JP2000210723A - パイプ溝入れ工具 - Google Patents

パイプ溝入れ工具

Info

Publication number
JP2000210723A
JP2000210723A JP11017339A JP1733999A JP2000210723A JP 2000210723 A JP2000210723 A JP 2000210723A JP 11017339 A JP11017339 A JP 11017339A JP 1733999 A JP1733999 A JP 1733999A JP 2000210723 A JP2000210723 A JP 2000210723A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
grooving
pipe
roller
support member
tool according
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11017339A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshiharu Ikenaka
芳治 池中
Yasushi Niwayama
康 庭山
Makoto Sakaguchi
良 坂口
Tsumoru Nakada
積 中田
Mannish Matsuru
マニッシュ マツル
Hiromi Onuma
浩身 大沼
Tetsuhiro Okuyama
哲弘 奥山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui Chemical Co Ltd
Rex Industries Co Ltd
Proterial Ltd
Original Assignee
Hitachi Metals Ltd
Sekisui Chemical Co Ltd
Rex Industries Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Metals Ltd, Sekisui Chemical Co Ltd, Rex Industries Co Ltd filed Critical Hitachi Metals Ltd
Priority to JP11017339A priority Critical patent/JP2000210723A/ja
Publication of JP2000210723A publication Critical patent/JP2000210723A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Turning (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明はガス管等に用いられる薄肉パイプに
継手を固定するするための円周溝を形成するパイプ溝入
れ工具を実現することを目的とする。 【解決手段】 モータにより駆動されるチャックを具備
した装置に取り付け可能なパイプ溝入れ工具であって、
前記装置に支持されるフレーム受け22と、前記フレー
ム受け22に摺動可能に設けられたフレーム23と、前
記フレーム23の一方に設けられた受けローラ34と、
他方の端部に設けられた押圧機構25と、前記フレーム
23に摺動可能に設けられて前記押圧機構25により前
記受けローラ34の方向に押圧移動される溝入れローラ
支持部材24と、前記溝入れローラ支持部材24に回転
自在に設けられた溝入れローラ39と、を具備して成る
ように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はパイプ溝入れ工具に
関する。詳しくは、ガス管、水道管等に用いられる薄肉
パイプに継手を固定するするための環状溝を形成するパ
イプ溝入れ工具に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、水道管、ガス管等の鋼管を接続す
るためには、接続すべき2本のバイプの管端にテーパー
ねじを形成し、内径にめねじが形成された管継手にねじ
込んで接続していた。しかし最近ではコストダウンの要
求から、薄肉鋼管の内面を樹脂にてライニングした薄肉
ライニング鋼管の使用が考えられている。
【0003】上記薄肉ライニング鋼管を接続する場合、
管継手に結合するためのねじを形成する必要があるが、
薄肉であるためねじ加工が困難である。このため、ねじ
を使用しない管継手が必要となる。
【0004】図11は薄肉ライニング鋼管の接続に用い
られる管継手を示す図である。この管継手は管1の内面
にOリング挿入用の溝2及びロックリング挿入用の溝3
を形成し、そのOリング挿入用の溝2にOリング4を、
ロックリング挿入用の溝3にロックリング5をそれぞれ
挿入したものである。
