JP3722556B2 - 収納庫兼用間仕切り及びそれ用縦横方向格子部材 - Google Patents

収納庫兼用間仕切り及びそれ用縦横方向格子部材 Download PDF

Info

Publication number
JP3722556B2
JP3722556B2 JP19159796A JP19159796A JP3722556B2 JP 3722556 B2 JP3722556 B2 JP 3722556B2 JP 19159796 A JP19159796 A JP 19159796A JP 19159796 A JP19159796 A JP 19159796A JP 3722556 B2 JP3722556 B2 JP 3722556B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
longitudinal
lateral
orthogonal
extending
partition
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP19159796A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH1018482A (ja
Inventor
見敏 石井
Original Assignee
見敏 石井
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 見敏 石井 filed Critical 見敏 石井
Priority to JP19159796A priority Critical patent/JP3722556B2/ja
Publication of JPH1018482A publication Critical patent/JPH1018482A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3722556B2 publication Critical patent/JP3722556B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Assembled Shelves (AREA)
  • Cartons (AREA)

Description

【0001】
【発明が属する技術分野】
本発明は、収納庫兼用間仕切りに関する。更に詳しくは、室内間仕切りの空間を本棚等の収容庫として多目的に利用できる収納庫兼用間仕切りに関する。
【0002】
【従来の技術】
室内の間仕切りおよび壁を多目的棚として用いる場合、従来は、建築業者、大工等が棚を取付けたい箇所に墨付けし、床と天井に幅木を釘またはネジ類で貼付け、壁が貼り易い間隔に側板を並立し、これを安定させるため補助桟すなわち綱縁を側板に交差するように敗付けて格子状の桟に形成する。このように形成した間仕切りを壁として安定させるため100mm程度の壁厚にすることが多い。
【0003】
このような格子状の桟にベニヤ板、近頃は不燃材である石膏ボード(以下、壁板ということもある)を両面側で釘またはネジ類で貼付ける。多少凸凹があるときはパテで補修し壁紙、近年は壁ビニールクロス(以下「壁クロス」という)を糊貼りして仕上げる例が最も多く見受けられる。
【0004】
このように間仕切りして小部屋にした後に必要になった時点で、既設の間仕切りに合わせて本棚などの家具を設置するのが常であった。これでは、間仕切りの厚みに本棚など家具の厚みが加わり、捨て空間すなわち無駄な空間が多くならざるをえない。また、家具を間仕切りにビッタリと取り付けることが困難である。間仕切りに取りつけられた形状、サイズがまちまちの家具の並び具合がよくなく見かけが悪く結果的に部屋の実質的な利用可能空間を狭くする欠点がある。更に、間仕切りと家具のそれぞれの製造・組立が必要である。従来の間仕切り方法は、このように余分な時間と費用が重複してかかる欠点があった。更に、間仕切りと家具の一体性が弱いので、強化構造体としての機能に乏しい欠点もあった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
大きな地震が頻繁に発生する日本等の地震国では、室内に設置した家具の倒壊により多数人が犠牲になっている。1家屋の敷地面積が狭く地震が多発する日本では、間仕切りと家具との設計を統一的に考えることが望まれる。
【0006】
本発明は、このような技術的背景を考えて、下記するような課題を解決する。
【0007】
本発明の目的は、部屋の中の狭い空間を広く利用することができる収納庫兼用間仕切りを提供することにある。
【0008】
本発明の他の目的は、間仕切りと収納庫などの家具を同じものにすることにより部屋の中の狭い空間を広く利用することができる収納庫兼用間仕切りを提供することにある。
【0009】
本発明の更に目的は、間仕切りと収納庫などの家具を同じものにすることにより構造を強化することができる収納庫兼用間仕切りを提供することにある。
【0010】
本発明の更に他の目的は、間仕切りと収納庫などの家具を同じものにすることにより部屋の中の見かけをよくすることができる収納庫兼用間仕切りを提供することにある。
【0011】
本発明の更に他の目的は、間仕切りを厚みが大きい壁として構造化する収納庫兼用間仕切りを提供することにある。
【0012】
本発明の更に他の目的は、間仕切りの厚みを自在に変えて組み立てることにより収納庫を多様に構成することができる収納庫兼用間仕切りを提供することにある。
【0013】
本発明の更に他の目的は、上記目的の収納庫兼用間仕切りを組み立てる素材となる収納庫兼用間仕切り用部材を提供することにある。
【0014】
このような目的を達成することにより、与えられた土地に建築した建物の中の室内を最大限に広く有効に利用できるようになり、建築に携わる者のみでなく、居住者の要望に応えることができる。
【0015】
【課題を解決するための手段】
本発明は、このような技術的背景に基づいてなされたものであり、次のような解決手段を採用している。
【0016】
本発明1の収納庫兼用間仕切りは、縦方向に延び格子体を形成する縦方向格子要素と、前記縦方向格子要素の隣り合う2体の間に挿入され上面が収納面を形成し横方向に延び前記格子体を形成する横方向格子要素とからなり、前記縦方向格子要素は、縦方向切断線で切断が容易になるように形成され、間仕切幅方向に直交し縦方向に延びる第1外側縦方向直交面及び第2外側縦方向直交面が両端面として形成され、前記横方向格子要素は、横方向切断線で切断が容易になるように形成され、間仕切幅方向に直交し横方向に延びる第1外側横方向直交面及び第2外側横方向直交面が両端面として形成され、前記第1外側縦方向直交面と前記第2外側縦方向直交面とは中間に位置し縦方向に延びる縦方向中間曲折面で接続され、前記縦方向中間曲折面に前記縦方向切断線が形成され、前記第1外側横方向直交面と前記第2外側横方向直交面とは中間に位置し横方向に延びる横方向中間曲折面で接続され、前記横方向中間曲折面に前記横方向切断線が形成されている。
【0017】
本発明2の収納庫兼用間仕切りは、前記発明1において、前記縦方向中間曲折面及び前記横方向中間曲折面に載置され前記第1外側縦方向直交面と前記第2外側縦方向直交面との間の幅を増幅し、前記第1外側横方向直交面と前記第2外側横方向直交面との間の幅を増幅するために挿入される拡幅体を有することを特徴とする。
【0018】
本発明3の収納庫兼用間仕切りは、縦方向に延び格子体を形成する縦方向格子要素と、前記縦方向格子要素の隣り合う2体の間に挿入され上面が収納面を形成し横方向に延び前記格子体を形成する横方向格子要素とからなり、前記縦方向格子要素は、第1対称基準線に対して対称であり前記第1対称基準線に平行で縦方向に延びる縦方向切断線で切断が容易になるように形成され、間仕切幅方向に直交し縦方向に延びる第1外側縦方向直交面及び第2外側縦方向直交面が両端面として形成されている収納庫兼用間仕切りにおいて、縦方向切断線又は横方向切断線は、強く折り曲げれば前記対称基準線の両側部分が切り離されるように切離溝により形成されている。
【0020】
