JP3756101B2 - 光分岐結合装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、複数の光ファイバの間において、光を分岐または結合する光分岐結合装置に係り、特に光分岐結合装置のケース内に2つのフレーム部材が配置され、これらのフレーム部材の間に光の合分岐を行なう光フィルタを挟持固定するようにした光分岐結合装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
光通信システムでは、複数の光ファイバを接続して、光分岐、又は光結合させる光分岐結合装置が使用される。
【0003】
従来の光分岐結合装置は、例えば略直方体をなすケースの一辺に1つの光ファイバの端部を配置し、この端部と対向する辺にもう1つの光ファイバの端部を配置して、これら光ファイバの光軸線に対して約45度の角度でケース内に多層膜コーティング材で形成された光フィルタを配置して構成される。
【0004】
また、このような光分岐結合装置では、直交する方向のケースの一辺にもさらに1つの光ファイバの端部を配置している。ここで、光フィルタは、所定波長領域の入射光を選択に透過し、前記所定波長領域以外の光を反射する。
【0005】
従来このような光分岐結合装置にあっては、光フィルタは、半田、又は接着材等の接合部材でケースに固着されている。そして、光フィルタを透過した光はもう1つの光ファイバの端部に入射され、一方、光フィルタで反射された光は更にもう1つの光ファイバの端部に入射されるようになっている。
【0006】
このように光分岐結合装置では、1つの光ファイバの端部から射出した光は、その所定の波長帯域の光成分を光フィルタで透過され、上記所定帯域以外の光成分は光フィルタで反射されるようになっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記光フィルタは極めて小さい(例えば2.5mm×2.5mm程度)ので、ケースに接着材等で固着する際に、光路内に余分な接着材がはみ出てしまうことがあり、光フィルタの光学性能を低下させることがある。
【0008】
また、光フィルタをケースに固着して取付ける工程で、光フィルタは薄いため歪んだ状態で取付けられることがあり、このように光フィルタが歪んだ状態でケースに取付けられると、光フィルタの光学性能が低下することとなる。そのために、ケースに光フィルタを慎重に取付けなければならず、その組立が難しく手間がかかる。
【0009】
そこで、本発明は、光フィルタの取付工程において光学性能を低下させずに、光フィルタのケースへの取付固定を簡単に行なえるようにした光分岐結合装置を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明では、上記課題を解決するため光分岐結合装置を以下のように構成した。
【0011】
即ち、本発明に係る光分岐結合装置は、光コネクタが取付けられるケースとこのケース内に隣接して配置される2つのフレーム部材とからなり、各フレーム部材には、両フレーム部材が突きあわされる当接面と前記当接面に連通する導光路とを形成し、前記両フレーム部材の当接面間に光フィルタを介在させ、前記2つのフレーム部材により前記光フィルタの表面及び裏面を挟持し、前記2つのフレーム部材のうち一方のフレーム部材を前記ケース内に位置決めして固定し、他方のフレーム部材をケース内において、その当接面を前記一方のフレーム部材の当接面に向け弾性的付勢力を与えるよう保持し、一方のフレーム部材の導光路から他方のフレーム部材の導光路に前記光フィルタを介して光が導かれるようにしたものである。
【0012】
この発明によれば、光フィルタを挟んで保持する2つのフレーム部材のうち一方のフレーム部材は、ケースに位置決めされて固定されており、光フィルタは、この位置決めされたフレーム部材の当接面と、前記一方のフレーム部材の当接面に向け弾性的付勢力を与えるよう保持した他方のフレーム部材の当接面との間に挟持されるから、2つのフレーム部材は外部から大きな力が加わるような場合であっても、ケース内においてその位置がずれることなく安定的に保持される。また、これらの2つのフレーム部材と両フレーム部材間に保持された光フィルタの間に相対的な位置ずれが発生するのを防止することができる。従って、この光分岐結合装置に光コネクタが取付けられ、外部から力が加わった場合にも、光分岐結合装置内に光フィルタが傾いたりすることなく、安定的な光分岐結合を実現できる。また、前記一方のフレーム部材に設けた2個所の凸状部がケースに設けられた凹状部に嵌合して、フレーム部材はケースに確実に位置決めされる。従って、光フィルタは、この位置決めされたフレーム部材と他方のフレーム部材の当接面との間でケース内においてその位置がずれることなく確実に保持される。また、本発明では、一方のフレーム部材に設けた凸状部とケースに設けた凹状部とは、両フレーム部材の導光路を遮ることがない。さらに、他に構成部材を加えることなく、簡単な構成で他のフレーム部材に付勢力を与えることができると共に、突片からの付勢力は、凸状部に向け与えられるから、一方のフレーム部材に対して他方のフレーム部材を効率良く押さえつけることができる。
