JP3720682B2 - 車両用ポンプモータ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両に搭載され、ウォッシャ液をワイパ装置に供給する等の用途で使用される車両用ポンプモータの技術分野に属するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、この種ポンプモータのハウジングのなかには、仕切り壁を介して先端側(上側)にモータ室が形成され、基端側(下側)にポンプ室が形成されるように構成したものがある。このようなものにおいて、モータ室には、内外の気圧を均一化するため外気との通気をする通気孔を、外部から水が浸入しにくい状態で形成する必要がある。そこで従来、下側に位置するポンプ室側から上側のモータ室に連通する通気孔を形成し、モータ室への水の浸入を回避しながらの内外通気をするようにしたものが提唱されている。このようなものとしては、例えば実公昭62−20720号公報のようなものがあり、このものでは、ポンプ室を迂回するべくハウジングの基端側面の外径部位からモータ室に至る通気孔を形成し、さらにこの通気孔を、前記開口端部において、ポンプ室を封止状に覆蓋するカバー体の外径部に開設した貫通孔に対向させ、これら通気孔と貫通孔を介してモータ室の内外通気が行われるように構成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、前記従来のような通気孔が形成されたハウジングを金型を用いて一体型成形する場合、通気孔は、通気孔用の抜き型をハウジングのポンプ室側である基端側面からモータ室側に差し込んで形成することになる。しかるに、抜き型は、ハウジングの外径を形成する略筒形状の筒中心に対して略平行な状態で挿入されるのが一般的であり、このため、通気孔はポンプ室基端側面の外径側からモータ室に貫通するよう、モータ室の外径寸法をポンプ室の外径よりも大径にする必要がある。
一方、近年、モータの小型化を計る一方で、ポンプ室からの高吐出圧化を計ることが望まれており、これに対応するには、モータ室の小径化を計る一方で、ポンプ室についてはインペラを大きくして大径化することが必要となる。このため、このような構成のハウジングを、前述のような金型を用いて一体成形をする場合、寸法的にはポンプ室がモータ室よりも大径になるが、通気孔はポンプ室の外側に形成されるが故、ハウジングは、少なくとも通気孔形成部位を全長に亘って大径にしなければならず、小型化の妨げになるという問題がある。しかも、このようにした場合、基端側開口を塞ぐためのカバー体の形状が複雑になってしまうため、基端側面の内径部位となるポンプ室での封止性を損なう惧れもあって問題があり、ここに本発明が解決しようとする課題があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記の如き実情に鑑み、これらの課題を解決することを目的として創作されたものであって、請求項1の発明は、仕切り壁を介して先端側にモータ室Mが基端側にポンプ室Pがそれぞれ形成されたポンプモータのハウジング2であって、該ハウジングの基端側からポンプ室Pを迂回するようにしてモータ室Mの内外を通気する通気孔Hを形成するにあたり、前記通気孔は、ハウジングの基端側面からポンプ室を迂回する状態でモータ室側ほど内径側に傾斜するようにして該ハウジングの基端側に開口する外孔と、該外孔よりもモータ軸の軸中心側に位置してハウジングのモータ室内部側に開口する内孔とを連通することで形成されている車両用ポンプモータである。
そして、このようにすることにより、ハウジングのモータ室に対向する外径を小さいままに形成することができる。
請求項2の発明は、請求項1において、内孔と外孔とは分割した上下金型を用いて形成され、外孔と内孔との連通は前記上下金型の当接面により形成される車両用ポンプモータである。
請求項3の発明は、請求項1において通気孔は、ポンプ室に対向してハウジングの外周面に突出形成された突部の基端側からモータ室内に至るよう傾斜して形成されている車両用ポンプモータである。
請求項4の発明は、請求項1、2または3において、通気孔はハウジングの周回り方向に複数形成されるものとし、該各通気孔は互いに平行で、かつ、モータ軸を通る面に対して平行な関係で形成されている車両用ポンプモータである。
請求項5の発明は、請求項3または4において、突部は、ハウジング外周面から外方に突出して形成される吸入口に対し、周回り方向に隣接して形成されている車両用ポンプモータである。
請求項6の発明は、請求項1、2、3、4または5において、ハウジングの基端側面には、ポンプ室の封止をするための封止凹溝が形成され、該封止凹溝の外側に隣接して内径側に傾斜する傾斜凹溝が形成され、通気孔は傾斜凹溝の周回り方向両側に位置し、かつ傾斜凹溝の傾斜に沿って形成されている車両用ポンプモータである。
