JP3943166B2 - 間仕切パネル - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、室内空間を仕切ることができる間仕切パネル等の室内内部を装飾するための家具に関する。
【0002】
【先行技術】
従来、間仕切パネル等の室内内部を装飾するための家具は、通常、木質材を使用しており、その木質材は、丸太木材から直接、切り出したものや、集成材等を使用するものであった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記した従来の家具において、木質材を使用する場合、丸太木材から直接、切り出したものや、集成材を使用すると、家具の内部に不要な部分があっても、その不要な部分を取り除くために別途、新たな加工を施さなければならず、その加工に手間がかかり、製造工程が煩雑となった。また、不要な部分の除去加工を省略すると、重量が大きくなり、取り扱いが不便であるという第1の問題点があった。
【0004】
また、軽量化を図るために、家具を金属からなる芯材と、この芯材の各表面に張り付ける板状の木質材とから形成すると、例えば縦方向に立設する部材の場合、芯材の正面、左右側面、裏面の4面、若しくは正面、左右の側面の3面に板状の木質材を張り付ける作業が必要となり、組立作業において部品点数が多い上に、大変、手間のかかるものになるという第2の問題点があった。
【0005】
また、間仕切パネルを平板状の面部材から形成すると、色調や材質を変化させることができるだけであって、デザイン的に単調となり、アクセントに乏しいという第3の問題点があった。また、間仕切パネルの長手部材を建物躯体に固定する場合において、L字状の腕金物等の固定治具を1本の長手部材に複数箇所、形成しなければならず、部品点数が多くなるとともに、その取付箇所の表面形状が複雑となって、板状の化粧部材を芯材の表面に取り付ける作業が、手間になるという第4の問題点があった。
【0006】
また、家具の材質として、木質材からなるものを使用すると、木から直接、切り出したものを使用するため、その品質にバラツキがあった。すなわち、木質材の含水率の違いによる膨張、収縮による変形量の違いや、硬度の違い、外観色や表面模様等の違い等の種々の点において、品質が異なってくるという第5の問題点があった。
【0007】
そこで、請求項1記載の発明は、上記した従来の技術の有する第1及び第2の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、部品点数を少なくすることができて組立を容易にすることができるとともに、軽量化を図ることができて、取り扱いが容易な間仕切パネルを提供しようとするものである。
【0008】
これに加え、この請求項1記載の発明は、上記した従来の技術の有する第3の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、デザイン的に変化があって単調でなく、外観が良好な間仕切パネルを提供しようとするものである。
これに加え、この請求項1記載の発明は、上記した従来の技術の有する第4の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、簡易な構造の支持部材により、部品点数を減少させることができるとともに現場施工が容易な間仕切パネルを提供しようとするものである。
【0009】
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記した目的を達成するためのものである。
【0011】
【0012】
【0013】
【0014】
【0015】
【0016】
請求項1記載の発明は、長手方向に延びる長手部材(20)を複数個、並べることによりパネル状に形成されて、建物躯体の内部の室内空間を仕切る間仕切パネル(10)であって、その長手部材(20)は、その内部に位置して長手方向に延びる芯材(30)と、その芯材(30)の室内側の表面を連続して覆う略筒状の化粧部材(40)とを備え、かつ横方向に渡される横部材 (21) と、縦方向に渡される縦部材 (22) とから構成されてなり、これらの横部材 (21) と縦部材 (22) とは、それぞれの芯材 (30,30) を背中合わせにした状態で互いに直交させて連結することにより、格子 (23) を形成するように構成され、長手部材 (20) による縦部材 (22) は、その下方の端部に固定されることにより縦部材 (22) 及び横部材 (21) からなる格子 (23) 全体を支持する支持部材 (50) を備え、その支持部材 (50) は、その本体から縦部材 (22) の端部に向かって突出するとともに芯材 (30) の内部に挿入されて芯材 (30) に固定される挿入部 (51) と、本体から縦部材 (22) の端部に向かって突出するとともに芯材 (30) の外表面に沿って芯材 (30) に固定される外側支持部 (52) と、支持部材 (50) の本体を建物躯体に固定する締結部 (53) とを備えていることを特徴とする。