【0005】そして、この管継手により2本の樹脂ライ
ニング薄肉パイプ6,6′を接続する場合は、パイプの
端部近傍に環状の溝7の形成及びローレット加工8を施
し、また端部に外面取り9及び内面取り10を施してお
き、これを図の如く管継手の端部から挿入しロックリン
グ5が環状溝7に嵌合するまで挿入する。この状態でO
リング4により気密保持が行われ、ロックリング5によ
り抜け出しが防止されている。なおローレット8はパイ
プの継手への挿入深さの目安として設けたものである。
【0006】上記のような管継手により接続するパイプ
に施す溝加工は、従来は、手工具のパイプカッターの切
断ローラ刃を溝入れローラに取替えてパイプを切断する
要領でパイプの外周に溝を入れていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来の手
工具による溝入れ加工では次のような問題がある。 1.溝深さにばらつきが生じ、溝深さが一定しないた
め、溝が浅い場合には継手が抜けるという危険性があ
る。 2.パイプの端面から溝までの寸法も一定しないため、
該寸法が長い場合にはパイプに継手がセットできなくな
る。 3.作業が手作業であるため作業者の疲労が大きい。 4.溝入れローラにより被加工パイプのシール面に傷が
つき易く、洩れの原因となる。 5.溝入れローラが円滑に回らないことがあり、ローラ
に部分摩耗が生じその耐久性が低下する。
【0008】本発明は上記従来の問題点に鑑み、溝加工
寸法が一定し、精度の良い溝加工が容易に行なえるパイ
プ溝入れ工具を実現することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1は、モ
ータにより駆動されるチャックを具備した装置に取り付
け可能なパイプ溝入れ工具であって、前記装置に支持さ
れるフレーム受け22と、前記フレーム受け22に摺動
可能に設けられたフレーム23と、前記フレーム23の
一方に設けられた受けローラ34と、他方の端部に設け
られた押圧機構25と、前記フレーム23に摺動可能に
設けられて前記押圧機構25により前記受けローラ34
の方向に押圧移動される溝入れローラ支持部材24と、
前記溝入れローラ支持部材24に回転自在に設けられた
溝入れローラ39と、を具備して成ることを特徴とす
る。この構成を採ることにより、溝入れローラを押圧機
構により被加工パイプに押圧して塑性変形させ、溝入れ
加工を行うことができる。
【0010】また、請求項2は、前記押圧機構25は加
圧ばね45により溝入れローラ支持部材24を押圧する
ことを特徴とする。また請求項3は、前記押圧機構25
が偏心カム42で押圧することを特徴とする。また、請
求項4は、前記押圧機構25は偏心カム42と加圧ばね
45を介して溝入れローラ支持部材24を押圧すること
を特徴とする。また、請求項5は、前記溝入れローラ支
持部材24を対象パイプ呼び径毎に位置決めする位置決
め機構を具備することを特徴とする。この構成を採るこ
とにより、溝入れローラを所定の押圧力で被加工パイプ
に押圧し溝入れ加工を行うことができる。
【0011】また、請求項6は、前記押圧機構25に
は、溝入れ完了を報知する手段が設けられたことを特徴
とする。また、請求項7は、前記溝入れ完了を報知する
手段は、前記溝入れローラ39の環状突起39a以外の
部分にローレット39bが設けられ、被加工パイプにロ
ーレットが刻まれたときに溝入れ完了とすることを特徴
とする。
【0012】この構成を採ることにより、被加工パイプ
にローレットが刻まれたことを目視により検知して溝入
れ完了を知ることができる。
【0013】また、請求項8は、前記溝入れ完了を報知
する手段は、前記溝入れローラ支持部材24が被加工パ
イプに対して溝入れ完了位置に達したときに電気接点が
作動することを特徴とする。この構成を採ることによ
り、電気接点をアラームに接続することにより溝入れ完
了をアラームにより知ることができ、また電気接点を駆
動モータに接続しておけば溝入れ完了により駆動モータ
を自動停止させることができる。
【0014】また、請求項9は、請求項1記載のパイプ
溝入れ工具は、外面取刃26及び内面取刃27を有し、
外面取加工及び内面取加工を溝入れ加工と同時に行うこ
とが可能なことを特徴とする。また、請求項10は、前
記外面取り刃26は、支持部を長孔として摺動可能と
し、且つばね56にて被加工パイプに向かって押圧付勢
されていることを特徴とする。この構成をとることによ
り、外面取りを被加工パイプの回転に伴って徐々に行う
ことができる。
【0015】また、請求項11は、前記内面取り刃27
は、一端を回動自在に軸支された内面取り刃支持レバー
49に支持され、且つパイプ径に応じて位置決め手段に
より停止位置決めを可能としたことを特徴とする。この
構成を採ることにより被加工パイプの回転に伴って内面
取りを徐々に行うことができ、且つ面取り深さを位置決
め手段により調整することができる。
