JP3752953B2 - 電子鍵盤楽器の外装構造 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、押鍵ガイド機能を持つ電子鍵盤楽器と押鍵ガイド機能を持たない電子鍵盤楽器とでケース体の共通化あるいはケース体成形用の金型を共用できるようにした電子鍵盤楽器の外装構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、電子鍵盤楽器のケース体として、各種操作子や表示パネル等が配設された主パネル部と、この主パネル部に連設され鍵盤の複数の鍵の基端部上面を覆う副パネル部とを有するものがある。このような電子鍵盤楽器において、従来、押鍵ガイド機能を持たせたものとして、上記副パネル部に透孔を設けてこの透孔にLED等のランプを配設し、このランプを点灯するようにしたものがある。
【0003】
押鍵ガイド機能とは、鍵盤演奏学習に際し、親機を指導者が操作し、曲進行時の押すべき鍵を押鍵表示情報として子機に伝え、子機にて押鍵表示されたものを生徒が押鍵して学習するリアルタイム学習法と、電子楽器1台にて、楽器の内あるいは外のメモリからの演奏押鍵情報を読み出し、押鍵表示指示して、これを学習する独習法とにおいて、それぞれ実行される機能である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、この種の電子鍵盤楽器のケース体は樹脂成形により形成されるが、樹脂成形に用いる金型は高価なものである。しかし、前記のような押鍵ガイド機能を持った従来の電子鍵盤楽器にあっては、ケース体の副パネル部にランプを配設するための透孔が必要である。このため、押鍵ガイド機能を持つ電子鍵盤楽器と押鍵ガイド機能を持たない電子鍵盤楽器とでケース体が異なり、成形用金型も異なっているので、それぞれの機種のコストが高くなるという問題がある。
【0005】
本発明は、押鍵ガイド機能を持つ電子鍵盤楽器と押鍵ガイド機能を持たない電子鍵盤楽器とでケース体の共通化あるいはケース体成形用の金型を共用できるようにし、コストを低減することを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項1の電子鍵盤楽器の外装構造は、演奏操作される複数の鍵を備えた鍵盤と、この鍵盤で演奏可能なように該鍵盤を内装したケース体と、を有した電子鍵盤楽器の外装構造において、該ケース体は、樹脂で構成されるとともに、主パネル部と、この主パネル部に連設され前記複数の鍵の基端部上面を覆う副パネル部とを有し、少なくとも前記副パネル部を半透明のスモーキング処理し、前記複数の鍵に対応した照光器で該鍵を照射可能にする処理を、前記スモーキング処理した面の内側に施したことを特徴とする。
【0007】
なお、「スモーキング処理」とは、例えば、透明な樹脂をベースに黒色等の粉(バインダー)を適宜混ぜて成形する処理など、半透明で外側から見ると不透明であるが内側から光を当てると光が透過するような樹脂部材とする処理である。また、「照光器で該鍵を照射可能にする処理」とは、例えばスモーキング処理した面の内側にレンズ体を形成したり、隣接する鍵間に対応する部分に仕切板を設けるなどの各種の処理である。
【0008】
上記のように構成された請求項1の電子鍵盤楽器の外装構造において、ケース体の副パネル部のスモーキング処理した面は次のように作用する。照光器を点灯したときは照光器の光はスモーキング処理した面を通し、対応する鍵の例えば上面が照光され、押鍵ガイドの機能が得られる。一方、照光器を点灯しないときは、スモーキング処理した面は外から見て例えば黒色の面となる。
【0009】
すなわち、請求項1の電子鍵盤楽器の外装構造によれば、ケース体の副パネル部にスモーキング処理を施すことで押鍵ガイドを可能にしているので、この副パネル部の表面は、例えばフラットな暗色の面で内部が見えることがない。したがって、このケース体を、押鍵ガイド機能を持たせない電子鍵盤楽器にも使用できる。また、この副パネル部の表面は、透孔等を必要としない例えばフラットな面でもよい。したがって、本発明におけるケース体を成形するための金型を、押鍵ガイド機能を持たない電子鍵盤楽器のケース体の成形にも、共通に使用することができる。