【0005】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の第一の実施の形態について、図1〜図6の図面に基づいて説明する。
図面において、1は図示しないウォッシャタンク内のウォッシャ液を、ワイパ装置に設けたウォッシャノズルに供給するためのポンプモータであって、該ポンプモータ1が収容されるハウジング2は略筒状に形成され、金型を用いて一体型成形されている。このハウジング2は、基端側面(筒端面であって、ポンプモータを取付けた状態で下方をむく下側面)2aから続く状態で先端側ほど筒奥側に位置するロート状の仕切り壁2bが形成され、これによって、先端側と基端側とが仕切られるようになっているが、この仕切り壁2bを介して先端側はモータ室Mに、基端側はポンプ室Pとなるように設定されている。ここで、本実施の形態のモータ室M側の内径は、ポンプ室P側の内径と略同寸法に設定されている。
【0006】
前記モータ室Mの筒内周面にはヨーク3が一体的に内装され、該ヨーク3内周面に一対の永久磁石3aが止着されている。そして、モータ室Mにはアーマチュア4が、アーマチュアコア4aの外周面を永久磁石3a内周面に近接対向させる状態で配設されるが、該アーマチュア4を構成するアーマチュア軸(モータ軸)5の先端部5aはハウジング2の先端部に覆蓋されるフロントカバー6に軸受6aを介して軸承され、中間部5bは仕切り壁2bに形成された筒孔状の軸承部2cに軸受2dを介して軸承されることによって、モータ室Mに回動自在に支持されるように設定されている。尚、5dはアーマチュア軸5に固着されたコンミテータ、6bはフロントカバー6に一体形成された電気接続部である。
【0007】
そして、ポンプ室Pには、ハウジングの軸承部2cからアーマチュア軸5の基端部5cが突出しているが、該突出したアーマチュア軸基端部5cには一方取り状に面取りが施されており、ここにインペラ7が一体的に設けられ、アーマチュア軸5の正逆回動に伴い一体に回動するように設定されている。さらに、ハウジング2の外周面の基端側面2a近傍には、ポンプ室P側に連通されウォッシャ液をポンプ室Pに吸入する吸入口2eが外方に向けて突出状に形成されている。そして、吸入口2eの周回り方向両側部に位置するハウジング2外周面には、外径方向に突出する肉厚状(中実状)の突部2fがハウジング基端側面2aから続く状態で形成されている。この突部2fのアーマチュア軸5方向の長さ寸法は、ハウジング2の筒内を仕切る仕切り壁2bの先端側部位よりも僅かに長くなる長さに設定される短いものになっていて、ハウジング2のモータ室M側は円筒状のままになっている。さらに、突部2f同志のあいだ、つまり、ハウジング基端側面2aの吸入口2eに対向する部位は、突部2f同志をつなぐ状態、かつ吸入口2eに続く状態で外径側に突出するよう肉厚状に形成されており、これによって、ハウジング基端側面2aの吸入口2e形成部位に対向する部位に、外径側に突出する肉厚状の延出部Eが周回り方向に長く形成されるように設定されている。
尚、2gはポンプ室Pの軸承部2c基端側に配されたシール材であって、該シール材2gはモータ室Mとの封止をするように設定されている。また、2hは仕切り壁2aの先端側面(モータ室M側面)に周回り方向に複数形成された補強リブである。
【0008】
さらに、ハウジング基端側面2aは吸入口2e側に突出部が延設されて略長円形状に形成されており、ここに吐出口2iが外方に向けて突出する状態で形成され、吸入口2eからポンプ室Pに吸入されたウォッシャ液は、インペラ7の回転に伴い吐出口2i側に移送されるように設定されている。
そして、略長円形状の基端側面2aの外径部位には、ポンプ室Pを迂回する状態で囲繞して後述するようにポンプ室Pを封止するための封止凹溝2jが凹設されている。さらに、封止凹溝2jよりも外側に位置する延出部Eには、封止凹溝2jの外側に隣接する状態で傾斜凹溝(本発明の外孔に相当する)2kが周回り方向に長く凹設されている。ここで、前記封止凹溝2jの溝方向はアーマチュア軸5方向を向いて平行状に形成されるが、傾斜凹溝2kの溝方向はアーマチュア軸5に対し溝底側、つまりモータ部M側ほど内径側に位置する傾斜溝に形成されている。さらに、傾斜凹溝2kを構成する外側の溝側片(側壁)には、周回り方向略中央部、即ち吸入口2eの下側に位置して空隙部2mが切欠き形成されている。
【0009】