【0017】
なお、ここで、「芯材(30)の室内側の表面を連続して覆う略筒状の化粧部材(40)」とは、例えば、芯材(30)が縦方向に立設している場合、その室内側の正面、左右側面の表面を同時に覆うことができるように一体化された水平断面形状がコ字状の化粧部材(40)を意味するものである。
ここで、「略筒状の化粧部材(40)」とは、化粧部材(40)の水平断面形状が完全に閉じた四角形等の四角筒状だけを意味するものではなく、円筒状や、筒状の一部に切欠きを有するようなコ字状のものも含むことを意味するものである。そして、この化粧部材(40)は、「略筒状」に形成されているため、芯材(30)の長手方向の一端から押し込むことにより、芯材(30)の表面をスライドしながら差し込み可能である。
【0018】
また、ここで、「長手方向に延びる長手部材(20)を複数個、並べることによりパネル状に形成され」とは、例えば、長手部材(20)を水平方向に配置して、その上方に向かって所定の間隔で平行に同じ長手部材(20)を複数個、配置することにより、パネル状の1枚の面状部材を形成すること、或いは、長手部材(20)を縦に立設して、それに隣接して複数個の長手部材(20)を所定間隔で平行に立設することにより、パネル状の1枚の面状部材を形成することを意味するものである。
【0019】
本発明によれば、間仕切パネル(10)の長手部材(20)が芯材(30)及び化粧部材(40)から形成されているため、木材から直接、切り出すようなものと比較して、1本の重量が小さく、間仕切パネル(10)全体としての重量を軽量化することができ、現場施工での取り扱いを大変、容易なものにすることができる。また、化粧部材(40)が略筒状に形成されているため、化粧部材(40)を芯材(30)の長手方向の一端側からスライドさせながら、芯材(30)の表面にはめ込むことができ、はめ込んだ後は、適宜の手段により固定する。これにより、芯材(30)の各面毎に板状の部材を張り付けるよりも、部品点数を減らすことができるとともに、1回の取付作業で芯材(30)の外表面に化粧部材(40)を形成することができて、現場施工における取付作業を容易にすることができる。
【0020】
また、本発明によれば、縦部材(22)及び横部材(21)により、格子(23)を形成しているため、平板状の面部材を使用する場合と比較して、パネル面が単調な平面状とならず、立体的となりデザイン的に変化があって、外観が優れた間仕切パネル(10)を形成することができる。また、格子(23)を形成しているため、間仕切パネル(10)内を空気が移動することができ、室内の空調という面でも室内空気の循環を促進させ、室内環境を良好に維持することができるものである。また、格子(23)からなる間仕切パネル(10)があることにより、適度に視線を遮ることができて、室内を区切ることができ、室内空間を有効に利用することができる。そして、視線を完全に遮断することがないため、閉塞感を感じさせないという心理的効果も有するものである。
【0021】
【0022】
なお、ここで、「締結部(53)」は、支持部材(50)の本体を建物躯体に固定するものであって、例えば、ねじ、釘、ボルト及びナット等を意味するものである。また、「締結部(53)」は、支持部材(50)の本体を建物躯体に直接、固定してもよいが、他の中間部材を介在して建物躯体に固定或いは載置しても良いものである。すなわち、建物躯体の室内側に土台や基礎となる中間部材(例えば、ベース部材60)を床面上に固定し、或いは載置し、この中間部材に支持部材(50)を固定するように形成しても良いものである。
【0023】
また、ここで、支持部材(50)は、通常、建物躯体のうち、床面側に形成して、長手部材(20)を立設するように形成するものであるが、支持部材(50)の形成箇所は特に床面側に限定されるものではなく、壁側に形成しても良く、或いは天井側に形成して天井側から下方に向かって長手部材(20)が吊り下がるように形成しても良いものである。
【0024】
そして、このような本発明によれば、1本の長手部材(20)の一方の端部を1個の支持部材(50)に挿入してはめ込むことより建物躯体に固定させることができる。これにより、L字状の腕金物を使用して建物躯体に固定する場合と比較して、部品点数を減少させることができ、現場施工を容易にすることができる。そして、長手部材(20)は、芯材(30)の内部に挿入される挿入部(51)と、芯材(30)の外表面に沿う外側支持部(52)との2カ所により、しかも、芯材(30)の内側と外側とから支持部材(50)に固定されるため、両者を強固に固定することができる。
【0025】
