JP3720997B2 - プロピレン系樹脂予備発泡粒子の製造方法 - Google Patents

プロピレン系樹脂予備発泡粒子の製造方法 Download PDF

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、プロピレン系樹脂予備発泡粒子およびその製造方法に関する。さらに詳しくは、たとえば型内発泡成形品の原料として好適に使用し得るプロピレン系樹脂予備発泡粒子およびその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】
従来より、密閉容器内でプロピレン系樹脂粒子を水系分散媒に分散させ、加熱・昇圧後、低圧域に放出して、プロピレン系樹脂予備発泡粒子を製造する方法、あるいはかくして製造されたプロピレン系樹脂予備発泡粒子に良好な型内成形性を付与するために、示差走査熱量計測定によるDSC曲線において、2つの融点を示すような結晶構造をもたせることはよく知られている(たとえば特開昭59−176336号公報など)。
【0003】
また、発泡剤に炭酸ガス、チッ素、空気などの無機ガスを用いるプロピレン系樹脂予備発泡粒子の製造方法もすでに公知である(たとえば特開昭60−221440号公報、特開昭60−229936号公報、特開平8−259724号公報など)。
【0004】
ところが、たとえばエチレン−プロピレンランダム共重合体のようなプロピレン系樹脂から、前記無機ガスを発泡剤に用いて予備発泡粒子を製造しようとした場合には、発泡剤として用いる無機ガスの樹脂に対する溶解性不足のために発泡剤による膨張力が不足する、あるいは透過性が高いために、発泡時、発泡剤による膨張力を有効に予備発泡粒子の発泡倍率として発現させることができないなどの理由により、予備発泡粒子の高発泡倍率化が困難である。
【0005】
そこで、本発明者らは、前記プロピレン系樹脂および親水性ポリマーを基材樹脂とする樹脂粒子を水系分散媒に分散させ、前記プロピレン系樹脂の軟化温度以上に加熱し、含水率が1〜50%の含水樹脂粒子としたのち、低圧の雰囲気中に放出させ、含水樹脂粒子を発泡させることによって、揮発性発泡剤および(または)無機ガス系発泡剤を用いることなく、分散媒である水を発泡剤として用い、所望の物性を有するプロピレン系樹脂予備発泡粒子を製造する画期的な方法を開発し、先に出願している(国際公開第97/38048号パンフレット)。この技術は、発泡剤に水を用いるため、可燃性もなく安全であるうえ、発泡剤は安価であり、さらに地球環境に優しく、空気・チッ素などの無機ガス系発泡剤を用いた場合に比べて発泡倍率を大きくしやすいというすぐれた技術であるが、一方で従来の発泡剤に比べ、沸点が高く、蒸発潜熱が大きいために、密閉容器内の圧力と密閉容器外の圧力との差(=発泡圧力)を比較的大きくしないと、発泡倍率を大きくしにくいという欠点を有している。
【0006】
前記欠点は、たとえば特開平8−259724号公報に、炭酸ガスなどの無機ガス系発泡剤を用いた場合について開示されている知見と同様に、発泡剤に水を用いた場合にも、図1に示すように2つの融点のうち、高温側ピークの吸熱量ΔHと予備発泡粒子の発泡倍率の間に密接な関係があり、前記高温側ピークの吸熱量が増加すると、前記予備発泡粒子の発泡倍率が直線的に低下する現象があることに起因する。
【0007】
一方、前記高温側ピークの吸熱量は、型内成形性とも密接な関係を有しており、型内成形性を良好に維持するためには、該吸熱量をある一定範囲内に維持する必要があることが報告されている(たとえば特開平8−20662号公報)。
【0008】
したがって、型内成形性を良好に維持し得る範囲内に前記高温側ピークの吸熱量を維持したうえで、発泡倍率を向上させるためには、発泡圧力を高くする必要がある。
【0009】
