JP3717218B2 - ロボットハンド - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、複数本の指を有するロボットハンドに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、ロボットハンドは図3及び図4に示すようになっている。
図3において、ロボットハンド基部19に、2つの指リンク部6及び7が対向して配置され、指リンク部6及び7の先端に取り付けられた爪28及び29によって被把持物27を矢印Bの方向に開閉し、両側から把持して操作する。
図4において、被把持物27を、被把持物27の形状及び大きさに応じて取り付けられた専用の爪28及び29によって矢印Bの方向に開閉し、両側から把持して操作する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
図3に示すロボットハンドは、被把持物27を把持する方向が矢印Bの一方向しかないため、被把持物27の、座標系CのX軸回りの回転及びZ軸方向の滑べりを防止するのが困難であった。回転及び滑べりを防止するには、爪28及び29と被把持物27との接触面の摩擦力を向上させるために強い力で把持する必要があるため、把持する物体によっては破壊してしまうという問題点があった。
また、図4に示すロボットハンドは、指リンク部6及び7の先端に被把持物27の形状及び大きさに応じて取り付けられた専用の爪28及び29によって被把持物27を把持しているため、被把持物27の、座標系CのX軸回りの回転及びZ軸方向の滑べりは防止することができるが、被把持物27の形状及び大きさに応じた専用の爪28及び29を作成し取り付けなければならないという問題点があった。
一方、ロボットハンドの掌機構部(指で押さえられる物体が押しつけられる部分。掌に相当する)は、特公平6−30862号公報に示されるように、指機構部の根元の回転部分に固定されるものや、特公平6−41115号公報に示されるように、把持安定用の爪を設けるものがあるが、両者とも把持すべき物体の形状が一定のものに限定され、多種多様なワークをハンドリングするケースには適用できなかった。
そこで、本発明は、被把持物を破壊することなく安定して把持し、かつ、被把持物の形状及び大きさに依らずに把持できるロボットハンドを提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記問題を解決するため、本発明は、ロボットハンド基部に取り付けられた指機構部で被把持物を把持するロボットハンドにおいて、複数本の指機構部と、1つの掌機構部とを有し、前記指機構部は、独立して回転駆動可能で、かつ少なくとも1自由度を有して構成され、前記掌機構部は、前記ロボットハンド基部に取り付けられるとともに、前記ロボットハンド基部に対する垂直方向の直動に関する自由度、および掌先端部にての前記指機構部の自由度と同一方向の回転に関する自由度の少なくとも2自由度を有して構成され、前記掌機構部の掌先端部を被把持物の表面に対して姿勢変更可能に接触させるとともに、前記複数本の指機構部の回転駆動動作で、被把持物を前記掌機構部の掌先端部に押しつけ、前記指機構部と前記掌機構部とで被把持物を把持することを特徴とするものである。
【0005】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施例を図に基づいて説明する。
図1は本発明の実施例に係わるロボットハンドのリンク構成図、図2は構造説明図である。
図1に示すように、本実施例は、指先端部4及び5と、指リンク部6〜9と、回転ジョイント10〜13とで構成される2本の指機構部1及び2と、掌先端部14と、フリージョイント15と、掌リンク部16及び17と、直動ジョイント18とで構成される掌機構部3と、ロボットハンド基部19とを備えている。
2本の指機構部1及び2は、回転ジョイント10〜13により自由に回転駆動させることができるので、言い換えると、少なくとも1自由度を有して独立して回転駆動させることができるので、図示なき被把持物を把持できるようになっている。
掌機構部3は、掌先端部14が、ロボットハンド基部19に配置されている掌リンク部17と16との間に直動ジョイント18を構成しているため、ロボットハンド基部19に対して矢印Aの方向に位置を変更駆動できるようになっている。また、掌リンク部16と掌先端部14との間にフリージョイントを構成しているため、ロボットハンド基部19に対して姿勢を変更できるようになっている。
【0006】
