップS6)、これから後処理終了信号が第1切換弁22に送られ、この弁をOFFに切り換えて、油圧ポンプ21と圧油パイプ24の接続を断ち、転造盤用転造傷防止装置を図1の初期状態に戻す。即ち、油圧ポンプ21からの油はそのままドレーンパイプ27を介してオイルタンク20へ戻り、油圧シリンダ8,9は復帰バネ11,12の弾力でピストン8a,9aが右側に戻され、油圧シリンダ8,9内の油はパイプ24、第1切換弁22、パイプ26を経てオイルタンク20へ戻る。このため、右主軸台1は右側に移動して後退することになる(図4のステップS7)。このようにして1回の転造サイクルが終了する(図4のステップS8)。これによってロールダイス5,6は完全に回転を停止した状態で転造されたワークWから離れることになり、したがって製品Wに転造傷をつけることなく転造盤から取り外すことができる。
【0030】
図5乃至図8は、この発明の装置の第2の実施例を示す。図5は初期状態を示し、図6は転造中の状態を示し、図7は転造終了時の状態を示し、図8は右主軸台が左主軸台から離間した後退位置にある状態を示している。第1の実施例と同一の部分・部材には同一の符号を付けている。
【0031】
第2の実施例は、復動シリンダ50と4ポート3ポジションタイプの電磁方向切換弁(以下、「切換弁」という)40を用いている。切換弁40と復動シリンダ50はパイプ53,54で接続されている。パイプ53はシリンダ室50aに接続し、パイプ54はシリンダ室50bに接続している。復動シリンダ50は転造盤のベース10に固定されており、ピストン51のピストンロッド52は右主軸台1に結合している。
【0032】
41,42は、切換弁40のソレノイドで、この内のソレノイド41が通電すると、切換弁40を左に押しやってパイプ23がパイプ53に接続し、パイプ26がパイプ54に接続する。即ち、切換弁40は右主軸1を左主軸2へ接近させる(接近動をさせる)位置、即ち接近動切換位置に切り換わる。他方、ソレノイド42が通電すると前記と逆に切換弁40を右に押しやってパイプ23がパイプ54に接続し、パイプ26がパイプ53に接続する。即ち、切換弁40は右主軸台1を左主軸台2から後退位置へ移動させる(即ち、離間動させる)ように離間動切換位置に切り変わる。これらに対して、ソレノイド41,42のいずれも通電されていないときは切換弁40は中立位置となる(図5参照)。58は第1タイマーで、59は第2タイマーである。
【0033】
図5の状態から図示しないスタートボタンを押すと、ソレノイド41が通電し、切換弁40を左に押しやって図6の状態となる。オイルタンク20の油37は油圧ポンプ21で吸い上げられ、パイプ23、切換弁40、パイプ53を介してシリンダ室50aに入り込む。また、シリンダ室50bはパイプ54、切換弁40、パイプ26を介してオイルタンク20へドレーンされる。これによってピストン51は左へ移動し、右主軸台1も左へ移動して左主軸台2へ接近する(即ち、前進する)。なお、同時に、主軸3,4と共にロールダイス5,6が回転する。ロールダイス5,6がワークWに接触すると、第1の実施例同様に、第1タイマー58が起動する。第1タイマー58は転造時間を設定しており、この時間が経過するまで右主軸台1が左へ移動してワークWに転造加工が行われる。
【0034】
第1タイマー58の設定時間が経過し、OFFになると、図7に示す如く、第1タイマー58から信号が発生し、ソレノイド41の通電を断ち、切換弁40は中立位置となる。これによって、油圧ポンプ21で加圧される油37はパイプ23,26を介してオイルタンク20へドレーンされ、パイプ53,54は切換弁40によって閉成され、シリンダ室50a,50b内の油圧は互いに等しくなり、右主軸台1は転造終了位置に停止することになる。また、同時に、第1タイマー58から信号を第2タイマー59に発し、第2タイマー59がONする。更に第1タイマー58から信号をスイッチ36に発し、モータ7を停止する。
【0035】