また、とくに無機ガス系発泡剤を使用して、プロピレン系樹脂予備発泡粒子を製造する方法において、発泡温度近傍の温度領域で一定時間保持することにより、DSC曲線において2つの融点を示す結晶構造を有する予備発泡粒子を安定的に製造する方法も知られている。たとえば特開平5−17615号公報、特開平3−223347号公報などによれば、無架橋のポリプロピレン系樹脂の場合、通常5〜90分間、好ましくは15〜60分間発泡温度近傍の温度領域に保持することにより、目的物が得られることが記載されている。ただし、前記保持は2段階に分割して行なわれており、工程管理が煩雑である。またこのように2段階で温度保持する方法を用い、たとえば特開平5−17615号公報の実施例に記載されているように、1段階目の保持温度と2段階目の保持温度との差を5℃、1段階目、2段階目ともに保持時間を15分にした場合、本発明においては発泡倍率の向上効果が充分でないことが、本発明者らの検討の結果わかっている。
【0010】
一方、プロピレン系樹脂予備発泡粒子の、示差走査熱量計測定によるDSC曲線における2つの融点の温度差ΔTを大きくすることによって、型内成形性が良好になることは、たとえば特開昭59−176336号公報にも示唆されており、ΔTに相当する温度差については、5℃以上が好適であると記載されている。ところが、該公報には、ΔTに相当する温度差が13℃をこえる予備発泡粒子について具体的な記載がなく、また、ΔTが13℃をこえる予備発泡粒子を製造する方法についての記載もない。
【0011】
【課題を解決するための手段】
そこで、本発明者らは、発泡圧力をあげることなく、温度を比較的発泡温度に近く、しかも発泡温度以下であるような温度領域にさらに長時間保持することにより、発泡倍率をあげることはできないかと考え、鋭意研究を行なった結果、発泡温度以下、発泡温度−1℃以上の温度領域に30分以上の長時間にわたって温度を保持させたのちに発泡させた場合には、前記高温側ピークの温度があがり、低温側ピークの温度がさがり、結果的に、2つの融点の温度差ΔTが20.0℃以上と大きくなることを見出した。また、得られたΔTが20.0℃以上の予備発泡粒子については、明らかに高温側ピークの吸熱量ΔHと発泡倍率との関係がΔTが20℃未満のものから変化し、同一ΔHにおける発泡倍率が向上していることを見出した。そして、2つの融点の温度差ΔTと、後述する向上倍率との関係について考察したところ、驚くべきことに、ΔTが大きくなるにつれて、ほぼ直線的に向上倍率が増大し、それだけ発泡倍率の改善効果が大きくなることを見出した。
【0012】
さらに、前記ΔTが20.0℃以上のプロピレン系樹脂予備発泡粒子の型内成形実験を行なったところ、成形融着性が良好なため、成形時の加熱蒸気圧をさげることができるうえ、良好な品質を有する成形体が得られる加熱条件幅が広いことを見出した。
【0013】
本発明は前記知見に基づいてなされたものであり
A)エチレン含量が1.5〜4.5重量%のエチレン−プロピレンランダム共重合体100部および(B)エチレン−(メタ)アクリル酸共重合体のアルカリ金属塩0.001〜10部を含有するプロピレン系樹脂組成物からの樹脂粒子を密閉容器内で水系媒体に分散させ、混合物としたのち、該混合物を該樹脂粒子の軟化温度以上の発泡温度にまで加熱し、無機ガスを導入し、しかるのち、前記密閉容器の内圧よりも低い圧力域に放出して予備発泡粒子を製造する方法であって、該混合物の温度を、前記発泡温度以下、発泡温度−1℃以上の温度領域に30分以上保持させたのちに発泡させることを特徴とするプロピレン系樹脂予備発泡粒子の製造方法(請求項)、および
無機ガスがチッ素含有無機ガスであることを特徴とする請求項記載のプロピレン系樹脂予備発泡粒子の製造方法(請求項
に関する。
【0014】
【発明の実施の形態】