また、挿入部(51)は芯材(30)の内部に挿入され、芯材(30)の外側表面に固定するのは外側支持部(52)の一つのみであるため、芯材(30)の外側表面も複雑な形状とならず、芯材(30)の外側表面に化粧部材(40)を取り付ける作業を容易にすることができる。
【0026】
【0027】
【0028】
【0029】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて、更に詳しく説明する。
【0030】
【0031】
【0032】
【0033】
【0034】
【0035】
【0036】
【0037】
【0038】
【0039】
図1乃至図10は、本発明の一実施形態を示すものであって、図1は、間仕切パネルの支持部材及び長手部材の分解斜視図、図2は、支持部材の平面図、図3は支持部材の側面図、図4は、コ字状固定具の斜視図、図5は、支持部材及び長手部材の水平断面図、図6は、支持部材及び長手部材の縦断面図、図7は、縦部材及び横部材の分解斜視図、図8は、横部材の縦断面図、図9は、間仕切パネルの表側の外観斜視図、図10は、間仕切パネルの裏側の外観斜視図をそれぞれ示すものである。
まず、本実施の形態の構成について説明する。
【0040】
本実施の形態に係る間仕切パネル10は、長手方向に延びる長手部材20を複数個、並べることによりパネル状に形成されて、建物躯体の内部の室内空間を仕切るものである。この間仕切パネル10は、床面上に載置したベース部材60の上面に固定することにより、床面から立設するように形成されている。より具体的には、前記長手部材20は、その内部に位置して長手方向に延びる芯材30と、その芯材30の室内側の表面を連続して覆う略筒状の化粧部材40とを備えている。
また、長手部材20は、横方向に渡される横部材21と、縦方向に渡される縦部材22とを備えている。この横部材21及び縦部材22は、上述した共通の芯材30及び化粧部材40から形成されているものである。そして、横部材21及び縦部材22を直交させることにより格子23を形成している。
【0041】
そして、長手部材20は、その端部に固定されて長手部材20をベース部材60の上面に支持する支持部材50を備えている。その支持部材50は、ベース部材60の上面に設置される平板状の本体59と、その本体59から長手部材20に向かって上方に突出するとともに芯材30の内部に挿入されて芯材30にねじ55を介して固定される挿入部51と、本体59から長手部材20に向かって突出するとともに芯材30の外表面に沿ってねじ55を介して芯材30に固定される外側支持部52と、支持部材50の本体59をねじ56によりベース部材60に固定する締結部53とを備えている。前記挿入部51は、水平断面形状がコ字のものを互いに向かい合うように配置して、芯材30の内側側面にはまり込むように形成されている。そして、その挿入部51の側面には、芯材30と固定するためのねじ孔57が形成されている。
また、支持部材50の本体59の端部は、ベース部材60に固定されたコ字状固定具54と、ベース部材60との間に差し込まれることにより、ベース部材60に固定されている。そして、ベース部材60に固定された支持部材50は、外部から見えないようするために図10に示すような縦断面形状がL字状の支持部材カバー61により、覆われている。
【0042】
なお、このコ字状固定具54は、全体形状が略コ字状であってねじ58を介してベース部材60に固定されているものである。もちろん、このコ字状固定具54を使用することなく、本体59の締結部53のみで支持部材50をベース部材60に固定しても良いものである。前記芯材30は、アルミニウムの金属からなり、図1に示すような縦部材22の場合、水平断面形状が完全に閉じた四角筒状ではなく、四角筒状の一部に縦方向に切欠きを有するような略コ字状に形成されている。そして、芯材30の下端は、支持部材50の外側支持部52にねじ55等を介して固定されている。また、芯材30の側面には、ねじ孔57を介して挿入部51と固定するために、ねじの頭部が化粧部材40に引っかからないように表面から凹んだ凹部31が形成されている。
【0043】
前記化粧部材40は、図1に示すような縦部材22において芯材30が縦方向に立設している場合、その室内側の正面、左右側面の表面を同時に覆うことができるように一体化され、水平断面形状がコ字状に形成されている。すなわち、化粧部材40は、その水平断面形状が完全に閉じた四角形等の四角筒状ではなく、四角筒状の一部に縦方向に切欠きを有するように形成されている。そして、この化粧部材40は、略筒状に形成されてあり、芯材30の長手方向の一端から押し込むことにより、芯材30の表面をスライドしながら差し込み可能に形成されている。そして、この化粧部材40は、セルロース系材料の微粉末の表面にこの微粉末よりも小径で、かつ硬い微粉末を担持させて作成した粉体を混合した樹脂を着色成形することによって木目模様を呈するように形成されている。
