JP5384028B2 - ポリプロピレン系樹脂予備発泡粒子の製造方法 - Google Patents

ポリプロピレン系樹脂予備発泡粒子の製造方法 Download PDF

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本発明は、ポリプロピレン系樹脂組成物からなるポリプロピレン系樹脂予備発泡粒子の二段発泡による製造方法に関し、詳しくは、二段発泡しても、高温下で収縮しにくいポリプロピレン系樹脂予備発泡粒子の製造方法に関する。
ポリプロピレン系樹脂からなる発泡体は、耐熱性、耐薬品性、剛性が高いため、高発泡倍率の設定が可能である。高発泡倍率のポリプロピレン系樹脂予備発泡粒子の製造方法としては、通常の予備発泡において高倍率の予備発泡粒子を得る方法は勿論であるが、一旦低発泡倍率の予備発泡粒子を得、当該粒子を更に発泡させより大きな発泡倍率の予備発泡粒子を得る方法が知られている。例えば、特許文献1には、成形性が良好で、こしが強く、寸法精度の良好な成形体を得ることができるポリプロピレン系樹脂予備発泡粒子の製造することを目的として、ポリプロピレン系樹脂粒子を加熱し発泡させた後、更に該発泡粒子に無機ガス又は揮発性発泡剤にて発泡能を付与し、蒸気で加熱して発泡させる、いわゆる二段発泡方法が知られている(特許文献1)。しかし、当該文献では発泡倍率と1mm2当たりの気泡数の関係しか記載されておらず、二段発泡時の膨らみ具合を決定する内圧と蒸気圧力の影響が記述されていない。また、高い蒸気圧力で二段発泡を行っているため、発泡後の粒子同士が融着しやすいものと思われる。
特開昭59−62120号公報
高発泡倍率の予備発泡粒子を用いて型内発泡成形を行った場合に、得られた型内発泡成形体が成形後収縮を起しやすいため、収縮防止のために無機ガス等により予め予備発泡粒子内に内圧を付与して型内発泡成形を行うことが一般的に行われている。
この予備発泡粒子への内圧付与のとしては、常温で行うと内圧の付与に時間がかかるため、実際の製造工程においては時間短縮のために50〜80℃程度に加温して内圧付与を行うことが多い。その際、二段発泡により製造された高発泡倍率の予備発泡粒子は、予備発泡粒子が収縮しやすく、その結果、当該予備発泡粒子から得られる成形体重量が重くなるという問題があった。本発明の目的は、高温下であっても、収縮しにくい、二段発泡により製造されたポリプロピレン系予備発泡粒子を提供することにある。
本発明者らは、かかる課題を解決すべく鋭意検討を行った結果、メルトフローインデックスが15g/10min以下であるポリプロピレン系樹脂組成物からなるポリプロピレン系樹脂予備発泡粒子に所定の内圧を付与し、所定の温度で更に発泡させた予備発泡粒子は、高温下においても収縮しにくいことを見出し、本発明を完成するに至った。
即ち本発明は、メルトフローインデックスが1g/10min以上15g/10min以下であるポリプロピレン系樹脂組成物からなる、元のポリプロピレン系樹脂予備発泡粒子に、0.20MPa以上0.40MPa以下の内圧を付与し、絶対圧力0.16MPa以上0.22MPa以下の加圧蒸気で加熱することによって、前記元のポリプロピレン系樹脂予備発泡粒子の1.05倍以上2.60倍以下の嵩倍率であるポリプロピレン系樹脂予備発泡粒子を得ることを特徴とするポリプロピレン系樹脂予備発泡粒子の製造方法に関する。
好ましい態様としては、ポリプロピレン系樹脂組成物の融点が、135℃以上155℃以下であることを特徴とする前記記載のポリプロピレン系樹脂予備発泡粒子の製造方法に関する。
別の好ましい態様としては、得られたポリプロピレン系樹脂予備発泡粒子の嵩密度が、14.0g/L以上30.0g/L以下であることを特徴とする前記記載のポリプロピレン系樹脂予備発泡粒子の製造方法に関する。
本発明の製造方法によれば、高温下で収縮しにくいポリプロピレン系樹脂予備発泡粒子を得ることが出来る。そのため、例えば、型内発泡成形を行う際の内圧を高温下で行うことが出来るため、内圧の付与の時間を短縮することが出来る。