本発明のプロピレン系樹脂予備発泡粒子(以下、PP予備発泡粒子ともいう)を得るためのプロピレン系樹脂組成物(以下、PP樹脂組成物ともいう)には、(A)成分としてエチレン含量が1.5〜4.5重量%、好ましくは1.5〜4.0重量%のエチレン−プロピレンランダム共重合体(以下、EPランダム共重合体(A)ともいう)が使用される。エチレン含量が1.5重量%未満の場合には、PP樹脂組成物の融点が高くなり、PP予備発泡粒子を型内成形して得られる成形体の耐熱性、機械的強度などは向上するものの、PP予備発泡粒子の、示差走査熱量計測定によるDSC曲線における2つの融点の温度差ΔT(以下、単にΔTともいう)が小さくなるために好ましくなく、4.5重量%をこえる場合には、ΔTは大きくなる傾向にあるものの、融点が低下するため、成形体の耐熱性、機械的強度が低下するほか、PP予備発泡粒子の製造における発泡温度が低くなるために発泡倍率が低下するため好ましくない。
【0015】
EPランダム共重合体(A)のMI(メルトインデックス)としては、230℃、2.16kg/cm2で0.5〜40g/10分、さらには3〜30g/10分のものが好ましい。前記MIが0.5g/10分未満の場合、溶融粘度が高すぎて高発泡倍率の予備発泡粒子が得られにくくなり、40g/10分をこえると、発泡時の樹脂の伸びに対して溶融粘度が低く破泡しやすくなり、高発泡倍率の予備発泡粒子が得られにくくなる傾向がある。
【0016】
EPランダム共重合体(A)の融点は,エチレン含量のほか、MIなどによっても変化するが、本発明においては、エチレン含量が1.5〜4.5重量%のものが用いられるため、通常130〜165℃程度となり、135〜160℃が好ましい。該融点が130℃未満になると、エチレン含量が多くなるため、ΔTは大きくなりやすいが成形体の耐熱性および機械的強度が低下する傾向が生じやすく、165℃をこえると、成形体の耐熱性および機械的強度は向上するものの、ΔTは大きくなりにくい傾向が生じやすい。
【0017】
また、PP樹脂組成物には(B)成分としてエチレン−(メタ)アクリル酸共重合体のアルカリ金属塩(以下、エチレン系アイオノマー(B)ともいう)が使用される。エチレン系アイオノマー(B)は、PP樹脂組成物からの樹脂粒子(以下、PP樹脂粒子ともいう)中への発泡剤の収着量を増大させるために含有せしめられる。
【0018】
エチレン系アイオノマー(B)は、プロピレン樹脂に対する充分な相溶性と充分な水の収着量を確保する点から、エチレン70〜97重量%、さらには80〜95重量%と(メタ)アクリル酸3〜30重量%、さらには5〜20重量%との共重合体のカルボキシル基をナトリウムイオン、カリウムイオンなどのアルカリ金属イオンで塩にし、分子間をイオン架橋させたものが好ましく、イオン化度40〜100%、さらには50〜100%を有するものが好ましい。
【0019】
イオン化度は、エチレン−(メタ)アクリル酸共重合体中のカルボキシル基100モル%に対して、導入された金属イオンのモル%により求められる。
【0020】
エチレン系アイオノマー(B)の具体例としては、たとえば三井デュポンポリケミカル(株)製の「ハイミラン」(商品名)などがあげられる。
【0021】
エチレン系アイオノマー(B)の使用量は、EPランダム共重合体(A)100部に対し、0.001〜10部、好ましくは0.01〜10部、さらに好ましくは0.01〜5部である。前記使用量が0.001部未満の場合、密閉容器内におけるPP樹脂粒子に対する水の収着量が低下し、エチレン系アイオノマー(B)を添加しない場合に比べて発泡倍率の向上効果が小さくなってしまうために好ましくなく、10部をこえて含有した場合には、PP樹脂粒子に対する水の収着量は増加するが、予備発泡粒子製造時の生産安定性や、予備発泡粒子から型内成形により得られる成形体の機械的強度、耐熱性、吸水時の寸法特性などの品質が低下するため好ましくない。
【0022】
また、PP樹脂組成物には、気泡が均一・独立で、かつ高発泡倍率の予備発泡粒子を得るため、充填剤を含有せしめることができる。
