JP3712006B2 - 刈刃装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、コンバイン等に利用できる刈刃装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
固定状態の下刃の上面に、左右方向に往復動する上刃を摺動自在に重合し、穀稈等を刈取る刈刃装置がある。この種刈刃装置は、上刃が左右に分割されていて互いに逆方向に往復動させて振動を打ち消しながら穀稈等を刈取るものであった。
【0003】
このような刈刃装置として、実願昭62−55485号(実開昭63−163116号)のマイクロフィルムには、固定の下刃の上面に左右に分割された上刃を摺動自在に重合し、この左右の上刃の互いに逆方向への往復摺動により切断を行うバリカン式の刈刃装置において、前記左右の上刃同士の相対向する縁部を略平行状に形成してこの平行状縁部に刃部を形成し該左右の上刃の中央側両端部を幅狭に形成され左右に独立した2つの刈刃押えで夫々押えるように構成した刈刃装置が記載されている。
【0004】
また、実願昭48−104965号(実開昭50−50730号)のマイクロフィルムには、固定の下刃の上面に左右に分割された上刃を摺動自在に重合し、この左右の上刃の互いに逆方向への往復摺動により切断を行うバリカン式の刈刃装置において、前記左右の上刃の中央側両端部間に刈刃押えを配置した刈刃装置が記載されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上述の実願昭62−55485号(実開昭63−163116号)のマイクロフィルムに記載されたような従来装置にあっては、左右に分割された上刃を刈刃押えで押えるにあたり、この左右に分割された上刃の中央側両端部を左右に独立した2つの刈刃押えで夫々押える構成であるため、この刈刃押えの押え具合を調節するに際して、この刈刃押えを夫々別個に調節せねばならず、左右の上刃の押え具合を同じにすることが難しく、左右の切断性能が一致せず、刈取作業が円滑に行えない欠点がある。また、2つの刈刃押えが幅狭に形成されて左右に離間して配置されるため左右の上刃の中央側両端部間を覆うことができず、例えば左右の上刃が離間した際にこの左右の上刃の中央側両端部間に藁屑や雑草や泥土等の異物が入り込み、左右の上刃の接近摺動を妨げて切断性能の低下や刈刃装置の破損を招く欠点がある。
【0006】
尚、上述の実願昭48−104965号(実開昭50−50730号)のマイクロフィルムに記載された刈刃装置では、その第2図において、左右の上刃の中央側両端部間に刈刃押えが記載されているものの、左右の上刃が離間した際に、この刈刃押えによって左右の上刃を同時に押え得るものか否かは不明である。
【0007】
【課題を解決するための手段】
この発明は、上述の如き課題を解決するために、次のような技術的手段を講じる。
即ち、固定の下刃14の上面に左右に分割された上刃15,15を摺動自在に重合し、この左右の上刃15,15の互いに逆方向への往復摺動により切断を行うバリカン式の刈刃装置13において、前記左右の上刃15,15同士の相対向する中央側両縁部に刃部を形成し、該左右の上刃15,15の中央側両端部を該左右の上刃15,15が最大離間した状態においても該左右の上刃15,15の中央側両端部間を覆うように幅広に一体的に形成された中央刈刃押え20で同時に押えるように構成したことを特徴とする刈刃装置の構成としたものである。
【0008】
この構成により、左右の上刃15,15を互いに逆方向へ往復摺動させると、該左右の上刃15,15に形成した刃部と固定の下刃14とによって穀稈等が切断される。
この際、左右の上刃15,15の中央側両端部間に入り込んだ穀稈等も、該左右の上刃15,15同士の相対向する中央側両縁部に形成された刃部によって切断され得る。
【0009】
また、左右の上刃15,15が最大離間した状態においても、該左右の上刃15,15の中央側両端部が幅広に一体的に形成された中央刈刃押え20で同時に押えられているため、該中央刈刃押え20の押え具合を調節することにより、左右の上刃15,15の押え具合が同時に調節される。
【0010】
また、左右の上刃15,15が最大離間した状態においても、該左右の上刃15,15の中央側両端部間が幅広に一体的に形成された中央刈刃押え20で覆われるため、例えば左右の上刃15,15が離間した際にこの左右の上刃15,15の中央側両端部間に藁屑や雑草や泥土等の異物が入り込んで左右の上刃15,15の接近摺動を妨げるようなことが少なくなる。
