JP3716521B2 - 器具吊下げ装置 - Google Patents
器具吊下げ装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP3716521B2 JP3716521B2 JP32699296A JP32699296A JP3716521B2 JP 3716521 B2 JP3716521 B2 JP 3716521B2 JP 32699296 A JP32699296 A JP 32699296A JP 32699296 A JP32699296 A JP 32699296A JP 3716521 B2 JP3716521 B2 JP 3716521B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sliding contact
- fixture
- lamp
- contact body
- connection
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Images
Landscapes
- Pivots And Pivotal Connections (AREA)
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、主として照明器具を吊下げる器具吊下げ装置に関し、詳しくは、配線ダクトに電気的及び機械的に灯具のような器具を接続して取付けるのに、その接続角度を自在に変更する接続角度自在器を介しておこなわれる器具吊下げ装置に関し、更に詳しくは、地震等による揺動により、配線ダクト及び接続プラグの電気的及び機械的接続部分等が損傷されるのを回避しようとする技術に係るものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の配線器具を吊下げる装置は、図3に示すように、配線ダクト1に電気的及び機械的に接続して取付ける接続プラグ2から支柱3を垂下し、支柱3の下端に接続角度を自在に変更する接続角度自在器4を介して灯具のような器具5を接続するものであり、この接続角度自在器4によって、灯具のような器具5の角度を任意の角度に設定するものである。
【0003】
そのための構成は、灯具のような器具5から一対の取付腕6,6が突設され、接続角度自在器4は、一対の上記取付腕6,6の間に配されるとともに支柱3の下端に取付けられた摩擦体7と、この摩擦体7の一側面に摺接して接続角度を変更するための摺接体8と、一対の取付腕6,6、摩擦体7及び摺接体8に挿通されて固定する締め付けねじ手段12とから構成され、摩擦体7と摺接体8とは爪係合がおこなわれるラチェット部11を備え、かつ、一方の取付腕6を摺接体8に固定する固定具10を備えているものである。
【0004】
しかして、一対の取付腕6,6間に、支柱3の下端に接続された摩擦体7及び摺接体8を配し、一方の取付腕6の固定孔9aに固定具10を挿通して摺接体8にねじ込に、取付腕6と摺接体8とを固定し、支柱3側の摩擦体7に対して灯具のような器具5側の摺接体8を相対回動させ、摩擦体7と摺接体8とのラチェット部11において相対位置を決め、一方の取付腕6、摺接体8、摩擦体7及び他方の取付腕6に締め付けねじ手段12を挿通して、四者を締め付け固定するものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、このような構成においては、取付腕6と摺接体8とは固定具10にて一体化されていて、灯具のような器具5を所定の角度で傾けて保持している場合に、地震等で灯具のような器具5が大きく揺れ、その揺動荷重が接続プラグ2と配線ダクト1との電気的及び機械的な接続箇所に波及し、この箇所を損傷し、破壊することがあるという問題があった。
【0006】
本発明はこのような問題を解消しようとするものであり、その目的とするところは、簡単な改良により、地震等による揺動時に、配線ダクト及び接続プラグの電気的及び機械的接続部分等が損傷されるのを回避することができる照明器具を提供することを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明においては、配線ダクト1に電気的及び機械的に接続して取付ける接続プラグ2から支柱3を垂下し、支柱3の下端に接続角度を自在に変更する接続角度自在器4を介して灯具のような器具5を接続する器具吊下げ装置であって、灯具のような器具5から一対の取付腕6,6が突設され、接続角度自在器4は、一対の上記取付腕6,6の間に配されるとともに支柱3の下端に取付けられた摩擦体7と、この摩擦体7の一側面に摺接して接続角度を変更するための摺接体8と、一対の取付腕6,6、摩擦体7及び摺接体8を固定する締め付けねじ手段12とから構成され、摺接体8に摺接する一方の取付腕6に円弧孔9が形成され、円弧孔9に挿通した固定具10が摺接体8に固定されて成ることを特徴とするものである。
【0008】
請求項1の構成においては、一方の取付腕6、摺接体8、摩擦体7及び他方の取付腕6の四者を締め付けねじ手段12で固定して、灯具のような器具5を所望の角度に傾けた状態で吊下げ保持している場合に、地震等の揺れにて灯具のような器具5が大きく揺れる際に、灯具のような器具5側の取付腕6と摺接体8とは、円弧孔9の範囲内で相対回転が許容され、灯具のような器具5が支柱3に対して回動でき、灯具のような器具5が揺れようとする荷重が接続プラグ2と配線ダクト1との接続箇所に直接波及するのを軽減することができ、接続プラグ2と配線ダクト1との電気的及び機械的な接続箇所を損傷するのを回避することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】
図1(a)は、本発明の器具吊下げ装置の全体斜視図を示し、同図(b)は分解斜視図を示し、図2は要部の概略断面図を示している。