【0023】
前記充填剤の平均粒子径は、気泡が均一で高発泡倍率を有する予備発泡粒子を得ることができ、また、該予備発泡粒子から機械的強度や柔軟性などにすぐれた成形体を得ることができる点から、50μm以下、さらには20μm以下であることが好ましく、2次凝集による分散不良の防止、取り扱い作業性の点から、0.1μm以上、さらには0.5μm以上であることが好ましい。
【0024】
前記充填剤には、無機充填剤と有機充填剤とがある。前記無機充填剤の具体例としては、たとえばタルク、炭酸カルシウム、水酸化カルシウム、シリカ、マイカ、カオリン、ケイ藻土、岩綿、ワラストナイトなどがあげられる。これらのうちでは、タルクが、気泡が均一で高発泡倍率の予備発泡粒子が得られる点から好ましい。また、前記有機充填剤は、EPランダム共重合体(A)の軟化温度以上の温度で固体状であるかぎりとくに限定はなく、その具体例としては、たとえばポリテトラフルオロエチレンなどのフッ素樹脂粉末、シリコン樹脂粉末、熱可塑性ポリエステル樹脂粉末などがあげられる。前記充填剤は、単独で用いてもよく、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
【0025】
前記充填剤の使用量は、高発泡倍率の予備発泡粒子を得るためには、EPランダム共重合体(A)100部に対し、0.003部以上、さらには0.005部以上であることが好ましく、また予備発泡粒子を成形する際に、すぐれた融着性を発現させ、該予備発泡粒子から機械的強度や柔軟性などにすぐれた成形体を得るためには、3部以下、さらには2部以下が好ましい。
【0026】
さらに、PP樹脂組成物には、必要に応じて、アゾ系、フタロシアニン系、キナクリドン系、ペリレン系などの有機顔料、カーボンブラック、ケッチェンブラック、酸化チタン、コバルトバイオレット、コバルトブルー、群青などの無機顔料のほか、染料、帯電防止剤、酸化防止剤などの安定剤などを含有させることもできる。
【0027】
本発明のPP予備発泡粒子は、EPランダム共重合体(A)、エチレン系アイオノマー(B)および必要により使用される充填剤、顔料、染料、帯電防止剤、安定剤などを含有する前記PP樹脂組成物からの予備発泡粒子であり、該予備発泡粒子が示差走査熱量計測定によるDSC曲線において2つの融点を示し、該2つの融点の温度差ΔTが20.0℃以上であるPP予備発泡粒子である。ΔTが20.0℃以上であるため、型内成形性が良好であるという効果が得られる。
【0028】
前記示差走査熱量計測定によるDSC曲線とは、PP予備発泡粒子1〜10mgを示差走査熱量計によって10℃/分の昇温速度で40℃から220℃まで昇温したときに得られるDSC曲線である。
【0029】
たとえば後述する本発明の製造方法で得られる予備発泡粒子のDSC曲線の場合、図1に示すように、吸熱ピークが2つ現れる。前記ΔTとは、この2つのピークの低温側のピークの頂点の温度を低温側融点、高温側のピークの頂点の温度を高温側融点としたとき、この2つの融点の温度差をいう。
【0030】
つぎに、PP予備発泡粒子の製造方法の一例について説明する。
【0031】
前記PP予備発泡粒子は、たとえば通常、押出機、ニーダー、バンバリーミキサー、ロールなどを用いて前記PP樹脂組成物を溶融混練し、ついで円柱状、楕円柱状、球状、立方体状、直方体状など、予備発泡に利用しやすい所望の粒子形状に成形することによってPP樹脂粒子を製造し、予備発泡させることにより製造される。
【0032】
なお、PP樹脂粒子を製造する際の条件、PP樹脂粒子の大きさなどにもとくに限定はないが、たとえば押出機中で溶融混練して、0.3〜5mg/粒程度の粒子を製造するのが一般的である。
【0033】
本発明の製造方法においては、前記のようにして製造されたPP樹脂粒子が密閉容器内で水系媒体に分散され、混合物とされる。なお、PP樹脂粒子は、通常、常温〜90℃程度の水系媒体に分散せしめられる。