本発明の製造方法は、メルトフローインデックスが15g/10min以下であるポリプロピレン系樹脂組成物からなる、元のポリプロピレン系樹脂予備発泡粒子(以下、単に「元の予備発泡粒子」と称す場合がある)に、0.50MPa以下の内圧を付与し、絶対圧力0.16MPa以上0.22MPa以下の加圧蒸気で加熱することによって、元のポリプロピレン系樹脂予備発泡粒子の1.05倍以上2.60倍以下の嵩倍率であるポリプロピレン系樹脂予備発泡粒子(以下、「二段発泡後の予備発泡粒子」と称す場合がある)を得ることを特徴とする。
本発明のポリプロピレン系樹脂組成物としては、ポリプロピレン系樹脂を主成分として含んでなる。ポリプロピレン系樹脂としては、単量体として、プロピレンを好ましくは90重量%以上、より好ましくは95重量%以上含むものであればよく、例えば、プロピレン単独重合体、エチレン−プロピレンランダム共重合体、プロピレン−ブテンランダム共重合体、エチレン−プロピレンブロック共重合体、エチレン−プロピレン−ブテン三元共重合体等やさらにはこれらの変性物が挙げられる。なお、ポリプロピレン系樹脂の合成法に特に制限はなく、これらのポリプロピレン系樹脂は、通常公知の方法、すなわちMgCl2型担持型触媒を用いるBASF法、AMDCD法、UCC法、ハイポール法等の気相重合法の他、高活性なメタロセン触媒やポストメタロセン触媒を用いた方法や、従来型のTiCl3触媒を利用した方法等で製造できる。
また、ポリプロピレン系樹脂組成物に他の合成樹脂を添加しても良い。ポリプロピレン系樹脂組成物中、ポリプロピレン系樹脂が好ましくは90重量%以上、より好ましくは95重量%以上であれば良い。
ポリプロピレン系樹脂以外の他の合成樹脂としては、高密度ポリエチレン、中密度ポリエチレン、低密度ポリエチレン、直鎖状低密度ポリエチレン、直鎖状超低密度ポリエチレン、エチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレン−アクリル酸共重合体、エチレン−メタアクリル酸共重合体等のエチレン系樹脂、ポリスチレン、スチレン−無水マレイン酸共重合体等のスチレン系樹脂等、シクロペンタジエン等の石油系不飽和炭化水素、高級オレフィン系炭化水素、芳香族炭化水素等を主原料(50重量%以上)とする石油樹脂、テルペンの単独重合体、またはテルペンと共重合可能なモノマーとテルペンとの共重合体等のテルペン系樹脂等が例示される。
本発明におけるポリプロピレン系樹脂組成物の融点に特に制限はないが、130℃以上170℃以下が好ましく、135℃以上155℃以下がより好ましく、140℃以上150℃以下がさらに好ましい。本発明において、融点は、示差走査熱量計を用いて、ポリプロピレン系樹脂粒子5〜6mgを10℃/minの昇温速度で220℃まで昇温することにより樹脂粒子を融解し、その後10℃/minで220℃から40℃まで降温することにより結晶化させた後に、さらに10℃/minで40℃から220℃まで昇温したときに得られるDSC曲線から、2回目の昇温時の融解ピーク温度として求められる値である。
本発明におけるポリプロピレン系樹脂組成物のメルトフローインデックスは15g/10min以下であり、好ましくは1g/10min以上12g/10min以下である。メルトフローインデックスが15g/10min以下であれば、加熱した際の樹脂流動性が適正であり二段発泡後の予備発泡粒子が収縮しない。メルトフローインデックスの調整は、公知の方法で行うことが出来、例えば、ポリプロピレン系樹脂を有機過酸化物で処理する等の方法が挙げられる。
本発明では、さらに必要に応じて、タルク等のセル造核剤をはじめ、酸化防止剤、金属不活性剤、燐系加工安定剤、紫外線吸収剤、紫外線安定剤、蛍光増白剤、金属石鹸などの安定剤または架橋剤、連鎖移動剤、滑剤、可塑剤、充填剤、強化剤、顔料、染料、難燃剤、帯電防止剤等をポリプロピレン系樹脂組成物中に含有させてもよい。
本発明において、元の予備発泡粒子は、例えば、ポリプロピレン系樹脂組成物をポリプロピレン系樹脂粒子とし、該ポリプロピレン系樹脂粒子を発泡させることにより得ることが出来る。具体的には、以下の方法によって得ることが出来る。
