JP3715820B2 - タワークレーンの折畳みロック装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、タワークレーンのタワー側に折畳まれたタワージブを折畳み状態に保持するタワークレーンの折畳みロック装置の技術分野に属する。
【0002】
【従来の技術】
周知のように、タワークレーンは、不使用時にはタワージブがタワーの前面側に折畳まれ、折畳まれたタワージブは折畳みロック装置によりタワーの前面部にロックされる。タワージブをロックする折畳みロック装置としては、例えば実公平7−8544号に開示されてなるものが公知である。以下、この従来例に係る折畳みロック装置を、タワーが起立している状態と、タワーが倒されている状態とを併せて示すタワークレーンの模式的側面図の図6(a)と、図6(a)のC部拡大図の図6(b)と、図6(a)のD部拡大図の図6(c)とを順次参照しながら説明する。
【0003】
図6(a)に示す符号51は、クローラ走行式のクレーン本体で、このクレーン本体51の前部にはタワー起伏ロープ54の巻取り、巻戻しによって起立、かつ倒伏されるタワー52が設けられている。また、このタワー52のタワーヘッド52aには、ジブ起伏ロープ55の巻取り、巻戻しによりストラット56を介して起伏、かつ前記タワー52と平行になるように折畳まれるタワージブ53が設けられている。そして、前記タワー52の前面部には、折畳まれたタワージブ53をタワー52の前面部にロックする後述する構成になる折畳みロック装置1が設けられている。この折畳みロック装置1は、図6(b)または(c)に示すように、タワー52の前面部に設けられる係止装置2と、タワージブ53のタワー52の前記係止装置2に相対する位置に設けられる被係止装置3とから構成されている。
【0004】
前記係止装置2は、タワー52に設けられたタワー側ブラケット21に突設されたレバー支持ブラケット22に支点ピンを介してロック解除部材であるロック解除レバー23が回動可能に取付けられている。このロック解除レバー23の一端側には、人力により引っ張られるロック解除ロープ24が連結され、他端側には前記被係止装置3をロックする位置と、ロック解除位置との間で、タワー側ブラケット21に取付けられたロックフレーム25に設けられたガイド筒25aにガイドされて摺動するロックピン26の先端部が連結されている。また、前記ロック解除レバー23の前記ロックピン26の連結位置と前記レバー支持ブラケット22との間と、前記タワー側ブラケット21との間に、前記ロックピン26をロック位置の方向に付勢するロックスプリング27が介装されている。
【0005】
前記被係止装置3は、前記タワージブ53に設けられたジブ側ブラケット31に設けられており、このジブ側ブラケット31に突設されてなる軸支持ブラケット32と、この軸支持ブラケット32の先端付近に端部が支持され、前記ロックピン26と交差する係止軸33とから構成されている。つまり、ロックスプリング27により付勢されて、ロックピン26の先端が前記ロックフレーム25の前記ガイド筒25aに相対する側に設けられたロック孔25bに嵌合しており、そして係止軸33がロックピン26よりもタワー52側に位置しているときに、タワージブ53がタワー52の前面部にロックされるものである。一方、タワージブ53のロックを解除する場合には、ロックスプリング27の付勢力に抗して前記ロック解除ロープ24を引っ張る。すると、ロックピン26がロック孔25bから抜出すと共に係止軸33から外れ、そして軸支持ブラケット32の先端がスプリング29の弾発力によってロックフレーム25に設けられているピンブロック部材28が押されるので、タワージブ53がピンブロック部材28により押されてタワー52から離れ、ジブ起伏ロープ55の巻取りによりタワージブ52を起伏させ得る状態となるものである。
【0006】
従って、上記構成になる折畳みロック装置1によれば、ロックピン26をピンブロック部材28によってロック解除位置に保持しておき、タワージブ53の折畳み時に、ピンブロック部材28が軸支持ブラケット32の先端部で押されて後退すると同時に、ロックピン26がロック位置に移動して係止軸33を係止するという自動ロック機能を有しているので、被係止機構3の係止軸33と係止機構2の位置に多少の狂いが生じても、前記ピンブロック部材28が軸支持ブラケット32で押される状態さえ確保することができれば、初期のロック作用が果たすことができるという優れた利点がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