【0034】
前記水系媒体は、PP樹脂粒子を溶解させない溶媒であればよく、通常、水または水にエチレングリコール、グリセリン、メタノール、エタノールなどのうちの1種以上を加えた混合物が使用されるが、環境面、経済面などの点から水が好ましい。
【0035】
前記水系媒体には、通常、分散剤および分散助剤である界面活性剤が、水系媒体100部に対してそれぞれ0.1〜1部および0.001〜0.01部程度添加される。
【0036】
前記分散剤の具体例としては、たとえば第3リン酸カルシウム、塩基性炭酸マグネシウム、塩基性炭酸亜鉛、炭酸カルシウムなどがあげられる。
【0037】
また、前記界面活性剤の具体例としては、たとえばドデシルベンゼンスルホン酸ソーダ、n−パラフィンスルホン酸ソーダ、α−オレフィンスルホン酸ソーダなどがあげられる。
【0038】
前記水系媒体に分散させるPP樹脂粒子の量としては、水系媒体100部に対し、3〜100部、さらには10〜80部が好ましい。前記PP樹脂粒子の量が3部未満の場合、生産性が低下し、製造コストが高くなり、経済的でなくなる傾向が生じやすい。一方、100部をこえると、加熱中に密閉容器内でPP樹脂粒子同士が熱融着する傾向が生じやすい。
【0039】
つぎに、前記混合物を該PP樹脂粒子の軟化温度以上の発泡温度にまで加熱し、無機ガスを導入し、しかるのち、前記密閉容器の内圧より低い圧力域に放出してPP予備発泡粒子を製造するが、この際、該混合物の温度を、前記発泡温度以下、発泡温度−1℃以上の温度領域に30分以上保持させたのちに発泡させる。
【0040】
前記PP樹脂粒子の軟化温度以上の発泡温度としては、通常、PP樹脂組成物の融点−10℃〜融点+30℃の温度が採用されるが、融点〜融点+20℃が好ましく、融点+5℃〜融点+15℃がさらに好ましい。前記発泡温度が融点−10℃未満では発泡しにくくなる傾向が生じ、融点+30℃をこえると、発泡温度が高すぎるために密閉容器内のPP樹脂粒子の2次結晶が全て溶けてしまい、得られる予備発泡粒子の融点が1つになってしまううえ、容器内で樹脂粒子同士が融着しやすくなる傾向が生じる。たとえば融点145℃のPP樹脂組成物を使用する場合、発泡温度は通常135〜175℃であり、好ましくは145〜165℃、さらに好ましくは150〜160℃である。
【0041】
なお、本発明でいう軟化温度とは、ASTM D−648、4.6kg/cm2荷重による値であり、また融点とは、DSCによって10℃/分で測定したときの融解ピークの頂点の温度をいう。
【0042】
前記発泡温度以下、発泡温度−1℃以上の温度領域に30分以上保持させるとは、発泡温度に向けて昇温が開始されたのち、その昇温途中において、予め設定された発泡温度−1℃となった時刻から、30分以上の保持時間をカウントするあいだ前記温度領域に密閉容器内の混合物の温度を保持することをいい、前記特開平5−17615号公報の実施例に記載されているように1段目と2段目との保持温度の差を5℃、1段目、2段目ともに保持時間を15分にすることとは効率的に熱処理を行ない、ΔTの大きい予備発泡粒子を得ようとする点で異なる概念である。保持時間のカウント中、密閉容器内の混合物の温度は、発泡温度−1℃と発泡温度との間の1℃にコントロールされるが、これは密閉容器の容積、形状によらず、それほど困難な温度制御ではない。たとえば容器内温度によって、水蒸気、熱媒油、電熱ヒータなどに代表されるような密閉容器の温調系をフィードバック制御することにより行なうことができる。
【0043】
前記保持時間は、30分以上であり、保持時間が長いほど本発明における効果は増加する傾向にあるが、これは、発泡温度付近における保持時間が長いために、2次結晶の成長が充分に行なわれるためと考えられる。ただし、予備発泡粒子の生産性を考慮した場合、5時間以下程度におさえることが好ましい。