本発明4の収納庫兼用間仕切りは、前記本発明3において、第2対称基準線に対して対称であり前記第2対称基準線に平行で横方向に延びる横方向切断線で切断が容易になるように形成され、間仕切幅方向に直交し横方向に延びる第1外側横方向直交面及び第2外側横方向直交面が両端面として形成されていることを特徴とする。
【0021】
本発明5の収納庫兼用間仕切りは、縦方向に延び格子体を形成する縦方向格子要素と、前記縦方向格子要素の隣り合う2体の間に挿入され上面が収納面を形成し横方向に延び前記格子体を形成する横方向格子要素とからなり、前記縦方向格子要素は、第1対称基準線に対して対称であり前記第1対称基準線に平行で縦方向に延びる縦方向切断線で切断が容易になるように形成され、間仕切幅方向に直交し縦方向に延びる第1外側縦方向直交面及び第2外側縦方向直交面が両端面として形成されている収納庫兼用間仕切りにおいて、
前記横方向格子要素は、第2対称基準線に対して対称であり前記第2対称基準線に平行で横方向に延びる横方向切断線で切断が容易になるように形成され、間仕切幅方向に直交し横方向に延びる第1外側横方向直交面及び第2外側横方向直交面が両端面として形成されている前記第1外側縦方向直交面と前記第2外側縦方向直交面とは中間に位置し縦方向に延びる縦方向中間曲折面で接続され、前記縦方向中間曲折面は、前記第1外側縦方向直交面に概ね直交して接続し幅方向長さを定寸に規定し縦方向に延びる第1縦方向規定面と、前記第2外側縦方向直交面に概ね直交して接続し幅方向長さを定寸に規定し縦方向に延びる第2縦方向規定面と、前記第1縦方向規定面と前記第2縦方向規定面の間にあり縦方向に延び間仕切り幅を増幅するための縦方向増幅面とを備え、前記縦方向増幅面に前記縦方向切断線が形成され、前記第1外側横方向直交面と前記第2外側横方向直交面とは中間に位置し横方向に延びる横方向中間曲折面で接続され、前記横方向中間曲折面は、前記第1外側横方向直交面に概ね直交して接続し幅方向長さを定寸に規定し横方向に延びる第1横方向規定面と、前記第2外側横方向直交面に概ね直交して接続し幅方向長さを定寸に規定し横方向に延びる第2横方向規定面と、前記第1横方向規定面と前記第2横方向規定面の間にあり横方向に延び間仕切り幅を増幅するための横方向増幅面とを備え、前記横方向増幅面に前記横方向切断線が形成されていることを特徴とする。
【0022】
本発明6の収納庫兼用間仕切りは、 縦方向に延び格子体を形成する縦方向格子要素と、前記縦方向格子要素の隣り合う2体の間に挿入され上面が収納面を形成し横方向に延び前記格子体を形成する横方向格子要素と、天井に取りつけられ横方向に延びる天井基とからなり、前記縦方向格子要素は、第1対称基準線に対して対称であり前記第1対称基準線に平行で縦方向に延びる縦方向切断線で切断が容易になるように形成され、間仕切幅方向に直交し縦方向に延びる第1外側縦方向直交面及び第2外側縦方向直交面が両端面として形成され、前記横方向格子要素は、第2対称基準線に対して対称であり前記第2対称基準線に平行で横方向に延びる横方向切断線で切断が容易になるように形成され、間仕切幅方向に直交し横方向に延びる第1外側横方向直交面及び第2外側横方向直交面が両側面として形成され、前記天井基は第3対称基準線に対して対称であり前記第3対称基準線に平行で横方向に延びる横方向切断線で切断が容易になるように形成され、間仕切幅方向に直交し縦方向に延びる第1外側横方向天井直交面及び第2外側横方向天井直交面が両端面として形成されている。
【0023】
本発明7の収納庫兼用間仕切りは、前記本発明6において、前記第1外側縦方向直交面と前記第2外側縦方向直交面とは中間に位置し縦方向に延びる縦方向中間曲折面で接続され、前記縦方向中間曲折面は、前記第1外側縦方向直交面に概ね直交して接続し幅方向長さを定寸に規定し縦方向に延びる第1縦方向規定面と、前記第2外側縦方向直交面に概ね直交して接続し幅方向長さを定寸に規定し縦方向に延びる第2縦方向規定面と、前記第1縦方向規定面と前記第2縦方向規定面の間にあり縦方向に延び間仕切り幅を増幅するための縦方向増幅面とを備え、前記縦方向増幅面に前記縦方向切断線が形成され、前記第1外側横方向直交面と前記第2外側横方向直交面とは中間に位置し横方向に延びる横方向中間曲折面で接続され、前記横方向中間曲折面は、前記第1外側横方向直交面に概ね直交して接続し幅方向長さを定寸に規定し横方向に延びる第1横方向規定面と、前記第2外側横方向直交面に概ね直交して接続し幅方向長さを定寸に規定し横方向に延びる第2横方向規定面と、前記第1横方向規定面と前記第2横方向規定面の間にあり横方向に延び間仕切り幅を増幅するための横方向増幅面とを備え、前記横方向増幅面に前記横方向切断線が形成され、前記第1外側横方向直交面と前記第2外側横方向直交面とは中間に位置し横方向に延びる横方向中間天井面で接続され、前記横方向切断線は前記横方向中間天井面に形成されていることを特徴とする。
【0024】
本発明8の収納庫兼用間仕切りは、縦方向に延び格子体を形成する縦方向格子要素と、前記縦方向格子要素の隣り合う2体の間に挿入され上面が収納面を形成し横方向に延び前記格子体を形成する横方向格子要素とからなり、前記縦方向格子要素は、第1対称基準線に対して対称であり前記第1対称基準線に平行で縦方向に延びる縦方向切断線で切断が容易になるように形成され、間仕切幅方向に直交し縦方向に延びる第1外側縦方向直交面及び第2外側縦方向直交面が両端面として形成されている収納庫兼用間仕切りにおいて、前記横方向格子要素は、第2対称基準線に対して対称であり前記第2対称基準線に平行で横方向に延びる横方向切断線で切断が容易になるように形成され、間仕切幅方向に直交し横方向に延びる第1外側横方向直交面及び第2外側横方向直交面が両端面として形成されており、前記第1外側縦方向直交面と前記第2外側縦方向直交面とは中間に位置し縦方向に延びる縦方向中間曲折面で接続され、前記縦方向中間曲折面に前記縦方向切断線が形成され、前記第1外側横方向直交面と前記第2外側横方向直交面とは中間に位置し横方向に延びる横方向中間曲折面で接続され、前記横方向中間曲折面に前記横方向切断線が形成され、前記縦方向中間曲折面及び前記横方向中間曲折面に載置され前記第1外側縦方向直交面と前記第2外側縦方向直交面との間の幅を増幅し、前記第1外側横方向直交面と前記第2外側横方向直交面との間の幅を増幅するために挿入される拡幅体を有する。
【0025】
本発明9の収納庫兼用間仕切りは、前記本発明8において、前記拡幅体の上面が棚面として形成されていることを特徴とする。
【0026】
本発明10の収納庫兼用間仕切りは、縦方向に延び格子体を形成する縦方向格子要素と、前記縦方向格子要素の隣り合う2体の間に挿入され上面が収納面を形成し横方向に延び前記格子体を形成する横方向格子要素と、天井に取りつけられ横方向に延びる天井基と、前記格子体に取りつけられる扉枠とからなり、前記縦方向格子要素、前記横方向格子要素、前記天井基、前記扉枠は、それぞれに第1対称基準線、第2対称基準線、第3対称基準線、第4対称基準線に対して対称であり前記各対称基準線に平行で横方向又は縦方向に各別に延びる縦横切断線でそれぞれに切断が容易になるように形成されている。
【0027】
本発明11の収納庫兼用間仕切りは、縦方向に延び格子体を形成する縦方向格子要素と、前記縦方向格子要素の隣り合う2体の間に挿入され上面が収納面を形成し横方向に延び前記格子体を形成する横方向格子要素と、前記横方向格子要素に取りつけられ横方向に延びる引戸受とからなり、前記縦方向格子要素、前記横方向格子要素は、それぞれに第1対称基準線、第2対称基準線に対して対称であり前記各対称基準線に平行で横方向、縦方向に各別に延びる縦横切断線でそれぞれに切断が容易になるように形成され、前記引戸受に横方向に可動な引戸が支持されている。
【0028】
本発明12の収納庫兼用間仕切り用横方向格子部材は、縦方向に延び格子体を形成する縦方向格子要素の隣り合う2体の間に挿入され上面が収納面を形成し横方向に延び前記格子体を形成する横方向格子要素であり、間仕切幅方向に直交し横方向に延び組立後に形成される第2外側横方向直交面とで両端面を形成することになる第1外側横方向直交面が端面として形成され、前記第1外側横方向直交面は、前記第1外側横方向直交面と前記第2外側横方向直交面との間に位置し縦方向に延びる横方向中間曲折面に接続され、前記縦方向格子要素とで格子構造を形成することになる。
