JP3717688B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えばカラー画像形成装置のような画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のカラー画像形成装置としては、例えば、特開平5−142955号公報に掲載されたものがある。すなわち、この第1の従来例は、単一の感光体上に、各色毎に現像したトナー画像を順次形成し、その感光体上のトナー画像を各色毎に順次中間転写体ドラムに一次転写し、その中間転写体ドラム上に4色(イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック)のトナー画像が多重転写された後、中間転写体ドラムに接近して配置された二次転写装置により、中間転写体ドラム上の4色のトナーにより作られた多重トナー画像を転写用紙に二次転写するようになっており、剥離装置がACコロナ放電により中間転写体ドラムへの転写用紙の静電吸着力を減じて、転写用紙を中間転写体ドラムから剥離するようになっていた。
【0003】
また他の従来の画像形成装置としては、実開昭58−157347号公報に掲載されたものがある。この第2の従来例は、転写シート材の搬送方向の感光体ドラムよりも手前側のレジストローラー対のうち、転写用紙の画像形成する側の面に接するローラーの硬度を、その画像形成する側の面の裏面に接するローラーの硬度よりも低くすることによって、転写用紙の画像形成する側の面が凸状に湾曲するように塑性変形して、転写用紙が感光体ドラムから剥離し易くするようにしたものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記第1の従来例にあっては、中間転写体ドラムの直径が大きいときは、二次転写後の転写用紙が剥離するときに剥離力の中心となる、転写用紙がまっすぐの状態に戻ろうとする弾性復元力が、中間転写ベルトの二次転写部のベルトを支持する支持ローラーの径が小さい中間転写ベルト方式に比べて小さくなる。
【0005】
特に中間転写体ドラムの円周方向に沿うように転写用紙が湾曲している場合は、上記弾性復元力は極めて小さくなり、極端な場合には転写用紙が中間転写体ドラムの円周方向にくっついて巻き付いてしまうという問題があった。このため、ACコロナ放電により転写用紙の中間転写体ドラムへの静電吸着力を減じても、中間転写体ドラムの円周方向に沿うように転写用紙が大きく湾曲している場合は、中間転写体ドラムから転写用紙を剥離できないおそれがあった。
【0006】
また上記第2の従来例にあっては、レジストローラー対により転写用紙の画像形成する側の面が凸になるように転写用紙を塑性変形する方法において、レジストローラーの直径やローラー相互間の押圧力の大きさ等が不適切な場合は、ローラー相互間の押圧力により一方のローラーの撓み量が大きくなって、ローラーの長さ方向にわたって均一に転写用紙を塑性変形させることができないため、期待したように転写用紙の湾曲の効果が得られず、感光体ドラムから転写用紙を確実に剥離できないおそれがあった。
【0007】
そこで本発明は、上記問題点に鑑みて、転写シート材に転写する感光体または中間転写体ドラムの直径が大きい場合でもその感光体または中間転写体ドラムから転写用紙が剥離しにくくなるのを確実に防止することができる画像形成装置を提供することを課題とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明による画像形成装置は、
表面に静電潜像及びトナー画像を形成するための感光体と、
前記感光体の表面を帯電させる帯電手段と、
前記帯電された後の感光体の表面電荷を画像情報に基づいて露光して静電潜像を形成する露光手段と、
前記感光体の露光により形成された静電潜像を各色毎に現像してトナー画像を形成する1または複数の現像手段と、
前記トナー画像を転写シート材に転写させる転写手段と、
を備えた画像形成装置において、
前記転写シート材の搬送方向の前記転写手段よりも手前側に転写シート材の画像形成する側の面が凸状に湾曲するように塑性変形させる塑性変形手段を設け、
前記塑性変形手段が、前記転写シート材の画像形成する側の面に接する弾性ローラーと、転写シート材の画像形成する側の面の裏側の面に接する剛体ローラーとにより構成され、
前記弾性ローラーから受ける押圧力によって生じる前記剛体ローラーの撓みを軽減させるように、この剛体ローラーにその軸線方向の複数の位置の各々で接触して支持する複数のローラー状の支持部材がその軸線上で回転可能に設けられた剛体ローラー支持部材を有する構成としたものである。