【0016】また、請求項12は、前記溝入れローラ3
9の環状突起39aを挟んでローレット39bの反対側
の外径をローレット外径より細くした溝入れローラを装
着したことを特徴とする。この構成を採ることにより、
溝入れローラによる被加工パイプのシール面の傷つきを
防止することができる。
【0017】また請求項13は、前記溝入れローラ39
の環状突起39aの外周面にローレット39cを施した
溝入れローラ71を装着したことを特徴とする。この構
成を採ることにより、溝入れローラは被加工パイプに対
する滑りがなくなるため、部分摩耗がなくなり寿命が延
長する。
【0018】
【発明の実施の形態】図1及び図2は本発明の第1の実
施の形態をねじ切り装置と共に示す図であり、図1は正
面図、図2は側面図である。図1、図2において、11
はねじ切り装置であり、12はそのベース、13は該ベ
ースの内部に設けられた図示なきモータにより駆動され
被加工パイプ14を咬えるチャック、15は図示なきね
じ切りヘッドを装着するキャレージであり、該キャレー
ジ15はラック16が形成された案内軸17上を案内さ
れ、ラック16に噛み合うピニオンを有するハンドル1
8により左右に移動できるようになっている。そしてキ
ャレージ15の第1ボス19にピン20により本実施の
形態のパイプ溝入れ工具21が回動可能に装着されてい
る。
【0019】図3及び図4は本実施の形態のパイプ溝入
れ工具21を示す図であり、図3は主要構成部材を示す
分解斜視図、図4は組立図で、(a)は正面図、(b)
は(a)図のb−b線における断面図である。図3にお
いて、22はフレーム受け、23はフレーム、24は溝
入れローラ支持部材、25は押圧機構、26は外面取り
刃、27は内面取り刃である。
【0020】そして、フレーム受け22は略L字状をな
し、中央部にスプリングピン28が打ち込まれる孔29
が穿設され、端部にねじ切り装置への装着用の孔30が
穿設されている。
【0021】また、フレーム23は左右1対の側板23
a,23bが第1プレート31と第2プレート32とに
ねじ止めされ舟形状に形成されるようになっている。な
お、側板23a,23bにはフレーム受け22に打ち込
まれるピン28が挿通される長孔33及び受けローラ3
4を支持する軸を挿入する孔35が穿設されている。ま
た、第1プレート31は中央にねじ孔31aが形成さ
れ、且つ両端に立ち上がり部31bを有し、該立ち上が
り部31bにはフレーム受け22を遊嵌する溝31cが
それぞれ形成されている。
【0022】また溝入れローラ支持部材24は底板24
aと左右の側板24b,24cと上部の側板24dとが
一体に形成され、底板24aには段付ボルト36が挿通
される長孔37が形成され、左右の側壁に設けられた孔
38には溝入れローラ39が図示なき軸により装着され
るようになっている。なお、該溝入れローラ39には溝
入れ用の環状突起39aが設けられると共に、その近傍
にローレット39bが刻設されている。
【0023】また、押圧機構25は、フレーム23に取
り付けられるボス40と、該ボス40に嵌合する軸部を
有する偏心カム支持部材41と、該偏心カム支持部材4
1に装着される偏心カム42と、ボス40に揺動可能に
取り付けられる位置決めプレート43と、偏心カム支持
部材41及びボス40を挿通し中間にばね座44aを有
する作動軸44と、該作動軸44のばね座44aと溝入
れローラ支持部材24との間に挿入される加圧ばね45
と、該作動軸44と溝入れローラ支持部材24とを結合
するクリップ46と、該作動軸44を偏心カム42に当
接させるばね47及び接触子48とを具備している。な
お、偏心カム支持部材41には上部に偏心カムを挿入す
るスリット41aが形成され、下部には軸部41bと複
数の位置決め溝41cとが形成されている。
【0024】また、外面取り刃26は、板状で切刃26
a及び取り付け孔26bを有して、溝入れローラ支持部
材24の側面に図示なきねじで固定されるようになって
いる。また、内面取り刃27は、内面取り刃支持レバー
49の一端にねじ固定され、該内面取り刃支持レバー4
9の他端には取り付け孔49aが穿設されている。
【0025】このように形成された各部材は図4に示す
如く組み立てられる。即ち、フレームの側板23a,2
3bは第1プレート31と第2プレート32と押圧機構
のボス40を挟んで図示なきねじにより結合される。そ
して、第1プレート31の立ち上がり部の溝31cにフ
レーム受け22を嵌め合わせた状態で側板の長孔33を
通してスプリングピン28をフレーム受け22の孔29
に打ち込む。そして立ち上がり部31bとスプリングピ
ン28との間にフレーム23を押し上げる方向に付勢す
るばね50を挿入する。
【0026】また、溝入れローラ支持部材24には、そ
の両壁の間に溝入れローラ39を図示なきピンにより支
持し、且つ長孔37を通した段付ボルト36を第1プレ