ポリプロピレン系樹脂組成物は、通常、予備発泡に利用しやすいようにあらかじめ押出機、ニーダー、バンバリミキサー、ロール等を用いて溶融し、円柱状、楕円状、球状、立方体状、直方体上等のような所望の粒子形状のポリプロピレン系樹脂粒子とする。ポリプロピレン系樹脂粒子の平均粒重量は、0.5〜3.0mgが好ましく、より好ましくは0.5〜2.0mg、更に好ましくは0.5〜1.5mgである。
界面活性剤型或いは高分子型の帯電防止剤、顔料、難燃性改良剤、導電性改良剤等の必要によりポリプロピレン系樹脂組成物に加えられる成分は、通常、ポリプロピレン系樹脂粒子の製造過程において、溶融したポリプロピレン系樹脂組成物中に添加することが好ましい。
前記ポリプロピレン系樹脂粒子を発泡剤と共に耐圧容器内で水中に分散させた分散物をポリプロピレン系樹脂粒子の融点−20℃からポリプロピレン系樹脂粒子の融点+20℃の範囲の温度に加熱してポリプロピレン系樹脂粒子に発泡剤を含浸させ、発泡剤の示す蒸気圧以上の加圧下で容器内の温度、圧力を一定に保持しながら、ポリプロピレン系樹脂粒子と水との分散物を容器内よりも低圧の雰囲気下に放出することで、本発明にいう、元のポリプロピレン系樹脂予備発泡粒子が得られる。
前記分散物の調製に際しては、分散剤として、例えば、第三リン酸カルシウム、塩基性炭酸マグネシウム、炭酸カルシウム、カオリン、タルク、クレー等の無機系分散剤と、例えば、ドデシルベンゼンスルホン酸ソーダ、n−パラフィンスルホン酸ソーダ、α−オレフィンスルホン酸ソーダ、硫酸マグネシウム、塩化マグネシウム、硫酸アルミニウム、硝酸アルミニウム、塩化アルミニウム、硫酸鉄、硝酸鉄、塩化鉄等の分散助剤を使用することが好ましい。これらの中でも、第三リン酸カルシウムとn−パラフィンスルホン酸ソーダの併用が更に好ましい。
前記発泡剤としては、沸点が−50〜120℃の炭化水素またはハロゲン化炭化水素や無機ガス等が挙げられ、具体的には、プロパン、ブタン、ペンタン、ヘキサン等の炭化水素;ジクロロジフルオロメタン、ジクロロテトラフルオロエタン、トリクロロトリフルオロエタン、メチルクロライド、メチレンクロライド、エチルクロライド等のハロゲン化炭化水素;空気、窒素、二酸化炭素、水等の無機ガス等が挙げられ、これらは単独または2種以上組み合わせて使用することが出来る。
水を発泡剤として使用する場合、ポリプロピレン系樹脂中に親水性化合物を含有させることにより、分散媒に使用する水を発泡剤として利用する方法(例えば、特開平10−306179号公報、特開平11−106576号公報)も利用可能である。
水を発泡剤として使用する場合には、ポリプロピレン系樹脂組成物に親水性ポリマー、トリアジン骨格を有する化合物のうち1種以上の化合物を添加することが好ましい。本発明で親水性ポリマーとは、エチレン−アクリル酸−無水マレイン酸三元共重合体、エチレン−(メタ)アクリル酸共重合体、エチレン−(メタ)アクリル酸共重合体を金属イオンで架橋したアイオノマー樹脂などのカルボキシル基含有ポリマー等があげられる。これらは単独で用いてもよく、2種以上を併用しても良い。
本発明でトリアジン骨格を有する化合物とは、単位トリアジン骨格あたりの分子量が300以下のものが好ましい。ここで、トリアジン骨格あたりの分子量とは、1分子中に含まれるトリアジン骨格数で分子量を除した値である。単位トリアジン骨格あたりの分子量が300を超えると発泡倍率ばらつき、セル径ばらつきが目立つ場合がある。単位トリアジン骨格あたりの分子量が300以下の化合物としては、例えば、メラミン(化学名1、3,5−トリアジン−2,4,6−トリアミン)、アンメリン(同1,3,5−トリアジン−2−ヒドロキシ−4,6−ジアミン)、アンメリド(同1,3,5−トリアジン−2,4−ヒドロキシ−6−アミン)、シアヌル酸(同1,3,5−トリアジン−2,4,6−トリオール)、トリス(メチル)シアヌレート、トリス(エチル)シアヌレート、トリス(ブチル)シアヌレート、トリス(2−ヒドロキシエチル)シアヌレート、メラミン・イソシアヌル酸縮合物などがあげられる。これらは単独で用いてもよく、2種以上併用しても良い。これらの内、高発泡倍率の予備発泡粒子を発泡倍率ばらつき、セル径ばらつきが少なく得るためには、メラミン、イソシアヌル酸、メラミン・イソシアヌル酸縮合物を使用することが好ましい。