タワークレーンのタワーは、タワージブが折畳まれた状態で倒伏させられることがある。タワーは両端で支えられていて倒伏中に撓むので、タワージブ側の被係止装置がタワー側の係止装置に対してタワーのタワーヘッド方向に移動する。ところが、係止軸は固定されており、そしてピンブロック部材によりロックピンの方向に付勢されているために、ロックピンが抜出し方向の作用力を受けて抜出そうとする。勿論、タワーの倒伏中に係止装置と被係止装置とのずれ量が大きくなるとロック孔からロックピンが外れ、係止装置を構成するロックフレームが破損し、折畳みロック装置のロック機能が失われて大変危険な事態を招くことになるので、このようなことがないように長いロックピンが使用されている。
【0008】
また、通常ロックピンがロック位置にあることを検出するロックピン位置検出手段が設けられている。これは、通常ロックピンの先端が完全にロックフレームに設けられているロック孔に嵌合している状態を検出して、クレーン本体に搭載されている運転室内に設けたパイロットランプ等により運転者等に対してロック状況を知らせるものである。しかしながら、倒伏中にタワーの撓みによりロックピンが抜出し方向に移動する上記従来例に係る折畳みロック装置の場合には、上記のとおり、長いロックピンの使用によりロック孔から外れることがないように配慮されてはいるものの、倒伏中にロックピン位置検出手段が作動しなくなり、ロック状態を確認し得なくなってしまうので、運転者等に対して不信感や不安感を与えるという解決すべき課題がある。
【0009】
一方、タワージブを折畳んだ状態でタワーを起立させると、逆にタワージブ側の被係止装置がタワー側の係止装置に対してタワーの基端側方向に移動する。そのため、係止軸とロックピンとの間に滑りが生じ、係止軸とロックピンとが摩耗するばかりでなく、被係止装置の係止軸の移動量が係止装置ロックフレームのロック孔までの距離より大きくなると、係止軸によってロックフレームが破損し、折畳みロック装置のロック機能が失われるので、上記の場合と同様に、大変危険な状態となる恐れがある。
【0010】
さらに、係止装置のロックフレームでは、ロックピンと係止軸との間の摩擦抵抗に起因する力が作用するので、それに耐得るように各フレームを高剛性にする必要があり、コスト的に不利になるのに加えて、タワージブの重量増により吊荷能力の低下を来すという解決すべき課題もある。
【0011】
従って、本発明の目的は、係止装置のロックピンに対して被係止装置の移動力を伝達させることなく、しかもロックピンと係止軸との間の滑りをなくして、ロックピンと係止軸との摩耗を少なくすると共に、係止軸によるロックフレームの破損を事前に防止し得るクレーンの折畳みロック装置を提供することである。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記実情に鑑みてなされたものであって、従って上記課題を解決するために、本発明の請求項1に係るタワークレーンの折畳みロック装置が採用した手段は、タワークレーンのタワーの前面部に設けられる係止装置と、タワージブに設けられ、前記係止装置に係合して折畳まれたタワージブをタワーの前面部にロックする被係止装置とからなり、前記係止装置が、前記被係止装置の係止軸を係止するロックピンと、このロックピンを手動操作によりロック解除位置に移動させ、かつこのロックピンを前記ロック位置に付勢するロック解除部材と、タワージブが張出されているときには前進して前記ロックピンのロック位置への移動を阻止し、またタワージブが折畳まれるときには後退してロックピンのロック位置への移動を許容するピンブロック部材とからなるタワークレーンの折畳みロック装置において、前記係止軸を、その長手方向の軸心回りに回転自在にしたことを特徴とする。
【0013】