第2タイマー59の設定時間は第1の実施例同様主軸3,4の回転が完全に停止するまでの僅かな時間であり、これがOFFになると、図8に示す如く第2タイマー59から信号が発し、ソレノイド42が通電する。切換弁40を右に押しやることによって、油圧ポンプ21で加圧された油37は、パイプ23、切換弁40、パイプ54を介してシリンダ室50bに入り込む。また、シリンダ室50aはパイプ53、切換弁40、パイプ26を介してオイルタンク20にドレーンされる。これによって、ピストン51は右に移動し、右主軸台1も右へ移動して左主軸台2から離間動する(即ち、後退する)。右主軸台1が後退端に来ると、リミットスイッチ等によりソレノイド42の通電を断ち、切換弁40は中立位置となり、図5の初期状態となる。
【0036】
【発明の効果】
以上のように、本発明の転造盤の転造傷防止装置によれば、次のような効果がある。
1.左右のロールダイスはその回転が完全に停止された後にワークから離れるようになったので、転造ねじのねじ山や転造ウオームのフランク面とロールダイスのフランク面との間で擦り傷が発生しない。
2.ワークをロールダイスで保持したまま主軸の回転を停止させ、その後ロールダイスがワークから離れるようにしたことにより、ワークに推力が発生しないので、両センタ装置で支持しても、ワークが軸方向に移動したり、ワークのセンタ穴に損傷が発生することがない。
3.段付きワーク等が素材支持刃や回転ブッシュ支持装置等にセットされている場合でも、ワークが軸方向に移動することがないので、ワークの段部とロールダイス端面とが干渉することがなく、そのためによる傷が発生することがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の転造盤用転造傷防止装置を組み込んだ転造盤の第1実施例の概略平面図で、その初期状態を示す。
【図2】本発明の第1実施例の図1と同様の概略図で、転造中の状態を示す。
【図3】本発明の第1実施例の図1と同様の概略図で、後処理工程の状態を示す。
【図4】図1乃至3と同じ実施例の作動のフローチャートである。
【図5】本発明の転造盤用転造傷防止装置を組み込んだ転造盤の第2実施例の概略平面図で、その初期状態を示す。
【図6】本発明の第2実施例の図5と同様の概略図で、転造中の状態を示す。
【図7】本発明の第2実施例の図5と同様の概略図で、後処理工程の状態を示す。
【図8】本発明の第2実施例の図5と同様の概略図で、右側ロールダイスと共に主軸台が後退しつつある状態を示す。
【図9】従来の転造盤の概略平面図である。
【符号の説明】
1,2 主軸台
3,4 主軸
5,6 ロールダイス
7 モータ
8,9 油圧シリンダ
8a,9a ピストン
8b,9b ピストンロッド
10 ベース
11,12 復帰バネ
14 両センタ装置
20 オイルタンク
21 油圧ポンプ
22 第1切換弁
23,24,25,26,27,31 パイプ
28 転造油圧回路
30 油圧バイパス回路
32 流量調整弁
33 第2切換弁
34 第1タイマー
35 第2タイマー
36 スイッチ
37 油
40 切換弁
41,42 ソレノイド
50 復動シリンダ
50a,50b シリンダ室
52 ピストンロッド
53,54 パイプ
58 第1タイマー
59 第2タイマー

Claims (5)

  1. ワークを転造する一対の回転するロールダイスと、第1切換弁の開閉切換によって油圧供給装置からの圧油の供給が行われまたこの供給が断たれる転造油圧回路と、該転造油圧回路に接続され前記第1切換弁の開閉に応じて該転造油圧回路から圧油が供給されて前記一対のロールダイスを相互に接近させまた該転造油圧回路へ油圧を排出して前記一対のロールダイスを互いに離間させる油圧シリンダとを有する転造盤において、該油圧シリンダに接続される油圧バイパス回路と、この油圧バイパス回路に設けられこれを介して前記油圧シリンダ内の油圧を減少させ、また、前記油圧バイパス回路を閉成する開閉切換を行う第2切換弁と、前記第1切換弁及び第2切換弁が開に切り替えられている間、前記油圧シリンダ内の油量及び油圧を定量に保って前記一対のロールダイスを転造終了位置に保つように圧油の流量を制御する流量制御弁とを有し、前記ワークの転造終了時に転造終了信号をアウトプットして前記ロールダイスから該ロールダイスの回転駆動装置を切断すると共に前記第2切換弁を開に切り換える第1タイマーと、該第1タイマーから前記転造終了信号を受けて作動を開始し、その後早くとも前記一対のロールダイスの回転が完全に停止する所定時間後に後処理信号をアウトプットして前記第1切換弁を閉に切り換える第2タイマーを設け、転造終了時に前記ワークの転造傷発生を防止する構成とした転造盤用転造傷防止装置。