ート31のねじ孔31aに固定することにより摺動可能
に取り付けられる。また該溝入れローラ支持部材24の
外壁には外面取り刃26がねじにより固定される。
【0027】また、押圧機構25は、フレーム23の一
端にボス40が取り付けられ、該ボス40の中心に設け
られた孔40aに偏心カム支持部材41の軸部41bが
挿入され、該偏心カム支持部材41のスリット部41a
にはレバー42aを有する偏心カム42が回動自在に取
り付けられる。また、該ボス40には位置決めプレート
43が揺動可能に取り付けられる。
【0028】また、作動軸44はボス40及び偏心カム
支持部材41を挿通して配置され、ばね座44aと溝入
れローラ支持部材24との間にスペーサ51及び加圧ば
ね45を挟んでローラ支持部材24にクリップ46によ
り固定されている。さらに、該作動軸44の上端には偏
心カム42に接触する接触子48がねじ結合され、該接
触子48と偏心カム支持部材41との間にばね47が挿
入され常時接触子48が偏心カム42に接触するように
付勢している。
【0029】このように組み立てられた本第1の実施の
形態は、図1、2に示すように、フレーム受け22の一
方の端部がねじ切り装置11のキャレジ15に設けられ
た第1のボス19aにピン20により回動可能に取り付
けられ、フレーム受け22の他方の端部が第2のボス1
9bにより支持される。またピン20には内面取り刃支
持レバー49も取り付けられる。
【0030】そして本第1の実施の形態の作用を図5及
び図6により説明する。先ず図5(a)の如く、偏心カ
ム42のレバー42aを矢印A方向に倒しておき、偏心
カム支持部材41を回転させて受けローラ34と溝入れ
ローラ39との間隔を広げておきその間にチャック13
を挿通させた被加工パイプ14を挿入した後該パイプ1
4をチャック13に締付固定する。その後、被加工パイ
プ14の外径に応じて偏心カム支持部材41の位置を決
め、位置決め溝41cに位置決めプレート43を係合さ
せる。
【0031】この場合、フレーム23はフレーム受け2
2に対して長孔33により移動可能であるので、パイプ
径に応じて無理なく移動し、受けローラ34と溝入れロ
ーラ39との間に被加工パイプを挟持することができ
る。なお、この状態では加圧ばね45は溝入れローラ3
9には作用していない。
【0032】次いでこの状態から図5(b)の如く、レ
バー42aを矢印B方向に回動させると共にモータを駆
動しチャック14を回転させる。これにより、作動軸4
4は偏心カム42に押圧され、先端のクリップ46と溝
入れローラ支持部材24との間に間隔ができるため、加
圧ばね45は溝入れローラ支持部材24を押圧する。従
って溝入れローラ39は被加工バイプ14を押圧しその
環状突起39aにより被加工パイプ14に環状溝を形成
することができる。
【0033】また、同時に図6に示すように、外面取り
刃26及び内面取り刃27が被加工パイプ14の端面に
接触して内外面の面取りを行うことができる。そして、
溝入れローラ39のローレット39bにより被加工パイ
プ14にローレットが転写されたことを確認することに
より溝入れ及び面取りが完了したことを知ることができ
る。
【0034】なお、前記溝入れローラ39を図7(a)
に示すように、環状突起39aを挟んでローレット39
bの反対側の外径Dを細くしておくことにより、溝入れ
加工時に被加工パイプのシール面に傷をつけることを防
止することができる。また図7(b)に示すように環状
突起39aの外周面にローレット39cを施しておくこ
とにより、溝入れ加工時に被加工パイプとの間に滑りが
生じないため、摩耗が少なくなり溝入れローラの寿命を
延ばすことができる。
【0035】図8は本発明の第2の実施の形態を示す斜
視図である。本実施の形態が第1の実施の形態と異なる
ところは、前実施の形態の溝入れ完了を報知する手段が
ローレットであったのを電気的報知手段としたことであ
る。即ち、同図に示すように、溝入れローラ支持部材2
4の側面に板金を折曲形成したスイッチ支持部材52を
取り付け、該スイッチ支持部材52に板ばね53を介し
て作動させられるスイッチ54を設け、該スイッチ54
の位置を、被加工パイプへの溝入れ加工が終了した時点
でスイッチがオンまたはオフする位置とした。
【0036】このように構成された本実施の形態は、ス
イッチ54をアラームまたは駆動モータに接続しておけ
ば、スイッチ54のオンの時、即ち溝入れ加工が終了し
た時、アラームを作動させることができる。又はスイッ
チオフの時駆動モータを停止させることができる。
【0037】図9は本発明の第3の実施の形態を示す図
であり、(a)は正面図、(b)は側面断面図である。
本実施の形態が第1の実施の形態と異なるところは、外
面取り刃の固定方法が異なることである。本実施の形態
は同図の如く、外面取り刃26は略長方形状で一端に切
刃26aが形成され、長手方向に2個の固定用の長孔2