【0030】
本発明による収納庫兼用間仕切りは、縦方向格子要素と横方向格子要素とから格子体を形成する。この格子体は、部屋を複数空間に仕切る。格子体である間仕切りは、壁としての構造体である。構造体は天井及び床に固定することができる。このように固定された間仕切り構造体は、それ自体が地震に強く建築物全体の強化構造体になっている。
【0031】
縦方向格子要素及び横方向格子要素は等しい幅を有している。この幅が、間仕切り壁の幅を規定している。縦方向格子要素及び横方向格子要素は、幅方向の中間(一方側に偏寄していてもよい)にある中心線、中間線又は対称線を含む縦横方向切断線で容易に分割され、両端面間(縦横方向直交面)の距離、幅が等しく変更される。このような幅の変更は、間仕切り壁の厚み設計を自由にしている。厚みの変更して壁の強度、収納庫の奥ゆき幅を設計することができる。
【0032】
縦横方向直交面の間に位置する縦横方向中間曲折面に載置される拡幅体は、収納庫例えば本棚の棚面の奥行き長さを規定する。このように規定される奥行き長さは、拡幅体の幅方向長さの選択により変更して増幅することができる。拡幅体は、壁の強化構造の一部を形成する。
【0033】
縦横方向格子要素等は第1対称基準線、第2対称基準線に対して対称化することができる。このような対称化により縦横方向格子要素の前後が規定されないから、現場での組立作業が便利である。特に、切離溝により切断して増幅する場合に作業が容易である。
【0034】
縦方向格子要素は、直交方向に天井基に固定される。この固定は、タップボルトを用いれば簡便である。縦方向格子要素に扉枠を取り付けることができる。この扉枠も拡幅・増幅が可能である。扉枠に取り付けた扉により間仕切りされた両側の部屋・空間を接続することができる。
【0035】
横方向格子要素には、左右方向に可動な引戸を取り付けることができる。この引戸により本棚等の収納庫の開閉が可能である。収納庫の前面はガラス張りにすることができる。
【0036】
縦横格子要素を用いた格子状の組立体は、空間を完全に仕切る間仕切りに限られず、部分的に間仕切りして収納庫として用いることができる。縦横格子要素には片面側に壁板を張り付けることができる。この場合、壁板を張り付けた側では、組立体は収納庫としては利用しない。壁幅を大きくしてサイドに(幅方向に平行な鉛直面に)壁板を張り付けて、空間の一部を大きい収納庫にすることができる。
【0037】
縦横格子要素は、このような多様な利用を可能にする。壁板、戸枠を用いれば更に利用形態を多様化することができる。
【0038】
例えば、建築業者、大工が間出切り工事を行って多目的棚を取付けて組立て、目的にあった棚幅、例えば、小説本であは150mm幅、教科書の170mm幅、A4版のカタログ本幅の220mm、300mm程度の自由設計幅の棚幅に自由に形成することができる。また、凹凸がある間仕切り壁も簡単に形成することができる。
【0039】
またこのような間仕切りを現場で組み立てるために便利な間仕切り部材を通信販売等の手段で販売すれば、説明書に従って個々人が趣味、事情に応じて個々人の望み通りの空間設計を行うことができる。また、個々人の希望に従って、大工が組み立てることができる。
【0040】
【発明の実施の形態】
(格子体組立構造の実施形態)
図1は、本発明による収納庫兼用間仕切りの実施形態1を示している。収納庫兼用間仕切りである間仕切り構造体は、格子体構造を含んでいる。格子体構造により、部屋Rが2分割されている。2分割された部屋間は、後述する扉により出入りすることができる。格子体構造は、縦方向格子要素1と横方向格子要素2とから構成されている。
【0041】
縦方向格子要素1は、縦方向に延び格子体を形成する。横方向格子要素2は、縦方向格子要素1の隣り合う2体1,1の間に挿入され横方向に延びている。縦方向は通常鉛直方向であり、横方向は通常水平方向である。後述する手段により、間仕切りしょうとする部屋の天井壁に天井基3を取りつけることができる。
【0042】
また、間仕切りしょうとする部屋の床に床基4が取りつけられる。図2に示すように、天井基3と床基4との間に、縦方向格子要素1と横方向格子要素2とからなる格子体構造が組立てられている。図3(a),(b)に示すように、縦方向格子要素1の幅Lを自由に変更することができる。即ち、幅Lは可変である。このような幅の可変構造は、詳しく後述される。
【0043】
図4は、天井基3を示している。床基4は、下記する天井基3と全く同じ形状・構造である。破断線で示すように、天井基3は、長尺である。部屋又は部屋の天井の横幅(間仕切りの厚み方向即ち間仕切幅方向に直交する鉛直面上で水平方向の幅)に等しくなるように、長尺の天井基3が現場で鋸により切断される。
【0044】
天井基3は、第3対称基準線103に対して対称であり第3対称基準線103に平行で横方向に延びる横方向切断線を含む第3切溝9で切断が容易になるように形成されている。天井基3には、間仕切幅方向に直交し縦方向に延びる第1外側横方向天井直交辺11の面及び第2外側横方向天井直交辺12の面が両端面として形成されている。
【0045】
第1外側横方向天井直交辺11及び第2外側横方向天井直交辺12は、これらの中間に位置する天井辺13により接続されている。天井辺13の面は、組立後水平面に形成される。第3切溝9は、部分的に同図中に示すように、第1外側横方向天井直交辺11と第2外側横方向天井直交辺12が同一平面上になるように折り返すことができる折り目であり、また、この折り目はこの位置で2分割して切断できる切断線を含んでいる。第3切溝9は、この溝の両側の天井辺13R,13Lの内面側に設けられ、断面は3角形状である。
【0046】
図5は、縦方向格子要素1を示している。縦方向格子要素1は、第1対称基準線101に対して対称であり、第1対称基準線に平行で縦方向に延びる縦方向切断線で切断が容易になるように形成されている。縦方向格子要素1は、第1対称基準線101に平行で縦方向に延びる縦方向切断線を含む第1切溝19で切断が容易になるように形成されている。この縦方向切断線が第1対称基準線101に一致する必要はない。
【0047】
第1切溝19は、部分的に同図中に示すように、第1外側縦方向直交辺21と第2外側縦方向直交辺22が同一平面上になるように折り返すことができる折り目である。この折り目はこの位置で2分割して切断できる切断線を含んでいる。第1切溝19は、この溝の両側の拡幅辺27R,27Lに設けられ、断面は3角形状である。
【0048】
縦方向格子要素1には、間仕切幅方向Zに直交し縦方向Yに延びる第1外側縦方向直交辺21の面及び第2外側縦方向直交辺22の面が両端面として形成されている。第1外側縦方向直交辺21と第2外側縦方向直交辺22とは、中間に位置し縦方向に延びる縦方向中間曲折辺23で接続されている。
【0049】
拡幅辺23は、中央の第1切溝19で間仕切幅方向Zに前後に切断される拡幅辺23R,23Lから形成されている。拡幅辺23は、第1切溝19に含まれる縦方向切断線で切断が容易になっている。拡幅辺23は、第1外側縦方向直交辺21,第2外側縦方向直交辺22に直交している。
【0050】
一方の側の拡幅辺23Rと第1外側縦方向直交辺21との間は、直交する2辺で接続されている。その2辺は、拡幅辺23Rに直交して接続する縦方向中間直交辺28Rと縦方向中間幅方向辺31Rとから形成されている。縦方向中間幅方向辺31Rは、第1外側縦方向直交辺21及び縦方向中間直交辺28Rに接続している。
【0051】
第1外側縦方向直交辺21に直交し又は概ね直交して接続し幅方向長さを定寸に規定し縦方向に延びる第1縦方向規定面は、縦方向中間幅方向辺31Rの面で規定される。この第1縦方向規定面が規定する間仕切幅は、縦方向中間幅方向辺31Rの幅である。
【0052】
第1外側縦方向直交辺22に直交し又は概ね直交して接続し幅方向長さを定寸に規定し縦方向に延びる第2縦方向規定面は、縦方向中間幅方向辺31Lの面で規定される。この第2縦方向規定面が規定する間仕切幅は、縦方向中間幅方向辺31Lの幅である。
【0053】