上記請求項1に係るタワークレーンの折畳みロック装置によると、被係止装置の係止軸は、その長手方向の軸心回りに回転自在である。そのため、係止装置に対して被係止装置が移動すると、係止軸がロックピンの長手方向に転動し、ロックピンの長手方向に作用する抜出し力が小さくなるので、ロックピンがロック孔から抜出すようなことがない。従って、タワー倒伏中を継続してロックピン位置検出手段が作動し続け、ロックピンのロック状態を確認し続けることができるので、運転者等に対して不信感や不安感を与えるようなことがないのに加えて、転がり摩擦であるため、係止軸とロックピンとの摩耗量を低減させることができ、さらにロックピンと係止軸との間の摩擦抵抗が小さいので、フレームを低剛性にすることができる。
【0014】
また、本発明の請求項2に係るタワークレーンの折畳みロック装置が採用した手段は、請求項1に記載のタワークレーンの折畳みロック装置において、前記係止装置または被係止装置に、相対する側の被係止装置または係止装置の好ましい位置範囲を示す範囲マークを設けたことを特徴とする。
【0015】
また、本発明の請求項3に係るタワークレーンの折畳みロック装置が採用した手段は、請求項2に記載のタワークレーンの折畳みロック装置において、前記範囲マークの指示範囲が、前記折畳みロック装置によりタワージブがロックされているタワーの起立により、係止装置に対して被係止装置が位置ずれしたとしても、この被係止装置の係止軸が係止装置のロックピンの先端部分を支える部分に当接しないことを保証する範囲であることを特徴とする。
【0016】
上記請求項2または3に係るタワークレーンの折畳みロック装置によると、タワーの起立前に、被係止装置または係止装置が係止装置または被係止装置に設けられた好ましい位置範囲を示す範囲マーク内に位置しているか否かを確認することによって、タワーの起立時に被係止装置の係止軸が係止装置のロックピンの先端部分を支える部分に当接するかしないかを事前に知ることができる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態1に係るタワークレーンの折畳みロック装置を、タワーが起立している状態を実線で示し、タワーが倒されている状態を想像線で示すタワークレーンの模式的側面図の図1と、その折畳みロック装置の平面図の図2と、図2のA−A線断面図の図3と、図3のB−B線断面図の図4とを参照しながら、上記従来例と同一のものならびに同一機能を有するものに同一符号を付して説明する。但し、タワークレーンの構成は上記従来例に係るものと全く同構成であるから、タワークレーン自体の構成に係る説明は割愛する。
【0018】
折畳まれたタワージブ53を、タワー52の前面部にロックする折畳みロック装置1は、従来と同様にタワーに設けられる係止装置2と、タワージブ53に設けられる被係止装置3とから構成されており、この折畳みロック装置1の係止装置2と被係止装置3とは図2乃至図4に示すように構成されている。
【0019】
前記係止装置2は、タワー52に設けられたタワー側ブラケット21に突設されたレバー支持ブラケット22に支点ピンを介してロック解除部材であるロック解除レバー23が回動可能に取付けられている。このロック解除レバー23の一端側には、人力により引っ張られるロック解除ロープ24が連結され、他端側には前記被係止装置3をロックする位置と、ロック解除位置との間で、タワー側ブラケット21に取付けられたロックフレーム25に設けられたガイド筒25aにガイドされて摺動するロックピン26の先端部が連結されている。
【0020】
また、前記ロック解除レバー23の前記ロックピン26の連結位置と前記レバー支持ブラケット22の間と、前記タワー側ブラケット21との間に、前記ロックピン26をロック位置の方向に付勢するロックスプリング27が介装されている。以上の構成に係る説明ならびに図3と図6(b),(c)との比較において良く理解されるように、この実施の形態1に係る係止装置2は、従来例に係るものと同構成になるものである。
【0021】
前記被係止装置3は、前記タワージブ53に設けられたジブ側ブラケット31に設けられており、このジブ側ブラケット31に突設されてなる軸支持ブラケット32と、この軸支持ブラケット32の先端に設けたピローブロックと呼ばれるベアリング32aにより端部が支持され、前記ロックピン26と交差する係止軸33とから構成されている。以上の説明から良く理解されるように、本実施の形態1に係る折畳みロック装置1の被係止装置3と従来例に係る被係止装置との相違は、係止軸33がベアリング32aにより長手方向の軸心回りに回転自在に支持されてなるところにある。
【0022】