以上のようにして得られた元の予備発泡粒子を更に発泡させることにより、本発明のポリプロピレン系樹脂予備発泡粒子を得る(本発明においては、この工程を「二段発泡」と称すことがある)。
本発明においては、元のポリプロピレン系樹脂予備発泡粒子に0.50MPa以下の内圧を付与する。好ましくは0.15MPa以上0.50MPa以下であり、より好ましくは0.20MPa以上0.40MPa以下である。0.50MPaを超えた内圧の付与は、二段発泡後に得られたポリプロピレン系樹脂予備発泡粒子に歪みが残りやすく、高温下で収縮するポリプロピレン系樹脂予備発泡粒子となる。内圧が0.15MPa未満の場合は、高い蒸気圧力で加熱しても高発泡倍率の二段発泡後の予備発泡粒子が得られない場合がある。
元のポリプロピレン系樹脂予備発泡粒子への内圧付与の方法としては、例えば、耐圧容器に元のポリプロピレン系樹脂予備発泡粒子を充填し、無機ガスで加圧処理して行うことが出来る。この際、必要に応じて加熱を行っても良い。また、ここでいう耐圧容器には制限はなく、二段発泡時における容器内圧力、容器内温度に耐えられるものであればよいが、例えばオートクレーブ型の耐圧容器が挙げられる。
前記無機ガスとしては、例えば、空気、窒素、アルゴン、ヘリウム等が挙げられるが、低コストである空気、窒素が好ましい。
元のポリプロピレン系樹脂予備発泡粒子に付与された内圧の測定方法は、まず耐圧容器から内圧が付与されたポリプロピレン系樹脂予備発泡粒子300ml程度を抜き取り、このうち200mlの重量(g)を測定し、150℃の乾燥機に30分静置して付与した内圧を完全に除去した後、再度重量を測定し、乾燥後のポリプロピレン系樹脂予備発泡粒子の重量(g)とする。また、乾燥前後の重量差がポリプロピレン樹脂系予備発泡粒子内に付与された空気の重量(g)である。
次に、残り100mlの内圧が付与されたポリプロピレン系樹脂予備発泡粒子の重量(g)を測定し、エタノール100mlの中に浸水させ、ポリプロピレン系樹脂予備発泡粒子の体積(ml)を測定する。これらの値を用いて、下記の気体の状態方程式から、内圧を算出する。以上の、操作は、恒温室で行うことが好ましい。
〔内圧〕=[1+〔空気の重量〕/〔内圧付与に用いた無機ガスの分子量〕×0.082×(273+〔恒温室の気温〕)×〔ポリプロピレン系樹脂予備発泡粒子の重量〕/(〔乾燥後のポリプロピレン系樹脂予備発泡粒子の重量〕×〔ポリプロピレン系樹脂予備発泡粒子体積〕)×1000]×0.1013
内圧が付与された元のポリプロピレン系樹脂予備発泡粒子を加熱媒体によって加熱する。加熱媒体としては特に限定はなく、加熱蒸気、加圧蒸気等が例示、使用することが出来るが、一般的には加圧蒸気を用いることが好ましい。
内圧が付与された元のポリプロピレン系樹脂予備発泡粒子は、絶対圧力0.16MPa以上0.22MPa以下の加圧蒸気(蒸気温度を用いた場合、113〜123℃)、好ましくは絶対圧力0.17MPa以上0.20MPa以下の加圧蒸気(蒸気温度を用いた場合、116〜121℃)で加熱する。加圧蒸気が絶対圧力0.16MPa未満の場合は、得られたポリプロピレン系樹脂予備発泡粒子に歪みが残りやすく、高温下で収縮するポリプロピレン系樹脂予備発泡粒子となる。また、加圧蒸気が絶対圧力0.22MPaを超えては、発泡後のポリプロピレン系樹脂予備発泡粒子同士が融着しやすくなる、あるいは発泡後のポリプロピレン系樹脂予備発泡粒子に皺が発生しやすくなる。
加熱時間は1分以内であることが好ましく、より好ましくは30秒以内である。
本発明の製造方法によって得られる、二段発泡後の予備発泡粒子の嵩倍率は、元のポリプロピレン系樹脂予備発泡粒子の1.05倍以上2.60倍以下となる。なお、元のポリプロピレン系樹脂予備発泡倍率の嵩密度に対する二段発泡後の予備発泡粒子の嵩密度を本発明においては二段発泡倍率と称し、下記の式で表される。
(二段発泡倍率)=(二段発泡後の予備発泡粒子の嵩密度)/(元のポリプロピレン系樹脂予備発泡粒子の嵩密度)