前記第1縦方向規定面と前記第2縦方向規定面の間にあり縦方向に延び間仕切り幅を増幅するための縦方向増幅面は、拡幅辺23Rと拡幅辺23Lの面で規定される。この縦方向増幅面が規定する間仕切幅は、拡幅辺23の幅である。縦方向格子要素1の幅は、前記第1縦方向規定面の幅と前記第2縦方向規定面の幅と前記縦方向増幅面の幅の合計として規定される。
【0054】
縦方向格子要素1が第1対称基準線101に対して対称である必要はない。第1対称基準線101に対して対称な縦方向格子要素1は、切断された2体の区別をする必要がない点で、作業時に有利である。前記縦方向増幅面に縦方向切断線が形成されている。
【0055】
第1外側縦方向直交辺21及び第2外側縦方向直交辺22にの端部には、それぞれに、対向して直角に折れ曲がる対向辺29R,29Lが形成されている。対向辺29R,29Lの外側面は、縦方向格子要素1が第1対称基準線101を折れ線として折れて180度回転した場合に、密着しあう密着面である。
【0056】
図6は、横方向格子要素2を示している。横方向格子要素2は、第2対称基準線102に対して対称であり、第2対称基準線に平行で横方向に延びる横方向切断線で切断が容易になるように形成されている。横方向格子要素2は、第2対称基準線102に平行で横方向に延びる横方向切断線を含む第2切溝39で切断が容易になるように形成されている。
【0057】
この横方向切断線が第2対称基準線102に一致する必要はない。第2切溝39は、部分的に同図中に示すように、第1外側横方向直交辺31と第2外側横方向直交辺32が同一平面上になるように折り返すことができる折り目であり、また、この折り目はこの位置で2分割して切断できる切断線を含んでいる。
【0058】
第2切溝39は、この溝の両側の拡幅辺37R,37Lに設けられ、断面は3角形状である。横方向格子要素2には、間仕切幅方向Zに直交し横方向Xに延びる第1外側横方向直交辺31の面及び第2外側横方向直交辺32の面が両端面として形成されている。第1外側横方向直交辺31と第2外側横方向直交辺32とは、中間に位置し横方向に延びる横方向中間曲折辺33で接続されている。
【0059】
拡幅辺33は、中央の第2切溝39で間仕切幅方向Zに前後に切断される拡幅辺33R,33Lから形成されている。拡幅辺33は、第1切溝19に含まれる横方向切断線で切断が容易になっている。拡幅辺33は、第1外側横方向直交辺31,第2外側横方向直交辺32に直交している。
【0060】
一方の側の拡幅辺33Rと第1外側横方向直交辺31との間は、直交する2辺で接続されている。その2辺は、拡幅辺33Rに直交して接続する横方向中間直交辺38Rと横方向中間幅方向辺41Rとから形成されている。横方向中間幅方向辺41Rは、第1外側横方向直交辺31及び横方向中間直交辺38Rに接続している。
【0061】
他方の側の拡幅辺33Lと第2外側横方向直交辺32との間は、直交する2辺で接続されている。その2辺は、拡幅辺33Lに直交して接続する横方向中間直交辺38Lと横方向中間幅方向辺41Lとから形成されている。横方向中間幅方向辺41Lは、第2外側横方向直交辺32及び横方向中間直交辺38Lに接続している。
【0062】
第1外側横方向直交辺31に直交し又は概ね直交して接続し幅方向長さを定寸に規定し横方向に延びる第1横方向規定面は、横方向中間幅方向辺41Rの面で規定される。この第1横方向規定面が規定する間仕切幅は、横方向中間幅方向辺41Rの幅である。
【0063】
第2外側横方向直交辺32に直交し又は概ね直交して接続し幅方向長さを定寸に規定し横方向に延びる第2横方向規定面は、横方向中間幅方向辺41Lの面で規定される。この第2横方向規定面が規定する間仕切幅は、横方向中間幅方向辺41Lの幅である。
【0064】
前記第1横方向規定面と前記第2横方向規定面の間にあり横方向に延び間仕切り幅を増幅するための横方向増幅面は、拡幅辺33Rと拡幅辺33Lの面で規定される。この横方向増幅面が規定する間仕切幅は、拡幅辺33の幅である。横方向格子要素2の幅は、前記第1横方向規定面の幅と前記第2横方向規定面の幅と前記横方向増幅面の幅の合計として規定される。
【0065】
横方向格子要素2が第2対称基準線102に対して対称である必要はない。第2対称基準線102に対して対称な横方向格子要素2は、切断された2体の区別をする必要がない点で、作業時に有利である。前記横方向増幅面に横方向切断線が形成されている。
【0066】
第1外側横方向直交辺31及び第2外側横方向直交辺32にの端部には、それぞれに、対向して直角に折れ曲がる対向辺49R,49Lが形成されている。対向辺49R,49Lの外側面は、横方向格子要素2が第2対称基準線102を折れ線として折れて180度回転した場合に、密着しあう密着面である。
【0067】
図6に示すように、取付用片45が用意されている。取付用片45は、第1外側横方向直交辺31と横方向中間幅方向辺41Rと横方向中間直交辺38Rとで形成される凹字状3辺により形成される空間に挿入される。取付用片45は、第2外側横方向直交辺32及び横方向中間直交辺38Lの対向する内面に接し横方向Xに延びる取付用対向辺46と、取付用対向辺46を接続し間仕切幅方向Zに延びる接続片47とから形成されている。取付用対向辺46は、対向辺49Lに載置される。
【0068】
図7は、横方向格子要素2の他の実施の形態を示している。この実施形態の横方向格子要素2が図6に示す横方向格子要素2と異なる点は、横方向格子要素2の端部に横方向中間幅方向辺41R及び横方向中間幅方向辺41Lに接続して下方に曲がる固定型取付用片48が横方向格子要素2の一部として一体に設けられていることである。
【0069】
第1外側横方向天井直交辺11と第2外側横方向天井直交辺12の対向する面間の距離は、図3(a)に示すように、第1外側縦方向直交辺21と第2外側縦方向直交辺22が形成する両端面の間の距離にほぼ等しい。即ち、縦方向格子要素1は天井基3に挟まれて位置決めされている。
【0070】
図3(b)は、第3切溝9の位置で切断された天井基3及び第1切溝19の位置で切断された縦方向格子要素1が用いられた実施の形態を示している。この場合、拡幅辺23R及び拡幅辺23Lは離隔され第1外側縦方向直交辺21と第2外側縦方向直交辺22の間の距離が増大している。
【0071】
同様に、第1外側横方向天井直交辺11と第2外側横方向天井直交辺12の対向する面間の距離も同じだけ増大している。縦方向格子要素1が天井基3に挟まれて位置決めされている点では、図3(a)の実施の形態も図3(b)の実施の形態も同じである。
【0072】
図8及び図9は、それぞれに、天井基3及び縦方向格子要素1の使用の態様を示している。天井基3は、第3対称基準線103である横方向切断線で切断されている。縦方向格子要素1は、第1対称基準線101である縦方向切断線で切断されている。
【0073】
天井基3の第1外側横方向天井直交辺11と第2外側横方向天井直交辺12の対向面間に、建築資材である石膏ボード51が介設されている。石膏ボード51は、天井辺13Rの下面及び天井辺13Lの下面に石膏ボード用接着剤により接着される。
【0074】
図9に示されるように、縦方向格子要素1の縦方向中間直交辺28Rと縦方向中間幅方向辺28Lの対向面間に、建築資材である拡幅用石膏ボード52が介設されている。拡幅用石膏ボード52は、拡幅辺23Rの側面及び拡幅辺23Lの側面に石膏ボード用接着剤により接着される。
【0075】
拡幅用石膏ボード52の端面は、縦方向中間幅方向辺28Lの上面に載置される。図9は、縦方向格子要素1を示すと同時に横方向格子要素2をも示している。但し、縦方向格子要素1と横方向格子要素2は直交する向きに使用される。即ち、図2に示すように、横方向に隣り合う1,1間に、横方向格子要素2が嵌め込まれ結合されている。
【0076】
図2に示される横方向格子要素2は、図6に示される横方向格子要素2が縦方向に切断されて用いられている。第1外側縦方向直交辺21と縦方向中間幅方向辺31Rと縦方向中間直交辺28Rとで囲まれる空間には、短副石膏ボード53Rが挿入されている。第2外側縦方向直交辺22と縦方向中間幅方向辺31Lと縦方向中間幅方向辺28Lとで囲まれるもう一方の空間には、短副石膏ボード53Lが挿入されている。
【0077】
