JP3719290B2 - 建材用シート - Google Patents
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Description
【発明が属する技術分野】
本発明は、合板、鋼板、合成樹脂板等の表面に貼着して、家屋の壁、天井、或いは家具などの表装材として用いる建材用シートに関する。更に詳しくは印刷面側を建材の表面に貼着するための、すなわち所謂バックプリント用のポリプロピレン製建材用シートに関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】
従来、合成樹脂、紙、織布などのシートを、合板、鋼板、合成樹脂板等の表面に貼着し、家屋の壁、天井、或いは家具などの表装材に用いる技術は慣用されている。そして、合板、鋼板、合成樹脂板等の表面に貼着するシートには、そのシートの表面に必要に応じ印刷を施して使用している。また、上記のシート類を壁紙などの化粧材に使用することも慣用されている。本発明では、この合板、鋼板、合成樹脂板等の表面に貼着するためのシート、化粧材に使用するシートを建材用シートと言う。
【0003】
ポリプロピレンは優れた物理的、化学的特性を有し、そのため建材用シートとして適すると考えられ、ポリプロピレンシートを建材用シートに使用することが試みられているが、そのシートの表面に印刷を施して使用する場合には印刷面が経時的に色あせたり、摩擦によって剥げたりする問題点があり、またシートそのものも耐摩耗性、耐スクラッチ性、耐候性が建材用シートとしては十分とはいえない問題点がある。本発明は、印刷面の保護を確立し、シートの耐摩耗性、耐スクラッチ性、耐候性を改良したポリプロピレンシートを基材とする建材用シートを提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明者等は、建材用シートに適するポリプロピレンシートについて種々検討した結果、透明なポリプロピレンシートの片面に印刷を施し、その印刷面側を建材の表面に貼着することによって印刷面が保護されること、また表面にアクリル樹脂フィルムを貼着するとポリプロピレンシートとの特性が相俟って建材用シートとして優れたものになることを知見し、本発明を完成した。
【0005】
すなわち本発明は、印刷面側を建材の表面に貼着するためのポリプロピレン製建材用シートであって、該シートは透明なポリプロピレンシートの片面にポリウレタン系又はエポキシ樹脂系印刷用プライマー層及び印刷層を順次有し、且つその反対面にポリウレタン系又はエポキシ樹脂系接着用プライマー層、アクリル系樹脂プライマー層及びアクリル樹脂フィルム層を順次有することを特徴とする建材用シートである。また、上記の透明なポリプロピレンシートには、その表面にコロナ放電処理をしてから各プライマー層を設けるのが好ましい。
【0006】
【発明の実施の形態】
本発明で用いるポリプロピレンは、特に限定されるものではなく、例えばポリプロピレンのホモ重合体、ポリプロピレンとポリエチレンとのランダム又はブロック共重合体、ポリプロピレンとEPDMとの混合物、ポリプロピレンとエチレン−プロピレンラバー共重合体との混合物、リアクターTPOなどの重合体である。またポリプロピレンのホモ重合体としてはアイソタクチック構造のもの、シンジオタクチック構造のもの或いはこれらの混合物が用いられる。ポリプロピレンシートは上記の重合体又は重合体混合物を押出成型機又はカレンダーで、厚さ0.05〜0.5mmに成形したシートである。
【0007】
ポリプロピレンシートの片面に印刷を施す。印刷を施すには、ポリプロピレンシートの片面に、印刷インキがよく接着し印刷特性がよくなるように、ポリウレタン系又はエポキシ樹脂系印刷用プライマー層を形成させてから印刷する。また、この際、ポリプロピレンシートの表面に通常のコロナ放電処理を施してから上記のプライマー層を設けると強固なプライマー層を形成できる。上記のポリウレタン系印刷用プライマー層のポリウレタンとしては、ポリエステル系ポリウレタンが好ましい。すなわち、アジピン酸、フタル酸等の二塩基酸と、エチレングリコール、1,4−ブタンジオール等のグリコールやトリメチロールプロパン等のトリオールとの縮合反応によって得られる縮合系ポリエステルポリオールとトリレンジイソシアネート、ジフェニルメタンジイソシアネート、トリジンジイソシアネート等の硬化剤とを原料に用いたポリウレタンが好ましい。
【0008】