すなわち本発明においては、二段発泡倍率が1.05倍以上2.60倍以下、好ましくは、2.30倍以下、より好ましくは2.00倍以下である。二段発泡倍率が2.60倍を超えた場合、膨らませ過ぎによる皺が発生することがある。
二段発泡倍率の下限は、1.05倍であり、好ましくは1.20倍、より好ましくは1.40倍である。
本発明で言う嵩密度とは、10L容器の底から高さ30cm上より予備発泡粒子を落下させ、容器の高さよりはみ出したポリプロピレン系樹脂予備発泡粒子を除去した後、容器内にあるポリプロピレン系樹脂予備発泡粒子の重量を測定し、容器の体積で割った密度のことである。
本発明においては、元のポリプロピレン系樹脂予備発泡粒子の嵩密度が20.0g/L以上60.0g/L以下であることが好ましく、より好ましくは、20.0g/L以上40.0g/L以下である。当該範囲の嵩密度であると高発泡倍率の予備発泡粒子が得られる傾向がある。また、本発明の製造方法によって得られたポリプロピレン系予備発泡粒子(二段発泡後の予備発泡粒子)の嵩密度は、14.0g/L以上30.0g/L以下であることが好ましく、16.0g/L以上24.0g/L以下であることがより好ましい。
以上のようにして得られた本発明のポリプロピレン系樹脂予備発泡粒子は、例えば、予備発泡粒子を耐圧容器内で空気加圧して内圧を付与したのち、これを閉鎖しうるが密閉し得ない成形型内に充填し、水蒸気などを加熱媒体として0.20〜0.40MPa程度の加熱水蒸気圧で3〜30秒程度の加熱時間で型内発泡成形を行い、型内発泡成形体を得ることができる。
次に、本発明を実施例に基づいて更に詳細に説明するが、本発明はこれら実施例のみに限定されるものではない。
〈メルトフローインデックス測定〉
メルトフローインデックスの測定は、JIS−K7210に準拠して、オリフィス2.0959±0.005mmφ、オリフィス長さ8.000±0.025mm、加重2160g、230±0.2℃の条件下で測定した。
〈融点の測定〉
ポリプロピレン系樹脂組成物の融点は、セイコーインスツルメンツ(株)製のDSC6200型示差走査熱量計を用いて測定を行った。ポリプロピレン系樹脂粒子5〜6mgを10℃/minの昇温速度で220℃まで昇温することにより樹脂粒子を融解し、その後10℃/minで220℃から40℃まで降温することにより結晶化させた後に、さらに10℃/minで40℃から220℃まで昇温したときに得られるDSC曲線から、2回目の昇温時の融解ピーク温度を融点とした。
〈表面皺〉
表面皺を以下の基準に準じて評価し、合否判定を行った。
○: 二段発泡後の予備発泡粒子表面上に皺が発生しない場合
×: 二段発泡後の予備発泡粒子表面上に皺が発生した場合
〈融着〉
融着を以下の基準に準じて評価し、合否判定を行った。
○: 二段発泡後の予備発泡粒子同士が全く融着していない場合
×: 二段発泡後の予備発泡粒子同士の融着が少しでも観測された場合
<収縮率>
収縮率の測定は、二段発泡後の予備発泡粒子について、80℃の乾燥機に2時間入れた後、常温で1時間放置したときの前後の予備発泡粒子の嵩密度から評価するものであり、収縮率の値は下記の式で表される。
(収縮率)=1−(乾燥処理前の予備発泡粒子の嵩密度)/(乾燥処理後の予備発泡粒子の嵩密度)
また、収縮率を以下の基準に準じて評価し、合否判定を行った。
○: 収縮率が.0%未満
×: 収縮率が.0%以上
(実施例1)
エチレン−プロピレン−ブテン三元共重合体(樹脂密度0.90g/cm3、メルトフローインデックス9.0g/10分、融点146℃)100重量部にパウダー状タルク0.3重量部、トリアジン骨格を有する化合物としてメラミン0.5重量部をドライブレンドしてブレンド物とし、該ブレンド物を50mm単軸押出機にて押し出し、ポリプロピレン系樹脂粒子(メルトフローインデックス9.3g/10分、融点146℃)とした。得られた樹脂粒子100重量部、分散剤としてパウダー状塩基性第三リン酸カルシウム2重量部、および、分散助剤としてn−パラフィンスルホン酸ソーダ0.05重量部を含む水系分散媒200重量部を、内容量10Lの耐圧容器に仕込み、攪拌しながら樹脂粒子の融点近傍まで温度を昇温し、窒素を圧入し、30分間保持した。