【0010】
すなわち、押鍵ガイド機能を持たない電子鍵盤楽器に対しては、本発明におけるスモーキング処理を施したケース体をそのまま用いてもよいし、異なる樹脂によりスモーキング処理を施さないケース体としてもよい。
【0011】
なお、「照光器で該鍵を照射可能にする処理」はスモーキング処理した面内に施されるものであり、以後、「内面処理」という。
【0012】
この内面処理としては、例えば、副パネル部と一体にレンズ体を形成する処理でもよい。これにより、押鍵ガイド時に副パネル部において発光する部分が明確になって視認性がよくなる。また、レンズ体が一体に形成されるので、副パネル部と鍵盤基端部とで構成される空間において、該鍵盤基端部の上に照光器(例えばLED)を配設するだけでよい。
【0013】
また、内面処理としては、鍵間の対応部分において副パネル部と一体に仕切板を形成する処理でもよい。これにより、隣接する鍵用の照光器の光が互いの副パネル部に干渉することがない。また、仕切板が一体に形成されるので、副パネル部と鍵盤基端部とで構成される空間において、該鍵盤基端部の上に照光器(例えばLED)を配設するだけでよい。
【0014】
また、レンズ体あるいは仕切板を、鍵の押離鍵方向(上下方向)に延設するように形成してもよい。これにより、ケース体の押離鍵方向の強度が増し、耐久性が向上する。
【0015】
なお、内面処理としてレンズ体と仕切板の両方を形成する処理としてもよいことはいうまでもない。
【0016】
【発明の実施の形態】
図1は本発明の第1実施形態を適用した電子鍵盤楽器における上ケースと鍵盤との近傍の一部断面図である。この実施形態の鍵盤は、1オクターブの鍵を構成する鍵盤ユニット1を鍵の並び方向に複数ユニット配設したものである。鍵盤ユニット1は、5個の黒鍵11を一体に樹脂成形した鍵ユニットと、一つおきの4個の白鍵12を一体に樹脂成形した鍵ユニットと、残り3個の白鍵13を一体に樹脂成形した鍵ユニットとで構成されている。
【0017】
各鍵ユニットは、鍵11,12,13と、これらの各鍵11,12,13の後端部にそれぞれ一体に連結されたヒンジ部11a,12a,13aと、この各ヒンジ部11a,12a,13aの後端部をそれぞれユニット毎に鍵の並び方向に連結する共通支持部11b,12b,13bとを、それぞれ一体に樹脂成形したものである。そして、各鍵ユニットは鍵11,12,13の配置どおりに組み合わせて共通支持部11b,12b,13bが重ね合わされている。なお、この実施形態では、ヒンジ部11a,12a,13aと共通支持部11b,12b,13bが鍵の基端部1Aを構成している。
【0018】
ケース体としての上ケース2は、各種操作子や表示パネル等が配設された主パネル部2Aと、この主パネル部2Aに連設され鍵盤の基端部1Aを覆う副パネル部2Bとを有している。上ケース2は樹脂成形されており、例えば2色成形の技術により、主パネル部2Aは不透明な樹脂で形成され、副パネル部2Bは半透明の前記スモーキング処理を施した樹脂で形成されている。
【0019】
副パネル部2Bの内側には、各鍵に対応する位置に縦長のレンズ体21が該副パネル部2Bと一体に形成されるとともに、各鍵間に対応する位置にはリブ状の仕切板22が該副パネル部2Bと一体に形成されている。さらに、主パネル部2Aの裏面の所定箇所には下方に突出したボス部23が主パネル部2Aと一体に形成されている。
【0020】
鍵の基端部1Aの共通支持部11b上には照光器アッセンブリ取付台(以下、ランプアッセ取付台という。)3が配設され、このランプアッセ取付台3の鍵盤側には、基板41に照光器としてのLED42を脚421を介して配設したランプアッセ4が取り付けられている。図2は、ランプアッセ取付台3およびランプアッセ4の上面図である。なお、同図には前記副パネル部2Bの断面(図1のA−A断面)も図示されている。LED42は、各鍵に対応する各レンズ体21に対面して複数配設されており、各LED42の間には仕切板22が配置されるように構成されている。
