JP3718107B2 - 光分岐結合装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、複数の光ファイバを用いて、光を分岐または結合する光分岐結合装置に関し、特にこの装置内の光フィルタの固定構造を工夫した光分岐結合装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、電気信号を電線で伝送する電気通信システムに代わって、転送情報の増大、システムの軽量化、工事の簡略化等を図るために光ファイバを用いた光通信システム(光LAN)が実用化されている。
そして、この光通信システムには、複数の光ファイバを接続して、光分岐、または光結合する光分岐結合装置が用いられている。
【0003】
従来の光分岐結合装置は、直方体をしたケースの一辺に1つの光ファイバの端部を配置し、この端部と対向する辺にもう1つの光ファイバの端部を配置して、これら光ファイバの光軸線に対して約45度の角度でケース内に光フィルタを配置している。さらに、上記光軸線に対して、直交する方向のケースの一片にもさらに1つの光ファイバの端部を配置している。
光フィルタは、半田または接着剤等の接着部材でケースに固着されていて、この光フィルタにより、1つの光ファイバから出射した光がもう1つの光ファイバに向けて透過し、他方、反射された光は、さらにもう1つの光ファイバの端部に入射するようになっている。
【0004】
このように光分岐結合装置では、1つの光ファイバの端部から出射した光は、その所定の波長帯域の光成分を光フィルタで透過され、上記所定の波長帯域以外の光成分は、光フィルタで反射されるようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記光フィルタは極めて小さな部品なので、ケースに接着部材にて固着する際に、光路内に余分な接着部材がはみ出てしまい、光フィルタの光学性能に影響を与えるおそれがあった。
光フィルタをケースに接着して取付ける接着工程の段階で、光フィルタに歪みが生じた状態で取付けられると、光学性能に影響するおそれがあった。そのために、ケースに光フィルタを慎重に取付けなければならず、その組立て工程が難しくなり手間がかかるという問題があった。
【0006】
本発明の目的は、光フィルタのケースへの取付け固定を簡単に行え、さらに、取付けした光フィルタによる光学性能への影響を低減するようにした光分岐結合装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題の少なくとも1つを解決する第1の解決手段として、導光路となる貫通孔、及びこの貫通孔に隣接して設けられた取付面部をそれぞれ有する第1,第2フレーム部材と、表面、及び裏面が前記第1,第2のフレーム部材の前記取付面部によって挟持された光フィルタとを備え、前記取付面部は、前記貫通孔の軸方向に対して斜めに形成され、前記第1,第2フレーム部材の一方の前記取付面部の端部には、前記光フィルタの一方の側端面に当接する第1の段部が設けられると共に、前記第1,第2フレーム部材の他方の前記取付面部の端部には、前記貫通孔の軸線を挟んで前記第1の段部と反対側の位置で、前記光フィルタの他方の側端面に当接する第2の段部が設けられ、前記第1,第2フレーム部材が突き合わされた際、前記光フィルタの表面、及び裏面が前記第1,第2のフレーム部材の前記取付面部によって挟持されると共に、前記光フィルタの互いに対向する位置にある一方と他方の前記側端面が前記第1,第2の段部によって挟持され、前記第1フレーム部材の前記導光路から前記第2フレーム部材の前記導光路に前記光フィルタを介して光を導くようにしたものである。
【0008】
また、第2の解決手段として、前記取付面部には、前記光フィルタに当接する突出した凸部が設けられ、前記光フィルタの表面、及び裏面が前記凸部によって挟持されたものである。
【0009】
また、第3の解決手段として、前記第1,第2フレーム部材を収納するケースを有し、このケースは、互いに離間した位置に一対の突片が設けられ、前記第1,第2フレーム部材が前記一対の突片によって位置決めされた状態で、前記ケースに取り付けられると共に、前記一対の突片によって、前記第1,第2フレーム部材は、前記取付面部によって前記光フィルタを挟持し、且つ、前記第1,第2の段部によって前記光フィルタの前記側端面を挟持した状態が維持されるものである。