また、上記のエポキシ樹脂系印刷用プライマー層のエポキシ系樹脂としては、ビスフェノールA型、その水素化又は臭素化物、ビスフェノールF型、ビフェニール型などのグリシジルエーテル型エポキシ樹脂、フェノールノボラック型エポキシ樹脂等のグリシジルエステル型エポキシ樹脂、テトラグリシジルジアミニジフェニルメタン等のグリシジルアミン型エポキシ樹脂などが用いられる。また、硬化剤としてはジエチレントリアミン、トリエチレンテトラミン、イソホロンジアミン、ジアミノジフェニルメタンなどのアミン類、これらアミンをダイマー酸で変性したポリアミドなどのアミン変性物、ドデセニル無水コハク酸、ヘキサヒドロ無水フタル酸などの酸無水物類、トリレンジイソシアネート、イソシアネートプレポリマー、ブロック化イソシアネートなどのジイソシアネート類が用いられる。
【0009】
そして、上記のエポキシ樹脂に、ヘキサメチレングリコールとアジピン酸とフタル酸との反応生成物を配合し、硬化剤にトリレンジイソシアネートを用いたプライマーは、耐熱性があり、また耐寒性にも優れているので特に好ましい。ヘキサメチレングリコールとアジピン酸とフタル酸との反応生成物において、アジピン酸とフタル酸との重量割合は1:1が好ましい。この反応物は、ポリヘキサメチレンアジペートとポリヘキサメチレンフタレートとの混合物の形態でも、ヘキサメチレンアジペートとヘキサメチレンフタレートの共縮合の形態でもよい。
【0010】
この印刷用プライマー層の上に印刷を施すが、本発明においては印刷面側が建材の表面に接するように貼着するので、印刷は文字等左右がある場合には逆画像になるように施す。印刷はそれ自体既知の種々の方法で行う。印刷用のインキとしては、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、アクリル系樹脂等を固形バインダーに用いたインキが良い。
【0011】
本発明では、上記の如くして印刷したポリプロピレンシートの印刷面と反対面に、アクリル樹脂フィルムをラミネートする。アクリル樹脂フィルムをラミネートすることによって、シートの耐摩耗性、耐スクラッチ性、耐候性を改良することができる。使用されるアクリル樹脂フィルムは、アクリル酸或いはメタクリル酸又はこれらの誘導体を単独で或いは主成分として重合させた重合体をフィルムにしたものである。特にアクリル酸又はメタクリル酸のメチル、エチル、プロピル、ブチルなどのアルキルエステルの重合体が好ましく用いられ、ポリメチルメタクリレートが耐候性の点から特に好ましい。フィルムの厚さは25〜50μmが好ましい。なお、建材用シートの表面に使用できる物性をもつものとしてポリビニリデンフルオライド(PVDF)等のフッ素系フィルムが考えられるがコストが高い。
【0012】
ポリプロピレンシートの印刷面と反対面にアクリル樹脂フィルムを貼着することにより両者の特性が相俟って建材用シートとして優れたものになるが、ポリプロピレンはその分子構造上アクリル樹脂フィルムとの親和性が乏しく、その表面にアクリル樹脂フィルムを接着させるには、接着用のプライマー層を形成させる必要がある。本発明では、この接着用のプライマー層として、ポリウレタン系プライマー層又はエポキシ樹脂系プライマー層を形成させ、その上に更にアクリル系樹脂プライマー層を形成させてからアクリル樹脂フィルムを貼着する。接着用プライマー層を形成させることによって、ポリプロピレンシートにアクリル樹脂フィルムを強固に且つ耐久性よく貼着できる。また、ポリプロピレンシートの表面に上記の接着用プライマー層を設けるには、予め該シートにコロナ放電処理を施しておき、その後接着用プライマーを塗布して、プライマー層を形成するのが好ましい。コロナ放電処理を施すことによって接着用プライマーのシートへの結合性を高めることができる。ポリウレタン系又はエポキシ樹脂系接着用プライマー層としては、上記した印刷用プライマーを使用することができる。
【0013】
接着用のポリウレタン系又はエポキシ樹脂系プライマー層の上に更にアクリル系樹脂プライマー層を設けてからアクリル樹脂フィルムを貼着すると、ポリウレタン系又はエポキシ樹脂系プライマー層を設けただけの場合より、アクリル樹脂フィルムをより一層強固に且つ耐久性よく接着することができる。上記のアクリル系樹脂プライマー層の形成に用いるアクリル系樹脂としては、アクリル重合体に水酸基を導入したアクリルポリオール、例えばアクリル酸エステル、メタクリル酸エステルなどと、ヒドロキシメチルメタクリレート、スチレン、アクリル酸などとの共重合体とイソシアネートの反応物が好適に用いられる。図1は本発明の建材用シートの一例の正面図で、1はポリプロピレンシート、2はポリウレタン系又はエポキシ樹脂系印刷用プライマー層、3は印刷層であり、4はポリウレタン系又はエポキシ樹脂系接着用プライマー層、5はアクリル系樹脂プライマー層、6はアクリル樹脂フィルムである。本発明の建材用シートは、建材の表面に、印刷面側が建材の表面に接するように接着剤を用いて貼着する。この接着剤は貼着する際に施してもよいが、予め上記印刷面に施しておいてもよい。例えば、印刷層の上に感圧性接着剤層、剥離材層を順次設けてもよいし、また熱接着剤層を設けてもよい。