【0021】
ランプアッセ取付台3には、鍵ユニットの共通支持部11b,12b,13bの図示しないネジ孔に対応する箇所にネジ孔31が形成されている。そして、ランプアッセ取付台3は、鍵ユニットの共通支持部11b,12b,13bと共に、ネジ5によりネジ孔31を介して貫通され、図1に示したようにネジ5の先端とフレーム6のボス部61とにより共締めされている。これにより、鍵盤ユニット1とランプアッセ取付台3はフレーム6に固定されている。なお、フレーム6において鍵11,12,13の下部の部分は電池収納部BBとなっている。
【0022】
また、ランプアッセ取付台3には、主パネル部2Aの裏面に形成されたボス部23の先端部23aを通す透孔(バカ孔)32が形成されており、ボス部23の先端部23aは透孔32を介して共通支持部11bの上面に当接されている。なお、ボス部23の先端部23aにはネジ孔が切られるとともに、鍵ユニットの共通支持部11b,12b,13bの上記ボス部23に対応する位置にはネジ孔が形成されている。
【0023】
以上の構成により、各部は次のように取り付けられている。まず、フレーム6に、鍵盤ユニット1と、ランプアッセ4が取り付けられたランプアッセ取付台3を前記のように共締めし、この状態でフレーム6を図示しない下ケースにネジで固着する。次に、上記フレーム6および下ケースの上から上ケース2を被せて、これを上下ひっくり返し、長ネジを下ケースの下面の透孔からフレーム6のボス部61に通し、主パネル部2Aのボス部23の先端部23aに螺着する。これにより、上ケース2が共通支持部11b,12b,13bおよびフレーム6に固定される。
【0024】
ここで、押鍵ガイド時にはLED42が点灯されるが、このLED42の光はレンズ体21で導光されて副パネル部2Bの全面から例えば鍵11(または12または13)の上面に照射される。また、LED42の光は両側の仕切板22により遮られて両側のLED42が配設された空間には殆ど透過せず、両側の鍵を照射することがない。このように、レンズ体21あるいは仕切板22を形成する処理は、鍵に対応した照光器(LED42)で鍵を照射可能にする処理となっている。
【0025】
なお、LED42の光が鍵の上面を照射したとき、この照射された鍵を押鍵すると鍵の先端側が下がって、LED42の光は鍵の上面に対して低い角度で入射するようになるので、照射された光が鍵の先端(演奏者側)に向かって走るようになる。したがって、押鍵操作にともなって表示態様が変化することになり、操作性の点で優れている。
【0026】
なお、上ケース2の副パネル部2Bは、その裏面に縦長の(鍵の押離鍵方向に長い)レンズ体21が形成され、さらに、縦長の仕切板22が形成されているので、この副パネル部2Bは、上からの押圧力に対して堅牢性を有している。なお、このような堅牢性は、レンズ体21または仕切板22の何れか一方でも得られる。
【0027】
図3は押鍵ガイド機能を持たない電子鍵盤楽器の例を示す図である。なお、以下の図面において、図1と同様な要素には図1と同符号を付記して詳細な説明は省略する。この図3のものでは、押鍵ガイド機能を必要としないので、ランプアッセ取付台およびランプアッセがない。しかし、前述のようにランプアッセ取付台があっても、バカ孔32を介してボス先端部23aが共通支持部11bの上面に当接し、なくても同様該上面に当接するので、ネジ長およびネジしめ深さは両状態において何ら変わることがない。
【0028】
また、上ケース2の副パネル部2Bはスモーキング処理されているので、この副パネル部2Bの内部は見えることがなく、図1の上ケース2は図3のように押鍵ガイド機能を持たせない電子鍵盤楽器に適用してもなんら問題がない。すなわち、押鍵ガイド機能を持つ電子鍵盤楽器と押鍵ガイド機能を持たない電子鍵盤楽器とで上ケースを共通化することができ、両機種ともコストを低減することができる。