【0011】
【発明の実施の形態】
本発明の一実施形態である光分岐結合装置10を、図1乃至図11に基づいて以下に説明する。
図1に示すように、光分岐結合装置10は、方形状をした下ケース12aと、内部が空洞となった直方体の上ケース12bとからなる、黒色の樹脂製のケース12を備えていて、下ケース12aに上ケース12bが被せられて一体に取付けられている。
ケース12には、第1、第2、第3の側壁部14a、14b、14cが設けられていて、これら第1、第2、第3の側壁部14a、14b、14cには、断面が略凸状をした第1、第2、第3取付孔16a、16b、16cが形成されている。
上記第1、第2、第3貫通孔16a、16b、16cには、図示しない光ファイバの端部が挿入されるようになっている。
図4に示すように、下ケース12aの底部12dの上面には、L字状をした一対の突片12fが所定の間隔にて一体に立設されている。
図3に示すように、上ケース12bの上面部の内壁側には、筒状の突出し部12gが一体に設けられている。
【0012】
図5乃至図9に示すように、横断面が略十字状をした黒色の樹脂製からなるフレーム20は、第1フレーム部材21と第2フレーム部材22とからなる。
図5、図7、図8に示すように、上記第1フレーム部材21は、U字状に切欠いたU溝21fを有する前壁部21aと、中央が筒状となった、第1貫通孔21gを有する第1側壁部21bと、第1側壁部21bの裏側で前壁部21aから離れた側に配置された第1内壁部21cと、同じく第1側壁部21bの裏側で前壁部21aに繋がった一対の第1側端部21sと、第1側端部21sと第1内壁部21cとの間に位置して、上記第1貫通孔21gの軸方向に対して斜めとなり、且つ鉛直方向に立設した第1取付面部(当接面)21dとを備えている。
【0013】
図8に示すように、上記第1取付面部21dには、その中央部分を切欠いて、上記第1貫通孔21gと上記U溝21fとが繋がった1つの孔部21hが形成されている。
図7に示すように、第1取付面部21dの表面には、僅かに突出した矩形状の突状部21iが孔部21hの上下両側にそれぞれ形成されている。
また、第1取付面部21dと第1内壁部21cとの境部分は、第1取付面部21dに対して直角に僅かに突出して立設された段部23となっている。
第1内壁部21cには、その表面から一体に立設された、一対の突起部からなる係合突部21kが設けられている。
図5に示すように、第1側壁部21bの筒状部分の外壁には、板状の側板部21pが一体に設けられている。
【0014】
図5、図7、図9に示すように、上記第2フレーム部材22は、略T字状をした前壁部22aと、中央が筒状となった、第2貫通孔22gを有する第2側壁部22bと、第2側壁部22bの裏側で前壁部22aから離れた側に設けられた一対の第2側端部22cと、同じく第2側壁部22bの裏側で前壁部22aと繋がった第3内壁部22sと、第3内壁部22sと一対の第2側端部22cとの間に位置して、上記第2貫通孔22gの軸方向に対して斜めとなり、且つ鉛直方向に立設した第2取付面部(当接面)22dとを備えている。
【0015】
上記第2取付面部22dには、その中央部分を切欠いて、上記第2貫通孔22gと、一対の第2側端部22c間に凹状に形成された係合凹部22kとが繋がった1つの孔部22hが形成されている。
上記第2取付面部22dには、その中央部分の孔部22hの周縁部分に僅かに一段低くなった矩形状の凹部22tが形成されている。その結果、第2取付面部22dの左右両側の隅部分には4つの凸部22vが設けられている。
第2取付面部22dの第3内壁部22sと凹部22tの縁との境部分には、第2取付面部22dに対して略直角に僅かに突出した段部24が設けられている。
第2取付面部22dの表面には、僅かに凹んだ窪み部22iが孔部22hを挟んで、その上側、下側にそれぞれ同じ矩形状に形成されていて、凹部22t内では、僅かに突出した状態となっている。
上記第3内壁部22sには、その中央が突出して湾曲状に形成された湾曲突起部22jが設けられている。
【0016】
そして、図5及び図6に示すように、フレーム20は、第1フレーム部材21の第1の係合突部21kと第2フレーム部材22の第1の係合凹部22kとが係合され、第1側端部21sと第3内壁部22sとが当接して、第1フレーム部材21のU溝21f内に第2フレーム部材22の湾曲突起部22jが係合している。