その後、窒素を圧入しながら容器内温、圧力を保持しつつ、耐圧容器下部のバルブを開いて、水系分散媒を開孔径4.0mmφのオリフィス板を通して蒸気により95℃に調節された大気圧下に放出することによって嵩密度30.1g/Lのポリプロピレン系樹脂予備発泡粒子を得た。得られた予備発泡粒子を、空気を用いて0.30MPaの内圧を付与し、絶対圧力0.212MPaの加圧蒸気(122℃)により30秒間加熱し、二段発泡倍率が2.06倍の予備発泡粒子を得た。得られた予備発泡粒子を80℃の乾燥機に2時間入れた後、常温で1時間放置したときの収縮率は0.8%であった。二段発泡後の予備発泡粒子の表面に皺はなく、予備発泡粒子同士の融着もなく、また収縮率が小さく、成形時に加温して内圧を付与するのに非常に適した予備発泡粒子であった。結果を表1に示す。
Figure 0005384028
(実施例2)
実施例1において、エチレン−プロピレン−ブテン三元共重合体をエチレン−プロピレンランダム共重合体(樹脂密度0.90g/cm、メルトフローインデックス4.2g/10分、融点145℃)に替えてポリプロピレン系樹脂粒子(メルトフローインデックス4.8g/10分、融点145℃)を作製した以外は、実施例1と同様の方法により発泡し、嵩密度37.8g/Lである元のポリプロピレン系樹脂予備発泡粒子を得た。得られた予備発泡粒子内に空気を含浸させることにより0.33MPaの内圧を付与し、絶対圧力0.204MPaの加圧蒸気(121℃)により30秒間加熱し、二段発泡倍率が2.24倍のポリプロピレン系樹脂予備発泡粒子を得た。該発泡粒子を80℃の乾燥機に2時間入れた後、常温で1時間放置したときの収縮率は0.9%であった。二段発泡後の予備発泡粒子表面に皺はなく、予備発泡粒子同士の融着もなく、また収縮率も.0%未満であったので成形時に加温して内圧を付与するのに非常に適した予備発泡粒子であった。結果を表1に示す。
(実施例3)
実施例1と同じポリプロピレン系樹脂粒子を用いて、嵩密度30.1g/Lである元のポリプロピレン系樹脂予備発泡粒子を得た。得られた予備発泡粒子内に空気を含浸させることにより0.27MPaの内圧を付与し、絶対圧力0.181MPaの加圧蒸気(117℃)により30秒間加熱し、二段発泡倍率が1.56倍のポリプロピレン系樹脂予備発泡粒子を得た。該発泡粒子を80℃の乾燥機に2時間入れた後、常温で1時間放置したときの収縮率は1.1%であった。二段発泡後の予備発泡粒子表面に皺はなく、予備発泡粒子同士の融着もなく、また収縮率も.0%未満であったので成形時に加温して内圧を付与するのに非常に適した予備発泡粒子であった。結果を表1に示す。
(実施例4)
実施例1において、エチレン−プロピレン−ブテン三元共重合体を、エチレン−プロピレンランダム共重合体(樹脂密度0.90g/cm、メルトフローインデックス2.5g/10分、融点144℃)に替えてポリプロピレン系樹脂粒子(メルトフローインデックス2.9g/10分、融点144℃)を作製した以外は実施例1と同様の方法により発泡し、嵩密度34.3g/Lである元のポリプロピレン系樹脂予備発泡粒子を得た。得られた予備発泡粒子内に空気を含浸させることにより0.39MPaの内圧を付与し、絶対圧力0.181MPaの加圧蒸気(117℃)により30秒間加熱し、二段発泡倍率が1.77倍のポリプロピレン系樹脂予備発泡粒子を得た。該発泡粒子を80℃の乾燥機に2時間入れた後、常温で1時間放置したときの収縮率は1.5%であった。二段発泡後の予備発泡粒子表面に皺はなく、予備発泡粒子同士の融着もなく、また収縮率も.0%未満であったので成形時に加温して内圧を付与するのに非常に適した予備発泡粒子であった。結果を表1に示す。
比較例7