【0044】
前記無機ガスの密閉容器内への導入のタイミングについては、とくに制限はないが、容器への負荷の軽減および発泡圧力の安定性の点から、通常は前記保持時間中、とくには保持時間後半に行なわれる。この際の昇圧速度は、1〜6kg/cm2/分程度が、設備負荷が少なく安全であるうえ、密閉容器内の熱力学的平衡状態を必要以上に乱さず、しかも生産性も低下させないなどの点から好ましい。
【0045】
前記無機ガスには、炭酸ガス、チッ素、空気などのチッ素含有無機ガス、ヘリウム、アルゴンなどが用いられる。本発明において使用されるこれらのガスは、発泡剤ではなく、あくまで予備発泡粒子製造時の発泡圧力を大きくし、除圧速度を大きくするために密閉容器内に導入されるものであり、発泡温度において、所望とする発泡圧力が実現できるものであればよいが、地球環境への影響、コストなどを考えた場合、チッ素、空気などのチッ素含有無機ガスが最も好ましく用いられる。
【0046】
また、密閉容器内のPP樹脂粒子を密閉容器からの放出により予備発泡させる場合、前記密閉容器内から低圧雰囲気中へのPP樹脂粒子の放出を容易にするために、放出中の容器内圧力を維持して発泡圧力を維持するのが好ましい。具体的には、密閉容器内に無機ガスを供給して密閉容器内の圧力を一定に保ちつつ放出するのがよい。
【0047】
前記発泡圧力とは、発泡時における、前記密閉容器の内圧と放出される低い圧力域の圧力との差であるが、通常、放出される低い圧力域は大気圧であるので、この場合、発泡圧力は密閉容器のゲージ圧に等しくなる。
【0048】
前記発泡圧力は、所望とする発泡倍率によって変化するが、発泡倍率3〜50倍程度の予備発泡粒子を得ようとする場合、通常8〜60kg/cm2G程度、好ましくは8〜45kg/cm2G、さらに好ましくは8〜30kg/cm2Gである。発泡圧力が8kg/cm2G未満の場合、平均発泡倍率が低下するうえ、場合によっては未発泡樹脂粒子が製品に混入したりする傾向があり、60kg/cm2Gをこえると、設備的負荷が大きくなるほか、得られる予備発泡粒子の気泡径が小さくなり、気泡を形成するセル膜厚みが薄くなり、発泡中にセルの破泡が生じやすくなり、予備発泡粒子の独立気泡率が低下し、その結果として、成形体の機械的強度などの品質の低下を招きやすくなる。したがって、前述の通り、発泡圧力をできるだけあげることなしに、発泡倍率を向上させることが好ましい。
【0049】
以上のような方法で予備発泡粒子を製造した場合には、示差走査熱量計測定によるDSC曲線において2つの融点を示し、該2つの融点の温度差ΔTが20.0℃以上であるようなPP予備発泡粒子が得られる。
【0050】
【実施例】
以下に実施例および比較例をあげて、本発明をさらに詳細に説明するが、本発明は、かかる実施例のみに限定されるものではない。
【0051】
なお、実施例および比較例における評価は下記の方法で行なった。
【0052】
(発泡倍率)
得られた予備発泡粒子約1〜3gの重量を精秤後、100mlメスシリンダー内に半分ほど満たされたエタノール水溶液中に完全に没し、没する前後のエタノール水溶液のメニスカスの読みから、予備発泡粒子の体積を求め、重量を体積で除することにより、予備発泡粒子の真の密度を算出した。
【0053】
つぎに、予備発泡粒子を得るために用いたプロピレン系樹脂組成物のペレット(樹脂粒子)の密度を予備発泡粒子の真の密度で除して、得られた値を発泡倍率とした。
【0054】
(向上倍率)
まず、本発明におけるような長時間の保持を実施しなかった場合には、高温ピーク吸熱量ΔHと発泡倍率との間に、ほぼ直線的な負の相関関係があることを示すために、比較例1〜4について、高温ピーク吸熱量ΔHと発泡倍率との関係を図2のようにプロットし、回帰線1を作成した。図2より、長時間保持を行なわなかった4水準の結果は、ΔHと発泡倍率との関係がほぼ直線的であることがわかる。これは、特開平8−259724号公報図6と同様のグラフである。