その結果、フレーム20には、第1フレーム部材21の第1貫通孔21gと第2フレーム部材22の第2貫通孔22gとが同じ内径をもつ一続きとなった導光路としての貫通孔40と、この貫通孔40に対して直角に形成された導光路としてのもう1つの貫通孔41とが設けられている。
第1フレーム部材21の第1取付面部21dと第2フレーム部材22の第2取付面部22dとが対向し、その対向部分には後述する光フィルタを装着する溝部44となっている。
【0017】
図7に示すように、光フィルタ30は、矩形の平板状をした樹脂または光学ガラスからなり、表面30a、裏面30b、その両側の側端面30c、30d、それに下端面30eを有している。表面30a、裏面30bには図示しない金属薄膜が形成されている。
そして、例えば、光フィルタ30の表面30aに入射した光は、所定の波長帯域の光成分が裏面30bに向けて透過され、それ以外の光成分が表面30aで反射されることにより、光分波を行う。また、2方向からこの光フィルタ30に光を入射することにより、光合波が行われる。
【0018】
図6に示すように、光フィルタ30は、フレーム20の溝部44内に位置して、表面30aが第1フレーム部材21の突状部21iに、裏面30bが第2フレーム部材22の窪み部22iにそれぞれ外方から弾圧して挟持されている。
このとき、第2フレーム部材22の凹部22t内には、光フィルタ30が挿着されていて、下端面30eが凹部22t内で凸部22v上に載置されて位置決めされて鉛直方向への動きが規制されている(図10の矢印A方向)。そして、側端面30dが段部24により第2取付面部22dの表面と平行な方向(図10の矢印B1の方向)への光フィルタ30の動きが規制されているとともに 側端面30cが第1フレーム部材21の段部23と当接して、第1取付面部21dの表面と平行な方向(図10の矢印B2の方向)への光フィルタ30の動きが規制されている。
このようにして、光フィルタ30がフレーム20内に確実に取付け固定されている。
【0019】
図2及び図3に示すように、光フィルタ30を収納したフレーム20は、突片12fの一方に第1フレーム部材21の側板部21p、及び第1側壁部21bの一部を、突片12fの他方に第2フレーム部材22の第2側壁部22b及びその筒状部分の外壁を、それぞれ挟み込んで係合させて、下ケース12aの底部12dの上面に取付けられている。
【0020】
次に、このように構成された光分岐結合装置10の組立てを図10及び図11に基づいて以下に説明する。
先ず、第2フレーム部材22を準備して、図10に示す矢印A方向が鉛直方向となるように、図示しない組立て治具によってその第2取付面部22を水平にし、凹部22t内に光フィルタ30を上方から載置する。
次に、第2フレーム部材22の第1の係合凹部22k内に第1フレーム部材21の第1の係合突部21kを摺接させながら挿入し、同時に、第3内壁部22sの湾曲突起部22jをU溝21f内に挿入する。すると、第1内壁部21cが第2側端部22sに、第1側端部21sが第3内壁部22sにそれぞれ当接して係止する。
【0021】
このとき、組込む際の押圧力を図11に示すF1とすると、光フィルタ30の表面30aが第1フレーム部材21の突状部21iに、その裏面30bが第2フレーム部材22の窪み部22i内の平坦面に、押圧力F1のベクトル成分である押圧力F1a、及びこの押圧力F1aの反作用による押圧力F2aにて、それぞれ光フィルタ30を挟持することになる。
なお、図11には、押圧力F1、その反作用による押圧力F2は、第1取付面部21d、第2取付面部22dに対して、垂直方向に押圧力F1a、F2aのベクトル成分に、水平方向に押圧力F1b、F2bのベクトル成分に分解されて示されている。
【0022】
また、押圧力F1bにて第1フレーム部材21の段部23に光フィルタ30の側端面30cが当接し、同様に、押圧力F2bにて第2フレーム部材22の段部24に光フィルタ30の側端面30dが当接して、光フィルタ30に対して4方向から均等に押圧して確実に挟持される。
このようにして、フレーム20に光フィルタ30を接着部材を用いなくても確実に取付け固定される。
【0023】
次に、内部に光フィルタ30を収納したフレーム20を下ケース12aの一対の突片12f内に挿入し、第1フレーム部材21の側板部21p、及び第1側壁部21bの一部を突片12fの一方に、第2フレーム部材22の第2側壁部22b、およびその筒状部分の外壁を突片12fの他方に摺接させながら挟み込む。