【0014】
また、接着用プライマーとして、側鎖にカルボキシル基、4級アンモニュウム塩基、ヒドロキシル基を有する架橋性共重合体の如き静電気誘導防止による帯電防止性を有する樹脂を用いてもよい。この架橋性共重合体は、例えば、(メタ)アクリル酸、フタル酸、ヘキサヒドロフタル酸、アクロイルオキシエチル琥珀酸のようなカルボキシル基を有する単量体と、ジメチルアミノエチル(メタ)アクリレートの4級化物のような4級アンモニュウム塩基を有する単量体と、グリセリンジグリシジールエーテル、トリメチロールプロパントリアジリジエーテルのようなヒドロキシル基を有する単量体と、アルキル(メタ)アクリレート、スチレン、エチレン、塩化ビニルなどの他の単量体とを適宜に組み合わせて共重合させた共重合体である。帯電防止性のある接着用プライマーを用いることにより、建材用シートに帯電防止性が付与され、静電気発生に基づく塵埃の建材表面への付着を防止することができる。この帯電防止性を有する接着用プライマーは、ポリプロピレンシートとアクリル樹脂フィルムとの間に介在させるが、その介在位置は適宜であり、特にポリウレタン系又はエポキシ樹脂系接着用プライマー層とアクリル系樹脂プライマー層との間に設けるのが好ましい。
【0015】
接着用プライマー層を形成させたポリプロピレンシートとアクリル樹脂フィルムとの接着は次のようにして行う。すなわち、ポリプロピレンシートとアクリル樹脂フィルムとを、ポリプロピレンシートの接着用プライマー層がアクリル樹脂フィルムに接するように重ねあわせ、この重ねあわせたものをロール温度100〜190℃のヒーター付き加熱ロールを通した後、両者を圧着ロールで圧着させ、冷却して巻き取る。その際、必要に応じ圧着ロールとしてエンボスロールを使用し凹凸模様を付けたり、艶を調整してもよい。また、アクリル樹脂フィルム層の上に更にアクリル系樹脂塗膜層を設けてもよい。このアクリル系樹脂塗膜層の形成には上記したアクリル系樹脂プライマーが使用できる。この際、アクリル系樹脂プライマーに、光沢調整剤(例えばシリカ粉末)を配合して光沢を調整したり、滑剤(例えば、パラフィン、高級アルコール、脂肪酸、脂肪酸塩)を配合して滑性を調整したり、帯電防止剤を配合して帯電防止性を付与したりしてもよい。
【0016】
また、本発明において、ポリプロピレンシートの印刷面の反対面に、エンボスロール等により凹凸模様を付け、この凹部に印刷インキを埋設する所謂ワイピング処理して模様を付してもよい。このワイピング模様と印刷模様とが、透明なポリプロピレンシートを挟んで存在するので意匠効果のよい模様を現出できる。ポリプロピレンシートの印刷面の反対面にアクリル樹脂フィルムを貼着する場合はアクリル樹脂フィルムの表面に上記のワイピング模様を付してもよい。
【0017】
【実施例】
次に実施例をもって本発明を更に具体的に説明する。
参考例1
溶融粘度2.0、結晶化温度123℃のポリプロピレンホモ重合体100重量部にカルシウムステアレート0.03重量部及びりん酸エステル0.1重量部を添加し、コニーダーで混練し、175℃〜200℃に加熱したカレンダーにてカレンダー加工して厚さ0.15mmのシートを製造した。
このポリプロピレンホモ重合体シートの表面をコロナ放電処理し、その面に、アジピン酸とエチレングリコールとを反応させて得たポリエステルポリオールにトリレンジイソシアネートを硬化剤として添加したものを塗布し、乾燥して1.5g/m2の印刷用ポリウレタンプライマー層を形成した。次に該ポリウレタンプライマー層の上にグラビア印刷により多色刷りを施した。この建材用シートは印刷面側を建材表面に当接して貼着する。
【0018】
参考例2
参考例1で用いたと同じポリプロピレンホモ重合体シートの表裏両面にコロナ放電処理した。その片面に、参考例1における印刷用ポリウレタンプライマー層に代えて、エポキシ樹脂にポリヘキサメチレングリコールとアジピン酸とフタル酸(アジピン酸とフタル酸との重量比1:1)との反応物を配合し、更にトリメチレンイソシアネートを添加した組成物のメチルエチルケトン溶液を塗布し、乾燥して1.8g/m2の印刷用エポキシ樹脂系プライマー層を形成し、参考例1と同様にして印刷ポリプロピレンシートを製造した。