配線ダクト1は例えば、合成樹脂成製のダクト本体13の内部に導電体14がレール状に敷設され、接続プラグ2側の受電部15を導電体14に電気的に接続し、また、接続プラグ2側の機械的接続部16をダクト本体13の受部に機械的に接続して、接続プラグ2を配線ダクト1の長さ方向の任意の位置に吊下げることができるようにしている。
【0010】
接続プラグ2から支柱3が垂下され、支柱3の下端に接続角度を自在に変更する接続角度自在器4を介して灯具のような器具5を吊下げ保持することができるようにしている。以下、その構成を詳述する。
灯具のような器具5から一対の取付腕6,6が突設されている。接続角度自在器4は、一対の上記取付腕6,6の間に配されるとともに支柱3の下端に取付けられた摩擦体7と、この摩擦体7の一側面に摺接して接続角度を変更するための摺接体8と、一対の取付腕6,6、摩擦体7及び摺接体8に挿通されて固定する締め付けねじ手段12とから構成されている。締め付けねじ手段12は、ねじ棒17を備えた左右の摘み20a,20bで構成されている。摩擦体7と摺接体8とは例えば、合成樹脂製であり、爪係合がおこなわれるラチェット部11が形成されている。一方の摘み20aには溝21が穿設されている。
【0011】
摺接体8に当接する一方の取付腕6に円弧孔9が形成され、円弧孔9に挿通した固定具10としてのネジが摺接体8に螺合され、摺接体8と取付腕6とが一体化されているのである。図中19は吊り紐、22はスペーサーである。
しかして、灯具のような器具5側の取付腕6,6を支柱3の下端の摩擦体7及び摺接体8の外部に配し、一方の取付腕6の円弧孔9に固定具10としてのネジを挿通して摺接体8のネジ孔にねじ込んで一方の取付腕6に摺接体8を連結し、一方の摘み20aのねじ棒17を取付腕6の通孔に挿通するとともに摺接体8のネジ孔に螺合し、また、他方の摘み20bをスペーサー22を介して他方の取付腕6の通孔に挿通し、ねじ棒17を摩擦体7のネジ孔に螺合するのである。この場合、支柱3側の摩擦体7に対して摺接体8が、その間のラチェット部11において所望の角度に回動されて、灯具のような器具5を所望の角度に固定するのである。固定具10としてのネジは摘み20aの溝21内に入っている。スペーサー22によって、摘み20bと取付腕6の間、取付腕6と摩擦体7との間にはクリアランスが構成されている。また、ねじ棒17と摺接体8の通孔の間にもクリアランスが形成されている。この場合、スペーサー22は摘み20bに一体に形成してもよい。また、ねじ棒17は摩擦体7側に設けておいてもよい。そして、摩擦体7と摺接体8とはラチェット形態以外の構成にしてもよいものである。このように実施の形態は種々設計変更可能である。
【0012】
このように、灯具のような器具5を所望の角度に傾けた状態で吊下げ保持している場合に、地震等の揺れにて灯具のような器具5が大きく揺れる際に、灯具のような器具5側の取付腕6と摺接体8とは、円弧孔9の範囲内で相対回転が許容され、灯具のような器具5が支柱3に対して回動でき、灯具のような器具5が揺れようとする荷重が接続プラグ2と配線ダクト1との接続箇所に直接波及するのを軽減することができ、接続プラグ2と配線ダクト1との電気的及び機械的な接続箇所を損傷するのを回避することができるのである。
【0013】
この場合、摩擦体7と摺接体8とは爪係合がおこなわれるラチェット部11の損傷も回避することができるのである。
【0014】
【発明の効果】
請求項1の発明においては、灯具のような器具から一対の取付腕が突設され、接続角度自在器は、一対の上記取付腕の間に配されるとともに支柱の下端に取付けられた摩擦体と、この摩擦体の一側面に摺接して接続角度を変更するための摺接体と、一対の取付腕、摩擦体及び摺接体を固定する締め付けねじ手段とから構成され、摺接体に摺接する一方の取付腕に円弧孔が形成され、円弧孔に挿通した固定具が摺接体に螺合されているから、一方の取付腕、摺接体、摩擦体及び他方の取付腕の四者を締め付けねじ手段で固定して、灯具のような器具を所望の角度に傾けた状態で吊下げ保持している場合に、地震等の揺れにて灯具のような器具が大きく揺れる際に、灯具のような器具側の取付腕と摺接体とは、円弧孔の範囲内で相対回転が許容され、灯具のような器具が支柱に対して回動でき、灯具のような器具が揺れようとする荷重が接続プラグと配線ダクトとの接続箇所に直接波及するのを軽減することができ、接続プラグと配線ダクトとの電気的及び機械的な接続箇所を損傷するのを回避することができるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態を示し、(a)は全体斜視図、(b)は分解斜視図である。
【図2】概略断面図である。
【図3】従来例の分解斜視図である。
【符号の説明】
1 配線ダクト
2 接続プラグ
3 支柱
4 接続角度自在器
5 灯具のような器具
6 取付腕
7 摩擦体
8 摺接体
9 円弧孔
10 固定具
11 ラチェット部
12 締め付けねじ手段
Claims (1)
- 配線ダクトに電気的及び機械的に接続して取付ける接続プラグから支柱を垂下し、支柱の下端に接続角度を自在に変更する接続角度自在器を介して灯具のような器具を接続する器具吊下げ装置であって、灯具のような器具から一対の取付腕が突設され、接続角度自在器は、一対の上記取付腕の間に配されるとともに支柱の下端に取付けられた摩擦体と、この摩擦体の一側面に摺接して接続角度を変更するための摺接体と、一対の取付腕、摩擦体及び摺接体を固定する締め付けねじ手段とから構成され、摺接体に摺接する一方の取付腕に円弧孔が形成され、円弧孔に挿通した固定具が摺接体に固定されて成ることを特徴とする器具吊下げ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32699296A JP3716521B2 (ja) | 1996-12-06 | 1996-12-06 | 器具吊下げ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32699296A JP3716521B2 (ja) | 1996-12-06 | 1996-12-06 | 器具吊下げ装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10172333A JPH10172333A (ja) | 1998-06-26 |