6b,26cが穿設されている。そして、該長孔26
b,26cを挿通してねじ55により溝入れローラ支持
部材24の側面に上下に摺動可能に取り付けられ、且
つ、長孔26b,26cの一端とねじ55との間にばね
56が挿入され、外面取り刃26は矢印A方向に付勢さ
れている。
【0038】このように構成された本実施の形態は、被
加工パイプ14に溝入れ加工時に切刃26aが被加工パ
イプ14の端面の外周に接触し、ばね56に押圧され、
被加工バイプ14の回転により溝入れ加工と同時に徐々
に面取りが行われる。
【0039】図10は本発明の第4の実施の形態を示す
図である。本実施の形態が第1の実施の形態と異なると
ころは、内面取り刃の位置決め手段を設けたことであ
る。本実施の形態は同図の如く、ねじ切り装置のキャレ
ジに設けられた第1のボス19aにピン20で一端を支
持され且つ板ばね58で矢印A方向に付勢されている内
面取り刃支持レバー49の先端にねじ57により固定さ
れている。また、該内面取り刃支持レバー49には微調
整ねじ59が設けられている。また該微調整ねじ59の
下方にはストッパー60が摺動可能に設けられている。
【0040】このストッパー60は、階段状の微調整ね
じ受け面60aと長孔60bが形成され、植込みねじ6
1により矢印BB′方向に案内されナット62により固
定されるようになっている。なお、本実施の形態では、
ストッパー60の微調整ねじ受け面60aは3種のパイ
プ径に応じて3段となっているが、3段以上としても良
い。
【0041】このように構成された本実施の形態は、被
加工パイプのパイプ径に応じてストッパー60の位置を
調整して適当な微調整ねじ受け面60aを選択した後、
被加工パイプに溝入れ加工することにより同時に、板ば
ね58により内面取り刃支持レバー49を介して矢印A
方向に付勢されている内面取り刃27により被加工パイ
プの端部内径を徐々に面取りすることができる。
【0042】
【発明の効果】本発明のパイプ溝入れ工具に依れば、被
加工パイプに溝入れローラにより環状溝を容易に形成す
ることができ、同時に外面取及び内面取を行うことがで
きる。また、溝入れ完了時を目視または電気的手段で報
知することができる。なお、溝入れは加圧ばねの力によ
り溝入れローラを押圧するため、手動で行うよりも品質
にバラツキが少なくなり、且つ作業者の負担を軽減する
と共に熟練を要しない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態をねじ切り装置と共
に示す正面図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態をねじ切り装置と共
に示す側面図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態を示す分解斜視図で
ある。
【図4】本発明の第1の実施の形態を示す組立図で、
(a)は正面図、(b)は(a)図のb−b線における
断面図である。
【図5】本発明の第1の実施の形態の作用を説明するた
めの図である。
【図6】本発明の第1の実施の形態の作用を説明するた
めの図である。
【図7】本発明の実施の形態における溝入れローラの他
の例を示す図である。
【図8】本発明の第2の実施の形態を示す斜視図であ
る。
【図9】本発明の第3の実施の形態を示す図で、(a)
は正面図、(b)は(a)図のb−b線における断面図
である。
【図10】本発明の第4の実施の形態を示す図で、
(a)は正面図、(b)は側面図、(c)は上面図であ
る。
【図11】従来の薄肉ライニング鋼管の接続に用いられ
る管継手を示す図である。
【符号の説明】
12…ねじきり装置 13…ベース 14…チャック 15…キャレジ 16…ラック 17…案内軸 18…ハンドル 19…ボス 20…ピン 21…パイプ溝入れ工具 22…フレーム受 23…フレーム 24…溝入れローラ支持部材 24a…底板 25…押圧機構 26…外面取り刃 27…内面取り刃 28…スプリングピン 29,30,38…孔 31…第1プレート 32…第2プレート 33,37…長孔 34…受けローラ 35…受けローラ支持軸孔 36…段付ボルト 39,70,71…溝入れローラ 40…ボス 41…偏心カム支持部材 42…偏心カム 43…位置決めプレート 44…作動軸 45…加圧ばね 46…クリップ 47,50,56…ばね 48…接触子 49…内面取り刃支持レバー 51…スペーサー 52…スイッチ支持部材 53…板ばね 54…スイッチ 55,57…ねじ 58…板ばね 59…微調整ねじ 61…植込ねじ 62…ナット