【0019】
そして、本発明に係る光分岐結合装置は、フレーム部材同士を位置決めできる位置決手段をフレーム部材間に設けるようにしたものである。
【0020】
この発明によれば、2つのフレーム部材は、位置決手段で位置決されており、両フレーム部材は確実に位置ずれを防止することができる。このため、2つのフレーム部材は確実に固定され、2つのフレーム部材間に配置された光フィルタは所定の配置位置及び配置角度に配置される。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る光分岐結合装置の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。図1乃至図6は本発明に係る光分岐結合装置10の実施の形態を示すものである。また、図7及び図8は本例に係る光分岐結合装置に接続される光コネクタを示すものである。
【0022】
本例において、光分岐結合装置10は、図1に示すように、下ケース21とこの下ケース21に被せられる上ケース22とからなる樹脂製のケース20を備えている。該ケース20内には光フィルタ90を保持するフレーム80が配置されている。このフレーム80は第1フレーム部材40及び第2フレーム部材60から構成されている。
【0023】
ケース20には、図1に示すように、第1、第2、第3のコネクタ取付部11,12,13が設けられており、各コネクタ取付部11,12,13には光コネクタ100が挿入される第1、第2、第3のコネクタ取付孔14,15,16が形成されている。
【0024】
また、上記第1、第2、第3のコネクタ取付部11,12,13には、光コネクタ100の取付爪101が係合固定される係合部17,18,19が形成されている。
【0025】
図1及び図2に示すように、下ケース21の底部21aには、横断面略四角形状の第1凹部23と、横断面円形状の第2凹部24とが形成されている。また、該第1凹部23に離間して対向する位置に横断面略L字状をした第1突片25が立設され、前記第2凹部24に離間して対向する位置に横断面略矩形をした第2突片26が立設されている。
【0026】
また、図3に示すように、上ケース22の天井部22aには、上記下ケース21の第1凹部23と第2凹部24に対応する位置に横断面略四角形状の凹部28と、横断面円形状の凹部29とが形成されている。
【0027】
また、下ケース21には、図2に示すように、筒状の突出部30が一対設けられており、更に、上ケース22には、図3に示すように、一対の凹部31が形成され、上下のケース21,22を組み合わせた際、前記突出部30が対応する位置に凹部31と突出部30とが嵌合できるようになっている。
【0028】
また、このケース20は、図1に示すように、第1フレーム部材40及び第2フレーム部材60を組み合わせて形成されるフレーム80が配置される。このフレーム80は、アルミニウム合金からなり、図1及び図4に示すように、第1フレーム部材40及び第2フレーム部材60を組み合わせた状態で横断面が略十字状となるように構成される。
【0029】
図5に示すように、第1フレーム部材40は、内部に貫通孔である第1の導光路42を有する第1腕部41と、この第1腕部41と略直行し、内部に貫通孔である第2の導光路44を有する第2腕部43とを有する。
【0030】
第1フレーム部材40は、腕部41,43が接続された基部55であって、前記2つの導光路42、44が交差する位置に、上記第1の導光路42の軸線、及び第2の導光路44の軸線にのそれぞれ方向に対して45°の角度をなし、且つ鉛直方向に立設した第1当接面45を備えている。本例では、この第1当接面45の鉛直方向の一端には、光フィルタ90保持用の段部46を形成している。また、この第1当接面45には、その中央部分に、上記第1導光路と第2導光路とに繋がった孔部47が形成されている。
【0031】
また、第2フレーム部材60は、図6に示すように、内部に貫通孔である導光路62を有する第1腕部61と、この第1腕部61と直行する第2腕部63とからなる。そして両腕部61,63が接続される基部70において、上記導光路62の軸線に対して45°の角度をなし、且つ鉛直方向に立設した第2当接面65を備えている。本例ではこの第2当接面65の一端には、光フィルタ保持用の段部66が鉛直方向に形成されている。
【0032】