【0011】
【発明の効果】
この発明によると、中央刈刃押え20の調節によって左右の上刃15,15の押え具合を同時に調節できるものとして刈刃装置の左右両側における切断性能を揃え、刈取作業を円滑に行うことができる。
【0012】
また、この中央刈刃押え20で左右の上刃15,15の中央側両端部間を覆うことにより、該左右の上刃15,15の中央側両端部間に藁屑や雑草や泥土等の異物が入り込んで左右の上刃15,15の接近摺動を妨げるようなことを少なくし、切断性能の低下や刈刃装置の破損を少なくすることができる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、図面に示すこの発明の実施の形態について説明する。まず、図面に基づいて実施例の構成について説明する。図1は、コンバインの全体の側面図を示すもので、1はコンバインのフレ−ムであり、そのフレ−ム1の下部には走行装置2を取り付け、上部には脱穀部3及び選別部4を載置し、前方には刈取部5を設けている。6は、刈取部5から脱穀部3に刈取穀稈を搬送する穀稈搬送装置である。
【0014】
図1の刈取フレ−ム7の前端に、ギヤケ−ス8を左右横側方に沿わせて取付け、ギヤケ−ス8の両側部に左右一対の支持枠9,9を取付け、この支持枠9,9の先端部間に、前フレ−ム10を取り付けている。また、図2に示すように、支持枠9,9の前端部には左右の分草杆11,11を取り付けると共に、前フレ−ム10の中間部には、中央の分草杆11を取り付けている。
【0015】
支持枠9,9における前フレ−ム10の取付け位置より前側には、刈刃台12を横架し、この刈刃台12にバリカン型の刈刃装置13を装着している。バリカン形の刈刃装置13は、リベットで刈刃台12に固定されている下刃14と、左右に分割されていて且つ左右に往復動する上刃15とを摺動自在に重合した構成である。下刃14は山形状の複数の刈刃を下刈刃バ−16上にリベットで固着し、また、左右の上刃15,15は、山形状の複数の刈刃を左右の上刈刃バ−17,17の下面に夫れ夫れリベットで固着した構成であり、この左右の上刈刃バ−17,17の上側に、左右の上刈刃ヘッド18,18を後方に向けて一体的に取り付けている。刈刃台12の左右両側には、左右の上刃15,15の両端部を押える左右の刈刃押え19,19を取り付け、また、刈刃台12の中央部には、左右両方の上刃15,15の中央部を押える幅広の中央刈刃押え20を取付け、下刃14及び左右の上刃15,15を摺動自在に圧接する構成である。このように、左右の上刃15,15を中央刈刃押え20で同時に押えることにより、左右の上刃15,15に対して前後及び上下のずれを同じにできるので、ガタが少なくなって振動が軽減され、耐久性が向上し、また、中央刈刃押え20で左右の上刃15,15に内端部が被覆されているため、石等の異物が左右の上刃15,15間に侵入することがなく、破損も減少する。
【0016】
前フレ−ム10の左右側部には、左右の支持板21,21を取付け、この左右の支持板21,21の回動軸22,22には、左右の揺動ア−ム23,23が取付けられていて、機体の後側から刈取フレ−ム7に内装されている伝動軸(図示省略),ギヤケ−ス8の駆動ア−ム(図示省略),駆動ロッド24を経由して、左右の揺動ア−ム23,23に動力が伝えられ、揺動ア−ム23,23の端部に取り付けられている左右のロ−ラ24,24を介して、左右の上刈刃ヘッド18,18に動力が伝達されて、左右の上刃15,15が同時に左右外側あるいは内側に対称的に往復動する構成である。
【0017】
次に、図3について説明する。中央刈刃押え20の下面中央部には、凹部20aを構成し、この凹部20aに受刃25の基部を嵌合してリベットで支持して、受刃25の下面と中央刈刃押え20の下面とを面一構成として、受刃25の下面でも左右の上刃15,15の中央部を押圧する構成としている。この受刃25は山形状に構成されていて、その左右端部には、下側ほど左右両側に突出する下り傾斜の刃面25a,25aを形成し、また、左右の上刃15,15の内端部の刈刃形状を平面山形状にして、且つ、図3に示すように、内側の刃縁を内側ほど上がり傾斜の刃面15aとし、外側の刃縁を下り傾斜の刃面15bに形成して、受刃25の刃面25a,25aと左右の上刃15,15の外側の下り傾斜の刃面15aとにより、切れ味を良好なものとしている。