【0009】
このような構成の画像形成装置によれば、転写シート材に転写する感光体または中間転写体ドラムの直径が大きい場合でも、塑性変形手段により転写シート材の画像形成する側の面を凸状に湾曲させるように塑性変形すると共に、剛体ローラーが弾性ローラーから受ける押圧力によって剛体ローラーに生じる撓みを軽減させるように剛体ローラー支持部材を設けたため、レジストローラー相互間の押圧力により剛体ローラーの撓み量が大きくなることを防止することができるので、剛体ローラーの長さ方向にわたって均一に転写シート材を塑性変形させることができ、感光体または中間転写体ドラムから転写シート材が剥離しにくくなるのを確実に防止することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について、図面に基づいて具体的に説明する。
図1ないし図3は、本発明による画像形成装置の第1の実施の形態について説明するために参照する図である。
【0011】
図1は、本発明の第1の実施の形態に係るカラー画像形成装置の構成図である。このカラー画像形成装置には、感光体ドラム1、スコロトロン帯電器等の帯電装置2、レーザー光ユニット3、各色毎の4個の現像装置4a〜4d、転写前除電ランプ5、クリーニング装置6、主除電ランプ7、中間転写体ドラム8、転写ローラー9、分離器10、一対のレジストローラー12,13が設けられている。
【0012】
図1に示すカラー画像形成装置において、感光体ドラム1の感光面(円周表面)は、スコロトロン帯電器等の帯電装置2(帯電手段)により帯電され、この帯電された感光体ドラム1の感光面は、その表面電荷を画像情報に基づいてレーザー光ユニット3(露光手段)により露光されて静電潜像が形成される。
【0013】
この静電潜像は4つの現像装置4a〜4d(現像手段)により、例えばマゼンタ(赤)、イエロー(黄)、シアン(青)のカラートナーと、ブラック(黒)のトナーを用いて順に現像され、この現像の度にカラートナー画像は中間転写体ドラム8の表面上に順に一次転写されて、最終的に中間転写体ドラム8上に多重転写されるようになっている。
【0014】
1色目は、感光体ドラム1に対して帯電装置2による帯電、レーザー光ユニット3による露光、及び現像装置4a〜4dのいずれか1つにより現像され、その1色目のトナー画像以外の非画像領域の残留電荷を転写前除電ランプ5により除電した後、感光体ドラム1から中間転写体ドラム8上に一次転写される。
【0015】
2色目は、クリーニング手段6で1色目の残留トナーがクリーニングされ、主除電ランプ7で除電した後、再び感光体ドラム1に対して帯電装置2による帯電、レーザー光ユニット3による露光、及び現像装置4a〜4dのいずれか1つにより現像され、その2色目のトナー画像以外の非画像領域の残留電荷を転写前除電ランプ5により除電した後、感光体ドラム1から中間転写体ドラム8上に一次転写される。
【0016】
3色目,4色目も上記2色目と同様に、感光体ドラム1から中間転写体ドラム8上に順に一次転写されることにより、最終的に中間転写体ドラム8上に多重転写される。
【0017】
感光体ドラム1から円周表面にカラートナー画像を多重転写された中間転写体ドラム8は、転写ローラー9との間に挾まれて送られる転写用紙15(転写シート材)にその多重のカラートナー画像を二次転写するようになっている。カラートナー画像を二次転写された転写用紙15は、転写ローラー9と中間転写体ドラム8との間を通過した後、分離器10により帯電を消去されて中間転写体ドラム8から分離し、矢印F方向に送られて図示しない定着装置によりフルカラー画像として定着される。
【0018】
また中間転写体ドラム8の直径は、70〜240mmφ位の大きさが用いられる。中間転写体ドラム8の直径が小さすぎるとA4サイズの多重転写像を形成できなくなるため、70mmφ以上であることが好ましく、このように中間転写体をドラム形状にすることにより色ズレも低減することができる。また、分離器10は、AC鋸歯放電器で形成し、印加電圧をDC+1.2kV、AC11Vpp、周波数1kHzのものを用いる。
【0019】
一対のレジストローラー12,13のうち、転写用紙15の画像形成用面15aの裏面15bに接するレジストローラー12は、金属等の剛体により形成された剛体ローラーであり、その直径は3mmφ〜12.5mmφに設定される。
【0020】
転写用紙15の画像形成する側の面15aに接するレジストローラー13は、ゴムのような弾性体により形成された弾性ローラーであり、その直径は18mmφ〜26mmφ、レジストローラー13の軸心部の剛体の芯金13aの直径は12mmφ〜16mmφであり、その芯金13aの直径はレジストローラー12の直径より大きい。このように芯金13aの直径を大きくすることで、レジストローラー12から高い荷重がかかっても、芯金13aが撓むのを抑えることができる。