【0029】
また、上ケース2は、副パネル部2Bをスモーキング処理することにより前記のように押鍵ガイドも可能にしているので、副パネル部2Bの表面に透孔や凹凸等の構造もないフラットな状態とするすることができる。したがって、上ケース2を成形するための金型を用いて、ガイド機能を持たない電子鍵盤楽器の上ケースを、例えば不透明な樹脂で成形することができる。このように、押鍵ガイド機能を持つ電子鍵盤楽器と押鍵ガイド機能を持たない電子鍵盤楽器とで、上ケースを成形するための金型を共通に使用できるので、両機種ともコストを低減することができる。
【0030】
図4は本発明の第2実施形態を示す図であり、この第2実施形態の上ケース7は、主パネル部7Aと副パネル部7Bとを例えば2色成形し、副パネル部7Bにスモーキング処理を施している。そして、この副パネル部7Bの裏面に台形状のレンズ体71とリブ状の仕切板72を形成し、このレンズ体71の端面71aにLED42を配設したものである。また、LED42の光は端面71aからレンズ体71の内部に入射し、副パネル部7Bから鍵盤側に出射される。なお、このようなレンズ体としては、副パネル部からLED側に突出するような突状のものでもよい。
【0031】
ところで、上記2色成形スモーキング処理法は、次のようにすれば不具合なく実施できる。金型内への樹脂ゲートを、例えば、副パネル部7Bの下端部からは黒色バインダ混合量を少なくした樹脂注入とし、主パネル部7A部分の右側(後方)からは、該混合量を多くした樹脂注入として、別々のゲートから樹脂注入するものとする。これによって、前者を投光時光透過のスモーキング処理面とし、後者を不投光時および投光時不透光の処理面とすることができる。そして、両者の樹脂がぶつかる境界部分をやや7A側つまり主パネル部側に位置させるよう各注入ゲート圧力を調整する。そうすると、上記境界が何らかのはずみで副パネル部側にずれたとしても、副パネル部7Bは少なくとも半透明にすることができる。主パネル部の一部に、例えば光透過部を形成したとしても、図4のように該部分までの距離が長くかつ光量が小さいので、ほとんど不透光となる。主パネル部のわずかな光透過でも不可としたい場合には、図1のような構成とし、LED基板を伏せ目がちに構成すればよい。
【0032】
図5は本発明の第3実施形態を示す図であり、この第3実施形態の上ケース8は、主パネル部8Aと副パネル部8Bが同じ樹脂でスモーキング処理されており、主パネル部8Aの上面はホットスタンプ印刷されている。また、副パネル部8Bの裏面にはレンズ体や仕切板は形成せずに、基板41上にLED42を囲うような四角錐台状の枠体43を取り付けたものである。そして、枠体43は大きな開口一端を副パネル部8Bの裏側に近接させて配置されている。これにより、LED42が発光すると、副パネル部8Bの表側に矩形状に発光部が現れる。
【0033】
この第3実施形態では、主パネル部8Aの上面はホットスタンプ印刷されるので上ケース8の内部が見えることがない。したがって、主パネル部8Aと副パネル部8Bを同じ樹脂で成形できるので成形作業が容易となる。
【0034】
また、この図5の第3実施形態においては副パネル部8Bに所定形状(四角錐なら矩形、円錐なら円形または楕円形)にて発光部が現れるので、LED42と副パネル部8Bとの間に、C、C♯、D、…等の音名を透過表示するマスクを配設して、副パネル部8Bに音名を表示するようにもできる。
【0035】