さらに、本例では、図6に示すように、上記第2当接面65には、僅かに突出した矩形状の突状部67,68を孔部の上下両側にそれぞれ形成しており、この上下の突状部67,68の間に光フィルタ90を挟んで保持するようにしている。また、図6に示すように、上記第2当接面65には、その中央部分に上記導光路に繋がった孔部69が形成されている。
【0033】
またさらに、本例では、第1フレーム部材40の第1腕部41には、図5に示すように、第2腕部43と反対方向に向け延設部48が設けられており、延設部48には第2フレーム部材60との結合用の断面円形の孔部49が開設され、さらに、延設部48の上下両面には上下のケース21,22の各凹部23、28に嵌入される突起部50,51が突出形成されている。また、本例の第1フレーム部材40の第2腕部43の上下両面には上下のケース21,22の各凹部24、29に嵌入される突起部52,53が突出形成されている。
【0034】
また、第1フレーム部材40の第2腕部43には、第2フレーム部材60との係合用の溝部54が形成されている。
【0035】
そして、第2フレーム部材60には、第1フレーム部材40の孔部49と溝部57に対応して第2腕部63に円筒突起部71が、第1腕部61には方形突起部72が形成されている。
【0036】
さらに、図1に示すように、第1フレーム部材40は第1当接面45と、第2フレーム部材60の第2当接面65との間に光フィルタ90が挟み込まれて取付けられる。
【0037】
このため、第1及び第2のフレーム部材40,60の間には、第1フレーム部材40の第1導光路42と第2フレーム部材60の第2導光路62とが同じ内径を持つ一続きとなった導光路と、この導光路に対して直角に形成された導光路とが設けられていることとなる。
【0038】
そして、第1フレーム部材40の第1当接面45と第2フレーム部材60の第2当接面65とが対向し、その対向部分には光フィルタ90が挟み込まれた状態となる。
【0039】
図1に示すように、光フィルタ90は、矩形の平板状をした樹脂板又は光学ガラス板からなり、表面及び裏面には図示しない金属薄膜が形成されている。そして、例えば、光フィルタの表面に入射した光は、所定の波長帯域の光成分が裏面に向け透過され、それ以外の光成分が表面で反射されることにより、光分波を行なう。また2方向からこの光フィルタに光を入射することにより光合波が行なわれる。
【0040】
本例では、図1及び図4に示すように、光フィルタ90は、2つのフレーム部材40、60の間に位置している。ここで、第1フレーム部材40と、第2フレーム部材60との間には、上述したように光フィルタ90が位置決めされて装着されており、鉛直方向への動きと水平方向の動きができないようになっている。
【0041】
ここで、光フィルタ90を収納したフレーム80のうち、第1フレーム部材40の突起部51、53が下ケース21の第1凹部23及び第2凹部24に嵌合し、突起部50、52が上ケース22の第1凹部28及び第2凹部29に嵌合して、ケース20に対して位置決めして固定される。
【0042】
また、前記第2フレーム部材60は、図1及び図4に示すように、第1フレーム部材40に光フィルタ90を挟んで押圧されている。即ち、第2フレーム部材60は、下ケース21に形成された第1突片25及び第2突片26により押し付けられる。
【0043】
本例に係る光分岐結合装置を組み立てるには、先ず、第1フレーム部材40と、第2フレーム部材60と、光フィルタ90とを準備し,図示しない組立治具によって第1フレーム部材40の第1当接面45を水平にして、第1当接面45に光フィルタを上方から載置する。次に第2フレーム部材60の円筒突起部71が孔部49に、方形突起部72が溝部54に入り込むように組み立てる。
【0044】
次に、この組み立てたフレーム80を、図4に示すように、下ケース21に組み込む。このとき、フレーム80のうち、第1フレーム部材40の突起部50、52が下ケース21の第1凹部23及び第2凹部24に嵌合し下ケース21に対して位置決めして固定されるようにし、かつ、フレーム80が第1突片25及び第2突片26によって第1フレーム部材40下ケース21との係合個所に向け押し付けられるようにする。これにより、フレーム80は下ケース21の底部21aに位置決め固定される。
【0045】
次に、下ケース21に上ケース22を被せて、フレーム80の上面の突起部50,52を上ケース22の第1凹部28及び第2凹部29に嵌合すると共に、上下ケース21,22の突出部30と凹部31とを嵌合する。このようにして、光分岐結合装置10が完成する。
【0046】
次に、光分岐結合装置に光を入射し、光合分波する動作を説明する。図8に示すように、ケース20の第1、第2、第3のコネクタ取付孔14、15、16に光コネクタ100をそれぞれ挿入して、このコネクタ取付孔14、15、16内に光ファイバ102を嵌着する。
【0047】
そして例えば、第1のコネクタ取付孔14に取付けた光ファイバのコア内を伝播され、コアの端部から射出した光は、第1フレーム部材40の貫通孔42を通って光フィルタ90に入射する。光フィルタ90に入射した光は、所定の波長帯域の光成分を透過させ、コネクタ取付孔16に取付けた光ファイバのコア先端に入射する。また所定の波長帯域以外の光成分は、光フィルタ90で反射し、コネクタ取付孔15に取付けた光ファイバのコア先端に入射する。このようにして、1つの光ファイバ内を伝送された光は、2つの光ファイバに分岐させられる。
【0048】
以上のように構成され機能する本実施の形態に係る光分岐結合装置は、以下のような効果を奏する。
【0049】
本例によれば、光フィルタを挟んで保持する2つのフレーム部材のうち一方のフレーム部材は、ケースに位置決めされて固定されており、光フィルタは、この位置決めされたフレーム部材の当接面と、前記一方のフレーム部材の当接面に向け弾性的付勢力を与えるよう保持した他方のフレーム部材の当接面との間に挟持されるから、2つのフレーム部材は外部から大きな力が加わるような場合であっても、ケース内においてその位置がずれることなく安定的に保持される。また、これらの2つのフレーム部材と両フレーム部材間に保持された光フィルタの間に相対的な位置ずれが発生するのを防止することができる。従って、この光分岐結合装置に光コネクタが取付けられ、外部から力が加わった場合にも、光分岐結合装置内に光フィルタが傾いたりすることなく、安定的な光分岐結合を実現できる。
【0050】
また、本例によれば、前記一方のフレーム部材に設けた2個所の凸状部がケースに設けられた凹状部に嵌合して、フレーム部材はケースに確実に位置決めされる。従って、光フィルタは、この位置決めされたフレーム部材と他方のフレーム部材の当接面との間でケース内においてその位置がずれることなく確実に保持される。また、本発明では、一方のフレーム部材に設けた凸状部とケースに設けた凹状部とは、両フレーム部材の導光路を遮ることがない。
【0051】
また、本例によれば、他に構成部材を加えることなく、簡単な構成で他のフレーム部材に付勢力を与えることができる。
【0052】
更にまた、本例によれば、突片からの付勢力は、凸状部に向け与えられるから、一方のフレーム部材に対して他方のフレーム部材を効率良く押さえつけることができる。
【0053】
そして、本例によれば、2つのフレーム部材は、位置決手段で位置決されており、両フレーム部材は確実に位置ずれを防止することができる。このため、2つのフレーム部材は確実に固定され、2つのフレーム部材間に配置された光フィルタは所定の配置位置及び配置角度に配置される。第1フレーム部材と、第2フレーム部材との間に光フィルタを挟み込んで組み立てるときに、接着材や半田などの接合部材を使用しなくても簡単に組立固定することができる。また、光フィルタへの接合部材の使用をしなくとも済むため、光学機能面である表面、裏面への接合部材の影響がなく、光伝送に際しての損出を防止することができる。
【0054】
以上、本発明の一実施の形態について説明したが、本発明は上記実施の形態例に限定されることはなく、その主旨を逸脱しない範囲において変更することができる。
【0055】
【発明の効果】
以上、説明したように本発明に係る光分岐装置によれば、以下の優れた効果を奏し得る。
【0056】
本発明によれば、光フィルタを挟んで保持する2つのフレーム部材のうち一方のフレーム部材は、ケースに位置決めされて固定されており、光フィルタは、この位置決めされたフレーム部材の当接面と、前記一方のフレーム部材の当接面に向け弾性的付勢力を与えるよう保持した他方のフレーム部材の当接面との間に挟持されるから、2つのフレーム部材は外部から大きな力が加わるような場合であっても、ケース内においてその位置がずれることなく安定的に保持される。また、これらの2つのフレーム部材と両フレーム部材間に保持された光フィルタの間に相対的な位置ずれが発生するのを防止することができる。従って、この光分岐結合装置に光コネクタが取付けられ、外部から力が加わった場合にも、光分岐結合装置内に光フィルタが傾いたりすることなく、安定的な光分岐結合を実現できる。
【0057】
また、本発明によれば、前記一方のフレーム部材に設けた2個所の凸状部がケースに設けられた凹状部に嵌合して、フレーム部材はケースに確実に位置決めされる。従って、光フィルタは、この位置決めされたフレーム部材と他方のフレーム部材の当接面との間でケース内においてその位置がずれることなく確実に保持される。また、本発明では、一方のフレーム部材に設けた凸状部とケースに設けた凹状部とは、両フレーム部材の導光路を遮ることがない。
【0058】
また、本発明によれば、他に構成部材を加えることなく、簡単な構成で他のフレーム部材に付勢力を与えることができる。
【0059】
更にまた、本発明によれば、突片からの付勢力は、凸状部に向け与えられるから、一方のフレーム部材に対して他方のフレーム部材を効率良く押さえつけることができる。
【0060】
そして、本発明によれば、2つのフレーム部材は、位置決手段で位置決されており、両フレーム部材は確実に位置ずれを防止することができる。このため、2つのフレーム部材は確実に固定され、2つのフレーム部材間に配置された光フィルタは所定の配置位置及び配置角度に配置される。第1フレーム部材と、第2フレーム部材との間に光フィルタを挟み込んで組み立てるときに、接着材や半田などの接合部材を使用しなくても簡単に組立固定することができる。また、光フィルタへの接合部材の使用をしなくとも済むため、光学機能面である表面、裏面への接合部材の影響がなく、光伝送に際しての損出を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る光分岐結合装置の構成を示す図であり、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は背面図、(d)は左側面図である。
【図2】図1に示した光分岐結合装置の下ケースを示す図であり、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は背面図、(d)は左側面図ある。
【図3】図1に示した光分岐結合装置の上ケースを示す図であり、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は背面図、(d)は左側面図である。
【図4】図1に示した光分岐結合装置の下ケースにフレームを取付けた状態を示す図であり、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は背面図、(d)は左側面図である。
【図5】図1に示した光分岐結合装置の第1フレーム部材を示す図であり、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は背面図、(d)は左側面図、(e)は右側面図である。
【図6】図1に示した光分岐結合装置の第2フレーム部材を示す図であり、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は背面図、(d)は左側面図、(e)は右側面図である。
【図7】本発明に係る光分岐結合装置に取付けられるの光コネクタを示す平面図である。
【図8】図1に示した光分岐結合装置に図6に示した光コネクタを取付けた状態を示す平面図である。
【符号の説明】
10 光分岐結合装置
11 コネクタ取付部
12 コネクタ取付部
13 コネクタ取付部
14 コネクタ取付孔
15 コネクタ取付孔
16 コネクタ取付孔
17 係合部
18 係合部
19 係合部
20 ケース
21 下ケース
21a 底部
22 上ケース
22a 天井部
23 凹部
24 凹部
25 突片
26 突片
28 凹部
29 凹部
30 突出部
31 凹部
40 フレーム部材
41 腕部
42 導光路(貫通孔)
43 腕部
44 導光路
45 当接面
46 段部
47 孔部
48 延設部
49 孔部
50 突起部
51 突起部
52 突起部
53 突起部
54 溝部
55 基部
57 溝部
60 フレーム部材
61 腕部
62 導光路
63 腕部
65 当接面
66 段部
67 突状部
68 突状部
69 孔部
70 基部
71 円筒突起部
72 方形突起部
80 フレーム
90 光フィルタ
100 光コネクタ
101 取付爪
102 光ファイバ

Claims (2)

  1. 光ケーブルが取付けられるケースとこのケース内に隣接配置される2つのフレーム部材とからなり、各フレーム部材には、両フレーム部材が突きあわされる当接面と前記当接面に連通する導光路とを形成し、
    前記両フレーム部材の当接面間に光フィルタを介在させ、前記2つのフレーム部材により前記光フィルタの表面及び裏面を挟持し、
    前記2つのフレーム部材のうち一方のフレーム部材には少なくとも2箇所に凸状部を、前記ケースには前記凸状部に対応する凹状部を設けて、上記一方のフレーム部材を前記ケース内に位置決めして固定し、
    他方のフレーム部材をケース内において、その当接面を前記一方のフレーム部材の当接面に向け弾性的付勢力を与えるよう保持し、
    前記ケースは前記他方のフレーム部材に弾性付勢力を与える突片を有し、該突片は前記一方のフレーム部材の凸状部に対向するように設けられ、前記他方のフレーム部材に対して凸状部に向かう付勢力を与え、
    一方のフレーム部材の導光路から他方のフレーム部材の導光路に前記光フィルタを介して光が導かれるようにした光分岐結合装置。
  2. フレーム部材同士を位置決めできる位置決手段をフレーム部材間に設けるようにした請求項1記載の光分岐結合装置。
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