図10は、天井基3と部屋の天井とを固定するための固定手段及び天井基3に縦方向格子要素1を取り付けるための取付手段を示している。天井を構成する発泡性天井ボード63に天井基3が天井辺13が接合するように、鉛直方向に向くタップネジ62が用いられている。
【0078】
タップネジ62は、天井基3の天井辺13及び発泡性天井ボード63にねじ込まれている。床基4も同様に、床64を構成する床ボード61にタップネジ62で結合している。なお、発泡性天井ボード63は初めから天井板65にタップネジ62Aにより取りつけられている。
【0079】
間仕切幅方向に向くタップネジ66は、天井基3の一方の第1外側横方向天井直交辺11及び縦方向格子要素1の第1外側縦方向直交辺21を貫通し更に図9に示す短幅石膏ボード53Rに突き刺さってねじ込まれている。このように間仕切りされた両側の部屋の一方の壁面部材として、天井基3の外側面から化粧板67が添えられる。この場合、化粧板67と天井基3又は縦方向格子要素1との間に断熱材・石膏ボードその他のボード68が介設され、タップネジ69により固定されている。
【0080】
図11は、縦方向格子要素1と横方向格子要素2との組立を示している。横方向格子要素2の端面が、縦方向格子要素1の縦方向中間幅方向辺31R及び縦方向中間幅方向辺31Lの面(横方向Xに直交する面)に突き当たっている。矢Aで示す方向からねじ込まれるタップネジは、短幅石膏ボード53Rに突き刺さってねじ込まれ、次に、横方向格子要素2に固定されている取付用片45にねじ込まれる。
【0081】
このように組み立てられた格子体を形成する横方向格子要素2の横方向中間幅方向辺41Rと横方向中間幅方向辺41Lとの間に棚用石膏ボード71が載置される。棚用石膏ボード71の上面が、棚の上面として使用される。
【0082】
図12は、縦方向格子要素1と横方向格子要素2を用いた格子体の組立の他の実施の形態を示している。縦方向格子要素1は、第1対称基準線101である縦方向切断線を中心として図5に示す縦方向格子要素1の対称部分が相対的に180度回転して腹合わせに接合している。
【0083】
このように折り返されて状態を変えた縦方向格子要素1が2体用いられて1対の柱が幅方向に並び、上下端部が図示しない天井基3及び床基に挟まれている。一方の縦方向格子要素1の縦方向中間直交辺28Rと他方の縦方向格子要素1の縦方向中間直交辺28Rとの間に拡幅体である左側石膏ボード75Lが介設されている。
【0084】
一方の縦方向格子要素1の縦方向中間幅方向辺28Lと他方の縦方向格子要素1の縦方向中間幅方向辺28Lとの間に拡幅体である左側石膏ボード75Lが介設されている。左側石膏ボード75Rは、右側タップネジ76Rにより拡幅辺23Rに固定されている。
【0085】
左側石膏ボード75Lは、左側タップネジ76Lにより拡幅辺23Lに固定されて縦方向格子要素1と横方向格子要素2は、小ネジ77により結合されている。間仕切り用化粧板78と断熱材・防音材などの仕切ボード79が、タップネジ81により、縦方向格子要素1の第2外側縦方向直交辺22の面に接合されている。
【0086】
図13は、縦方向格子要素1の更に他の実施の形態を示している。折り返される前の即ち図5に示す原形の縦方向格子要素1が2体用いられている。2体の縦方向格子要素1は、間仕切方向Zに向く線を含む鉛直面に対して対称になるように腹合わせに接合されている。
【0087】
即ち、一方の縦方向格子要素1の拡幅辺23Rと他方の縦方向格子要素1の拡幅辺23Rが接着されている。両側の2体の23R及び23Lは、小ネジ83で一体化されている。間仕切り用化粧板78と断熱材・防音材などの仕切ボード79が、タップネジ81により、縦方向格子要素1の第2外側縦方向直交辺22の面に接合されている。
【0088】
(扉取付構造の実施形態)
図14は、間仕切りされた隣どうしの部屋間で往復できるようにヒンジ式に開閉する扉114を取り付けるための手段を示している。扉114を取り付けるために他に用意した構造部材である扉取付用縦方向柱92が、単体として図15に示されている。
【0089】
第4対称基準線又は縦方向切断線109で切断されたものが、拡幅のために使用されている。縦方向格子要素1と横方向格子要素2の結合構造は、図12に示した結合構造とほぼ同様である。図12の縦方向格子要素1の左側半分が削除されたならば、図14の結合構造に一致する。
【0090】
縦方向格子要素1の第1外側縦方向直交辺21及び第2外側縦方向直交辺22には、折返部91を備えている。縦方向に延びる扉取付用縦方向柱92又は扉枠92が、折返部91に弾性的に噛み込み嵌まりこんでいる。扉取付用縦方向柱92は、拡幅辺93と扉114を受け入れる受部辺94とから構成されている。受部辺94と拡幅辺93は、横方向Xに向く接続辺95により接続されている。受部辺94には、横方向Xに向く間隔辺96が接続している。
【0091】
間隔辺96には、間仕切幅方向Zに向き第1外側縦方向直交辺21の折返部91に結合する結合辺97が縦方向格子要素1側で接続している。結合辺97の前端には、弾性的に折返部91に係合する係合片98が設けられている。両側の拡幅辺93間に拡幅体である拡幅ボード99が、挟まれて固定されている。
【0092】
ヒンジ部材111が、タップボルト112により扉取付用縦方向柱92の受部辺94に取りつけられている。ヒンジ部材111の端部は、軸穴113ができるように閉じられている。扉114のコーナー部に、鉛直方向即ち縦方向Yに向く回転軸115が取りつけられている。回転軸115は、軸穴113に回転自在に挿入されている。
【0093】
図16は、図14に示した扉取付構造の変形例を示している。図16に示す取付構造が図14の取付構造と異なる点は、図15に示す扉取付用縦方向柱92が切断されず拡幅されないで原形のまま使用されていることである。ヒンジ部材111及び扉114を扉取付用縦方向柱92に対して取付ける取付構造は、図14に示すそれと全く同じである。扉取付用縦方向柱92の幅は、縦方向格子要素1の幅より大きく設計されている。
【0094】
(収納庫用横開き扉の取付構造の実施形態)
図17は、格子体により形成される本棚等の収納庫の前面に設けられ横開き式に開閉する横開き扉121又は引戸121の取付構造の実施形態を示している。紙面に垂直な方向が横方向Xである。図17は、既述した格子体構造により、横方向格子要素2が既に縦方向格子要素1(図示せず)に取りつけられて組み立てられている。
【0095】
図17で右側の部屋には、間仕切り用化粧板78及び仕切りボード79(図13参照)が備えられている。棚面を上面として形成する棚用石膏ボード71が横方向格子要素2に載置されている。仕切りボード79は、第2外側横方向直交辺32にタップネジで固定され取りつけられている。
【0096】
第1外側横方向直交辺31の鉛直面に引戸受用部材である引戸受122が接合し、引戸受122はネジ123により横方向格子要素2の第1外側横方向直交辺31に固定され取りつけられている。引戸受122は、図18に示すように、横方向に長く延びる長尺材であり、現場で必要長さに切断されて用いられる。
【0097】
引戸受122には、上下面にそれぞれに2条の摺動用溝124が形成され、軽量化のためその中心部には中空125が形成されている。このように形成された2体の引戸受122が、図17に示すように、上下段の横方向格子要素2に取りつけられている。2条の摺動溝124は、前後方向即ち間仕切幅方向Zに並んでいる。
【0098】
図19に拡大して示すように、1組の摺動溝124に2枚1組の引戸126が摺動自在に嵌め込まれている。引戸126の下部及び上部がそれぞれに上下段の引戸受122に嵌め込まれて支持されている。上段の横方向格子要素2と下段の横方向格子要素2と仕切りボード79と引戸126とにより収納庫127である閉じた立体空間が構造化され形成されている。
【0099】
図20は、図4に示す天井基3又は床基4が第3切溝9で切断されたものと同形のものが原形として用意される場合があることを示す。図19に示す天井基131又は床基132は、第3対称基準線103に平行な仮想の第3対称基準線143に対して対称な2体が幅方向に並べられて用いられる。このような部材を用意すれば、現場での切断作業が省略される。