さらに、前記傾斜凹溝2kの周回り方向両端部、つまり、ハウジング2の突部2f形成部位に位置して、該傾斜凹溝2kの傾斜溝方向に沿う状態で内孔2oが連通することで通気孔Hが開設されるが、これら内孔2oは、型成形時に図1における破線で示す上金型2o(説明の都合上、内孔と同様の符号により説明する。後述する下金型についても同様。)をモータ室M内から挿入することで形成されている。つまり、ハウジング基端側面2aからは外孔である傾斜凹溝2kを形成するための下金型2kが挿入され、該下金型2kに対し、傾斜凹溝2kの突部2f形成部位に対向して一対の突出部が形成された上金型2oを当接させるように上側(モータ室M側)から挿入することで、ハウジング基端側面2a側に開設される外孔、つまり傾斜凹溝2kと、モータ室M内側に開設される内孔2oとが連通されて通気孔Hが形成されるように設定されている。このとき、通気孔Hは、外孔2kよりも内孔2oの方がアーマチュア軸5の軸中心側に位置するように、つまり、通気孔Hのモータ室M側ほど内径側に傾斜するように形成されることで、ポンプ室Pを迂回してモータ室M内に至るように設定されている。さらに、前記二つの通気孔Hは、下金型2kに対し、単一の上金型2oに設けた一対の突部により形成されており、このため、各通気孔Hの孔方向は、傾斜凹溝2kの傾斜溝方向に沿う状態で互いに平行になり、かつ、アーマチュア軸を通る面に対して平行な関係になっている。
このように構成したものにおいて、外気は、傾斜凹溝2kの溝側片に形成の空隙部2m、傾斜凹溝2kを経由した状態で内孔2oに流入し、そしてモータ室M内に流入するように設定され、空隙部2mから流入された外気が直接内孔2oに通じることがないよう通気路の迷路構造化が計られており、これによって、モータ室M内への水の浸入が回避されるようになっている。
【0010】
一方、8はハウジング基端側面2aに突当て状に覆蓋するエンドカバーであって、該エンドカバー8の先端側面(上側面)には、ハウジング2側の封止凹溝2jにシール材と共に嵌合して、ポンプ室Pの封止をするための係合突部8aが形成されている。さらに、周回り方向三箇所には係合孔(図示せず)が形成されており、ハウジング基端側面2aに突設された係合突起2nが嵌合係止されるように構成されていて、ハウジング2とエンドカバー8との位置決めができるように設定されている。
【0011】
叙述の如く構成された本発明の実施の形態において、図示しないタンクに貯蔵されたウォッシャ液は、ポンプモータ1の吸入口2eからポンプ室Pに流入され、吐出口2iから吐出されることになるが、このものにおいて、モータ室Mにおける外部との通気は、前述したように、ハウジング基端側面2aの外側に位置して形成された空隙部2mから、傾斜凹溝2kを経由して内孔2oを介する通気孔Hを経てモータ室Mの内部に至る通気路に基づいてなされる。そしてこの場合に、ポンプ室Pの外径はモータ室Mの外径と略同寸法となっているが、通気孔Hは、ハウジング2のポンプ室Pに対向する外周面にアーマチュア軸5方向に短い状態で突部2fを形成し、該突部2fにおいて、下金型2kを基端側面2aからモータ室Mに向けて内径側に傾斜して差し込み、通気孔Hの外孔2kよりも内孔2oの方がアーマチュア軸5の軸中心側に位置するように形成されている。このため、ハウジング2の先端側部位、即ちモータ室M側においてはモータ室Mを小径の円筒形状のままにすることができ、従来の金型をアーマチュア軸と平行状に差し込んで通気孔を形成するもののように、ハウジングの全長に亘って大径部を形成しなければならないようなことがなく、ポンプモータのコンパクト化が計れる。
さらに、ハウジング2のポンプ室Pの外径寸法をモータ室Mの外径寸法よりも大きいものにした場合でも、ポンプ室Pに対応するハウジング2の外周に、通気孔H形成用の突部2fを一体形成し、該突部2fにおいて、上下の金型2k、2oを外径側とモータ室Mの内径側とのあいだに傾斜状に差し込むことで、外孔2kよりも内孔2oの方がアーマチュア軸5の軸中心側に位置する通気孔Hを形成するができ、このようにすることでハウジング2のモータ室M側の外径を小径のままとすることができる。
【0012】
しかもこのものにおいて、突部2fは、ハウジング2の筒外周面から外方に突出状に形成される吸入口2eの周回り方向に隣接するようにして形成されているので、該部位に突部2fが形成されているが故にポンプモータ1の取付けにおけるスペースユーティリティーが悪化する等の不具合はない。
さらに、前述したように、ハウジング2のモータ室M側の外径は小径な円筒状であるため、基端側面2aはこれに突出部を延出した略長円形状とすることができ、このため、エンドカバー8の外径をシンプルな長円形状に形成することができて、ポンプ室Pとエンドカバー8との封止における信頼性を高めることができる。
そのうえ、ハウジング2のモータ室M側は円筒形状のままであるため、フロントカバー6とモータ室Mとを封止状に組込む場合に、封止材は円形状に充填すればよいことになって、自動化された充填作業を簡略なものにできる。