【0021】
このような一対のレジストローラー12,13を用いることにより、転写用紙15の搬送方向の中間転写体ドラム8よりも手前側において、転写用紙15の画像形成する側の面15aを凸状に湾曲させるように塑性変形することができる。このため、中間転写体ドラム8の直径が大きい場合でも、転写用紙15の画像形成する側の面15aを凸状に湾曲させるように塑性変形することにより、中間転写体ドラム8から転写用紙15が剥離しにくくなるのを防止することができる。
【0022】
なお、本実施例ではレジストローラー12,13を塑性変形手段としたが、レジストローラー12,13と別に設けた構成であってもよい。
また、本実施例では中間転写体ドラム8を設けたカラー画像形成装置について説明したが、他の画像形成装置であっても同様の効果を得ることができる。
【0023】
図2は、中間転写体ドラム8の直径が156mmφの場合の、転写用紙15の湾曲半径(カール半径)と弾性復元エネルギーとの関係を示すグラフである。
【0024】
同図から、転写用紙15が中間転写体ドラム8に巻き付く方向、すなわち転写用紙15の画像形成する側の面15aが凹に湾曲する方向である逆の湾曲(逆カール)を有する転写用紙15を、レジストローラー12,13により矯正して、転写用紙15が中間転写体ドラム8から剥離する方向、すなわち転写用紙15の画像形成する側の面15aが凸に湾曲する方向である順方向の湾曲(順カール)に塑性変形することにより、転写用紙15の中間転写体ドラム8から分離する弾性復元エネルギーが増大して、転写用紙15の中間転写体ドラム8からの剥離性能が向上することが分かる。
【0025】
この結果、二次転写後の転写用紙15に、分離器10により必要以上にトナーと同極性の電荷を付加しなくても、転写用紙15が中間転写体ドラム8から分離できるようになるため、転写用紙15にトナーと同極性の電荷を必要以上に付加することによる転写不良を防止して高画質を得ることができる。
【0026】
ところで、図1及び図3に示すように、レジストローラー12のレジストローラー13と反対側には支持ローラー17(レジストローラー支持部材)が設けられている。支持ローラー17は、丸棒状の芯金部材17aの周りに、摩擦係数が低く、耐摩耗性の高い支持部材17bが設けられ、この支持部材17bがレジストローラー12に接触してレジストローラー13からの押圧力を背面側で支持するようになっている。
【0027】
従来の画像形成装置においては本発明のような支持ローラー17がなかったため、レジストローラー12の直径や、レジストローラー12,13の相互間の押圧力の大きさが不適切な場合は、図9,図10に示すように、その押圧力によりレジストローラー12の撓み量が大きくなる場合があり、レジストローラー12の長さ方向の中央部がほとんどレジストローラー13から離れてニップ深さが零となる場合があった。
【0028】
これに対し本発明のように支持ローラー17を設けると、図3,図4に示すように、レジストローラー12の長さ方向の中央部がレジストローラー13から離れることはなくなり、ニップ深さがレジストローラー12の両端の値に近づいて、レジストローラー12がレジストローラー13から受ける押圧力によりレジストローラー12に生じる撓みを軽減させることができる。このため、転写用紙15の画像形成する側の面15aを凸状に湾曲させて、中間転写体ドラム8から転写用紙15が剥離しにくくなるのを確実に防止することができる。
【0029】
このような支持ローラー17は、レジストローラー13とレジストローラー12の中心同士を結んだ線から、レジストローラー12の中心の回りに90度以上270度以下の角度位置で、レジストローラー12に接してレジストローラー12を支持することで、レジストローラー13の方向に押圧することとなる。
【0030】
図5は、本発明の第2の実施の形態を示す図である。前記第1の実施の形態においては、支持ローラー17の芯金部材17aがレジストローラー13とほぼ同じ長さを有していたのに対し、この第2の実施の形態は、支持ローラー19(レジストローラー支持部材)の芯金部材19aがレジストローラー13の数分の1かずつの長さに分割されている。
【0031】
そして、その分割された芯金部材19aにはレジストローラー12の回転軸の撓み量と、レジストローラー13の回転軸の撓み量がほぼ一致するように最適化された支持力P1,P2…Pnが加えられる。
【0032】