【0044】
前記格子23は、図7に示すように、縦部材22の芯材30と、横部材21の芯材30とをねじ24により固定することにより格子状に固定されている。そして、長手部材20の端部には、その端面を化粧するための平板状の化粧カバー41が取り付けられている。また、縦部材22には、横部材21間に位置して縦部材22の芯材30が露出する部分を隠すための化粧カバー42が取り付けられている。また、横部材21には、縦部材22の間に位置して横部材21の芯材30が露出する部分を隠すとともに補強する補強部材25が取り付けられている。この補強部材25は、断面形状が上述した長手部材の芯材30と同一形状であって、短尺状の補強芯材26と、その補強芯材26を覆う化粧カバー27とを備えている。
【0045】
なお、本実施の形態では、縦部材22及び横部材21により格子23を形成したが、長手部材20の組合せ形状は、特に格子23に限定されるものではなく、長手部材20を水平方向に配置して、その上方に向かって所定の間隔で平行に同じ長手部材20を複数個、配置することにより、パネル状の1枚の面状部材を形成しても良く、或いは、長手部材20を縦に立設して、それに隣接して複数個の長手部材20を所定間隔で平行に立設することにより、パネル状の1枚の面状部材を形成しても良いものである。
【0046】
次に、上記した実施の形態の作用及び効果について説明する。
まず、組立手順について説明する。
最初に、縦部材22の芯材30と支持部材50とを固定する。これは、芯材30の内部に挿入部51を挿入させ、挿入部51の側面のねじ孔57にねじを通すことにより、また、外側支持部52にねじ55を通すことにより、両者を固定する。
【0047】
次に、縦部材22の芯材30の上端から化粧部材40をスライドさせながら、芯材30を化粧部材40で覆う。そして、図7に示すように芯材30の上端面に化粧部材40と同一材質からなるキャップ41をはめ込む。次に、縦部材22の芯材30に横部材21の芯材30を背中合わせにした状態で互いに直交させて当接させ、ねじ24を介して連結することにより取り付け、格子23を形成する。
【0048】
次に、縦部材22の間に補強部材25を取り付ける。具体的には、補強部材25の補強芯材26を横部材21の芯材30にねじにより固定することにより、補強部材25を固定することができる。次に、横部材21の芯材30の一端側から化粧部材40をスライドさせながらはめ込む。
【0049】
次に、化粧カバー42を横部材21の間の縦部材22に固定する。そして、支持部材50を床面に載置したベース部材60にねじ56を介して固定する。これにより、床面に載置したベース部材60から垂直に立設する格子状の間仕切パネル10が完成する。
【0050】
本実施の形態によれば、間仕切パネル10の長手部材20が芯材30及び化粧部材40から形成されているため、木材から直接、切り出すようなものと比較して、1本の重量が小さく、間仕切パネル10の全体としての重量を軽量化することができ、現場施工での取り扱いを大変、容易なものにすることができる。また、化粧部材40が略筒状に形成されているため、化粧部材40を芯材30の長手方向の一端側からスライドさせながら、芯材30の表面にはめ込むことができ、はめ込んだ後は、適宜の手段により固定する。これにより、芯材30の各面毎に板状の部材を張り付けるよりも、部品点数を減らすことができるとともに、1回の取付作業で芯材30の外表面に化粧部材40を形成することができて、現場施工における取付作業を容易にすることができる。
【0051】
本実施の形態によれば、縦部材22及び横部材21により、格子23を形成しているため、平板状の面部材を使用する場合と比較して、パネル面が単調な平面状とならず、立体的となりデザイン的に変化があって、外観が優れた間仕切パネル10を形成することができる。また、格子23を形成しているため、間仕切パネル10内を空気が移動することができ、室内の空調という面でも室内空気の循環を促進させ、室内環境を良好に維持することができるものである。また、格子23からなる間仕切パネル10があることにより、適度に視線を遮ることができて、室内を区切ることができ、室内空間を有効に利用することができる。そして、視線を完全に遮断することがないため、閉塞感を感じさせないという心理的効果も得られる。
【0052】
本実施の形態によれば、1本の長手部材20に対して、1個の支持部材50を挿入してはめ込むことより固定させることができる。これにより、L字状の腕金物を使用して建物躯体に固定する場合と比較して、部品点数を減少させることができ、現場施工を容易にすることができる。そして、長手部材20は、芯材30の内部に挿入される挿入部51と、芯材30の外表面に沿う外側支持部52との2カ所により、しかも、芯材30の内側と外側とから支持部材50に固定されるため、両者を強固に固定することができる。