フロントページの続き (72)発明者 池中 芳治 大阪府東大阪市菱屋東1−9−3 レッキ ス工業株式会社内 (72)発明者 庭山 康 大阪府東大阪市菱屋東1−9−3 レッキ ス工業株式会社内 (72)発明者 坂口 良 大阪府東大阪市菱屋東1−9−3 レッキ ス工業株式会社内 (72)発明者 中田 積 三重県桑名市大福2番地 日立金属株式会 社桑名工場内 (72)発明者 マツル マニッシュ 三重県桑名市大福2番地 日立金属株式会 社桑名工場内 (72)発明者 大沼 浩身 滋賀県栗太郡栗東町野尻75 積水化学工業 株式会社内 (72)発明者 奥山 哲弘 滋賀県栗太郡栗東町野尻75 積水化学工業 株式会社内

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モータにより駆動されるチャックを具備
    した装置に取り付け可能なパイプ溝入れ工具であって、 前記装置に支持されるフレーム受け(22)と、 前記フレーム受け(22)に摺動可能に設けられたフレ
    ーム(23)と、 前記フレーム(23)の一方に設けられた受けローラ
    (34)と、他方の端部に設けられた押圧機構(25)
    と、 前記フレーム(23)に摺動可能に設けられて前記押圧
    機構(25)により前記受けローラ(34)の方向に押
    圧移動される溝入れローラ支持部材(24)と、 前記溝入れローラ支持部材(24)に回転自在に設けら
    れた溝入れローラ(39)と、 を具備して成ることを特徴とするパイプ溝入れ工具。
  2. 【請求項2】 前記押圧機構(25)は加圧ばね(4
    5)を介して溝入れローラ支持部材(24)を押圧する
    ことを特徴とする請求項1記載のパイプ溝入れ工具。
  3. 【請求項3】 前記押圧機構(25)が偏心カム(4
    2)で押圧することを特徴とする請求項1記載のパイプ
    溝入れ工具。
  4. 【請求項4】 前記押圧機構(25)は偏心カム(4
    2)と加圧ばね(45)を介して溝入れローラ支持部材
    (24)を押圧することを特徴とする請求項1記載のパ
    イプ溝入れ工具。
  5. 【請求項5】 前記溝入れローラ支持部材(24)を対
    象パイプ呼び径毎に位置決めする位置決め機構を具備す
    ることを特徴とする請求項1〜4の何れか1項に記載の
    パイプ溝入れ工具。
  6. 【請求項6】 前記押圧機構(25)には、溝入れ完了
    を報知する手段が設けられたことを特徴とする請求項1
    記載のパイプ溝入れ工具。
  7. 【請求項7】 前記溝入れ完了を報知する手段は、前記
    溝入れローラ(39)の環状突起(39a)以外の部分
    にローレット(39b)が設けられ、被加工パイプにロ
    ーレットが刻まれたときに溝入れ完了とすることを特徴
    とする請求項6記載のパイプ溝入れ工具。
  8. 【請求項8】 前記溝入れ完了を報知する手段は、前記
    溝入れローラ支持部材(24)が被加工パイプに対して
    溝入れ完了位置に達したときに電気接点が作動すること
    を特徴とする請求項6記載のパイプ溝入れ工具。
  9. 【請求項9】 前記請求項1記載のパイプ溝入れ工具
    は、外面取り刃(26)及び内面取り刃(27)を有
    し、外面取り加工及び内面取り加工を溝入れ加工と同時
    に行うことが可能なことを特徴とするパイプ溝入れ工
    具。
  10. 【請求項10】 前記外面取り刃(26)は、支持部を
    長孔として摺動可能とし、且つばね(56)にて被加工
    パイプに向かって押圧付勢されていることを特徴とする
    請求項9記載のパイプ溝入れ工具。
  11. 【請求項11】 前記内面取り刃(27)は、一端を回
    動自在に軸支された内面取り刃支持レバー(49)に支
    持され、且つパイプ径に応じて位置決め手段により停止
    位置決めを可能としたことを特徴とする請求項9記載の
    パイプ溝入れ工具。
  12. 【請求項12】 前記溝入れローラ(39)の環状突起
    (39a)を挟んでローレット(39b)の反対側の外
    径をローレット外径より細くした溝入れローラ(70)
    を装着したことを特徴とする請求項1記載のパイプ溝入
    れ工具。
  13. 【請求項13】 前記溝入れローラ(39)の環状突起
    (39a)の外周面にローレット(39c)を施した溝
    入れローラ(71)を装着したことを特徴とする請求項
    1記載のパイプ溝入れ工具。
JP11017339A 1999-01-26 1999-01-26 パイプ溝入れ工具 Pending JP2000210723A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11017339A JP2000210723A (ja) 1999-01-26 1999-01-26 パイプ溝入れ工具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11017339A JP2000210723A (ja) 1999-01-26 1999-01-26 パイプ溝入れ工具