以下、上記実施の形態1に係るタワークレーンの折畳みロック装置1の作用態様を説明する。タワー52を倒伏させると、当然、被係止装置3が係止装置2に対してタワーヘッド52a側方向に移動する。ところが、本実施の形態1に係る被係止装置3の係止軸33は、上記のとおり、ベアリング32aにより長手方向の軸心回りに回転自在に支持されている。
【0023】
従って、タワー52の倒伏により、係止装置2に対して被係止装置3が移動すると、この被係止装置3の係止軸33が係止装置2のロックピン26の長手方向に転動する。この場合、転がり摩擦だけであってロックピン26の長手方向に作用する抜出し力が小さいので、係止軸33を係止しているロックピン26がロック孔25bから抜出すようなことがない。このように、ロックピン26がロック孔25bから抜出すことがなく、殆どその位置が変化しないので、タワー52の倒伏中を継続して、図示しないロックピン位置検出手段が作動し続ける。
【0024】
従って、ロックピン26のロック状態を確認し続けることができるので、従来のように運転者等に対して不信感や不安感を与えるようなことがないのに加えて、係止軸33とロックピン26との摩耗量を低減させることができ、さらにロックピン26と係止軸33との間の摩擦抵抗が小さく、各フレームを低剛性にすることができるので、コスト的に有利になるのに加えて、被係止装置3を含むタワージブ53の重量低減が可能になる結果、このタワージブ53の吊荷能力の低下を防ぐことができるという優れた効果を発揮することができる。
【0025】
次に、本発明の実施の形態2に係るタワークレーンの折畳みロック装置を、上記実施の形態1に係る折畳みロック装置の図3に相当するその一部省略縦断断面図の図5を参照しながら、上記実施の形態1と同一のものには同一符号を付して、その相違する点について説明する。
【0026】
即ち、ピンブロック部材28の、このピンブロック部材28を被係止装置3の方向に付勢するスプリング29の配設側に、このスプリング29の付勢力をピンブロック部材28に伝達する後述する範囲表示プレート41を設け、この範囲表示プレート41に、折畳みロック装置1によりタワージブ53がロックされているタワー52の起立により、係止装置2に対してこの被係止装置3が位置ずれしたとしても、この被係止装置3の係止軸33が係止装置2のロックピン26の先端部分が嵌合しているロックフレーム25のロック孔25bが設けられている部分に当接しないことを保証する範囲マーク42を塗料を塗布して表示したものである。なお、この実施の形態2では、上記のとおり、範囲マーク42を塗料で塗布して表示したが、範囲表示プレート41にラベルを貼着しても良い。
【0027】
以下、この実施の形態2に係るタワークレーンの折畳みロック装置1の作用態様を説明すると、タワージブ53を折畳んだ状態でタワー52を起立させる前に、被係止装置3の係止軸33が範囲マーク42内に位置していれば、タワー52の起立により、係止装置2に対してこの被係止装置3が位置ずれしたとしても、この被係止装置3の係止軸33が係止装置2のロックピン26の先端部分が嵌合しているロックフレーム25のロック孔25bが設けられている部分に当接するようなことがない。
【0028】
従って、被係止装置3の係止軸33によってロックフレーム25が破損するようなことがなく、折畳みロック装置1のロック機能が失われる恐れがないので、従来のように、タワー52の起立中において被係止装置3が係止装置2から外れる、つまりタワー52からタワージブ53が外れるという大変危険な事態が発生するような恐れがない。
【0029】
なお、上記実施の形態2においては、範囲マークを係止装置2側に設けた場合を例として説明したが、係止装置2と被係止装置3との相対的な位置が適正な範囲内にあれば良い。例えば、被係止装置3側に係止装置2の適切な範囲を示す範囲マークを設けることもできるので、上記実施の形態2によって本発明の技術的思想の範囲が限定されるものではない。
【0030】
【発明の効果】
以上詳述したように、本発明の請求項1に係るタワークレーンの折畳みロック装置によれば、被係止装置の係止軸は、その長手方向の軸心回りに回転自在である。そのため、係止装置に対して被係止装置が移動すると、係止軸がロックピンの長手方向に転動し、ロックピンの長手方向に作用する抜出し力が小さくなるので、ロックピンがロック孔から抜出すようなことがない。従って、タワー倒伏中を継続してロックピン位置検出手段が作動し続け、ロックピンのロック状態を確認し続けることができるので、運転者等に対して不信感や不安感を与えるようなことがないのに加えて、転がり摩擦であるため、係止軸とロックピンとの摩耗量を低減させることができ、さらにロックピンと係止軸との間の摩擦抵抗が小さいので、フレームを低剛性にすることができるという優れた効果がある。
【0031】
また、本発明の請求項2または3に係るタワークレーンの折畳みロック装置によれば、折畳まれたタワージブが前面部にロックされている状態のタワーを起立させる前に、被係止装置または係止装置が係止装置または被係止装置に設けられた好ましい位置範囲を示す範囲マーク内に位置しているか否かを確認することにより、タワーの起立時に被係止装置の係止軸が係止装置のロックピンの先端部分を支える部分に当接するか否かを事前に知ることができる。
【0032】
従って、前記被係止装置の係止軸が範囲マーク内に位置していれば、タワーの起立により、係止装置に対してこの被係止装置が位置ずれしたとしても、この被係止装置の係止軸が係止装置のロックピンの先端部分を支える部分に当接しないので係止軸によってロックフレームが破損するようなことがなく、折畳みロック装置のロック機能が失われることがないので、従来のように、起立中において被係止装置が係止装置から外れるという大変危険な事態が発生するような恐れがなくなるという優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に係り、タワーが起立している状態を実線で示し、タワーが倒されている状態を想像線で示すタワークレーンの模式的側面図である。
【図2】本発明の実施の形態1に係るタワークレーンの折畳みロック装置の平面図である。
【図3】図2のA−A線断面図である。
【図4】図3のB−B線断面図である。
【図5】本発明の実施の形態2に係り、タワークレーンの折畳みロック装置の一部省略縦断断面図である。
【図6】従来例に係り、図6(a)はタワーが起立している状態と、タワーが倒されている状態とを併せて示すタワークレーンの模式的側面図であり、図6(b)は図6(a)のC部拡大図であり、図6(c)は図6(a)のD部拡大図である。
【符号の説明】
51…クレーン本体,52…タワー,52a…タワーヘッド,53…タワージブ,54…タワー起伏ロープ,55…ジブ起伏ロープ,56…ストラット
1…折畳みロック装置,2…係止装置,21…タワー側ブラケット,22…レバー支持ブラケット,23…ロック解除レバー,24…ロック解除ロープ,25…ロックフレーム,25a…ガイド筒,25b…ロック孔,26…ロックピン,27…ロックスプリング,28…ピンブロック部材,29…スプリング,3…被係止装置,31…ジブ側ブラケット,32…軸支持ブラケット,32a…ベアリング,33…係止軸,41…範囲表示プレート,42…範囲マーク
Claims (3)
- タワークレーンのタワーの前面部に設けられる係止装置と、タワージブに設けられ、前記係止装置に係合して折畳まれたタワージブをタワーの前面部にロックする被係止装置とからなり、前記係止装置が、前記被係止装置の係止軸を係止するロックピンと、このロックピンを手動操作によりロック解除位置に移動させ、かつこのロックピンを前記ロック位置に付勢するロック解除部材と、タワージブが張出されているときには前進して前記ロックピンのロック位置への移動を阻止し、またタワージブが折畳まれるときには後退してロックピンのロック位置への移動を許容するピンブロック部材とからなるタワークレーンの折畳みロック装置において、前記係止軸を、その長手方向の軸心回りに回転自在にしたことを特徴とするタワークレーンの折畳みロック装置。
- 前記係止装置または被係止装置に、相対する側の被係止装置または係止装置の好ましい位置範囲を示す範囲マークを設けたことを特徴とする請求項1に記載のタワークレーンの折畳みロック装置。
- 前記範囲マークの指示範囲が、前記折畳みロック装置によりタワージブがロックされているタワーの起立により、係止装置に対して被係止装置が位置ずれしたとしても、この被係止装置の係止軸が係止装置のロックピンの先端部分を支える部分に当接しないことを保証する範囲であることを特徴とする請求項2に記載のタワークレーンの折畳みロック装置。
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