【0100】
図21は、図5又は図6に示す縦方向格子要素1又は横方向格子要素2が第1切溝19又は第2切溝39で切断されたものと同形のものが原形として用意される場合があることを示す。図21に示す縦方向格子要素141又は横方向格子要素142は、第1対称基準線101に平行な仮想の第3対称基準線153に対して対称な2体が幅方向に並べられて用いられる。このような部材を用意すれば、現場での切断作業が省略される。
【0101】
従来の間仕切壁よりも広い本発明による間仕切りは、構造体として強固であり地震に強い。床と天井の間にきつく挟まれている構造体である家具は、倒れることがないので安全である。必要に応じて間仕切りすることができる。開閉扉の併設も容易である。家具間に塵が溜まる隙間がないから、掃除の必要がなく結果的に清潔である。間仕切り費用のみを投入すれば、家具を買う費用は不要である。備えつけ家具を低廉に獲得できる。このような間仕切り工法を施工すれば、格安の住宅が完成する。
【0102】
(具体的実施例)
課題を解決するための手段は、本発明による素材であり、この素材はフリーサイズである。即ち、押出成形等により長尺材が量産されている。各住宅に合わせて寸法切りが行われる。幅方向にも自由な設計に対応できる。
イ.床基4と天井基3は、切溝9で切り離した長尺を用意して兼用する。
ロ.縦板1と横板(棚板)2は、初めから切離溝で切り離した長尺材を用いて兼用できる。
ハ.扉枠も切藤溝で切り離した長尺材を用意する。
この三種類の長尺材を間仕切りの格子素材として室内の大きさ、希望する棚の奥行に合わせて切断,採寸し、希望する任意の幅になるようにする。定尺一枚千円程度とし、一般販売されている石膏ボードを利用する。引戸受も長尺材として用意しておく。
【0103】
日本の住宅特に集合住宅又はオフィスビルは、天井高が2.24mと2.45mのものが大勢を占めており、これらを目標に側板の高さと間仕切り幅を企画化し、取付け穴を(側板、基材、ドア枠、壁板など)各部材に開けておき、これにパテと糊付壁クロスとドアとをセットにして販売すれば、素人でも取扱説明書を読みながら組立て家具の感覚で、室内の間仕切りができかつ取外しができる。細かい規格寸法とすることが困難なときは、部屋の寸法に合わせるため鋸などで切断して寸法合わせをする必要がある。
【0104】
壁クロスの貼付け工事は専門業者に依頼すると、壁クロス材およびパテでの修正で1m平方当たり千二百円程度の材料込みの工事依頼をすることができるから、完成具合を気にするならば、専門業者に依頼するとよい。
【0105】
棚板、基材、ドア枠、壁板などの各部材の製作は、亜鉛メッキ鉄板にカラー塗装した素材を切断・曲げ加工すると極めて安価で能率よく製作できる。また、壁材として、両面または片面化粧してある石費ボードなど利用すると後仕上げの塗装工事や壁クロス工事を大幅に省略することができる。
【0106】
前記の実施例をすべて金属製にしたいとき、棚幅調整材を側板、棚板と同じ材料を曲加工して利用でき、細かい曲げの組合せで薄い鉄板でも丈夫な部材とすることができる。棚幅材は、側板、棚板のそれぞれの増幅辺に挿入して棚幅を拡幅調整し、その両端に取付辺を設け、拡大幅が大きいときは中腹に補強材を点溶接で取付ける。
【0107】
また、強さを必要としないときは単純にコの字に曲げた棚幅材をビスで取付けてよい。この方法だと極めて簡単なので、そのつど業者に発注することもでる。したがって、棚幅材は、棚幅調整材として170mm,220,300mm,400mm,500mm用など長尺を用意いてもよい。
【0108】
また、壁材は、1から5cmの断熱および遮音材に両面にカラー塗装した薄金属板を貼付けた間仕切り材があり、これを利用すると事務所などに向く金属感覚の間仕切りとすることができる。
【0109】
側板の長尺材を用いて間出切り兼多目的の棚を製作するとき、増幅辺の上下に石膏ボートを貼付け、その表面に壁クロスを貼付けて目的の棚幅にすることができる。この石膏ポードに表面に塗装または壁クロスなど施されているものを利用して手間と費用を軽減できる。
【0110】
以上、素人でも取扱説明書を読みながら組立てられることを強調してきたが、この素材をステンレスを含めた鉄系で素材を製作すると、曲げか所が多く丈夫なため、一般住宅の外壁を固定する縦桟や横桟として利用でき、専門の建築屋さんの手をかりてすべての壁を多目的の柵にすると、六畳の一間で窓、ドアの部分は省いたとしても、奥行きは別にしてコクヨの書棚ホームシェルフの80cm*151cmの間口の棚で計算すると、およそ20個にも相当する棚となり、驚くべき収納庫となる。
【0111】
わが国で最も平凡な2LDKだと、少なくとも六畳の六倍面積あり、これを全部この発明の棚壁にすると計算上、100個を越す棚となる。この2LDKに棚100個も持込むと、足の踏み場もないい困ったことになるが、この発明で提供する棚を必要に応じ棚板を増やしたり、あるいは取り払って洋服ダンスにし、これに、棚蓋付けてクロゼットふうにし、仕上げを壁クロスを樹粘りすると、家具のない広々とした空間のある住まいが完成し単庫本だと5万冊にも及ぶ収納庫付き家となる。しかも地震で家具の倒壊してその下敷きになる危険性がない。
【0112】
このとき、廊下、居間、食堂、風呂など両サイド棚扉にしたり、両サイドをガラス引戸にして明窓、飾り柵など多彩に変化を付けられるのは言うまでもない。
【0113】
【発明の効果】
本本発明は、室内の間仕切りそのものが各種の家具であるから、壁の他に更に家具が空間を占拠しない。空間利用率が高い。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の収納庫兼用間仕切りの実施の形態を示す斜軸投影図である。
【図2】図2は、図1の一部を詳細に示す正面図である。
【図3】図3(a),(b)は、拡幅幅が異なる実施の形態を示しそれぞれに図2の側面断面図である。
【図4】図4は、天井基又は床基の実施の形態を示す斜軸投影図である。
【図5】図5は、縦方向格子要素の実施の形態を示す斜軸投影図である。
【図6】図6は、横方向格子要素の実施の形態を示す斜軸投影図である。
【図7】図7は、横方向格子要素の実施の他の形態を示す斜軸投影図である。
【図8】図8は、天井基又は床基の他の実施の形態を示す斜軸投影図である。
【図9】図9は、縦方向格子要素又は横方向格子要素の他の実施の形態を示す斜軸投影図である。
【図10】図10は、格子体構造の実施の形態を示す正面図である。
【図11】図11は、縦横格子要素の組立構造の実施の形態を示す斜軸投影図である。
【図12】図12は、縦横格子要素の組立構造の実施の形態を示す平面図である。
【図13】図13は、縦横格子要素の組立構造の実施の他の形態を示す平面図である。
【図14】図14は、扉の実施の形態を示す平面図である。
【図15】図15は、扉枠の実施の形態を示す斜軸投影図である。
【図16】図16は、扉の実施の形態を示す平面図である。
【図17】図17は、引戸の実施の形態を示す側面断面図である。
【図18】図18は、引戸受の実施の形態を示す斜軸投影図である。
【図19】図19は、引戸受の実施の形態を示す斜軸投影図である。
【図20】図20は、天井基又は床基の実施の他の形態を示す斜軸投影図である。
【図21】図21は、縦横格子要素扉の実施の他の形態を示す斜軸投影図である。
【符号の説明】
1…縦方向格子要素
2…横方向格子要素
3…天井基
9…第3切溝
11…第1外側横方向天井直交辺
12…第2外側横方向天井直交辺
13…天井辺
19…第1切溝
21…第1外側縦方向直交辺
22…第2外側縦方向直交辺
23…縦方向中間曲折辺
27R,27L…拡幅辺
28R…縦方向中間直交辺
31…第1外側横方向直交辺
31R…縦方向中間幅方向辺
31R,31L…縦方向中間幅方向辺
32…第2外側横方向直交辺
37R,37L…拡幅辺
33…横方向中間曲折辺
33R,33L…拡幅辺
38L…横方向中間直交辺
39…第2切溝
41R,41L…横方向中間幅方向辺
92…扉取付用縦方向柱又は扉枠
101…第1対称基準線
102…第2対称基準線
103…第3対称基準線
109…第4対称基準線
122…引戸受
126…引戸
X…横方向
Y…縦方向
Z…間仕切幅方向