【0018】
従来装置のように、受刃25を下刃14の下面側に設ける構成であると、地面への突込みを防止するために、プロテクタを兼ねたガイドを設ける必要がある。しかし、この実施例にあっては、受刃25を上刃15,15に接触するように、刈刃装置の上側に設けているので、プロテクタを設ける必要もなくなり、また、刈取跡の乱れが防止される。
【0019】
次に、図4について説明する。バリカン形の刈刃装置13は、リベットで刈刃台12に固定されている下刃14と、左右に往復動する上刃15とを、摺動自在に重合した構成で、下刃14は平面山形状の複数の刈刃を下刈刃バ−16にリベットで固着して構成し、上刃15は、平面山形状の複数の刈刃を左右の上刈刃バ−17の下面に夫れ夫れリベットで固着した構成で、この上刈刃バ−17の上側に上刈刃ヘッド18を後方に向けて一体的に取り付けている。刈刃台12の左右方向適宜位置には、上刃15,15を押える刈刃押え19,19を取り付けて、下刃14及び上刃15を摺動自在に圧接している。揺動ア−ム23により左右に往復動をする上刈刃ヘッド18の両側には、刈刃押え19,19を位置させて設け、この刈刃押え19,19には、上刈刃バ−17の前側及び後側を案内支持する前ガイド26及び後ガイド27を、夫れ夫れ固着している。従って、上刈刃バ−17は上刈刃ヘッド18の部分では、前後及び左右に作用する力が最も大きいが、上刈刃ヘッド18の両側に位置している刈刃押え19,19には、上刈刃バ−17の前後を案内支持する前ガイド26及び後ガイド27で上刈刃バ−17が案内支持されているので、上刈刃バ−17は前後面及び上下面を全部押えられることとなり、上刃15の振動を減少することができる。
【0020】
また、上刈刃ヘッド18の左右両側方に、刈刃押え19,19を配置するにあたり、刈刃台12における刈刃押え19,19の支持部分を幅狭に構成し、上刈刃バ−17の前後を案内支持する前ガイド26及び後ガイド27で、案内支持させる構成としたので、平面から見て上刈刃バ−17の支持構成を小面積化し、上刈取ヘッド18と左右の刈刃押え19,19の間に空間部28,28を構成できて、上刈刃ヘッド18の周辺部での土等の溜りを少なくし、錆び付きを減少できる。
【0021】
次に、図2及び図3の作用について説明する。駆動ア−ム23が回転されると、左右の駆動ロッド24,24が往復動し、左右の揺動ア−ム23,23が揺動し、揺動ア−ム23,23の端部に取り付けられている左右のロ−ラ24a,24aを介して、左右の上刈刃ヘッド18,18が往復動し、左右の上刃15,15が下刃14上を摺動しながら往復動し、刈取作業がされる。このようにして、刈取がなされるのであるが、幅の広い中央刈刃押え20で左右の上刃15,15の中央部が同時に押圧されて且つ、被覆されているため、左右の上刃15,15間に石等の異物の侵入が防止されて破損も減少し、また、左右の上刃15,15に対して前後及び上下のずれを同じにできて、ガタが少なくなり、振動が軽減できて、耐久性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】全体側面図。
【図2】要部の平面図。
【図3】正面図,平面図及び側断面図。
【図4】平面図及び切断側面図。
【符号の説明】
1 フレ−ム
2 走行装置
3 脱穀部
4 選別部
5 刈取部
6 穀稈搬送装置
7 刈取フレ−ム
8 ギヤケ−ス
9 支持枠
10 前フレ−ム
11 分草杆
12 刈刃台
13 刈刃装置
14 下刃
15 上刃
16 下刈刃バ−
17 上刈刃バ−
18 上刈刃ヘッド
19 刈刃押え
20 中央刈刃押え
21 支持板
22 回動軸
23 揺動ア−ム
24 駆動ロッド
24a ロ−ラ
25 受刃
25a 刃面
26 前ガイド
27 後ガイド
28 空間部

Claims (1)

  1. 固定の下刃14の上面に左右に分割された上刃15,15を摺動自在に重合し、この左右の上刃15,15の互いに逆方向への往復摺動により切断を行うバリカン式の刈刃装置13において、前記左右の上刃15,15同士の相対向する中央側両縁部に刃部を形成し、該左右の上刃15,15の中央側両端部を該左右の上刃15,15が最大離間した状態においても該左右の上刃15,15の中央側両端部間を覆うように幅広に一体的に形成された中央刈刃押え20で同時に押えるように構成したことを特徴とする刈刃装置。
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