【0013】
さらにこのものでは、上下金型を用い、これら金型の当接面が通気孔Hの外孔と内孔との連通を行う構成であるので、型構造が複雑になることがなく簡略化を計れるものであるが、前記実施の形態のものでは、傾斜凹溝2kを形成するために用いられる下金型2kに対して上金型2oを突当て状に挿入することで形成することができて、金型の兼用化が計れて金型数の削減を計れる。
しかもこのものでは、通気孔Hがハウジング2の周回り方向に複数形成されているが、この場合に、単一の金型を用いて互いに平行な通気孔Hが形成されているため、さらなる金型の簡略化を計れる。
【0014】
またこのものにおいて、通気孔Hに流入する外気は、ハウジング基端側面2aの外径側に形成される延出部Eの周回り方向略中央位置に位置する空隙部2mから流入され、傾斜凹溝2kを周回り方向に経由して、通気孔Hに至る構成であるので、通気路が迷路構造になって防水機能を一段と優れたものにできる。
【0015】
尚、本発明は前記実施の形態に限定されることは勿論なく、図7(A)、8に示す第二の実施の形態のように構成することもできる。
第二の実施の形態のものは、通気孔Hの形状がクランク状に折曲された形状になっている。このものでは、図8に示すように上下の金型X、Yの側面同志を当接(摺接)させる状態で型成形することで形成されており、これによって、外孔はハウジング9の基端側面9a外径側に位置して開設される一方、内孔はモータ室M側において外孔よりもモータ軸の軸中心側に位置して開設され、この場合でも、モータ室Mの外径を小径のままに維持できる。
さらに図7(B)に示す第三の実施の形態のようにすることもでき、このものでは、通気孔Hが円弧状に形成されていて、外孔はハウジング基端側面の外径側に位置して開設される一方、内孔はモータ室M側において外孔よりもモータ軸の軸中心側に位置して開設されており、この場合でも、モータ室Mの外径を小径のままに維持できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ポンプモータの正面断面図である。
【図2】ハウジングの正面断面図である。
【図3】ハウジングの側面断面図である
【図4】ハウジングの底面図である。
【図5】図1のポンプモータからフロントカバーを取り外した状態における平面図である。
【図6】図6(A)、(B)はそれぞれハウジングの一部正面断面図、図6(A)のX矢視図である。
【図7】図7(A)、(B)はそれぞれ第二、第三の実施の形態を説明するハウジングの正面断面図である。
【図8】第二の実施の形態における通気孔の型成形を説明する断面図である。
【符号の説明】
1 ポンプモータ
2 ハウジング
2a 基端側面
2e 吸入口
2f 突部
2i 吐出口
2j 封止凹溝
2k 傾斜凹溝
3 ヨーク
3a 永久磁石
5 アーマチュア軸
6 フロントカバー
7 インペラ
8 エンドカバー
E 延出部
H 通気孔
M モータ室
P ポンプ室
Claims (6)
- 仕切り壁を介して先端側にモータ室Mが基端側にポンプ室Pがそれぞれ形成されたポンプモータのハウジング2であって、該ハウジングの基端側からポンプ室Pを迂回するようにしてモータ室Mの内外を通気する通気孔Hを形成するにあたり、前記通気孔は、ハウジングの基端側面からポンプ室を迂回する状態でモータ室側ほど内径側に傾斜するようにして該ハウジングの基端側に開口する外孔と、該外孔よりもモータ軸の軸中心側に位置してハウジングのモータ室内部側に開口する内孔とを連通することで形成されている車両用ポンプモータ。
- 請求項1において、内孔と外孔とは分割した上下金型を用いて形成され、外孔と内孔との連通は前記上下金型の当接面により形成される車両用ポンプモータ。
- 請求項1において通気孔は、ポンプ室に対向してハウジングの外周面に突出形成された突部の基端側からモータ室内に至るよう傾斜して形成されている車両用ポンプモータ。
- 請求項1、2または3において、通気孔はハウジングの周回り方向に複数形成されるものとし、該各通気孔は互いに平行で、かつ、モータ軸を通る面に対して平行な関係で形成されている車両用ポンプモータ。
- 請求項3または4において、突部は、ハウジング外周面から外方に突出して形成される吸入口に対し、周回り方向に隣接して形成されている車両用ポンプモータ。
- 請求項1、2、3、4または5において、ハウジングの基端側面には、ポンプ室の封止をするための封止凹溝が形成され、該封止凹溝の外側に隣接して内径側に傾斜する傾斜凹溝が形成され、通気孔は傾斜凹溝の周回り方向両側に位置し、かつ傾斜凹溝の傾斜に沿って形成されている車両用ポンプモータ。
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