JP3844850B2 - 車載用機器の前面パネル - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、表示部や各種操作キーが配設されて可動ノーズとも称され、カーオーディオ製品等の前面に回動可能に取り付けられて開閉動作が可能な、車載用機器の前面パネルに関する。
【0002】
【従来の技術】
カセットテーププレーヤが内蔵されているカーオーディオ製品などにおいて、最近、本体装置の前面に取り付けられる前面パネルを開閉可能とし、この前面パネルにLCD表示部や各種操作キーを組み込んだ構成のものが普及しつつある。このような前面パネルは可動ノーズとも称されるもので、通常は閉じられていて本体装置のカセット挿入口を覆い隠しているが、カセットテープを装填したり取り出したりするときには手前に開けることでカセット挿入口を露出させることができる。そして、閉状態の前面パネルの表面側にはLCD表示部や各種操作キーが配設されているので、カセット挿入口を開閉するドア部材が表示領域や操作領域として活用できることになり、製品の多機能化やコンパクト化を促進するうえで有利となる。
【0003】
また、このような前面パネルに内蔵されているプリント基板には、照光領域と対向する個所に光源が実装されている。例えば、かかるプリント基板のうち、LCD表示部と対向する個所にはバックライトとして冷陰極管が、また複数の操作キーが並ぶ領域と対向する個所には各操作キーの操作面を照光するためのランプが実装されていることが多い。そのため、カーオーディオ製品において要望される暗所における視認性が確保されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上述した前面パネル(可動ノーズ)の裏面は、閉状態では露出しないが開状態では露出面となるので、開状態において必要となる操作キー(例えばカセット排出用のイジェクト釦)やインジケータを、前面パネルの裏面側に配設すれば、機能性やスペースファクタを向上させることができる。しかるに、従来のこの種の前面パネルでは、内蔵されるプリント基板のうち照光領域と対向する個所に光源を実装しているので、パネル裏面側にも照光領域を設けるとなると、専用の光源をプリント基板の裏側にも実装しなければならず、部品コストや組立コストが嵩んで製品価格に悪影響が及ぶという問題点があった。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は、プリント基板の表側に実装される光源の光を該基板の裏側へ漏出させることにより、専用の光源を追加しなくとも前面パネルの裏面側に照光領域が設けられるようにし、もってコストアップを抑えつつパネル裏面側が操作領域や表示領域として活用できるようにした。
【0006】
【発明の実施の形態】
本発明による車載用機器の前面パネルは、本体装置の前面に回動可能に取り付けられて開閉動作が可能であり、かつ内蔵するプリント基板に実装された光源の光が照射される照光領域を表裏両面に設けた前面パネルにおいて、前記プリント基板の表側に実装された前記光源の光を、このプリント基板を通過させて裏側へと漏出させ、この漏光がパネル裏面側の前記照光領域に向けて照射されるように構成した。
【0007】
すなわち、前面パネルに内蔵されているプリント基板の表側には、パネル表面側に配設されるLCD表示部や各種操作キーを照光するために冷陰極管やランプ等の比較的明るい光源が実装されているので、この光源の光がプリント基板の裏側へ漏出して特定領域に照射されるようにしておけば、専用の光源を追加することなく安価に、前面パネルの裏面側に照光領域を設けることができる。
【0008】
なお、光源の光をプリント基板の表側から裏側へと通過させるためには、プリント基板の適宜個所に透孔を設けてもよいが、プリント基板の絶縁基板部分を光透過性材料にて形成するとともに、このプリント基板のうち少なくともパネル裏面側の照光領域と対向する個所を回路パターンおよび実装部品の存しない領域となせば、穴開け加工が省略できるため製造工程が煩雑化せず、また、前記絶縁基板部分に染料を添加したりカラーシートを貼着するなどして簡単に照光色を変更することができる。
【0009】
【実施例】
実施例について図面を参照して説明すると、図1は本発明の一実施例に係る前面パネルの閉状態における断面図、図2は図1に示す閉状態の前面パネルの正面図、図3は図1,2に示す前面パネルの開状態における正面図、図4は図3に示す開状態の前面パネルの平面図である。
【0010】
これらの図に示す前面パネル1は、可動ノーズとも称されるもので、カーオーディオ製品の本体装置10の前面に回動可能に取り付けられており、図示せぬモータの駆動力で図1の矢印方向に開閉動作が行われる。そして、この前面パネル1が閉状態のときには、図1に示すように固定ノーズ11の開口11aを蓋閉しているが、この開口11aの奥部には図3に示すように、本体装置10のカセット挿入口12が設けられているので、前面パネル1は閉状態のとき、図2に示すようにカセット挿入口12を覆い隠している。また、カセットテープを装填したり取り出したりするときには、この前面パネル1を手前に開けることにより、カセット挿入口12を露出させることができる。
【0011】
この前面パネル1の内部には、ガラスエポキシ樹脂やフェノール樹脂等の光透過性材料にて形成された絶縁基板部分2aの表裏両面に回路パターンを設けてなるプリント基板2が組み込まれており、このプリント基板2の表側あるいは裏側に、LCD3のバックライトとなる冷陰極管4や、パネル表面側(図1の左側)に配設されている操作キー5群の操作面5aを照光するためのランプ6や、パネル裏面側(図1の右側)に配設されているイジェクト釦7にて押圧駆動されるスイッチ素子8等の各種部品が実装されている。また、このプリント基板2のうち前記イジェクト釦7の表示マーク7aおよびその近傍と対向する個所は、回路パターンや実装部品の存しない透光領域2bとなっており、前記冷陰極管4から出射された光がプリント基板2を通過して、該透光領域2bからイジェクト釦7の表示マーク7aに向けて照射されるようにしてある。なお、図1中の符号9は冷陰極管4の光を効率よくLCD3に向かわせるための光反射部材であるが、この光反射部材9には前記透光領域2bと対応する個所に光を漏出させるための光透過孔9aが設けてある。また、光反射部材9には、プリント基板2に実装された冷陰極管4を挿通させるための挿通孔9bも形成されている。
【0012】
すなわち、この前面パネル1の表面側においては、LCD3の表示画面となる表示部3aや操作キー5群の操作面5aが照光領域となっており、また、この前面パネル1の裏面側においては、イジェクト釦7の表示マーク7aが照光領域となっている。そして、プリント基板2の表側に、表示部3aを照光するための冷陰極管4と操作面5aを照光するためのランプ6とが配設されてはいるが、パネル裏面側の照光領域を照光するための専用の光源は省略されており、上述したように、冷陰極管4から出射された光が光反射部材9の光透過孔9aや挿通孔9bを通過し、プリント基板2の透光領域2bを透過して、この照光領域(表示マーク7a)に向けて照射されるようになっている。
【0013】
このように本実施例に係る前面パネル1は、プリント基板2の表側に配設されてパネル表面側の表示部3aを照光する冷陰極管4の光が、プリント基板2の裏側へ漏出し透光領域2bを介してイジェクト釦7の表示マーク7aに照射されるようにしてあるので、極めて明るい光源である冷陰極管4の漏光を利用してパネル裏面側の照光領域が照光できるようになっている。つまり、この前面パネル1は、開状態において必要となるカセット排出用のイジェクト釦7がパネル裏面側に設けてあるため機能性やスペースファクタが良好となっており、また、こうしてパネル裏面側を操作領域として活用している関係上、表裏両面の照光領域に光源の光を照射させなければならないが、パネル裏面側の照光領域を照光するための専用の光源が不要なので、部品コストや組立コストの上昇が抑制されていると共に前面パネル1の薄型化が図られている。それゆえ、多機能でコンパクトな前面パネル1を比較的安価に製造することができる。しかも、本実施例は、プリント基板2を透過した光をパネル裏面側の照光領域に照射させる構造なので、プリント基板2の絶縁基板部分2aに染料を添加したり、透光領域2bの部分にカラーシートを貼着あるいは印刷形成するなどして、該照光領域の照光色を簡単に変更することができる。
【0014】
なお、上述した実施例では、パネル裏面側の照光領域を冷陰極管4の漏光で照光する場合について説明したが、プリント基板2の表側に実装されているランプ6等の他の光源の漏光を利用してもよい。また、パネル裏面側の照光領域はイジェクト釦7の表示マーク7aに限定されるものではなく、例えば、開状態において必要となるインジケータを前面パネル1の裏面側に配設した場合にも、実施例と同様に、プリント基板2の表側に実装されている光源の漏光を利用した照光が可能である。また、プリント基板2に所望の光透過性が望めない場合には、実施例に比べて製造工程は若干煩雑化するが、そのプリント基板の適宜個所に透孔を設けてやれば、光源の光を表側から裏側へと通過させることができるので、漏光を利用したパネル裏面側の照光が可能となる。
【0015】
【発明の効果】
本発明は以上説明したような形態で実施され、以下に記載されるような効果を奏する。
【0016】
内蔵するプリント基板の表側に実装された光源の光を、このプリント基板を通過させて裏側へと漏出させ、この漏光が前面パネルの裏面側の照光領域に向けて照射されるようにしてあるので、専用の光源を追加しなくともパネル裏面側に照光領域を設けることができる。それゆえ、前面パネルが開状態のときに必要となる操作キーやインジケータをパネル裏面側に配設して機能性やスペースファクタを向上させつつ、コストアップを抑えることができる。
【0017】
また、絶縁基板部分が光透過性材料からなるプリント基板を用いて光源の光を表側から裏側へ透過させるようにすれば、パネル裏面側の照光領域の照光色が簡単に変更できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る前面パネルの閉状態における断面図である。
【図2】図1に示す閉状態の前面パネルの正面図である。
【図3】図1,2に示す前面パネルの開状態における正面図である。
【図4】図3に示す開状態の前面パネルの平面図である。
【符号の説明】
1 前面パネル
2 プリント基板
2a 絶縁基板部分
2b 透孔領域
3 LCD
3a 表示部(照光領域)
4 冷陰極管
5 操作キー
6 ランプ
7 イジェクト釦
7a 表示マーク(照光領域)
9 光反射部材
9a 光透過孔
10 本体装置
11 固定ノーズ
12 カセット挿入口
Claims (2)
- 本体装置の前面に回動可能に取り付けられて開閉動作が可能であり、かつ内蔵するプリント基板に実装された光源の光が照射される照光領域を表裏両面に設けた前面パネルであって、前記プリント基板の表側に実装された前記光源の光を、このプリント基板を通過させて裏側へと漏出させ、この漏光がパネル裏面側の前記照光領域に向けて照射されるように構成したことを特徴とする車載用機器の前面パネル。
- 請求項1の記載において、前記プリント基板の絶縁基板部分を光透過性材料にて形成するとともに、このプリント基板のうち少なくともパネル裏面側の前記照光領域と対向する個所を回路パターンおよび実装部品の存しない領域となしたことを特徴とする車載用機器の前面パネル。
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JP17968597A JP3844850B2 (ja) | 1997-07-04 | 1997-07-04 | 車載用機器の前面パネル |
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JPH1120560A JPH1120560A (ja) | 1999-01-26 |
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1997
- 1997-07-04 JP JP17968597A patent/JP3844850B2/ja not_active Expired - Fee Related
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