一対の突片12fは、フレーム20の外壁部である、側板部21p、第1及び第2側壁部21b、22bによって、僅かに弾性変形して外方に広げられ、フレーム20の下面を下ケース12aの底部12dの上面に当接させて、位置決め固定される。
次に、下ケース12aに上ケース12bを被せて、フレーム20の上面を上ケース12bの突出し部12gにて下方に押え付けながら、図示しない係合部材にて、取付け固定する。このようにして、光分岐結合装置10が完成する。
【0024】
次に、光分岐結合装置10に光を入射し、光分波する動作を説明する。
先ず、図1に示すケース12の第1、第2、第3の取付孔16a、16b、16c内にフェルールを先端に取付けた光ファイバをそれぞれ挿入して、この取付孔16a、16b、16c内に光ファイバのフェルールを嵌着する。
そして、例えば、第1の取付孔16aに取付けた光ファイバのコア内を伝送し、コアの端部から出射した光は、フレーム20の貫通孔40を通って光フィルタ30に入射する。光フィルタ30に入射した光は、同じ貫通孔40を通って所定の波長帯域の光成分を透過し、第2の取付孔16bに取付けた光ファイバのコア先端に入射する。また、所定の波長帯域以外の光成分は、貫通孔41を通って光フィルタ30にて反射し、第3の取付孔16cに取付けた光ファイバのコア先端に入射する。このようにして、1つの光ファイバ内を伝送された光は、2つの光ファイバに分岐させられる。
【0025】
以上のように構成され、機能する光結合分岐装置10は、次のような効果を奏する。
1)第1フレーム部材21と第2フレーム部材22との間に光フィルタ30を挟み込んで組立てるときに、接着剤や半田などの接着部材を使用しなくても簡単に組み立て固定することができる。また、光フィルタ30への接着を必要としないので、光学機能面である表面30a、裏面30bへの影響がなく、光伝送損失を防止することができる。
【0026】
2)第1フレーム部材21の第1取付面部21d、第2フレーム部材22の第2取付面部22dが組込み方向に対して斜めに形成されているので、その間に挟持される光フィルタ30への押圧力が光フィルタ30への表面30a、裏面30b方向となり、第1フレーム部材21、第2フレーム部材22に加えられる押圧力よりも小さくなるので、光フィルタ30を弾圧し、必要以上の外部からの押圧によって生じる歪みなどが抑えられ、良好な光学機能を保持することができる。
【0027】
3)第2フレーム部材22の凹部22t内に光フィルタ30を単に落とし込んむことにより、この凹部22tによって形成された凸部22vに光フィルタ30を載置して、その鉛直方向の位置決めがなされるため、取付けをさらに簡単で、且つ精度良くすることができる。
【0028】
4)第1フレーム部材21と第2フレーム部材22には、それぞれ第1壁面部、第2壁面部の一端から突出した段部23、24を形成して、光フィルタ30の側端面30c、30dをこの段部23、24に当接させて規制するため、表面30a、裏面30bへの挟持を含めて、4方向から光フィルタ30を確実に保持するため、精度良く位置決めすることができる。
なお、段部23、24のいずれか1つであっても、光フィルタ30の表面30a、裏面30bと当接する、第1、第2フレーム部材21、22の各突状部21i、22iを摩擦係数の大きい材料にすることによっても上記効果を奏する。
【0029】
5)光フィルタ30を収納したフレーム20の外壁をケース12の一対の突片12f間の各内側部分に摺接させながら挿着することにより、フレーム20内に接着部材なしで取付けられた光フィルタ30が、より一層、この突片12fによりフレーム20の外側から押圧されて締め付けされるので、より確実に光フィルタ30を保持することができる。
【0030】
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されることはなく、その主旨を逸脱しない範囲内において変更して実施することができる。
【0031】
【発明の効果】
以上説明してきた本発明の光分岐結合装置は、当接面と導光路とをそれぞれ有する第1フレーム部材と第2フレーム部材とを備え、当接面間に光フィルタを介在させて、第1及び第2フレーム部材により、光フィルタの表面及び裏面を挟持し、ケース内に第1及び第2フレーム部材をその外方から弾圧するように保持し、第1フレーム部材の導光路から第2フレーム部材の導光路に光フィルタを介して光を導くようにしたことにより、接着部材を使用しないで簡単に組立て固定することができ、さらに光フィルタの表面、裏面を単に弾圧して保持されるので、光学性能へ影響することがない。