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000210723A true JP2000210723A (ja) 2000-08-02

Family

ID=11941308

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11017339A Pending JP2000210723A (ja) 1999-01-26 1999-01-26 パイプ溝入れ工具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000210723A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN1310712C (zh) * 2003-01-30 2007-04-18 川口工业株式会社 槽成型装置
JP2010201508A (ja) * 2010-05-27 2010-09-16 Tokyo Metal:Kk コイル縮径装置
CN102527800A (zh) * 2010-12-31 2012-07-04 杨岩顺 自动液压滚槽机
WO2016147982A1 (ja) * 2015-03-18 2016-09-22 日新製鋼株式会社 転造加工装置
CN106623554A (zh) * 2016-10-20 2017-05-10 成都中电锦江信息产业有限公司 一种小型滚槽机用滚轮架

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN1310712C (zh) * 2003-01-30 2007-04-18 川口工业株式会社 槽成型装置
JP2010201508A (ja) * 2010-05-27 2010-09-16 Tokyo Metal:Kk コイル縮径装置
CN102527800A (zh) * 2010-12-31 2012-07-04 杨岩顺 自动液压滚槽机
WO2016147982A1 (ja) * 2015-03-18 2016-09-22 日新製鋼株式会社 転造加工装置
JP6029798B1 (ja) * 2015-03-18 2016-11-24 日新製鋼株式会社 転造加工装置
US10124386B2 (en) 2015-03-18 2018-11-13 Nisshin Steel Co., Ltd. Form-rolling device
TWI665030B (zh) * 2015-03-18 2019-07-11 日商日鐵日新製鋼股份有限公司 Rolling processing device
CN106623554A (zh) * 2016-10-20 2017-05-10 成都中电锦江信息产业有限公司 一种小型滚槽机用滚轮架

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20020130153A1 (en) Tool-less feedroll for wire feeder
US5413437A (en) Double-sided hole saw
US20130036888A1 (en) Stripping device
EP1611971A1 (en) Holder unit and hemming processing device with the same
JP2000210723A (ja) パイプ溝入れ工具
JPH0890335A (ja) 切断工具
JP2002276638A (ja) 摺動式クリップナット
JP3834303B2 (ja) ねじ孔加工装置
JP2015139850A (ja) マーキングツール及びマーキング方法
JP2003181732A (ja) 工作機械の挟持部にスライド機構を有した挟持装置
US9352481B2 (en) Cutting device
US8371012B2 (en) Drill press cutter
CN111515714B (zh) 工件保持工具
JP3662740B2 (ja) ピストンピンクリップ装着装置
US20060032351A1 (en) Methods and apparatus for cutting tubing
US3803895A (en) Tubing break-off and finishing tool
JPH025526B2 (ja)
JP2003225871A (ja) バイス
JPH078096Y2 (ja) パイプ切断溝付機
JPH08281364A (ja) リング状ワークのロール成形装置
JP2549045Y2 (ja) パイプカッタ
JP6626487B2 (ja) ガイド装置
JPH11314119A (ja) 管端溝付け装置
JPH08107658A (ja) 鉄心,鉄心組立装置および鉄心組立方法
JPH08257931A (ja) 止め輪工具