【0055】
つぎに、同一グラフ上に、長時間保持を実施した実施例1〜4について同様にプロットし、同一ΔHにおける前記回帰線上の発泡倍率の期待値との差を求め、向上倍率とした。
【0056】
ここで、高温側ピークの熱量ΔHとは、図1に示すように予備発泡粒子のDSC曲線における2つの吸熱ピークの間で、基準線に再近接し、傾きが0になった点から、高温側に、該DSC曲線への接線をひき、該接線と、DSC曲線の高温側ピークのなす、概三角形の領域の面積から求めた吸熱量を表わす。
【0057】
実施例1
エチレン−プロピレンランダム共重合体(エチレン含量3.9重量%、MI=10g/10分)100部に、エチレン−メタクリル酸共重合体(メタクリル酸単位含有率15重量%)のカルボキシル基をナトリウム塩にして分子間を架橋させたアイオノマー(イオン化度59%)2部、および充填剤(タルク、平均粒径9.5μm)0.3部を押出機に供給して溶融混合し、プロピレン系樹脂粒子(1.8mg/粒、融点146.5℃)を製造した。
【0058】
つぎに、得られたプロピレン系樹脂粒子100部、分散剤であるパウダー状塩基性第3リン酸カルシウム1部、および分散助剤であるn−パラフィンスルホン酸ソーダ0.02部を水300部とともに密閉容器内(内容積200リットル)に仕込んだ。ついで、密閉容器内の内容物を約90分かけて154.2℃まで加熱したのち、154.2℃以上、155.2℃以下の温度範囲になるようにジャケット内の水蒸気圧力を制御弁により温度制御して87分間保持したのち、発泡温度155.2℃で発泡させて、プロピレン系樹脂予備発泡粒子を得た。なお、前記温度保持期間の後半に、空気を密閉容器内に導入し、密閉容器の内圧を30kg/cm2Gとしたのち、円形オリフィスを介して、大気中に放出した。放出中は、発泡圧力を一定に保持できるように、空気を定量的に密閉容器内に導入した。
【0059】
得られた予備発泡粒子のDSC曲線を図1に示す。高温側ピークの吸熱量ΔH、および2つの融点(ピーク温度)から該2つの融点の温度差(ピーク温度差)ΔTを求めたところ、それぞれΔH=11.8mJ/mg、ΔT=21.1℃であった。また発泡倍率は22.0倍であった。ΔH=11.8mJ/mgより、長時間保持を行なわなかった場合の発泡倍率の期待値は、図2より15.4倍となるが、長時間保持を行なったために、実際に得られた予備発泡粒子の発泡倍率は22.0倍であるから、その差より、向上倍率は6.6倍であった。
【0060】
実施例2
保持温度を153.9〜154.9℃(発泡温度154.9℃)とし、保持時間を83分間とした以外は実施例1と同様にしてプロピレン系樹脂予備発泡粒子を得た。得られた予備発泡粒子のΔH=14.8mJ/mg、ΔT=21.0℃であり、発泡倍率は16.5倍、向上倍率は5.2倍であった。
【0061】
実施例3
保持温度を152.5〜153.5℃(発泡温度153.5℃)とし、保持時間を40分間とした以外は実施例1と同様にしてプロピレン系樹脂予備発泡粒子を得た。得られた予備発泡粒子のΔH=15.0mJ/mg、ΔT=20.4℃であり、発泡倍率は14.0倍、向上倍率は3.0倍であった。
【0062】
実施例4
保持時間を86分間とした以外は実施例3と同様にしてプロピレン系樹脂予備発泡粒子を得た。得られた予備発泡粒子のΔH=16.2mJ/mg、ΔT=21.2℃であり、発泡倍率は14.8倍、向上倍率は5.5倍であった。
【0063】
比較例1
保持時間を17分間とした以外は実施例1と同様にしてプロピレン系樹脂予備発泡粒子を得た。得られた予備発泡粒子のΔH=9.7mJ/mg、ΔT=19.5℃であり、発泡倍率は18.3倍であった。
【0064】
比較例2
保持時間を15分間とした以外は実施例2と同様にしてプロピレン系樹脂予備発泡粒子を得た。得られた予備発泡粒子のΔH=12.9mJ/mg、ΔT=19.6℃であり、発泡倍率は13.9倍であった。