【0032】
また、ケース内には一対の壁部が離間して立設され、該壁部間に第1、第2フレーム部材の外壁部を挟み込んで取付けたことにより、第1、第2フレーム部材に挟持された光フィルタをより一層確実に保持することができる。
【0033】
また、第1、第2フレーム部材の各当接面は、突合せ方向に対してそれぞれ斜めに形成されるとともに、段部をそれぞれ形成して、光フィルタの対向する側端面どうしを段部で外方から弾圧するように挟持したことにより、光フィルタの表面、裏面、さらに側端面と4方向から確実に保持されるため、精度良く位置決めすることができる。
【0034】
また、第1、第2フレーム部材の当接面の少なくとも一方には、突出した凸部が形成されて、凸部上に光フィルタの下端面を載置したことにより、鉛直方向の位置決めがなされるため、光フィルタの落下を防止することができ、組立てをより一層簡単に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態である光分岐結合装置の外観斜視図である。
【図2】本発明の一実施形態である光分岐結合装置において、上ケースを外した状態の平面図である。
【図3】本発明の一実施形態である光分岐結合装置の縦断面図である。
【図4】本発明の一実施形態である光分岐結合装置の下ケースの平面図である。
【図5】本発明の一実施形態である光分岐結合装置のフレームの拡大斜視図である。
【図6】図5に示すフレームの平面図である。
【図7】図5に示すフレームの分解平面図である。
【図8】図5に示すフレームの第1フレーム部材をその当接面部分を示した側面図である。
【図9】図5に示すフレームの第2フレーム部材をその当接面部分を示した側面図である。
【図10】図5に示すフレームの組立てを説明する拡大平面図である。
【図11】図10に示すフレームの組立てを説明するための要部拡大断面図である。
【符号の説明】
12 ケース
12f 突片(壁部)
21 第1フレーム部材
22 第2フレーム部材
21d 第1取付面部(当接面)
22d 第2取付面部(当接面)
22v 凸部
23、24 段部
30 光フィルタ
30a 表面
30b 裏面
30c、30d 側端面
30e 下端面
40 貫通孔(導光路)
41 貫通孔(導光路)

Claims (3)

  1. 導光路となる貫通孔、及びこの貫通孔に隣接して設けられた取付面部をそれぞれ有する第1,第2フレーム部材と、表面、及び裏面が前記第1,第2のフレーム部材の前記取付面部によって挟持された光フィルタとを備え、前記取付面部は、前記貫通孔の軸方向に対して斜めに形成され、前記第1,第2フレーム部材の一方の前記取付面部の端部には、前記光フィルタの一方の側端面に当接する第1の段部が設けられると共に、前記第1,第2フレーム部材の他方の前記取付面部の端部には、前記貫通孔の軸線を挟んで前記第1の段部と反対側の位置で、前記光フィルタの他方の側端面に当接する第2の段部が設けられ、前記第1,第2フレーム部材が突き合わされた際、前記光フィルタの表面、及び裏面が前記第1,第2のフレーム部材の前記取付面部によって挟持されると共に、前記光フィルタの互いに対向する位置にある一方と他方の前記側端面が前記第1,第2の段部によって挟持され、前記第1フレーム部材の前記導光路から前記第2フレーム部材の前記導光路に前記光フィルタを介して光を導くようにしたことを特徴とする光分岐結合装置。
  2. 前記取付面部には、前記光フィルタに当接する突出した凸部が設けられ、前記光フィルタの表面、及び裏面が前記凸部によって挟持されたことを特徴とする請求項1に記載の光分岐結合装置。
  3. 前記第1,第2フレーム部材を収納するケースを有し、このケースは、互いに離間した位置に一対の突片が設けられ、前記第1,第2フレーム部材が前記一対の突片によって位置決めされた状態で、前記ケースに取り付けられると共に、前記一対の突片によって、前記第1,第2フレーム部材は、前記取付面部によって前記光フィルタを挟持し、且つ、前記第1,第2の段部によって前記光フィルタの前記側端面を挟持した状態が維持されることを特徴とする請求項1または2に記載の光分岐結合装置。
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