JP3716521B2 true JP3716521B2 (ja) | 2005-11-16 |
Family
ID=18194104
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP32699296A Expired - Lifetime JP3716521B2 (ja) | 1996-12-06 | 1996-12-06 | 器具吊下げ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3716521B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010181124A (ja) * | 2009-02-09 | 2010-08-19 | Fulta Electric Machinery Co Ltd | 防虫、防塵用のエアシャワー装置 |
JP2012124011A (ja) * | 2010-12-08 | 2012-06-28 | Dime Engineering:Kk | 照明部品、及びこの照明部品を備えた照明装置 |
JP6439926B2 (ja) * | 2014-11-28 | 2018-12-19 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 照明装置及び照明器具 |
-
1996
- 1996-12-06 JP JP32699296A patent/JP3716521B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH10172333A (ja) | 1998-06-26 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US5548499A (en) | Light fixture for recess in sloped ceiling | |
CA2070304A1 (en) | Apparatus for installing lighting fixture assemblies from inclined planar surfaces | |
JP3716521B2 (ja) | 器具吊下げ装置 | |
JP3139555B2 (ja) | 照明器具 | |
JPH0446329Y2 (ja) | ||
JPS6340814Y2 (ja) | ||
KR200181136Y1 (ko) | 칠판용 조명등기구의 조사각 조절장치 | |
JPS5934899Y2 (ja) | ランプ支持具 | |
US1248502A (en) | Electric-light fixture. | |
JPH0121452Y2 (ja) | ||
JPH0225118U (ja) | ||
JPS63244506A (ja) | 照明器具 | |
JPH0145164B2 (ja) | ||
JPH0438405Y2 (ja) | ||
JPS6341683Y2 (ja) | ||
JP2573297Y2 (ja) | 照明器具 | |
JP3026266U (ja) | 照明器具用セードの取付構造体 | |
JP2003059334A (ja) | 照明器具 | |
JPH0935524A (ja) | スポットライト | |
KR200225843Y1 (ko) | 회중전등 | |
JPH017938Y2 (ja) | ||
JPH065017U (ja) | 照明器具 | |
JPS6330083Y2 (ja) | ||
JPH0127215Y2 (ja) | ||
JPH0452885Y2 (ja) |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20050804 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20050809 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20050822 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080909 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090909 Year of fee payment: 4 |
|
S533 | Written request for registration of change of name |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090909 Year of fee payment: 4 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090909 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100909 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110909 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110909 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120909 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130909 Year of fee payment: 8 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term |