図2は、図1に示した実施例において、回転ジョイント10〜13をモータ20〜23で構成し、フリージョイント15をボールジョイント24で構成し、直動ジョイント18をモータ26で駆動するボールネジ25で構成した実施例を示したものである。被把持物27は、少なくとも1自由度を有して独立して回転駆動させることができる2本の指機構部1及び2によって把持されるようになっているので、図2に示すように、被把持物の中心がロボットハンドの軸中心よりも図面において例えば左側にずれていても、2本の指機構部1及び2の曲げ角度をそれぞれ変えることにより把持される。また、掌機構部3によって被把持物27のロボットハンド基部19に対する位置及び姿勢が固定される。掌先端部14はボールジョイント24によって配置されているので姿勢を変更することができ、前述したように、被把持物の中心がロボットハンドの軸中心よりも図面において例えば左側にずれていても、被把持物27の表面に対して垂直に接触することができる。従って、被把持物27の回転及び滑べりを防止することができ、被把持物27を安定に把持することができる。また、掌先端部14によって被把持物27を支持しているので、指機構部1及び2のみの把持に比べ、被把持物27が不必要な力を受けることがないので、被把持物27を破壊することなく把持することができる。
【0008】
なお、上述した実施例では、2本の指機構部1及び2を使用していたが、本発明はこれに限るものではなく、3本以上の指を使用して安定な把持動作を行わせるようにしてもよい。
【0009】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明は、独立して回転駆動可能で、かつ少なくとも1自由度を有 して構成された複数本の指機構部と、前記ロボットハンド基部に取り付けられるとともに、前記ロボットハンド基部に対する垂直方向の直動に関する自由度、および掌先端部にての前記指機構部の自由度と同一方向の回転に関する自由度の少なくとも2自由度を有して構成された1つの掌機構部とを備えてロボットハンドを構成しているので、被把持物の形状及び大きさに依らず、被把持物を破壊することなく安定して把持することができるという効果がある。
また、被把持物の形状に応じた爪の作成及び取り付けを行う必要がないので、作業全体のコスト低減に寄与するという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係わるリンク構成図。
【図2】本発明の実施例に係わる構造説明図。
【図3】従来のロボットハンドを示す構造説明図。
【図4】従来のロボットハンドを示す構造説明図。
【符号の説明】
1〜2 指機構部
3 掌機構部
4〜5 指先端部
6〜9 指リンク部
10〜13 回転ジョイント
14 掌先端部
15 フリージョイント
16〜17 掌リンク部
18 直動ジョイント
19 ロボットハンド基部
20〜23 モータ
24 ボールジョイント
25 ボールネジ
26 モータ
27 被把持物
28〜29 爪
A〜B 矢印
C 座標系
X 座標系CのX軸
Z 座標系CのZ軸
Claims (2)
- ロボットハンド基部に取り付けられた指機構部で被把持物を把持するロボットハンドにおいて、
複数本の指機構部と、1つの掌機構部とを有し、
前記指機構部は、独立して回転駆動可能で、かつ少なくとも1自由度を有して構成され、
前記掌機構部は、前記ロボットハンド基部に取り付けられるとともに、前記ロボットハンド基部に対する垂直方向の直動に関する自由度、および掌先端部にての前記指機構部の自由度と同一方向の回転に関する自由度の少なくとも2自由度を有して構成され、
前記掌機構部の掌先端部を被把持物の表面に対して姿勢変更可能に接触させるとともに、前記複数本の指機構部の回転駆動動作で、被把持物を前記掌機構部の掌先端部に押しつけ、前記指機構部と前記掌機構部とで被把持物を把持することを特徴とするロボットハンド。 - 前記複数本の指機構部は、それぞれ複数本の指リンク部で構成されるとともに、それぞれの指リンク部が、それぞれ独立して駆動される駆動用のモータを有していることを特徴とする請求項1に記載のロボットハンド。
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1995
- 1995-11-29 JP JP33596295A patent/JP3717218B2/ja not_active Expired - Fee Related
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