Claims (12)

  1. 縦方向に延び格子体を形成する縦方向格子要素と、
    前記縦方向格子要素の隣り合う2体の間に挿入され上面が収納面を形成し横方向に延び前記格子体を形成する横方向格子要素とからなり、
    前記縦方向格子要素は、
    縦方向切断線で切断が容易になるように形成され、間仕切幅方向に直交し縦方向に延びる第1外側縦方向直交面及び第2外側縦方向直交面が両端面として形成され、
    前記横方向格子要素は、
    横方向切断線で切断が容易になるように形成され、
    間仕切幅方向に直交し横方向に延びる第1外側横方向直交面及び第2外側横方向直交面が両端面として形成され、
    前記第1外側縦方向直交面と前記第2外側縦方向直交面とは中間に位置し縦方向に延びる縦方向中間曲折面で接続され、
    前記縦方向中間曲折面に前記縦方向切断線が形成され、
    前記第1外側横方向直交面と前記第2外側横方向直交面とは中間に位置し横方向に延びる横方向中間曲折面で接続され、
    前記横方向中間曲折面に前記横方向切断線が形成されている
    収納庫兼用間仕切り。
  2. 請求項1において、
    前記縦方向中間曲折面及び前記横方向中間曲折面に載置され前記第1外側縦方向直交面と前記第2外側縦方向直交面との間の幅を増幅し、前記第1外側横方向直交面と前記第2外側横方向直交面との間の幅を増幅するために挿入される拡幅体を有する
    ことを特徴とする収納庫兼用間仕切り。
  3. 縦方向に延び格子体を形成する縦方向格子要素と、
    前記縦方向格子要素の隣り合う2体の間に挿入され上面が収納面を形成し横方向に延び前記格子体を形成する横方向格子要素とからなり、
    前記縦方向格子要素は、
    第1対称基準線に対して対称であり前記第1対称基準線に平行で縦方向に延びる縦方向切断線で切断が容易になるように形成され、
    間仕切幅方向に直交し縦方向に延びる第1外側縦方向直交面及び第2外側縦方向直交面が両端面として形成されている
    収納庫兼用間仕切りにおいて、
    縦方向切断線又は横方向切断線は、強く折り曲げれば前記対称基準線の両側部分が切り離されるように切離溝により形成されている
    収納庫兼用間仕切り。
  4. 請求項3において、
    第2対称基準線に対して対称であり前記第2対称基準線に平行で横方向に延びる横方向切断線で切断が容易になるように形成され、
    間仕切幅方向に直交し横方向に延びる第1外側横方向直交面及び第2外側横方向直交面が両端面として形成されている
    ことを特徴とする収納庫兼用間仕切り。
  5. 縦方向に延び格子体を形成する縦方向格子要素と、
    前記縦方向格子要素の隣り合う2体の間に挿入され上面が収納面を形成し横方向に延び前記格子体を形成する横方向格子要素とからなり、
    前記縦方向格子要素は、
    第1対称基準線に対して対称であり前記第1対称基準線に平行で縦方向に延びる縦方向切断線で切断が容易になるように形成され、
    間仕切幅方向に直交し縦方向に延びる第1外側縦方向直交面及び第2外側縦方向直交面が両端面として形成されている
    収納庫兼用間仕切りにおいて、
    前記横方向格子要素は、
    第2対称基準線に対して対称であり前記第2対称基準線に平行で横方向に延びる横方向切断線で切断が容易になるように形成され、
    間仕切幅方向に直交し横方向に延びる第1外側横方向直交面及び第2外側横方向直交面が両端面として形成されており、
    前記第1外側縦方向直交面と前記第2外側縦方向直交面とは中間に位置し縦方向に延びる縦方向中間曲折面で接続され、
    前記縦方向中間曲折面は、
    前記第1外側縦方向直交面に概ね直交して接続し幅方向長さを定寸に規定し縦方向に延びる第1縦方向規定面と、
    前記第2外側縦方向直交面に概ね直交して接続し幅方向長さを定寸に規定し縦方向に延びる第2縦方向規定面と、
    前記第1縦方向規定面と前記第2縦方向規定面の間にあり縦方向に延び間仕切り幅を増幅するための縦方向増幅面とを備え、
    前記縦方向増幅面に前記縦方向切断線が形成され、
    前記第1外側横方向直交面と前記第2外側横方向直交面とは中間に位置し横方向に延びる横方向中間曲折面で接続され、
    前記横方向中間曲折面は、
    前記第1外側横方向直交面に概ね直交して接続し幅方向長さを定寸に規定し横方向に延びる第1横方向規定面と、
    前記第2外側横方向直交面に概ね直交して接続し幅方向長さを定寸に規定し横方向に延びる第2横方向規定面と、
    前記第1横方向規定面と前記第2横方向規定面の間にあり横方向に延び間仕切り幅を増幅するための横方向増幅面とを備え、
    前記横方向増幅面に前記横方向切断線が形成されている
    ことを特徴とする収納庫兼用間仕切り。
  6. 縦方向に延び格子体を形成する縦方向格子要素と、
    前記縦方向格子要素の隣り合う2体の間に挿入され上面が収納面を形成し横方向に延び前記格子体を形成する横方向格子要素と、
    天井に取りつけられ横方向に延びる天井基とからなり、
    前記縦方向格子要素は、第1対称基準線に対して対称であり前記第1対称基準線に平行で縦方向に延びる縦方向切断線で切断が容易になるように形成され、
    間仕切幅方向に直交し縦方向に延びる第1外側縦方向直交面及び第2外側縦方向直交面が両端面として形成され、
    前記横方向格子要素は、
    第2対称基準線に対して対称であり前記第2対称基準線に平行で横方向に延びる横方向切断線で切断が容易になるように形成され、
    間仕切幅方向に直交し横方向に延びる第1外側横方向直交面及び第2外側横方向直交面が両側面として形成され、
    前記天井基は第3対称基準線に対して対称であり前記第3対称基準線に平行で横方向に延びる横方向切断線で切断が容易になるように形成され、
    間仕切幅方向に直交し縦方向に延びる第1外側横方向天井直交面及び第2外側横方向天井直交面が両端面として形成されている
    収納庫兼用間仕切り。
  7. 請求項において、
    前記第1外側縦方向直交面と前記第2外側縦方向直交面とは中間に位置し縦方向に延びる縦方向中間曲折面で接続され、
    前記縦方向中間曲折面は、
    前記第1外側縦方向直交面に概ね直交して接続し幅方向長さを定寸に規定し縦方向に延びる第1縦方向規定面と、
    前記第2外側縦方向直交面に概ね直交して接続し幅方向長さを定寸に規定し縦方向に延びる第2縦方向規定面と、
    前記第1縦方向規定面と前記第2縦方向規定面の間にあり縦方向に延び間仕切り幅を増幅するための縦方向増幅面とを備え、
    前記縦方向増幅面に前記縦方向切断線が形成され、
    前記第1外側横方向直交面と前記第2外側横方向直交面とは中間に位置し横方向に延びる横方向中間曲折面で接続され、
    前記横方向中間曲折面は、
    前記第1外側横方向直交面に概ね直交して接続し幅方向長さを定寸に規定し横方向に延びる第1横方向規定面と、
    前記第2外側横方向直交面に概ね直交して接続し幅方向長さを定寸に規定し横方向に延びる第2横方向規定面と、
    前記第1横方向規定面と前記第2横方向規定面の間にあり横方向に延び間仕切り幅を増幅するための横方向増幅面とを備え、
    前記横方向増幅面に前記横方向切断線が形成され、
    前記第1外側横方向直交面と前記第2外側横方向直交面とは中間に位置し横方向に延びる横方向中間天井面で接続され、
    前記横方向切断線は前記横方向中間天井面に形成されている
    ことを特徴とする収納庫兼用間仕切り。
  8. 縦方向に延び格子体を形成する縦方向格子要素と、
    前記縦方向格子要素の隣り合う2体の間に挿入され上面が収納面を形成し横方向に延び前記格子体を形成する横方向格子要素とからなり、
    前記縦方向格子要素は、
    第1対称基準線に対して対称であり前記第1対称基準線に平行で縦方向に延びる縦方向切断線で切断が容易になるように形成され、
    間仕切幅方向に直交し縦方向に延びる第1外側縦方向直交面及び第2外側縦方向直交面が両端面として形成されている
    収納庫兼用間仕切りにおいて、
    前記横方向格子要素は、
    第2対称基準線に対して対称であり前記第2対称基準線に平行で横方向に延びる横方向切断線で切断が容易になるように形成され、
    間仕切幅方向に直交し横方向に延びる第1外側横方向直交面及び第2外側横方向直交面が両端面として形成されており、
    前記第1外側縦方向直交面と前記第2外側縦方向直交面とは中間に位置し縦方向に延びる縦方向中間曲折面で接続され、
    前記縦方向中間曲折面に前記縦方向切断線が形成され、
    前記第1外側横方向直交面と前記第2外側横方向直交面とは中間に位置し横方向に延びる横方向中間曲折面で接続され、
    前記横方向中間曲折面に前記横方向切断線が形成され、
    前記縦方向中間曲折面及び前記横方向中間曲折面に載置され前記第1外側縦方向直交面と前記第2外側縦方向直交面との間の幅を増幅し、前記第1外側横方向直交面と前記第2外側横方向直交面との間の幅を増幅するために挿入される拡幅体を有する
    ことを特徴とする収納庫兼用間仕切り。
  9. 請求項において、
    前記拡幅体の上面が棚面として形成されている
    ことを特徴とする収納庫兼用間仕切り。
  10. 縦方向に延び格子体を形成する縦方向格子要素と、
    前記縦方向格子要素の隣り合う2体の間に挿入され上面が収納面を形成し横方向に延び前記格子体を形成する横方向格子要素と、
    天井に取りつけられ横方向に延びる天井基と、
    前記格子体に取りつけられる扉枠とからなり、
    前記縦方向格子要素、前記横方向格子要素、前記天井基、前記扉枠は、それぞれに第1対称基準線、第2対称基準線、第3対称基準線、第4対称基準線に対して対称であり前記各対称基準線に平行で横方向又は縦方向に各別に延びる縦横切断線でそれぞれに切断が容易になるように形成されている
    収納庫兼用間仕切り。
  11. 縦方向に延び格子体を形成する縦方向格子要素と、
    前記縦方向格子要素の隣り合う2体の間に挿入され上面が収納面を形成し横方向に延び前記格子体を形成する横方向格子要素と、
    前記横方向格子要素に取りつけられ横方向に延びる引戸受とからなり、
    前記縦方向格子要素、前記横方向格子要素は、それぞれに第1対称基準線、第2対称基準線に対して対称であり前記各対称基準線に平行で横方向、縦方向に各別に延びる縦横切断線でそれぞれに切断が容易になるように形成され、
    前記引戸受に横方向に可動な引戸が支持されている
    収納庫兼用間仕切り。
  12. 縦方向に延び格子体を形成する縦方向格子要素の隣り合う2体の間に挿入され上面が収納面を形成し横方向に延び前記格子体を形成する横方向格子要素であり、
    間仕切幅方向に直交し横方向に延び組立後に形成される第2外側横方向直交面とで両端面を形成することになる第1外側横方向直交面が端面として形成され、
    前記第1外側横方向直交面は、前記第1外側横方向直交面と前記第2外側横方向直交面との間に位置し縦方向に延びる横方向中間曲折面に接続され、
    前記縦方向格子要素とで格子構造を形成することになる
    収納庫兼用間仕切り用横方向格子部材。
JP19159796A 1996-07-03 1996-07-03 収納庫兼用間仕切り及びそれ用縦横方向格子部材 Expired - Fee Related JP3722556B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19159796A JP3722556B2 (ja) 1996-07-03 1996-07-03 収納庫兼用間仕切り及びそれ用縦横方向格子部材