【0053】
また、挿入部51は芯材30の内部に挿入され、芯材30の外側表面に固定するのは外側支持部52のみであるため、芯材30の外側表面も複雑な形状とならず、芯材30の外側表面に化粧部材40を取り付ける作業を容易にすることができる。
また、化粧部材40は、セルロース系材料の微粉末の表面にこの微粉末よりも小径で、かつ硬い微粉末を担持させて作成した粉体を混合した樹脂を着色成形することによって木目模様を呈するように形成されている。そして、このような材料で化粧部材 40 を形成すると、品質のバラツキがない安定したものを形成することができる。
ここで「セルロース系材料」とは天然木材のほか、おがくず等を含む。また、「樹脂」とは、硬質樹脂、軟質樹脂を含み、例えば塩化ビニル樹脂、発泡塩化ビニル樹脂、ポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂、フェノール樹脂、ウレタン樹脂、ポリウレタン樹脂、ABS樹脂、ポリスチレン樹脂等である。また、「微粉末よりも小径でかつ固い微粉末」とは、酸化チタン、フェライト、アルミニウム、ニッケル、銀等の金属微粉末、あるいはセラミック、炭酸カルシウム等の非金属微粉末をいうものである。また、「樹脂を着色」する材料とは、有色顔料であり、例えば有機顔料や、酸化鉄、カドミウムイエロー、カーボンブラック等の無機顔料である。
【0054】
【発明の効果】
本発明は、以上のように構成されているので、以下に記載されるような効果を奏する。
【0055】
請求項1記載の発明によれば、部品点数を少なくすることができて組立を容易にすることができるとともに、軽量化を図ることができて、取り扱いが容易な間仕切パネルを提供することができる。さらに、この請求項1記載の発明によれば、デザイン的に変化があって単調でなく、外観が良好な間仕切パネルを提供することができる。
【0056】
また、この請求項1記載の発明によれば、簡易な構造の支持部材により、部品点数を減少させることができるとともに現場施工が容易な間仕切パネルを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態であって、間仕切パネルの支持部材及び長手部材を示す分解斜視図である。
【図2】 本発明の一実施形態であって、支持部材を示す平面図である。
【図3】 本発明の一実施形態であって、支持部材を示す側面図である。
【図4】 本発明の一実施形態であって、コ字状固定具を示す斜視図である。
【図5】 本発明の一実施形態であって、支持部材及び長手部材を示す水平断面図である。
【図6】 本発明の一実施形態であって、支持部材及び長手部材を示す縦断面図である。
【図7】 本発明の一実施形態であって、縦部材及び横部材を示す分解斜視図である。
【図8】 本発明の一実施形態であって、横部材を示す縦断面図である。
【図9】 本発明の一実施形態であって、間仕切パネルの正面側を示す外観斜視図である。
【図10】 本発明の一実施形態であって、間仕切パネルの裏面側を示す外観斜視図である。
【符号の説明】
10…間仕切パネル、15…壁面、20…長手部材、21…横部材、22…縦部材、23…格子、24…ねじ、25…補強部材、26…補強芯材、27…化粧カバー、30…芯材、31…凹部、40…化粧部材、41…キャップ、42…化粧カバー、50…支持部材、51…挿入部、52…外側支持部、53…締結部、54…コ字状固定具、55…ねじ、56…ねじ、57…ねじ孔、58…ねじ、59…本体、60…ベース部材、61…支持部材カバー。

Claims (1)

  1. 長手方向に延びる長手部材を複数個、並べることによりパネル状に形成されて、建物躯体の内部の室内空間を仕切る間仕切パネルであって、
    その長手部材は、その内部に位置して長手方向に延びる芯材と、その芯材の室内側の表面を連続して覆う略筒状の化粧部材とを備え、かつ横方向に渡される横部材と、縦方向に渡される縦部材とから構成されてなり、
    これらの横部材と縦部材とは、それぞれの芯材を背中合わせにした状態で互いに直交させて連結することにより、格子を形成するように構成され、
    長手部材による縦部材は、その下方の端部に固定されることにより縦部材及び横部材からなる格子全体を支持する支持部材を備え、
    その支持部材は、その本体から縦部材の端部に向かって突出するとともに芯材の内部に挿入されて芯材に固定される挿入部と、本体から縦部材の端部に向かって突出するとともに芯材の外表面に沿って芯材に固定される外側支持部と、支持部材の本体を建物躯体に固定する締結部とを備えていることを特徴とする間仕切パネル。
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