実施例1において、エチレン−プロピレン−ブテン三元共重合体を、エチレン−プロピレンランダム共重合体(樹脂密度0.90g/cm、メルトフローインデックス7.9g/10分、融点145℃)に替えてポリプロピレン系樹脂粒子(メルトフローインデックス8.5g/10分、融点145℃)を作製した以外は実施例1と同様の方法により発泡し、嵩密度36.8g/Lである元のポリプロピレン系樹脂予備発泡粒子を得た。得られた予備発泡粒子内に空気を含浸させることにより0.46MPaの内圧を付与し、絶対圧力0.162MPaの加圧蒸気(114℃)により30秒間加熱し、二段発泡倍率が2.24倍のポリプロピレン系樹脂予備発泡粒子を得た。該発泡粒子を80℃の乾燥機に2時間入れた後、常温で1時間放置したときの収縮率は3.7%であった。二段発泡後の予備発泡粒子表面に皺はなく、予備発泡粒子同士の融着もなく、また収縮率も.0%以上であったので、成形時に加温して内圧を付与するのに適さない予備発泡粒子であった。結果を表1に示す。
(実施例6)
実施例1において、別のエチレン−プロピレン−ブテン三元共重合体(樹脂密度0.90g/cm、メルトフローインデックス12.1g/10分、融点147℃)に替えてポリプロピレン系樹脂粒子(メルトフローインデックス13.1g/10分、融点147℃)を作製した以外は実施例1と同様の方法により発泡し、嵩密度37.8g/Lである元のポリプロピレン系樹脂予備発泡粒子を得た。得られた予備発泡粒子内に空気を含浸させることにより0.33MPaの内圧を付与し、絶対圧力0.163MPaの加圧蒸気(114℃)により30秒間加熱し、二段発泡倍率が2.25倍のポリプロピレン系樹脂予備発泡粒子を得た。該発泡粒子を80℃の乾燥機に2時間入れた後、常温で1時間放置したときの収縮率は2.7%であった。二段発泡後の予備発泡粒子表面に皺はなく、予備発泡粒子同士の融着もなく、また収縮率も.0%未満であったので成形時に加温して内圧を付与するのに適した発泡粒子であった。結果を表1に示す。
(比較例1)
実施例1において、エチレン−プロピレン−ブテン三元共重合体をエチレン−プロピレンランダム共重合体(樹脂密度0.90g/cm、メルトフローインデックス6.5g/10分、融点145℃)に替えてポリプロピレン系樹脂粒子(メルトフローインデックス7.2g/10分、融点145℃)を作製した以外は実施例1と同様の方法により発泡し、嵩密度42.5g/Lである元のポリプロピレン系樹脂予備発泡粒子を得た。得られた予備発泡粒子内に空気を含浸させることにより0.54MPaの内圧を付与し、絶対圧力0.161MPaの加圧蒸気(114℃)により30秒間加熱し、二段発泡倍率が2.63倍のポリプロピレン系樹脂予備発泡粒子を得た。該発泡粒子を80℃の乾燥機に2時間入れた後、常温で1時間放置したときの収縮率は5.9%であった。予備発泡粒子同士の融着はなかったが、二段発泡後の予備発泡粒子表面に皺が発生しており、収縮率も.0%以上であったので、成形時に加温して内圧を付与するのに適さない予備発泡粒子であった。結果を表1に示す。
(比較例2)
実施例5と同じポリプロピレン系樹脂粒子を用い、嵩密度33.0g/Lである元のポリプロピレン系樹脂予備発泡粒子を得た。得られた予備発泡粒子内に空気を含浸させることにより0.30MPaの内圧を付与し、絶対圧力0.146MPaの加圧蒸気(111℃)により30秒間加熱し、二段発泡倍率が1.95倍のポリプロピレン系樹脂予備発泡粒子を得た。該発泡粒子を80℃の乾燥機に2時間入れた後、常温で1時間放置したときの収縮率は5.2%であった。二段発泡後の予備発泡粒子表面に皺はなく、予備発泡粒子同士の融着もなかったが、収縮率が.0%以上であったので成形時に加温して内圧を付与するのに適さない予備発泡粒子であった。結果を表1に示す。
(比較例3)
実施例1において、別のエチレン−プロピレン−ブテン三元共重合体(樹脂密度0.90g/cm、メルトフローインデックス10.5g/10分、融点146℃)を用いてポリプロピレン系樹脂粒子(メルトフローインデックス11.3g/10分、融点145℃)を作製した以外は実施例1と同様の方法により発泡し、嵩密度26.4g/Lである元のポリプロピレン系樹脂予備発泡粒子を得た。得られた予備発泡粒子内に空気を含浸させることにより0.40MPaの内圧を付与し、絶対圧力0.123MPaの加圧蒸気(106℃)により30秒間加熱し、二段発泡倍率が1.60倍のポリプロピレン系樹脂予備発泡粒子を得た。該発泡粒子を80℃の乾燥機に2時間入れた後、常温で1時間放置したときの収縮率は7.6%であった。二段発泡後の予備発泡粒子表面に皺はなく、予備発泡粒子同士の融着もなかったが、収縮率が.0%以上であったので、成形時に加温して内圧を付与するのに適さない予備発泡粒子であった。結果を表1に示す。