  2. 前記第2切換弁の開への切換中は、前記油圧バイパス回路はドレーン回路になることを特徴とする請求項に記載の転造盤用転造傷防止装置。
  3. 前記油圧シリンダは、その内部を摺動し該シリンダ内に圧油が供給された時に前記一対のロールダイスを相対的に接近させるピストンと、該ピストンを該一対のロールダイスが相対的に離間する方向へ押圧する復帰バネとを有し、前記第1切換弁及び前記第2切換弁が開に切換中は前記油圧シリンダ内の圧油の圧力と前記復帰バネとの力が、前記一対のロールダイスを前記転造終了位置に保つ大きさに設定される構成としたことを特徴とする請求項1又は2に記載の転造盤用転造傷防止装置。
  4. モータによって回転され間に転造されるワークを設けた一対のロールダイスと、圧油供給装置からの圧油をONの際は通過させOFFの際は遮断する第1切換弁を有する転造油圧回路と、該転造油圧回路に接続されこれからの圧油の供給及び該転造油圧回路への圧油の排出によって前記一対のロールダイスを接近・離間させる油圧シリンダとを備えた転造盤において、
    一端が開放し他端が前記油圧シリンダに接続されたパイプと、該パイプに設けられ、ONの際は前記油圧パイプをドレーンしOFFの際は該油圧パイプを閉成する第2切換弁と、更に、前記パイプに設けられ、前記第1切換弁及び前記第2切換弁がONの時に前記油圧シリンダ内の圧油の油量及び油圧を前記一対のロールダイスを転造終了位置に保つ一定の値に保持する流量制御弁とから成る油圧バイパス回路、
    前記ロールダイスが前記ワークに当接した時から前記ワークの転造終了時まで間作動し、該転造終了時に前記モータの回転停止信号をも成す転造終了信号と前記第2切換弁をONにする信号とをアウトプットする第1タイマー、及び該第1タイマーから前記転造終了信号を受けてから前記一対のロールダイスが完全に回転停止するまでの所定時間作動し、該所定時間経過後前記第1切換弁をOFFに切り換える信号をアウトプットする第2タイマーから成り、転造盤による転造終了時のワークへの傷発生を防止する構成にしたことを特徴とする転造盤用転造傷防止装置。
  5. 少なくとも一方を他方に対して接近及び離間可能にし間に挟んだワークを転造加工するための一対のロールダイスと、該ロールダイスを回転させる回転駆動装置と、該回転駆動装置の駆動及び駆動停止を行わせるスイッチと、前記一方のロールダイスを回転自在に支持して前記他方のロールダイスに対して接近動と及び離間動を行わせる主軸台と、該主軸台に前記接近動及び離間動を行わせる復動シリンダと、該復動シリンダに圧油を供給する転造油圧回路と、前記転造油圧回路内に設けられ、少なくとも中立位置と前記復動シリンダに対する圧油の方向を前記主軸台に前記接近動及び離間動を行わせるように切り換える接近動切換位置及び離間動切換動位置を有する切換弁とを具備する転造盤において、転造開始時から設定した転造終了時間の経過後に転造終了信号をアウトプットして前記切換弁を中立位置に切り換えると共に前記スイッチに前記回転駆動装置の駆動を停止させる第1タイマーと、該第1タイマーから前記転造終了信号を受けて作動を開始し、その後早くとも前記一対のロールダイスの回転が完全に停止する所定時間後に後処理信号をアウトプットして前記切換弁を前記中立位置から前記離間切換位置へ切り換える第2タイマーとを有することを特徴とする転造盤用転造傷防止装置。
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