JP3713383B2 - 車載用電子機器 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、デイスプレイや操作キーが操作パネルに配設された車載用電子機器に係り、特に、デイスプレイの輝度調整用として備えられる受光センサの取付け構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
この種の車載用電子機器の一例として知られているナビゲーションシステム等の表示装置では、機器本体の前面に配置された操作パネルに液晶デイスプレイ(LCD)や複数の操作キー等が配設されており、これら操作キーの表面には例えば「PLAY」や「STOP」等の表示文字が形成されている。機器本体の内部にはLED等の照光部材が配設されており、夜間等の暗所においてLEDを点灯すると、その光によって操作キーの表示文字が明るく照らされるようになっている。また、LCDの背面には例えばEL等の照光部材が配設されており、このELの明るさを調整することにより、LCDがユーザの好みに応じた輝度で表示されるようになっている。
【0003】
このような表示装置において、LCDの輝度を調整する手段としては、ディマーコントロール素子や受光センサを用いたものが知られている。前者のディマーコントロール素子を用いたものはユーザの手動操作を要するため、例えば、天候によって車室内の明るさが変化した場合、LCDの輝度をその明るさに応じて調整するには、その都度ディマーコントロール素子を手動操作しなければならないという煩雑さがある。これに対し、後者の受光センサを用いたものは車室内の明るさを感知してLCDの輝度を自動的に且つリニアに調整することができるという利点がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
前述したように、受光センサを用いてLCDの輝度を調整するように構成した場合、車室内の明るさに応じてLCDの輝度を自動的に変化させることができるという利点があるものの、問題がないわけではない。すなわち、機器本体の内部にはLEDやEL等の照光部材が配設されており、受光センサがこの照光部材からの光を誤って受光してしまうと正常な輝度調整ができなくなるため、受光センサは受光面を除く周囲を遮光した状態で操作パネルの内部に取り付ける必要がある。しかしながら、このような遮光構造をわざわざ設けることは装置全体の複雑化やコストアップを招来し、特に、受光センサは車室内の外部光を受光してLCDの輝度を調整するものであり、操作パネルの背面にできるだけ近付けて取り付けることが好ましいが、操作パネルにはLCDや多くの操作キー等が配設されているため、操作パネルの背面に受光センサの遮光構造を設けることは困難であった。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は、操作パネルの背面に突設した遮光性のボスに受光センサが実装された基板をねじ止め固定し、このボスによって受光センサへ向かう不所望光を遮断することとする。このように構成すると、ボスが受光センサの取付け部と不所望光の遮断機能の両方を兼ね備えるため、操作パネルの背面の限られたスペースを有効に利用して受光センサを取り付けることができ、装置全体の複雑化やコストアップを防止することができる。
【0006】
【発明の実施の形態】
本発明の車載用電子機器では、機器本体の前面に配置された操作パネルと、この操作パネルに配設されたデイスプレイおよび操作キーと、前記操作パネルの内部でこれらデイスプレイまたは操作キーを照光する照光手段と、前記操作パネルに設けた透孔から侵入する外部光を受光する受光センサと、この受光センサの出力に応じて前記デイスプレイの輝度を調整する制御手段と、前記受光センサが実装された基板とを備え、前記操作パネルの背面に遮光性のボスを突設すると共に、このボスに前記基板をねじ止め固定し、前記照光手段から前記受光センサの受光面に向かう不所望光を前記ボスによって遮断するように構成した。
【0007】
前記受光センサが前記操作パネルの透孔から侵入する外部光を直接受光するようにしても良いが、操作パネルの内部に外部光を受光センサの受光面に導く導光体を配置し、この導光体を前記基板と前記ボスとで挟持するように構成すると、受光センサを操作パネルの透孔から離れた位置に配置することができ、設計上の自由度が向上する。
【0008】
また、前記導光体に集光レンズを一体成形し、この集光レンズを操作パネルの透孔に嵌合すると、受光センサが外部光を効率良く受光することができる。
【0009】
【実施例】
実施例について図面を参照して説明すると、図1は車載用電子機器の斜視図、図2は受光センサの取付け構造を示す断面図、図3は受光センサの取付け構造を示す斜視図である。
【0010】
図1に示す車載用電子機器は、例えばナビゲーションシステム、カセットテープデッキあるいはCDプレーヤ、MDプレーヤもしくはDVDプレーヤ等の各種のディスク装置である。この車載用電子機器は、機器本体をなす筐体1と筐体1の前面に取り付けられた操作パネル2とから構成されており、操作パネル2の表面が操作面2Aとなっている。操作パネル2は遮光性の合成樹脂を用いて成形されており、その操作面2Aに液晶デイスプレイ(LCD)3が配設されている。図示せぬが、LCD3の背面には照光部材として例えばELが付設されており、このELの輝度は印加電圧に応じて変化し、ELの輝度変化に応じてLCD3の表示画面の明るさが変化する。また操作面2Aには、複数のプッシュ式操作キー4や回転式摘み5が配設されており、さらに、カセットテープ等の媒体を装填または排出するための挿入口6と、この挿入口6とLCD3との間に位置する小径の透孔7とがそれぞれ穿設されている。
【0011】
図2と図3に示すように、操作パネル2の背面には筐体1の内部に向けてボス8が一体に突設されており、このボス8は挿入口6とLCD3との間に位置している。また、操作パネル2の背面には挿入口6の側端に位置する支持壁9が突設されており、この支持壁9に挿入口6を開閉する図示せぬドアが支承されるようになっている。ボス8の先端は小径部8aとなっており、この小径部8aに導光体10が挿入されている。導光体10はアクリル樹脂等の透明材料からなり、操作パネル2の透孔7に嵌合するレンズ部10aが一体成形されている。また、導光体10の上端に係合突部10bが一体成形されており、レンズ部10aの背面側には凹部10cが形成されている。導光体10に基板11が重ねられており、この基板11に受光センサ12とコネクタ13が実装されている。受光センサ12は導光体10の凹部10c内に位置し、レンズ部10aで集光された外部光を受光できるようになっている。コネクタ13は図示せぬ信号処理回路部(制御手段)に接続されており、導光体10の下端面と対向する部分に位置している。導光体10は基板11の背後から挿通したねじ14をボス8に締着することにより、基板11とボス8との間に挟持された状態で操作パネル2の背面に取り付けられている。その際、基板11の上端に形成した切欠き11aと導光体10の係合突部10bとが係止しているため、ねじ14の締め付けによって基板11が共回りしないようになっている。
【0012】
なお、図3中に符号15で示す部材はブラケットであり、このブラケット15に前述した操作キー4によって動作されるスイッチや操作キー4の表示文字を照光するためのLED(いずれも図示せず)が実装されたプリント基板が搭載されている。ブラケット15には遮光壁15aが折り曲げ形成されており、操作パネル2の背面で反射したLEDの光ができるだけ受光センサ12へ向かわないようにしてある。
【0013】
このように構成された車載用電子機器において、車室内の外部光が操作パネル2の透孔7に嵌合するレンズ部10aで集光された後、導光体10に導かれて受光センサ12の受光面で受光されるため、車室内の明るさが天候等によって変化した場合、受光センサ12の出力はその明るさに応じて変化する。その結果、受光センサ12の出力がコネクタ13を介して図示せぬ信号処理回路部(制御手段)に送出され、信号処理回路部はLCD3の背面に付設されたELの印加電圧を変化させて輝度調整し、LCD3の表示画面が車室内の明るさに応じてリニアに変化する。
【0014】
上記実施例にあっては、LEDから受光センサ12へ向かう光の大部分はブラケット15の遮光壁15aによって遮断されるが、ブラケット15と受光センサ12との間に遮光性のボス8が立設されているため、遮光壁15aで遮断されなかった漏れ光はボス8によって遮断される。しかも、ブラケット15とボス8との間にコネクタ13が介在するため、上記漏れ光はコネクタ13とボス8によって二重に遮断されることになり、また、導光体10の左右両側面は既存の支持壁9とLCD3によって遮光されており、したがって、導光体10の端面にわざわざ遮光塗料を塗布する等の遮光構造を設けなくても、LED等から受光センサ12へ向かう不所望光の遮断を確実に行うことができる。
【0015】
【発明の効果】
本発明は、以上説明したような形態で実施され、以下に記載されるような効果を奏する。
【0016】
操作パネルの背面に突設した遮光性のボスに受光センサが実装された基板をねじ止め固定し、このボスによって受光センサへ向かう不所望光を遮断するように構成すると、ボスが受光センサの取付け部と不所望光の遮断機能の両方を兼ね備えるため、操作パネルの背面の限られたスペースを有効に利用して受光センサを取り付けることができ、装置全体の複雑化やコストアップを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例に係る車載用電子機器の斜視図である。
【図2】図1の電子機器に備えられる受光センサの取付け構造を示す断面図である。
【図3】該受光センサの取付け構造を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 筐体(機器本体)
2 操作パネル
A 操作面
3 LCD(デイスプレイ)
4 操作キー
5 摘み
6 挿入口
7 透孔
8 ボス
9 支持壁
10 導光体
10a レンズ部
10b 係合突部
10c 凹部
11 基板
11a 切欠き
12 受光センサ
13 コネクタ
14 ねじ
15 ブラケット
15a 遮光壁
Claims (3)
- 機器本体の前面に配置された操作パネルと、この操作パネルに配設されたデイスプレイおよび操作キーと、前記操作パネルの内部でこれらデイスプレイまたは操作キーを照光する照光手段と、前記操作パネルに設けた透孔から侵入する外部光を受光する受光センサと、この受光センサの出力に応じて前記デイスプレイの輝度を調整する制御手段と、前記受光センサが実装された基板とを備え、
前記操作パネルの背面に遮光性のボスを突設すると共に、このボスに前記基板をねじ止め固定し、前記照光手段から前記受光センサの受光面に向かう不所望光を前記ボスによって遮断するように構成したことを特徴とする車載用電子機器。 - 請求項1の記載において、前記操作パネルの内部に外部光を前記受光センサの受光面に導く導光体を配置し、この導光体を前記基板と前記ボスとで挟持したことを特徴とする車載用電子機器。
- 請求項2の記載において、前記導光体に集光レンズを一体成形し、この集光レンズを前記操作パネルの前記透孔に嵌合したことを特徴とする車載用電子機器。
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