(比較例4)
実施例1のポリプロピレン系樹脂粒子を用いて、嵩密度30.1g/Lである元のポリプロピレン系樹脂予備発泡粒子を得た。得られた予備発泡粒子内に空気を含浸させることにより0.27MPaの内圧を付与し、絶対圧力0.234MPaの加圧蒸気(125℃)により30秒間加熱し、二段発泡倍率が2.11倍の予備発泡粒子を得た。該発泡粒子を80℃の乾燥機に2時間入れた後、常温で1時間放置したときの収縮率は0.7%であった。二段発泡後の予備発泡粒子表面に皺はなく、収縮率も.0%未満であったが、予備発泡粒子同士が融着してしまい、成形に適さない予備発泡粒子であった。結果を表1に示す。
(比較例5)
実施例2のポリプロピレン系樹脂粒子を用いて、嵩密度37.8g/Lである元のポリプロピレン系樹脂予備発泡粒子を得た。得られた予備発泡粒子内に空気を含浸させることにより0.38MPaの内圧を付与し、絶対圧力0.219MPaの加圧蒸気(123℃)により30秒間加熱し、二段発泡倍率が2.68倍のポリプロピレン系樹脂予備発泡粒子を得た。該発泡粒子を80℃の乾燥機に2時間入れた後、常温で1時間放置したときの収縮率は0.9%であった。二段発泡後の予備発泡粒子同士に融着はなく、収縮率も.0%未満であったが、予備発泡粒子表面に皺が発生しているので成形に適さない予備発泡粒子であった。結果を表1に示す。
(比較例6)
実施例1において、別のエチレン−プロピレン−ブテン三元共重合体(樹脂密度0.90g/cm、メルトフローインデックス16.5g/10分、融点146℃)を用いて、ポリプロピレン系樹脂粒子(メルトフローインデックス17.4g/10分、融点146℃)を作製した以外は実施例1と同様の方法により発泡し、嵩密度31.8g/Lである元のポリプロピレン系樹脂予備発泡粒子を得た。得られた予備発泡粒子内に空気を含浸させることにより0.29MPaの内圧を付与し、絶対圧力0.201MPaの加圧蒸気(121℃)により30秒間加熱し、二段発泡倍率が1.89倍のポリプロピレン系樹脂予備発泡粒子を得た。該発泡粒子を80℃の乾燥機に2時間入れた後、常温で1時間放置したときの収縮率は4.1%であった。二段発泡後の予備発泡粒子表面に皺はなく、予備発泡粒子同士の融着もなかったが、収縮率が.0%以上であったので成形時に加温して内圧を付与するのに適さない予備発泡粒子であった。結果を表1に示す。
実施例1〜6および比較例1〜6に示すとおり、メルトフローインデックスが15g/10min以下であるポリプロピレン系樹脂組成物からなるポリプロピレン系樹脂予備発泡粒子に、0.50MPa以下の内圧を付与し、絶対圧力0.16MPa以上0.22MPa以下の加圧蒸気で加熱し、ポリプロピレン系樹脂予備発泡粒子を更に発泡させ、元のポリプロピレン系樹脂予備発泡粒子の1.05倍以上2.60倍以下であることにより、高温下で収縮しにくい予備発泡粒子が得られたことがわかる。

Claims (3)

  1. メルトフローインデックスが1g/10min以上15g/10min以下であるポリプロピレン系樹脂組成物からなる、元のポリプロピレン系樹脂予備発泡粒子に、0.20MPa以上0.40MPa以下の内圧を付与し、絶対圧力0.16MPa以上0.22MPa以下の加圧蒸気で加熱することによって、前記元のポリプロピレン系樹脂予備発泡粒子の1.05倍以上2.60倍以下の嵩倍率であるポリプロピレン系樹脂予備発泡粒子を得ることを特徴とする、ポリプロピレン系樹脂予備発泡粒子の製造方法。
  2. ポリプロピレン系樹脂組成物の融点が、135℃以上155℃以下であることを特徴とする、請求項1記載のポリプロピレン系樹脂予備発泡粒子の製造方法。
  3. 得られたポリプロピレン系樹脂予備発泡粒子の嵩密度が、14.0g/L以上30.0g/L以下であることを特徴とする、請求項1または2記載のポリプロピレン系樹脂予備発泡粒子の製造方法。
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