前記第1の実施の形態においては、支持ローラー17の芯金部材17aの両端部に支持力Pが加えられているだけであるため、十分に支持ローラー17の芯金径を大きくしなければ、レジストローラー13及び支持ローラー17のそれぞれの撓み量が無視できなくなる。そのために、図4に示すように、レジストローラー12の長さ方向の中央部のニップ深さが両端部に比べて多少は小さくなることは避けられない。
【0033】
これに対し、この第2の実施の形態は、分割された支持ローラー19の芯金部材19aの各々に支持力Pが加えられ、レジストローラー12の全体の長さ途中の複数箇所に支持力P1〜Pnが加えられるので、図6に示すように、レジストローラー12の全体の長さすべてにわたってニップ深さを均一に設定することが可能となっている。
【0034】
このため、転写用紙15の画像形成する側の面15aを凸状に湾曲させるように、塑性変形手段を構成するレジストローラー12,13によって塑性変形することにより、中間転写体ドラム8から転写用紙15が剥離しにくくなるのをさらに確実に防止することができる。
【0035】
図7は、本発明の第3の実施の形態を示す図である。前記第1,第2の実施の形態においては、図1に示すように、レジストローラー12に対してレジストローラー13と反対側に支持ローラー17を1本、又は複数本の支持ローラー19を1列に配置していたのに対し、この第3の実施の形態は、レジストローラー12に対してレジストローラー13と反対側に支持ローラー21,22(レジストローラー支持部材)を2本、又は各々が複数本の支持ローラー21,22を2列に配置した点において異なるものである。
【0036】
そして、支持ローラー21は、レジストローラー13とレジストローラー12の各々の中心を結んだ線から90°ないし180°の範囲内の角度θ1の角度位置に配置され、支持ローラー22は、レジストローラー13とレジストローラー12の各々の中心を結んだ線から180°ないし270°の範囲内の角度θ2の角度位置に配置されている。
【0037】
このような第3の実施の形態によれば、レジストローラー13の押圧力や回転力によってレジストローラー12の中心位置が図7中左右方向に移動することを、2組の支持ローラー21,22の支持力Pによって防止することができるので、前記第1,第2の実施の形態よりもさらに確実に、レジストローラー12の全体の長さにわたってニップ深さが一定したものとすることができる。
【0038】
図8は、本発明の第4の実施の形態を示す図である。前記第1ないし第3の実施の形態においては、レジストローラー12に対してレジストローラー13と反対側にローラー状の支持ローラー17,19,21,22を設けたのに対し、この第4の実施の形態においては、レジストローラー12に対してレジストローラー13と反対側に、レジストローラー12の半径より少し大きめの半径の凹状摺動面24aを有する、支持部材24(レジストローラー支持部材)を設けた点において異なるものである。そしてその支持部材24の先端部には、摩擦係数が低く、耐摩耗性の高い摺動部材24bが設けられている。
【0039】
このような第4の実施の形態によれば、支持部材24の先端部の摺動部材24bに凹状摺動面24aを設けることにより、レジストローラー12の中心位置が図8中左右方向に移動することを防止することができるので、前記第3の実施の形態と同様の効果を得ることができる。
【0040】
以上、本発明の実施の形態について具体的に述べてきたが、本発明は上記の実施の形態に限定されるものではなく、本発明の技術的思想に基づいて、その他にも各種の変更が可能なものである。
【0041】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の画像形成装置によれば、転写シート材に転写する感光体または中間転写体ドラムの直径が大きい場合でも、塑性変形手段により転写シート材の画像形成する側の面を凸状に湾曲させるように塑性変形すると共に、剛体ローラーが弾性ローラーから受ける押圧力によって剛体ローラーに生じる撓みを軽減させるように剛体ローラー支持部材を設けたため、レジストローラー相互間の押圧力により剛体ローラーの撓み量が大きくなることを防止することができるので、剛体ローラーの長さ方向にわたって均一に転写シート材を塑性変形させることができ、感光体または中間転写体ドラムから転写シート材が剥離しにくくなるのを確実に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係るカラー画像形成装置の構成図である。
【図2】転写用紙15のカール半径と弾性復元エネルギーとの関係を示したグラフである。