【0065】
なお、この物性は、2段階目の保持温度を1段階目よりも5℃あげ、それぞれの保持時間を15分とした前記従来技術の場合とほぼ同等の物性である。すなわち、該2段階に分割する方法では、本発明の製造方法のような長時間の温度保持を行なわないため、温度保持中に2次結晶が充分に成長しないと考えられる。このことからも、本発明の有効性が立証されている。
【0066】
比較例3
保持時間を28分間とした以外は実施例2と同様にしてプロピレン系樹脂予備発泡粒子を得た。得られた予備発泡粒子のΔH=14.1mJ/mg、ΔT=19.8℃であり、発泡倍率は12.6倍であった。
【0067】
比較例4
保持時間を13分間とした以外は実施例3と同様にしてプロピレン系樹脂予備発泡粒子を得た。得られた予備発泡粒子のΔH=14.6mJ/mg、ΔT=19.7℃であり、発泡倍率は11.6倍であった。
【0068】
以下、本発明の効果についてまとめる。
【0069】
図2に示すように、予備発泡粒子の製造において、保持時間を30分未満とした場合には、ΔHと発泡倍率との関係は負の線形的な相関関係になる。これに対し、本発明の製造方法のように、保持時間を30分以上とした場合には、前記負の線形的な相関関係から逸脱して発泡倍率が特異的に向上する。
【0070】
また、2つの融点の温度差ΔTと向上倍率との関係を示す図3から、ΔTと向上倍率との関係は、正の線形的な相関関係にあり、ΔTが大きいほど、発泡倍率が向上することがわかる。
【0071】
さらに、前記各実施例で得られた各予備発泡粒子を、型内成形に供したところ、比較例で得られた各予備発泡粒子を用いた場合に比べていずれも成形融着性が良好であり、得られた成形体は、耐熱性・機械的強度・吸水時の寸法特性いずれにもすぐれた良好な成形体であった。
【0072】
【発明の効果】
本発明の製造方法を用いれば、発泡圧力をあげることなく、発泡倍率を向上させることが可能である。
【0073】
また、本発明のPP予備発泡粒子は、成形融着性が良好であり、かつ、これを用いることにより、耐熱性・機械的強度・吸水時の寸法特性いずれにもすぐれた良好な成形体を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1で得られた予備発泡粒子のDSC曲線を示すグラフである。なお、該DSC曲線は、2つの融点の温度差ΔT、高温ピーク吸熱量ΔHの説明に用いられている。
【図2】発泡温度〜発泡温度−1℃で長時間の保持をしなかった比較例1〜4の予備発泡粒子の高温ピーク吸熱量ΔHと発泡倍率とから発泡倍率の期待値を導く回帰線を求め、ついで、長時間の保持をすることによる向上倍率の求め方を説明するためのグラフである。
【図3】2つの融点の温度差ΔTと向上倍率との関係を示すグラフである。
【符号の説明】
1 回帰線

Claims (2)

  1. (A)エチレン含量が1.5〜4.5重量%のエチレン−プロピレンランダム共重合体100重量部および(B)エチレン−(メタ)アクリル酸共重合体のアルカリ金属塩0.001〜10重量部を含有するプロピレン系樹脂組成物からの樹脂粒子を密閉容器内で水系媒体に分散させ、混合物としたのち、該混合物を該樹脂粒子の軟化温度以上の発泡温度にまで加熱し、無機ガスを導入し、しかるのち、前記密閉容器の内圧よりも低い圧力域に放出して予備発泡粒子を製造する方法であって、該混合物の温度を、前記発泡温度以下、発泡温度−1℃以上の温度領域に30分以上保持させたのちに発泡させることを特徴とするプロピレン系樹脂予備発泡粒子の製造方法。
  2. 無機ガスがチッ素含有無機ガスである請求項記載のプロピレン系樹脂予備発泡粒子の製造方法。
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