図6は第4実施形態を示す図であり、鍵(白鍵)12′、13′は透明または半透明な樹脂で形成され該鍵12′、13′の裏面は細かな凹凸面12c′、13c′とされている。また、上ケース9は、主パネル部9Aと副パネル部9Bとを例えば2色成形したものであり、副パネル部9Bの下端部分で鍵12′、13′の後端面12d′、13d′と対面する部分は透明樹脂で形成され、その他の部分はスモーキング処理または黒色等の樹脂とされている。また、共通支持部11b,12b′,13b′にネジ5により共締めされたランプアッセ取付台3′に基板41′およびLED42′からなるランプアッセ4′が取り付けられている。そして、LED42′が発光し、例えば盤13′の後端面13d′から入射した光が鍵13′の樹脂内部で凹凸面13c′により乱反射されて鍵13′の表面が発光するようにしたものである。鍵12′についても同様である。
【0036】
この図6の上ケース9を押鍵ガイド機能を持たない電子鍵盤楽器に適用するときは、ランプアッセ取付台3′(およびにランプアッセ4′)を取り付けないで、図6に一点鎖線で示したように目隠し板10をランプアッセ取付台3′の代わりに共通支持部11b,12b′,13b′にネジ5により共締めする。この目隠し板10の厚みはランプアッセ取付台3′と同じとされており、これにより、上ケース9あるいは成形用の金型ばかりでなく、ネジ5も押鍵ガイド機能有りのものと無しのものとで共通に使用することができる。
【0037】
なお、前述した実施例において、主パネル部と副パネル部のいずれかまたは両方をスモーキング処理した樹脂で一体に形成することを述べた。しかしながら、前述の種々の手法以外にも、この発明に有効なパネル形成方法がある。それは、図1、図3、図4、図5、図6において、副パネル部の上部に連設された主パネル部の厚みを副パネル部の厚みより厚く形成し、薄い副パネル部は、バインダ量を少なくして光透過(半透明)型とし、厚手の主パネル部は、同じバインダ量とするにもかかわらず厚みがあるので不透過もしくは限りなく不透過にすることができる。なお、これと同様の他の手法として、副パネル部の下方から主パネル部の上部(後方)へかけて連続的にその厚みを徐々に増すような手法も考えられる。このような手法によって、2色成形せずとも、半透明部分と不透明部分とを一体に同時成形することができる。
【0038】
【発明の効果】
以上説明したように本発明の請求項1の電子鍵盤楽器の外装構造によれば、ケース体の副パネル部にスモーキング処理を施すことで押鍵ガイドを可能にしているので、ケース体を、押鍵ガイド機能を持たせない電子鍵盤楽器にも使用でき、また、このケース体を成形するための金型を、押鍵ガイド機能を持たない電子鍵盤楽器のケース体の成形にも、共通に使用することができる。したがって、両機種ともコストを低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態を適用した電子鍵盤楽器における上ケースと鍵盤との近傍の一部断面図である。
【図2】実施形態におけるランプアッセ取付台、ランプアッセの上面図、および副パネル部の断面図である。
【図3】第1実施形態におけるの上ケースを適用した押鍵ガイド機能を持たない電子鍵盤楽器の例を示す図である。
【図4】第2実施形態における副パネル部とその内部を示す図である。
【図5】第3実施形態における副パネル部とその内部を示す図である。
【図6】第4実施形態における鍵盤、副パネル部およびその内部を示す図である。
【符号の説明】
1…鍵盤ユニット、1A…基端部、2…上ケース(ケース体)、2A…主パネル部、2B…副パネル部、11…黒鍵、12,13…白鍵、21…レンズ体、42…LED(照光器)

Claims (1)

  1. 演奏操作される複数の鍵を備えた鍵盤と、
    この鍵盤で演奏可能なように該鍵盤を内装したケース体と、
    を有した電子鍵盤楽器の外装構造において、
    該ケース体は、樹脂で構成されるとともに、主パネル部と、この主パネル部に連設され前記複数の鍵の基端部上面を覆う副パネル部とを有し、
    少なくとも前記副パネル部を半透明のスモーキング処理し、
    前記複数の鍵に対応した照光器で該鍵を照射可能にする処理を、前記スモーキング処理した面の内側に施したことを特徴とする電子鍵盤楽器の外装構造。
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