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19159796A JP3722556B2 (ja) 1996-07-03 1996-07-03 収納庫兼用間仕切り及びそれ用縦横方向格子部材

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH1018482A JPH1018482A (ja) 1998-01-20
JP3722556B2 true JP3722556B2 (ja) 2005-11-30

Family

ID=16277293

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP19159796A Expired - Fee Related JP3722556B2 (ja) 1996-07-03 1996-07-03 収納庫兼用間仕切り及びそれ用縦横方向格子部材

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3722556B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002004467A (ja) * 2000-06-23 2002-01-09 Kawatetsu Techno Res Corp 二重壁
JP4765841B2 (ja) * 2006-08-29 2011-09-07 東京電力株式会社 住宅等の建築物の壁構造
JP6506510B2 (ja) * 2014-07-22 2019-04-24 文化シヤッター株式会社 改修された間仕切り体
JP6416528B2 (ja) * 2014-07-22 2018-10-31 文化シヤッター株式会社 間仕切り体の改修方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPH1018482A (ja) 1998-01-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8474194B2 (en) Modular prefabricated house
JP5061253B2 (ja) 壁板材及び木造軸組構造
US9661922B2 (en) Outdoor modular frame system
US4972634A (en) Portable walling
US20090056249A1 (en) Modular space dividing system
JP3722556B2 (ja) 収納庫兼用間仕切り及びそれ用縦横方向格子部材
CA2442403C (en) Modular pre-fabricated house
JP4555028B2 (ja) 組立居室
JPS5853869Y2 (ja) 折たたみ自在のパネル部分を備えた建物用パネル
JPS6227614Y2 (ja)
CN220225767U (zh) 一种装配式整体阳台保温系统
JP2004060425A (ja) 木造の簡易建物
JP3353657B2 (ja) 間仕切りパネル
JPH0319529Y2 (ja)
JP3134334U (ja) 壁掛式クーラユニットの取付構造
JP2564194Y2 (ja) プレハブ施工用壁パネル
JP2010018963A (ja) 間仕切り用格子構造およびその組み立て施工方法
WO2004059098A1 (en) Fast-construction wall panels
JP3984386B2 (ja) 積層体によるパネル構造建築物
JPH1181470A (ja) 簡易建築物の躯体組立て構造
JPH0612092Y2 (ja) 寒冷地向木造家屋用組立壁パネル
JPH11303195A (ja) パーゴラ及びパーゴラ組立方法
JPH0633858Y2 (ja) 組立て式収納家具
JPS6039377Y2 (ja) 壁パネル
JP3943166B2 (ja) 間仕切パネル

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20040506

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050603

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050802

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20050825

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20050913

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080922

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100922

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120922

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120922

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140922

Year of fee payment: 9

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees