JP3717978B2 - 巻締解体装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、缶体の巻締部の巻締寸法検査に先立って行われる巻締部の解体のための、巻締解体装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
ビールや清涼飲料等の炭酸ガス飲料用容器として金属製缶体を用いる場合、缶本体内に飲料を充填した後、缶蓋を缶本体の開口にはめ込み、図4に示すように缶蓋101の外周端部と缶本体102の開口端部とを巻締めして缶本体102の開口を閉塞する。すなわち、缶蓋101が缶本体102の開口側外周部を覆うように巻締めされる。
【0003】
この巻締が正常に行なわれていないと缶体内を密閉することができず、炭酸ガスの抜けや液漏れの原因となるため、製造工程内で巻締の良否検査を行なう。その良否検査は、図4中に示される、巻締部の幅W、厚さT、缶蓋101の外周部の折り返し部(以下、「カバーフック部101a」と称す)の長さCH、缶本体102の折り返し部(以下、「ボディーフック部102a」と称す)の長さBH、およびカバーフック部101aとボディーフック部102aとが重複して折り曲げられる部分(以下、「オーバーラップ部」と称す)の長さOL等の管理寸法を測定し、各管理寸法と所定の基準値とを比較することにより行なわれ、これら各管理寸法を測定するために巻締部を解体する。
【0004】
従来、巻締部の解体は手作業で行われていた。その手順は、まず、缶蓋101の巻締部の内側をペンチやニッパにより強制的に除去し、残ったカバーフック部101aを叩いて押し下げて、ボディーフック部102aからカバーフック部101aを外すというものであった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した従来の解体方法では、ペンチ等により半ば強制的に解体する方法なので、寸法測定部を変形させずに、しかも手際よく解体するには作業者の熟練を要するものであった。その結果、解体作業者の熟練度により寸法測定部に変形が生じ、正確なデータが得られ難かった。
【0006】
これを解決するため本出願人は、作業者によるばらつきをなくし、簡単にかつ短時間に解体を行うために、巻締部の解体装置を先願として出願した(特願平6−240999号)。この先願には、缶体を缶蓋と缶底とで挟んで保持し、保持した缶体をその中心軸回りに回転させながら、巻締部の所定の位置を缶体の円周方向に沿って切断する解体装置が開示されている。
【0007】
解体装置により巻締部を切断する際には、缶体の位置決めを精密に行う必要がある。巻締部の厚さT(図4参照)は1.5mm程度、缶本体及び缶蓋に用いられる素材の厚さは0.3mm程度と非常に薄く、この薄い素材の1枚分のみを切断しなければならないからである。ところが先願に開示された解体装置では、シリンダを用いて缶体の保持を行っているため、シリンダのストロークが短い場合には影響が少ないが、種々の缶体に対応させるためにストロークを長くすると、切断時の回転軸に対するシリンダの移動方向のずれが生じてくる。シリンダの移動方向のずれが生じると、結果的に缶体がずれた位置で保持され正確な位置決めができなくなってしまう。
【0008】
さらに、巻締部の切断には、缶体の位置決めばかりでなく缶体の固定も重要な要素である。これは、切断時には巻締部を切断するカッタにより缶体の中心に向かう押圧力が加わり、この押圧力によって缶体の位置がずれてしまうおそれもあるからである。
【0009】
そこで本発明は、缶体の位置決めが正確に行え確実に缶蓋の外周部のみを切断する巻締解体装置を提供することを目的とする。また本発明は、缶体を強固に固定し、切断時の位置ずれを防止する巻締解体装置を提供することを第2の目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため本発明の巻締解体装置は、缶本体の開口の側端部と缶蓋の外周部とを巻締して前記缶本体と前記缶蓋とを結合し、前記缶本体の開口を閉塞することにより内部を密閉した缶体の巻締解体装置であって、
互いに平行に配置された複数本のガイド軸及び前記各ガイド軸と密接に摺動自在に嵌合するスライダを備えたスライドユニットと、
前記スライダに前記ガイド軸と平行な軸回りに回転自在に支持され、その回転軸が前記缶体の中心軸と一致するように前記缶本体の底部を保持する缶受け部材と、
前記缶蓋と当接して前記缶受け部材との間で缶体を挟持するために前記缶受け部材と対向する位置に配置され、挟持された缶体の中心軸回りに回転駆動される当接部材と、
前記巻締部のうち前記缶本体の折り返し部を外部より包囲する前記缶蓋の外周部を切断するように、前記挟持された缶体の中心軸に刃先を向けて配置されたカッタとを有することを特徴とする。
【0011】
上記のとおり構成された巻締解体装置では、缶受け部材に缶体の底部を保持した状態でスライドユニットのスライダを当接部材に向けて移動させると、当接部材と缶受け部材とで缶体は挟持される。ここで、スライダは互いに平行に配置された複数本のガイド軸に密接に摺動自在に嵌合し、しかも缶体はその中心軸がガイド軸と平行に保持されているので、スライダの移動方向に対する缶体のブレはほとんどなく、正確な位置決めがなされる。そして、当接部材を回転させることで缶体も回転され、カッタで巻締部の所定の部位が缶体の円周方向に沿って切断される。
【0012】
また、本発明の巻締解体装置は、缶本体の開口の側端部と缶蓋の外周部とを巻締して前記缶本体と前記缶蓋とを結合し、前記缶本体の開口を閉塞することにより内部を密閉した缶体の巻締解体装置であって、
前記缶蓋と前記缶本体の底部とを挟むことによって前記缶体を保持する2つの部材を備え、前記2つの部材で前記缶体を挟持した状態で回転駆動される缶体保持手段と、
前記巻締部のうち前記缶本体の折り返し部を外部より包囲する前記缶蓋の外周部を切断するように、前記挟持された缶体の中心軸に刃先を向けて配置されたカッタとを有し、
前記缶体保持手段のうち前記缶蓋を保持する部材が、前記巻締部の内周面と密接する外周面を備えているものであってもよい。
【0013】
上記のとおり構成された巻締解体装置では、缶体保持手段で缶体を挟持しながら回転させ、カッタで巻締部の所定の部位を切断する。このとき巻締部には、缶体の径方向内側にカッタの押圧力が加わるが、缶体保持手段のうち缶蓋に当接される部材は巻締部の内周面と密接する外周面を備えているので、カッタの押圧力による缶体の位置ずれが防止される。
【0014】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
【0015】
図1は本発明の巻締解体装置の一実施形態の正面図であり、図2は図1に示した巻締解体装置の側面図である。
【0016】
図1及び図2に示すように、鉛直方向に設置された本体フレーム1の上端部にはエアモータ2が、その出力軸を下向きに向けて固定されている。エアモータ2の出力軸には、缶体100の缶蓋に当接することによって巻締部の内側に嵌合するチャック3が固定され、エアモータ2の駆動に伴って、チャック3が回転される。チャック3の先端部は、図3に示すように巻締部の内周面と密接する外周面を備え、チャック3が巻締部に嵌合することで、巻締は径方向に移動不能に保持される。
【0017】
本体フレーム1の下端部には、第1のスライドユニット4が固定されている。第1のスライドユニット4は、エアモータ2の出力軸と平行に配設された2本のガイド軸5と、ガイド軸5と密接に摺動自在に嵌合するスライダ6とを有する。第1のスライドユニット4はエアシリンダと同様の内部構造を持ち、スライダ6に設けられた2つのシリンダポート6aのうち一方にエアを供給するとスライダ6が上方に移動し、他方にエアを供給するとスライダ6が下方に移動する構成となっている。このような第1のスライドユニット4としては、SMC株式会社より販売されているスライドユニットのCXWMシリーズが好適に用いられる。
【0018】
スライダ6には軸受を含む支持部材8が取り付けられ、この支持部材8に、缶受け部7が回転自在に支持されている。缶受け部7の回転中心軸は、エアモータ2の出力軸すなわちチャック3の回転軸と一致するように設計される。缶受け部7の上端面には、保持する缶体100の缶底部が径方向には移動不能に嵌合する保持用凹部7aが形成されている。これにより、缶体100をチャック3と缶受け部7との間に配置してスライダ6を上方に移動させると、チャック3の回転中心と缶体100の中心が一致した状態で、缶体100はチャック3と缶受け部7とに挟まれて保持される。つまり、これらチャック3及び缶受け部7で、缶体保持手段が構成される。なお、チャック3及び缶受け部7は、解体する缶体100の種類に応じて複数種類を用意しておくのが好ましい。
【0019】
一方、チャック3の側方において、本体フレーム1には第2のスライドユニット9が設けられている。第2のスライドユニット9も第1のスライドユニット4と同様のものであり、互いに平行に配置された2本のガイド軸10と、ガイド軸10に密接に摺動自在に嵌合するスライダ11とを有する。ただし、第2のスライドユニット9は、ガイド軸10が水平方向と平行になるように配置される。
【0020】
第2のスライドユニット9のスライダ11には、缶体100の巻締部を切断するための円盤状のカッタ12が、刃先を缶体100の中心軸に向けて設けられている。カッタ12は、スライダ11に取り付けられたカッタ支持部材14に螺合されたねじ軸に固定されており、ねじ軸の螺合位置を調節することで、上下方向の位置が調節可能となっている。また、第2のスライドユニット9には、スライダ11が缶体100に向けて移動したときの移動量を調節するためにカッタ移動量調節機構13が設けられている。カッタ移動量調節機構13の先端はスライダ11が当接するストッパとなっており、このストッパの位置を調節することで、スライダ11の移動量が調節される。カッタ移動量調節機構13によって、巻締部の切込み量の調節や、缶体100の径に応じたカッタ12の位置の調節がなされる。
【0021】
上述したように、本実施形態の巻締解体装置はエアにより駆動されるが、ここで、この巻締解体装置のエア回路について図4のエア回路図を参照して説明する。
【0022】
このエア回路は、エアモータ2を駆動するための第1のエア切替弁82と、第1のスライドユニット4を駆動するための第2のエア切替弁83と、スイッチ84aをオンすることにより第1のエア切替弁82及び第2のエア切替弁83へ切替用エアを供給するスイッチ弁84と、スイッチ弁84と第1のエア切替弁82との間に設けられたボリュウムタンク85とを有し、各エア切替弁82,83及びスイッチ弁85には、それぞれエア源81からエアが供給される。また、第2のスライドユニット9は、エアモータ2とスイッチ弁84との間に設けられている。図中、実線で示した経路はスイッチ弁84のスイッチ84aがオフのときのエアの経路を示し、破線で示した経路はスイッチ84aがオフのときのエアの経路を示す。
【0023】
第1の切替弁82は、スイッチ弁84のスイッチ84aがオフの状態では閉じており、エアモータ2は駆動されない。スイッチ84aをオンすると、第1のエア切替弁82の切替入力側にはスイッチ弁84からボリュウムタンク85を介してエアが供給され第1の切替弁82が開くことにより、エアモータ2が駆動される。
【0024】
また、第2の切替弁83は、スイッチ弁84のスイッチ84aがオフの状態ではエア源81からのエアを実線で示す経路で第1のスライドユニット4に供給し、第1のスライドユニット4のスライダ6を下方に位置させる。スイッチ弁84のスイッチ84aをオンすると、第2のエア切替弁83の切替入力側にはスイッチ弁84からエアが供給され、第1のスライドユニット4には破線で示す経路でエアが供給されてスライダが上方に移動する。
【0025】
第2のスライドユニット9のスライダ11を缶体100に向けて移動させるためのエアはエアモータ2から供給されるが、スイッチ弁84がオフの状態では、スイッチ弁84を経由してエア源81から供給されるエアにより、第2のスライドユニット9のスライダ11は缶体100に対して後退した位置に移動される。
【0026】
次に、本解体装置の動作について説明する。まず、解体する缶体100の種類に応じたチャック3及び缶受け部7を、それぞれエアモータ2の出力軸及び支持部材8に取り付ける。また、カッタ12の上下方向の位置を、缶体100の缶本体102の折り返し部であるボディーフック部102aを外部より包囲する、缶蓋外周部(図3中のB−Cの領域)の中の範囲Rのいずれかの位置で切断できるように調節するとともに、第2のスライドユニット9のスライド量を、缶蓋101の外周部のみが切断されるように調節する。これは、缶蓋101及びカバーフック部101aとボディーフック部102aとの係合を外しやすくし、かつ、缶蓋101の切断に際して缶本体102の切断を防止するためである。
【0027】
缶蓋101の切断範囲については、好ましくはカバーフック部101aの先端Dに対する位置から缶蓋外周部B−C間のほぼ中間までの範囲(図3中、Sで示す範囲)が適当である。なぜならば、図3に示すAの位置のように、切断位置が、カバーフック部101aの先端Dよりも突出する位置であると、一般的にカバーフック部101aと缶蓋外周部との間隔はほぼ0.4mmと狭いため、切断されて缶本体102から分離されたカバーフック部101aの長さCHをマイクロメータやノギス等で測定する場合、測定器の測定端子がカバーフック部101aの先端Dに当たらず、正確な測定ができないおそれがあるからである。逆に、切断位置が、図3に示すEの位置のように、カバーフック部101aの折り曲げ部に近い位置であると、缶蓋101とボディーフック部102aとの密着が強固であり、缶蓋101の缶本体102からの分離が難しくなるためである。
【0028】
次いで、缶体100の缶底部を缶受け部7の保持用凹部7aに嵌合させ、この状態でスイッチ弁84のスイッチ84aをオンする。すると、第2のエア切替弁83の切替入力側にはスイッチ弁84からのエアが供給され、第1のスライドユニット4のスライダ6が上昇する。これにより、缶体100は、チャック3と缶受け部7とに挟まれて保持される。
【0029】
このときスライダ6は、2本のガイド軸5に沿って上昇するので、スライダ6の移動方向に対するブレはほとんどなく、缶体100の缶蓋部とチャック3との嵌合すなわち切断位置への缶体100の位置決めを正確に行うことができる。これは、種々の缶体100に対応させるために、スライダ6の移動量を大きくした場合に特に効果的である。また、チャック3及び缶受け部7は、それぞれ缶体100の缶蓋部及び缶底部と密接して嵌合しているので、缶体100は、その中心軸がチャック3の回転軸と一致した状態で、しかも径方向には移動不能に保持される。なお、チャック3の先端部は図3に示したように、巻締部の内周面と接する周面が先細り形状(テーパ形状)になっているため、缶体100がチャック3に接触するに当たり、より正確な位置決めを確実に行うことができる。
【0030】
一方、スイッチ弁84からの第1のエア切替弁82の切替入力側に供給されるエアは、ボリュウムタンク85に蓄えられた後第1のエア切替弁82に供給される。従って、エアモータ2は、第1のスライドユニット4の上昇による缶体100の保持後、所定の時間が経過してから回転され、それに伴ってチャック3が回転して缶体100が回転される。
【0031】
エアモータ2に供給されたエアは、さらに第2のスライドユニット9に供給される。そのため、エアモータ2の回転に伴って第2のスライドユニット9のスライダ11が缶体100に向けて移動し、カッタ12が缶体100の巻締部に押圧される。この状態で缶体100が1回転すると、缶蓋101の外周部が缶体100の外周に沿って切断される。このとき、切断部には、缶体100の中心に向けてカッタ12の押圧力が加わる。ところが、上述したようにチャック3は巻締部の内周面に密接して嵌合しているので、カッタ12の押圧力が加わっても缶体100の位置がずれてしまうことはなく、正確な切断を行うことができる。
【0032】
缶蓋101の外周部の切断が終了したら、スイッチ弁84をオフにする。これにより、エアモータ2の駆動が停止されて第2のスライドユニット9のスライダ11も缶体100に対して後退するとともに、第1のスライドユニット4のスライダ6も下降し、缶体100の保持が解除される。缶体100の保持が解除されたら、缶体100を缶受け部7から取り外す。
【0033】
取り外された缶体100は、缶本体102から缶蓋101が取り外され、さらに巻締部にニッパで切込みを入れた後、残っているカバーフック部101aを缶底の方向にずらしてカバーフック部101aとボディーフック部102aとの係合を外すことで、缶体100の巻締部の解体が終了する。そして、解体された缶体100のカバーフック部101a及びボディーフック部102aが、それぞれ寸法測定に供される。
【0034】
以上説明した実施形態では、エアモータ2、第1のスライドユニット4及び第2のスライドユニット9を、互いに一連の動作で駆動するようにエア回路を構成したが、これらは、それぞれ単独で駆動させてもよい。また、装置の駆動にエア圧を利用したものについて説明したが、それに限らず、油圧を利用したり電力を利用してもよい。例えば電力を利用する場合には、エアモータ2に代えて電動モータを用いることができるし、各スライドユニットについても、それぞれ電動モータの回転をピニオンラック等の公知の伝達手段で直線運動に変換させる機構のものを用いることができる。
【0035】
【発明の効果】
以上説明したように本発明の巻締解体装置は、互いに平行に配置された複数本のガイド軸に摺動自在に嵌合するスライダに缶体の底部を保持する部材を設けることにより、缶体の缶蓋と当接する部材との間で缶体を挟持するためにスライダを移動させたときの、スライダの移動方向に対する缶体のブレを防止し、缶体の位置決めを正確に行うことができる。これは、缶体の底部を保持する部材の移動量が大きいときに、より効果的である。
【0036】
また、缶体を挟持する際に缶蓋と当接する部材が、巻締部の内周面に密接する外周面を備えることにより、巻締部の切断時の缶体の位置ずれを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の巻締解体装置の一実施形態の正面図である。
【図2】図1に示した巻締解体装置の側面図である。
【図3】図1に示した巻締解体装置で缶体を保持した状態の、巻締部の要部断面図である。
【図4】図1に示した巻締解体装置のエア回路図である。
【図5】缶体の巻締部の断面図である。
【符号の説明】
1 本体フレーム
2 エアモータ
3 チャック
4 第1のスライドユニット
5,10 ガイド軸
6,11 スライダ
6a シリンダポート
7 缶受け部
7a 保持用凹部
8 支持部材
9 第2のスライドユニット
12 カッタ
13 カッタ移動量調節機構
14 カッタ支持部材
81 エア源
82 第1のエア切替弁
83 第2のエア切替弁
84 スイッチ弁
84a スイッチ
85 ボリュウムタンク
100 缶体
101 缶蓋
101a カバーフック部
102 缶本体
102a ボディーフック部

Claims (3)

  1. 缶本体の開口の側端部と缶蓋の外周部とを巻締して前記缶本体と前記缶蓋とを結合し、前記缶本体の開口を閉塞することにより内部を密閉した缶体の巻締解体装置であって、
    互いに平行に配置された複数本のガイド軸及び前記各ガイド軸と密接に摺動自在に嵌合するスライダを備えたスライドユニットと、
    前記スライダに前記ガイド軸と平行な軸回りに回転自在に支持され、その回転軸が前記缶体の中心軸と一致するように前記缶本体の底部を保持する缶受け部材と、
    前記缶蓋と当接して前記缶受け部材との間で缶体を挟持するために前記缶受け部材と対向する位置に配置され、挟持された缶体の中心軸回りに回転駆動される当接部材と、
    前記巻締部のうち前記缶本体の折り返し部を外部より包囲する前記缶蓋の外周部を切断するように、前記挟持された缶体の中心軸に刃先を向けて配置されたカッタとを有することを特徴とする巻締解体装置。
  2. 缶本体の開口の側端部と缶蓋の外周部とを巻締して前記缶本体と前記缶蓋とを結合し、前記缶本体の開口を閉塞することにより内部を密閉した缶体の巻締解体装置であって、
    前記缶蓋と前記缶本体の底部とを挟むことによって前記缶体を保持する2つの部材を備え、前記2つの部材で前記缶体を挟持した状態で回転駆動される缶体保持手段と、
    前記巻締部のうち前記缶本体の折り返し部を外部より包囲する前記缶蓋の外周部を切断するように、前記挟持された缶体の中心軸に刃先を向けて配置されたカッタとを有し、
    前記缶体保持手段のうち前記缶蓋を保持する部材は、前記巻締部の内周面と密接する外周面を備えていることを特徴とする巻締解体装置。
  3. 前記缶体保持手段のうち前記缶体の底部を保持する部材は、前記挟持された缶体の中心軸に平行に配置された複数本のガイド軸に密接に摺動自在に嵌合するスライダに、前記缶体の中心軸回りに回転自在に支持されている請求項2に記載の巻締解体装置。
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