このポリプロピレンシートの印刷面と反対面に上記のエポキシ樹脂系プライマーを用いて2.2g/m2の接着用プライマー層を形成し、その上にアクリル樹脂フィルムを次の如くして貼着した。すなわち、アクリル樹脂フィルムとしてアクリプレンフィルム(ポリメチルメタクリレート:三菱レイヨン株式会社製)を用いた。その厚さは25μであった。上記のポリプロピレンシートとアクリル樹脂フィルムを、それぞれロール温度50℃の予熱ロールを通して予熱する。この予熱したポリプロピレンシートとアクリル樹脂フィルムとを、ポリプロピレンシートの接着用プライマー層がアクリル樹脂フィルムと接するように重ね合わせ、この重ね合わせたものを加熱ロールを通し、次いで圧着ロールとしてエンボスロールを用いて圧着し、更にテイクアップロール、アニーリングロール及びクーリングロールを順次通過させて巻き取った。
剛性、耐熱性等の機械的もしくは物理的性質に優れ、且つ表面の耐摩耗性、耐スクラッチ性、耐候性が良好な建材用シートが得られた。この建材用シートは、印刷面側を建材の表面に当接して貼着する。
【0019】
実施例1
参考例1で用いたと同じポリプロピレンホモ重合体シートの表裏両面にコロナ放電処理を施した。その片面に、参考例1と同様にして印刷用プライマー層、印刷層を設けた。
このポリプロピレンシートの印刷面の反対面に、アジピン酸とエチレングリコールとを反応させて得たポリエステルポリオールにトリレンジイソシアネートを硬化剤として添加したものを塗布し、乾燥して、2.0g/m2のポリウレタンプライマー層を形成した。更にその上にアクリル酸メチル−ヒドロキシエチルメタクリレート共重合体とイソシアネートとの反応物を塗布し、乾燥して1.5g/m2のアクリル系樹脂プライマー層を形成させた。その後、該アクリル系樹脂プライマー層の上に厚さ25μのアクリル樹脂フィルム(アクリプレンフィルム)を参考例1と同様な操作で貼着した。最後に、アクリル樹脂フィルムの表面に、アクリル酸メチル−ヒドロキシエチルメタクリレート共重合体とイソシアネートとの反応物を塗布し、乾燥して3.0g/m2のアクリル系樹脂塗膜層を形成して巻き取った。
剛性、耐熱性等の機械的もしくは物理的性質に極めて優れ、且つ表面の耐摩耗性、耐スクラッチ性、耐候性、耐溶剤性が良好な建材用シートが得られた。この建材用シートは、印刷面側を建材の表面に当接して貼着する。
【0020】
【発明の効果】
本発明のポリプロピレン製の建材用シートは、片面に印刷模様を施し、印刷面の反対面にアクリル樹脂フィルムを貼着し、印刷面側を建材表面に貼着するようにしたものであるから、建材に貼着したときに印刷面がポリプロピレンとアクリル樹脂フィルム層で覆われるので、耐久性を有す印刷模様を建材に付与できる。また、印刷を透明なポリプロピレンシート及びアクリル樹脂フィルム層を通して見るようになるので、立体感がでるなど意匠効果がよい。本発明のポリプロピレン製の建材用シートは、耐摩耗性、耐スクラッチ性、耐候性が優れ、ポリプロピレンシートとアクリル樹脂フィルムとの両者の特性が相俟った優れた建材用シートである。また、ポリウレタン系又はエポキシ樹脂系印刷用プライマー層を設けその上に印刷を施したので美麗且つ強固な印刷が行える。また、ポリプロピレンシートに接着用のポリウレタン系プライマー層又はエポキシ樹脂系プライマー層及びアクリル系樹脂プライマー層を設けることによって、ポリプロピレンシートにアクリル樹脂フィルムを強固に且つ耐久性よく貼着できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の建材用シートの一例の正面図
【符号の説明】
1 ポリプロピレンシート、2 ポリウレタン系又はエポキシ樹脂系印刷用プライマー層、3 印刷層、4 ポリウレタン系又はエポキシ樹脂系接着用プライマー層、5 アクリル系樹脂プライマー層、6 アクリル樹脂フィルム
Claims (1)
- 印刷面側を建材の表面に貼着するためのポリプロピレン製建材用シートであって、該シートは透明なポリプロピレンシートの片面にポリウレタン系又はエポキシ樹脂系印刷用プライマー層及び印刷層を順次有し、且つその反対面にポリウレタン系又はエポキシ樹脂系接着用プライマー層、アクリル系樹脂プライマー層及びアクリル樹脂フィルム層を順次有することを特徴とする建材用シート。
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