【図3】図1におけるレジストローラー13,12及び支持ローラー17の断面側面図である。
【図4】図3におけるレジストローラー13と12との間の各長さ位置におけるニップ深さを示すグラフである。
【図5】本発明の第2の実施の形態を示すレジストローラー13,12及び支持ローラー19の断面側面図である。
【図6】図5におけるレジストローラー13とレジストローラー12との間の各長さ位置におけるニップ深さを示すグラフである。
【図7】本発明の第3の実施の形態を示すレジストローラー13,12及び支持ローラー21,22の断面正面図である。
【図8】本発明の第4の実施の形態を示すレジストローラー13,12及び支持部材24の断面正面図である。
【図9】従来の画像形成装置に用いられていたレジストローラー13とレジストローラー12の断面側面図である。
【図10】図9におけるレジストローラー13と12との間の各長さ位置におけるニップ深さを示すグラフである。
【符号の説明】
1 感光体ドラム
2 帯電装置
3 レーザー光ユニット
4a〜4d 現像装置
5 転写前除電ランプ
6 クリーニング装置
7 主除電ランプ
8 中間転写体ドラム
9 転写ローラー
10 分離器
12,13 レジストローラー
13a 芯金
15 転写用紙
15a 画像形成する側の面
15b 画像形成する側の面の裏面
17,19,21,22 支持ローラー
17a,19a 芯金部材
17b 支持部材
24 支持部材
24a 凹状摺動面
24b 摺動部材

Claims (6)

  1. 表面に静電潜像及びトナー画像を形成するための感光体と、
    前記感光体の表面を帯電させる帯電手段と、
    前記帯電された後の感光体の表面電荷を画像情報に基づいて露光して静電潜像を形成する露光手段と、
    前記感光体の露光により形成された静電潜像を各色毎に現像してトナー画像を形成する1または複数の現像手段と、
    前記トナー画像を転写シート材に転写させる転写手段と、
    を備えた画像形成装置において、
    前記転写シート材の搬送方向の前記転写手段よりも手前側に転写シート材の画像形成する側の面が凸状に湾曲するように塑性変形させる塑性変形手段を設け、
    前記塑性変形手段が、前記転写シート材の画像形成する側の面に接する弾性ローラーと、転写シート材の画像形成する側の面の裏側の面に接する剛体ローラーとにより構成され、
    前記弾性ローラーから受ける押圧力によって生じる前記剛体ローラーの撓みを軽減させるように、この剛体ローラーにその軸線方向の複数の位置の各々で接触して支持する複数のローラー状の支持部材がその軸線上で回転可能に設けられた剛体ローラー支持部材を有することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記現像手段を複数設け、
    前記感光体から各色毎のトナー画像を順次転写して複数色のトナー画像を多重転写させる円筒状の中間転写体ドラムを有し、
    前記転写手段は、前記多重転写されたトナー画像を前記中間転写体ドラムから転写シート材に二次転写させる二次転写手段とし、
    前記二次転写後に前記転写シート材を前記中間転写体ドラムから電荷的に反発させて剥離させる剥離手段を有した
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記弾性ローラーと剛体ローラーとをレジストローラーにより構成したことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記レジストローラーの断面において、前記剛体ローラーの中心と前記弾性ローラーの中心とを結んだ線から剛体ローラーの中心の回りに90度以上270度以下の角度で剛体ローラーの半径内方に押圧するような前記剛体ローラー支持部材を設けたことを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の画像形成装置。
  5. 前記剛体ローラー支持部材を前記剛体ローラーの回転軸長さ方向に複数に分割して設けたことを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の画像形成装置。
  6. 前記剛体ローラー支持部材を前記剛体ローラーの円周方向の複数の位置の各々に接するように設けたことを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれかに記載の画像形成装置。
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